JP2012045811A - タイヤ加硫方法 - Google Patents

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【課題】製品タイヤの所定の位置に、所期した通りの形状、寸法等のカラーゴムラインを常に確実に形成することができるタイヤ加硫方法を提供する。
【解決手段】タイヤの側面上で円環状に延在するカラーゴムラインを有する製品タイヤを加硫成形する方法であって、生タイヤ2の加硫成形に供される加硫モールド3の内表面の、製品タイヤでのカラーゴムラインの配設位置と対応する箇所に、カラーゴムライン素材7,8を予め円環状に貼着し、しかる後、成型された生タイヤ2を、前記加硫モールド3の型閉め姿勢で内部に画成されるキャビティ4に配設して、型閉め加硫モールド3の加熱下で、生タイヤ2を膨出変形させて、前記加硫モールド3の内表面に密着させて加硫するとともに、円環状のカラーゴムライン素材7,8を生タイヤ2に加硫接着させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、タイヤの側面上で円環状に延在する、装飾用等の、たとえば10mm以下の幅を有するカラーゴムラインを有する製品タイヤを得るためのタイヤ加硫方法に関するものであり、とくには、生タイヤの、加硫モールドへの移動装入時の、未加硫カラーゴムライン素材の意図しない位置ずれのおそれを取り除いて、製品タイヤの所定の位置に、所期した通りの形状、寸法等のカラーゴムラインを常に確実に形成する技術を提案するものである。
製品タイヤの側面上にカラーゴムライン、たとえばホワイトラインを形成するに当っては、通常は、円筒状の成型ドラム上で成型される生タイヤの所定の個所にカラーゴムライン素材を円環形状にセットし、次いで、成型ドラムから取り外したその生タイヤを加硫モールド内へ装入することが広く一般に行われている。
しかるにこの従来技術では、生タイヤの加硫成形に当って、所定の個所に、カラーゴムライン素材を固有の粘着力に基いて予め貼着させてセットしたその生タイヤを、成型ドラムから加硫モールドへ移動させることが不可避となり、この場合、カラーゴムライン素材の貼着力が不足することがあるため、生タイヤのこの移動過程で、カラーゴムライン素材の貼着位置に、意図しない位置ずれが生じることがあり、これがため、加硫済みの製品タイヤにおいて、カラーゴムラインが所定の位置に存在せず、また、カラーゴムラインが所期した通りの形状、寸法等を具備し得ないことがあった。
この発明は、従来技術の、カラーゴムラインの位置ずれを十分に取り除いて、所定の位置にカラーゴムラインを常に確実に形成することができるタイヤ加硫方法を提供するにある。
この発明のタイヤ加硫方法は、タイヤの側面上の所要の位置で円環状に延在するカラーゴムラインを有する製品タイヤを得るための方法であって、生タイヤの加硫成形に供される加硫モールドとの内表面の、製品タイヤでのカラーゴムラインの配設位置と対応する箇所に、カラーゴムライン素材を予め円環状に貼着し、しかる後、成型された生タイヤを、前記加硫モールドの型締め姿勢で内部に画成されるキャビティに配設して、型閉め加硫モールドの加熱下で、生タイヤを膨出変形させて、前記加硫モールドの内表面に密着させて加硫するとともに、円環状のカラーゴムライン素材を生タイヤに加硫接着させるにある。
ここで、カラーゴムライン素材の、加硫モールド内表面への円環状の貼着は、未加硫のリボン状ゴムストリップの積層巻回によって行うこと、または、予め円環状に形成してなる未加硫のゴムリングの、マシンによる保持および貼着セットによって行うことが好ましく、そして、製品タイヤ上のカラーゴムラインの幅は2mm以上、400mm以下とすることが好ましい。
この発明のタイヤ加硫方法では、加硫モールド内表面にカラーゴムライン素材を予め円環状に貼着させ、そしてこの円環状カラーゴムライン素材を、生タイヤの、モールド内での加硫成形に当ってその生タイヤに加硫接着させることで、生タイヤを、円環状カラーゴム素材の貼着下で移動させることが全く不要になるので、その円環状カラーゴム素材の、生タイヤへの予めの貼着力のいかんにかかわらず、円環状でその円環状カラーゴム素材の、生タイヤに対する位置ずれのおそれを十分に取り除いて、製品タイヤの所定の位置に、所期した通りの形状および寸法のカラーゴムラインを常に正確に形成することができる。
このような方法において、加硫モールドの内表面に対する、カラーゴムライン素材の円環状の予めの貼着を、未加硫のリボン状ゴムストリップ、たとえば、幅が5〜30mmの範囲で、厚さが0.2〜5mmの範囲内のゴムストリップの積層巻回によって行うときは、成型するタイヤサイズのいかんにかかわらず、カラーゴムライン素材の予めの形成等の準備なしに、カラーゴムライン素材を、所定の位置に、高い寸法精度で円環状に貼着させることができる。
この一方で、カラーゴムライン素材の円環状の貼着を、予め円環形状に形成してなる未加硫ゴムリングの、ロボット等のマシンによる保持および貼着セットによって行うときは、単能ないしは汎用マシンの設置は不可避となるものの、上述したところと同様に、カラーゴムライン素材を、所定の位置に、高い寸法精度で円環状に貼着させることができる。
ところで、この方法において、製品タイヤ上のカラーゴムラインの幅を2mm以上、400mm以下とする場合は、タイヤの外観品質が向上され、顧客の選択幅が増加する。また、タイヤ性能を見た目だけで判断する指標としても使用することができる。
この発明の実施形態を、加硫モールドの半部について示す略線縦断面図である。 他の実施形態を、加硫モールドの半部について示す略線縦断面図である。
以下にこの発明の実施形態を図面に示すところに基いて説明する。
いわゆる割りモールドを用いた実施形態を、型締め状態で示す図1において、1は、ゴム材料を主体としてなる加硫ブラダーを、2は、図示しない成型ドラム上で成型された生タイヤをそれぞれ示し、この生タイヤ2は、図外の成型ドラムから搬送されて、加硫成形キャビティ4内に装入配置され、加硫ブラダー1は、生タイヤ2内腔内に挿入配置される。
ここでは、加硫モールド3の加硫成形キャビティ4の区画に寄与する、上サイドモールド5および下サイドモールド6のそれぞれの内表面5a,6aの、場合によっては、それらのいずれか一方の内表面5a,6aの、製品タイヤでのカラーゴムラインの所定の配設位置と対応する箇所に、カラーゴムライン素材7,8を予め円環状に貼着させて設ける。
ここで、カラーゴムライン素材7,8の、加硫モールド3の内表面の所定の位置への円環状の貼着は、たとえば、幅および厚みのそれぞれを、3.5mmおよび0.6mmとすることができる未加硫のリボン状ゴムストリップを積層巻回することによって行うことができる他、予め所定の円環形状に形成してなる未加硫のゴムリングを、ロボット等のマシンを用いて搬送および貼着させることによって行うこともできる。
しかる後は、図示のような型締め状態で、加硫モールド3を加熱するとともに、加硫ブラダー1内へ加熱、加圧流体を供給して、生タイヤ2を膨出変形させるとともに、生タイヤ2の、加硫モールド3の内表面への密着をもたらし、これにより生タイヤ2の加硫を進行させ、併せて、加硫モールド3の内表面上に予め貼着させて配置した円環状のカラーゴムライン素材7,8を生タイヤ2に加硫接着させる。
これらのことによれば、カラーゴムライン素材を所定の位置に予め円環状に貼着させた生タイヤ2を搬送等することが不要になるので、カラーゴムライン素材の、生タイヤ表面への接着力の大小のいかんにかかわらず、加硫成形された製品タイヤの所定の位置に、所期した通りの形状、寸法等を有するカラーゴムラインを常に確実に形成することができる。
ところで、加硫済み製品タイヤの、加硫モールド3からの取り出しは、加硫ブラダー1を収縮変形させた状態で加硫モールド3を型開きすることにより行うことができる。
また、いわゆるフルモールドを用いた実施形態を、型締め姿勢で示す図2において、1,2は、それぞれ、先に述べたと同様の加硫ブラダーおよび生タイヤを示し、21,22はそれぞれ上モールドおよび下モールドを示す。
ここでの加硫モールド23は、上下のそれぞれのモールド21,22からなり、これらの上下のモールド21,22は、加硫機24の、プラテンタイプの上下のそれぞれの加熱部材25,26に取付けられ加熱される。
そしてここでも、加硫モールド23の、上下のそれぞれのモールド21,22のそれぞれの内表面21a,21bの、場合によっては、それらのいずれか一方の内表面21a,21bの、製品タイヤでのカラーゴムラインの所定の配設位置と対応する箇所に、カラーゴムライン素材27,28を予め円環状に貼着させて設ける。
なおここでの、カラーゴムライン素材27,28の円環状の貼着は、先に述べたところと同様に行うことができる。
その後は、型締め状態の加硫モールド23を加熱するとともに、加硫ブラダー1内へ加熱、加圧流体を供給して、前述したと同様に、生タイヤ2の成形および加硫と併せて、円環状のカラーゴムライン素材27,28の、生タイヤ2への加硫接着をもたらす。
従って、このフルモートタイプの加硫モールド23を用いた場合にあっても、加硫モールド23の内表面に、カラーゴムライン素材27,28を予めの円環状に貼着配置することに基き、製品タイヤの所定の位置に、所期した通りのカラーゴムラインを常に確実に成形することができる。
ところで、図1および2のそれぞれに示すところにおいて、製品タイヤ上に形成されるカラーゴムラインの幅を2mm以上、400mm以下とするときは、タイヤの外観品質を向上させて、顧客の選択幅を広げることができる。また、タイヤ性能を、外観だけで判断する指標としても機能させることもできる。
1 加硫ブラダー
2 生タイヤ
3,23 加硫モールド
4 加硫成形キャビティ
5 上サイドモールド
6 下サイドモールド
5a,6a,21a,22a モールド内表面
7,8,27,28 カラーゴムライン素材
21 上モールド
22 下モールド
24 加硫機
25,26 加熱部材

Claims (4)

  1. タイヤの側面上で円環状に延在するカラーゴムラインを有する製品タイヤを加硫成形する方法であって、
    生タイヤの加硫成形に供される加硫モールドの内表面の、製品タイヤでのカラーゴムラインの配設位置と対応する箇所に、カラーゴムライン素材を予め円環状に貼着し、しかる後、成型された生タイヤを、前記加硫モールドの型閉め姿勢で内部に画成されるキャビティに配設して、型閉め加硫モールドの加熱下で、生タイヤを膨出変形させて、前記加硫モールドの内表面に密着させて加硫するとともに、円環状のカラーゴムライン素材を生タイヤに加硫接着させるタイヤ加硫方法。
  2. カラーゴムライン素材の、加硫モールド内表面への貼着を、未加硫のリボン状ゴムストリップの積層巻回により行う請求項1に記載のタイヤ加硫方法。
  3. カラーゴムライン素材の、加硫モールド内表面への貼着を、予め円環状に形成してなる未加硫のゴムリングのマシンセットにより行う請求項1に記載のタイヤ加硫方法。
  4. 製品タイヤ上のカラーゴムラインの幅を2mm以上、400mm以下とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ加硫方法。
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