JP2012090557A - 緑地評価装置、緑地評価方法および緑地 - Google Patents

緑地評価装置、緑地評価方法および緑地 Download PDF

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Abstract

【課題】人間に対する心理的、生理的効果が高い緑地を提供する。
【解決手段】整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、土地外における照度に対する土地内における照度の比率を示す相対照度と、土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部を備えた緑地評価装置が、画像の入力を受付けて記憶部に記憶させ、相対照度の入力を受付けて記憶部に記憶させ、高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付けて記憶部に記憶させ、記憶された画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出し、算出した緑視率が定められた範囲内であり、かつ、相対照度が定められた範囲内であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定し、判定結果を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、緑地を評価する技術に関する。
樹林の存在する緑地には、ヒートアイランドの緩和、雨水保持、大気浄化等の環境に対する効果が存在するのみならず、心身の健康や癒し等の人間に対する効果が存在すると考えられている。特許文献1には、人間が森林浴を行うことによる生理的効果を評価する方法が記載されている。
特許第3942186号公報
しかしながら、特許文献1は、既に存在する緑地の生理的効果を評価する方法を示すのみであり、緑地をどのように整備すれば、より人間に対する心理的、生理的効果が高くなるかを示すものではない。ここで、公園や広場等における緑地を、人間にとってリラックスできるような場所にしようとする場合、より人間に対する心理的、生理的効果が高くなるように整備することが望ましい。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、緑地を人間に対する心理的、生理的効果が高くなるように整備することを支援する緑地評価装置、緑地評価方法、および人間に対する心理的、生理的効果が高い緑地を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、土地外における照度に対する土地内における照度の比率を示す相対照度と、土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部と、画像の入力を受付け、記憶部に記憶させる画像入力部と、相対照度の入力を受付け、記憶部に記憶させる相対照度入力部と、高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付け、記憶部に記憶させる被覆有無入力部と、記憶部に記憶された画像を読み出し、読み出した画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出する緑視率算出部と、記憶部に記憶された相対照度と高木・亜高木の被覆の有無とを読み出し、算出された緑視率が定められた範囲内であり、かつ、相対照度が定められた範囲内であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定する判定部と、判定部による判定結果を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述の判定部が、緑視率が50%以上であり、かつ、相対照度が1%以上10%未満であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定することを特徴とする。
また、本発明は、整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、土地外における照度に対する土地内における照度の比率を示す相対照度と、土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部を備えた緑地評価装置が、画像の入力を受付け、記憶部に記憶させるステップと、相対照度の入力を受付け、記憶部に記憶させるステップと、高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付け、記憶部に記憶させるステップと、記憶部に記憶された画像を読み出し、読み出した画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出するステップと、記憶部に記憶された相対照度と高木・亜高木の被覆の有無とを読み出し、算出した緑視率が定められた範囲内であり、かつ、相対照度が定められた範囲内であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定するステップと、判定結果を出力するステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の樹木が植えられた緑地が、人間に対する心理的、生理的効果が高い緑地であるか否かを評価する緑地評価方法であって、前記複数の樹木は、人間の視野における緑視率が定められた範囲内であるように植えられているか否かを判定するステップと、前記複数の樹木は、当該緑地外における照度に対する当該緑地内の照度の比率を示す相対照度が定められた範囲内であるように植えられているか否かを判定するステップと、前記複数の樹木は、当該緑地を被覆する高木・亜高木を含むか否かを判定するステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の樹木が植えられた緑地であって、複数の樹木は、人間の視野における緑視率が定められた範囲内であるように植えられており、かつ、緑地外における照度に対する緑地内の照度の比率を示す相対照度が定められた範囲内であるように植えられており、緑地を被覆する高木・亜高木を含むことを特徴とする。
また、本発明は、上述の複数の樹木が、緑視率が50%以上であり、かつ、相対照度が1%以上10%未満であるように植えられていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、土地外における照度に対する土地内における照度の比率を示す相対照度と、土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部を備えた緑地評価装置が、画像の入力を受付けて記憶部に記憶させ、相対照度の入力を受付けて記憶部に記憶させ、高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付けて記憶部に記憶させ、記憶された画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出し、算出した緑視率が定められた範囲内であり、かつ、相対照度が定められた範囲内であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定し、判定結果を出力するようにしたので、緑地を人間に対する心理的、生理的効果が高くなるように整備することを支援することができる。
また、本発明によれば、複数の樹木が植えられた緑地であって、複数の樹木は、人間の視野における緑視率が定められた範囲内であるように植えられており、かつ、緑地外における照度に対する緑地内の照度の比率を示す相対照度が定められた範囲内であるように植えられており、緑地を被覆する高木・亜高木を含むようにしたので、人間に対する心理的、生理的効果が高い緑地を提供することができる。
本発明の一実施形態による緑地評価装置の構成を示すブロック図である。 本発明のための実験地を示す図である。 本発明のための実験によるPOMSの結果を示す図である。 本発明のための実験によるSD法による結果を示す図である。 本発明のための実験における因子分析結果を示す図である。 本発明のための実験による血圧、脈拍の結果を示す図である。 本発明のための実験地を示す図である。 本発明のための実験によるPOMSの結果を示す図である。 本発明のための実験によるSD法による結果を示す図である。 本発明のための実験による唾液アミラーゼの活性の変化結果を示す図である。 本発明の一実施形態による緑地整備の目標とする効果レベルを示す図である。 本発明の一実施形態による緑地評価の項目を示す図である。 本発明の一実施形態による緑地評価装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による緑地評価装置100の構成を示すブロック図である。緑地評価装置100は、緑地の特徴を評価し、人間に対する心理的、生理的効果が高くなるような条件と比較して条件を満たすか否かを判定することにより、緑地の整備を支援するコンピュータ装置である。整備者は、緑地評価装置100によって条件を満たすと判定されるように緑地を整備することで、人間に対する心理的、生理的効果がより高くなるような緑地を提供することができる。
ここで、本実施形態の緑地評価装置100が判定する条件に関して、発明者らが行った実験を説明する。実験は、愛知県春日井市の中部大学構内にある都市林において実施された。この樹林は市街地周辺に残る約0.2haの孤立林であり、愛知県が森林回復施策として導入した「あいち森と緑づくり税」の試行活用によって再整備された。樹林内には里山林整備のモデルとして階層構造、植生の異なる樹林(モデル林)が形成された。その中から、図2に示すような、明るさの異なる樹林(モデル林1(符号c)、モデル林2(符号d))、未伐採林(符号b)、そして建築物に囲まれた人工空間(対象区(符号a))を心理、生理評価の対象の実験地とした。この図において、()内の数字は、その対象地における明るさ(相対照度)を示している。
各実験地において、被験者が椅座安静状態で5分間緑(対象区では建築物)を見たあとに、心理指標、生理指標を順に測定した。被験者が緑を見る時間については、参考文献(岩崎寛、山本聡、石井麻有子、渡邊幹夫(2007) 都市公園内の芝生地およびラベンダー畑が保有する生理・心理的効果に関する研究、日本緑化工学会誌 33(1):116−121)に基づいて設定した。
調査時の天候は晴れ、実験地の平均気温は23.1±1.5℃(平均±SD)、相対湿度は47.0±6.2%、風速は0.3±0.2mであった。被験者は男性14名、女性10名の計24名を対象とした。平均年齢は34.1±13.9歳であった。実験にあたっては、事前に被験者に実験内容を充分に説明した後、同意書によって参加の意思を確認した。
心理指標には気分プロフィール検査(POMS)の短縮版、印象評価(SD法)を用いた。POMSは臨床医学や公衆衛生で行われている質問紙による方法である。気分や心理精神状態を緊張−不安(T−A)、抑うつ−落込み(D)、怒り−敵意(A−H)、活気(V)、疲労(F)、混乱(C)に分けて評価できる。短縮版では質問数を30問に減らし、被験者の負担を少なくしている。
図3は、このようにして行った実験のPOMSの結果を示す図である。活気(V)は増加する程、それ以外は減少する程心理的効果があるとみなされる。対応のある分散分析およびBonferroniの多重比較を実施した結果、緊張−不安(T−A)と疲労(F)において全ての樹林が対象区に比べ有意に減少した。また抑うつ−落込み(D)と怒り−敵意(A−H)においては未伐採林とモデル林1とが対象区に比べ有意に減少した。減少量は緊張−不安(T−A)で21−18%、疲労(F)で17−16%と大きく、ついて抑うつ−落込み(D)で12−11%、怒り−敵意(A−H)で11−9%となった。緊張−不安(T−A)は心理的ストレスの指標である。これにより、樹林のストレス緩和と疲労低下が示唆された。
図4は、SD法による実験結果を示す図である。印象評価の各語句について分散分析と多重比較を実施した結果を「有意水準と比較した実験地」の形式で図の右側に表した。また評価構造を明らかにするため因子分析を実施した結果、図5に示すような3因子が抽出された。累積寄与率は60%であった。第1因子は評価性、第2因子は緑量、第2因子は開放性の因子と考えられた。
この評価構造に基づいて実験地を比較した。その際有意となった印象語句を主な評価項目とした。全体的には各樹林とも中央より右に位置していることから、概ね好印象であることがわかった。第1因子の評価性では、樹林に共通した評価とモデル林1に限定された評価が抽出された。共通評価は「緊張しない」、「落ち着く」、「美しい」であり、各樹林とも対象区に比べ有意に高かった。しかし樹林間には差がみられなかった。一方、モデル林1に限定的な評価は「快適な」、「安心な」であった。特に、「快適な」はモデル林1が他の樹林に比べ有意に高く評価された。第2因子の緑量では「自然な」、「立体的な」が各樹林に共通して高い評価となった。第3因子の開放性ではモデル林1が他の樹林に比べ、「開放的」と「明るい」の評価が高かった。
このような実験結果により、未伐採林、モデル林1、モデル林2には心理的ストレス緩和が示唆された。これらは、一定量の緑を保有する樹林に共通な効果と思われる。また、モデル林1の評価から、間伐によって創出された開放性、明るさは快適性を向上させたと思われた。
生理指標には、血圧、脈拍を用いた。生理的効果の評価には神経系、内分泌系、免疫系の指標がある。本実験で用いた血圧、脈拍は神経系の指標であり、野外でも簡単に測定できる。測定には、手首において血圧、脈拍を計測する装置を用いた。
図6は、生理指標である血圧、脈拍の結果を示す図である。分散分析及び多重比較の結果、脈拍において未伐採林とモデル林2が対象区に比べ有意に減少した。減少量は6−7%であった。これにより、樹林のストレス緩和が示唆された。
発明者らは、さらに、別の実験地において同様の実験を行った。ここでは、図7に示すように、実験地を樹林の階層構造に着目して選定した。すなわち、建築物に囲まれた人工空間(対象区)、花と少量の樹木が植えられたEタイプ、少量の高木と亜高木、草が植えられたOタイプ、高木、亜高木、草が植えられた、階層構造が自然に近いと思われるFタイプのそれぞれを実験地とした。
このような実験地において同様の実験を行ったところ、以下のような結果が得られた。図8は、このようにして行った実験のPOMSの結果を示す図である。図9は、SD法による実験結果を示す図である。このような実験結果により、樹林のストレス緩和と活気向上の心理的効果が示唆された。
本実験においては、生理的効果を考えるために、被験者が緑を見た前後での被験者の唾液アミラーゼの活性を調査した。図10は、このような唾液アミラーゼの活性の変化を示す図である。ここでは、対象区において唾液アミラーゼ活性の低い低グループと、唾液アミラーゼの高い高グループとに分けて結果を示す。低グループにおいては、緑を見た前後での有意な差はみられなかったが、高グループにおいては、緑を見た後において唾液アミラーゼの活性が有意に低下した。このように、階層構造のある実験地における生理的効果が示唆された。
このような実験結果により、(1)一定以上の緑量があることが、心理的、生理的効果を生み出す前提として考えられる。(2)心理的効果の大小は、明るさによって変動すると考えられる。(3)生理的効果の大小は、緑の階層構造によって変動すると考えられる。そこで、本実施形態の緑地評価装置100は、緑地がこのような条件を満たすか否かを判定することにより、より心理的、生理的効果が高い緑地の整備を支援する。
具体的には、図11に示すように、緑地整備の目標とする効果レベルを心理的効果と生理的効果のクロス表によって定める。ここでは、(I)心理的効果のみ有、(II)心理的効果と生理的効果有、(III)高い心理的効果のみ有、(IV)高い心理的効果と生理的効果有、の4段階を定める。心理的効果とは、落ち着く、緊張しない、疲労回復等の心理的ストレスの緩和をいう。高い心理的効果とは、心理的効果に快適、安心等が加わった総合的心理的効果、居心地の良さをいう。生理的効果とは、唾液アミラーゼ活性の低下などの自律神経系のストレス緩和効果をいう。
上述したように、一定量の緑量が存在することを前提として、明るさに応じて心理的効果が発揮され、樹林の階層構造の有無に応じて生理的効果が発揮されると考えられる。そこで、図12に示すように、緑量の指標として緑視率を定め、明るさの指標として相対照度を定め、樹林の階層構造の指標として高木、亜高木の有無を定め、効果レベルに応じた制御項目を定める。緑視率とは、緑の立面をみたときの緑の割合である。相対照度は、土地内の照度と近隣の障害物の少ない開けた場所(土地外)の照度との比率である。高木とは、10m以上の樹木をいい、亜高木とは、3〜10mの樹木をいう。
図1にもどり、このような条件を判定する緑地評価装置100の構成を具体的に説明する。緑地評価装置100は、記憶部110と、入力部120と、緑視率算出部130と、判定部140と、出力部150とを備えている。
記憶部110には、整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、その土地外における照度に対するその土地内における照度の比率を示す相対照度と、その土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される。
入力部120は、キーボードやマウスなどの入力デバイスを有し、画像入力部121と、相対照度入力部122と、被覆有無入力部123とを備えている。
画像入力部121は、整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像の入力を受付け、記憶部110に記憶させる。画像は、整備者等によりデジタルカメラ等を用いて予め撮像された画像が適用できる。
相対照度入力部122は、その土地外における照度に対するその土地内における照度の比率を示す相対照度の入力を受付け、記憶部110に記憶させる。このような相対照度は、整備者等が予めその土地外における照度と土地内における照度とを、照度計を用いて計測しておくことにより算出することができる。このように絶対照度ではなく相対照度を適用することにより、天候や近隣の建造物の有無などに関わらず、人間の心理に対する一定の効果を判定することができる。
被覆有無入力部123は、高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付け、記憶部110に記憶させる。高木・亜高木の被覆の有無は、例えば、整備者が目視確認することによる確認結果を入力することができる。
緑視率算出部130は、記憶部110に記憶された画像を読み出し、読み出した画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出する。例えば、緑視率算出部130は、画像の画素ごとのRGB要素が、その画素が緑色であるとして予め定められた範囲以内であるか否かを判定する。そして、緑色であるとして予め定められた範囲以内である画素の領域を、緑色の領域として抽出する。緑視率算出部130は、抽出した緑色の領域の画素数が、画像全体の画素数に占める割合を算出することにより、緑視率を算出する。
判定部140は、記憶部110に記憶された相対照度と高木・亜高木の被覆の有無とを読み出し、緑視率算出部130によって算出された緑視率が定められた範囲内(例えば、50%以上)であり、かつ、相対照度が定められた範囲内(例えば、1%以上5%未満)であり、かつ、高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定する。ここで、判定部140は、心理的、生理的効果が発揮されると考えられる緑視率の範囲を示す値と、心理的効果が発揮されると考えられる相対照度の範囲を示す値と、高木・亜高木の被覆が有ることが、生理的効果が発揮される条件であることを示す情報を、自身の記憶領域に予め記憶している。
出力部150は、判定部による判定結果を出力する。例えば、出力部150としてディスプレイを適用し、判定結果を表示する。このとき、判定結果は、例えば全ての条件を満たすか否かを示すメッセージを表示させるようにしても良いし、入力された値が、上述したような(I)〜(IV)のいずれの効果レベルであるかを判定し、判定した効果レベルを出力するようにしても良い。この際、例えば効果レベルが(IV)でない場合には、効果レベルを(IV)にするために不足している緑量、相対照度、被覆の有無の項目と差分の値について表示するようにしても良い。
次に、本実施形態による緑地評価装置100の動作例を説明する。図13は、緑地評価装置100が緑地の評価を行う動作例を示すフローチャートである。
まず、画像入力部121が、整備者等による画像の入力を受付け、記憶部110に記憶させる(ステップS1)。そして、相対照度入力部122が、整備者等による相対照度の入力を受付け、記憶部110に記憶させる(ステップS2)。次に、被覆有無入力部123が、整備者等による被覆有無の入力を受付け、記憶部110に記憶させる(ステップS3)。
緑視率算出部130は、ステップS1において記憶部110に記憶された画像を読み出し、読み出した画像の緑視率を算出する(ステップS4)。判定部140は、ステップS4において算出された緑視率と、ステップS2において入力された相対照度と、ステップS3において入力された被覆有無とが、定めら得た条件を満たすか否かを判定し(ステップS5)、判定結果を出力する(ステップS6)。
整備者は、更地等に新たな緑地を整備する場合には、設計やシミュレーションに応じた情報を緑地評価装置100に入力し、判定結果に応じて緑地を整備することにより、心理的、生理的効果の高い人工緑地を提供することができる。あるいは、未伐採林などを整備する場合には、撮像した画像や実測した値などを緑地評価置100に入力し、判定結果に応じて樹木を剪定することにより、心理的、生理的効果の高い人工緑地を提供することができる。
なお、本実施形態では、明るさを相対照度により判定するようにしたが、天空率により判定するようにしても良い。天空率は、全天空に対して空の見える割合である。
また、本実施形態では、画像と相対照度と被覆有無が入力されることにより判定を行うようにしたが、例えば、整備対象の土地の面積や、土地に植える木の本数や高さなどの入力を受付けて、緑視率や相対照度、被覆の有無をシミュレーションして算出するようにしても良い。例えば、ある高さの木を植えることによる緑視率の値の変化率、相対照度の値の変化率などを対応付けて予め記憶しておくことにより、緑視率や相対照度を算出し、また植えられた木の高さに応じた被覆の有無を判定するようにしても良い。また、既に存在する緑地に対して整備を行う場合には、例えば何mの木をN本追加して植えることにより、緑視率がA%上がる、相対照度がB%下がるなどの値を予め記憶しておくことにより、算出することができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより緑地評価を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
100 緑地評価装置
110 記憶部
120 入力部
121 画像入力部
122 相対照度入力部
123 被覆有無入力部
130 緑視率算出部
140 判定部
150 出力部

Claims (6)

  1. 整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、当該土地外における照度に対する当該土地内における照度の比率を示す相対照度と、前記土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部と、
    前記画像の入力を受付け、前記記憶部に記憶させる画像入力部と、
    前記相対照度の入力を受付け、前記記憶部に記憶させる相対照度入力部と、
    前記高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付け、前記記憶部に記憶させる被覆有無入力部と、
    前記記憶部に記憶された前記画像を読み出し、読み出した当該画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が前記画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出する緑視率算出部と、
    前記記憶部に記憶された前記相対照度と前記高木・亜高木の被覆の有無とを読み出し、算出された前記緑視率が定められた範囲内であり、かつ、前記相対照度が定められた範囲内であり、かつ、前記高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする緑地評価装置。
  2. 前記判定部は、前記緑視率が50%以上であり、かつ、前記相対照度が1%以上10%未満であり、かつ、前記高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の緑地評価装置。
  3. 整備対象の土地を人間の視野に合わせて撮像した画像と、当該土地外における照度に対する当該土地内における照度の比率を示す相対照度と、前記土地における高木・亜高木の被覆の有無とが記憶される記憶部を備えた緑地評価装置が、
    前記画像の入力を受付け、前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記相対照度の入力を受付け、前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記高木・亜高木の被覆の有無の入力を受付け、前記記憶部に記憶させるステップと、
    前記記憶部に記憶された前記画像を読み出し、読み出した当該画像に含まれる緑色の領域を抽出し、抽出した緑色の領域が前記画像全体の領域に占める割合を示す緑視率を算出するステップと、
    前記記憶部に記憶された前記相対照度と前記高木・亜高木の被覆の有無とを読み出し、算出した前記緑視率が定められた範囲内であり、かつ、前記相対照度が定められた範囲内であり、かつ、前記高木・亜高木の被覆が有ることの条件を満たすか否かを判定するステップと、
    判定結果を出力するステップと、
    を備えることを特徴とする緑地評価方法。
  4. 複数の樹木が植えられた緑地が、人間に対する心理的、生理的効果が高い緑地であるか否かを評価する緑地評価方法であって、
    前記複数の樹木は、人間の視野における緑視率が定められた範囲内であるように植えられているか否かを判定するステップと、
    前記複数の樹木は、当該緑地外における照度に対する当該緑地内の照度の比率を示す相対照度が定められた範囲内であるように植えられているか否かを判定するステップと、
    前記複数の樹木は、当該緑地を被覆する高木・亜高木を含むか否かを判定するステップと、
    を備えることを特徴とする緑地評価方法。
  5. 複数の樹木が植えられた緑地であって、前記複数の樹木は、
    人間の視野における緑視率が定められた範囲内であるように植えられており、かつ、当該緑地外における照度に対する当該緑地内の照度の比率を示す相対照度が定められた範囲内であるように植えられており、
    当該緑地を被覆する高木・亜高木を含む
    ことを特徴とする緑地。
  6. 前記複数の樹木は、前記緑視率が50%以上であり、かつ、前記相対照度が1%以上10%未満であるように植えられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の緑地。
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