JP2012060326A - 移動端末装置及びその送信電力制御方法 - Google Patents

移動端末装置及びその送信電力制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動通信システムにおいて、上り送信パケットのうち基地局に届かないパケット数を正確に知ることができることを目的とする。
【解決手段】移動端末装置と基地局間でデータ通信を行う移動通信システムにおいて、前記移動端末装置は、前記基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、移動通信システム及びその移動端末装置と基地局に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)リリース6で規定されたHSUPA(High Speed Uplink Packet Access)は移動通信システムにおける上り方向の高速化を行うパケット通信規格である。HSUPAにおいては、移動端末(UE)のパワー制御は、基地局(Node−B)からUEに対し送信されるRRC(Radio Resource Control)プロトコルにて初期送信電力とΔHARQ(パワーオフセット)が指示された後、E−AGCH(Enhanced−Absolute Grant Channel)とE−RGCH(Enhanced−Relative Grant Channel)と呼ばれるSG(Serving Grant:送信許可)情報を載せる下り個別チャネルが利用される。
E−AGCHは移動端末が送信を許されるE−DCH(Enhanced−Dedicated Channel)の送信電力を通知し、E−RGCHはE−AGCHで通知した送信電力に対して一定幅で送信電力を更新する更新情報(UP、DOWN、HOLD)を通知する。
移動端末は、基地局からのSG情報に従いE−DCH送信電力を計算し、E−DPCCH(Enhanced−Dedicated Physical Control Channel)とE−DPDCH(Enhanced−Dedicated Physical Data Channel)を送信する。E−DPDCHはHSUPAの上りデータチャネルであり、E−DPCCHはE−TFCI、RSN、Happy bitがマッピングされたE−DPDCHに関する制御情報である。基地局はE−DPDCHに対するHARQ情報(ACK、NACK)をE−HICH(Enhanced ARQ Indicator Channel)にマッピングして送信する。
HSUPAの送信手順は以下となる。
(1)移動端末はE−DPDCHで送信したいデータがある場合、SI(Scheduling Information)にて送信したいデータ量、送信データの優先情報を基地局に対して送信して、無線リソースの割り当てを要求する。
(2)基地局は、複数の移動端末からのSIを集計し、事前に監視していた各移動端末の通信品質、優先情報により、移動端末からの送信データ制御のスケジューリングを行う。その結果、各移動端末に対して、SG情報を基地局から移動端末に対して通知する。
(3)SG(Serving Grant)情報は、「Absolute Grant」と「Relative Grant」の2種類があり、それぞれ、E−AGCH、E−RGCHにマッピングされる。「Absolute Grant」は、移動端末が送信することを許される最大送信電力を通知して、「Relative Grant」は「Absolute Grant」で通知した内容を一定幅で上げる(UP)/下げる(DOWN)/送信電力値保持(HOLD)の3値を通知する。
移動端末は、基地局からのSG情報に従い、E−DPCCHとE−DPDCHを送信する。E−DPCCHにはE−TFCI、RSN、Happy bitがマッピングされていて、上りデータに関する制御情報が送信される。上りユーザデータはE−DPDCHで送信される。E−TFCI(E−DCH Transport Format Combination Indicator)はレート情報等の制御情報であり、RSNはシーケンス番号である。Happy bitは、移動端末の上りリソースが使用可能か否かを示すビットである。
Unhappy(上りリソース使用不可)は、以下の3条件を満たすときに送信し、それ以外の条件のときはHappyを送信する。
(A)「Absolute Grant」と「Relative Grant」で許可された送信電力の上限にて上りデータを送信している。
(B) 移動端末が送信可能な最大送信電力は、(A)で許可された送信電力よりも大きく、より高速でデータ送信できるパワーがまだある。
(C)移動端末のバッファにたまっている送信データを予め指定された時間内に送りきれない。
すなわち、移動端末が送信可能な最大送信電力には至っていないが(B)、基地局から許可されている送信電力いっぱいで送信している(A)。しかし、移動端末としては上り送信データのスループットを上げたい(C)。この状況で、基地局からのRelative Grantを上げてくれるよう移動端末から基地局にUnhappyを送信する。
基地局は同一セル内の各移動端末からのHappy bitと各移動端末からのSI(送信データの優先順位)にて最終的に各移動端末に対するRelative Grantの値を決定する。基地局から移動端末に対して指示されるRelative GrantはHSUPA呼接続前に移動端末から基地局に通知するSIと、HSDPA呼接続中にE−DPCCHで送信するHappy bitにて移動端末で送信可能な電力を基地局がスケジューリングすることにより通知する。移動端末ではUP指示を受領した場合はより大きい電力でE−DPDCH及びE−DPCCHを送信可能となり、大量のユーザデータを送信可能となり、上りスループットは増加する。DOWN指示を受領した場合はより小さな電力で送信制限となり、上りスループットは減少する。
(4)移動端末から基地局へのE−DPDCHが基地局内で受領してCRCチェック=OKとなった場合に基地局はACKをE−HICHにマッピングして送信し、E−DCHを受領してCRCチェック=NGとなった場合はDTX(Discontinuous Transmission)をE−HICHにマッピングして送信する。これは、何も送信しないことと等価である。
(5)移動端末はACKを受領した場合、該当データは送信達成と認識して次データを送信する。NACKあるいはDTXを受領した場合は、該当データは送信未達と認識して同一データを再送する。
図1に示すように、上りE−DPDCH送信がOK/NG混在の状態においては、下りE−HICHのACK/NACKとE−HICHの状態に応じて再送制御を行う。E−DCH TTI(Transmission Time Interval)=10msの場合はプロセス#0〜#3の4プロセスを順番に送信する。例えばプロセス0のE−DPDCHでは、新規パケットPKT1の送信に対してHICHでACKが返送されるため、次のプロセス0のE−DPDCHでは新規パケットPKT5を送信する。また、プロセス1のE−DPDCHでは新規パケットPKT2の送信に対してHICHでNACKが返送されるため、次のプロセス1のE−DPDCHでは再送パケットPKT2を送信する。また、プロセス2のE−DPDCHでは新規パケットPKT3の送信に対してHICHでACKが返送されるため、次のプロセス2のE−DPDCHでは新規パケットPKT6を送信する。なお、E−DCH TTI=2msの場合はプロセス#0〜#7の8プロセスを順番に送信する。
次に、上りE−DPDCHの送信がないDTXの場合を図2に示す。E−DPDCHはパケットデータなので、データの有無がTTI=2msec(又は10msec)単位で生じ、データ無をDTXと呼んでいる。図2ではパケットPKT3,PKT5をDTXとしている。PKT3、PKT5を送信しないDTXの場合は、下りHICHではACKでもNACKでもないDTXが返送される。
E−HICHにおいて、ACK,NACK,DTXは例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying)で変調された信号であり、移動端末では、E−HICHの信号振幅がプラス側でACK閾値を超えて大きい場合ACKと判定される。また、移動端末では信号振幅がマイナス側でNACK閾値未満の場合NACKと判定され、信号振幅がNACK閾値以上かつACK閾値以下の場合であればDTXと判定される。移動端末では、下りE−HICHで通知されるACKをAKC数としてカウントし、NACK又はDTXをNACKとしてカウントして、メジャーメント報告としてデバック目的で基地局に通知している。これは下りE−HICHで通知されるACKを受信したら、先に送信したE−DPDCHはBTS側に到達されたとして次の送信は新規パケットの送信を行い、NACK,DTXは両方ともNACKとし、先に送信したE−DPDCHはBTS側に到達していないとして次の送信は前回と同一のパケットを再送するという3GPP仕様があるためである。
ところで、HARQ受信端が伝送パケットに対応するTFRIとNDIを受信し、上記TFRIとNDIに基づいてDTX−NACKエラーの有無を判断し、DTX−NACKエラーがあると判断した場合に、紛失した伝送パケットを示すエラー報告信号をHARQ送信端に送る技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−5492号公報
上りで送信したE−DPDCHのトランスポートブロック数のうち、実際にパケットを送信してCRCチェック=NGになった場合のNACKの返送と、E−DPDCHのDTX送信によるDTXの返送の区別がつかないために、実際にE−DPDCHで送信したパケットのうち基地局に届かないパケット数が分からないという問題があった。もし、実際に送信したE−DPDCHのうち基地局に届かない個数が分かれば、E−DPDCHの送信パワーが足りない等の送信側移動端末に問題があることを推定でき、上りE−DPDCHが届くように改善することも可能となる。
また、下りE−HICHは基地局から移動端末への送信電力が一定であるために、セル辺境ではHICH結果を誤検出するおそれがある。例えば、下りHICHを基地局から移動端末へ送信する過程で、DTXをACKあるいはNACKへ誤検出するおそれがある。また、逆にACKをDTXと誤検出、あるいは、NACKをDTXと誤検出するおそれがある。このような誤検出が発生した場合、本来、再送するべきところで新規送信を行ってしまう、あるいは、本来、新規送信するべきところを再送してしまうことになり、移動端末のスループット低下につながるという問題があった。
開示の移動通信システムは、上り送信パケットのうち基地局に届かないパケット数を正確に知ることができることを目的とする。
開示の一実施形態による移動通信システムは、移動端末装置と基地局間でデータ通信を行う移動通信システムにおいて、
前記移動端末装置は、
前記基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、
前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を有する。
本実施形態によれば、上り送信パケットのうち基地局に届かないパケット数を正確に知ることができる。
再送制御を説明するための図である。 DTXの場合の再送制御を説明するための図である。 移動通信システムにおける移動端末装置と基地局の一実施形態の構成図である。 基地局の制御部の一実施形態の構成図である。 移動端末装置が実行する送受信処理の一実施形態のフローチャートである。 移動端末装置が実行する集計処理の一実施形態のフローチャートである。 基地局が実行する上り送信電力制御処理の一実施形態のフローチャートである。 基地局が実行する下り送信電力制御処理の一実施形態のフローチャートである。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<移動端末装置と基地局の構成>
図3は移動通信システムにおける移動端末装置と基地局の一実施形態の構成図を示す。図3において、移動端末装置10のアンテナ11で受信された信号は受信部12に供給される。受信部12はE−RGCH,E−AGCH,HICHを復調して、AG/RG検出部13,ACK/NACK検出部14に供給する。
AG/RG検出部13はE−RGCHからUP、DOWN、HOLDのRG情報を検出し、E−AGCHから最大送信電力であるAG情報を検出し、検出したRG情報とAG情報を送信電力決定部15に供給する。
ACK/NACK検出部14は下りの再送情報であるE−HICHからACK、NACK、DTXを検出してメジャーメント報告部16及びE−DPDCHデータ生成部17に供給する。なお、ACK/NACK検出部14は信号振幅がプラス側でACK閾値を超えて大きい場合ACKを検出し、信号振幅がマイナス側でNACK閾値未満の場合NACKを検出し、信号振幅がNACK閾値以上でACK閾値以下の場合であればDTXを検出する。
送信電力決定部15はAG/RG検出部13から供給されるRG情報及びAG情報に基づいて送信電力を決定して送信部19に通知する。
E−DPDCHデータ生成部17はACK/NACK検出部14から供給されるACK、NACK、DTXの検出情報に応じ、ACKに対しては新規パケットを選択し、NACKに対しては再送パケットを選択し、選択したパケットでE−DPDCHデータを生成し送信部19に供給する。
E−DPCCHデータ生成部18は自装置の上位レイヤからの指示により、SI、E−TFCI、RSN、Happy bit等の情報をマッピングしたE−DPCCHデータを生成して送信部19に供給する。送信部19はE−DPDCHデータ生成部17からのE−DPDCH及びE−DPCCHデータ生成部18からのE−DPDCHを、送信電力決定部15から通知された送信電力でアンテナ11から送信する。
メジャーメント報告部16はE−DPDCHデータ生成部17からTTI=10msの場合の4プロセス又はTTI=2msの場合の8プロセス、それぞれのプロセスにおいてE−DPDCHで送信したパケットの番号を送信部19から供給されて保持している。メジャーメント報告部16はE−HICHで検出したACKのうち、保持している各プロセスの前回E−DPDCHの送信パケットに対応するACKは非再送応答「ACK」と認識し、各プロセスの前回E−DPDCHの未送信(DTX)に対応するACKは未送信「DTX」と認識する。また、メジャーメント報告部16はE−HICHで検出したNACKのうち、各プロセスの前回E−DPDCHの送信パケットに対応するNACKは再送応答「NACK」と認識し、各プロセスの前回E−DPDCHの未送信(DTX)に対応するNACKは未送信「DTX」と認識する。そして、メジャーメント報告部16は上記の認識した「ACK」、「NACK」、「DTX」それぞれの数を集計する。
メジャーメント報告部16はACK集計数、NACK集計数、DTX集計数を例えば数msec〜数sec程度の報告周期毎に自装置の上位レイヤを経由して、レイヤ3メッセージとして基地局側に通知する。
これにより、DTXをACK又はNACKと誤検出する確率を軽減できる。また、NACK集計数が正確にE−DPDCH送信で届かなかった回数となり、実際に送信したE−DPDCHにおけるACK/NACK率が分かる。このことはデバック効率化の改善に寄与する。
<制御部の構成>
図3において、基地局30のアンテナ31で受信された信号は受信部32に供給される。受信部32はE−DCHを復調して制御部33に供給する。制御部33はE−RGCH,E−AGCH,HICHを生成して送信部34に供給する。送信部34は制御部33から供給されるE−RGCH,E−AGCH,HICHをアンテナ31から送信する。
図4は基地局30における制御部33の一実施形態の構成図を示す。図4において、制御部33内の情報取得部41は移動端末装置10から送信されたレイヤ3メッセージを解析して、ACK集計数、NACK集計数、DTX集計数それぞれを取得し、NACK率計算部42とDTX率計算部43に供給する。
NACK率計算部42はNACK率(NACK率=NACK集計数/(ACK集計数+NACK集計数))を計算してRG/AG制御部44に供給する。RG/AG制御部44はNACK率を例えば50%程度の再送応答上限閾値である第1閾値と比較して、NACK率が第1閾値以上であること、もしくは、NACK率が第1閾値以上の状態が一定時間(tNACK)だけ持続したことを検出すると、上りE−DCHが基地局に届いていないと判断し、E−RGCH&E−AGCH送信部45から送信するE−RGCHのRG又はE−AGCHのAGを所定量(例えば1dB程度)だけ上げる方向に制御する。これにより、移動端末装置の上りE−DCH送信電力は上げる方向に制御され、上りE−DCHのスループットが向上する。
なお、RG/AG制御部44はNACK率を例えば20%程度の再送応答下限閾値である第2閾値と比較して、NACK率が第2閾値以下であること、もしくは、NACK率が第2閾値以下の状態が一定時間(tNACK)だけ持続したことを検出すると、E−RGCH&E−AGCH送信部45から送信するE−RGCHのRG又はE−AGCHのAGを所定量(例えば1dB程度)だけ下げる方向に制御する。これにより、移動端末装置の上りE−DCH送信電力が過大となることを防止できる。
DTX率計算部43はDTX率(DTX率=DTX集計数/(ACK集計数+NACK集計数))を計算してE−HICH制御部46に供給する。E−HICH制御部46はDTX率を例えば50%程度の未送信上限閾値である第3閾値と比較して、DTX率が第3閾値以上であること、もしくは、DTX率が第3閾値以上の状態が一定時間(tDTX)だけ持続したことを検出すると、下りHICHが移動端末に届いていないと判断し、E−HICH送信部47から送信するE−HICH送信電力を所定量(例えば1dB程度)だけ上げる方向に制御する。このように、E−HICH送信電力を上げることで下りE−HICHのスループットが向上する。
なお、E−HICH制御部46はDTX率を例えば20%程度の未送信下限閾値である第4閾値と比較して、DTX率が第4閾値以下であること、もしくは、DTX率が第4閾値以下の状態が一定時間(tDTX)だけ持続したことを検出すると、E−HICH送信部47から送信するE−HICH送信電力を所定量(例えば1dB程度)だけ下げる方向に制御する。これにより、下りE−HICH送信電力が過大となることを防止できる。
<移動端末が実行する送受信処理>
図5は移動端末装置10が実行する送受信処理の一実施形態のフローチャートを示す。E−DCH TTI周期で実行されるステップS11において受信部12はE−HICH,E−RGCH,E−AGCHを受信する。次に、ステップS12でACK/NACK検出部14は受信したE−HICHからACK、NACK、DTXを検出してメジャーメント報告部16に供給する。
ステップS13でメジャーメント報告部16はE−HICHから検出したACKのうち、前回E−DPDCHの送信パケットに対応するACKは「ACK」と認識し、前回E−DPDCHの未送信(DTX)に対応するACKは「DTX」と認識する。また、E−HICHで検出したNACKのうち、前回E−DPDCHの送信パケットに対応するNACKは「NACK」と認識し、前回E−DPDCHの未送信(DTX)に対応するNACKは「DTX」と認識する。そして、集計を行いACK集計数、NACK集計数、DTX集計数を得る。
ステップS14でメジャーメント報告部16はACK集計数、NACK集計数、DTX集計数それぞれを自装置の上位レイヤを経由して、移動端末から基地局側に送信する。
次に、ステップS15でE−DPDCHデータ生成部17はACK/NACK検出部14から供給される検出結果がACKであるか否かを判別する。検出結果がACKであればステップS16でE−DPDCHデータ生成部17は次のデータつまり新規パケットを用いてE−DPDCHデータを生成する。また、検出結果がNACKであればステップS17でE−DPDCHデータ生成部17は再送パケットを用いてE−DPDCHデータを生成する。
次に、ステップS18で送信電力決定部15はE−RGCH、E−AGCHに基づいて送信電力を決定し、ステップS19で送信部19は上りE−DCHを送信する。
<移動端末が実行する集計処理>
図6は移動端末装置10が実行する集計処理の一実施形態のフローチャートを示す。E−DCH TTI周期で実行されるステップS21で受信部12はE−HICHを受信し、ACK/NACK検出部14で受信したE−HICHからACK、NACK、DTXを検出する。
ステップS22でメジャーメント報告部16はE−HICHからNACK又はACKが検出されたか否かを判別する。NACKの検出であればステップS24でメジャーメント報告部16は前回E−DPDCHの送信パケットに対応するNACKであるか否かを判別する。前回E−DPDCHの送信パケットに対応するNACKであれば、ステップS25でNACKと認識し、前回E−DPDCHの未送信に対応するNACKであればステップS26でDTXと認識する。
一方、ステップS22でACKの検出であれば、ステップS27でメジャーメント報告部16は前回E−DPDCHの送信パケットに対応するACKであるか否かを判別する。前回E−DPDCHの送信パケットに対応するACKであれば、ステップS28でACKと認識し、前回E−DPDCHの未送信に対応するACKであればステップS26でDTXと認識する。
次に、ステップS29でメジャーメント報告部16は認識したACK、NACK、DTXそれぞれの数を集計する。そして、ステップS30で報告周期であるか否かを判別し、報告周期でなければステップSS21に進む。報告周期であればステップS31でメジャーメント報告部16はACK集計数、NACK集計数、DTX集計数を自装置の上位レイヤを経由して、レイヤ3メッセージとして基地局側に通知する。
<基地局が実行する上り送信電力制御処理>
図7は基地局10が実行する上り送信電力制御処理の一実施形態のフローチャートを示す。E−DCH TTI周期で実行されるステップS40でNACK率計算部42はACK集計数、NACK集計数、DTX集計数からNACK率(NACK率=NACK集計数/(ACK集計数+NACK集計数))を計算する。
ステップS41でRG/AG制御部44はNACK率が例えば50%程度の第1閾値以上か否かを判別し、NACK率が第1閾値以上であれば、ステップS42でE−RGCH&E−AGCH送信部45から送信するE−RGCHのRG又はE−AGCHのAGを上げる方向に制御する。これにより、移動端末の上りE−DCH送信電力は上げる方向に制御される。
一方、NACK率が第1閾値未満であれば、ステップS43でRG/AG制御部44はNACK率が例えば20%程度の第2閾値以下か否かを判別し、NACK率が第2閾値以下であれば、上りE−DCH送信電力が過剰として、ステップS44でE−RGCH&E−AGCH送信部45から送信するE−RGCHのRG又はE−AGCHのAGを下げる方向に制御する。
ステップS42又はS44を実行した後、又はステップS43でNACK率が第2閾値を超えていればステップS40に進む。
<基地局が実行する下り送信電力制御処理>
図8は基地局10が実行する下り送信電力制御処理の一実施形態のフローチャートを示す。E−DCH TTI周期で実行されるステップS50でDTX率計算部43はACK集計数、NACK集計数、DTX集計数からDTX率(DTX率=DTX集計数/(ACK集計数+NACK集計数))を計算する。
ステップS51でE−HICH制御部46はDTX率が例えば50%程度の第3閾値以上か否かを判別し、DTX率が第3閾値以上であれば、ステップS52でE−HICH送信部47から送信する下りE−HICH送信電力を上げる方向に制御する。
一方、DTX率が第3閾値未満であれば、ステップS53でE−HICH制御部46はDTX率が例えば20%程度の第4閾値以下か否かを判別し、DTX率が第4閾値以下であれば、下りE−HICH送信電力が過剰として、ステップS54でE−HICH送信部47から送信する下りE−HICH送信電力を下げる方向に制御する。
ステップS52又はS54を実行した後、又はステップS53でDTX率が第4閾値を超えていればステップS50に進む。
(付記1)
移動端末装置と基地局間でデータ通信を行う移動通信システムにおいて、
前記移動端末装置は、
前記基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、
前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を
有することを特徴とする移動通信システム。
(付記2)
付記1記載の移動通信システムにおいて、
前記基地局は、
前記集計手段が送信する集計情報を受信する集計情報受信手段と、
前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から再送応答率を算出し、算出した再送応答率が所定の再送応答上限閾値以上のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を上げる制御を行う上り送信電力制御手段を
有することを特徴とする移動通信システム。
(付記3)
付記2記載の移動通信システムにおいて、
前記基地局は、
前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から未送信率を算出し、算出した未送信率が所定の未送信上限閾値以上のとき前記下り再送情報の送信電力を上げる制御を行う下り送信電力制御手段を
有することを特徴とする移動通信システム。
(付記4)
データ通信を行う移動通信システムの移動端末装置において、
基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、
前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を
有することを特徴とする移動端末装置。
(付記5)
付記4記載の移動端末装置と無線接続される基地局において、
前記集計手段が送信する集計情報を受信する集計情報受信手段と、
前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から再送応答率を算出し、算出した再送応答率が所定の再送応答上限閾値以上のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を上げる制御を行う上り送信電力制御手段を
有することを特徴とする基地局。
(付記6)
付記5記載の基地局において、
前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から未送信率を算出し、算出した未送信率が所定の未送信上限閾値以上のとき前記下り再送情報の送信電力を上げる制御を行う下り送信電力制御手段を
有することを特徴とする基地局。
(付記7)
付記3記載の移動通信システムにおいて、
前記上り送信電力制御手段は、前記算出した再送応答率が所定の再送応答下限閾値以下のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を下げる制御を行う
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記8)
付記7記載の移動通信システムにおいて、
前記下り送信電力制御手段は、前記算出した未送信率が所定の未送信下限閾値以下のとき前記下り再送情報の送信電力を下げる制御を行う
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記9)
付記6記載の基地局において、
前記上り送信電力制御手段は、前記算出した再送応答率が所定の再送応答下限閾値以下のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を下げる制御を行う
ことを特徴とする基地局。
(付記10)
付記9記載の基地局において、
前記下り送信電力制御手段は、前記算出した未送信率が所定の未送信下限閾値以下のとき前記下り再送情報の送信電力を下げる制御を行う
ことを特徴とする基地局。
10 移動端末装置
11 アンテナ
12 受信部
13 AG/RG検出部
14 ACK/NACK検出部
15 送信電力決定部
16 メジャーメント報告部
17 E−DPDCHデータ生成部
18 E−DPCCHデータ生成部
19 送信部
30 基地局
31 アンテナ
32 受信部
33 制御部
34 送信部
41 情報取得部
42 NACK率計算部
43 DTX率計算部
44 RG/AG制御部
45 E−RGCH&E−AGCH送信部
46 E−HICH制御部
47 E−HICH送信部

Claims (6)

  1. 移動端末装置と基地局間でデータ通信を行う移動通信システムにおいて、
    前記移動端末装置は、
    前記基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、
    前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を
    有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 請求項1記載の移動通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    前記集計手段が送信する集計情報を受信する集計情報受信手段と、
    前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から再送応答率を算出し、算出した再送応答率が所定の再送応答上限閾値以上のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を上げる制御を行う上り送信電力制御手段を
    有することを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項2記載の移動通信システムにおいて、
    前記基地局は、
    前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から未送信率を算出し、算出した未送信率が所定の未送信上限閾値以上のとき前記下り再送情報の送信電力を上げる制御を行う下り送信電力制御手段を
    有することを特徴とする移動通信システム。
  4. データ通信を行う移動通信システムの移動端末装置において、
    基地局から送信された下り再送情報を検出する再送情報検出手段と、
    前記再送情報検出手段で検出された前記下り再送情報の再送応答又は非再送応答が前回の上り送信パケットに対応するとき再送応答又は非再送応答として集計し、前記下り再送情報における再送応答又は非再送応答が前回の上り未送信に対応するとき未送信として集計し、再送応答集計数と非再送応答集計数と未送信集計数を集計情報として前記基地局に送信する集計手段を
    有することを特徴とする移動端末装置。
  5. 請求項4記載の移動端末装置と無線接続される基地局において、
    前記集計手段が送信する集計情報を受信する集計情報受信手段と、
    前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から再送応答率を算出し、算出した再送応答率が所定の再送応答上限閾値以上のとき前記移動端末装置が送信する上り送信電力を上げる制御を行う上り送信電力制御手段を
    有することを特徴とする基地局。
  6. 請求項5記載の基地局において、
    前記集計情報受信手段で受信した前記集計情報から未送信率を算出し、算出した未送信率が所定の未送信上限閾値以上のとき前記下り再送情報の送信電力を上げる制御を行う下り送信電力制御手段を
    有することを特徴とする基地局。
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