JP2012047326A - メタルホース - Google Patents

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Abstract

【課題】螺旋管への接続部材の接続作業を簡単にし、強固に接続することができるメタルホースを提供する。
【解決手段】螺旋状に形成された可撓性を有する金属製の中空の螺旋管11と、螺旋管11の少なくとも一方の端部11aに他の装置と接続可能な接続部材12を備えたメタルホース10において、接続部材12は、螺旋管11の内側に装着される筒状のインナーパイプ13と、螺旋管11の外側に装着される筒状のホースソケット17を有し、インナーパイプ13は、螺旋管11の内側の螺旋状の溝部11bに挿入可能な突起14が形成され、ホースソケット17は、螺旋管11の外側の螺旋状の溝部11cに挿入可能な突起18が形成され、接続部材12は、インナーパイプ13の突起14と前記ホースソケット17の突起18とがそれぞれ螺旋管11の内側と外側を互いに挟み込むことで螺旋管11に接合されている。
【選択図】図7

Description

本発明は金属製の螺旋管の端部に接続部材が備えられたメタルホースに関し、詳しくは、螺旋管への接続部材の取り付けの作業を容易にし、また、取り付けを強固にすることが可能なメタルホースに関する。
近年、メタルホース、フレキシブルホース、セミインターロックなどといわれる連続した1枚の金属薄板を螺旋状に組み合わせた金属製の螺旋管の内部に、樹脂またはゴム製のチューブ等を通して流体等を搬送できるようにしたメタルホースが知られている。そして、このメタルホースの両端部には、他の装置と接続し、内部に流体等を導通させる接続部品が取り付けられるようになっている。
従来、この接続部材をメタルホースに取り付ける方法として、下記特許文献1には、接着剤を使用した発明が開示されている。下記特許文献1の螺旋管の接続方法では、コルゲート螺旋管用継手の中間部分に環状突起を形成し、突起の片方の部分に螺旋管と係合する螺旋状突起と、圧縮変形可能なリング状の封止体を接着形成すると共に、両封止体の間の部分に硬化用液剤注入用の小孔を形成し、継手を螺旋管の管端に挿嵌し、両封止体の間の空間部分に硬化用液剤の硬化物で充填し、継手を螺旋管の管端に水密状に連結するものである。
このようにすることで、下記特許文献1の螺旋管の接続方法によれば、螺旋状突起を螺旋管の凹凸波形に係合させながら、所定の内奥部まで容易に嵌合させることができ、両体をリング状封止体によって同芯状に保持させることができ、この同芯状を保持させた状態で、前記小孔から硬化用液剤を注入して硬化させることによって、水密性と軸方向の相対移動阻止性とを容易に確実に得られるとされている。
特開平07−127780号公報
上記特許文献1に開示された螺旋管の接続方法によれば、同芯状を保持させた状態で、小孔から硬化用液剤を注入して硬化させるという簡単な操作によって、水密性と軸方向の相対移動阻止性とを有する継手付き螺旋管を容易に確実に得ることができる。
しかし、硬化用液剤を用いて螺旋管に接続部材(上記特許文献1では継手とされている)を取り付けると、この硬化用液剤の乾燥時間による作業時間の増加が課題となる。また、硬化用液剤の塗布量のばらつきや接着強度の管理など、硬化用液剤による不安定要素が増えるという課題もある。
また、接続部材の側面からねじで固定する方法も考えられるが、ねじ長さを必要とするため、螺旋管の径に比べて接続部材の外径が大きくなり、メタルホースの小型化や省スペース化の妨げになってしまう課題もある。
そこで、本発明者は、このような従来技術の問題点及び解決すべき課題に鑑み、メタルホースに装着される接続部材の形状及び構成を、螺旋管の内側及び外側から締め付けることができるようにすることで、この内側及び外側からの締め付けによる摩擦力によって螺旋管と接続部材を接合できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様のメタルホースによれば、
螺旋状に形成された可撓性を有する金属製の中空の螺旋管と、前記螺旋管の少なくとも一方の端部に他の装置と接続可能な接続部材を備えたメタルホースにおいて、
前記接続部材は、前記螺旋管の内側に装着される筒状のインナーパイプと、前記螺旋管の外側に装着される筒状のホースソケットを有し、
前記インナーパイプは、前記螺旋管の内側の螺旋状の溝部に挿入可能な突起が形成され、
前記ホースソケットは、前記螺旋管の外側の螺旋状の溝部に挿入可能な突起が形成され、
前記接続部材は、前記インナーパイプの前記突起と前記ホースソケットの前記突起とがそれぞれ前記螺旋管の内側と外側を互いに挟み込むことで前記螺旋管に接合されていることを特徴とする。
また、第2の態様のメタルホースは、前記第1の態様のメタルホースにおいて、
前記インナーパイプの外側と前記ホースソケットの内側には、螺号により接合される接合部がそれぞれ形成され、
前記螺旋管を前記接続部材に接合させた後、前記インナーパイプ及び前記ホースソケットをねじ込む方向に回転させることで、前記インナーパイプの前記突起と前記ホースソケットの前記突起とが前記螺旋管の内側と外側をさらに挟み込むことを特徴とする。
また、第3の態様のメタルホースは、前記第1又は2の態様のメタルホースにおいて、
前記螺旋管には、内部に流体が導通可能な空洞を有するゴム製又は樹脂製のインナーチューブが備えられ、
前記インナーチューブの端部は、前記接続部材に固定されていることを特徴とする。
また、第4の態様のメタルホースは、前記第3の態様のメタルホースにおいて、
前記接続部材の内部には、前記接続部材に挿入可能な筒状の固定スリーブが備えられ、
前記インナーチューブは、前記固定スリーブと前記インナーパイプに挟まれることで固定されていることを特徴とする。
また、第5の態様のメタルホースは、前記第3又は4の態様のメタルホースにおいて、
前記インナーチューブと接する部分の前記インナーパイプの内面には、軸方向に沿って複数の凹部が形成されていることを特徴とする。
また、第6の態様のメタルホースは、前記第4の態様のメタルホースにおいて、
前記固定スリーブは、前記インナーチューブが固定される部分に環状又は断続的な突起が形成されていることを特徴とする。
また、第7の態様のメタルホースは、前記第4又は6の態様のメタルホースにおいて、
前記固定スリーブは、前記接続部材の前記ホースソケットの内側に形成された溝部に装着された所定径を有する止めリングにより抜け止め固定されていることを特徴とする。
また、第8の態様のメタルホースは、前記第1の態様のメタルホースにおいて、
前記螺旋管には、内部に電線が備えられ、前記電線は、前記接続部材によって固定されていることを特徴とする。
また、第9の態様のメタルホースは、前記第8の態様のメタルホースにおいて、
前記接続部材は、前記他の装置と電気的に接続可能なプラグ又はソケットのいずれかであることを特徴とする。
また、第10の態様のメタルホースは、前記第8又は9の態様のメタルホースにおいて、
前記電線と接する部分の前記インナーパイプの内面には、凹凸が形成されていることを特徴とする。
本発明の第1の態様のメタルホースでは、接続部材をメタルホースに接合させるのに接続部材を構成するインナーパイプとホースソケットにそれぞれ形成された突起を、螺旋管の螺旋状に形成された内側及び外側の溝部に挿入させることで螺旋管の内側及び外側から締め付け、そのとき発生する摩擦力によって螺旋管と接続部材を接合することができる。そのため、本発明のメタルホースによれば、螺旋管と接続部材とを接合するのに接着剤が不要になり、乾燥時間による作業時間の増加、接着材の塗布量のばらつき及び接着強度の管理など、接着剤による種々の不安定要素をなくすことができる。また、外側からねじで止める必要もないので、接続部材の外形を小さくすることができ、小型化及び省スペース化を図ることができる。さらに、螺旋管の締め付けを内側及び外側の両側から行っているので、例えば螺旋管に内側又は外側の一方から大きな力が加わって、螺旋管が変形することも抑制することができる。
本発明の第2の態様のメタルホースによれば、接続部材を構成するインナーパイプとホースソケットは、互いに形成された接合部により螺合により接合されるので、インナーパイプとホースソケットをねじ込む方向に回転させることで、インナーパイプとホースソケットに形成されたそれぞれの突起は、螺旋管を挟み込む方向へ移動し、互いの突起の距離を縮めることで螺旋管とより強固に接合することができる。
本発明の第3の態様のメタルホースによれば、螺旋管の内部にゴム又は樹脂からなるインナーチューブが設けられていることで、液体又は気体等の流体を導通させることができる。このとき、インナーチューブには接続部材が固定されているので、本発明のメタルホースを他の装置との接続が容易となる。
本発明の第4の態様のメタルホースによれば、接続部材にインナーチューブを固定するために、接続部材内に挿入可能な固定スリーブを使用することで、インナーチューブの固定は、固定スリーブを接続部材内に挿入することのみで行うことができる。
本発明の第5の態様のメタルホースによれば、インナーパイプの内部に軸方向に沿って凹部が形成されていることで、インナーチューブが締め付けられるとき大きな摩擦を発生させることができるので、インナーチューブが外れるのを抑制することができる。
本発明の第6の態様のメタルホースによれば、固定スリーブに形成された突起により、インナーチューブとの固定がより確実に行うことができ、また、インナーチューブをインナーパイプに押圧させ、より密着させることができるので、流体が洩れる隙間をなくすことができる。
本発明の第7の態様のメタルホースによれば、挿入された固定スリーブの抜け止めを止めリングを装着させることで行えるので、固定スリーブ自体に特別な構造を設ける必要がなく、また、簡単なリング状の部材を装着するのみで行うことができる。
本発明の第8の態様のメタルホースによれば、螺旋管内に電線を通すことで、電線を保護するメタルホースを得ることができる。
本発明の第9の態様のメタルホースによれば、接続部材がプラグ又はソケットの形状をしているので、電気的な接続を簡単に行うことができる。
本発明の第10の態様のメタルホースによれば、インナーパイプの内部に凹凸が形成されていることで、電線が締め付けられるとき大きな摩擦を発生させることができるので、電線が外れるのを抑制することができる。
実施形態にかかるメタルホースの平面図である。 実施形態にかかるメタルホースの分解図である。 図3Aはインナーパイプの斜視図であり、図3Bは図3AのIIIB側から見た側面図であり、図3C図3AのIIIC−IIIC線の断面図である。 図4Aはホースソケットの斜視図であり、図4Bは図4AのIVB−IVB線での断面図である。 図5Aは固定スリーブの斜視図であり、図5Bは図5AのVB−VB線の断面図である。 実施形態にかかるメタルホースの組み立て工程を示す断面図である。 図6に続く組み立て工程を示す断面図である。 図8Aは図7のVIIIA部の拡大図であり、図8Bは図7のVIIIB部の拡大図である。 図7に続く組み立て工程を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのメタルホースを例示するものであって、本発明をこのメタルホースに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
〔実施形態〕
実施形態に係るメタルホースを図1〜図9を参照して説明する。実施形態のメタルホース10は、図1に示すように、螺旋管11の先端に接続部材12が装着された構成となっている。螺旋管11は、例えば連続した1枚の金属薄板を螺旋状に組み合わせて製造されたものであり、可撓性を有し、柔軟性があり、折り曲げたりたわめたりすることが可能なものである。また、接続部材12は、他の装置、例えば、シャワーヘッドや水栓等と接続可能な構造となっている。また、この接続部材12は、図1では片方しか示していないが、螺旋管の両端に装着されるようにしても良い。
以下、実施形態にかかるメタルホース10の各構成部材について説明する。なお、実施形態では、メタルホース10の内部に流体を導通可能なインナーチューブ27を設けた場合を説明する。図2に示すように、メタルホース10は、螺旋管11と接続部材12で構成され、接続部材12は、それぞれが接合部12aにより接合されたインナーパイプ13及びホースソケット17とで構成されている。また、実施形態のメタルホース10では、螺旋管11の内部に挿通され、流体の導通部となるインナーチューブ27と、このインナーチューブ27を接続部材12に固定する固定スリーブ21、さらに固定スリーブ21に装着され流体の漏れを抑制するOリング28、及び、ホースソケット17内から固定スリーブ21が抜けるのを防止する止めリング26とを有している。
次に、図3を参照してインナーパイプ13について説明する。インナーパイプ13は、両端に第1開口部13a及び第2開口部13bが形成された中空の筒状体で形成されている。なお、実施形態のインナーパイプ13の第1開口部13aは、インナーチューブ27等が挿入される部分であり、第2開口部13bは固定スリーブ21が挿入される部分である。
インナーパイプ13の外周面13cには、螺旋管11の内側に形成された螺旋状の内溝11bに入り込むことができる螺旋状の内側螺旋突起14が形成されている。この内側螺旋突起14のピッチは、装着される螺旋管11のピッチと同じに形成されている。また、内側螺旋突起14の端部14aは先細に形成されており、螺旋管11の内溝11bを内側螺旋突起14に挿入させやすくなっている。また、インナーパイプ13の外周面13cの略中央部には、螺旋管11と螺合させたとき、螺旋管11の端部11a(図2参照)と当接される部分となる螺旋管止めフランジ15が環状に形成されている。この螺旋管止めフランジ15により螺旋管11の挿入が規制される。また、インナーパイプ13の外周面13cのホースソケット17と接合される部分には、第1接合部16が形成されている。この第1接合部16は、後述するホースソケット17の第2接合部19とねじ止めにより接合される構造で形成されている。
インナーパイプ13の内面13dには、第1開口部13a側に、軸方向に沿って凹部13eが形成されている。この凹部13eによってインナーパイプ13の内部に挿入されるインナーチューブ27の抜け止めや、インナーチューブ27が回転してしまうのを抑制することができる。また、インナーパイプ13の内面13dの第2開口部13b側には、固定スリーブ21が挿入される空間13fが形成されている。また、この空間13fでは、固定スリーブ21とインナーパイプ13の内面13dとで、インナーチューブ27が挟まれ固定されるようになる。
次に、図4を参照してホースソケット17について説明する。ホースソケット17は、インナーパイプ13に比べ径の大きな中空の筒状体で形成されている。また、ホースソケット17の両端には、それぞれ第1開口部17a及び第2開口部17bが設けられ、第1開口部17aは、インナーパイプ13及び螺旋管11を挿入させる部分となり、第2開口部17bは、インナーチューブ27や固定スリーブ21を挿入させる部分となり、また、メタルホース10が他の装置に接続されたときに、流体が流れ込む部分となる。一方、ホースソケット17の外周面17cの第2開口部17b側は、他の装置が装着できるような構造となっている。なお、実施形態では、環状に溝が形成されている。
ホースソケット17の内面17dの第1開口部17a側には、螺旋管11が嵌め込まれる部分に、螺旋管11の外側に形成された螺旋状の外溝11cに入り込むことができる螺旋状の外側螺旋突起18が形成されている。この外側螺旋突起18のピッチは、装着される螺旋管11のピッチと同じに形成されている。また、外側螺旋突起18の端部18aは先細に形成されており、外側螺旋突起18を螺旋管11の外溝11cに挿入させやすくなっている。
ホースソケット17の内面17dの略中央部分には、インナーパイプ13の第1接合部16とねじ止めして接合される第2接合部19が形成されている。また、ホースソケット17の内面17dの第2開口部17b側には、一部分が狭く形成された狭径部17eがあり、この狭径部17eに固定スリーブ21に装着されたOリング28が嵌め込まれることとなる。また、ホースソケット17の内面の第2開口部17b側には、Oリング28が嵌め込まれる部分より径の大きい小溝20が形成されている。この小溝20には、止めリング26が装着されることとなる。
次に、図5を参照して、固定スリーブ21について説明する。固定スリーブ21は、インナーパイプ13に挿入可能な径を有する両端に第1開口部21a及び第2開口部21bがそれぞれ形成された中空の筒状体で形成されている。固定スリーブ21の第1開口部21a側は、インナーチューブ27に挿入される部分となり、インナーチューブ27に挿入しやすいように、第1開口部21a側の挿入面21eは面取りがされている。また、第2開口部21b側は、流体が流れ込む部分である。
固定スリーブ21の外周面21cの第1開口部21a側には、抜け止め突起22が環状に複数形成されている。この抜け止め突起22は、インナーチューブ27に挿入する側は、挿入しやすいように、斜めに傾斜22aが形成されており、反対側は、容易に抜けないような角部22bが形成されている。また、固定スリーブ21の中央部分には、環状のチューブ止めフランジ23が形成されている。このチューブ止めフランジ23は、インナーチューブ27に挿入されたとき、インナーチューブ27の挿入が規制される部分となる。
また、固定スリーブ21の第2開口部21b側には、チューブ止めフランジ23よりやや大径の固定フランジ24が形成されている。この固定フランジ24は、ホースソケット17と接触する部分となり、また、ホースソケット17に装着される止めリング26により抜け止め固定される部分となる。また、チューブ止めフランジ23と固定フランジ24との間には、Oリング28が装着されるリング溝25が形成されている。固定スリーブ21の内面21dは、液体が直接流れる部分となるため、略平坦な内周面で形成されている。
止めリング26は、図2に示すように、ホースソケット17の第2開口部17b側の小溝20に入り込む大きさで形成された合成樹脂製又はゴム製の環状体である。なお、止めリング26は、ホースソケット17の小溝20に入れるために、変形できるように柔軟性を有している。
また、インナーチューブ27は、図2に示すように、内部に流体が導通可能な合成樹脂製又はゴム製のチューブである。また、インナーチューブ27の端部は、固定スリーブ21が挿入される部分となる。また、図2に示すように、Oリング28は、図2に示すように、合成樹脂製又はゴム製のリングである。なお、インナーチューブ及びOリングは公知のものであるのでその詳細な説明は省略する。
次に、図6〜図9を参照してメタルホース10の組み立てについて説明する。まず、図6に示すように、インナーパイプ13とホースソケット17を接合させ、接続部材12を作成する。この接合は、インナーパイプ13とホースソケット17にそれぞれ形成された第1接合部16及び第2接合部19を螺合して行われる。なお、このときの螺合は完全には行わず、仮止めとしておく。また、このときのインナーパイプ13の内側螺旋突起14とホースソケット17の外側螺旋突起18は、螺旋管11の螺旋状の内溝11bと外溝11cがねじ込めるように隙間を設けて仮止めがされる(図6B参照)。なお、この仮止めに際して、ねじ込みの状態、例えばトルクに変化を与えて感覚的にわかるようにしたり、インナーパイプ13の外周面13cにホースソケット17の位置決めの目印を表示したりして最適な隙間となったことがわかるようにすると好ましい。また、第1接合部16及び第2接合部19に形成されるねじ部のピッチは、仮止めや、後述する螺旋管11を挟み込むために、螺旋管11のピッチより小さいほうが好ましい。
次に、図7に示すように接続部材12に螺旋管11を装着させる。この装着は、インナーパイプ13の内側螺旋突起14とホースソケット17の外側螺旋突起18との間に設けられた螺旋状の隙間に、螺旋管11の螺旋状の内溝11bと外溝11cを挿入し、接続部材12又は螺旋管11を回転させねじ込むことで行われる。このねじ込みは、螺旋管11がインナーパイプ13に形成された螺旋管止めフランジ15に当接するまで行われる(図8A参照)。
その後、螺旋管11が螺旋管止めフランジ15に当接したら、インナーパイプ13を固定し、ホースソケット17を回転させる。この回転は、インナーパイプ13とホースソケット17がねじ込まれることで互いに接近する方向に行わる。これにより、ホースソケット17の内側螺旋突起14とインナーパイプ13の外側螺旋突起18との距離dが縮まり、その間にある螺旋管11を締め付けることとなり、この締め付けにより発生する摩擦力により螺旋管11と接続部材12を強固に接合することができる(図8B参照)。なお、この接合は、ホースソケット17を固定し、インナーパイプ13を回転させることでも行うことができる。
次に、図9に示すようにインナーチューブ27を接続部材12及び螺旋管11の内部に挿通させ、インナーチューブ27の端部からOリング28が装着された固定スリーブ21を挿入させる。固定スリーブ21の第1開口部21a側の挿入面21eにはインナーチューブ27に挿入しやすいように面取りがされている。また、固定スリーブ21の外周面21cには抜け止め突起22が形成されているが、挿入される方向の抜け止め突起は傾斜22aが形成されているので、挿入しやすくなっている。反対に、抜け止め突起22の傾斜の反対側は角状に形成されており、この角部22bがインナーチューブ27の内面に引っ掛かることで抜け難くしている。
また、固定スリーブ21の外周面21cにはチューブ止めフランジ23が形成され、インナーチューブ27が当接され、挿入が規制されている。このとき、インナーチューブ27は、固定スリーブ21によって、押し広げられその一部がインナーパイプ13に接するようになり、インナーチューブ27が固定される。また、インナーパイプ13の内面13dに軸方向に複数の凹部13eが形成されていることによって、インナーチューブ27が回転してしまうのを抑制することができる。また、固定スリーブ21のリング溝25に装着されたOリング28が、ホースソケット17の狭径部17eに嵌まり込むことで、液漏れ等を抑制している。
さらに、固定スリーブ21が挿入された後、ホースソケット17の小溝20に止めリング26が装着される。この止めリング26は、その一部がホースソケット17の小溝20に入り込み、他の部分が固定スリーブ21の固定フランジ24と当接することとなり、固定スリーブ21の抜け止め固定がされる。
以上で、実施形態にかかるメタルホース10が完成する。そして、接続部材12に他の装置、例えばシャワーヘッドや水栓等が装着される。
なお、上記実施形態は、メタルホースの内部に流体が導通可能なインナーチューブを設けた場合を説明したが、これに限らず、例えば、図8に示した状態のメタルホースの内部に電線を通してもよい。このとき、接続部材の構成を電気的に接続可能なソケットやプラグとすることもできる。
また、図7に示す接続部材12と螺旋管11を接合した状態で、メタルホース10として使用することも可能である。
10:メタルホース 11:螺旋管 11a:端部 11b:内溝 11c:外溝 12:接続部材 12a:接合部13:インナーパイプ 14:内側螺旋突起 15:螺旋管止めフランジ 16:第1接合部 17:ホースソケット 18:外側螺旋突起 19:第2接合部 20:小溝 21:固定スリーブ 22:抜け止め突起 23:チューブ止めフランジ 24:固定フランジ 25:リング溝 26:止めリング 27:インナーチューブ 28:Oリング

Claims (10)

  1. 螺旋状に形成された可撓性を有する金属製の中空の螺旋管と、前記螺旋管の少なくとも一方の端部に他の装置と接続可能な接続部材を備えたメタルホースにおいて、
    前記接続部材は、前記螺旋管の内側に装着される筒状のインナーパイプと、前記螺旋管の外側に装着される筒状のホースソケットを有し、
    前記インナーパイプは、前記螺旋管の内側の螺旋状の溝部に挿入可能な突起が形成され、
    前記ホースソケットは、前記螺旋管の外側の螺旋状の溝部に挿入可能な突起が形成され、
    前記接続部材は、前記インナーパイプの前記突起と前記ホースソケットの前記突起とがそれぞれ前記螺旋管の内側と外側を互いに挟み込むことで前記螺旋管に接合されていることを特徴とするメタルホース。
  2. 前記インナーパイプの外側と前記ホースソケットの内側には、螺号により接合される接合部がそれぞれ形成され、
    前記螺旋管を前記接続部材に接合させた後、前記インナーパイプ及び前記ホースソケットをねじ込む方向に回転させることで、前記インナーパイプの前記突起と前記ホースソケットの前記突起とが前記螺旋管の内側と外側をさらに挟み込むことを特徴とする請求項1に記載のメタルホース。
  3. 前記螺旋管には、内部に流体が導通可能な空洞を有するゴム製又は樹脂製のインナーチューブが備えられ、
    前記インナーチューブの端部は、前記接続部材に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のメタルホース。
  4. 前記接続部材の内部には、前記接続部材に挿入可能な筒状の固定スリーブが備えられ、
    前記インナーチューブは、前記固定スリーブと前記インナーパイプに挟まれることで固定されていることを特徴とする請求項3に記載のメタルホース。
  5. 前記インナーチューブと接する部分の前記インナーパイプの内面には、軸方向に沿って複数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のメタルホース。
  6. 前記固定スリーブは、前記インナーチューブが固定される部分に環状又は断続的な突起が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のメタルホース。
  7. 前記固定スリーブは、前記接続部材の前記ホースソケットの内側に形成された溝部に装着された所定径を有する止めリングにより抜け止め固定されていることを特徴とする請求項4又は6に記載のメタルホース。
  8. 前記螺旋管には、内部に電線が備えられ、前記電線は、前記接続部材によって固定されていることを特徴とする請求項1に記載のメタルホース。
  9. 前記接続部材は、前記他の装置と電気的に接続可能なプラグ又はソケットのいずれかであることを特徴とする請求項8に記載のメタルホース。
  10. 前記電線と接する部分の前記インナーパイプの内面には、凹凸が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のメタルホース。
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