JP2012070807A - Drum washing/drying machine and drying machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、衣類を収容するドラムを回転させながら乾燥するドラム式洗濯乾燥機および乾燥機に関する。 The present invention relates to a drum-type washing and drying machine that dries while rotating a drum that houses clothing, and a dryer.
洗濯から乾燥までを連続して行う洗濯乾燥機による衣類の乾燥は、洗濯槽を形成するドラム内に高温・低湿の空気を吹き込み、衣類から水分を蒸発させ、蒸発した水分を機外へ排出することにより行う。 Drying clothes with a washing and drying machine that performs continuous washing and drying, blows high-temperature and low-humidity air into the drum that forms the washing tub, evaporates moisture from the clothes, and discharges the evaporated moisture to the outside. By doing.
また、衣類の乾燥仕上りを向上させる方法として、下記特許文献1には、高速の風を衣類に直接吹きつけて、風の力でしわを伸ばしながら乾燥するドラム式洗濯乾燥機が記載されている。このようなドラム式洗濯乾燥機では、高速の風を発生させるためのファンを含む送風ユニットが、円筒形のドラムと箱形の筐体との間に形成される右上の角部又は左上の角部に配置される。そして、ドラムを右回りに回転させたり左回りに回転させたりを繰り返しながら、送風ユニットの下流側に設けられたノズルから、衣類に向けて風を吹きつける構成となっている。
In addition, as a method for improving the drying finish of clothing,
上述した従来のドラム式洗濯乾燥機では、乾燥運転中に右回りや左回りに回転するドラムの回転数は、乾きむらが発生しないようにするために、中に収容した衣類に満遍なく風が当たるように設定している。図19にドラムが右回りしている時の乾燥中のドラム内の衣類の移動軌跡を示す。 In the conventional drum-type washing / drying machine described above, the rotation speed of the drum that rotates clockwise or counterclockwise during the drying operation is uniformly applied to the clothes accommodated therein in order to prevent uneven drying. It is set as follows. FIG. 19 shows the movement trajectory of the clothes in the drum during drying when the drum is rotating clockwise.
衣類は、リフターとドラムの回転による遠心力でドラム上方まで持ち上げられるが、回転数が低すぎると、矢印Aで示すように、衣類はドラムの上方まで持ち上がらず落下する。その結果、衣類の広がりがほとんどないため、乾きむらが発生するばかりか、ドラムの下の方で転がるように動くので、布絡みが生じやすい。一方、回転数が高すぎると、矢印Cで示すように、遠心力で衣類がドラムに張り付いてしまうため、ドラムと衣類がほぼ一体となって動き、衣類の入れ替わりがほとんどなくなり、乾きむらが発生する。 The clothing is lifted to the upper part of the drum by the centrifugal force generated by the rotation of the lifter and the drum. However, if the number of rotations is too low, as shown by the arrow A, the clothing is not lifted to the upper part of the drum and falls. As a result, since there is almost no spread of clothes, not only unevenness of drying occurs, but also it moves so as to roll under the drum, so that fabric entanglement tends to occur. On the other hand, if the rotational speed is too high, as shown by the arrow C, the clothes will stick to the drum due to centrifugal force, so the drum and the clothes will move almost together, there will be almost no replacement of clothes, and uneven drying will occur. appear.
そこで、矢印Bで示すように、衣類がドラムの最上部付近まで持ち上げられて重力で落下するようなドラム回転数に設定するのが普通である。こうすることで、衣類が大きく動き、温風は衣類に満遍なく当たるため、衣類の乾きむらが発生しにくい。 Therefore, as indicated by the arrow B, it is usual to set the drum rotation speed so that the clothes are lifted to the vicinity of the top of the drum and fall by gravity. By doing so, the clothes move greatly, and the warm air uniformly hits the clothes, so that the clothes do not easily dry out.
しかしながら、このときの衣類の動きを詳細に観察すると、衣類がドラムの上部から回転しているドラムに衣類が落下したときに、衣類が転がるような動きをする場合があることが分かった。そして、衣類が転がりやすくなる原因は、衣類がドラム内周面にほぼ垂直に落下するのに対して、ドラム内周面は右から左方向に回転しており、両者の運動方向が異なるため、と考えられる。特に、長い袖のあるシャツ類やズボンのような衣類は転がることにより絡みや捩じれの要因となり、結果として、しわの発生など乾燥仕上りに影響を与える可能性がある。 However, when the movement of the clothing at this time was observed in detail, it was found that when the clothing dropped on the drum rotating from the upper part of the drum, the clothing might move like rolling. And the reason why clothes are easy to roll is because clothes fall almost perpendicularly to the drum inner peripheral surface, while the drum inner peripheral surface rotates from right to left, and the direction of movement of both is different. it is conceivable that. In particular, clothes such as shirts and pants with long sleeves may cause entanglement and twisting due to rolling, and as a result, there is a possibility of affecting the dry finish such as generation of wrinkles.
本発明の目的は、布絡みを抑制して乾燥仕上りを向上させたドラム式洗濯乾燥機および乾燥機を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a drum-type washing and drying machine and a drying machine that improve the drying finish by suppressing fabric entanglement.
上記目的を達成するために、本発明は、衣類を収容するドラムと、このドラムを回転させるモータと、前記ドラムを支持する筐体と、前記衣類の投入口を塞ぐドアと、前記ドラム内に風を吹きつける手段を備え、前記モータにより前記ドラムを右回りに回転させたり左回りに回転させたりを繰り返しているときに、前記ドラムの回転によって持ち上げられた衣類に風を吹きつけて乾燥させるドラム式洗濯乾燥機において、前記衣類が前記ドラムの最上部を過ぎてから落下を開始させるようにした。 In order to achieve the above object, the present invention provides a drum for housing clothing, a motor for rotating the drum, a housing for supporting the drum, a door for closing the clothing inlet, and the drum. A means for blowing air is provided, and when the drum is rotated clockwise or counterclockwise by the motor, the clothes raised by the rotation of the drum are blown and dried. In the drum-type washing and drying machine, the clothing starts dropping after the top of the drum passes.
本発明によれば、布絡みを抑制して乾燥仕上りを向上させたドラム式洗濯乾燥機および乾燥機が提供できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the drum type washing-dryer and dryer which suppressed the fabric entanglement and improved the drying finish can be provided.
以下、実施例を図面を用いて説明する。 Hereinafter, examples will be described with reference to the drawings.
本実施例では、乾燥工程中、常に一定の回転数で回転するドラム式洗濯乾燥機の例を説明する。 In the present embodiment, an example of a drum-type washing and drying machine that always rotates at a constant rotational speed during the drying process will be described.
図1は実施例1におけるドラム式洗濯乾燥機100の外観図である。図2は内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した斜視図、図3は内部の構造を示すために背面カバーを取り外した背面図、図4は内部の構造を示す側面図、図5は内部の構造を示すために筐体の一部を切断して示した平面図である。
FIG. 1 is an external view of a drum type washing and
本実施例のドラム式洗濯乾燥機100は、衣類を収容する洗濯兼脱水槽3と、この洗濯兼脱水槽3を回転させるモータ4と、洗濯兼脱水槽3を支持する筐体1を備えている。ここで、外郭を構成する筐体1は、ベース1hの上に取り付けられており、左右の側板1a,1b,前面カバー1c,背面カバー1d,上面カバー1e,下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材(図示せず),前補強材(図示せず),後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体として十分な強度を有している。
The drum-type washing /
また、衣類を出し入れするための投入口を塞ぐドア9が前面カバー1cの略中央に設けられ、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されている。ドア開放ボタン9dを押すことでロック機構(図示せず)が外れてドアが開き、ドアを前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じる。前補強材は、後述する外槽の開口部と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。ドア9の外槽開口部を閉じる部分は、乾燥時の熱に耐えられるよう凹状のガラス9aでできている。
Further, a
更に、筐体1の上部中央には、操作パネルが設けられており、電源スイッチ39,操作スイッチ12,13,表示器14を備える。操作パネル6は、筐体1下部に設けた制御装置38に電気的に接続している。
Further, an operation panel is provided in the upper center of the
洗濯兼脱水槽3は、回転可能に支持された円筒状の回転ドラムで構成され、その外周面3eおよび背面3dに通水および通風のための多数の貫通孔を有し、前側端面に衣類を出し入れするための開口部3aを設けてある。開口部3aの外側には洗濯兼脱水槽3と一体の流体バランサ3cを備えている。外周面3eの内側には軸方向に延びるリフター3bが複数個設けてあり、洗濯,乾燥時に洗濯兼脱水槽3を回転すると、衣類はリフター3bと遠心力で外周面3eに沿って持ち上がり、重力で落下するように動きを繰り返す。洗濯兼脱水槽3の回転中心軸は、水平または開口部3a側が高くなるように傾斜している。
The washing and dewatering
また、洗濯水を溜めるための円筒状の外槽2が、筐体1に支持され、洗濯兼脱水槽3を同軸上に内包し、前面は開口し、後側端面の外側中央にモータ4を取り付ける。モータ4の回転軸は、外槽2を貫通し、洗濯兼脱水槽3と結合している。前面の開口部には外槽カバー2dを設け、外槽内への貯水を可能としている。外槽カバー2dの前側中央には、衣類を出し入れするための開口部2cを有している。本開口部2cと前補強材37に設けた開口部は、ゴム製のベローズ10で接続しており、ドア9を閉じることでドア9のガラス9aがベローズ10のリップ部に接触し、外槽2を水封する。また、ドア9を閉じると、凹状のガラス9aの先端が外槽カバー2dの開口部2cを塞ぐようになるが、洗濯時の外槽2の沈み込みや脱水時の外槽2の振動で外槽カバー2dとガラス9aが接触しないよう、ガラス9aの外周部と外槽カバー2dとはすき間を有している。このすき間の大きさは、すき間に洗濯物が入り込まないように配慮してある。
In addition, a cylindrical
そして、外槽2底面最下部には、排水口2bが設けてあり、排水ホース26が接続されている。排水ホース26の途中には排水弁(図示せず)が設けてあり、排水弁を閉じて給水することで外槽2に水を溜め、排水弁を開いて外槽2内の水を機外へ排出する。
And the
外槽2は、下側をベース1hに固定されたサスペンション5(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽2の上側は上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽2の前後方向への倒れを防ぐ。
The
筐体1内の上部左側には、洗剤容器19が設けられており、前開口部から引き出し式の洗剤トレイ7を装着する。洗剤類を入れる場合は、洗剤トレイ7を図1の二点鎖線で示すように引き出す。洗剤容器19は、筐体1の上補強材に固定されている。
A
洗剤容器19の後ろ側には、給水電磁弁16や風呂水給水ポンプ17,水位センサ(図示せず)など給水に関連する部品を設けてある。上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口16a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口17aが設けてある。洗剤容器19は、外槽2に接続されており、給水電磁弁16を開く、あるいは風呂水給水ポンプ17を運転することで、外槽2に洗濯水を供給する。
On the rear side of the
また、乾燥ダクト29が、筐体1の背面内側に縦方向に設置されており、そのダクト下部は外槽2の背面下方に設けた吸気口2aにゴム製の蛇腹管29aで接続されている。乾燥ダクト29内には、水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており、給水電磁弁16から水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト29の壁面を伝わって流下し吸気口2aから外槽2に入り排水口2bから排出される。
Also, a drying
乾燥ダクト29の上部は、筐体1内の上部右側に前後方向に設置したフィルタダクト27に接続している。フィルタダクト27の前面には開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ8を挿入してある。乾燥ダクト29からフィルタダクト27へ入った空気は、乾燥フィルタ8のメッシュフィルタ8aに流入し糸くずが除去される。乾燥フィルタ8の掃除は、乾燥フィルタ8を引き出してメッシュフィルタ8aを取り出して行う。また、フィルタダクト27の乾燥フィルタ8挿入部の下面には開口部が設けてあり、この開口部は吸気ダクト33と接続されており、吸気ダクト33の他端は送風ユニット28の吸気口と接続している。
The upper part of the drying
本実施例では、洗濯兼脱水槽3内に風を吹きつける手段が、筐体1内であってドア9側から見て洗濯兼脱水槽3の回転軸に対し右上に設けられており、モータ4により洗濯兼脱水槽3を右回りに回転させたり左回りに回転させたりを繰り返しているときに、洗濯兼脱水槽3の回転によって持ち上げられた衣類に風を吹きつけて乾燥させる。ここで、上記風を吹きつける手段は、送風ユニット28と、この送風ユニット28の吐き出し側に設けられて風を加熱するヒータ31と、ヒータ31の下流に設けられたノズル32dと、これらを接続する風路とで構成されている。
In this embodiment, the means for blowing air into the washing / dehydrating
送風ユニット28は、駆動用のファンモータ28a,ファン羽根車(図示せず),ファンケース28bで構成されている。ファンケース28bにはヒータ31が内蔵されており、ファン羽根車から送られる空気を加熱する。送風ユニット28の吐出口は温風ダクト30に接続されている。温風ダクト30は、ゴム製の蛇腹管30a,蛇腹管継ぎ手30bを介して外槽カバー2dに設けた温風吹き出し口32に接続している。本実施例では、送風ユニット28が筐体1内の上部右側に設けてあるので、温風吹き出し口32は外槽カバー2dの右斜め上の位置に設け、温風吹き出し口32までの距離を極力短くするようにしてある。このため、圧力損失の増加を防ぐことができ、効率よく高速の風を吹きつけることが可能となる。
The
また、排水口2b,送風ユニット28の吸気口及び吐出口には温度センサ(図示せず)が設けてある。
Further, temperature sensors (not shown) are provided at the
本実施例では、このようにして、衣類のしわを伸ばす風量及び風速を有する風を洗濯兼脱水槽3内に吹き込み、風の力で衣類に発生するしわを伸ばすことができる。
In the present embodiment, in this way, a wind having an air volume and a wind speed for stretching the wrinkles of the garment can be blown into the washing / dehydrating
次に、送風ユニット28で発生させた風を直接衣類に当てるための温風吹き出し口32の詳細について、図6,図7を用いて説明する。図6は温風吹き出し口32設置部の外槽カバー2dの正面図、図7は図6の二点鎖線A−Aで切断して示した温風吹き出し口32の断面図である。
Next, details of the
温風吹き出し口32は、外槽カバー2dの前側から開口部2cに沿うように設けてあり、内部に流路32b,32cが形成されている。温風吹き出し口32の入口には蛇腹管継ぎ手30bが取り付けてあり、流路32cの出口にはノズル32dが形成されている。洗濯兼脱水槽3と外槽カバー2dとのすき間に衣類が入り込まないよう、外槽カバー2dの開口部2cの内径と洗濯兼脱水槽3の開口部3aの内径は、ほぼ同一に設定されている。
The
このため、温風吹き出し口32の出口部32aを開口部2cの内周面より内側に飛び出すように形成し、ノズル32dが洗濯兼脱水槽3内に向かって開口するようにしてある。また、ノズル32dは、流体バランサ3cの内周側開口部3aとドアガラス9aとの間に位置しており、洗濯兼脱水槽3の内部からノズル32dを臨めるようになっている。このようにすることで、ノズル32dから出た温風を直接洗濯兼脱水槽3内の衣類に当てることができる。
For this reason, the
上記構成で、満足できる乾燥仕上がりを得るための風量・風速・ノズル面積などの検討結果を以下に示す。なお、風速は、送風ユニット28の風量圧力特性を測定した結果から計算した値である。風量圧力特性は、図8に示す装置で測定を行った。均圧箱の吸気口と送風ユニット28の吐出口にオリフィスを取り付け、オリフィスの直径とファンモータ28aの回転数を種々変えながら風量と送風ユニット28の吸気口及び吐出口の圧力を測定し、風量圧力特性を求めた。そして、送風ユニット28を洗濯乾燥機へ実装した時の送風ユニット28の吸気口と吐出口の圧力を測定し、上記の風量圧力特性から風量を求め、この風量をノズル面積で割った値を風速とした。
With the above configuration, the examination results of air volume, wind speed, nozzle area, etc. for obtaining a satisfactory dry finish are shown below. The wind speed is a value calculated from the result of measuring the air volume pressure characteristics of the
実験条件は、図9に示すとおりであり、試験機は、直径600mmで容積75Lの洗濯兼脱水槽を有するドラム式洗濯乾燥機で、布量は2kgである。仕上がりの評価は各種衣類で行ったが、最もしわ付きが顕著だった薄手の綿パジャマズボンの結果を示している。評価は目視による5段階の官能評価であるが、官能評価値に対する仕上がり具合の例を図10に示す。ノズルは、上述した位置にノズル32dを設けた場合(外槽カバー2dの右斜め上の位置)である。ノズル32dからの風の吹き出し方向は、略洗濯兼脱水槽3の背面3d中央に向くようにした。結果は、評価者3名の平均値である。
The experimental conditions are as shown in FIG. 9, and the testing machine is a drum type washing and drying machine having a washing and dewatering tank having a diameter of 600 mm and a volume of 75 L, and the amount of cloth is 2 kg. The results of the thin cotton pajamas trousers with the most wrinkles were shown, although the evaluation of the finish was carried out with various garments. The evaluation is a five-step sensory evaluation by visual inspection. FIG. 10 shows an example of the finished condition with respect to the sensory evaluation value. A nozzle is a case where the
図9から、
(A)風速が高くなるにつれて仕上がりがよくなる。しかし、風速に対して仕上がりは飽和し、風速が高すぎると逆に仕上がりが悪化する傾向も見られる。また、風量が多いほど、仕上がりが飽和する風速は低くなる。風量0.8m3/minの場合は風速約140m/sで官能評価値は約3、風量1.0m3/minでは風速約130m/sで官能評価値約3.3、風量1.3m3/minでは風速120m/sで官能評価値約3.9、風量1.5m3/minでは風速約110m/sで官能評価値約4.0、風量1.7m3/minで約100m/sで官能評価値約4.2となり、これ以上風速を増しても仕上がりはほとんど向上しない。また、風量1.5m3/min以上では吊り干し乾燥と同等の仕上がりが得られる。
From FIG.
(A) The finish improves as the wind speed increases. However, the finish is saturated with respect to the wind speed, and if the wind speed is too high, the finish tends to deteriorate. Also, the greater the air volume, the lower the wind speed at which the finish is saturated. When the air volume is 0.8 m 3 / min, the sensory evaluation value is about 3 at a wind speed of about 140 m / s. When the air volume is 1.0 m 3 / min, the sensory evaluation value is about 3.3 at a wind speed of about 130 m / s, and the air volume is 1.3 m 3. At a wind speed of 120 m / s, the sensory evaluation value is about 3.9, and at an air volume of 1.5 m 3 / min, the sensory evaluation value is about 4.0 at a wind speed of about 110 m / s and about 100 m / s at an air volume of 1.7 m 3 / min. The sensory evaluation value is about 4.2, and the finish is hardly improved even if the wind speed is increased further. Moreover, when the air volume is 1.5 m 3 / min or more, a finish equivalent to hanging drying can be obtained.
(B)同じ風速であれば風量が多い方が仕上がりはよいが、風量1.5m3/minから1.7m3/minに上昇した場合の仕上がりの改善度合いは小さくなっている。このことから、必要以上に風量を増しても、仕上がりの改善は期待できない。 (B) If the wind speed is the same, the finish is better when the air volume is larger. However, the improvement degree of the finish when the air volume is increased from 1.5 m 3 / min to 1.7 m 3 / min is small. For this reason, even if the air volume is increased more than necessary, it is not expected to improve the finish.
このように、風速,風量が大きいほど仕上がりが良くなる。どちらか一方を大きくするのではなく、両者のバランスを考えて設定するのが望ましい。具体的には、仕上がりだけでなく、電流値(家庭用の商用電源の場合は、送風ユニット28とヒータ31,モータ4,制御装置38の合計で15A以下)や乾燥性能,風が循環するダクトの流路面積,洗濯乾燥機への実装などを考慮して風速と風量を決定する必要がある。
Thus, the larger the wind speed and volume, the better the finish. It is desirable not to increase either one, but to set the balance in consideration of both. Specifically, not only the finish but also the current value (in the case of a commercial power supply for home use, the total of the
官能評価値が3以上であれば、乾燥後にアイロンをかける場合でも簡単に仕上げることができ、官能評価値4以上であれば、乾燥後の衣類をそのまま着用しても不満が少ない。 If the sensory evaluation value is 3 or more, it can be easily finished even when ironing after drying. If the sensory evaluation value is 4 or more, there is little dissatisfaction even if the clothes after drying are worn as they are.
官能評価値3以上とするためには、風量0.8m3/minで風速約140m/s以上、風量1.0m3/minで約110m/s以上、風量1.3m3/minで風速約92m/s以上、風量1.5m3/minで風速約75m/s以上、風量1.7m3/minで風速約70m/s以上となり、最低でも0.8m3/minの風量が必要である。なお、風量は乾燥性能に大きく影響するが、風量が少なすぎると乾燥時間が延びるため、乾燥性能の観点からも風量は0.8m3/min以上必要である。
To the
本実施の形態例では、ノズル面積280mm2(幅56×高さ5mmのスリット状)で、送風ユニット28はファン羽根車径140mm,羽根厚さ8.1mmで回転数を毎分14000回転で運転している。これにより、ファン吐出圧力が約7000Pa(空気温度30℃時)となり、風量約1.65m3/minで風速約100m/sを得ている。
In this embodiment, the nozzle area is 280 mm 2 (slit shape of
しわがつきにくい衣類の場合は、上記の風速より低い値でも官能評価値4以上の仕上がりが得られるが、種々の衣類を同時に乾燥するのが一般的であり、しわになりやすい衣類に合わせて風速を決定するほうが良い。 In the case of clothing that is difficult to wrinkle, a finish with a sensory evaluation value of 4 or higher can be obtained even at a value lower than the above wind speed. However, it is common to dry various clothing at the same time, so that the clothing tends to wrinkle. It is better to determine the wind speed.
ノズル32dは、図11に示すような扁平のスリット形状としている。ノズル32d面積は、前述したような風量・風速が得られる面積であれば良く、断面形状も流れの抵抗にならないような形状であれば、どのような形状でもかまわない。しかし、出口部32aが開口部2cの内側に多く飛び出しすぎると、衣類の出し入れの邪魔になったり、洗濯や乾燥時に衣類の動きを阻害したりする。そこで、ノズル32dを扁平のスリット形状にして飛び出し量を小さくした。また、開口部2cと出口部32aの表面形状がスムーズに変化するようにして、布動きを阻害しないようにしてある。
The
ノズル32dの高さを小さくしすぎるとゴミが詰まりやすく、ノズルでの風切り音の増加に繋がるので、最低でも3mm程度あった方が好ましい。また、流路32bと流路32cは無駄な突起や、急激な流れ方向の変化が無いようにし、かつノズル32dに向かい流路面積が徐々に小さくなるようにしてある。こうすることで、高速の風が流路32b,32cを流れるときに発生する圧力損失や流体音を小さくすることができる。
If the height of the
乾燥運転時の風の流れは次のようになる。送風ユニット28を運転し、ヒータ31に通電すると、ノズル32dから洗濯兼脱水槽3内に高速の温風が吹き込み(矢印41)、湿った衣類に当たり、衣類を温め衣類から水分が蒸発する。乾燥運転中は、洗濯兼脱水槽3を正逆回転させているので、リフター3bにより衣類がノズル32dの付近まで持ち上がった状態で、衣類に高速の風が当たる。このときノズル32dと衣類との距離が最も短くなるので、高速の風で衣類のしわを伸ばすことができる。高温多湿となった空気は、洗濯兼脱水槽3に設けた貫通孔から外槽2に流れ、吸気口2aから乾燥ダクト29に吸い込まれ、乾燥ダクト29を下から上へ流れる(矢印42)。乾燥ダクト29の壁面には、水冷除湿機構からの冷却水が流れ落ちており、高温多湿の空気は冷却水と接触することで冷却除湿され、乾いた低温空気となりフィルタダクト27へ入る。フィルタダクト27に設けたメッシュフィルタ8aを通り糸屑が取り除かれ(矢印43)、吸気ダクト33に入り、送風ユニット28に吸い込まれる(矢印44)。そして、ヒータ31で再度加熱され、洗濯兼脱水槽3内に吹き込むように循環する。
The flow of wind during the drying operation is as follows. When the
高速の風を衣類に当てることにより、衣類のしわが減少する理由について図12を用いて述べる。図12(a)はノズル32dから出た高速の風41が衣類に当たった時の模式図である。ここでは、衣類の背面に他の衣類がある場合を示している。風が衣類に当たると、衣類には風で押し広げられる力(矢印(1))と、衣類に当たった後流れ方向を変え衣類表面に沿って流れる風で左右に引っ張られる力(矢印(2))が作用する。この(1)と(2)の力で衣類のしわは伸ばされる。洗濯兼脱水槽3内の衣類の量が多い場合は、直接風が当たる衣類の周囲に他の衣類が多く自由に動きにくいため、主に(1)の力でしわが伸ばされる。衣類の量が少ない場合は、衣類が自由に動き、風が当たった衣類は風の流れ方向に押されながら吹き流しのようになり、衣類表面に沿って流れる風による(2)の力も作用ししわが伸ばされる。衣類の量が少ない場合は、乾燥中に衣類が広がりしわは発生しにくいので、ここでは(1)の力について考える。
The reason why the wrinkle of clothing is reduced by applying high-speed wind to the clothing will be described with reference to FIG. FIG. 12A is a schematic diagram when the high-
(1)の力Fは、図12(b)に示すように、ノズル32dから吹き出す風の風量をQ、風速をVとすると、QとVの積で表すことができる。また、ノズル32dから吹き出す風(噴流)は、周囲の空気との大きな速度差と空気の粘性の作用で、周囲の空気を巻き込み流れの幅を広げながら、またその際噴流自身は速度Vを減少させながら下流方向へ流れていく(ただし、ノズル32dからの距離Xが非常に小さい場合(噴流のコア領域,円形ノズルの場合でノズルからノズル径の約6倍の位置まで)は、速度Vはほぼ一定である)。すなわち、ノズル32dからの距離Xが増加するに従い、単位面積当たりの衣類が受ける力(衣類が風から受ける圧力)は減少していく。従って、ノズル32dに衣類を近づけるほど、しわを伸ばす効果は大きくなる。図9で示した仕上がりの結果は、これで説明できる。
The force F of (1) can be represented by the product of Q and V, where Q is the amount of wind blown from the
風量Qを増やすためには、送風ユニット28のファンの回転数を高めたり、ファンの外径や羽根高さを増やしたりする必要がある。また、温風が通るダクトの面積を大きくして圧力損失を小さくした方が良い。特に、除湿に水を使用する水冷方式の場合、乾燥ダクト29を流れる空気の流速が速すぎると、冷却水が風に吹き飛ばされる現象が発生する。冷却水がフィルタ8aやヒータ31まで到達すると、乾燥効率の大幅な低下につながるため、乾燥ダクト29の流路面積を大きくすることが必須である。このため、風量を大幅に増やすと、ダクトや送風ユニットのサイズが大型化し、筐体1のサイズの大型化につながり、洗濯乾燥機を家庭へ設置しにくくなる。
In order to increase the air volume Q, it is necessary to increase the rotational speed of the fan of the
一方、風速Vを増やすためには、送風ユニット28を高圧力タイプのものにしてノズル面積を小さくすればよい。送風ユニット28として、一般的なターボファンを使用した場合、低い回転数でファン羽根車を大径化する方法と、ファン羽根車の径は小さいままで回転数を高くする方法とがあるが、高速回転化は、従来と同一の筐体に実装できる利点がある。
On the other hand, in order to increase the wind speed V, the
本実施例では、ノズル32dが外槽カバー2dの右斜め上(略45度の場所)に位置しており、右斜め上から洗濯兼脱水槽3の背面3dの略中心部のやや上部に向かい高速の風が吹き出している。乾燥運転中に洗濯兼脱水槽3を正逆回転させながら、衣類を持ち上げノズル32dに近づけ、ノズル32dからの高速の風を衣類に当てている。そして、洗濯兼脱水槽3の回転数は、持ち上げられた衣類が洗濯兼脱水槽3の最上部を超えてから落下を開始するような遠心力が発生するように設定する。この回転数は、衣類の量や洗濯兼脱水槽3の直径により異なる。
In the present embodiment, the
図13は、この時、洗濯兼脱水槽3内での衣類の動きを矢印で示した模式図である。図13(a)は洗濯兼脱水槽3が正面から見て右回転している場合を、図13(b)は洗濯兼脱水槽3が左回転している場合を示す。2本の矢印は、洗濯兼脱水槽3の外周付近に位置する衣類の代表的な軌跡(矢印I)とそれより内側に位置する衣類の軌跡(矢印II)を示す。
FIG. 13 is a schematic view showing the movement of clothes in the washing and
右回転の場合、衣類が持ち上げられ最上部に達し、右方向に移動しノズル32dに近づいて行くところで高速の風41が当たるため、衣類は風の力で押され、後方下向きに運動方向を変える。そして、洗濯兼脱水槽3の最下部より手前に落下し、最下部を通り再び持ち上げられる。洗濯兼脱水槽3の運動方向と洗濯兼脱水槽3に落下する衣類の運動方向が鋭角をなしているため、衣類が転がるような動きを発生し難く、絡みや捩じれを抑えることができ、しわの少ない乾燥を実現できる。
In the case of right rotation, since the clothes are lifted and reach the uppermost part and move rightward and approach the
一方、左回転の場合は、衣類が持ち上げられ最上部に達する前にノズル32dに近づく。衣類は上向きの速度を有しているため、風が当たることで洗濯兼脱水槽3の上側を後方(奥側)左方向に向かい流された後、洗濯兼脱水槽3の回転に沿って落下し、最下部を通り再び持ち上げられる。この場合、洗濯兼脱水槽3の運動方向と落下する衣類の運動方向はほぼ同じであり、衣類が転がるような動きはほとんど発生せず、しわの発生を防止できる。
On the other hand, in the case of left rotation, the clothes are lifted and approach the
本実施例のように洗濯兼脱水槽3の回転数を設定すると(通常の場合より回転数が高い)、洗濯兼脱水槽3の外周側にある衣類とそれより内側にある衣類はほぼ一体的に動き、相互の速度差に起因する絡みの発生も防止できるため、さらにしわの少ない乾燥を実現できる。
When the number of rotations of the washing and
このように、一体的な布動きとすると、衣類の入れ替わりが少なくなるため、乾きむらの増大が懸念される。また、従来の洗濯兼脱水槽の回転数では、左回転の場合は高速の風が衣類に当たるが、右回転時にはノズルから離れた位置を衣類が通過するため、高速の風が当たらない衣類の割合が多く、乾きむらの要因となっていた(図19参照)。しかし、本実施例では、図13中に楕円で示すよう、洗濯兼脱水槽3が右回転でも左回転でも、高速の風が衣類に直接あたるように、洗濯兼脱水槽3の回転数と風の吹き出し方向を設定してある。このため、高速の風により衣類からの水分の蒸発が促進され、乾きむらの増加を抑制できる。
As described above, when the cloth movement is integrated, since the change of clothes is reduced, there is a concern about an increase in uneven drying. Also, with the rotation speed of the conventional washing and dewatering tank, the high-speed wind hits the clothing in the case of left rotation, but the clothing passes through a position away from the nozzle in the right rotation, so the proportion of clothing that does not receive high-speed wind This was a cause of uneven drying (see FIG. 19). However, in this embodiment, as indicated by an ellipse in FIG. 13, the rotation speed and wind of the washing / dehydrating
さらに、上述のように高速の風の力で衣類が洗濯兼脱水槽3内の奥側に押されるため、手前側と奥側の衣類の入れ替わりも促進されるため、乾きむらとしわの少ない乾燥を実現できる。
Furthermore, since the clothes are pushed to the back side in the washing and
本実施例による乾燥仕上がりの一例を図14に示す。衣類は、長袖のカジュアルシャツとパジャマのズボンで、両方とも綿100%である。使用したドラム式洗濯乾燥機、評価衣類は図9のものと同じで、衣類の量は3kgである。洗濯兼脱水槽3の回転数は51r/minである。なお、比較で示した従来の洗濯兼脱水槽3の回転数は、43r/minである。カジュアルシャツの場合、身頃はほぼ同じような仕上がりであるが、絡みやすい袖のしわは大幅に少なくなっていることが分かる。同様に、パジャマのズボンも大幅にしわが減少しているのが分かる。
An example of the dry finish according to this example is shown in FIG. The clothes are long sleeve casual shirts and pajamas trousers, both 100% cotton. The drum-type washer / dryer and the evaluation clothes used were the same as those in FIG. 9, and the amount of clothes was 3 kg. The rotation speed of the washing and
ここで、衣類の量が2kg程度と少ない場合には、洗濯兼脱水槽3の回転数を45r/min程度としても、布絡みによるしわは殆ど生じない。一方で、衣類の量が3kg〜5kg程度の場合には、洗濯兼脱水槽3の回転数を51r/min〜55r/min程度にすれば、布絡みによるしわを抑制することができる。したがって、本実施例では、洗濯兼脱水槽3の回転数が、45r/min以上55r/min以下の値に設定されている。
Here, when the amount of clothing is as small as about 2 kg, even if the rotation speed of the washing and
また、洗濯兼脱水槽3が右回転の場合には、持ち上げられた衣類に対してノズル32dから吹きつける風が向かい風となるので、左回転の場合よりも衣類が早く落下する傾向にある。したがって、右回転のときでも衣類が最上部を過ぎてから落下を開始するような回転数で洗濯兼脱水槽3を回転させれば、左回転のときでも、必然的に、衣類は最上部を過ぎてから落下するようになる。
In addition, when the washing / dehydrating
更に、右回転と左回転のときとで洗濯兼脱水槽3の回転数を変え、回転方向に応じて衣類の落下位置を調節しやすくしても良い。特に、向い風となる回転方向(右回転)のときに洗濯兼脱水槽3の回転数を高くすれば、追い風となる回転方向(左回転)のときでも衣類が張り付いたままになるのを防ぎつつ、衣類がノズル32dの近くまで達するので風から受ける強い力によってしわが伸ばされる。
Furthermore, the rotation number of the washing and
図15は、本実施例における洗濯乾燥機の制御装置38のブロック図である。50はマイクロコンピュータで、各スイッチ12,13,13aに接続される操作ボタン入力回路51や水位センサ34,温度センサ52と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程,乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイクロコンピュータ50からの出力は、駆動回路54に接続され、給水電磁弁16,排水弁25,モータ4,送風ユニット28,ヒータ31,切り替え弁46(実施例2のみ)などに接続され、これらの開閉や回転,通電を制御する。また、使用者に洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオード表示器14や発光ダイオード56,ブザー57に接続される。
FIG. 15 is a block diagram of the
前記マイクロコンピュータ50は、電源スイッチ39が押されて電源が投入されると起動し、図16に示すような洗濯および乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行する。
The
ステップS101
洗濯乾燥機の状態確認及び初期設定を行う。
Step S101
Check the status of the washer / dryer and make initial settings.
ステップS102
操作パネル6の表示器14を点灯し、操作ボタンスイッチ13からの指示入力にしたがって洗濯/乾燥コースを設定する。指示入力がない状態では、標準の洗濯/乾燥コースまたは前回実施の洗濯/乾燥コースを自動的に設定する。
Step S102
The
ステップS103
操作パネル6のスタートスイッチ12からの指示入力を監視して処理を分岐する。
Step S103
The process branches after monitoring the instruction input from the
ステップS104
洗濯を実行する。洗濯は洗い,中間脱水,すすぎ,最終脱水を順次実行するが、通常のドラム式洗濯乾燥機と同様であるので、詳細な説明は省略する。
Step S104
Perform the laundry. Laundry is performed in the order of washing, intermediate dehydration, rinsing, and final dehydration. Since this is the same as a normal drum-type washing and drying machine, a detailed description thereof is omitted.
ステップS105
洗濯乾燥コースが設定されているかどうかを確認して処理を分岐する。洗濯コースのみが設定されている場合は、運転を終了する。
Step S105
The process branches after confirming whether the washing / drying course is set. When only the washing course is set, the driving is ended.
ステップS106
洗濯乾燥コースが設定されている場合は、高速脱水を実行し、衣類の残水量を減らす。
Step S106
When a washing / drying course is set, high-speed dehydration is performed to reduce the amount of water remaining in the clothing.
このとき、送風ユニット28を低速回転で運転し、ヒータ31に通電して温風を洗濯兼脱水槽3内に吹き込み衣類の温度を上昇させてもよい。衣類が暖まり衣類から効果的に水分を脱水できる(温度が上がると水の粘性係数や表面張力が低下するため効率よく脱水できる)。
At this time, the
ステップS107
乾燥運転を実行する。送風ユニット28を回転させ、ヒータ31に通電し、洗濯兼脱水槽3を予め決められた回転数で正逆回転を繰り返し、洗濯兼脱水槽3内の衣類の位置を入れ替えながら、高速の温風を衣類に吹きつける。衣類全体の温度が上昇し衣類から水分が蒸発するとともに、衣類のしわを伸ばしながら乾燥が進行する。
Step S107
Perform a drying operation. The
乾燥は、温度センサにより温風や冷却水排水温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに終了する。 Drying is performed while monitoring the temperature of the warm air or the cooling water drainage using a temperature sensor, and is finished when the rate of temperature change reaches a predetermined value.
実施例1の制御プログラムでは、乾燥運転中の洗濯兼脱水槽3の回転数は常に一定であったが、実施例2では乾燥運転の途中で洗濯兼脱水槽3の回転数を変化させる。実施例2の洗濯および乾燥の制御処理プログラムを図17に示す。なお、ステップS106までは図16と同一であるので説明を省略する。
In the control program of the first embodiment, the rotational speed of the washing / dehydrating
ステップS108
乾燥前半の運転を実行する。送風ユニット28を回転させ、ヒータ31に通電し、洗濯兼脱水槽3を予め決められた回転数で正逆回転を繰り返し、洗濯兼脱水槽3内の衣類の位置を入れ替えながら、高速の温風を衣類に吹きつける。このときの洗濯兼脱水槽3の回転数は、図16のステップS106の回転数より高くする。
Step S108
Run the first half of drying. The
ステップS109
規定の条件を満たしたかどうかを確認して処理を分岐する。規定の条件は、規定の乾燥時間が経過した場合や、規定の温度条件になった場合などである。
Step S109
Check if the specified conditions are met and branch processing. The prescribed conditions are when a prescribed drying time has elapsed or when a prescribed temperature condition has been reached.
ステップS110
既定の条件を満たしたら、乾燥後半の運転を実行する。送風ファンユニット28の回転とヒータ31の通電は継続し、洗濯兼脱水槽3の回転数をステップS108の乾燥前半の回転数より低い回転数とし、正逆回転を繰り返す。
Step S110
When the predetermined condition is satisfied, the operation in the latter half of drying is performed. The rotation of the
乾燥は、温度センサにより温風や冷却水排水温度を監視しながら実行し、温度変化の割合が所定の値になったときに終了する。 Drying is performed while monitoring the temperature of the warm air or the cooling water drainage using a temperature sensor, and is finished when the rate of temperature change reaches a predetermined value.
このように、本実施例では、乾燥運転初期における洗濯兼脱水槽3の回転数を、衣類が洗濯兼脱水槽3の最上部を過ぎてから落下を開始するような回転数とし、乾燥運転後期における洗濯兼脱水槽3の回転数を、乾燥運転初期における洗濯兼脱水槽3の回転数よりも低くしたが、その理由を以下に述べる。
As described above, in this embodiment, the rotation speed of the washing / dehydrating
図18に布絡み及び乾きむらと洗濯兼脱水槽の回転数との関係を示す。乾きむらは、洗濯兼脱水槽3の回転数が高くなるにつれて洗濯兼脱水槽3内での衣類の動きが大きくなり減少していく。さらに回転数を上げていくと、乾きむらがほぼ一定の区間を過ぎ、やがて上昇に転じる。これは、回転による遠心力で衣類が洗濯兼脱水槽3に張り付き、衣類の入れ替わりが減少するからである。一方、布絡みは、衣類が大きく動くほど多くなるため、洗濯兼脱水槽の回転数が高くなるにつれて上昇し、ピークを迎えた後減少していく。このように、乾きむらと布絡みは、逆の特性をしめす。従来は、ドラム式洗濯乾燥機の布絡みは他の方式の洗濯乾燥機に比べ小さいことから、乾きむらを重視した回転数に設定していた。
FIG. 18 shows the relationship between the fabric entanglement and uneven drying and the rotation speed of the washing and dewatering tub. As the rotational speed of the washing and
本実施例では、薄手の衣類がしわになりやすく、かつ早く乾くことから、乾燥前半では、布絡みを重視し、洗濯兼脱水槽3の回転数を高く設定した。こうすることで、絡みやすい長手の衣類を絡むことなく乾燥でき、しわの発生を防止できる。そして、乾燥後半で洗濯兼脱水槽3の回転数を低くし、乾燥前半で生じた乾きむらをなくすようにした。この回転数では、若干布絡みが増加するが、絡みやすい長手の衣類はすでに乾いており、濡れている時のように強く絡むことはなく、しわはほとんど増加しない。
In this example, thin clothes tend to wrinkle and dries quickly. Therefore, in the first half of drying, emphasis was placed on fabric entanglement, and the rotation speed of the washing and
なお、本実施例は、洗濯乾燥機について説明したが、洗濯に係る給排水系を有さない衣類乾燥機についても同様である。 In addition, although the present Example demonstrated the washing dryer, it is the same also about the clothes dryer which does not have the water supply / drainage system which concerns on washing.
1 筐体
2 外槽
2a 吸気口
2d 外槽カバー
3 洗濯兼脱水槽
3c 流体バランサ
3d 洗濯兼脱水槽背面
4 モータ
6 操作パネル
8 乾燥フィルタ
9 ドア
16 給水電磁弁
27 フィルタダクト
28 送風ユニット
28a ファンモータ
28b ファンケース
29 乾燥ダクト
31 ヒータ
32 温風吹き出し口
32d ノズル
33 吸気ダクト
38 制御装置
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ドラムに落下するときの前記衣類の運動方向が、前記ドラムの回転方向に対して鋭角を成すことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。 In claim 1 or 2,
The drum-type washing and drying machine, wherein the movement direction of the clothes when falling on the drum forms an acute angle with respect to the rotation direction of the drum.
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