JP2012042656A - 中間転写ベルト及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】潤滑剤塗布機構を装備した画像形成装置に用いられる中間転写ベルトであって、トナー接触面である表面は最大高さ粗さ(Ry)が0.1μm<Ry<20μm、かつ算術平均粗さ(Ra)が0.05μm<Ra<3μmの表面粗さを持ち、0.05μm<凹凸の幅<4μmである凹凸形状を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、フルカラー画像形成装置においては、感光体(像担持体)上に形成された4色のトナー画像を、一旦中間転写ベルトに転写することにより、中間転写ベルト上にフルカラー画像を形成し、その後に紙などの転写材(記録媒体)に一括転写する方式があり、これにはシームレスベルト部材である中間転写ベルトが用いられる。中間転写ベルトは、複写機等の画像形成装置のフルカラー化が進み、需要が急増している。中間転写ベルトとしては、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、ゴムやエラストマーなどの材料が使用されている。
例えば、トナーの転写率を上げるために、(a)1次転写では中間転写体の表面エネルギーが低いと感光体から中間転写体へのトナーの転写率が低下するため中間転写体の表面に粗さを持たせ、また2次転写では中間転写体の表面の粗さによりトナーとの接触面積を小さくし、中間転写体から紙へのトナーの転写性を上げるようにした画像形成装置(特許文献1参照)、(b)ベルトの十点平均高さ(Rz)が2μm以下で、原子間力顕微鏡(AFM)で見た1μm四方での平均表面粗さが2nm以上であるシームレスベルトを中間転写体とした画像形成装置(特許文献2参照)が提案されている。
また、(d)中間転写体上に凹凸をもたせ凹部の間隔が125μm以下であり、また凹凸の十点平均粗さが現像剤の外添剤より大きく、現像剤より小さいことによりことにより外添剤が凸部分に集めあえて125μm以下の濃度ムラを作ることにより、人の視覚では判別できないようにした中間転写体が提案されている(特許文献4参照)。
また、上記(c)の中間転写ベルトは潤滑剤の被覆率は十分ではなく、フィルミングを防ぐためには更なる改良が必要である。
更に、上記(d)の中間転写体では、外添剤が凸部に集まっていても、長時間使用しているうちに凹部に外添剤がフィルミングしてしまう恐れがある。外添剤はワックスなどを含むため、紙粉などが付着しやすくなるなどの恐れもある。
(2)前記凹凸形状は、トナーの粒径より小さく潤滑剤凝集体より大きい凹凸形状であることを特徴とする上記(1)に記載の中間転写ベルト。
(3)前記中間転写ベルトは、単一層で構成されていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の中間転写ベルト。
(4)像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像手段と、該トナー画像を中間転写体に転写する中間転写手段と、該中間転写体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、前記中間転写体に転写されたトナー画像を転写材に静電的に転写する転写手段と、該転写材上に転写されたトナー画像を定着する定着手段とを備えた画像形成装置において、前記中間転写体が上記(1)、(2)又は(3)に記載の中間転写ベルトを用いたことを特徴とする画像形成装置。
(5)前記潤滑剤が脂肪酸金属塩であることを特徴とする上記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記脂肪酸金属塩がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする上記(5)に記載の画像形成装置。
まず、前記(i)の中間転写ベルトが単一層からなるものについて説明する。
この中間転写ベルトは、樹脂中に電気抵抗調整材を分散させてシームレスベルトとしたものである。この中間転写ベルトの厚みは40〜100μm程度である。
樹脂としては、難燃性の観点から、例えば、PVDF(フッ化ビニルデン)、ETFE(エチレン−四フッ化エチレン共重合体)などのフッ素系樹脂や、ポリイミド樹脂またはポリアミドイミド樹脂等が好ましく、機械強度(高弾性)や耐熱性の点から、特にポリイミド樹脂又はポリアミドイミド樹脂が好適である。
イオン導電剤としては、例えば、テトラアルキルアンモニウム塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルサルフェート、グルセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエステル、アルキルベタイン、過塩素酸リチウム等が挙げられ、これらを併用して用いてもよい。
なお、本発明における電気抵抗調整材は、上記例示化合物に限定されるものではない。また、本発明の中間転写ベルトの製造における少なくとも樹脂成分を含む塗工液には、必要に応じて、さらに分散助剤、補強材、潤滑材、熱伝導材、酸化防止剤などの添加材を含有してもよい。
前記(ii)及び(iii)の中間転写ベルトが複数の層からなるものについて説明する。
基材層には、表面に凹凸形状が設けられていない以外は前記単一層からなる中間転写ベルトと同様な層構成のものが適用される。この基材層の厚みは40〜100μm程度である。
弾性層としては各種ゴムやエラストマーを用いることができる。具体的にはスチレンブタジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピハロヒドリンゴム、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリエチレン酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。
またゴムやエラストマーの種類により、電気抵抗が異なる上記基材層と同様に適宜、電気抵抗調整材で調整する必要がある。
弾性層の厚さは、厳格に規定されるものではないが、100〜800μmが適当である。
弾性層上には樹脂層がコーチングされて設けられているのが好ましい。
樹脂層の材料としては、トナー離型が良い公知の材料を用いることができるが、その中でも好ましいものとして、ポリカーボネート樹脂又はその変性樹脂、アクリル樹脂又はその変性樹脂、ナイロン樹脂又はその変性樹脂、フッ素樹脂又はその変性樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は単独又は複数ブレンドして使用することができる。また、樹脂自体の表面エネルギーが高いと、トナーとの離型性が悪くなるのでフッ素系やシリコーン系の添加剤を添加することが好ましい。
アクリル系の変性樹脂としては、例えばシリコーン変性アクリル樹脂などが挙げられる。
ナイロン系の変性樹脂としては、例えばシリコーン変性ナイロン樹脂などが挙げられる。
フッ素の変性樹脂としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチエン(PCTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル(PVF)、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、ポリフッ化ビニルエーテル(PFVE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)などが挙げられる。
中間転写ベルトが弾性層なしで基材層上に直接樹脂層が設けられるタイプのものでは、電気抵抗を考慮し、樹脂層の厚みは、好ましくは1.0〜10.0μm、より好ましくは2.0〜5.0μmである。
次に、上記本発明の中間転写ベルトを作製する方法の幾つか(A、B、C)を説明する。なお、本発明における中間転写ベルトは、上記の材料を遠心成形や押出成形などでベルト状に加工する。凹凸形状の作成方法に関しては特に限定されることはなく、金型で凹凸形状をつける、ショットブラストなどで後加工するなど、使用する中間転写ベルト材料に適した加工方法を採用すればよい。具体的には、遠心成形の場合は、金型の内周面に凹又は凹凸をつけることによりベルト上にその凹又は凹凸を転写する。また、鏡面の金型を用いて遠心成形でベルト状にした後、ショットブラストなどで凹凸をつけてもよい。押出成形で作製したベルトも後加工(例えば、フォトエッチング法によって表面に凹凸形状を形成した金型ロールを用いて、ベルトの表面を加熱プレスする方式など)により凹凸つければよい。
まず本発明の少なくとも樹脂成分(前記ポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体)、電気抵抗調整剤を含む塗工液を用いて、単一層からなる中間転写ベルトを製造する方法について説明する。
内周面に表面粗さのある金型(円筒状の型)を遠心加速度で回転させながら、この円筒状金型の内周面に前記の塗工液をスプレー法などにより均一になるように塗布(塗膜を形成)する。その後、加熱硬化させて単一層からなる所望のシームレスベルト(中間転写ベルトA)を得る。
円筒状の型、例えば、円筒状の金属金型をゆっくりと回転させながら、少なくとも樹脂成分を含む塗工液(例えば、ポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体を含む塗工液)をノズルやディスペンサーのような液供給装置にて円筒の外面全体に均一になるように塗布・流延(塗膜を形成)する。その後、回転速度を所定速度まで上げ、所定速度に達したら一定速度に維持し、所望の時間回転を継続する。そして、回転させつつ徐々に昇温させながら、約80〜150℃の温度で塗膜中の溶媒を蒸発させていく。この過程では、雰囲気の蒸気(揮発した溶媒等)を効率よく循環して取り除くことが好ましい。自己支持性のある膜が形成されたところで金型ごと高温処理の可能な加熱炉(焼成炉)に移し、段階的に昇温し、最終的に250℃〜450℃程度の高温加熱処理(焼成)し、十分にポリイミド樹脂前駆体又はポリアミドイミド樹脂前駆体のイミド化又はポリアミドイミド化を行って、基材層を形成する。
内表面に表面粗さのある円筒状の金属金型を用い、遠心成形機で回転させながら、その円筒状金型の内周面に樹脂層用塗工液を均一に塗布し乾燥機にて乾燥させてフィルム状の樹脂層とし、その上にさらに弾性層用塗工液を均一に塗布し乾燥機にて熱硬化させて弾性層を形成する。充分に冷却後、金型から弾性層及び樹脂層ごと脱離させ、この弾性層と前記の方法Bで作製される基材層とを接着剤により貼り合わせて積層からなる所望のシームレスベルト(中間転写ベルトC)を得る。
本発明では、図1に示すように、本発明の中間転写ベルト上に潤滑剤が塗布される。
図1は、潤滑剤2が潤滑剤塗布ブラシ1から中間転写ベルト4上に塗布され、そこに感光体からのトナー3が転写された状態を示している。図中、aは中間転写ベルト4表面の凹凸の幅、bは中間転写ベルト4表面の凹凸の高さである。
潤滑剤はステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛等が挙げられ、高級脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等が挙げられるが、脂肪酸金属塩が好ましく、更にはステアリン酸亜鉛が最も好ましい。
図2は、本発明に係るシームレスベルトからなる1つの中間転写ベルトに沿って複数の感光体ドラムが並設されている画像形成装置の一構成例を示す要部模式図である。4つの異なる色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)のトナー像を形成するための4つの感光体ドラム(21BK),(21Y),(21M),(21C)を備えた4ドラム型のデジタルカラープリンタの一構成例を示す。
下記により塗工液を調製し、この塗工液を用いてシームレスベルトを製造した。
<塗工液の調製>
先ず、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)に、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(SpecialBlack4;エボニックデグサ社製)の分散液を、カーボンブラック含有率がポリアミック酸固形分の17重量%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を調製した。
<成形加工>
内周面に表面粗さのある金型(円筒型)を用い、重力加速度の2.0倍の遠心加速度で回転させながら、その円筒状金型の内周面に上記塗工液をスプレー法にて均一に塗布し、加熱硬化させ、平均厚さが80μmで、凹凸の幅a(凸の頂点−凸の頂点)の上限が2μm,Ra=0.5μmかつRy=4.9μmの表面粗さを持つポリイミドフィルム(本発明の中間転写ベルト)を作製した。
下記により塗工液を調製し、この塗工液を用いてシームレスベルトを製造した。
<塗工液の調製>
先ず、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)に、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(SpecialBlack4;エボニックデグサ社製)の分散液を、カーボンブラック含有率がポリアミック酸固形分の17重量%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を調製した。
<成形加工>
内周面に表面粗さのある金型(円筒型)を用い、重力加速度の2.0倍の遠心加速度で回転させながら、その円筒状金型の内周面に上記塗工液をスプレー法にて均一に塗布し、加熱硬化させ、平均厚さが80μmで、凹凸の幅a(凸の頂点−凸の頂点)の上限が6μm,Ra=2.1μmかつRy=18.4μmの表面粗さを持つポリイミドフィルム(本発明の中間転写ベルト)を作製した。
下記により塗工液を調製し、この塗工液を用いてシームレスベルトを製造した。
<塗工液の調製>
先ず、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)に、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(SpecialBlack4;エボニックデグサ社製)の分散液を、カーボンブラック含有率がポリアミック酸固形分の17重量%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を調製した。
<成形加工>
内周面に表面粗さのある金型(円筒型)を用い、重力加速度の2.0倍の遠心加速度で回転させながら、その円筒状金型の内周面に上記塗工液をスプレー法にて均一に塗布し、加熱硬化させ、平均厚さが80μmで、凹凸の幅a(凸の頂点−凸の頂点)の上限が1μm,Ra=0.2μmかつRy=1.8の表面粗さを持つポリイミドフィルム(本発明の中間転写ベルト)を作製した。
下記により塗工液を調製し、この塗工液を用いてシームレスベルトを製造した。
<塗工液の調製>
先ず、ポリイミド樹脂前駆体を主成分とするポリイミドワニス(U−ワニスA;宇部興産社製)に、予めビーズミルにてN−メチル−2−ピロリドン中に分散させたカーボンブラック(SpecialBlack4;エボニックデグサ社製)の分散液を、カーボンブラック含有率がポリアミック酸固形分の17重量%になるように調合し、よく攪拌混合して塗工液を調製した。
<成形加工>
内周面が鏡面状の金型(円筒型)を用い、重力加速度の2.0倍の遠心加速度で回転させながら、その円筒状金型の内周面に上記塗工液を均一に塗布し、加熱硬化させ、平均厚さが80μmで、Ra=0.03μmかつRy=1.3の表面粗さを持ったポリイミドフィルム(比較の中間転写ベルト)を作製した。
実施例1〜3と比較例1の中間転写ベルトをそれぞれ図2に示す装置に装着して、潤滑剤塗布の有無で5万枚づつランニングを行った。ランニング後の中間転写ベルト(サンプル)のフィルミング量と2次転写率を評価した。評価結果を表1に示す。なお、潤滑剤にはステアリン酸亜鉛を用い、表面粗さの計測はレーザー顕微鏡VK9500(キーエンス社製)を用いた。
○:フィルミングが目立たない
△:帯状のフィルミングがある
×:帯状のフィルミングがありムラが目立つ
○:2次転写率95%以上
△:2次転写率90%以上
×:2次転写率90%以下
1 潤滑剤塗布ブラシ(繊維)(図2の27の繊維)
2 潤滑剤
3 トナー
4 中間転写ベルト
a 凹凸の幅
b 凹凸の高さ
(図2において)
P 転写紙
10 プリンタ本体
12 画像書込部
13 画像形成部
14 給紙部
15 定着装置
16 レジストローラ
20BK、20M、20Y、20C 現像装置
21BK、21M、21Y、21C 感光体
22 中間転写ベルト
23BK、23M、23Y、23C 1次転写バイアスローラ
25 ベルトクリーニング部材
27 潤滑剤塗布装置
50 転写搬送ベルト
60 2次転写バイアスローラ
Claims (6)
- 潤滑剤塗布機構を装備した画像形成装置に用いられる中間転写ベルトであって、トナー接触面である表面は最大高さ粗さ(Ry)が0.1μm<Ry<20μm、かつ算術平均粗さ(Ra)が0.05μm<Ra<3μmの表面粗さを持ち、0.05μm<凹凸の幅<4μmである凹凸形状を有することを特徴とする中間転写ベルト。
- 前記凹凸形状は、トナーの粒径より小さく潤滑剤凝集体より大きい凹凸形状であることを特徴とする請求項1に記載の中間転写ベルト。
- 前記中間転写ベルトは、単一層で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の中間転写ベルト。
- 像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像手段と、該トナー画像を中間転写体に転写する中間転写手段と、該中間転写体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段と、前記中間転写体に転写されたトナー画像を転写材に静電的に転写する転写手段と、該転写材上に転写されたトナー画像を定着する定着手段とを備えた画像形成装置において、前記中間転写体が請求項1〜3のいずれかに記載の中間転写ベルトを用いたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記潤滑剤が脂肪酸金属塩であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記脂肪酸金属塩がステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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US9195176B2 (en) | 2013-12-25 | 2015-11-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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2010
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