JP2012095350A - アンテナコイル及びアンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アンテナ装置101はアンテナコイル91と回路基板31とで構成されている。アンテナコイル91は、コイル導体34−1,34−2が形成されたフレキシブル基板32と磁性体コア33−1,33−2とで構成されている。磁性体コア33−1,33−2はフレキシブル基板32の貫通孔にそれぞれ挿入されている。第1のコイル導体34−1及び第2のコイル導体34−2のうち、磁性体コア33−1,33−2の第1主面に近接する第1の導体部分と、磁性体コア33−1,33−2の第2主面に近接する第2の導体部分とは、磁性体コア33−1,33−2の第1主面または第2主面の法線方向から見て重ならない位置にあり、第2の導体部分は第1の導体部分に比べて回路基板31の中心より遠い位置に配置されている。
【選択図】図3
Description
特許文献3には、ループ状のコイルの下に磁性体を設置した構成が開示されている。
(1)それぞれ巻回中心部を導体開口部とする渦巻き状に形成された第1のコイル導体及び第2のコイル導体と、
第1主面、該第1主面と対向する第2主面を有し、前記第1のコイル導体の導体開口部及び前記第2のコイル導体の導体開口部にそれぞれ挿入された磁性体コアと、を備え、
前記第1のコイル導体及び前記第2のコイル導体は、前記磁性体コアの第1主面に近接する第1の導体部分と、前記磁性体コアの第2主面に近接する第2の導体部分とが、前記磁性体コアの第1主面または第2主面の法線方向から見て重ならない位置にあり、かつ、前記第1のコイル導体の形成領域及び前記第2のコイル導体の形成領域は、前記磁性体コアの第1主面または第2主面の法線方向から見て重ならない位置にあり、
前記第1のコイル導体の第2の導体部分及び前記第2のコイル導体の第2の導体部分がそれぞれ第1の導体部分に比べて、前記第1のコイル導体と前記第2のコイル導体との形成領域の外形の端部寄りになるように配置されたことを特徴とする。
この構成により、通信相手のアンテナから放射される磁界がアンテナコイルと鎖交しやすいため、導体板とアンテナコイルとの間隔の変動やばらつきによる特性劣化が小さい。
このことにより、磁路の磁気抵抗が小さくなって、相手側アンテナとの結合係数が大きくなる。
前記磁性体コアは、それぞれ前記フレキシブル基板の第1の主面から前記導体開口部側貫通孔を貫通し、且つ前記フレキシブル基板の第2の主面から前記コイル導体形成領域外貫通孔を貫通する状態に設けられた構造としてもよい。すなわち、フレキシブル基板に磁性体コアを挿入する孔を一つの磁性体コア(コイル導体)について2つずつ設ける。
この構成により、フレキシブル基板と磁性体コアとの接着を1層の粘着層で行うことができ、両面テープ等の部材費を削減できる。
そのことにより、部品点数が減るため、製造コスト及び部品コストが削減できる。
第1の実施形態に係るアンテナ装置について、図2〜図11を参照して説明する。
図2は第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成要素の一つであるフレキシブル基板32の展開図である。
図12(A),図12(B),図12(C),図12(D)は、第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成要素であるアンテナコイル92の構成図である。図12(A)はアンテナコイル92の組み立て前の平面図、図12(B)はアンテナコイル92の上面図、図12(C)はアンテナコイル92の断面図、図12(D)はアンテナコイル92の下面図である。図12(C)に表れているように、磁性体コア33−1,33−2はフレキシブル基板32に対して粘着層36を介して接着されている。
図13(A)はアンテナ装置102の平面図、図3(B)はアンテナ装置102の正面図である。
この構造により、磁路の磁気抵抗が小さくなって、相手側アンテナとの結合係数が大きくなる。
図14(A),図14(B),図14(C),図14(D)は、第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成要素であるアンテナコイル93の構成図である。図14(A)はアンテナコイル93の組み立て前の平面図、図14(B)はアンテナコイル93の上面図、図14(C)はアンテナコイル93の断面図、図14(D)はアンテナコイル93の下面図である。
図15(A),図15(B),図15(C)は、第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成要素であるアンテナコイル94の構成図である。図15(A)はアンテナコイル94の組み立て前の平面図、図15(B)はアンテナコイル94の上面図、図15(C)はアンテナコイル94の下面図である。
図16(A),図16(B),図16(C)は、第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成要素であるアンテナコイル95の構成図である。図16(A)はアンテナコイル95の組み立て前の平面図、図16(B)はアンテナコイル95の上面図、図16(C)はアンテナコイル95の下面図である。
前記磁性体コア33は、フレキシブル基板32の第1の主面から導体開口部側貫通孔32W−11を貫通し、且つフレキシブル基板32の第2の主面からコイル導体形成領域外貫通孔32W−12を貫通し、且つ、フレキシブル基板32の第1の主面からコイル導体形成領域外貫通孔32W−22を貫通し、フレキシブル基板32の第2の主面から導体開口部側貫通孔32W−21を貫通する状態に設けられる。そして、フレキシブル基板32の第1の主面側が回路基板側を向くように配置される。
この構成により部品点数が減るため、製造コスト及び部品コストが削減できる。
32…フレキシブル基板
32W−1,32W−2…貫通孔
32W−12,32W−22…コイル導体形成領域外貫通孔
32W−11,32W−22…導体開口部側貫通孔
33,33−1,33−2…磁性体コア
34−1,34−2…コイル導体
34−1A,34−2A…コイル導体接続部
34−11,34−21…第1の導体部分
34−12,34−22…第2の導体部分
35…ピン
36…粘着層
91〜95…アンテナコイル
101,102…アンテナ装置
Claims (6)
- それぞれ巻回中心部を導体開口部とする渦巻き状に形成された第1のコイル導体及び第2のコイル導体と、
第1主面、該第1主面と対向する第2主面を有し、前記第1のコイル導体の導体開口部及び前記第2のコイル導体の導体開口部にそれぞれ挿入された磁性体コアと、を備え、
前記第1のコイル導体及び前記第2のコイル導体は、前記磁性体コアの第1主面に近接する第1の導体部分と、前記磁性体コアの第2主面に近接する第2の導体部分とが、前記磁性体コアの第1主面または第2主面の法線方向から見て重ならない位置にあり、かつ、前記第1のコイル導体の形成領域及び前記第2のコイル導体の形成領域は、前記磁性体コアの第1主面または第2主面の法線方向から見て重ならない位置にあり、
前記第1のコイル導体の第2の導体部分及び前記第2のコイル導体の第2の導体部分がそれぞれ第1の導体部分に比べて、前記第1のコイル導体と前記第2のコイル導体との形成領域の外形の端部寄りになるように配置されたアンテナコイル。 - 前記磁性体コアは、磁束の出入りする端部が他の部分より太い、請求項1に記載のアンテナコイル。
- 前記第1のコイル導体及び前記第2のコイル導体はフレキシブル基板に形成された、請求項1または請求項2に記載のアンテナコイル。
- 前記フレキシブル基板は、前記導体開口部に前記磁性体コアが貫通する導体開口部側貫通孔と、前記コイル導体の形成領域外に、前記磁性体コアが貫通するコイル導体形成領域外貫通孔と、を備え、
前記磁性体コアは、それぞれ前記フレキシブル基板の第1の主面から前記導体開口部側貫通孔を貫通し、且つ前記フレキシブル基板の第2の主面から前記コイル導体形成領域外貫通孔を貫通する状態に設けられた、請求項3に記載のアンテナコイル。 - 前記第1のコイル導体の前記導体開口部に挿入される前記磁性体コアと、前記第2のコイル導体の前記導体開口部に挿通される前記磁性体コアとは、単一の磁性体コアで構成された、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のアンテナコイル。
- 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のアンテナコイルと、前記アンテナコイルと近接する導体板と、を有するアンテナ装置であって、
前記第1のコイル導体は前記導体板の一方端付近に配置され、前記第2のコイル導体は前記導体板の他方端付近に配置されている、アンテナ装置。
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