JP2012050938A - 塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

塗料組成物及び塗膜形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
自動車車体外板等の各種工業製品に対して、光沢が抑制され、ハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に色相が変化し、シェードで濁りや黄味が発現しない意匠及び遮熱性を有する塗膜を形成可能な塗料組成物及び塗膜形成方法を提供することである。
【解決手段】本発明は、赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料及び艶調整材を含む塗料組成物であって、塗装して得られる塗膜に対して45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度の角度で受光した光の分光反射率に基づくL*a*b*表色系における明度L*が0〜40の範囲内である塗料組成物及び塗膜形成方法に関するものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、光沢が抑制され、ハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に色相が変化し、シェードで濁りや黄味が発現しない意匠及び遮熱性を有する塗膜を形成可能な塗料組成物及び塗膜形成方法に関するものである。
自動車等の工業製品には、商品力を高めるために、観察角度によって明度が変化するフリップフロップ感を有するメタリック塗色が適用される場合がある。その中でも光沢が抑制されたメタリック塗色は、落ち着きがあり高級感を有する塗色として着目されている。
特許文献1は、見る角度により反射光量及び色相が変化する塗膜を得ることができる塗料組成物並びに塗装物品に関するものであり、光干渉性顔料及び艶消し剤を、塗布して得られる塗膜の60度鏡面光沢値が30以下になるように含有せしめた塗料組成物が開示されている。特許文献1に開示された塗料組成物を塗装して得られた塗膜は、フリップフロップ感を有し、艶が低い塗膜が得られるものであるが、色相変化については、光干渉性顔料による干渉色がハイライトで発現し、シェードで消失するのみで、十分とは言えない問題点があった。
特開2002−327150号公報
本発明の目的は、光沢が抑制され、ハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に色相が変化し、シェードで濁りや黄味が発現しない意匠及び遮熱性を有する塗膜を形成可能な塗料組成物及び塗膜形成方法を提供することである。
本発明は、
1.赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料及び艶調整材を含む塗料組成物であって、塗装して得られる塗膜に対して45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度の角度で受光した光の分光反射率に基づくL*a*b*表色系における明度L*が0〜40の範囲内である塗料組成物、
2.赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料が、ペリレン及び/又は複合金属酸化物である1項に記載の塗料組成物、
3.艶調整材が微粉シリカである1項又は2項に記載の塗料組成物、
4.さらに鱗片状光輝性顔料を含む1〜3項のいずれか1項に記載の塗料組成物、
5.鱗片状光輝性顔料が、鱗片状アルミニウム顔料である1〜4項のいずれか1項に記載の塗料組成物、
6.塗装して得られる塗膜の60度鏡面光沢度及び85度鏡面光沢度がいずれもが0〜30の範囲内である1〜5項のいずれか1項に記載の塗料組成物、
7.基材に請求項1〜6のいずれか1項に記載された塗料組成物を塗装する塗膜形成方法、
8.基材に請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗料組成物を塗装して得られた塗膜上に、さらに艶調整材を含むクリヤー塗料を塗装する塗膜形成方法
に関する。
本発明の塗料組成物は、光沢が抑制され、ハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に色相が変化し、シェードで濁りや黄味が発現しない意匠及び遮熱性を有する塗膜を形成可能なものであって、特に自動車外板、家電製品等の高級外観を求められている分野に有用なものである。
本発明の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜の明度を調整すること及びハイライトからシェードに色相変化せしめることを目的として、赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料を含む。本明細書において、赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料とは、波長780nm〜2500nmの領域において、JIS K5101 4隠ぺい率試験紙法に記載された隠ぺい率試験紙に該着色顔料のみを着色材として含む塗料を塗装して得られた塗膜の白素地上のJIS K5602に定義された日射反射率が50%以上又は黒素地上の日射反射率が10%以上の顔料を意味する。
本明細書における具体的な試験方法を以下に説明する。水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100固形分質量部あたり、該着色顔料を15質量部配合して攪拌混合し、適当な溶媒を用いて希釈して固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製する。隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し、その上にドクターブレードを使用して、硬化塗膜厚が20μmとなるように塗装し、室温約20℃の実験室に15分間放置し、その後に熱風乾燥機を使用して140℃で30分間加熱して硬化せしめた塗膜の白素地部分及び黒素地部分の日射反射率を、積分球ISR−3100を搭載した分光光度計UV−3100PC(共に島津製作所社製)を使用して入射角度を8°としたときの日射反射率として定義するものとする。
赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料としては具体的には、アゾ系顔料、アニリンブラック、ペリレンブラック等の有機顔料や複合金属酸化物顔料等を挙げることができる。
ペリレン系の顔料としては、特開2003−41144号公報及び特関2003−41145号公報に開示のペリレンテトラカルボン酸の酸無水物、特開2006−328238号に開示の2−メチル−2,4−ペンタンジオール及び硝酸を加熱反応して得られる黒色顔料、ペリレンテトラカルボン酸のジイミド誘導体、ペリレンジイミノジカルボン酸のジイミド誘導体を焼成処理して得られた黒色ペリレン系顔料や、特開2007−522297号公報に開示の式1a又は1bで表される異性体の1種又は2つの異性体の混合物を含有する黒色顔料を使用することができる。
Figure 2012050938
(式中、R1、R2は互いに独立にフェニレン、ナフチレンまたはピリジレンであり、これらはそれぞれC1〜C12−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、ヒドロキシル、ニトロおよび/またはハロゲンにより一置換または多置換されていてもよく、Xはハロゲンであり、nは0〜4である)。
無機顔料としては、Cu−Fe−Mn系、Cu−Cr系、Cu−Cr―Mn系、Cu−Cr―Mn―Ni系、Cu−Cr―Fe系、Co―Cr―Fe系、Mn−Bi系、Mn−Y系、等の複合金属酸化物顔料を挙げることができる。
本発明において、赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料は、塗装して得られる塗膜の色調によって、上記から1種類又は複数を選択して使用することができる。
本発明の塗料組成物における赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料の量は、塗装して得られる塗膜の色調や、仕上がり性の点から、塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対して、合計で0.01〜40質量部の範囲内が好ましく、より好ましくは0.03〜30質量部の範囲内、特に好ましくは0.05〜20質量部の範囲内である。
本発明の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜の光沢を抑制することを目的として艶調整材を含有する。艶調整材とは、塗膜中に塗膜のビヒクル成分と異なる屈折率を持つ粒子成分として存在することにより、入射光を適度に乱射させ、塗膜の艶を調製する効果を奏するものである。一般には、微粉シリカ(含水ニ酸化ケイ素)やポリエチレン粉末、樹脂ビーズ、セラミックビーズあるいはこれらをプレ分散した分散液等が用いられる。これらのうちで、微粉シリカ、微粉シリカをプレ分散した分散液、樹脂ビーズが好ましく、特に好ましくは微粉シリカであるが、限定されるものではなく、求める質感に応じて、艶調整材を1種又は2種以上を選択して使用することができる。また。前記艶調整材としては、平均粒径が0.01〜50μmのものが、塗装して得られる塗膜の光沢を抑制する効果の点から好ましく、より好ましくは、0.05〜40μmのものである。ここでいう粒径は、光学顕微鏡又は電子顕微鏡で該艶調整材を観察して得られた数値又はレーザー回折法等のレーザーを用いた粒度分布測定装置で測定された数値を意味する。
本発明の塗料組成物における艶調整材の好ましい配合量は、塗料組成物中のビヒクル固形分100質量部に対して、1〜50質量部である。1質量部未満では、塗膜の光沢を抑制する効果が不十分であり、50質量部を超えると塗膜の仕上がり外観が低下する恐れがある。より好ましくは5〜30質量部である。
本発明の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜の明度を調整すること及びハイライトからシェードに色相変化せしめることを目的として、鱗片状光輝性顔料を含んでいてもよい。鱗片状光輝性顔料とは、マイカ、人工マイカ、ガラス、酸化鉄、酸化アルミニウムや各種金属等鱗片状基材の表面に、二酸化チタンや酸化鉄等の基材と屈折率が異なる金属酸化物を被覆された光干渉性顔料や、アルミニウム、銅、ニッケル合金、ステンレス等の鱗片状金属顔料を意味する。
本発明の塗料組成物が、鱗片状光輝性顔料を含んでいる場合、塗装して得られる塗膜のハイライトにおける明度の点から、鱗片状光輝性顔料として鱗片状アルミニウム顔料を用いることが好ましい。
鱗片状アルミニウム顔料は、一般にアルミニウムをボールミルやアトライターミル中で粉砕媒液の存在下、粉砕助剤を用いて粉砕、摩砕して製造される。粉砕助剤としては、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸等の高級脂肪酸のほか、脂肪族アミン、脂肪族アミド、脂肪族アルコールが使用される。粉砕媒液としてはミネラルスピリットなどの脂肪族系炭化水素が使用される。
鱗片状アルミニウム顔料は、粉砕助剤の種類によって、リーフィングタイプとノンリーフィングタイプに大別することができる。リーフィングタイプは、塗料組成物に配合すると塗装して得られた塗膜の表面に配列(リ−フィング)し、金属感の強い仕上がりが得られ、熱反射作用を有し、防錆力を発揮するものであるため、タンク・ダクト・配管類および屋上ル−フィングをはじめ各種建築材料などに利用されることが多い。本発明の塗料組成物においては塗装して得られる塗膜のハイライトの明度の点から、ノンリーフィングタイプの鱗片状アルミニウム顔料を使用することが好ましい。
上記鱗片状アルミニウム顔料の大きさは、平均粒径が5〜40μmの範囲内のものを使用することが、塗装された塗膜の仕上がり性やハイライトの明度の点から好ましく、より好ましくは粒径が7〜30μmの範囲内もの、特に好ましくは8〜25μmの範囲内ものである。厚さは0.05〜0.5μmの範囲内のものを使用することが好ましい。ここでいう粒径及び厚さは、光学顕微鏡又は電子顕微鏡で該鱗片状アルミニウム顔料を観察して得られた数値又はレーザー回折法等のレーザーを用いた粒度分布測定装置で測定された数値を意味する。
また、鱗片状アルミニウム顔料の含有量は、塗装して得られる塗膜の仕上がり性の点から、塗料中の樹脂固形分100質量部に対して、合計で0.01〜25質量部の範囲内が好ましく、より好ましくは0.03〜20質量部の範囲内、特に好ましくは0.05〜18質量部の範囲内である。
本発明の塗料組成物は、さらに赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料以外の着色顔料を配合せしめることができる。本発明における着色顔料は、特に制限されるものではないが、具体的には、酸化チタン顔料(微粒子酸化チタン顔料を含む)、透明性酸化鉄顔料、チタンイエロー等の複合酸化金属顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサン系顔料、スレン系顔料、インジゴ系顔料等の中から任意のものを1種もしくはそれ以上を組み合わせて使用することができる。
本発明において、上記着色顔料の塗料組成物中への含有量は、塗装して得られる塗膜の仕上がり性の点から、塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対し0.01〜20質量部の範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.01〜18質量部の範囲内、特に好ましくは、0.05〜15質量部の範囲内である。
本発明の塗料組成物には、通常、ビヒクルとして、樹脂成分を含有することができる。樹脂成分としては、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂と、必要に応じてメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤とを併用したものが挙げられ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解または分散して使用される。
さらに、本発明の塗料組成物には、必要に応じて、水あるいは有機溶剤等の溶媒、顔料分散剤、沈降防止剤、硬化触媒、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の各種添加剤、体質顔料などを適宜配合することができる。
本発明の塗料組成物は、前述の成分を混合分散せしめることによって調製される。塗装時の固形分含有率を、塗料組成物に基づいて、12〜50質量%、好ましくは15〜30質量%に調整しておくことが好ましい。
本発明の塗料組成物は、静電塗装、エア−スプレ−、エアレススプレ−などの方法で塗装することができ、その膜厚は硬化塗膜に基づいて10〜45μmの範囲内とするのが、塗膜の平滑性の点から好ましい。本発明の塗料組成物の塗膜は通常、約70〜約150℃の温度で架橋硬化させることができる。
本明細書の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜のL*a*b*表色系における明度L*が0〜40の範囲内である。本明細書において塗料組成物を塗装して得られる塗膜の明度とは、予めグレー色(N−6)の塗膜を形成した塗板上に、該塗料組成物を塗装に適正な粘度に希釈して、硬化塗膜として20μmの膜厚となるようにエアスプレー塗装し、室温にて15分間放置し、その後に熱風乾燥機を使用して140℃で30分加熱して硬化乾燥せしめて得られた塗膜をX−Rite社製のMA−68II(商品名、多角度分光光度計)を使用して、正反射光に対して45°で受光した分光反射率に基づいて計算した数値で定義するものとする。
本発明の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜の60度鏡面光沢度及び85度鏡面光沢度をいずれも0〜30の範囲内であるように上記着色顔料、艶調整材及び鱗片状光輝性顔料の種類や含有量を調整することが、塗装して得られる塗膜の光沢を抑制する点から好ましい。本明細書において塗料組成物を塗装して得られる塗膜の60度鏡面光沢度とは、予めグレー色(N−6)の塗膜を形成した塗板上に、該塗料組成物を塗装に適正な粘度に希釈して、硬化塗膜として20μmの膜厚となるようにエアスプレー塗装し、室温にて15分間放置し、その後に熱風乾燥機を使用して140℃で30分加熱して硬化乾燥せしめて得られた塗膜をBYK社製のmicro−TriGross(商品名、光沢計)を使用して測定した数値で定義するものとする。
本発明の塗膜形成方法は、基材上に上記塗料組成物を塗装し、硬化乾燥せしめる方法に関するものである。
本発明の塗膜形成方法において、基材としては、鉄、亜鉛、アルミニウム等の金属やこれらを含む合金、及びこれらの金属によるメッキまたは蒸着が施された成型物、コンクリートやスレート等の建材ならびに、ガラス、プラスチックや発泡体などによる成型物等を挙げることができる。これら素材に応じて適宜、脱脂処理や表面処理して基材とすることができる。さらに、上記基材に下塗り塗膜、中塗り塗膜、ベースコート塗膜を形成させて基材とすることもできる。
上記下塗り塗膜とは、素材表面を隠蔽したり、素材に防食性及び防錆性などを付与するために形成されるものであり、下塗り塗料を塗装し、乾燥、硬化することによって得ることができる。この下塗り塗料種としては特に限定されるものではなく、例えば、電着塗料、溶剤型プライマー等を挙げることができる。
また、上記中塗り塗膜とは、下塗り塗膜を隠蔽したり、付着性や耐チッピング性などを付与するために形成されるものであり、乾燥硬化した下塗り塗膜又は未硬化の下塗り塗膜上に、中塗り塗料を塗装し、乾燥、硬化することによって得ることができる。中塗り塗料種は、特に限定されるものではなく、既知のものを使用でき、例えば、熱硬化性樹脂組成物及び着色顔料を必須成分とする有機溶剤系又は水系の中塗り塗料を好ましく使用できる。
本発明の塗膜形成方法においては、適用される鋼板等の日射による温度上昇を低減する点から反射率が高い中塗り塗膜を形成可能な中塗り塗料を適用することが好ましい。中塗り塗料とは、具体的には、明度が高い塗膜を形成可能なものであり、カーボンブラック顔料の含有率が塗料中の樹脂固形分100質量部に対して0.5質量部以下の塗料や白色酸化チタン顔料以外の着色顔料を配合する場合には、赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料を用いることが好ましい。
また、基材として、下塗り塗膜あるいは中塗り塗膜を形成させる場合においては、下塗り塗膜あるいは中塗り塗膜を加熱し、架橋硬化後に本発明の塗料組成物を塗装することができる。あるいは、下塗り塗膜及び/又は中塗り塗膜が未硬化の状態で、塗装することもできる。
本発明の塗膜形成方法においては、可視光部の分光反射率が80%以上の範囲内のベースコート塗膜を基材とすることができる。ベースコート塗膜は、ベースコート塗料を塗装して形成することができる。本明細書において、ベースコート塗膜の可視光部の分光反射率は、該ベースコート塗膜が形成された試験板をX−Rite社製のMA−68II(商品名)を使用して塗膜に45度の角度から照射した光を正反射光に対して25度の角度で受光したときの波長400〜700nmの範囲内で分光反射率を測定した数値として定義するものとする。
ベースコート塗料としては、鱗片状光輝性顔料及び/又は着色顔料と、ビヒクル形成成分を含む有機溶剤系又は水系の塗料を使用することができる。
ベースコート塗料における鱗片状光輝性顔料としては、例えば、ハイライトとシェードで大きく明度が変化する塗膜を得たい場合には、上述の鱗片状アルミニウム顔料を使用することができる。含有量は、塗装して得られる塗膜の仕上がり性の点から、塗料中の樹脂固形分100質量部に対して、合計で0.01〜25質量部の範囲内が好ましく、より好ましくは0.03〜23質量部の範囲内、特に好ましくは0.05〜20質量部の範囲内である。
または、ベースコート塗膜として、明度が高いソリッド色(鱗片状光輝性顔料を含まない)の塗膜を得たい場合には、白色酸化チタンに透明性酸化鉄顔料、チタンイエロー等の複合酸化金属顔料、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサン系顔料、スレン系顔料、インジゴ系顔料等の中から任意のものを1種もしくはそれ以上を組み合わせて使用することができる。含有量は、塗装して得られる塗膜の明度の点から、塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対し、白色酸化チタンとして50〜200質量部、着色顔料として塗料組成物中の樹脂固形分100質量部に対し0.01〜30質量部の範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.03〜25質量部の範囲内、特に好ましくは、0.05〜20質量部の範囲内である。
ベースコート塗料には、通常、ビヒクルとして、樹脂成分を含有することができる。樹脂成分としては、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂と、必要に応じてメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネ−ト化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤とを併用したものが挙げられ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解または分散して使用される。
さらに、ベースコート塗料には、必要に応じて、水あるいは有機溶剤等の溶媒、顔料分散剤、沈降防止剤、硬化触媒、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の各種添加剤、体質顔料などを適宜配合することができる。
ベースコート塗料は、前述の成分を混合分散せしめることによって調製される。塗装時の固形分含有率を、塗料組成物に基づいて、12〜60質量%、好ましくは15〜50質量%に調整しておくことが好ましい。
本発明の塗膜形成方法において、ベースコート塗膜を基材とする場合、ベースコート塗料による塗膜は、乾燥、硬化せしめたものであってもよいが、未硬化であってもよい。その場合、未硬化のベースコート塗膜に上記塗料組成物を塗装した後に、加熱して、2層の塗膜を同時に硬化せしめることができる。
本発明の塗料組成物は、静電塗装、エアスプレー、エアレススプレーなどの方法で塗装することができ、その膜厚は硬化塗膜に基づいて5〜30μmの範囲内とするのが、塗膜の平滑性の点から好ましい。通常、所定の膜厚となるように塗装した後に、加熱し、乾燥硬化せしめることができるが、未硬化の状態で後述する艶調整材を含むクリヤー塗料を塗装することができる。本発明の塗料組成物の塗膜それ自体は、焼き付け乾燥型の場合、通常、約50〜約150℃の温度で架橋硬化させることができ、常温乾燥型又は強制乾燥型の場合には、常温乾燥〜約80℃の温度で架橋硬化させることができる。
本発明の塗膜形成方法においては、基材上に上記塗料組成物を塗装して得られた塗膜上にさらに前述の艶調整材を含むクリヤー塗料を1層もしくは2層以上塗装して、クリヤー塗膜を形成させることができる。
本発明の塗膜形成方法におけるクリヤー塗料は、樹脂成分および溶剤を主成分とし、さらに必要に応じてその他の塗料用添加剤などを配合してなる無色もしくは有色の透明塗膜を形成する液状塗料である。クリヤー塗料における艶調整材としては、上述の艶調整材を使用することができる。その含有量は、ビヒクル固形分100質量部に対して、1〜50質量部である。1質量部未満では、塗膜の光沢が高くなり、50質量部を超えると塗膜の仕上がり外観が低下する恐れがある。より好ましくは5〜30質量部である。
本発明方法におけるクリヤー塗料としては、従来公知のものを制限なく使用することができる。例えば、基体樹脂及び架橋剤を含有する液状もしくは粉体状の塗料組成物が適用できる。基体樹脂の例としては、水酸基、カルボキシル基、シラノ−ル基、エポキシ基などの架橋性官能基を含有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコン含有樹脂などが挙げられる。架橋剤としては、前記基体樹脂の官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネ−ト化合物、ブロックポリイソシアネ−ト化合物、エポキシ化合物又は樹脂、カルボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水物、アルコキシシラン基含有化合物又は樹脂等が挙げられる。また、必要に応じて、水や有機溶剤等の溶媒、硬化触媒、消泡剤、紫外線吸収剤、レオロジーコントロール剤、酸化防止剤、表面調整剤等の添加剤を適宜配合することができる。
上記クリヤー塗料には、透明性を損なわない範囲内において、着色顔料や染料を適時配合することができる。着色顔料や染料としては、インク用、塗料用として従来公知の顔料や染料を1種あるいは2種以上を組み合わせて配合することができる。その添加量は、適宜決定されて良いが、クリヤー塗膜中の樹脂固形分100質量部に対して、30質量部以下、好ましくは0.1〜10質量部である。
上記クリヤー塗料は、静電塗装、エア−スプレ−、エアレススプレ−などの方法で塗装することができ、その膜厚は硬化塗膜に基づいて5〜40μmの範囲内とするのが好ましい。クリヤー塗料の塗膜それ自体は約70〜150℃の温度で架橋硬化させることができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、「部」及び「%」はいずれも質量基準によるものである。
実施例1〜5、比較例1〜9
(製造例1)水酸基含有アクリル樹脂の製造
温度計、サーモスタット、撹拌器、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート50部を仕込み、撹拌混合し、135℃に昇温した。次いで下記のモノマー/重合開始剤の混合物を3時間かけて、同温度に保持した反応容器内に滴下し、滴下終了後1時間熟成を行なった。その後、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート10部、2,2‘−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)0.6部からなる混合物を同温度に保持した1時間30分かけて滴下し、さらに2時間熟成した。次にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを減圧下で留去し、水酸基価54mgKOH/g、数平均分子量20,000、樹脂固形分65質量%の水酸基含有アクリル樹脂を得た。ここで数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって標準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものを意味する。
モノマー/重合開始剤の混合物:
メチルメタクリレ−ト38部、エチルアクリレ−ト17部、n−ブチルアクリレ−ト17部、ヒドロキシエチルメタクリレ−ト7部、ラウリルメタクリレ−ト20部及びアクリル酸1部及び2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)2部からなる混合物。
(着色顔料の白素地上と黒素地上の日射反射率測定)
実施例及び比較例に使用する着色顔料各々の白素地及び黒素地上の日射反射率を以下の要領で測定し、結果を表1欄外に示した。
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)及びメラミン樹脂からなる樹脂成分100固形分質量部あたり、該着色顔料を15質量部配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製する。JIS K5101 4隠ぺい率試験紙法に記載された隠ぺい率試験紙を平らなガラス板の上に水平に固定し、その上にドクターブレードを使用して、硬化塗膜厚が20μmとなるように塗装し、室温約20℃の実験室に15分間放置し、その後に熱風乾燥機を使用して140℃で30分間加熱して硬化せしめた塗膜の白素地部分及び黒素地部分の日射反射率として、積分球ISR−3100を搭載した分光光度計UV−3100PC(共に島津製作所社製)を使用して入射角度を8°としたときのJIS K5602に定義された反射率を測定した。
Figure 2012050938
(ベースコートの調製)
製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、光輝性顔料、艶調整材、着色顔料を表1に示す比率で配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%の有機溶剤型塗料を調製し、実施例及び比較例に使用するベースコート1〜8を調製した。ベースコート塗料3を予め脱脂した平滑なブリキ板に、硬化塗膜として20μmの膜厚なるように塗装し、室温約20℃の実験室に15分放置後に、140℃で30分間加熱して架橋硬化して得られた塗膜の可視光部の分光反射率は、130%であった(X−Rite社製の商品名:MA−68IIを使用して塗膜に45度の角度から照射した光を正反射光に対して25度の角度で受光したときの波長400〜700nmの範囲内で分光反射率)。
(クリヤーコートの調製)
クリヤー塗料(ル−ガベ−ククリヤ−、関西ペイント製、商品名、アクリル樹脂・アミノ樹脂系、有機溶剤型)樹脂成分100部(固形分)あたり、光輝性顔料、艶調整材、着色顔料を表1に示す比率で配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約40%の有機溶剤型塗料を調製し、実施例及び比較例に使用するクリヤーコート1〜3を調製した。
(試験板の作成)
基材の調整
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ150×75×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント株式会社製、エポキシ樹脂ポリアミン系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネ−ト化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて電着塗膜を得た。
得られた電着塗面に、中塗塗料「ル−ガベ−ク中塗りN-6グレー」(商品名:関西ペイント株式会社製、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系、有機溶剤型)をエアスプレーにて硬化塗膜に基づいて膜厚30μmになるように塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させて、中塗塗膜を形成した塗板を基材とした。
塗装
実施例1,2、比較例1〜5:(1)で調整した基材に表1に示すベースコートをそれぞれREAガンを用いて、ブ−ス温度25℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、15〜25μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、塗膜を乾燥硬化せしめて試験板を得た。
・実施例3〜5、比較例6〜9:(1)で調整した基材に表1に示すベースコートをそれぞれREAガンを用いて、ブ−ス温度25℃、湿度75%の条件で、硬化塗膜として、15〜25μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面に表1に示すクリヤーコートをミニベル型回転式静電塗装機を用いて、ブ−ス温度25℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、25〜35μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。
(3)明度の測定
(2)で作成した塗板の明度を測定した。測定は、X−Rite社製のMA−68II(商品名、多角度分光光度計)を使用して行ない、正反射光に対して45°で受光した分光反射率に基づいて計算したL*a*b*表色系における明度L*を表1に示した。
(4)60度鏡面光沢度、85度鏡面光沢度の測定
(2)で作成した塗板の60度鏡面光沢度及び85度鏡面光沢度を測定した。測定は、BYK社製のmicro−TriGross(商品名、光沢計)を使用して行ない、結果を表1に示した。
(5)目視による意匠性評価
作成した塗板を、人工太陽灯(セリック社製、色温度6500K)で照明し、試験板の照明に対する角度を変えて観察して、ハイライト(正反射光近傍)やシェード(スカシ)の意匠性を目視にて評価し、結果を表1に示した。
・シェードの色
3:青みが発現して、濁りがない。
2:青みが発現しているが、濁りがある。
1:黄みが強く、濁りがある。
(6)遮熱性評価
1辺が40cmのダンボール箱上部に70mm四方の正方形の穴をあけたものを、室温約20℃の実験室に30分間静置した。意匠性評価に使用した試験板を、75mm×75mmの大きさに切断して、裏に熱電対のセンサーをセロハンテープで固定した塗板を、
前記穴をふさぐように静置した。40cmの距離から、HALOGEN LIGHT(LPL1500)を照射し、15分後の塗板温度を測定した。
本発明の塗料組成物、塗膜形成方法は、各種工業製品、特に自動車車体の外板に適用できる。

Claims (8)

  1. 赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料及び艶調整材を含む塗料組成物であって、塗装して得られる塗膜に対して45度の角度から照射した光を正反射光に対して45度の角度で受光した光の分光反射率に基づくL*a*b*表色系における明度L*が0〜40の範囲内である塗料組成物。
  2. 赤外線を反射及び/又は透過する着色顔料が、ペリレン及び/又は複合金属酸化物である請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 艶調整材が微粉シリカである1項又は2項に記載の塗料組成物。
  4. さらに鱗片状光輝性顔料を含む1〜3項のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  5. 鱗片状光輝性顔料が、鱗片状アルミニウム顔料である請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  6. 塗装して得られる塗膜の60度鏡面光沢度及び85度鏡面光沢度がいずれも0〜30の範囲内である請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗料組成物。
  7. 基材に請求項1〜6のいずれか1項に記載された塗料組成物を塗装する塗膜形成方法。
  8. 基材に請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗料組成物を塗装して得られた塗膜上に、さらに艶調整材を含むクリヤー塗料を塗装する塗膜形成方法。
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