JP2012081112A - 画像データ圧縮システム及び画像データ圧縮方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線平面検出器からその外部機器へ画像データ転送する際に、ボトルネックの発生を抑制できる画像データ圧縮システムを提供する。
【解決手段】X線平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮システムであって、X線平面検出器4は、撮影したX線を画像データに変換するX線撮影部と、画像データを2次元データの元画像データPoとする画像蓄積部と、元画像データPoを1次元の元画像データ列Doにするシリアライズ部と、元画像データ列Doを可逆圧縮して圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮部と、圧縮画像データ列Dcを外部機器へと転送する転送部と、を備え、外部機器6は、圧縮画像データ列Dcを受信する受信部と、圧縮画像データ列Dcを1次元の画像データ列Ddにする復号部と、復号後の画像データ列Ddを2次元データである画像Pdとするデシリアライズ部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、X線平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮システム及び画像データ圧縮方法に関する。
X線診断で用いられてきたX線フィルムに代わり、現像が不要で瞬時に高解像度のX線画像を見ることができるX線平面検出器(Flat Panel Detector:FPDとも云う)が開発されている。
このFPDの画像はデジタルデータであるため、コンピュータや通信ネットワークによる電子ファイルでのデータ保存、データ送信が可能となる。このため、医師と患者にとって有用な新しい医療システムのIT(情報技術)化が推進するものと考えられる。
通常、FPDとその外部機器は離されて設置されるため、両者は、Ethernet(登録商標)・光ファイバなどの有線系、または無線LANなどの無線系のデータ転送システムにて接続される。
特開2009−128023号公報
FPDでX線撮影を行うと一旦FPD内部に画像データが蓄積される。しかし、この画像データは一枚当たりの情報量が数ギガバイト〜数十ギガバイトと巨大なサイズとなるため、FPD外部機器へ画像データ転送する時に、データ転送の流れが滞る所謂 「ボトルネック」が発生する可能性がある。
ボトルネックが発生した場合は、X線撮影からFPD外部機器にて撮影画像を閲覧、蓄積するまでの間にタイムラグが生じてしまう。
ボトルネックの影響を小さくする対策としては、ハードウェア的対策とソフトウェア的対策に分けられる。このうち、ソフトウェア的対策の一手法である画像データそのものを工夫する方法として、以下の4通りの方法が考えられる。
先ず、第一に、画像データの縦横サイズを縮小する方法、例えば、1000×1000のサイズを500×500のサイズに縮小する方法がある。
第二に、画像データの各画素のデータ量を間引く方法、例えば、12bit長データを8bitにまで減らす方法がある。
第三に、jpeg圧縮等のような非可逆圧縮(Lossy compression)を行う方法がある。
第四に、可逆圧縮(Lossless compression)を行う方法がある。
しかしながら、第一の画像データサイズを縮小する方法や第二の画素データ量を間引く方法では画像が見づらくなってしまうし、第三の非可逆圧縮方法では、圧縮後に復号させても100%元のデータには戻すことができない。
そこで、本発明は、圧縮後に復号させると100%元のデータに戻すことができる可逆圧縮方法を用い、X線平面検出器からその外部機器へ画像データ転送する際に、ボトルネックの発生を抑制できる画像データ圧縮システム及び画像データ圧縮方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の画像データ圧縮システムは、平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮システムであって、前記平面検出器は、測定すべき対象に照射されたX線を撮影して9〜15ビットの画像データに変換するX線撮影部と、前記画像データを2次元データである元画像データPoとして蓄積する画像蓄積部と、前記元画像データPoを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の元画像データ列Doにシリアライズするシリアライズ部と、前記シリアライズされた1次元の元画像データ列Doを可逆圧縮して、1画素が1〜2オクテット長の可変長サイズの圧縮データの集合体である圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮部と、前記圧縮画像データ列Dcを外部機器へと転送する転送部と、を備え、前記外部機器は、前記平面検出器の前記転送部からの圧縮画像データ列Dcを受信する受信部と、前記圧縮画像データ列Dcを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の画像データ列Ddに復号する復号部と、前記復号後の画像データ列Ddをデシリアライズして元画像データPoと同一の2次元データである画像Pdとするデシリアライズ部と、を備えていることを特徴とする。
また、上述の目的を達成するため、本発明の画像データ圧縮方法は、X線平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮方法であって、測定すべき対象に照射されたX線を撮影して9〜15ビットの画像データに変換する撮影工程と、前記画像データを2次元データである元画像データPoとして蓄積する画像蓄積工程と、前記元画像データPoを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の元画像データ列Doにシリアライズするシリアライズ工程と、前記シリアライズされた1次元の元画像データ列Doを可逆圧縮して、1画素が1〜2オクテット長の可変長サイズの圧縮データの集合体である圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮工程と、前記圧縮画像データ列Dcを前記X線平面検出器から前記外部機器へと転送する転送工程と、前記X線平面検出器からの圧縮画像データ列Dcを受信する受信工程と、前記圧縮画像データ列Dcを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の画像データ列Ddに復号する復号工程と、前記復号後の画像データ列Ddをデシリアライズして元画像データPoと同一の2次元データである画像Pdとするデシリアライズ工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る画像データ圧縮システムの全体構成を示すブロック図である。 図1のX線平面検出器の内部構成を示すブロック図である。 図1の外部機器の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像データ圧縮方法の処理手順を示すフローチャートである。 元画像Poを示す概略図である。 元画像データ列Doを示す概略図である。 図4の可逆圧縮工程を説明するフローチャートである。 圧縮後の画像データ列Dcと差分値オクテットOd及び絶対値オクテットOaとの関係を示す説明図である。 圧縮後の画像データ列Dcを示す概略図である。 圧縮データcから1画素データgへの復号方法を説明する図である。 圧縮後の画像データ列Dcと差分値オクテットOd、絶対値オクテットOa及び特殊マーカーとの関係を示す説明図である。 特殊マーカーを含む場合の圧縮後の画像データ列Dcを示す概略図である。 特殊マーカーを含む場合の圧縮データcから1画素データgへの復号方法を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(画像データ圧縮システムの全体構成)
図1に、本発明の一実施の形態に係る画像データ圧縮システムの全体構成を示す。
この画像データ圧縮システム10は、患者診察室1内に、X線を発生させるX線発生器3と、患者を通過したX線を検出して画像データとするX線平面検出器4と、X線発生器3で発生させるX線をコントロールするX線コントローラ5とを備え、他方、患者診察室1とは別室に設けられた医師診断室2内に、X線平面検出器4から圧縮転送された画像データを受信・復号して表示等する外部機器6と、外部機器6と接続されX線コントローラ5を制御する制御装置7とを備えている。また、X線平面検出器4から出力される画像データは、LANケーブル、光ファイバなどの有線、又は無線LANなどの無線によって医師診断室2に設けられた外部機器6へ転送される。
また、X線平面検出器4は、図2に示すように、撮影したX線を画像データへと変換するX線撮影部4aと、その画像データを2次元データである元画像データPoとして蓄積する画像蓄積部4bと、元画像データPoを1次元の元画像データ列Doにシリアライズするシリアライズ部4cと、シリアライズされた1次元の元画像データ列Doを可逆圧縮して圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮部4dと、その圧縮画像データ列Dcを外部機器6へと転送する転送部4eとを有している。
さらに、外部機器6は、図3に示すように、X線平面検出器4の転送部4eからの圧縮画像データ列Dcを受信する受信部6aと、圧縮画像データ列Dcを1次元の画像データ列Ddに復号する復号部6bと、復号後の画像データ列Ddをデシリアライズして元画像データPoと同一の2次元データである画像Pdとするデシリアライズ部6cとを有している。
(本実施形態の画像データ圧縮方法)
本実施形態の画像データ圧縮方法では、FPD撮影直後の画像データ(元画像データ)が9〜15bitの時に効率良く可逆圧縮できる方法であり、画像データを転送する際に取り扱う最小データ単位が1オクテット(8ビット固定)単位であることが前提となる。即ち、最小データ単位が1オクテット以外のシステムでは、本画像データ圧縮方法は適用できない。
図4は、本実施形態の画像データ圧縮方法の処理手順を示すフローチャートである。
まず、FPD撮影直後の画像データ(元画像データ)として、図5に示すように、横方向の画素数x、縦方向の画素数yからなり1画素のビット幅wが9〜15である元画像Poを定義する。
FPD内部のシリアライズ部4c(図2)は、画像蓄積部4bで保存された上記の画像1枚分の元画像PoをFPD内部でデータ列Doに並び替える(図4S11)。
この2次元データである元画像Poから、1次元データである元画像データ列Doへの並び替えを「シリアライズ(Serialize)」と呼称する。このシリアライズの時に、図6に示すように、1画素のビット幅wは「画像データ転送システム」の最小データ単位である1オクテット単位に適合するように2オクテット固定長に変換された後に、データ列Doとなる。なお、本実施形態の画像データ圧縮方法はビッグ・エンディアン(2バイト以上のデータ量を持つ数値データを記録したり転送するときには1バイトごとに分割するが、これを最上位のバイトから順番に記録/送信する方式)およびリトル・エンディアン(ビッグ・エンディアンとは反対に、最下位のバイトから順番に記録/送信する方式)双方に適用可能である。
ここで、このシリアライズ工程(図4S11)では、データ列Doは、元画像Poの全画素を網羅し、かつ全画素ともデータ列Do内に1度出現する条件さえ満たしていれば、どのような並び順になっていても構わない。
次に、FPD内部の可逆圧縮部4dは、画像1枚分の元画像データ列Doを画像データ列Dcに可逆圧縮する(図4S12)。
この可逆圧縮では、シリアライズ化された元画像データ列Doの隣接値の差分を利用する。
ここで、圧縮させたい画素値をg、一つ前の画素値をg(i−1)とすると、まずはその差分値dを下記のように求める。
d =gi − g(i-1)
可逆圧縮部4dは、図7に示すように、この差分値dが、所定の範囲Rd内に入っている時は1オクテット長のデータOd(差分値オクテットと記載する)に、範囲Rd外の時は2オクテット長のデータOa(絶対値オクテットと記載する)に変換する。
なお、元画像データ列Doの一番最初の画素値gは、一つ前の画素値が存在しないため、以下の2通りのどちらか片方の方法を採用する。
(1)常に絶対値オクテットOaに変換する。
(2)一つ前の画素値の代わりに、特定の固定値をg(i−1)と見なして、差分値dを計算する。
ここで、範囲Rdは、後述する実施例からも明らかなように、画素ビット幅wによって所定の値に決定される。
また、1オクテット長の差分値オクテットOd及び2オクテット長の絶対値オクテットOaも同様、後述する実施例からも明らかなように、画素ビット幅wによって所定の値に決定される。
図8に示すように、圧縮後の画像データ列Dcは、1オクテット長の差分値オクテットOdと2オクテット長の絶対値オクテットOaとからなり、絶対値オクテットOa値は、1オクテット目のOaと2オクテット目のOaの2つで構成されている。
1オクテット目のOaと2オクテット目のOaの並び順番は、常にOaからOaの順であり、Oa からOaという並びにはならない。
また、差分値オクテットOdと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaには、オクテット値が重なり合わないような排他関係とする。この排他関係により、圧縮後の画像データ列Dcから、後述する復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
圧縮後の画像データ列Dcは、図9のような構造となり、圧縮データcは、1〜2オクテット長の可変長データとなる。
可逆圧縮後、FPD内部の転送部4eは、外部機器6へ圧縮後の画像データ列Dcを転送する(図4S13)。
外部機器6の受信部6aは、画像データ列Dcを受信し(図4S14)、復号部6bは、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddを生成する(図4S15)。
この復号は、基本的には、上述した圧縮方法とは逆の手順にて、可変長データの圧縮データcから1画素データgを復元する。
具体的には、図10に示すように、差分値オクテットOd及び絶対値オクテットOaから元の1画素データgに変換する。
差分値オクテットOdから元の1画素データgに変換するには、差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i-1)に加算すれば良い。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgiに変換するには、後述する実施例に示すように、圧縮時のマッピング例を逆参照すれば良い。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成する。
さらに、復号後の画像データ列Ddの並びは、図6に示す元画像データ列Doの並びと完全に同一になる。
最後に、FPD内部のデシリアライズ部6cは、画像データ列Ddについて上記「シリアライズ」と逆の並び替え(これを「デシリアライズ(De-serialize)」と呼称する)を行う(図4S16)。これより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になる。
(特殊マーカーOsを含めた圧縮方法)
また、図11に示すように、圧縮後の画像データ列Dcとして、差分値オクテットOd及び絶対値オクテットOa以外に、特殊マーカーOsを入れることもできる。
この例では、特殊マーカーOsは、1オクテット目のOsと2オクテット目のOsの2オクテット長にて構成されており、その並び順番は、常にOs からOsの順になる(Os からOsの逆順は不可)。
もし、特殊マーカーの種類が少ないのならば、上記の2オクテット長構成でなく、1オクテット長構成を複数個割り当てる手法でも良い。逆に、3オクテット以上や、可変長の構成にしても何ら構わない。ただし、後述するように、圧縮後の画像データ列Dcを画像データ列Ddに復号する際に、オクテット長が判別できるようにする。なお、特殊マーカーを入れすぎるとデータ列Dcのサイズが巨大化するので、その点は注意が必要である。
また、特殊マーカーOsを使用する場合は、例えば、後述する実施例に示すように、特殊マーカーOsを使用しない場合の範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らしてOs用に転用すれば良い。この場合、図8に示したものと同様に、1オクテット目の排他関係が維持される様にOs、Od、Oaの使用範囲を修正することが肝要である。
圧縮後の画像データ列Dcは、図12のような構造となり、圧縮データ数mは、全画素数nと特殊マーカー数を足し合わせた数となる。
また、図13に特殊マーカーを含む場合の圧縮データcから1画素データgへの復号方法を示す。
この場合も、図10と同様に、差分値オクテットOd及び絶対値オクテットOaから元の1画素データgに変換すると共に、特殊マーカーOs毎に決められた特定の処理を行う。
このようにして、特殊マーカーを含む場合にも、画像データ列Ddの並びは元画像データ列Doの並びと完全に同一になる。
以下は、特殊マーカーOsを含めない圧縮方法と特殊マーカーOsを含めた圧縮方法の両方に共通する説明である。
上記で説明した本実施形態の画像データ圧縮方法では、画素の有効ビット幅wは9〜15ビットの範囲である必要があるが、1画像内で全ての画素が9〜15ビットのいずれか1つで統一されていても、複数のビット幅が使用されていても構わない。
また、画像の一部分のみ9〜15ビットの範囲で、残りの部分が8ビットまたは16ビットの場合でも、その一部分に本実施形態の画像データ圧縮方法を適用することで、画像全体で見れば圧縮の効果が期待できる。
1画像内で、画素ビット幅wに複数のビット幅が使用されている場合は、以下のように対処する。
(1)元画像Poのどの領域がどのビット幅を使用しているかを明確にする。
(2)シリアライズ時に、各々のビット幅毎にクラスタ(データのかたまり)を生成する。
(3)各々のビット幅毎に適応した上記画像データ圧縮方法を実行する。
(4)データ転送を行う。
(5)各々のビット幅毎に適応した上記復号を実行する。
(6)クラスタ毎に適応したデシリアライズを行い、復号後の画像Pdを生成する。
(本実施形態の画像データ圧縮方法の特徴・効果)
上述したように、本実施形態の画像データ圧縮方法では、FPD撮影直後の画像データ(元画像データ)が9〜15bitの時に効率良く可逆圧縮できる方法であり、その方法の特徴から固定長差分値可逆圧縮 (FLDV-LLC : Fixed Length Differential Value-Lossless Compression)と命名した。
本実施形態の画像データ圧縮方法は、以下の特徴を有している。
(1)可逆圧縮である。
(2)圧縮率は必ず50%〜100%の間である。(100%を超えることも、50%未満となることも無い。ただし、特殊マーカーが無い場合。)
(3)圧縮・復号作業は高速に行える。
(4)復号後の画像データ列Dd は、元画像データ列Doと完全に同じである。
(5)圧縮後の画像データ列DcのサイズScは、元画像データ列DoのサイズSoと比べて、等しいか小さい。
従って、画像データ転送時には、元画像データ列Doではなく、データ列Dcを転送することで、ボトルネックの影響を小さくすることが可能となり、作業による遅延発生は最小限に抑えることができる。
(実施例1)[画素が9ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を9ビット、横方向の画素数x=100、縦方向の画素数y=100とし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、9ビットであるため2進数表記では、
*******000000000〜*******111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x01FF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
また、通信分野で情報量の単位として使われるオクテットに関して、1オクテット=8ビットであるため、図6における1画素データgのサイズは各々2オクテット長となる。全画素数nはx×y=100×100=10000であるので、元画像データ列Doの総データ量Soは20000オクテットとなる。
次に、図7における差分値dの有効範囲Rdは画素ビット数によって異なるものとされるが、画素が9ビットの場合の例としてRd=−127〜0〜+126(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x7F〜0xFDとなる。
ここで、差分値dから、差分値オクテットOdに変換するには、以下のような変換関数(ConvertDiffOctet)を使用することができる。
Od = ConvertDiffOctet ( d )
この変換関数は、10進数の−127〜0〜+126の値を16進数の0x00〜0xFDの範囲に変換するものである。
なお、このマッピングは一例であり、必ずしもこのように変換しなければならないというものではない。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、画素値gは2オクテット長の絶対値オクテットOa(1オクテット目のOaと2オクテット目のOaの2つで構成)に変換されるが、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xFE〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。なお、このマッピングも一例であり、必ずしもこのように変換しなければならないというものではない。
ここで、圧縮させたい画素値gから、絶対値オクテットOaに変換するには、例えば以下の様な変換関数(ConvertAbsOctet1と、ConvertAbsOctet2)を使用することができる。
Oa1 = ConvertAbsOctet1 ( g)
Oa2 = ConvertAbsOctet2 ( g)
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x7F〜0xFDの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xFE〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xFDと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xFEは16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
なお、上記の差分値オクテットOd、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oa、2オクテット目Oaのマッピングはあくまでも一例であって必ずこのように変換しなければならない訳ではなく、差分値オクテットOdと絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaはオクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している限り、他のマッピングとしても良い。
圧縮後の画像データ列Dcにおける各々の圧縮データcは、差分値オクテットOdであれば1オクテット長、絶対値オクテットであれば2オクテット長の可変長サイズとなる。
図9に示す圧縮後の画像データ列Dcの圧縮データc数は図6における全画素数n10000と同数であるので、例えばこの内、60%が差分値オクテットOd、40%が絶対値オクテットOaになった場合、圧縮後の画像データ列Dcの総データ量Scは10000×0.6×1+10000×0.4×2=14000オクテットとなる。元画像データ列Doの総データ量Soは20000オクテットであるため、本画像圧縮により、圧縮率は70%となる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x7F〜0xFDから有効範囲Rd=−127〜0〜+126内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xFE〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例2)[画素が10ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を10ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、10ビットであるため2進数表記では、
******0000000000〜******1111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x03FF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−126〜0〜+125(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x7E〜0xFBとなる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xFC〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x7E〜0xFBの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xFC〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xFBと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xFCは16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x7E〜0xFBから有効範囲Rd=−126〜0〜+125内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xFC〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例3)[画素が11ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を11ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、11ビットであるため2進数表記では、
*****00000000000〜*****11111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x07FF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−124〜0〜+123(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x7C〜0xF7となる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xF8〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x7C〜0xF7の範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xF8〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xF7と、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xF8は16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x7C〜0xF7から有効範囲Rd=−124〜0〜+123内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xF8〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例4)[画素が12ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を12ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、12ビットであるため2進数表記では、
****000000000000〜****111111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x0FFF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−120〜0〜+119(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x78〜0xEFとなる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xF0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x78〜0xEFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xF0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xEFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xF0は16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x78〜0xEFから有効範囲Rd=−120〜0〜+119内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xF0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例5)[画素が13ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を13ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、13ビットであるため2進数表記では、
***0000000000000〜***1111111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x1FFF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−112〜0〜+111(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x70〜0xDFとなる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xE0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x70〜0xDFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xE0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xDFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xE0は16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x70〜0xDFから有効範囲Rd=−112〜0〜+111内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xE0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例6)[画素が14ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を14ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、14ビットであるため2進数表記では、
**00000000000000〜**11111111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x3FFF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−96〜0〜+95(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x60〜0xBFとなる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xC0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x60〜0xBFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xC0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xBFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xC0は16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x60〜0xBFから有効範囲Rd=−96〜0〜+95内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xC0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例7)[画素が15ビットの例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を15ビットとし、上記の画像データ圧縮方法を実施した。
図6の元画像データ列Doにおける圧縮前の1画素データgは、15ビットであるため2進数表記では、
*000000000000000〜*111111111111111
の範囲で表すことができる。(ここで、*は0/1のどちらでも構わないビットである。)
なお、上記の2進数表記を*=0とした場合に16進数表記で表すと、
0x0000〜0x7FFF
となる。(ここで、0xは16進数を表わす接頭字である。)
次に、図7における差分値dが有効範囲Rd=−64〜0〜+63(10進数表記)の範囲とすると、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x00〜0x40〜0x7Fとなる。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、16進数表記で、1オクテット目Oaを0x80〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、差分値オクテットOdは0x00〜0x40〜0x7Fの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0x80〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0x7Fと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0x80は16進数表記で1値だけ離れており、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x00〜0x40〜0x7Fから有効範囲Rd=−64〜0〜+63内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0x80〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例8)[画素が9ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を9ビットとし、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
特殊マーカーOsとしては、表1に示すように、画像開始マーカー、画像終了マーカー、シリアライズ/デシリアライズ用マーカー、転送同期用マーカー、その他の特殊マーカーを用いることができる。



Figure 2012081112
本実施例では、特殊マーカーOsは、1オクテット目のOsと2オクテット目のOsの2オクテット長にて構成されており、1オクテット目のOsに0x00を割り当てている。なお、特殊マーカーOsの種類が少ないのならば、表1のような2オクテット長構成でなく、1オクテット長構成を複数個(例えば、3種類ならば0x00〜0x02の3個)を割り当てる手法でも良い。
本実施例では、画素が同じ9ビットである実施例1と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−126〜0〜+126(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x7F〜0xFDとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例1と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xFE〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x7F〜0xFDの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xFE〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xFDと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xFEは16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x7F〜0xFDから有効範囲Rd=−126〜0〜+126内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xFE〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例9)[画素が10ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を10ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ10ビットである実施例2と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−125〜0〜+125(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x7E〜0xFBとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例2と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xFC〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x7E〜0xFBの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xFC〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xFBと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xFCは16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x7E〜0xFBから有効範囲Rd=−125〜0〜+125内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xFC〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例10)[画素が11ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を11ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ11ビットである実施例3と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−123〜0〜+123(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x7C〜0xF7とする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例3と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xF8〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x7C〜0xF7の範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xF8〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xF7と、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xF8は16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x7C〜0xF7から有効範囲Rd=−123〜0〜+123内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xF8〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例11)[画素が12ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を12ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ12ビットである実施例4と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−119〜0〜+119(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x78〜0xEFとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例4と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xF0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x78〜0xEFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xF0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xEFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xF0は16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x78〜0xEFから有効範囲Rd=−119〜0〜+119内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xF0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例12)[画素が13ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を13ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ13ビットである実施例5と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−111〜0〜+111(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x70〜0xDFとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例5と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xE0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x70〜0xDFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xE0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xDFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xE0は16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x70〜0xDFから有効範囲Rd=−111〜0〜+111内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xE0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例13)[画素が14ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を14ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ14ビットである実施例6と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−95〜0〜+95(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x60〜0xBFとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例6と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0xC0〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x60〜0xBFの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0xC0〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0xBFと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0xC0は16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x60〜0xBFから有効範囲Rd=−95〜0〜+95内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0xC0〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
(実施例14)[画素が15ビットで特殊マーカーを用いた例]
図5における元画像Poとして、1画素のビット数を15ビットとし、実施例8と同様に、特殊マーカーOsを用いて上記の画像データ圧縮方法を実施した。
本実施例では、画素が同じ15ビットである実施例7と比較して、有効範囲Rdと差分値オクテットOdの有効範囲を1つ減らして、特殊マーカーの1オクテット目のOs用に転用しているが、絶対値オクテットOaの方は変更していない。
具体的には、有効範囲Rd=−63〜0〜+63(10進数表記)の範囲とし、差分値オクテットOdは、そのマッピングの一例として、16進数表記で0x01〜0x40〜0x7Fとする。
一方、差分値dが範囲Rd外の時は、そのマッピングの一例として、実施例7と同様に、16進数表記で、1オクテット目Oaを0x80〜0xFF、2オクテット目Oaを0x00〜0xFFとする。
本実施例では、上記のように、特殊マーカーOsの1オクテット目のOsは0x00の範囲であり、差分値オクテットOdは0x01〜0x40〜0x7Fの範囲であり、他方、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaは、0x80〜0xFFの範囲である。よって、差分値オクテットOdの最大値0x7Fと、絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaの最小値0x80は16進数表記で1値だけ離れており、Os・Od・Oaの3者には、オクテット値が重なり合わないような排他関係が存在している。この排他関係が存在することにより、圧縮後の画像データ列Dcから、復号後の画像データ列Ddへの変換が容易になる。
次に、差分値オクテットOdから、元の1画素データgに変換するには、差分値オクテットOdのマッピング0x01〜0x40〜0x7Fから有効範囲Rd=−63〜0〜+63内の差分値dを逆算した後、一つ前の画素値g(i−1)に加算する。
また、絶対値オクテットOaから、元の1画素データgに変換するには、圧縮時のマッピング例を逆参照し、差分値オクテットOdと排他関係にある絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaのマッピング0x80〜0xFF及び、続けて並んでいる絶対値オクテットOaの2オクテット目Oa2のマッピング0x00〜0xFFの両者から、元の1画素データgを逆算する。
さらに、特殊マーカーOs毎に決められた特殊処理を行う。
このようにして、圧縮後の画像データ列Dc全体に対して復号を適用すると、画像データ列Ddが完成し、復号後の画像データ列Ddは、元画像データ列Doと完全に同一になる。最後に、デシリアライズを行うことにより、復号後の画像Pdは、元画像Poと完全に同一になった。
1・・・患者診察室
2・・・医師診断室
3・・・X線発生器
4・・・X線平面検出器
4a・・・X線撮影部
4b・・・画像蓄積部
4c・・・シリアライズ部
4d・・・可逆圧縮部
4e・・・転送部
5・・・X線コントローラ
6・・・外部機器
6a・・・受信部
6b・・・復号部
6c・・・デシリアライズ部
7・・・制御装置
10・・・画像データ圧縮システム

Claims (6)

  1. 平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮システムであって、
    前記平面検出器は、
    測定すべき対象に照射されたX線を撮影して9〜15ビットの画像データに変換するX線撮影部と、
    前記画像データを2次元データである元画像データPoとして蓄積する画像蓄積部と、
    前記元画像データPoを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の元画像データ列Doにシリアライズするシリアライズ部と、
    前記シリアライズされた1次元の元画像データ列Doを可逆圧縮して、1画素が1〜2オクテット長の可変長サイズの圧縮データの集合体である圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮部と、
    前記圧縮画像データ列Dcを外部機器へと転送する転送部と、
    を備え、
    前記外部機器は、
    前記平面検出器の前記転送部からの圧縮画像データ列Dcを受信する受信部と、
    前記圧縮画像データ列Dcを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の画像データ列Ddに復号する復号部と、
    前記復号後の画像データ列Ddをデシリアライズして元画像データPoと同一の2次元データである画像Pdとするデシリアライズ部と、
    を備えていることを特徴とする画像データ圧縮システム。
  2. 前記圧縮後の画像データ列Dcは、1オクテット長の差分値オクテットOd及び2オクテット長の絶対値オクテットOaを含み、前記絶対値オクテットOaは、1オクテット目のOaと2オクテット目のOaの2つからなり、かつ、前記差分値オクテットOdと、前記絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaには、オクテット値が重なり合わないような排他関係を有することを特徴とする請求項1記載の画像データ圧縮システム。
  3. 前記圧縮後の画像データ列Dcは、さらに、復号処理用の特殊マーカーOsを含むことを特徴とする請求項2記載の画像データ圧縮システム。
  4. 平面検出器とその外部装置との間で画像データの圧縮転送を行う画像データ圧縮方法であって、
    測定すべき対象に照射されたX線を撮影して9〜15ビットの画像データに変換する撮影工程と、
    前記画像データを2次元データである元画像データPoとして蓄積する画像蓄積工程と、
    前記元画像データPoを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の元画像データ列Doにシリアライズするシリアライズ工程と、
    前記シリアライズされた1次元の元画像データ列Doを可逆圧縮して、1画素が1〜2オクテット長の可変長サイズの圧縮データの集合体である圧縮画像データ列Dcとする可逆圧縮工程と、
    前記圧縮画像データ列Dcを前記平面検出器から前記外部機器へと転送する転送工程と、
    前記平面検出器からの圧縮画像データ列Dcを受信する受信工程と、
    前記圧縮画像データ列Dcを、1画素が2オクテット長のサイズの画素データの集合体である1次元の画像データ列Ddに復号する復号工程と、
    前記復号後の画像データ列Ddをデシリアライズして元画像データPoと同一の2次元データである画像Pdとするデシリアライズ工程と、
    を備えていることを特徴とする画像データ圧縮方法。
  5. 前記可逆圧縮工程における圧縮画像データ列Dcは、1オクテット長の差分値オクテットOd及び2オクテット長の絶対値オクテットOaを含み、前記絶対値オクテットOaは、1オクテット目のOaと2オクテット目のOaの2つからなり、かつ、前記差分値オクテットOdと、前記絶対値オクテットOaの1オクテット目Oaには、オクテット値が重なり合わないような排他関係を有することを特徴とする請求項4記載の画像データ圧縮方法。
  6. 前記可逆圧縮工程における圧縮画像データ列Dcは、さらに、復号処理用の特殊マーカーOsを含むことを特徴とする請求項5記載の画像データ圧縮方法。
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