JP2012070027A - 携帯端末、アンテナ制御方法、及びプログラム - Google Patents

携帯端末、アンテナ制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯無線通信機能の他、テレビジョン受信機能、測位機能、近距離無線通信機能等の複数の多数の機能を有する携帯端末で、アンテナの数を増加させずに良好な通信を維持できるようにする。
【解決手段】複数のアンテナ11a〜11d及び複数の無線部13a〜13dは、携帯無線通信機能、テレビジョン受信機能、測位機能、近距離無線通信機能等の通信方式毎に設けられる。電界強度検出部15は複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出し、最適アンテナ決定部21は検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定する。アンテナ切替部12は、決定されたアンテナに基づいて、アンテナ11a〜11dと無線部13a〜13dとの間の接続の切り替えを行う。通信方式に対応するアンテナでの通信状態が悪い場合にも、共振周波数が近接する他の通信方式のアンテナを使って、良好な通信が維持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯無線通信機能の他、テレビジョン受信機能、測位機能、近距離無線通信機能等の複数の機能を有する携帯端末、並びに、携帯端末のアンテナ制御方法及び携帯端末のアンテナ制御プログラムに関する。
近年、デザイン性の向上や小型、軽量化の要求から、携帯端末のアンテナとして、内蔵アンテナが用いられることが多くなってきている。しかしながら、内蔵アンテナを用いる場合、通話時に使用者が携帯端末の内蔵アンテナの位置の筐体部分に触れてしまうことで、アンテナ効率が劣化し、最適な通信が行えなくなることがある。
また、特許文献1及び特許文献2には、携帯端末に複数のアンテナを設け、これら複数のアンテナの中で良好なアンテナを選択するようにしたダイバーシチに関する技術が記載されている。
特開2002−261665号公報 特開2009−124255号公報
上述のように、内蔵アンテナの場合には、使用者が携帯端末の内蔵アンテナの位置の筐体部分に触れてしまうことでアンテナ効率が劣化し、最適な通信が行えなくなるという問題が生じる惧れがある。これに対して、特許文献1では、携帯端末の筐体内に2つの送受内蔵アンテナを設け、この2つの送受内蔵アンテナでアンテナダイバーシチを構成している。このため、使用者が携帯端末の1つの内蔵アンテナの筐体部分を触れてしまっても、他の内蔵アンテナを使って良好な通信を維持できる。しかしながら、特許文献1の構成では、携帯無線通信用にダイバーシチのためのアンテナが必要になるため、アンテナの数が増加するという問題がある。
また、近年の携帯端末は、携帯無線通信機能ばかりでなく、ワンセグテレビジョン放送のテレビジョン受信機能、GPS(Global Positioning System)による測位機能、Bluetooth(登録商標)による近距離無線通信機能等、多数の機能が備えられている。このような多数の機能を実現するために、携帯端末には、携帯無線通信用のアンテナの他に、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナや、GPS測位用のアンテナ、Bluetooth(登録商標)による近距離無線通信用のアンテナ等、多数のアンテナを設ける必要が生じている。
特許文献2には、多数の機能を有する携帯端末でアンテナをダイバーシチ構成にしてもアンテナの数が増加することがないように、機能毎の複数のメインアンテナに対して共通のサブアンテナを設けてダイバーシチを構成するようにしたものが記載されている。このようにすると、各機能のアンテナ毎にダイバーシチ用のアンテナを設ける構成に比べて、アンテナの本数が削減することができる。しかしながら、このような構成としても、各機能毎の複数のメインアンテナに対して共通にダイバーシチを構成するサブアンテナを設ける必要があり、その分、アンテナの本数が増加する。
上述の課題を鑑み、本発明の目的は、多数の通信方式を用いる携帯端末で、アンテナの数を増加させることなく、良好な通信を維持できるようにした携帯端末、携帯端末のアンテナ制御方法、携帯端末のアンテナ制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、複数の異なる通信方式による通信を行う携帯端末であって、各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段と、前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出する電界強度検出手段と、前記電界強度検出手段により検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定する最適アンテナ決定手段と、前記最適アンテナ決定手段で決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行うアンテナ切替手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の異なる通信方式による通信を行い、各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段とを有する携帯端末のアンテナ制御方法であって、前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出する工程と、前記検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定する工程と、前記決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行う工程とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数の異なる通信方式による通信を行い、各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段とを有する携帯端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出するステップと、前記検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定するステップと、前記決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、各通信方式に対応するアンテナで良好な通信が行えない場合には、電界強度が最大となる他の通信方式に用いるアンテナに切り替えられる。これにより、所定の通信方式に対応するアンテナでの通信状態が悪い場合にも、共振周波数が近接する他の通信方式のアンテナを使って、良好な通信を維持することができる。また、本発明では、各通信方式に対応する複数のアンテナを切り替えて用いるため、他のアンテナを追加する必要がない。
本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のアンテナの説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末におけるアンテナ切り替え処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1は、複数のアンテナ11a〜11dと、アンテナ切替部12と、複数の無線部13a〜13dと、制御部14と、電界強度検出部15とを備えている。
アンテナ11a〜11dは、通信方式毎に設けられ、それぞれが各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する。すなわち、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1は、携帯無線通信機能に用いるアンテナ11aと、テレビジョン受信機能に用いるアンテナ11bと、測位機能に用いるアンテナ11cと、近距離無線通信機能に用いるアンテナ11dとを備える。携帯無線通信機能は、例えば800MHz帯(830〜885MHz)を使って、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式により、音声通信やデータ通信を行うものである。テレビジョン受信機能は、UHF(Ultra High Frequency)テレビジョン放送帯(473MHz〜767MHz)を使って、デジタル地上波放送の1セグメントにより放送されている携帯端末向けのテレビジョン放送(ワンセグテレビジョン放送)の受信を行うものである。測位機能は、地球上を周回する複数のGPS衛星からの1.575GHzの信号を受信して、現在地を測位するものである。近距離無線通信機能は、例えばISM(Industry Science Medical)帯の2.4GHz帯を使って、Bluetooth(登録商標)により、外部機器と無線でデータ通信を行うものである。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末のアンテナの説明図である。
WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aとしては、例えば、図2(A)に示すように、携帯端末1の筐体2aと筐体2bとのヒンジ部3付近に内蔵された800MHz帯を受信するための内蔵アンテナ(例えば板状逆Fアンテナやマイクロストリップアンテナ)が用いられる。
ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bとしては、例えば、図2(B)に示すように、携帯端末1の携帯端末1の筐体2aと筐体2bとの筐体全体により形成されるUHFテレビジョン放送帯(473MHz〜767MHz)を受信するための筐体ダイポールアンテナが用いられる。なお、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bとしては、携帯端末1の外部に設けられたホイップアンテナで実現しても良い。
GPS測位用のアンテナ11cとしては、例えば1.5GHz帯(右回転偏波)を受信するための内蔵アンテナが用いられる。
Bluetooth(登録商標)による近距離無線通信用のアンテナ11dとしては、例えば2.4GHz帯を受信するための内蔵アンテナが用いられる。
アンテナ切替部12は、制御部14の最適アンテナ決定部21の制御の下に、各アンテナ11a〜11dと、各無線部13a〜13dとの間の接続の切り替えを行っている。
無線部13a〜13dは、通信方式毎に設けられている。無線部13aは、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部である。無線部13bは、ワンセグテレビジョン放送受信用の無線部である。無線部13cは、GPSによる測位用の無線部である。無線部13dは、Bluetooth(登録商標)による近距離無線通信用の無線部である。
制御部14は、例えばマイクロプロセッサにより実現できる。制御部14に対して、表示部16と操作部17とが設けられる。また、本発明の第1の実施形態においては、制御部14は、最適アンテナ決定部21と、優先モード設定部22とが含まれている。優先モード設定部22には、操作部17からの操作によりモードが設定される。
電界強度検出部15は、各アンテナ11a〜11dの受信電界強度を検出している。電界強度検出部15で検出された各アンテナ11a〜11dの電界強度は、制御部14の最適アンテナ決定部21に送られる。
このように、本発明の第1の実施形態に係る携帯端末1には、各通信方式に対応した複数のアンテナ11a〜11d及び無線部13a〜13dが設けられている。また、アンテナ11a〜11dと無線部13a〜13dとの間には、アンテナ切替部12が設けられている。アンテナ切替部12は、電界強度検出部15により検出された各アンテナ11a〜11dの受信強度と、優先モード設定部22に設定されたモードとに応じて切り替えられる。
優先モード設定部22に設定されるモードとしては、一例として、通常モードと、携帯通信優先モードと、テレビジョン受信優先モードとがある。
通常モードの場合には、各アンテナ11a〜11dと各無線部13a〜13dとが通信方式に対応させて接続されるように、アンテナ切替部12が設定される。すなわち、通常モードの場合には、最適アンテナ決定部21は、受信強度とは無関係に、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aとWCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aとを接続させ、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bとワンセグテレビジョン放送受信用の無線部13bとを接続させ、GPS衛星測位用のアンテナ11cとGPS測位用の無線部13cとを接続させ、近距離無線通信用のアンテナ11dと近距離無線通信用の無線部13dとを接続させる。
携帯通信優先モードの場合には、最適アンテナ決定部21は、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対して、アンテナ11a〜11dの中で電界強度が最大となるアンテナが接続されるように、アンテナ切り替えを行う。また、このとき、最適アンテナ決定部21は、携帯無線通信機能と競合する通信がある場合には、携帯無線通信機能が優先するように、競合する通信の動作を停止させる。
例えば、図2(A)に示したように、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aが携帯端末1のヒンジ部3の付近に内蔵されている場合、使用者が通話時に携帯端末1のヒンジ部3の付近を握っていると、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aのアンテナ効率は劣化してしまい、最適な通信が行えなくなる。携帯通信優先モードに設定しておくと、このような場合に、電界強度検出部15での各アンテナ11a〜11dの受信電界強度に応じて、各アンテナ11a〜11dの中から最適なアンテナが判定される。そして、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対するアンテナが、この判定された最適なアンテナに切り替えられる。ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bは、図2(B)に示したように、UHFテレビジョン放送帯(473MHz〜767MHz)を受信するための筐体ダイポールアンテナである。このアンテナ11bの共振周波数は、WCDMA方式に用いられている800MHzと周波数が近接している。このため、アンテナ11aで良好な通信が行えないような場合でも、アンテナ11bにより、WCDMA方式の信号を良好に送受信できる場合がある。
携帯通信優先モードに設定されると、最適アンテナ決定部21は、電界強度検出部15により検出された各アンテナ11a〜11dの電界強度に基づいて、アンテナ11a〜11dの中から電界強度が最大となるアンテナを最適なアンテナとして決定する。例えば、アンテナ11a〜11dの中で、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bの電界強度が最大の場合には、最適アンテナ決定部21は、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bを最適なアンテナとして決定する。そして、最適アンテナ決定部21は、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対して、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bが接続されるように、アンテナ切替部12を設定する。これにより、使用者が携帯端末1のヒンジ部3の付近を握っていて、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aのアンテナ効率が劣化しているような場合でも、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bを用いて、良好な通信を行うことができる。また、このとき、WCDMA方式の携帯無線通信と、ワンセグテレビジョン放送のテレビジョン受信とで通信が競合することとなる。このため、携帯通信優先モードの場合には、最適アンテナ決定部21は、WCDMA方式の携帯無線通信機能と競合するワンセグテレビジョン放送のテレビジョン受信の受信機能を停止させる。
テレビジョン受信優先モードの場合、最適アンテナ決定部21は、ワンセグテレビジョン放送受信用の無線部13bに対して、アンテナ11a〜11dの中で電界強度が最大となるアンテナが接続されるように、アンテナ切り替えを行う。このとき、競合する通信がある場合には、競合する通信の動作が停止される。
例えば、図2(B)に示したように、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bが筐体ダイポールの場合には、筐体2a、2bを閉じているときには、筐体2a、2bを開いているときに比べて、アンテナ効率は著しく劣化する。このため、テレビジョン番組を予約録画しているような場合に、録画時間に筐体2a、2bが閉じていると、テレビジョン放送の録画が良好に行えない。テレビジョン受信優先モードに設定しておくと、このような場合に、各アンテナ11a〜11dの中から最適なアンテナが判定され、ワンセグテレビジョン放送受信用の無線部13bに対するアンテナが、この判定された最適なアンテナに切り替えられる。図2(A)に示したWCDMA方式に用いられている800MHz帯のアンテナ11aの共振周波数は、ワンセグテレビジョン放送の周波数帯(473MHz〜767MHz)と近接する。このため、筐体2a、2bが閉じているような場合には、アンテナ11aで、ワンセグテレビジョン放送の受信を良好に行える場合がある。
テレビジョン受信優先モードに設定しておくと、最適アンテナ決定部21は、電界強度検出部15からの各アンテナ11a〜11dの電界強度に基づいて、アンテナ11a〜11dの中から電界強度が最大となるアンテナを最適なアンテナとして決定する。例えば、アンテナ11a〜11dの中で、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aの電界強度が最大の場合には、最適アンテナ決定部21は、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aを最適なアンテナとして決定する。そして、最適アンテナ決定部21は、ワンセグテレビジョン放送受信用の無線部13bに対して、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aが接続されるように、アンテナ切替部12を設定する。これにより、録画予約時間に筐体2a、2bが閉じていて、ワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bでワンセグテレビジョン放送が良好に受信できない場合でも、WCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aを使用することで、ワンセグテレビジョン放送の受信を良好に行える。また、この場合には、ワンセグテレビジョン放送の受信と、WCDMA方式の携帯無線通信とで、通信が競合している。このため、テレビジョン受信優先モードの場合には、ワンセグテレビジョン放送の受信と競合する携帯無線通信の機能が停止される。
図3は、制御部14の最適アンテナ決定部21でのアンテナ切り替え処理を示すフローチャートである。
図3において、最適アンテナ決定部21は、優先モード設定部22に設定されているモードが通常モードかどうかを判定する(ステップS1)。通常モードに設定されている場合には、最適アンテナ決定部21は、各アンテナ11a〜11dとこれに対応する無線部13a〜13dとが接続されるように、アンテナ切替部12の設定を行う(ステップS2)。
ステップS1で、通常モードでない場合には、最適アンテナ決定部21は、優先モード設定部22に設定されているモードが携帯通信優先モードかどうかを判定する(ステップS3)。ステップS3で、携帯通信優先モードに設定されていた場合には、最適アンテナ決定部21は、各アンテナ11a〜11dとこれに対応する無線部13a〜13dとが接続されるようにアンテナを設定した状態で(ステップS4)、携帯無線通信が開始されたかどうかを判定する(ステップS5)。
ステップS5で、携帯無線通信が開始されたと判定されると、最適アンテナ決定部21は、通信状態が良好かどうかを判定する(ステップS6)。通信状態が良好なら、最適アンテナ決定部21は、そのまま携帯無線通信を行わせる(ステップS7)。
ステップS6で、通信状態が良好でない場合には、最適アンテナ決定部21は、電界強度検出部15の検出値から、各アンテナ11a〜11dの受信強度を順次検出し、記憶する(ステップS8)。そして、最適アンテナ決定部21は、各アンテナ11a〜11dの中で受信強度が最大となるものを最適なアンテナとして決定する(ステップS9)。次に、最適アンテナ決定部21は、通信の競合があるかどうかを判定し(ステップS10)、通信の競合がなければそのまま、通信の競合があれば、競合する機能を停止した後(ステップS11)、ステップS9で決定されたアンテナに切り替える。そして、最適アンテナ決定部21は、ステップS9で決定された最適なアンテナを接続した状態で、携帯無線通信を行わせる(ステップS7)。
ステップS3で、携帯通信優先モードでない場合には、最適アンテナ決定部21は、優先モード設定部22に設定されているモードがテレビジョン受信優先モードかどうかを判定する(ステップS13)。テレビジョン受信優先モードに設定されていた場合には、最適アンテナ決定部21は、各アンテナ11a〜11dとこれに対応する無線部13a〜13dとが接続されるようにアンテナを設定した状態で(ステップS14)、ワンセグテレビジョン放送の受信が開始されたかどうかを判定する(ステップS15)。
ステップS15で、ワンセグテレビジョン放送の受信が開始されたと判定されたら、最適アンテナ決定部21は、通信状態が良好かどうかを判定する(ステップS16)。そして、通信状態が良好なら、最適アンテナ決定部21は、そのままワンセグのテレビジョン放送の受信を行わせる(ステップS17)。
ステップS16で、通信状態が良好でない場合には、最適アンテナ決定部21は、電界強度検出部15の検出値から、各アンテナ11a〜11dの受信強度を順次検出し、記憶する(ステップS18)。そして、最適アンテナ決定部21は、各アンテナ11a〜11dの中で受信強度が最大となるものを最適なアンテナとして決定する(ステップS19)。次に、最適アンテナ決定部21は、通信の競合があるかどうかを判定し(ステップS20)、通信の競合がなければそのまま、通信の競合があれば、競合する機能を停止した後(ステップS21)、ステップS19で決定されたアンテナに切り替える(ステップS22)。そして、最適アンテナ決定部21は、ステップS19で決定された最適なアンテナを接続した状態で、ワンセグのテレビジョン放送の受信を行わせる(ステップS17)。
このように、本発明の第1の実施形態では、各通信方式に対応するアンテナで良好な通信が行えない場合には、電界強度が最大となる他の通信方式のアンテナに切り替えられる。このため、所定の通信方式に対応するアンテナでの通信状態が悪い場合にも、共振周波数が近接する他の通信方式のアンテナを使って、良好な通信が維持できる。
なお、上述の例では、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対してワンセグテレビジョン放送受信用のアンテナ11bを使用する場合と、ワンセグテレビジョン放送受信用の無線部13bに対してWCDMA方式の携帯無線通信用のアンテナ11aを使用する場合について説明したが、これ以外に、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対して近距離無線通信用のアンテナ11dを使用したり、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対してGPS測位用のアンテナ11cを使用したりすること等が考えられる。すなわち、上述の例では、WCDMA方式の携帯無線通信を800MHz帯で行っている例について説明したが、2GHz帯や1.7GHz帯を使う場合もある。携帯無線通信を2GHz帯に近い周波数帯を使用する場合には、2.4GHz帯の近距離無線通信用のアンテナ11dをWCDMA方式の携帯無線通信に使用することで、より電波状況の良い通信品質を確保できる可能性がある。また、携帯無線通信を1.7GHzに近い周波数帯を使用する場合には、1.5GHz帯のGPS測位用のアンテナ11cをWCDMA方式の携帯無線通信用に使用することでより電波状況の良い通信品質を確保できる可能性がある。
なお、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対して近距離無線通信用のアンテナ11dを接続したり、WCDMA方式の携帯無線通信用の無線部13aに対してGPS測位用のアンテナ11cを接続する場合には、互いに無線通信が競合するケースは少ない。
また、上述の例では、携帯無線通信をWCDMA方式で行っているが、本発明は、PDC(Personal Digital Cellular)方式やGSM(Global Systems for Mobile communications)方式、CDMA方式やCDMA2000方式等、他の方式の場合にも、同様に適用できる。また、上述の説明では、携帯端末1は、携帯無線通信機能と、テレビジョン受信機能と、測位機能と、近距離無線通信機能とを有しているが、これらの機能の全てを備えている必要はなく、また、さらに、他の機能を備えていても良い。例えば、携帯端末1として、IEEE.802.11b/g方式のWLAN(Wireless Local Area Network)の通信機能を有していても良い。また、本発明は、携帯電話を行うための通常の携帯端末ばかりでなく、スマートフォンと称される多機能型の携帯端末やPDA(Personal Digital Assistant)等にも適用できる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1:携帯端末
11a〜11d:アンテナ
12:アンテナ切替部
13a〜13d:無線部
14:制御部
15:電界強度検出部
16:表示部
17:操作部
21:最適アンテナ決定部
22:優先モード設定部

Claims (4)

  1. 複数の異なる通信方式による通信を行う携帯端末であって、
    各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、
    前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段と、
    前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出する電界強度検出手段と、
    前記電界強度検出手段により検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定する最適アンテナ決定手段と、
    前記最適アンテナ決定手段で決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行うアンテナ切替手段と
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 自装置の状態を、特定の通信方式による通信を優先する優先モードに設定する優先モード設定手段を有し、
    前記優先モードに設定されると、前記最適アンテナ決定手段は、前記特定された通信方式に用いる信号の受信強度が最大となるアンテナを最適アンテナとして決定すると共に、前記特定された通信方式と競合する通信方式による通信の動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 複数の異なる通信方式による通信を行い、各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段とを有する携帯端末のアンテナ制御方法であって、
    前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出する工程と、
    前記検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定する工程と、
    前記決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行う工程と
    を備えることを特徴とするアンテナ制御方法。
  4. 複数の異なる通信方式による通信を行い、各通信方式に用いる信号の周波数に対応する長さを有する複数のアンテナと、前記通信方式毎に設けられた複数の無線手段とを有する携帯端末のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記複数のアンテナのそれぞれの受信強度を検出するステップと、
    前記検出された各アンテナの受信強度に応じて最適なアンテナを決定するステップと、
    前記決定されたアンテナに基づいて、前記複数のアンテナと前記複数の無線手段との間の接続の切り替えを行うステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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