JP2012093491A5 - - Google Patents

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電子楽器
本発明は、電子楽器に関し、特に、伴奏音を含むループ・フレーズをループ録音によって作成する場合に、音質の良いループ・フレーズを作成できる電子楽器に関する。
特許文献1,2には、RAMなどの記憶手段に記憶された楽音と、新たに入力された楽音とを合成して、前記記憶手段に多重録音できるレコーダが記載されている。このような多重録音可能なレコーダを用い、所定長のループ区間をループ(周回)させつつ、そのループの各周において入力された演奏音を多重録音していく、所謂「ループ録音」と呼ばれる録音を行うことにより、自動演奏用のループ・フレーズを作成できる。
特開2006−023569号公報 特開2006−023594号公報
上記特許文献に記載されるレコーダを用いて、伴奏音に合わせて演奏者が演奏した演奏音とをループ録音によって多重録音する場合に、2周目以降のループにおいて、1周目において録音された伴奏音に、繰り返された伴奏音がほぼ同じタイミングで重ねて録音されると、波形のレベルが意図せずに増幅したり、位相がずれたような音色が生じることがあり、得られるループ・フレーズの音質が損なわれるという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、伴奏音を含むループ・フレーズをループ録音によって作成する場合に、音質の良いループ・フレーズを作成できる電子楽器を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段および発明の効果
この目的を達成するために、請求項1記載の電子楽器によれば、記憶手段に記憶された伴奏音又は演奏音を含む楽音であって所定区間の楽音が、ループ再生手段により該記憶手段から順次読み出された場合に、その順次読み出された楽音と、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音又は順次入力された演奏音の少なくとも一方とが、ループ記憶制御手段によって合成され、前記所定区間をループしながら前記記憶手段に順次記憶される。このループ記憶制御手段において、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音は、前記所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶されるよう、伴奏音記憶制御手段によって制御される。よって、伴奏音発生手段により順次発生される伴奏音が、繰り返し重ねて記憶手段に記憶されることがないので、記憶手段に記憶された伴奏音は、その波形のレベルに意図しない増幅が生じたり、位相がずれたような音色が発生するなどの、音質に悪影響を与える不具合の発生を防ぐことができ、音質の良いループ・フレーズを作成できるという効果がある。
なお、請求項1において「前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶する」とは、伴奏音をループ1周分のみ記憶する構成を表すだけでなく、1周分を適切な音量レベルで記憶し、1周を超える分を、上記適切な音量レベルに比べてごく小さい音量レベルで記憶するなど、ループ1周分のみ記憶することと実質的に同等の構成を含むものとする。また、この「前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶する」は、伴奏音を該所定区間の最初から最後までの1周分だけ記憶手段に記憶することに限定されず、所定区間内の所定位置から、次のループにおける当該所定位置に到るまでの1周分の伴奏音を記憶手段に記憶することを含むことを意図する。
請求項2記載の電子楽器によれば、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、当該伴奏音発生手段による伴奏音の発生が停止される。これにより、伴奏音を記憶手段に記憶させない間、伴奏音発生手段による伴奏音の発生が停止されるので、その分、制御負荷を抑制できるという効果がある。
請求項3記載の電子楽器によれば、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、その後も当該伴奏音発生手段によって伴奏音が順次発生されつつ、その発生された伴奏音が記憶手段に非記憶とされる。これにより、伴奏音を記憶手段に記憶させない間も、伴奏音発生手段による伴奏音の発生が継続して行われるので、伴奏音に関する情報を得て各種報知を行うことができるという効果がある。
請求項4記載の電子楽器によれば、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、その後も伴奏音発生手段によって伴奏音が順次発生されつつ、発生された伴奏音の音量レベルがゼロとなるように、又は、発生された伴奏音の音量レベルが記憶手段に記憶された所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さくなるように、発生された伴奏音の音量が設定される。この場合、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が所定区間のループ1周分だけ記憶手段に記憶された後も、その記憶手段には伴奏音が継続して記憶されることになる。しかしながら、ループ2周目以降に記憶手段に記憶された伴奏音の音量レベルは、ゼロであるか、又は、記憶手段に記憶された所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さいので、この電子楽器は、記憶手段に伴奏音がループ1周分のみ記憶されることと実質的に同等の構成となる。よって、記憶手段に記憶された伴奏音の波形のレベルに意図しない増幅が生じたり、位相がずれたような音色が発生するなどの、音質に悪影響を与える不具合の発生を防ぐことができ、音質の良いループ・フレーズを作成できるという効果がある。
請求項記載の電子楽器によれば、記憶手段に記憶された演奏情報(伴奏音の演奏情報又は演奏に基づく演奏情報)であって所定区間の演奏情報が、ループ再生手段により該記憶手段から順次読み出されることによりループ再生される場合に、その順次読み出された演奏情報と、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報又は順次入力された演奏に基づく演奏情報の少なくとも一方とが、ループ記憶制御手段によってマージされ、前記所定区間をループしながら前記記憶手段に順次記憶される。このループ記憶制御手段において、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報は、前記所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶されるよう、伴奏音記憶制御手段によって制御される。よって、伴奏音発生手段により順次発生される伴奏音の演奏情報が、繰り返し重ねて記憶手段に記憶されることがないので、記憶手段に記憶された演奏情報に基づく伴奏音の波形のレベルに意図しない増幅が生じたり、位相がずれたような音色が発生するなどの、音質に悪影響を与える不具合の発生を防ぐことができ、音質の良いループ・フレーズを作成できるという効果がある。
なお、請求項において「前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶する」とは、伴奏音の演奏情報をループ1周分のみ記憶する構成を表すだけでなく、1周分の伴奏音が適切な音量レベルとなるような演奏情報を記憶し、1周を超える分について、上記適切な音量レベルに比べてごく小さい音量レベルとなるような演奏情報を記憶するなど、ループ1周分のみ記憶することと実質的に同等の構成を含むものとする。また、この「前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶する」は、演奏情報を該所定区間の最初から最後までの1周分だけ記憶手段に記憶することに限定されず、所定区間内の所定位置から、次のループにおける当該所定位置に到るまでの1周分の演奏情報を記憶手段に記憶することを含むことを意図する。
請求項6記載の電子楽器によれば、請求項5が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、当該伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報の読み出しが停止される。これにより、伴奏音の演奏情報を記憶手段に記憶させない間、伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報の読み出しが停止されるので、その分、制御負荷を抑制できるという効果がある。
請求項7記載の電子楽器によれば、請求項5が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、その後も当該伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報が順次読み出されつつ、その伴奏音の演奏情報が記憶手段に非記憶とされる。これにより、伴奏音を記憶手段に記憶させない間も、伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報が継続して読み出されるので、伴奏音の演奏情報に基づく各種報知を行うことができるという効果がある。
請求項8記載の電子楽器によれば、請求項5が奏する効果に加え、次の効果を奏する。伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が所定区間のループ1周分のみ記憶手段に記憶された場合に、その後も当該伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報が順次読み出されつつ、発生された伴奏音の音量レベルがゼロとなるように、又は、発生された伴奏音の音量レベルが記憶手段に記憶された所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さくなるように、発生された伴奏音の演奏情報に含まれる音量情報が設定される。この場合、伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が所定区間のループ1周分だけ記憶手段に記憶された後も、その記憶手段には伴奏音の演奏情報が継続して記憶されることになる。しかしながら、ループ2周目以降に記憶手段に記憶された伴奏音の演奏情報に基づいて発音される伴奏音の音量レベルは、ゼロであるか、又は、記憶手段に記憶された所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さいので、この電子楽器は、記憶手段に伴奏音の演奏情報がループ1周分のみ記憶されることと実質的に同等の構成となる。よって、記憶手段に記憶された演奏情報に基づく伴奏音の波形のレベルに意図しない増幅が生じたり、位相がずれたような音色が発生するなどの、音質に悪影響を与える不具合の発生を防ぐことができ、音質の良いループ・フレーズを作成できるという効果がある。
請求項9記載の電子楽器によれば、請求項1から8のいずれかが奏する効果に加え、演奏音または演奏音の演奏情報を外部より入力する入力端子を備えているので、外部から入力された演奏音または演奏音の演奏情報も、ループ・フレーズの素材として使用できるという効果がある。
本発明の一実施形態である電子楽器の構成を示すブロック図である。 電子楽器の外観の一例を示す模式図である。 電子楽器のCPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。 メイン処理の中で実行されるループ録音処理を示すフローチャートである。 ループ録音処理の実行に伴う演奏情報及び楽音の流れを模式的に示すルーティング図である。 ループ録音により演奏情報を録音する場合における演奏情報及び楽音の流れを模式的に示すルーティング図である。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である電子楽器1の構成を示すブロック図である。この電子楽器1は、ループ録音機能を有し、そのループ録音機能を用いて、自動伴奏(自動演奏)による伴奏音に、演奏者が鍵盤16などからの入力に基づく演奏音を重ねたループ・フレーズを作成することができるように構成されている。詳細は後述するが、本実施形態の電子楽器1は、自動伴奏による伴奏音を含むループ・フレーズを作成する場合に、ループ録音における2周目以降の重ね録音(多重録音)の際に自動伴奏を停止するよう制御するので、良好な音質のループ・フレーズを作成することができる。
図1に示すように、電子楽器1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、フラッシュメモリ14と、操作パネル15と、鍵盤16と、MIDI_I/F17と、USB_I/F18と、音源19と、DSP20と、デジタルアナログコンバータ(DAC)21と、アナログデジタルコンバータ(ADC)22とを有しており、DAC21及びADC22を除く各部11〜20は、バスライン23を介して接続されている。DAC21及びADC22は、それぞれ、DSP20に接続されている。
CPU11は、ROM12やRAM13に記憶される固定値データや制御プログラムに従って、電子楽器1の各部を制御する中央制御装置である。ROM12は、書き替え不能なメモリであって、CPU11に実行させる制御プログラム12aや、この制御プログラム12aが実行される際にCPU11により参照される固定値データ(図示せず)などが記憶される。なお、図3及び図4のフローチャートに示す各処理は、制御プログラム12aにより実行される。
RAM13は、書き替え可能なメモリであり、CPU11が制御プログラム12aを実行するにあたり、各種のデータを一時的に記憶するためのワークエリア(図示せず)を有している。RAM13は、録音用メモリ13aを有している。録音用メモリ13aには、ループ録音処理(図4参照)による録音データ(本実施形態では、楽音のオーディオ信号)が記憶される。
フラッシュメモリ14は、書き換え可能な不揮発性のメモリであり、自動伴奏パターンメモリ14aと、保存用メモリ14bとを有している。自動伴奏パターンメモリ14aには、複数の、MIDIデータ(演奏情報)から構成される自動伴奏パターンが記憶される。なお、MIDIとは「Musical Instrument Digital Interface」の略である。自動伴奏パターンメモリ14aに記憶される複数の自動伴奏パターンには、スタイル(例えば、ポップス、ジャズ、ロック等)毎に、1又は複数のパターンが含まれる。また、自動伴奏パターンメモリ14aに記憶される自動伴奏パターンは、メトロノーム音やドラムパターンなどであってもよい。自動伴奏パターンメモリ14aに記憶される各自動伴奏パターンは、各自動伴奏パターンを特定する番号(自動伴奏パターン番号)により管理される。以下では、自動伴奏パターンを構成する演奏情報(MIDIデータ)を「自動伴奏演奏情報」と称することがある。保存用メモリ14bには、ループ録音処理(図4参照)による重ね録音により作成されたループ・フレーズが保存される。
操作パネル15は、電子楽器1において操作するための各種操作子や、電子楽器1の操作に基づく各種情報を表示するディスプレイなどを含んで構成されるパネルである。詳細は図2を参照して後述するが、操作パネル15には、ループ録音を行うために必要な各種操作子が設けられている。
鍵盤16は、複数の白鍵および黒鍵から構成される。鍵盤16が演奏者によって操作(押鍵又は離鍵)されると、音高情報及び音量情報などを含むノートオン情報や、離鍵されたことを示すノートオフ情報等から構成されるMIDIデータが、CPU11による制御に基づき、音源19に供給される。以下では、演奏者が鍵盤16を操作することにより音源19に供給されるMIDIデータ(演奏情報)を「手弾き演奏情報」と称することがある。
MIDI_I/F17は、外部MIDI機器43(例えば、MIDIキーボードなど)を接続するためのインターフェイスである。外部MIDI機器43から出力された演奏情報としてのMIDIデータは、MIDI_I/F17を介して、音源19に供給される。以下では、MIDI_I/F17を介して外部MIDI機器43から入力され、音源19に供給される演奏情報(MIDIデータ)を「外部MIDI演奏情報」と称することがある。
USB_I/F18は、USBメモリ31を接続するためのインターフェイスである。USB_I/F18にUSBメモリ31を接続することにより、ループ録音処理(図4参照)による重ね録音により作成されたループ・フレーズを、保存用メモリ14bに換えて、USBメモリ31に設けた保存用メモリ31aに保存することができる。あるいは、保存用メモリ14bに保存されているループ・フレーズを、USBメモリ31の保存用メモリ31aにコピー又は移動することができる。電子楽器1にて作成されたループ・フレーズをUSBメモリ31(保存用メモリ31a)に保存することにより、作成したループ・フレーズを他の電子楽器やPC、オーディオ機器などで使用することが可能となる。
音源19は、自動伴奏演奏情報、手弾き演奏情報、又は外部MIDI演奏情報に基づき、内蔵の波形メモリ(図示せず)に記憶されている楽音波形から、各演奏情報に応じた音高、音量、音色の楽音(オーディオ信号)を発生したり、その楽音の発生を停止したりする。図示されない波形メモリには、種々の音色(例えば、ピアノやギターなど)の楽音波形が、音高に応じて記憶されている。
音源19から出力されたデジタル信号である楽音は、DAC21に入力され、DAC21によりアナログ信号に変換されて出力される。DAC21には、図示されないアンプを介してスピーカ41が接続されており、DAC21により変換されたアナログ信号の楽音はアンプにより増幅されてスピーカ41から放音される。
ADC22には、マイク42などの楽音入力機器が接続される。マイク42からADC22に入力されたアナログ信号の楽音(例えば、音声などの演奏音)は、ADC22によりデジタル信号に変換されて、DSP20へ出力される。なお、ADC22を介してマイク42などの楽音入力機器から入力された楽音を「外部入力音」と称することがある。また、ADC22に接続される楽音入力装置としては、上述したマイク42以外にも、ギターやベースなどの電気楽器や、シンセサイザーなどの電子楽器などであってもよい。即ち、上記電気楽器や上記電子楽器などから出力されるアナログ信号をADC22を介して外部入力音として電子楽器1に入力してもよい。なお、ギターやベースなどの電気楽器から出力される外部入力音としてのアナログ信号は、プリアンプや各種エフェクターを経由してADC22に入力されるものであってもよい。
上記構成を有する本実施形態の電子楽器1は、ループ録音機能により、自動伴奏パターン(自動伴奏演奏情報)に基づく伴奏音に、鍵盤16から入力された手弾き演奏情報に基づく演奏音、MIDI_I/F17を介して入力された外部MIDI演奏情報に基づく演奏音、及びADC22を介して入力された外部入力音のうち、少なくとも1つの音を重ね録音(多重録音)することができる。
次に、図2を参照して、上述した操作パネル15について説明する。図2は、電子楽器1の外観の一例を示す模式図である。図2に示すように、操作パネル15は、鍵盤16の上方に設けられる。
操作パネル15には、液晶ディスプレイ(LCD)15aと、VALUEボタン15bと、START/STOPボタン15cと、WRITEボタン15dとが設けられる。LCD15aは、電子楽器1の操作に基づく各種情報を表示する表示画面である。図2に示すように、LCD15aには、現在設定されている自動伴奏パターンを示す自動伴奏パターン番号が表示されると共に、現在の演奏テンポと、設定された自動伴奏パターンに対する演奏長とが表示される。具体的に、図2に示す例では、LCD15aには、「自動伴奏パターン番号:01」と、「TEMPO=120」と、「MEASURE=4」とが表示されている。これは、自動伴奏パターン番号が「01」である自動伴奏パターンが設定され、現在のテンポが「120」であり、設定された自動伴奏パターンの演奏長が「4小節」であることを示す。
VALUEボタン15bは、各種パラメータの数値を増減させるための操作子である。このVALUEボタン15bは、例えば、自動伴奏パターンメモリ14aに記憶される複数の自動伴奏パターンの中から、自動伴奏させるための1つの自動伴奏パターンを演奏者に選択させるために使用される。VALUEボタン15bは、数値を大きくするための+ボタン15b1と、数値を小さくするための−ボタン15b2とから構成される。演奏者は、自動伴奏パターンを選択する場合に、+ボタン15b1又は−ボタン15b2を適宜操作することにより、自動伴奏パターン番号の値を増減させ、所望の自動伴奏パターンに対応付けられた自動伴奏パターン番号の値に到達させることにより、1つの自動伴奏パターンを選択できる。また、VALUEボタン15bは、テンポ(TEMPO)の値を設定する場合にも使用される。
START/STOPボタン15cは、ループ録音の開始と終了とを指示するための操作子である。ループ録音がされていない状態で演奏者がSTART/STOPボタン15cを操作すると、後述するループ録音処理(図4参照)によるループ録音が開始される。一方で、ループ録音の実行中に演奏者がSTART/STOPボタン15cを操作することにより、実行中のループ録音を終了させることができる。
WRITEボタン15dは、RAM13の録音用メモリ13aに記憶(録音)されている録音データを、フラッシュメモリ14の保存用メモリ14b又はUSBメモリ31の保存用メモリ31aのいずれかに保存させるための操作子である。なお、保存用メモリ14b又は保存用メモリ31aのいずれに保存するかは、操作パネル15上に設けられた図示されない操作子により指定できる。
また、図2に示すように、電子楽器1には、オーディオ入力端子22aとMIDI入力端子17aとが操作パネル15の上方に設けられている。オーディオ入力端子22aは、マイク42などの楽音入力機器を接続するための端子であり、例えば、この端子22aにマイク42の端子を挿入することにより、マイク42をADC22に接続できる。また、MIDI入力端子17aは、外部MIDI機器43を接続するための端子であり、この端子17aに外部MIDI機器43の端子を挿入することにより、外部MIDI機器43を、MIDI_I/F17に接続することができる。
次に、図3を参照して、上記構成を有する電子楽器1のCPU11が実行するメイン処理について説明する。図3は、CPU11が実行するメイン処理を示すフローチャートである。
メイン処理は、電子楽器1への電源投入により起動し、電子楽器1の初期化処理(例えば、レジスタやフラグなどの初期化)を実行し(S301)、自動伴奏パターン番号の初期値(例えば、「01」)の自動伴奏パターンを設定する(S302)。次に、S302において設定された自動伴奏パターンのティック数及び拍情報と、現在のテンポとから、その自動伴奏パターンのループエンドポイントを算出する(S303)。
S303の処理後、VALUEボタン15b(15b1,15b2)が操作されたか否かを判定する(S304)。VALUEボタン15bが操作されておらず、S304による判定が否定される場合には(S304:No)、処理をS309へ移行する。
一方、VALUEボタン15bが操作されたと判定された場合(S304:Yes)、録音用メモリ13aに録音データがあるか否かを判定する(S305)。S305による判定が肯定される場合には(S305:Yes)、録音用メモリ13aの内容をクリア(ゼロクリア)し(S306)、処理をS307へ移行する。S305による判定が否定される場合には(S305:No)、S306の処理を行うことなく、処理をS307へ移行する。
S307では、VALUEボタン15bの操作により設定された自動伴奏パターン番号の設定値に応じた自動伴奏パターンを設定する(S307)。次に、S307において設定された自動伴奏パターンのティック数及び拍情報と、現在のテンポとから、その自動伴奏パターンのループエンドポイントを算出し(S308)、処理をS309へ移行する。
S309では、START/STOPボタン15cが操作されたか否かを判定する(S309)。START/STOPボタン15cが操作されたと判定された場合(S309:Yes)、ループ録音処理を実行する(S310)。なお、ループ録音処理(S310)において実行される詳細な処理については、図4を参照して後述する。ループ録音処理(S310)の実行後は、処理をS311へ移行する。一方、START/STOPボタン15cが操作されておらず、S309による判定が否定される場合もまた(S309:No)、処理をS311へ移行する。
S311では、WRITEボタン15dが操作されたか否かを判定する(S311)。WRITEボタン15dが操作されたと判定された場合には(S311:Yes)、録音用メモリ13aに録音されている録音データを、保存用メモリ14b又は保存用メモリ31aのうち、保存先として指定されたメモリに保存し(S312)、処理をS304へ戻す。一方で、WRITEボタン15dが操作されておらず、S311による判定が否定される場合もまた(S311:No)、処理をS304へ戻す。
次に、図4を参照して、上述したループ録音処理(S310)について説明する。図4は、メイン処理の中で実行されるループ録音処理(S310)を示すフローチャートである。ループ録音処理(S310)が開始されると、S302又はS307にて設定された自動伴奏パターンにおける読み出し開始アドレスの自動伴奏演奏情報を読み出して音源19に供給することにより自動伴奏を開始し、その自動伴奏の開始と同時に(即ち、その開始に同期させて)録音用メモリ13aへのループ録音を録音開始アドレスから開始する(S401)。
S401の処理後、ループ録音における1周目の録音を、上書き録音処理による録音用メモリ13aへの録音によって行う(S402)。自動伴奏情報に基づき音源19にて発生される楽音(オーディオ信号)を、録音用メモリ13aにおける録音開始アドレスから上書きにより録音する。このとき、自動伴奏に合わせて、鍵盤16又は外部MIDI機器43から演奏情報(手弾き演奏情報、外部MIDI演奏情報)が入力される場合には、その演奏情報に基づき音源19にて発生される楽音と、自動伴奏による楽音との合成音を録音用メモリ13aに上書き録音する。また、自動伴奏に合わせて、マイク42からADC22を介して外部入力音が入力される場合には、ADC22によりデジタル信号に変換された外部入力音と、自動伴奏による楽音との合成音を録音用メモリ13aに上書き録音する。なお、楽音の合成はDSP20において行われる。
S402の処理後、START/STOPボタン15cが操作されたか否かを判定する(S403)。START/STOPボタン15cが操作されたと判定された場合(S403:Yes)、処理をS412へ移行する。一方で、START/STOPボタン15cが操作されておらず、S403による判定が否定される場合は(S403:No)、ライトアドレスがループエンドポイントに到達したか否かを判定する(S404)。S404の判定に用いるループエンドポイントは、実行中の自動伴奏が、S302にて設定された自動伴奏パターンに基づくものであれば、S303にて設定されたループエンドポイントである。一方で、実行中の自動伴奏が、S307にて設定された自動伴奏パターンに基づくものであれば、S308にて設定されたループエンドポイントである。
自動伴奏がループエンドポイントに未だ到達せず、S404による判定が否定される場合には(S404:No)、処理をS402へ戻す。このとき、自動伴奏パターンのリードアドレスと録音用メモリ13aのライトアドレスとをそれぞれ歩進させる。
一方で、ライトアドレスがループエンドポイントに到達し、S404による判定が肯定される場合には(S404:Yes)、1周目の録音が終了したので、録音用メモリ13aのライトアドレスを録音開始アドレスに戻す(S405)。S405の処理後、自動伴奏パターンの読み出しを停止することにより、自動伴奏を停止する(S406)。
S406の処理後、録音用メモリ13aに録音されている楽音(オーディオ信号)を、録音開始アドレスに等しい読み出し開始アドレスから読み出して、ループ再生を開始する(S407)。
S407の処理後、ループ録音における2周目以降の録音を、重ね録音処理による録音用メモリ13aへの録音によって行う(S408)。具体的には、録音用メモリ13aから読み出した楽音と、音源19から新たに発生された楽音、又は、マイク42からADC22を介して新たに入力された外部入力音とをDSP20にて合成し、その合成音を録音用メモリ13aにおけるライトアドレスにより指定される位置に上書きにより録音する。なお、「音源19から新たに発生された楽音」としては、鍵盤16又は外部MIDI機器43から入力された演奏情報(手弾き演奏情報、外部MIDI演奏情報)に基づき音源19にて発生され出力される楽音が挙げられる。
S408の処理後、START/STOPボタン15cが操作されたか否かを判定する(S409)。START/STOPボタン15cが操作されたと判定された場合(S409:Yes)、処理をS412へ移行する。一方で、START/STOPボタン15cが操作されておらず、S409による判定が否定される場合は(S409:No)、ライトアドレスがループエンドポイントに到達したか否かを判定する(S410)。S410の判定に用いるループエンドポイントは、S404の判定に用いたループエンドポイントである。
ライトアドレスがループエンドポイントに未だ到達せず、S410による判定が否定される場合には(S410:No)、処理をS408へ戻す。このとき、録音用メモリ13aのライトアドレス及びリードアドレスをそれぞれ歩進させる。
一方で、ライトアドレスがループエンドポイントに到達し、S410による判定が肯定される場合には(S410:Yes)、録音用メモリ13aのライトアドレスを録音開始アドレスに戻す(S411)。このとき、録音用メモリ13aに録音されている楽音を、最初に戻して再生するために、録音用メモリ13aのリードアドレスも読み出し開始アドレスに戻す。
S403又はS409において、START/STOPボタン15cが操作されたと判定された場合(S403:Yes、S409:Yes)に実行されるS412では、録音用メモリ13aのループ再生を停止する(S412)。S412の処理後、ループ録音を停止し(S413)、録音用メモリ13aのライトアドレスを録音開始アドレスに戻し(S414)、ループ録音処理を終了し、図3のメイン処理に戻る。
ここで、図5を参照して、上述したループ録音処理により得られる効果について説明する。図5は、ループ録音処理の実行に伴う演奏情報及び楽音の流れを模式的に示すルーティング図である。なお、図5において、太線の矢印は、演奏情報(MIDIデータ)の流れを示し、細線の矢印は、楽音(オーディオ信号)の流れを示す。
自動伴奏パターンメモリ14aに記憶され、演奏者がVALUEボタン15bを操作して選択された1つの自動伴奏パターン(自動伴奏演奏情報)は、音源19に供給される。音源19において自動伴奏演奏情報に基づき発生した伴奏音としての楽音(オーディオ信号)は、DSP20に供給される。なお、自動伴奏演奏情報は、1周目の録音時にのみ音源19に供給されるが、2周目以降の録音時には、S406において自動伴奏が停止されるため、音源19への供給が停止される。
本実施形態の電子楽器1は、鍵盤16又は外部MIDI機器43から必要に応じて入力された演奏情報(手弾き演奏情報、外部MIDI演奏情報)に基づく楽音や、マイク42などの楽音入力機器から入力された楽音も、ループ・フレーズの素材として使用できる。
例えば、演奏者が鍵盤16を用いて演奏を行った場合には、その演奏に基づく手弾き演奏情報が音源19に供給され、その手弾き演奏情報に基づき音源19にて発生した楽音が、DSP20に供給される。また、外部MIDI機器43から外部MIDI演奏情報が供給された場合には、その外部MIDI演奏情報は、MIDI_I/F17を介して音源19へ供給され、その外部MIDI演奏情報に基づき音源19にて発生した楽音が、DSP20に供給される。また、マイク42から音声などの外部入力音が入力された場合には、その外部入力音は、ADC22によりデジタル信号に変換された後、DSP20に供給される。
1周目の録音時には、少なくとも、自動伴奏演奏情報に基づき音源19にて発生された楽音(伴奏音)が録音用メモリ13aに上書き録音される。なお、1周目の録音時に、鍵盤16からの手弾き演奏情報、外部MIDI機器43からの外部MIDI演奏情報、及びマイク42からの外部入力音のうち、少なくとも1つが入力された場合には、入力された演奏情報に基づく楽音や、入力された外部入力音は、DSP20にて、自動伴奏情報に基づく伴奏音と合成され、DSP20から出力される合成音が上書きによって録音用メモリ13aに録音される。一方で、DSP20から出力された楽音(即ち、少なくとも伴奏音を含む楽音)は、DAC21にも供給され、DAC21にてアナログ信号に変換された後、スピーカ41から放音される。
1周目の録音により、少なくとも伴奏音を含む楽音が録音用メモリ13aに録音されると、録音用メモリ13aに録音された楽音(即ち、少なくとも伴奏音を含む楽音)のループ再生が開始され、再生された楽音がDSP20に供給される。
上述した通り、2周目以降の録音時には、自動伴奏が停止されるために、音源19への自動伴奏演奏情報の供給が停止される。よって、2周目以降の録音時には、録音用メモリ13aに録音されていた楽音の再生音と、鍵盤16又は外部MIDI機器43から入力された演奏情報に基づく楽音及び/又はマイク42からADC22を介して入力された外部入力音とが、DSP20にて合成され(即ち、重ねられて)、DSP20から出力される楽音が上書きによって録音用メモリ13aに録音される。一方で、2周目以降においても、DSP20から出力された楽音は、DAC21に供給され、DAC21にてアナログ信号に変換された後、スピーカ41から放音される。
よって、上述した図4のループ録音処理によれば、ループ録音における1周目の録音では、自動伴奏パターンによる自動伴奏により発生した楽音(伴奏音)を録音用メモリ13aに録音するが、2周目の録音に入る前(即ち、S408の重ね録音処理が実行される前)に、S406において自動伴奏が停止されるので、2周目及びそれ以降の録音では、自動伴奏による伴奏音が、1周目の録音によって録音用メモリ13aに既に録音されている伴奏音に重ねて録音されることがない。このように、同じ自動伴奏パターン(自動伴奏演奏情報)に基づく同じ伴奏音がほぼ同じタイミングで重ねて録音されることがないので、波形レベルの意図しない増幅や、位相がずれたような音色の発生などの不具合が生じることを防止することができ、ループ録音により得られるループ・フレーズを音質の良いものにすることができる。また、2周目以降の録音時には、自動伴奏を停止するので、その分、制御負荷を抑制できる。
また、2周目以降の録音時には、自動伴奏が停止されるが、伴奏音は、1周目の録音時に録音用メモリ13aに既に録音されているので、録音用メモリ13aに録音されている楽音の再生により、演奏者は伴奏音を引き続き聞くことができる。よって、演奏者は、伴奏音をガイド音として利用しつつ、重ね録音するための演奏情報や楽音の入力タイミングを計ることができるので、ループ録音によるループ・フレーズを容易に作成できる。
以上説明した通り、本実施形態の電子楽器1によれば、ループ録音による2周目以降の録音時には、自動伴奏を停止するので、自動伴奏による伴奏音が重ね録音されず、その結果として、音質の良いループ・フレーズを作成することができる。伴奏音を含むループ・フレーズは、USB31などに保存すれば携帯可能であるので、ユーザの所望に応じた機器にて、伴奏音を含むループ・フレーズを再生することが可能である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、伴奏音として、演奏情報(MIDIデータ)に基づく自動伴奏(自動演奏)によって発生させた楽音を使用したが、これに限らず、オーディオデータの再生音や、メトロノームやクリックの再生音などを、伴奏音として使用してもよい。
また、上記実施形態では、ループ録音処理(図4参照)のS406において、自動伴奏を停止することにより、自動伴奏による伴奏音が、1周目の録音によって録音用メモリ13aに既に録音されている伴奏音に重ねて録音されないように構成した。これに換えて、S406において、自動伴奏により生じる伴奏音の音量をミュートする(即ち、オーディオ信号のレベルをゼロにする)構成としてもよい。この場合、ループ録音の2周目以降、録音用メモリ13aには、自動伴奏に基づく伴奏音が実質的に録音されないので、ループ録音の2周目以降において自動伴奏を停止する上記実施形態の場合と同様に、波形レベルの意図しない増幅や、位相がずれたような音色の発生などの不具合が生じることを防止することができ、得られるループ・フレーズを音質の良いものにすることができる。
あるいは、自動伴奏を停止することに換えて、S406において、自動伴奏により生じる伴奏音の音量を、ループフレーズの音質を損なわない程度に十分に小さくする構成としてもよい。
ループ録音の2周目以降において自動伴奏により生じる伴奏音の音量をミュートする構成を採用した場合、ループ録音の2周目以降においても、自動伴奏は継続して実行される。よって、かかる場合には、自動伴奏演奏情報の読み出しは継続して行われるので、読み出した演奏情報に基づく各種表示(例えば、コード進行の表示など)をLCD15aに出力することができるため、演奏者が演奏するために有用な情報を与えることができる。
また、上記実施形態では、ループ録音処理(図4参照)のS406において、自動伴奏パターンの読み出しを停止することにより自動伴奏を停止する構成としたが、自動伴奏演奏情報の読み出しは行うが、その自動伴奏演奏情報を音源19に供給しないようにする構成としてもよい。あるいは、ループ録音の2周目以降において、自動伴奏演奏情報の読み出しと音源19への供給は行うが、音源19から出力された伴奏音を録音用メモリ13aに記憶させない(録音の対象としない)ようにしてもよい。
また、上記実施形態では、録音用メモリ13aに、楽音(オーディオ信号)を録音する構成としたが、録音用メモリ13aの記録対象が演奏情報(MIDIデータ)としてもよい。ここで、図6は、ループ録音により演奏情報を録音(記録)する場合における演奏情報及び楽音の流れを模式的に示すルーティング図である。なお、図6において、上述した実施形態と同一の箇所には同一の符号を付し、その説明は省略する。また、この例では、上述した電子楽器1のようにDSP20を必須とせず、音源19から出力されるオーディオ信号を直接DAC21に接続することでも実現可能である。
図6に示すように、自動伴奏パターンメモリ14aに記憶され、演奏者により選択された1つの自動伴奏パターンを構成する自動伴奏演奏情報は、CPU11による制御によって読み出されて録音素材として供給される。なお、上記実施形態と同様、自動伴奏演奏情報は、1周目の録音時にのみ読み出され、2周目以降の録音時には、読み出しが停止(自動伴奏が停止)され、自動伴奏演奏情報の供給が停止される。
一方で、演奏者が鍵盤16を用いて演奏を行った場合には、その演奏に基づく手弾き演奏情報が録音素材として供給される。また、外部MIDI機器43から外部MIDI演奏情報が供給されると、その外部MIDI演奏情報が録音素材として供給される。
1周目の録音時には、少なくとも、自動伴奏演奏情報が録音用メモリ13aに上書き録音される。なお、1周目の録音時に、鍵盤16からの手弾き演奏情報又は外部MIDI機器43からの外部MIDI演奏情報が入力された場合には、入力された演奏情報が、自動伴奏情報と共に、上書きによって録音用メモリ13aに録音される。一方で、録音素材とされた演奏情報(少なくとも自動伴奏演奏情報を含む演奏情報)は、音源19に供給され、供給された演奏情報に基づく楽音(オーディオ信号)が音源19にて発生され、そのように発生した楽音がDAC21に供給され、DAC21にてアナログ信号に変換された後、スピーカ41から放音される。
1周目の録音により、少なくとも自動伴奏演奏情報を含む演奏情報が録音用メモリ13aに録音されると、録音用メモリ13aに録音された演奏情報に基づく楽音をループ再生するために、演奏情報の読み出しが開始され、読み出された演奏情報が録音素材として供給される。
上述した通り、2周目以降の録音時には、自動伴奏が停止されるために、自動伴奏演奏情報の供給が停止される。よって、2周目以降の録音時には、録音用メモリ13aから読み出された演奏情報(少なくとも自動伴奏演奏情報を含む演奏情報)と、鍵盤16又は外部MIDI機器43から入力された演奏情報(手弾き演奏情報、外部MIDI演奏情報)とが共に(即ち、両者の演奏情報が合わされて)、上書きによって録音用メモリ13aに録音される。一方で、2周目以降においても、合わされた後の演奏情報は、音源19に供給され、供給された演奏情報に基づく楽音(オーディオ信号)が音源19にて発生され、そのように発生した楽音がDAC21に供給され、DAC21にてアナログ信号に変換された後、スピーカ41から放音される。
よって、ループ録音により録音用メモリ13aに録音する対象を、楽音(オーディオ信号)から、演奏情報(MIDIデータ)に換えた場合においても、2周目以降の録音では、自動伴奏が停止され、1周目の録音によって録音用メモリ13aに既に録音されている自動伴奏情報に、新たな自動伴奏情報が重ねて録音されることがない。そのため、同じ自動伴奏パターン(自動伴奏演奏情報)に基づく同じ伴奏音がほぼ同じタイミングで音源19から出力されることがない。よって、音源19から出力される楽音に、波形レベルの意図しない増幅や、位相がずれたような音色の発生などの不具合が生じることを防止できるので、ループ録音により得られるループ・フレーズを音質の良いものにすることができる。また、図6に示す例においても、2周目以降の録音時には、自動伴奏が停止されるが、1周目の録音時に録音用メモリ13aに既に録音されている自動伴奏演奏情報に基づいて伴奏音が再生されるので、演奏者は伴奏音を引き続き聞くことができる。
また、図6に示した例では、ループ録音における2周目以降の録音時には、自動伴奏を停止する(即ち、自動伴奏パターンメモリ14aからの自動伴奏演奏情報の読み出しを停止する)ことにより、自動伴奏演奏情報の供給を停止するものとしたが、自動伴奏演奏情報の読み出しは継続し、読み出した自動伴奏演奏情報に含まれる音量情報を、その自動伴奏演奏情報に基づき音源19にて発生されるオーディオ信号のレベルがゼロになる値に設定した後に録音素材として供給するように構成してもよい。この場合、ループ録音の2周目以降にも、自動伴奏演奏情報が録音用メモリ13aに記憶されるが、音源19からは、2周目以降に録音(記録)された自動伴奏情報に基づくオーディオ信号は実質的に音源19から出力されず、1周目に録音(記録)された自動伴奏情報に基づくオーディオ信号のみが発生するので、上記実施形態の場合と同様に、波形レベルの意図しない増幅や、位相がずれたような音色の発生などの不具合が生じることを防止することができる。
あるいは、自動伴奏演奏情報の読み出しを停止することに換えて、自動伴奏演奏情報の読み出しは継続するが、読み出した自動伴奏演奏情報に含まれる音量情報を、その自動伴奏演奏情報に基づき音源19にて発生されるオーディオ信号のレベルがループフレーズの音質を損なわない程度に十分に小さいレベルとなる値に設定した後に録音素材として供給する構成としてもよい。
また、図6に示した例のように、自動伴奏演奏情報の供給を停止するのではなく、自動伴奏演奏情報の読み出しは継続するが、読み出した自動伴奏演奏情報を録音用メモリ13aに記憶させない(録音の対象としない)ようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ループ録音における1周目の録音の開始時から伴奏音を録音用メモリ13aに録音する構成としたが、録音用メモリ13aへの伴奏音の録音開始タイミングは1周目の録音開始時に限定されない。同様に、図6に示した例のように、録音用メモリ13aに自動伴奏演奏情報を記憶する場合、録音用メモリ13aへの自動伴奏情報の録音開始タイミングは1周目の録音開始時に限定されない。例えば、録音用メモリ13aに録音される録音データの記録長(即ち、ループ・フレーズの長さ)を、ユーザが選択した自動伴奏パターンの演奏長として、ループ録音を開始し、ユーザが所望するタイミング(例えば、2周目の録音開始時や、3周目の録音途中など)から、伴奏音や自動伴奏情報の録音が開始される構成としてもよい。伴奏音又は自動伴奏情報の録音開始のトリガとしては、ユーザによるボタン操作などが例示される。例えば、ユーザがループ3周目の所望のタイミングでボタン操作を行った場合に、録音用メモリ13aに録音されていた楽音の再生音に、伴奏音の重ね録音を開始する構成とする。かかる場合には、例えば、自動伴奏パターンに基づく自動伴奏が最初から最後まで1回行われた後は、自動伴奏を停止したり等、伴奏音の重なりに基づく各種不具合を防止できる上述した制御を実行する構成とすればよい。これにより、上記実施形態の場合と同様に、得られるループ・フレーズを音質の良いものにすることができる。なお、上述のように再生音に、伴奏音を重ね録音する場合に、伴奏音と共に演奏音や外部入力音を重ね録音してもよいことはもちろんである。
また、上記実施形態では、自動伴奏パターンのティック数及び拍情報と、現在のテンポとを用いてループエンドポイントを算出し、このループエンドポイントを、ループ録音が1周目から2周目に切り替わりを判断するためのトリガとして用いたが、ユーザによる操作(例えば、ボタン操作)に基づき、ループ録音の1周目から2周目への切り替わりを判断するように構成してもよい。即ち、ユーザが1周目の終了だとしてボタンなどの操作子が操作された場合に、2周目のループ録音が開始されたと判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ループ録音処理(図4参照)において、ループの1周目は、録音用メモリ13aから楽音の読み出しは行わず、自動伴奏情報に基づき音源19にて発生される楽音と、手弾き演奏情報などに基づき音源19にて発生される楽音等とを合成して録音用メモリ13aに上書き録音する処理(上書き録音処理;S402)を行い、ループの2周目以降において、録音用メモリ13aから読み出した楽音と、手弾き演奏情報などに基づき音源19にて発生される楽音等とを合成して録音用メモリ13aに重ね録音する処理(重ね録音処理;S408)を行うように構成した。これに換えて、録音用メモリ13aを値がゼロの楽音データで予め初期化しておき、ループの1周目から、録音用メモリ13aから読み出した楽音と、自動伴奏情報に基づき音源19にて発生される楽音と、手弾き演奏情報などに基づき音源19にて発生される楽音等とを合成して録音用メモリ13aに重ね録音を行うように構成してもよいことはもちろんである。なお、このことは、録音用メモリ13aの記録対象が演奏情報(MIDIデータ)である場合も同様である。
また、上記実施形態では、電子楽器1が、USBメモリ31を接続可能なUSB_I/F18を有し、録音用メモリ13aに録音されている録音データを、USBメモリ31(保存用メモリ31a)に保存する構成としたが、SDカード(登録商標)などの各種メディア用のリーダライタを設け、録音用メモリ13aに録音されている録音データを各種メディアに保存したり、外付けのハードディスクドライブなどを接続可能にし、そのハードディスクドライブに、録音用メモリ13aに録音されている録音データを保存する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、電子楽器1に内蔵されるフラッシュメモリ14(自動伴奏パターンメモリ14a)に記憶されている自動伴奏パターンに基づき自動伴奏を行う構成としたが、各種メディアや外付けのハードディスクドライブに記憶されている自動伴奏パターンを読み出して自動伴奏を行う構成としてもよい。
なお、請求項1に記載される「前記記憶手段に記憶された(所定区間の)楽音」としては、上記実施形態における「録音用メモリ13aに録音された楽音」が相当する。また、請求項2に記載される「前記記憶手段に記憶された(所定区間の)演奏情報」としては、図6に示した例における「録音用メモリ13aに録音された演奏情報」が相当する。
また、請求項1に記載される「伴奏音」としては、上記実施形態における「自動伴奏情報に基づき音源19にて発生される楽音」や、オーディオデータの再生音による伴奏音や、メトロノームやクリックの再生音による伴奏音が相当する。また、請求項2に記載される「伴奏音」としては、図6に示した例における「自動伴奏情報に基づき音源19にて発生される楽音」が相当する。
また、請求項1及び2に記載される「演奏音」としては、上記実施形態又は図6に示した例における「手弾き演奏情報に基づき音源19にて発生される楽音」と、「外部MIDI演奏情報に基づき音源19にて発生される楽音」と、「ADC22を介してマイク42などの楽音入力機器から入力された外部入力音」とが相当する。なお、「演奏音」としては、手弾き演奏情報や外部MIDI演奏情報に限らず、伴奏音に合わせてループ・フレーズの素材として入力された各種演奏情報に基づき音源19にて発生される楽音も含まれる。
1 電子楽器
13a 録音用メモリ(記憶手段)
S406 伴奏音記憶制御手段
S408 ループ記憶制御手段

Claims (9)

  1. 伴奏音を順次発生する伴奏音発生手段と、
    伴奏音又は演奏音を含む楽音を順次記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された所定区間の楽音を、所定区間をループしながら順次読み出すことによりループ再生するループ再生手段と、
    前記ループ再生手段により前記記憶手段から順次読み出した楽音と、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音又は順次入力された演奏音の少なくとも一方とを合成して、前記所定区間をループしながら前記記憶手段に順次記憶するループ記憶制御手段と、
    前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御する伴奏音記憶制御手段とを有することを特徴とする電子楽器。
  2. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、前記伴奏音発生手段による伴奏音の発生を停止させることにより、前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御するものであることを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  3. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、その後も前記伴奏音発生手段に伴奏音を順次発生させつつ、その発生させた伴奏音を前記記憶手段に非記憶とすることにより、前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御するものであることを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  4. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、その後も前記伴奏音発生手段に伴奏音を順次発生させつつ、その発生させた伴奏音の音量レベルがゼロとなるように、又は、前記発生させた伴奏音の音量レベルが前記記憶手段に記憶された前記所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さくなるように、前記発生させた伴奏音の音量を設定するものであることを特徴とする請求項1記載の電子楽器。
  5. 伴奏音を演奏情報に基づき順次発生する伴奏音発生手段と、
    伴奏音又は演奏音に対応する演奏情報を順次記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された所定区間の演奏情報を、所定区間をループしながら順次読み出すことにより、前記演奏情報に基づく楽音のループ再生を行うループ再生手段と、
    前記ループ再生手段により前記記憶手段から順次読み出した演奏情報と、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報又は順次入力された演奏の演奏情報の少なくとも一方とをマージして、前記所定区間をループしながら前記記憶手段に順次記憶するループ記憶制御手段と、
    前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御する伴奏音記憶制御手段とを有することを特徴とする電子楽器。
  6. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、前記伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報の読み出しを停止させることにより、前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御するものであることを特徴とする請求項5記載の電子楽器。
  7. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、その後も前記伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報を順次読み出しつつ、その伴奏音の演奏情報を前記記憶手段に非記憶とすることにより、前記ループ記憶制御手段において、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報を前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶するよう制御するものであることを特徴とする請求項5記載の電子楽器。
  8. 前記伴奏音記憶制御手段は、前記伴奏音発生手段により順次発生された伴奏音の演奏情報が前記所定区間のループ1周分のみ前記記憶手段に記憶された場合に、その後も前記伴奏音発生手段により発生される伴奏音の演奏情報を順次読み出しつつ、その発生させた伴奏音の音量レベルがゼロとなるように、又は、前記発生させた伴奏音の音量レベルが前記記憶手段に記憶された前記所定区間のループ1周分の伴奏音の音量レベルよりも小さくなるように、前記発生させた伴奏音の演奏情報に含まれる音量情報を設定するものであることを特徴とする請求項5記載の電子楽器。
  9. 前記演奏音または前記演奏音の演奏情報を外部より入力する入力端子を備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電子楽器。
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