JP2012098135A - 機器使用電力計測装置、機器使用電力計測プログラム、及び、機器使用電力計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで機器毎に使用電力を計測することができる機器使用電力計測装置等を提供する。
【解決手段】機器使用電力計測装置1は、電力線6上に設けられたセンサ33から、複数の機器2の使用電力量の総量を取得する。また、機器使用電力計測装置1は、使用電力量の総量を取得している間の各機器の運転状態を通信線を介して取得する。そして、機器使用電力計測装置1は、各機器の運転状態における消費電力の概算値を求め、求めた概算値に応じて、取得した使用電力量の総量を各機器2に按分する。
【選択図】図1
【解決手段】機器使用電力計測装置1は、電力線6上に設けられたセンサ33から、複数の機器2の使用電力量の総量を取得する。また、機器使用電力計測装置1は、使用電力量の総量を取得している間の各機器の運転状態を通信線を介して取得する。そして、機器使用電力計測装置1は、各機器の運転状態における消費電力の概算値を求め、求めた概算値に応じて、取得した使用電力量の総量を各機器2に按分する。
【選択図】図1
Description
本発明は、機器使用電力計測装置、機器使用電力計測プログラム、及び、機器使用電力計測方法に関する。
建物の省エネ化を実現するためには、建物内の機器の使用電力量を個別に把握することが重要である。
特許文献1、2には、建物内の機器毎に使用電力を計測するセンサを配置し、機器毎に使用電力量を表示するシステムが開示されている。
特許文献1、2に記載のシステムでは、建物内の機器毎にセンサを配置する必要があるため、センサ配置に伴う費用が増大してしまうという問題があった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、低コストで機器毎に使用電力を計測することができる機器使用電力計測装置、機器使用電力計測プログラム、及び、機器使用電力計測方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る機器使用電力計測装置は、
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段と、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段と、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段と、
を備えることを特徴とする。
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段と、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段と、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る機器使用電力計測プログラムは、
コンピュータを、
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段、
として機能させることを特徴とする。
コンピュータを、
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段、
として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る機器使用電力計測方法は、
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測ステップと、
前記総電力計測ステップで使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出ステップと、
前記運転状態検出ステップで検出した運転状態で各機器を運転した場合の各機器の使用電力の概算値を、前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した各機器の使用電力の概算値と、前記総電力計測ステップで計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出ステップと、
を有することを特徴とする。
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測ステップと、
前記総電力計測ステップで使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出ステップと、
前記運転状態検出ステップで検出した運転状態で各機器を運転した場合の各機器の使用電力の概算値を、前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した各機器の使用電力の概算値と、前記総電力計測ステップで計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出ステップと、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、1つのセンサで複数機器の使用電力量を個別に計測することができる。従って、低コストで機器毎に使用電力を計測することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で下記の実施形態及び図面に変更を加えることが出来るのはもちろんである。また、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
≪第1の実施形態≫
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る機器使用電力計測装置1について説明する。第1の実施形態に係る機器使用電力計測装置1は、ある特定の建物に設置された複数の機器2の全体の使用電力量から、機器2毎の使用電力量を推測する装置である。
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る機器使用電力計測装置1について説明する。第1の実施形態に係る機器使用電力計測装置1は、ある特定の建物に設置された複数の機器2の全体の使用電力量から、機器2毎の使用電力量を推測する装置である。
なお、使用電力量の計測対象となる複数の機器2は、電力線6により電源4と接続されており、電力線6を介して電源4から電力が供給される。具体的には、電源4に接続された電力線6は分電盤3に接続される。そして、分電盤3内で主ブレーカー31を経由した後2本に分岐し、それぞれ子ブレーカー32を経由して分電盤3を出た後、複数の機器2と接続される。なお、本実施形態では、電源4に接続されて分岐する前の電力線6を幹線、分岐した後の電力線6を支線と呼称する。また、電力線6の幹線上には、センサ33が配置されている。センサ33は、電力線6を流れる電流を計測する電流計や、電力線6の電圧を計測する電圧計等を備えて構成されており、センサ33の出力端は機器使用電力計測装置1と接続される。
また、複数の機器2は、LAN(Local Area Network)ケーブル等の通信線(有線、無線を問わない)を介して、機器制御コントローラ5、および、機器使用電力計測装置1と接続されている。機器制御コントローラ5は、各機器2を制御するためのコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディドライブ、通信インターフェース、および、タッチパネル等を備えて構成される。機器制御コントローラ5は、通信線を介して、ユーザからの指示入力に基づいた制御信号を各機器2に送信して、各機器2を個別に制御する機能を有する。さらに、機器制御コントローラ5は、通信線を介して、各機器2から制御信号を受信することで、各機器2の運転状態を把握(表示)する機能を有する。また、このように機器制御コントローラ5と各機器2との間で送受信される機器2の制御情報は、通信線を介して、機器使用電力計測装置1にも送信される。
続いて、機器使用電力計測装置1の構成について説明する。機器使用電力計測装置1は、物理的には、CPU、動作プログラムを記憶するROM、ワーク領域となるRAM、記憶領域となるハードディスクドライブ、RTC(Real Time Clock)、タイマー、および、通信インターフェース等を備えて構成される。
機器使用電力計測装置1は、機能的には、図2に示すように、電力計測部11と、運転状態検出部12と、運転状態別概算電力記憶部13と、機器電力検出部14と、表示制御部15と、表示部16と、を備える。
これら各部のうち、電力計測部11、運転状態検出部12、機器電力検出部14、及び、表示制御部15は、CPUがROMに格納されている動作プログラムを実行することにより機能的に実現される。また、運転状態別概算電力記憶部13は、RAMやハードディスクドライブに記憶されている情報やデータベースである。
電力計測部11は、電源4から電力線6(幹線)に流れる電流や電圧を計測するセンサ33と接続され、センサ33の出力値に基づいて、電源4が各機器2に供給する電力の総量を計測する。具体的には、電力計測部11は、センサ33が出力する電流と電圧の値を乗算して電力を計測すればよい。そして、電力計測部11は、所定時間毎(例えば、1分毎)に、計測した電力を該所定時間内で積算した電力量(即ち、各機器2の使用電力量の総量)を示す情報を機器電力検出部14に出力する。
運転状態検出部12は、通信線を介して、各機器2を制御する制御信号を受信する。運転状態検出部12は、所定時間毎(例えば、1分毎)に、受信した制御信号を解析して、機器2各々の運転状態を検出(判別)する。そして、運転状態検出部12は、検出した機器2の運転状態を識別する運転状態識別情報を機器電力検出部14に出力する。
なお、運転状態検出部12は、機器制御コントローラ5から、機器2各々の制御情報を受信して、運転状態を検出してもよい。
なお、運転状態検出部12は、機器制御コントローラ5から、機器2各々の制御情報を受信して、運転状態を検出してもよい。
なお、電力計測部11と運転状態検出部12とは互いに同期が取れており、電力計測部11が機器電力検出部14に電力量を示す情報を出力するタイミングと、運転状態検出部12が機器電力検出部14に運転状態識別情報を出力するタイミングとは同じである。
ここで、電力計測部11および運転状態検出部12が、機器電力検出部14へ情報を出力するタイミングについて、図3を参照してより具体的に説明する。図3は、電力計測部11が計測した電力の時間変化を示す図である。
電力計測部11は、所定の時間Δt毎に、直近時間Δt内での電力を積算した電力量を機器電力検出部14に出力する。例えば、時刻t1に電力量を出力した場合、次回の電力量の出力のタイミングは時刻t1+Δtであり、その時刻t1+Δtに、電力計測部11は、図3の斜線で示した部分の面積に相当する電力量を機器電力検出部14に出力する。また、この時刻t1+Δtに、運転状態検出部12は、各機器2の運転状態を検出して、機器電力検出部14に出力する。
図2に戻り、運転状態別概算電力記憶部13は、機器2の運転状態を識別する運転状態識別情報と、該運転状態で機器2を運転した場合の使用電力の概算値とを対応付けて記憶する。なお、機器2の周辺の環境(例えば、温度、湿度)等により、実際には、同じ運転状態であっても、使用電力は一定しない。従って、運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている使用電力の値は、あくまで目安となる概算値である。
なお、運転状態別概算電力記憶部13のに記憶されている概算電力の値は、1つの機器2のみを運転した場合に電力計測部11が計測した電力の値としてもよいし、機器2のマニュアルなどを参照して、オペレータが直接入力したものであってもよい。
ここで、機器2がエアコンである場合の運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている情報の具体例を図4(A)に示す。この場合、運転状態別概算電力記憶部13には、機種名とモードと設定温度とから構成される運転状態識別情報と、使用電力の概算値とが対応付けられ記憶される。例えば、この図の先頭エントリに示す情報から、エアコンを送風モードで運転した場合の使用電力は、およそ90Wであることがわかる。
また、機器2が照明である場合の運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている情報の具体例を図4(B)に示す。なお、この照明は、調光機能付きの照明である。この場合、運転状態別概算電力記憶部13には、機種名と点灯/消灯状態を示す情報と調光状態とから構成される運転状態識別情報と、使用電力の概算値とが対応付けられ記憶される。例えば、この図の先頭エントリに示す情報から、照明を100パーセントの調光で点灯させた場合の使用電力は、およそ100Wであることがわかる。
また、機器2がオーブンである場合の運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている情報の具体例を図4(C)に示す。この場合、運転状態別概算電力記憶部13には、機種名とON/OFF状態を示す情報とオーブン温度とから構成される運転状態識別情報と、使用電力の概算値とが対応付けられ記憶される。例えば、この図の先頭エントリに示す情報から、オーブンを60℃で使用した場合の使用電力は、およそ400Wであることがわかる。
図2に戻り、機器電力検出部14は、電力計測部11が計測した各機器2の使用電力量の総量と、運転状態検出部12が検出した機器2各々の運転状態と、運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている情報とに基づいて、機器2各々の使用電力量を求める。機器電力検出部14の行う処理の詳細については後述する。
表示制御部15は、機器電力検出部14が検出した機器2毎の使用電力量を表示する画面の表示データを作成して、表示部16に当該画面を表示させる。表示部16は、液晶パネル等を備え、表示制御部15の指示のもと、各種の情報を表示する。
続いて、機器使用電力計測装置1の動作について説明する。図5は、機器使用電力計測装置1の機器電力検出部14と表示制御部15とによって実行される機器使用電力表示処理のフローチャートである。
例えば、ユーザから処理開始の指示入力を受信した場合等に、機器電力検出部14は、電力計測部11および運転状態検出部12から、それぞれ、所定時間(例えば、1分間)内における各機器2の総電力量と、該所定時間内での各機器2の運転状態を識別する運転状態識別情報とを受信したか否かを判別する(ステップS101;Yes)。受信していないと判別した場合(ステップS101;No)、機器電力検出部14は、所定時間待機し(ステップS102)、ステップS101の判別処理を再度繰り返す。
受信したと判別した場合(ステップS101;Yes)、機器電力検出部14は、受信した運転状態識別情報が示す運転状態で各機器2を運転した場合の使用電力の概算値を機器2毎に取得する(ステップS103)。具体的には、機器電力検出部14は、運転状態別概算電力記憶部13から、受信した運転状態識別情報に対応付けられている使用電力の概算値を取得すればよい。
続いて、機器電力検出部14は、機器2毎に取得した使用電力の概算値の各機器2間での比率を求める(ステップS104)。
そして、機器電力検出部14は、ステップS101で取得した総電力量を求めた比率で按分した電力量を、各機器2の電力量として検出する(ステップS105)。
例えば、総電力量がWALLであり、機器2A、2B、2Cの使用電力の概算値の比率が「RA:RB:RC」と算出された場合を考える。この場合、機器電力検出部14は、機器2A、2B、2Cの使用電力用量WA、WB、WCを下式のように求めることができる。
WA=WALL・(RA/RA+RB+RC)
WB=WALL・(RB/RA+RB+RC)
WC=WALL・(RC/RA+RB+RC)
WA=WALL・(RA/RA+RB+RC)
WB=WALL・(RB/RA+RB+RC)
WC=WALL・(RC/RA+RB+RC)
続いて、表示制御部15は、機器電力検出部14が検出した各機器2の電力量を表示する画面の表示データを作成し(ステップS106)、表示部16に当該画面を表示させる(ステップS107)。なお、既に表示部16に前回分の画像が表示されている場合には、表示制御部15は、画面を更新して表示する。
以降は、処理はステップS101に戻り、電力計測部11と運転状態検出部12とからの情報の受信(ステップS101;Yes)がある度に、上述した一連の処理(ステップS103〜ステップS107)が実施されて、機器2毎の最新の使用電力量が表示部16に表示され続ける。
続いて、具体例を挙げて、上述の機器使用電力表示処理についてさらに説明する。なお、運転状態別概算電力記憶部13には、図4に示す情報が予め記憶されているものとする。
機器使用電力表示処理が開始され、機器電力検出部14が、電力計測部11から総電力量3000W・sを示す情報を受信し、同タイミングで運転状態検出部12から、エアコンを冷房モードの設定温度26℃で運転したことを示す運転状態識別情報と、照明を100%の調光で点灯させたことを示す運転状態識別情報と、オーブンを100℃で使用していることを示す運転状態識別情報とを受信した場合を考える(図5、ステップS101;Yes)。
この場合、機器電力検出部14は、図4に示す運転状態別概算電力記憶部13に記憶されている情報から、エアコンの使用電力の概算値300W、照明の使用電力の概算値100W、および、オーブンの使用電力の概算値600Wを取得する(ステップS103)。
よって、オーブン、照明、エアコンの使用電力の比率は、「3:1:6」 と求まる(ステップS104)。従って、機器電力検出部14は、この比率に基づいて総電力量3000W・sを按分し、オーブン、照明、エアコンの使用電力量は、それぞれ、900W・s、300W・s、1800W・sと求める(ステップS105)。
そして、表示制御部15は、求めた機器2別の使用電力をグラフで表示する図6に示すような画面の表示データを作成し(ステップS106)、表示部16に表示させる(ステップS107)。
以上詳細に説明したように、第1の実施形態によれば、電力線6の幹線部分の電力量を計測するだけで、支線に接続された各機器2の使用電力を個別に計測することが可能となる。従って、機器2毎に電力計測センサ等を設ける必要がなく、低コストで機器2毎に使用電力を計測して表示することができる。
≪第2の実施形態≫
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に係る機器使用電力計測装置1は、図7に示すように、表示制御部15と表示部16とが無く、検出結果送信部17を新たに備える点が、第1の実施形態と異なる。
検出結果送信部17は、機器電力検出部14が検出した機器2毎の使用電力量を表示する画面の表示データを作成する。そして、検出結果送信部17は、RS485等の規格に準拠した通信線を介して、機器制御コントローラ5に作成した表示データを送信する。機器制御コントローラ5は、検出結果送信部17から受信した表示データを、タッチパネル等の画面に表示する。
このように、第2の実施形態では、機器2毎の使用電力量が機器制御コントローラ5に表示される。従って、ユーザはこの表示を見て、電力を余分に使用している機器2等があった場合に、機器制御コントローラ5からこの機器2の出力を下げるなどといった制御をすることができるため、ユーザの利便性をより高めることが可能となる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、第2の実施形態において、機器使用電力計測装置1の検出結果送信部17は、機器制御コントローラ5に表示データを送信したが、ユーザの携帯電話やPC(Personal Compute)、PDA(Personal Digital Assistant)等の外部機器に表示データを送信してもよい。また、検出結果送信部17は、機器電力検出部14が検出した機器2毎の使用電力量を示す情報を直接外部機器に送信して、外部機器側で当該情報を表示するための表示データを作成して表示してもよい。
また、例えば、本発明に係る機器使用電力計測装置1の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に係る機器使用電力計測装置1として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
1 機器使用電力計測装置
11 電力計測部
12 運転状態検出部
13 運転状態別概算電力記憶部
14 機器電力検出部
15 表示制御部
16 表示部
17 検出結果送信部
2 機器
3 分電盤
31 主ブレーカー
32 子ブレーカー
33 センサ
4 電源
5 機器制御コントローラ
6 電力線
11 電力計測部
12 運転状態検出部
13 運転状態別概算電力記憶部
14 機器電力検出部
15 表示制御部
16 表示部
17 検出結果送信部
2 機器
3 分電盤
31 主ブレーカー
32 子ブレーカー
33 センサ
4 電源
5 機器制御コントローラ
6 電力線
Claims (6)
- 電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段と、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段と、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段と、
を備えることを特徴とする機器使用電力計測装置。 - 前記機器電力検出手段は、
前記運転状態検出手段が検出した運転状態で各機器を運転した場合の各機器の使用電力の概算値の比率に応じて前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量を按分した電力量を前記各機器の電力量として検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の機器使用電力計測装置。 - 前記機器電力検出手段が検出した前記機器各々の使用電力量を前記機器毎に表示する表示手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の機器使用電力計測装置。 - 前記機器電力検出手段が検出した前記機器各々の使用電力量を前記機器毎に表示するためのデータを通信ネットワークを介して外部機器に送信する検出結果送信手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の機器使用電力計測装置。 - コンピュータを、
電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測手段、
前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段、
前記総電力計測手段が使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出手段、
前記運転状態検出手段が検出した機器各々の運転状態を示す情報に対応付けられている使用電力の概算値を前記運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した機器各々の使用電力の概算値と、前記総電力計測手段が計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出手段、
として機能させることを特徴とする機器使用電力計測プログラム。 - 電力線上に設けられたセンサから、複数の機器の使用電力量の総量を計測する総電力計測ステップと、
前記総電力計測ステップで使用電力量の総量を計測している間の、前記複数の機器各々の運転状態を検出する運転状態検出ステップと、
前記運転状態検出ステップで検出した運転状態で各機器を運転した場合の各機器の使用電力の概算値を、前記複数の機器各々について、機器の運転状態を示す情報と、該運転状態で機器を運転した場合の使用電力の概算値と、を対応付けて記憶する運転状態別概算電力記憶手段から取得し、取得した各機器の使用電力の概算値と、前記総電力計測ステップで計測した使用電力量の総量と、に基づいて、前記機器各々の使用電力量を検出する機器電力検出ステップと、
を有することを特徴とする機器使用電力計測方法。
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JP2010245739A JP2012098135A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | 機器使用電力計測装置、機器使用電力計測プログラム、及び、機器使用電力計測方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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