JP2012048070A - 撮像装置、及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置、及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体を認識して認識された被写体の動きに追従して合焦状態を維持する被写体追尾機能において、合焦距離の変動を抑制する。
【解決手段】フォーカス制御手段が、被写体検出手段で検出された所定種類の被写体に合焦するようにフォーカスレンズを駆動する第1制御モード、又は、ズーム制御手段がズームレンズを駆動中でない場合はフォーカスレンズを駆動せずズーム制御手段がズームレンズを駆動中である場合は合焦距離を変化させないようにフォーカスレンズを駆動する第2制御モードで動作可能であり、フォーカス制御手段は、検出手段で前記所定種類の被写体が検出されズーム制御手段がズームレンズを駆動中である場合、所定種類の被写体が撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在する場合は、第1制御モードで動作し、当該所定種類の被写体が所定の範囲内に存在しない場合は、第2制御モードで動作する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置、及びその制御方法に関する。
近年、ビデオカメラ等の撮像装置の分野において、被写体を認識して認識された被写体の動きに追従して合焦状態を維持する被写体追尾機能の研究開発が進められている。特許文献1では、認識された顔検出領域を含む焦点検出領域を設定し、焦点検出を行う撮像装置が提案されている。また、特許文献2では、人物の目を検出し、その目に基づいて焦点検出を行う撮像装置が提案されている。
従来の合焦制御では、認識された被写体(主被写体)に対して合焦が行われる。しかしながら、主被写体が画面上から存在しなくなった(フレームアウトした)場合など、主被写体が認識されない場合が存在する。そこで、主被写体が認識されない場合には、主に画面上の中央の被写体に対して合焦することが行われている。また、ズーム中に主被写体がフレームアウトする可能性が高いことなどに鑑み、ズーム中は主被写体が認識されるか否かに関わらず主に画面上の中央の被写体に対して合焦することも行われている。
特開2006−227080号公報 特開2001−215403号公報
しかしながら、従来の合焦制御には、図2を参照して説明する課題が存在する。図2(a)は、顔認識された被写体の移動に応じて顔枠の移動を行う従来の合焦制御(顔AF)の動作を示す。ここでAF枠としては、顔枠と通常枠の2つの枠が設定されており、各枠内のAF評価値が各々サンプリングされる。顔が認識されていない場合、顔枠は画面中央部に設定される。これは撮影者が一般的に被写体を画面中央に置くことから決められている。また、通常枠は顔枠を含む広い範囲に設定されている。これは画面中央に被写体が存在しない場合でも撮像画面上に存在する被写体のいずれかに合焦させるためである。
この状態からズーム操作を行った時の様子を図2(b)に示す。ズーム操作中は顔認識された被写体がフレームアウトする可能性があるため、顔AFは中断して、AF枠を画面中央の通常位置に戻している。従って、画面中央付近の被写体に対して合焦が行われながらズーム操作が行われる。図2(c)は、顔認識されていた被写体がフレームアウトした状態でズーム操作を終えた場合のAF処理を示しており、被写体がフレームアウトしたので、顔枠はそのまま画面中央の通常位置に設定されて合焦状態が維持されている。
一方、ズーム操作中に被写体がフレームアウトしない場合は、図2(d)及び図2(e)に示すように、AF動作の不安定さが発生してしまう。図2(d)は、ズーム操作中であり被写体がフレームアウトせずに撮像画面内に残っている場合の合焦状態を示している。この場合、顔AFは中断され、顔枠が画面中央に移動して画面中央に位置する被写体に合焦が移っている(顔認識された被写体はピンボケしている)。次いで図2(e)は、ズーム操作を終えた時の合焦状態を示している。顔枠が再び顔認識された被写体に合わせられ顔AFが再開されている。つまり、ズーム操作によって顔認識された被写体から合焦が一旦はずれたのち、ズーム操作の終了によって、再び顔認識された被写体に対する合焦が復帰している。このように短期間に合焦距離の変動が多発するので、画像の視認性が損なわれる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、合焦距離の変動を抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の本発明は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを有する光学系からの入射光を光電変換することにより撮像画像を生成する撮像手段と、前記撮像画像に含まれる所定種類の被写体を検出する検出手段と、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス制御手段と、前記ズームレンズを駆動するズーム制御手段と、を備え、前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で検出された所定種類の被写体に合焦するように前記フォーカスレンズを駆動する第1制御モード、又は、前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合は前記フォーカスレンズを駆動せず前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合は合焦距離を変化させないように前記フォーカスレンズを駆動する第2制御モードで動作可能であり、前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合、当該所定種類の被写体が前記撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在する場合は、前記第1制御モードで動作し、当該所定種類の被写体が前記所定の範囲内に存在しない場合は、前記第2制御モードで動作し、前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合、前記第1制御モードで動作し、前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出されない場合、前記第2制御モードで動作することを特徴とする撮像装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
以上の構成により、本発明によれば、合焦距離の変動を抑制することが可能となる。
第1の実施形態に係るDVC100の構成を示すブロック図 従来の合焦制御の課題を説明する図 (a)は第1の実施形態に係るフォーカス制御を示すフローチャート、(b)は図3(a)のS305におけるAF処理の詳細を示すフローチャート (a)は図3(a)のS306におけるMFズーム処理におけるフォーカスレンズ105のカム軌跡を示す図、(b)は図3(a)のS306におけるMFズーム処理の詳細を示すフローチャート 図3(a)のフォーカス制御により達成される動作について説明する図 第2の実施形態に係るフォーカス制御を示すフローチャート
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
以下、本発明の撮像装置をデジタルビデオカメラ(DVC)に適用した実施形態について説明する。但し、本発明の撮像装置はDVCに限定されず、例えばデジタルスチルカメラにも適用可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るDVC100の構成を示すブロック図である。図1において、101は固定の第1群レンズ、102は光軸方向に移動してズーム(変倍)を行うズームレンズ、103は絞りである。また、104は固定の第2群レンズ、105はズームに伴う焦点面の移動を補正する機能とフォーカシングの機能とを兼ね備えたフォーカスコンペンセータレンズ(以下、「フォーカスレンズ」と呼ぶ)である。固定の第1群レンズ101、ズームレンズ102、絞り103、固定の第2群レンズ104、及びフォーカスレンズ105により、インナーフォーカスタイプの光学系(撮像光学系)が構成される。
106は、CCDセンサやCMOSセンサにより構成される光電変換素子としての撮像素子である。撮像素子106は、光学系からの入射光を光電変換する。107は、撮像素子106の出力をサンプリングし、ゲイン調整するCDS/AGC回路である。108はカメラ信号処理回路であり、CDS/AGC回路107からの出力信号に対して各種の画像処理を施し、映像信号を生成する。109は、LCD等により構成されるモニタ部であり、カメラ信号処理回路108からの映像信号を表示する。115は記録部であり、カメラ信号処理回路108からの映像信号を磁気テープ、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
110は、ズームレンズ102を移動させるためのズーム駆動源であり、118は、ズームレンズ102の位置を検出するズーム位置検出部である。111は、フォーカスレンズ105を移動させるためのフォーカス駆動源であり、119は、フォーカスレンズ105の位置を検出するフォーカス位置検出部である。ズーム駆動源110及びフォーカス駆動源111は、ステッピングモータ、DCモータ、振動型モータ、及びボイスコイルモータ等のアクチュエータにより構成される。
112は、CDS/AGC回路107からの全画素の画像信号のうち焦点検出に用いられる領域(焦点検出領域)の信号のみを通すAFゲートである。113はAF信号処理回路であり、AFゲート112を通過した信号から高周波成分や輝度差成分(AFゲート112を通過した信号の輝度レベルの最大値と最小値の差分)等を抽出してAF評価値信号を生成する。AF評価値信号は、カメラ/AFマイコン114に出力される。AF評価値信号は、撮像素子106からの出力信号に基づいて生成される撮像画像の鮮鋭度(コントラスト状態)を表すものであるが、鮮鋭度は撮像光学系の合焦状態によって変化するので、結果的に撮像光学系の合焦状態を表す信号となる。
カメラ/AFマイコン114は、DVC100全体の動作の制御を司る。また、カメラ/AFマイコン114(フォーカス制御手段)は、AF評価値信号に基づいて、フォーカス駆動源111を制御してフォーカスレンズ105を移動させる(駆動する)AF制御を行う。このAF制御を「TV−AF制御」と呼ぶ。更に、カメラ/AFマイコン114(ズーム制御手段)は、操作キー117を介したユーザからの指示に従い、ズーム駆動源110を制御してズームレンズ102を移動させる(駆動する)ズーム制御を行う。
顔検出部116は、画像信号に対して公知の顔認識処理を施すことにより撮像画像内の顔領域を検出し、検出結果をカメラ/AFマイコン114に送信する。なお、本実施形態では人間の顔を合焦対象とするが、他の種類の被写体を合焦対象としてもよい。その場合、顔検出部116は、合焦対象となるべき所定種類の被写体を検出するように構成される。
カメラ/AFマイコン114は、上記検出結果に基づき、撮像画像内の顔領域を含む位置に焦点検出領域(以下、これを「顔枠」という)を追加するようにAFゲート112へ情報を送信し、AF制御を行う。以下、このようなAF制御を「顔AF」と呼ぶ。複数の顔が検出された場合、カメラ/AFマイコン114(被写体選択手段)は、所定の条件に基づいて優先度の高い1つの顔を主顔として選択し、主顔に対応する領域(例えば、主顔に外接する矩形領域)を焦点検出領域として設定する。この場合の所定の条件としては、最も大きい顔、画角中央(撮像画像の中心)に最も近い顔、操作キー117にてユーザが選択した顔のいずれかの条件、もしくはこれらの条件の組み合わせなどが挙げられる。また、主顔の選択は随時行われ、選択中の主顔よりも優先度の高い顔が検出された場合は、選択の変更が行われ、これに伴って顔領域の乗り移りが実行される。
なお、顔認識処理として、例えば、画像データで表される各画素の階調色から、肌色領域を抽出し、予め用意された顔の輪郭プレートとのマッチング度で顔を検出する方法が挙げられる。また、周知のパターン認識技術を用いて、目、鼻、口等の顔の特徴点を抽出することで顔認識を行う方法も知られている。
次に、図3(a)を参照して、第1の実施形態に係るフォーカス制御について説明する。本実施形態のフォーカス制御では、顔認識された被写体に対してのみ、合焦が行われる。従って、顔検出部116が撮像画像内に顔を検出していない場合、カメラ/AFマイコン114は合焦距離を変化させないようにフォーカスレンズ105を制御する。このようなフォーカス制御を、「顔のみAF」と呼ぶ。
図3(a)の説明に先立ち、カメラ/AFマイコン114(フォーカス制御手段)の制御モードについて説明する。カメラ/AFマイコン114は、顔検出部116で検出された顔に合焦するようにフォーカスレンズ105を駆動する制御モード(第1制御モード)で動作可能である。カメラ/AFマイコン114はまた、合焦距離を変化させないようにフォーカスレンズ105を制御する制御モード(第2制御モード)で動作可能である。この制御モードでは、ズーム中(カメラ/AFマイコン114がズームレンズ102を駆動中)であるか否かに応じて、制御が若干異なる。即ち、ズーム中でない場合は、カメラ/AFマイコン114はフォーカスレンズ105を駆動しない。一方、ズーム中である場合は、ズームレンズ102の移動に伴う合焦距離の変化を補償して合焦距離を変化させないようにフォーカスレンズ105を駆動する処理(MF(マニュアルフォーカス)ズーム処理)を行う。
再び図3(a)を参照すると、S301で、カメラ/AFマイコン114は、顔検出部116で顔が検出されているか否かを判定する。検出されていない場合、処理はS308に進む。S308でカメラ/AFマイコン114はズーム中であるか否かを判定するが、判定結果が何であれ、カメラ/AFマイコン114は第2制御モードで動作する。即ち、カメラ/AFマイコン114は、ズーム中の場合、S306でMFズーム処理を実行してS301に処理を戻し、ズーム中でない場合、直接処理をS301に戻す。いずれの場合であっても、合焦距離は変化しない。
S301において顔が検出されている場合、S302で、カメラ/AFマイコン114は、ズーム中であるか否かを判定する。ズーム中である場合、処理はS303に進む。そうでない場合、処理はS307に進み、カメラ/AFマイコン114は第1制御モードで動作する。即ち、S307で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠を顔の位置に対応する領域に設定し、その後S305で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠に合焦するようにフォーカスレンズ105を駆動する。
S302においてズーム中でない場合、S303で、カメラ/AFマイコン114は、S301で検出された顔が撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在するか否かを判定することにより、顔の位置が中心付近であるか否かを判定する。顔の位置が中心付近である場合、処理はS304に進む。顔の位置が中心付近でない場合、処理はS306に進む(この場合、カメラ/AFマイコン114は第2制御モードで動作する)。
S301で検出された顔が撮像画像の中心付近に存在する場合、被写体(顔)の動きやユーザの手ブレ等が多少あっても被写体が画角から外れる可能性は少ないので、カメラ/AFマイコン114は第1制御モードで動作する。即ち、S304で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠を撮像画像の中央に設定する。(或いは、顔の位置に対応する領域。顔が撮像画像の中心付近に存在するので、「撮像画像の中央」と「顔の位置に対応する領域」とを厳密には区別しない。どちらであっても、実質的には「検出された顔」に対する合焦が行われる。)その後S305で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠に合焦するようにフォーカスレンズ105を駆動する。
ところで、S301で複数の顔が検出された場合、前述の通りカメラ/AFマイコン114はそのうちの1つを選択するが、ズーム中はこの選択の変更を禁止する。これは、ズーム中は画角変動により主顔が次々に移り変わってしまうことを回避するためである。
次に、図3(b)を参照して、図3(a)のS305におけるAF処理の詳細について説明する。S310で、カメラ/AFマイコン114は、AF信号処理回路113から顔枠及び通常枠(図2参照)のAF評価値を取得する。S311で、カメラ/AFマイコン114は、S310で取得した顔枠及び通常枠のAF評価値を加算する。S312で、カメラ/AFマイコン114は、S311で加算されたAF評価値を使ってTV−AF処理を実行する。
次に、図4を参照して、図3(a)のS306におけるMFズーム処理の詳細について説明する。図4(a)は、合焦対象の被写体の距離毎のフォーカスレンズ105のカム軌跡を示す図である。インナーフォーカスタイプのフォーカスレンズの場合、ズームレンズの位置の変化に応じて、ズームレンズの後段にあるフォーカスレンズを移動させて合焦距離が維持される。このカム軌跡データは、カメラ/AFマイコン114内に格納されており、ズーム時のフォーカスレンズ105及びズームレンズ102の移動目標の設定に用いられる。
図4(b)は、カメラ/AFマイコン114のMFズーム処理を示すフローチャートである。S401で、カメラ/AFマイコン114は、ズーム位置検出部118及びフォーカス位置検出部119よりズーム/フォーカス位置を取得し、現在フォーカス位置をp(n)として設定する。S402で、カメラ/AFマイコン114は、現在フォーカス位置p(n)に近接するカム軌跡データa(n),b(n)を取得する。S403で、カメラ/AFマイコン114は、S402で取得したカム軌跡データと同じ被写体距離での、1V期間後に到達すべきズーム位置におけるカム軌跡データa(n+1),b(n+1)を取得する。ここで1V期間後に到達すべきズーム位置とは、指定されたズーム速度によって決定される位置である。また、ここでは1V期間後のズーム目標位置を使用しているが、これはMFズーム処理の割り込み周期に基づき設定したものであり、これに限られるものではない。
S404で、カメラ/AFマイコン114は、取得されたデータを使って、1V期間後に到達すべきフォーカス目標位置p(n+1)を次式に従って算出する。
p(n+1)=[p(n)-a(n)]/[b(n)-a(n)]*[b(n+1)-a(n+1)]+a(n) ・・・ (1)
即ち、フォーカスレンズ位置がp(n)である場合、p(n)が線分b(n)−a(n)を内分する比を求め、この比に従って線分b(n+1)−a(n+1)を内分する点をp(n+1)として内挿している。
S405で、カメラ/AFマイコン114は、ズームレンズ102が1V期間後の目標ズーム位置に到達しフォーカスレンズ105が算出された目標フォーカス位置に到達するように、ズーム駆動源110及びフォーカス駆動源111に制御信号を出力する。これにより、ズーム/フォーカス駆動制御が行われる。
次に、図5を参照して、図3のフォーカス制御により達成される動作について説明する。図5(a)に関しては図2(a)で説明したものと同様であるため、説明は省略する。図5(b)は、顔認識された被写体に合焦している状態からズーム操作を行った時の状態を示している。ズーム中は、AF処理は中断されMFズームの処理が実施されている。つまり、現在の被写体距離(合焦距離)に対するフォーカスが維持されているので、顔認識された被写体への合焦状態が維持されたままとなる。やがて被写体がフレームアウトしてもズーム中は現在のフォーカス位置が維持されたままとなる。
次いでズーム中に被写体がフレームアウトしてズーム操作を終了した状態を図5(c)に示す。ズーム操作を終えた時に被写体がフレームアウトして顔認識されないとAF処理は行われず、フォーカス位置がズーム開始前の状態のまま維持される。やがてパンニング等によって被写体が画角内に復帰するとAF処理(顔AF)が再開されるが、このときフォーカス位置は元の位置のまま維持されているので、合焦復帰も素早く完了することが期待される。
一方、図5(e)及び図5(f)は、被写体が中央枠内に残った状態でズーム操作を終了した場合のAF処理の動作を示している。ズーム中は中央枠内(中央付近)で顔が検出されると、顔枠を中央枠に設定しAF処理が実行される。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像画像内に顔が検出されない場合、合焦距離が維持される(ズーム中でなければフォーカスレンズが固定され、ズーム中であればMFズーム処理が行われる)。また、撮像画像内に顔が検出された場合であっても、顔の位置が撮像画像の中心付近ではなくズーム中である場合は、MFズーム処理が行われて合焦距離が維持される。これにより、合焦距離の変動を抑制することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、顔が検出されない場合は合焦距離を維持するフォーカス制御である「顔のみAF」が行われた。第2の実施形態では、顔が検出された場合は顔に対する合焦が優先されるが顔が検出されない場合はその他の被写体に対する合焦を行うフォーカス制御である「顔優先AF」も選択可能な構成について説明する。第2の実施形態に係るDVC100の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する(図1参照)。但し、ユーザは操作キー117を介して「顔のみAF」(第1合焦モード)又は「顔優先AF」(第2合焦モード)を選択可能であり、カメラ/AFマイコン114はユーザの選択に従っていずれかの合焦モードを選択する合焦モード選択手段として機能する。
以下、図6を参照して、第2の実施形態に係るフォーカス制御を説明する。図6において、図3と同一又は同様の処理が行われるステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
S601で、カメラ/AFマイコン114は、「顔のみAF」が選択されているか否かを判定する。「顔のみAF」が選択されている場合、処理はS301に進み、以降の処理は第1の実施形態と同様である。「顔優先AF」が選択されている場合、処理はS602に進む。
S602で、カメラ/AFマイコン114は、顔検出部116で顔が検出されているか否かを判定する。検出されている場合、処理はS603に進み、そうでない場合、処理はS604に進む。
S603で、カメラ/AFマイコン114は、ズーム中であるか否かを判定する。ズーム中である場合、処理はS604に進み、そうでない場合、処理はS605に進む。なお、ズーム中の場合、第1の実施形態と同様、複数の顔が検出された場合の選択の変更は禁止される。
S602において顔が検出されている場合、及び、S603においてズーム中である場合、S604で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠を撮像画像の中央に設定する。その後S305で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠に合焦するようにフォーカスレンズ105を駆動する(第3制御モード)。この場合、顔の位置とは無関係に顔枠が設定されるので、S604における顔枠の設定は、(設定される顔枠の位置は結果として同じかもしれないが)S304における顔枠の設定とは異なる概念である。
一方、S603においてズーム中でない場合、S605で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠を顔の位置に対応する領域に設定する。その後S305で、カメラ/AFマイコン114は、顔枠に合焦するようにフォーカスレンズ105を駆動する(第1制御モード)。
このように、「顔優先AF」が選択されている場合には、ズーム中は顔の検出の有無に関わらず常に、画面中央の被写体に合焦するようにAF制御が行われる。ズーム中でなければ、顔が検出されていればその顔に合焦するようにAF制御が行われ、顔が検出されていなければ画面中央の被写体に合焦するようにAF制御が行われる。
以上説明したように、第2の実施形態では、「顔のみAF」のみならず、「顔優先AF」も選択可能である。従って、ユーザは、目的や用途に応じたAF制御を選択可能である。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. ズームレンズ及びフォーカスレンズを有する光学系からの入射光を光電変換することにより撮像画像を生成する撮像手段と、
    前記撮像画像に含まれる所定種類の被写体を検出する検出手段と、
    前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス制御手段と、
    前記ズームレンズを駆動するズーム制御手段と、
    を備え、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で検出された所定種類の被写体に合焦するように前記フォーカスレンズを駆動する第1制御モード、又は、前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合は前記フォーカスレンズを駆動せず前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合は合焦距離を変化させないように前記フォーカスレンズを駆動する第2制御モードで動作可能であり、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合、
    当該所定種類の被写体が前記撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在する場合は、前記第1制御モードで動作し、
    当該所定種類の被写体が前記所定の範囲内に存在しない場合は、前記第2制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合、前記第1制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出されない場合、前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 第1合焦モード又は第2合焦モードを選択する合焦モード選択手段を更に備え、
    前記第1合焦モードが選択された場合、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合、
    当該所定種類の被写体が前記撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在する場合は、前記第1制御モードで動作し、
    当該所定種類の被写体が前記所定の範囲内に存在しない場合は、前記第2制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合、前記第1制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出されない場合、前記第2制御モードで動作し、
    前記第2合焦モードが選択された場合、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中でない場合、前記第1制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合、及び、前記検出手段で前記所定種類の被写体が検出されない場合、前記所定の範囲に合焦するように前記フォーカスレンズを駆動する第3制御モードで動作する
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フォーカス制御手段は、前記第1制御モードで動作する場合、前記所定種類の被写体の前記撮像画像における位置に対応して設定された焦点検出領域の高周波成分が大きくなるように前記フォーカスレンズを駆動する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記検出手段で複数の前記所定種類の被写体が検出された場合に、当該複数の前記所定種類の被写体のうちの1つを選択する被写体選択手段を更に備え、
    前記フォーカス制御手段は、前記第1制御モードで動作する場合、前記被写体選択手段で選択された前記所定種類の被写体に合焦するように前記フォーカスレンズを駆動し、
    前記フォーカス制御手段は、前記ズーム制御手段が前記ズームレンズを駆動中である場合、前記選択を変更しないように前記被写体選択手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記所定種類の被写体は人間の顔である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像装置の撮像手段が、ズームレンズ及びフォーカスレンズを有する光学系からの入射光を光電変換することにより撮像画像を生成する撮像工程と、
    前記撮像装置の検出手段が、前記撮像画像に含まれる所定種類の被写体を検出する検出工程と、
    前記撮像装置のフォーカス制御手段が、前記フォーカスレンズを駆動するフォーカス制御工程と、
    前記撮像装置のズーム制御手段が、前記ズームレンズを駆動するズーム制御工程と、
    を備え、
    前記フォーカス制御手段は、前記検出工程で検出された所定種類の被写体に合焦するように前記フォーカスレンズを駆動する第1制御モード、又は、前記ズーム制御工程で前記ズームレンズを駆動中でない場合は前記フォーカスレンズを駆動せず前記ズーム制御工程で前記ズームレンズを駆動中である場合は合焦距離を変化させないように前記フォーカスレンズを駆動する第2制御モードで動作可能であり、
    前記フォーカス制御工程において前記フォーカス制御手段は、前記検出工程で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御工程で前記ズームレンズを駆動中である場合、
    当該所定種類の被写体が前記撮像画像の中心を含む所定の範囲内に存在する場合は、前記第1制御モードで動作し、
    当該所定種類の被写体が前記所定の範囲内に存在しない場合は、前記第2制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御工程において前記フォーカス制御手段は、前記検出工程で前記所定種類の被写体が検出され前記ズーム制御工程で前記ズームレンズを駆動中でない場合、前記第1制御モードで動作し、
    前記フォーカス制御工程において前記フォーカス制御手段は、前記検出工程で前記所定種類の被写体が検出されない場合、前記第2制御モードで動作する
    ことを特徴とする制御方法。
  7. コンピュータに請求項6に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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