JP2012052320A - 電動式建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータの始動の際に外部の電源に一時的な降圧が生じても電動モータを始動させることができる電動式建設機械を提供すること。
【解決手段】油圧アクチュエータの油圧源である油圧ポンプを駆動する電動モータ21と、電動式建設機械の外部の電源20から供給された電力を、電動モータ21に供給する電気回路とを備え、この電気回路31は、電動モータ21の始動の際に電動モータ21に外部の電源20から過大な電流が供給されるのを抑える制御回路40を備えた電動式建設機械において、外部の電源20とは別の制御回路40の電源として蓄電装置37を、さらに備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、油圧アクチュエータの油圧源である油圧ポンプを駆動する電動モータを備え、この電動モータが外部の電源の電力により駆動される電動式建設機械に関する。
この種の電動式建設機械には、電動式建設機械の外部の電源からの電力を、電動式油圧作業機械に搭載されたキュービクル式高圧受電設備を介して電動モータに供給し、この電動モータを駆動するものがある。
特許文献1には、電動式油圧作業機械の制御回路が開示されている。この制御回路は電動モータ(三相誘導電動モータ)に対しスター回路により電力を供給して電動モータを始動し、始動後に所定時間が経過すると電動モータに対しデルタ回路により電力を供給して電動モータを駆動する状態に切り換わるようになっている。スター回路は電動モータの始動時に電動モータに過大な電流が流れるのを抑えるためのものである。
なお、電動モータの始動時に電動モータに過大な電流が流れるのを抑える電気回路としては、スター回路の他に、リアクトル方式の回路がある。このリアクトル方式の回路は、過大な電流をリアクトルに供給することによって抑えるものである。
特開2006−246631公報
ところで、電動式油圧作業機械の一種には走行可能な電動式建設機械、例えば電動式油圧ショベルがある。この電動式油圧ショベルは、複数の作業現場間を移動する場合がある。それら作業現場間の連絡通路には電源が設けられていないことがあり、この場合、電源としてモバイル発電機(「モチベータ」とも呼称される)が用いられる。このモバイル発電機は、ディーゼルエンジンと、このディーゼルエンジンにより駆動される発電機とを、トレーラで運搬可能なコンテナに格納したものである。
モバイル発電機により発電される電力は、ディーゼルエンジンの出力に左右される。そのディーゼルエンジンの出力は、ディーゼルエンジンの製造コスト、運搬に適した重量などの都合で制限される。電動モータの始動には電動モータの定格電流よりも大きな電流が必要であり、モバイル発電機を電動モータの電源として用いた場合には、電動モータの始動時に大きな電流が必要になったことに伴い、電動モータに供給される電力が降圧しすぎることがある。
発電機により発電された電力は、キュービクル式高圧受電設備に備えられたトランスを介して、キュービクル式高圧受電設備の制御回路にも供給される。この制御回路は、一般的に、予め設定された保証電圧よりも低い電圧では動作しないように設定されている。保証電圧とは、制御回路の正常な動作を保証できる電圧の下限として設定されるものである。制御回路は、保証電圧が設定されているため、モバイル発電機により発電された電力が保証電圧を確保できない程度に降圧すると、電動モータを始動できる大きさの電流が電動モータに供給されている状態であっても作動しなくなり、これによって電動モータを始動させることができない、という事態が生じる。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、電動モータの始動の際に外部の電源に一時的な降圧が生じても電動モータを始動させることができる電動式建設機械を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明に係る電動式建設機械の電力制御装置は次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係る電動式建設機械は、油圧アクチュエータの油圧源である油圧ポンプを駆動する電動モータと、電動式建設機械の外部の電源から供給された電力を、前記電動モータに供給する電気回路とを備え、この電気回路は、前記電動モータの始動の際に前記電動モータに前記外部の電源から過大な電流が供給されるのを抑える制御回路を備えた電動式建設機械において、前記外部の電源とは別の前記制御回路の電源として蓄電装置をさらに備えたことを特徴とする。
この「〔1〕」に記載の電動式建設機械は、外部の電源とは別の制御回路の電源として蓄電装置を備えているので、電動モータの始動の際に外部の電源に降圧が生じても、蓄電装置から制御回路に電力が供給され、制御回路は動作することができる。これにより、電動モータの始動の際に外部の電源に一時的な降圧が生じても電動モータを始動させることができる。
〔2〕 本発明に係る電動式建設機械は、「〔1〕」に記載の電動式建設機械において、前記蓄電装置から前記制御回路に供給される電力の電圧が前記制御回路の正常な動作を保証する電圧として予め設定された保証電圧よりも低いときに、前記外部の電源から前記電動モータへの電力供給を停止するスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする。
この「〔2〕」に記載の電動式建設機械において、スイッチ手段は、蓄電装置から制御回路に供給される電力の電圧が保証電圧よりも低いときに、外部の電源から電動モータへの電力供給を停止する。これによって、蓄電装置の電圧降下に伴って電動モータの動作に異常が生じることを防止できる。
〔3〕 本発明に係る電動式建設機械は、「〔2〕」に記載の電動式建設機械において、前記外部の電源からの前記電動モータに供給される電力の電圧が前記電動モータの定格電圧よりも低くなると前記外部の電源から前記電動モータへの電力供給を停止するスイッチ手段を、さらに備えたことを特徴とする。
この「〔3〕」に記載の電動式建設機械において、スイッチ手段(「〔2〕」に記載のスイッチ手段とは別のもの)は、外部の電源からの電動モータに供給される電力の電圧が電動モータの定格電圧よりも低くなると、外部の電源から電動モータへの電力供給を停止する。無効化手段は、電動モータへの電力供給の開始から所定時間だけ、そのスイッチ手段の作動を無効にする。これらによって、電動モータへの電力供給を開始してから所定時間が経過するまで、例えば電動モータの定格運転が開始されるまでは、電動モータに供給される電力に降圧が生じてもスイッチ手段の作動を無効にして電動モータへの電力供給を継続でき、所定時間が経過して電動モータの定格運転が開始された後は、外部の電源の圧降に起因して電動モータの動作に異常が生じることをスイッチ手段の作動によって防止できる。
本発明に係る電動式建設機械によれば、前述のように電動モータの始動の際に外部の電源に一時的な電圧降下が生じても電動モータを始動させることができる。
本発明の一実施形態に係る電動式建設機械である電動式油圧ショベルの側面図である。 図1に示した電動式建設機械に搭載されたキュービクル式高圧受電設備および電動モータの配置を、機械室を形成しているカバー部材を取り除いて示す拡大側面図である。 図2に示したキュービクル式高圧受電設備に備えられた電気回路を示す図である。
本発明の一実施形態に係る電動式建設機械について図1〜3を用いて説明する。
図1に示す電動式油圧ショベル1は、履帯2aを駆動して走行する走行体2と、この走行体2に旋回ベアリング3を介して結合された旋回体4と、旋回体4の前部に設けられて旋回体4から前方に突出して位置するフロント作業装置7とを備えている。
走行体2は、減速機付きの油圧モータである走行モータ2bの出力が履帯2aに伝達されることで走行するようになっている。旋回体4は、機械室5を備えている。この機械室5内には、電動式油圧ショベル1の各部の駆動制御に係る油圧回路および電気回路が設けられている。機械室5の前側の上部には、運転室6が設けられている。この運転室6には、機械室5内に設けられた前出の油圧回路および電気回路に指令を与える操作レバー装置等の入力装置が設けられている。旋回体4は、機械室5内に設けられた減速機付きの油圧モータである旋回モータ(図示省略)の出力が旋回ベアリング3に伝達されることで旋回するようになっている。フロント作業装置7は、旋回体4の下部を形成している旋回フレーム4aに上下方向に回動可能に結合されたブーム8と、このブーム8の旋回体4側の端部とは反対側の端部に回動可能に結合されたアーム9と、このアーム9のブーム8側の端部とは反対側の端部に回動可能に設けられたバケット10とを備えている。ブーム8、アーム9、バケット10は、ブームシリンダ8a、アームシリンダ9a、バケットシリンダ10aのそれぞれにより駆動されるようになっている。
図2に示すように、旋回フレーム4aの後部には、キュービクル式高圧受電設備30と、このキュービクル式高圧受電設備30から電力を供給されて駆動される電動モータ21とが設けられている。キュービクル式高圧受電設備30は、金属製の筐体内に電気回路31(図3参照)が格納されたものであり、この電気回路31に対して電動式油圧ショベル1の外部の電源20からケーブル22を通じて電力が供給されるようになっている。電動モータ21は、前出の油圧アクチュエータ、すなわち走行モータ2b、旋回モータ(図示省略)、ブームシリンダ8a、アームシリンダ9a、バケットシリンダ10aの油圧源である油圧ポンプ(図示省略)を駆動するものである。この電動モータ21は、外部の電源20からキュービクル式高圧受電設備30の電気回路31と通じて供給された電力により駆動されるものである。
電気回路31は、電動モータ21の始動の際に電動モータ21に外部の電源20から過大な電流が供給されるのを抑える制御回路40を備えている。この制御回路40は、外部の電源20から供給される電力を降圧するトランス32と、このトランス32により降圧された交流電力を直流電力に変換するコンバータ33(AC/DC)とを備えている。コンバータ33から出力された電力は、ブレーカ34を介して電動式油圧ショベル1の電子制御を行うコントローラ35、電動式油圧ショベル1の周囲を照明するライト36などに供給されるようになっているとともに、蓄電装置37に充電されるようになっている。
制御回路40は、蓄電装置37にブレーカ34、インバータ38を介して電気的に接続されるものである。つまり、電動式油圧ショベル1は、外部の電源20とは別の制御回路40の電源として蓄電装置37を備えている。
制御回路40はさらに、コンバータ33または蓄電装置37から供給された直流電力を交流電力に変換するインバータ38(DC/AC)と、第1リレー41と、この第1リレー41に連動するよう設けられた第1接点41aと、第2リレー42と、この第2リレー42に連動するよう設けられた第2接点42aおよび補助接点42bと、タイマー43と、このタイマー43に連動するよう設けられた第1時限接点43aおよび第2時限接点43bと、リアクトル46と、始動スイッチ47とを備えている。
第1リレー41は、第1時限接点43aと直列に接続されている。タイマー43は第2リレー42の補助接点42bと直列に接続されている。第1接点41aと第2接点42aは、外部の電源20と電動モータ21との間で直列に接続されている。リアクトル46は、第1接点41aと並列に接続されており、第2接点42aと直列に接続されている。第1接点41aは第1リレー41が励磁されることで閉じるよう設けられたものである。第2接点42aおよび補助接点42bは第2リレー42が励磁されることで閉じるよう設けられたものである。
第1時限接点43aは、タイマー43が作動して所定時間が経過すると、開いた状態から閉じるよう設けられたものである。この第1時限接点43aとは逆に、第2時限接点43bは、タイマー43が作動して所定時間が経過すると、閉じた状態から開くよう設定されたものである。本実施形態において、電動モータ21の始動の際に外部の電源20から電動モータ21に供給される電力は、その供給開始からしばらくの間(本実施形態では約4秒)は定格電流よりも大きく、その後定格電流に安定する。このため、タイマー43により規定された前出の所定時間は、外部の電源20から電動モータ21に供給される電力がその供給開始時点から定格電流に安定するのに十分な時間である約5秒(前出の約4秒よりも長い時間)に設定されている。
制御回路40はさらに、インバータ38を介して蓄電装置37に接続された第1電圧検知リレー44と、第2リレー42と直列に接続されており第1電圧検知リレー44が励磁されることで閉じる第1緊急停止用接点44aと、トランス32とコンバータ33の間に電気的に接続された第2電圧検知リレー45と、第2リレー42と直列に接続されており第2電圧検知リレー45が励磁されることで閉じる第2緊急停止用接点45aとを備えている。第1緊急停止用接点44a、第2緊急停止用接点45a、始動スイッチ47は直列に接続されている。第2緊急停止用接点45aは第2時限接点43bと並列に接続されている。
第1電圧検知リレー44は、インバータ38を介して蓄電装置37から供給される電力の電圧が制御回路40の正常な動作を保証する電圧として予め設定された保証電圧よりも低いときに、減磁された状態となるよう設定されている。第1緊急停止用接点44aは、第1電圧検知リレー44が減磁されたことに連動して開くよう設定されている。第1緊急停止用接点44aが開いた状態では、第2リレー42に電力が供給されない状態、すなわち第2リレー42が減磁された状態となり、これに連動して第2接点42aが開き、外部の電源20と電動モータ21が電気的に遮断される。つまり、第1電圧検知リレー44と第1緊急停止用接点44aは、蓄電装置37から制御回路40に供給される電力の電圧が制御回路40の正常な動作を保証する電圧として予め設定された保証電圧よりも低いときに、外部の電源20から電動モータ21への電力供給を停止するスイッチ手段を構成している。
第2電圧検知リレー45は、トランス32を介して外部の電源20から供給される電力の電圧が電動モータ21の定格電圧よりも低いときに減磁されるよう設定されている。第2緊急停止用接点45aは第2電圧検知リレー45が減磁されたことに連動して開くよう設定されている。第2緊急停止用接点45aが開いた状態では、第2リレー42に電力が供給されない状態、すなわち第2リレー42が減磁された状態となり、これに連動して第2接点42aが開き、外部の電源20と電動モータ21が電気的に遮断される。つまり、第2電圧検知リレー45と第2緊急停止用接点45aは、外部の電源20からの電動モータ21に供給される電力の電圧が電動モータ21の定格電圧よりも低くなると外部の電源20から電動モータ21への電力供給を停止するスイッチ手段を構成している。
なお、前出のタイマー43と第2時限接点43bは、電動モータ21への電力供給の開始から所定時間、すなわち、始動スイッチ47が閉じてからタイマー43により規定された約5秒が経過するまでの間、第2電圧検知リレー45と第2緊急停止用接点45aから構成されたスイッチ手段の作動、すなわち第2緊急停止用接点45aが開いた状態であることの意味ことを無効にする無効化手段を構成している。
このように構成された本実施形態に係る電動式油圧ショベル1は次のように動作する。
第1電圧検知リレー44は、外部の電源20からトランス32、コンバータ33、インバータ38を通じ電力を供給されている状態、または、蓄電装置37からブレーカ34、インバータ38を通じ電力を供給されていることで励磁されている状態にあり、これによって第1緊急停止用接点44aは閉じている。
また、第2電圧検知リレー45は外部の電源20からトランス32を通じ電力を供給されていることで励磁された状態にあり、これによって、第2緊急停止用接点45aは閉じている。
この状態でオペレータが始動スイッチ47を操作して閉じた状態に保持すると、外部の電源20からトランス32、コンバータ33を通じてインバータ38に供給された電力、または、蓄電装置37からブレーカ34を通じてインバータ38に供給された電力が、始動スイッチ47、第2緊急停止用接点45aまたは第2時限接点43b、第1緊急停止用接点44aを通じて第2リレー42に供給され、これによって第2リレー42が励磁される。この結果、第2接点42aと補助接点42bが閉じる。
第2接点42aが閉じたことによって、外部の電源20から第2接点42aとリアクトル46を通じた電動モータ21への電力供給が開始される。つまり、電動モータ21に過大な電流が与えられるのを防止した状態での電動モータ21への電力供給が開始される。
補助接点42bが閉じたことによって、タイマー43が作動する。この後、所定時間(約5秒)が経過すると、第1時限接点43aが開いていた状態から閉じ、第2時限接点43bが閉じていた状態から開く。
第1時限接点43aが閉じた状態では、インバータ38から第1リレー41に電力が供給され、これにより第1リレー41が励磁される。この結果、第1接点41aが閉じる。つまり、外部の電源20から電動モータ21への電力供給が、リアクトル46を通じて行われる状態から、第1接点41aを通じて行われる状態に切り替わる。
第2時限接点43bが開いた状態では、第2緊急停止用接点45aが閉じることによって第2リレー42への電力供給が行われ、第2緊急停止用接点45aが開くことによって電力供給が行われなくなる。
外部の電源20としてモバイル発電機が用いられると、このモバイル発電機の性能によっては、電動モータ21の始動に際し、電動モータ21に供給されている電力の電圧が定格電圧よりも低くなる場合がある。この場合、第2電圧検知リレー45は減磁され、これに連動して第2緊急停止用接点45aは開く。この第2緊急停止用接点45aの動作が、タイマー43の作動時点から所定時間が経過するまでの間に行われた場合、閉じた状態の第2時限接点43bを通じて第2リレー42への電力供給が行われる。つまり、電動モータ21が始動し定格電流および定格電圧で安定して駆動される状態になるまでの間は、電動モータ21に供給される電力の電圧が定格電圧よりも低い状態であることを第2電圧検知リレー45が検知した場合であっても、電動モータ21への電力供給が行われる。
これに対し、タイマー43の作動時点から所定時間が経過した後に、第2緊急停止用接点45aの動作が行われた場合には、第2時限接点43bと第2緊急停止用接点45aの両方が開いた状態となり、したがって第2リレー42への電力供給が行われず、第2リレー42は減磁される。これに連動して第2接点42aは開き、この結果、外部の電源20から電動モータ21への電力供給が停止する。つまり、電動モータ21が定格電流および定格電圧で安定して駆動される状態となった後は、電動モータ21に供給される電力の電圧が定格電圧よりも低い状態であることを、すなわち電動モータ21に供給される電力の降圧を第2電圧検知リレー45が検知すると、電動モータ21への電力供給が停止し、電動モータ21は停止する。
また、蓄電装置37の充電不足または制御回路40の故障によって蓄電装置37から第1電圧検知リレー44に供給される電力の電圧が、保証電圧よりも低くなると、第1電圧検知リレー44は減磁され、これに連動して第1緊急停止用接点44aは開く。これにより第2リレー42が減磁され、これに連動して第2接点42aは開く。この結果、外部の電源20から電動モータ21への電力供給し、電動モータ21は停止する。
本実施形態に係る電動式油圧ショベル1によれば次の効果を得られる。
電動式油圧ショベル1は、外部の電源20とは別の制御回路40の電源として蓄電装置37を備えているので、電動モータ21の始動の際に外部の電源20に降圧が生じても、蓄電装置37から制御回路40に電力が供給され、制御回路40は動作することができる。これにより、電動モータ21の始動の際に外部の電源20に一時的な降圧が生じても電動モータ21を始動させることができる。
電動式油圧ショベル1において、第1電圧検知リレー44と第1緊急停止用接点44aから構成されたスイッチ手段は、蓄電装置37から制御回路40に供給される電力の電圧が保証電圧よりも低いときに、外部の電源20から電動モータ21への電力供給を停止する。これによって、蓄電装置37の降圧に伴って電動モータ21の動作に異常が生じることを防止できる。
電動式油圧ショベル1において、第2電圧検知リレー45と第2緊急停止用接点45aから構成されたスイッチ手段は、外部の電源20からの電動モータ21に供給される電力の電圧が電動モータ21の定格電圧よりも低くなると、外部の電源20から電動モータ21への電力供給を停止する。また、タイマー43と第2時限接点43bから構成された無効化手段は、電動モータ21への電力供給の開始から所定時間だけ、そのスイッチ手段の作動を無効にする。これらによって、電動モータ21への電力供給を開始してから電動モータ21の定格運転が開始されるまでは、電動モータ21に供給される電力に降圧が生じてもスイッチ手段の作動を無効にして電動モータ21への電力供給を継続でき、所定時間が経過して電動モータ21の定格運転が開始された後は、電動モータ21に供給される電力の圧降に起因して電動モータ21の動作に異常が生じることをスイッチ手段の作動によって防止できる。
1 電動式油圧ショベル
2 走行体
2a 履帯
2b 走行モータ
3 旋回ベアリング
4 旋回体
5 機械室
6 運転室
7 フロント作業装置
8 ブーム
8a ブームシリンダ
9 アーム
9a アームシリンダ
10 バケット
10a バケットシリンダ
20 外部の電源
21 電動モータ
22 ケーブル
30 キュービクル式高圧受電設備
31 電気回路
32 トランス
33 コンバータ
34 ブレーカ
35 コントローラ
36 ライト
37 蓄電装置
38 インバータ
40 制御回路
41 第1リレー
41a 第1接点
42 第2リレー
42a 第2接点
42b 補助接点
43 タイマー
43a 第1時限接点
43b 第2時限接点
44 第1電圧検知リレー
44a 第1緊急停止用接点
45 第2電圧検知リレー
45a 第2緊急停止用接点
46 リアクトル
47 始動スイッチ

Claims (3)

  1. 油圧アクチュエータの油圧源である油圧ポンプを駆動する電動モータと、電動式建設機械の外部の電源から供給された電力を、前記電動モータに供給する電気回路とを備え、この電気回路は、前記電動モータの始動の際に前記電動モータに前記外部の電源から過大な電流が供給されるのを抑える制御回路を備えた電動式建設機械において、
    前記外部の電源とは別の前記制御回路の電源として蓄電装置をさらに備えた
    ことを特徴とする電動式建設機械。
  2. 請求項1に記載の電動式建設機械において、
    前記蓄電装置から前記制御回路に供給される電力の電圧が前記制御回路の正常な動作を保証する電圧として予め設定された保証電圧よりも低いときに、前記外部の電源から前記電動モータへの電力供給を停止するスイッチ手段をさらに備えた
    ことを特徴とする電動式建設機械。
  3. 請求項2に記載の電動式建設機械において、
    前記外部の電源からの前記電動モータに供給される電力の電圧が前記電動モータの定格電圧よりも低くなると前記外部の電源から前記電動モータへの電力供給を停止するスイッチ手段と、
    このスイッチ手段の作動を、前記電動モータへの電力供給の開始から所定時間だけ無効にする無効化手段と、をさらに備えた
    ことを特徴とする電動式建設機械。
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