JP2012057036A - インクの調製方法及びパターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナノ粒子を含むインクの調製方法であって、インクを遠心分離し、ナノ粒子の集合体を取り除くことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
具体的には、パターンの形成材料を1μm以下の粒径のナノ粒子として含むナノインクをインクとして基板上にパターニングし、このパターニングされたインクを焼成することによってパターンとしている。
このため、特許文献1や特許文献2には、ナノ粒子の凝集体を分散させる技術が提案されている。
これは、通常、融着を防ぐためにナノ粒子にコーティングされた保護コロイドが搬送過程等で剥がれ、ナノ粒子同士が融着しているためと考えられる。このように融着してしまったナノ粒子は、融着により一体化されているため、ナノ粒子の凝集体を分散させる方法で分散することはできない。
この図に示すように、本実施形態におけるパターン形成方法は、遠心分離工程S1と、パターニング工程S2と、焼成工程S3とを有している。
遠心分離における粒子の沈降(分離)時間Tは、下式(1)で表される。
また、式(3)において、dが粒子直径(除去したいナノ粒子の集合体)の直径、σが粒子の密度、ρが溶液の密度、ηが溶液の粘度を示している。
このため、遠心分離に必要な時間を短縮するためのみであれば、インクの粘度は低いほど好ましい。
このため、インクの粘度は、印刷法を用いてパターニング可能な範囲の中でできるだけ低いことが好ましい。
このため、当該残液を再び遠心分離してその上澄み液を調製済みインクとして回収することが好ましい。このように複数回遠心分離を行うことによって、インクの利用効率を高めることができる。
受理工程S2bは、凹版の凹部に充填されたインクをブランケットが受理する工程である。
転写工程S2cは、ブランケットが受理したインクを基板上に転写する工程である。
本実施形態の印刷装置Sは、図2及び図3に示すように、架台1と、凹版ステージ装置2と、基板ステージ装置3と、インキング装置4と、転写装置5と、アライメント装置6と、制御装置7(図2においては不図示)とを備えている。
なお、以下の説明において、上記レール10の延在方向をX方向、当該X方向に直交する上下方向をZ方向として説明を行う。
これらのドクターブレード4aは、下端が凹版Xの上面と摺動することによってインクの移動を行い、上記機能を達成可能とする傾斜角度で配置されている。
ブランケットクッション5a2は、芯部5a1よりも柔軟な材料によって芯部5a1の周面に巻回され、芯部5a1に対して接着されている。
昇降装置5cは、制御装置7の制御の下、ブランケットロール5aを上下方向(Z方向)に昇降するものである。
より詳細には、まずインキング装置4の押込ブレード4a1によって凹版Xの凹部にインクが押込まれ、次に凹版Xの凹部から食み出したインクを掻取ブレード4a2によって掻取ることで凹部の形成領域の外部に押しやる。これによって、凹版Xの凹部のみにインクが配置され、インクパターンが形成される。
より詳細には、凹部にインクが配置された凹版Xが凹版ステージ装置2によって転写装置5まで搬送される。そして、シリコンブランケット20が凹版Xに押圧された状態で凹版Xの移動に同期してブランケットロール5aが回転されることによって、凹版Xからブランケットロール5aにインクが移り、これによって凹版Xにてパターニングされたインクがシリコンブランケット20の表面に受理される。
より詳細には、基板Yが基板ステージ装置3によって転写装置5まで搬送される。そして、シリコンブランケット20が基板Yに押圧された状態で基板Yの移動に同期してブランケットロール5aが回転されることによって、ブランケットロール5aから基板Yにインクが移り、これによってシリコンブランケット20の表面から基板Yの表面にパターニングされたインクが転写される。
また、従来法は、インクに対して遠心分離を行わない以外は、本実施形態のパターン形成方法と同様の工程を行っている。
なお、遠心分離を、アングルロータ型の遠心分離機を用い、回転数15000rpm、運転時間1hとした場合も、図4(b)に示すように突起が皆無の微細パターンを形成することができた。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。調整後のインクは、他の印刷法(例えば、凸版印刷法)に用いることも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、他の機能パターンの形成に用いるインクの調製に適用することも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、円筒形状の凹版を用いることも可能である。
Claims (6)
- ナノ粒子を含むインクの調製方法であって、
前記インクを遠心分離し、前記ナノ粒子の集合体を取り除くことを特徴とするインクの調製方法。 - 前記遠心分離の回転数及び時間を、前記インクの粘度に応じて設定することを特徴とする請求項1記載のインクの調製方法。
- 前記遠心分離に先立ち、前記インクの粘度を調節することを特徴とする請求項2記載のインクの調製方法。
- 遠心分離後の前記インクの上澄み液を調製済みインクとして回収し、残液を再び遠心分離してその上澄み液を調製済みインクとして回収することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のインクの調製方法。
- 請求項1〜4いずれかに記載のインクの調製方法によって調整されたインクを基板上にパターニングするパターニング工程と、
前記パターニング工程において基板上に配置された前記インクを焼成することによりパターンとする焼成工程と
を有することを特徴とするパターン形成方法。 - 前記パターニング工程は、
前記インクを凹版の凹部に充填するインキング工程と、
前記凹版の凹部に充填された前記インクをブランケットが受理する受理工程と、
前記ブランケットが受理した前記インクを基板上に転写する転写工程と
を有することを特徴とする請求項5記載のパターン形成方法。
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