JP2012034521A - 配設体固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部を補強しながらも、固定部の折り曲げ又は切断による延設方向に沿った長さ調整を容易に行うことができる配設体固定具を提供する。
【解決手段】固定部33の幅方向における両側縁部には、固定部33を補強すべく固定部33の裏面に向かって折り曲げ形成された補強片35がそれぞれ設けられている。また、固定部33には、複数対の細長孔38が固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設けられるとともに、固定部33から補強片35に跨るようにスリット39が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、間仕切壁内に配設体を設置するため、間仕切壁を構築する下地材に設置される配設体固定具に関する。
一般に、軽量間仕切壁(間仕切壁)は、複数の軽量型鋼(下地材)が所定間隔をおいて立設されるとともに、それら軽量型鋼を前後から挟むように壁材が設けられることで形成されるものである。この軽量間仕切壁内において、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックス(配設体)を設置するには、軽量型鋼に取り付けられるボックス固定具(配設体固定具)が用いられ、このボックス固定具としては、例えば特許文献1に開示のものが挙げられる。
特許文献1のボックス固定具は、軽量型鋼の側面に取り付けられる取付部と、取付部から矩形板状に延設されるとともに配線ボックスが固定される固定面を有する固定片(固定部)とを備えている。また、特許文献1のボックス固定具には、固定片における幅方向の両側縁部に折返片が設けられ、この折返片は、固定面に対して交差するように固定面の裏側に向けて折り曲げて形成されている。ボックス固定具は、この折返片が設けられることで固定片が補強されている。そして、固定片は、取付部が軽量型鋼に取り付けられた状態において、軽量型鋼から壁材の壁面に沿って延びる方向に延設されるとともに、配線ボックスが、軽量型鋼から延設された固定片の固定面に対して固定される。その結果、配線ボックスが、軽量間仕切壁内において、軽量型鋼から離間した位置に設置される。
特開2007−231695号公報
ところで、特許文献1のボックス固定具は、固定片の延設方向に沿った長さを調整するために、固定片の幅方向に沿って切断される。しかし、固定片には、補強のための折返片が設けられており、切断又は折り曲げが非常に行い難くなっている。なお、こうした問題は、軽量間仕切壁内に配線ボックスを設置するために軽量型鋼に取り付けられるボックス固定具に限らず、例えば、軽量間仕切壁内に配設体としての配線・配管材を設置するために軽量型鋼に取り付けられる配設体固定具においても、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、固定部を補強しながらも、固定部の折り曲げ又は切断による延設方向に沿った長さ調整を容易に行うことができる配設体固定具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、間仕切壁内に配設体を設置するため、前記間仕切壁を構築する下地材に設置される配設体固定具であって、前記下地材に取り付けられる取付部と、前記取付部から矩形板状に延設されるとともに表面に前記配設体が固定される固定面を有する固定部と、を備え、前記固定部における幅方向の両側縁部には、前記固定部を補強すべく前記固定部の裏面に向かって折り曲げ形成された補強片がそれぞれ設けられ、前記固定部から前記補強片に跨る折曲部には、前記固定部の延設方向に沿った長さを調整する際の前記固定部の折り曲げ又は切断を補助するためのスリットが、前記補強片の先端縁を残すように形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記固定部の幅方向に沿って前記スリットと同一直線上に位置する前記補強片の先端縁を切断することで、前記同一直線上には前記固定部のみが存在することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記固定部には、該固定部の幅方向に沿って前記スリットと同一直線上に位置し、折り曲げ又は切断による前記固定部の延設方向に沿った長さを調整する際に用いられる長さ調整部が設けられていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記補強片は、前記固定部に対して直交する方向に延びる延在部と、前記延在部に対して直交するように前記固定部の幅方向中央へ向かって延びる突片とからなり、前記スリットは、前記折曲部たる前記延在部に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記固定部と前記突片との間には、他の配設体固定具の固定部がスライド可能に挿入可能であることを要旨とする。
この発明によれば、固定部を補強しながらも、固定部の折り曲げ又は切断による延設方向に沿った長さ調整を容易に行うことができる。
実施形態におけるボックス固定具が軽量形鋼材に取り付けられた状態を示す斜視図。 (a)はボックス固定具を表面から見た平面図、(b)はボックス固定具の側面図、(c)はボックス固定具を裏面から見た平面図。 図2(a)におけるA−A線断面図。 ボックス固定具に配線ボックスを固定した状態を示す平断面図。 (a)は別の実施形態におけるボックス固定具及び他のボックス固定具が軽量形鋼材に取り付けられた状態を示す斜視図、(b)はボックス固定具と他のボックス固定具とを嵌合させた状態を示す斜視図。 別の実施形態におけるボックス固定具を示す部分平面図。 別の実施形態における配設体固定具に配線・配管材が取り付けられた状態を示す斜視図。
以下、本発明を軽量間仕切壁(間仕切壁)内に配設体としての配線ボックスを設置するために下地材としての軽量形鋼材に固定されるボックス固定具に具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
まず、軽量間仕切壁Wについて説明する。
図4に示すように、軽量間仕切壁Wは、複数(図4では一つの軽量形鋼材Pのみ図示)の軽量形鋼材Pを所定の間隔をおいて立設するとともに、一対の壁材Waを軽量形鋼材Pを前後に挟むようにして設置することにより構築される。
図1及び図4に示すように、軽量形鋼材Pは薄鋼板からなるとともに、平断面視すると、略C字状をなすC型鋼である。軽量形鋼材Pは、その立設方向(上下方向)に延びる開口部Paと、該開口部Paに対向する背面板部Pbと、該背面板部Pbを挟む一対の側板部Pcとを備えている。また、開口部Paは、一対の側板部Pcから延設されるとともに互いに対向する一対のリップ部Pdの間に形成され、各リップ部Pdと背面板部Pbとは互いに対向している。なお、複数の軽量形鋼材Pは、各軽量形鋼材Pの開口部Paがそれぞれ同じ方向に向けられるとともに、壁材Waが設置される側の一対の側板部Pcの外壁面は、それぞれ同一平面上に配置される。
次に、配線ボックスBについて説明する。
図1に示すように、配線ボックスBは、四角板状をなす底壁B1と、該底壁B1の周縁に立設された側壁B2とからなる有底四角箱状に形成されるとともに、底壁B1及び側壁B2に囲み形成されたボックス開口部Sが一面(前面)に向けて開口している。そして、本実施形態では、配線ボックスBは、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に、ボックス固定具31を用いて設置される。
次に、ボックス固定具31について説明する。
図2(a)及び(b)に示すように、ボックス固定具31は、矩形板状の取付部32と、取付部32の一端面32aにおける一側縁から一端面32aに対して直交する方向へ延設される固定部33とを備えており、一枚の金属板を折り曲げることにより形成されている。なお、以下の説明において、固定部33の延設方向とは、取付部32からの固定部33の延設方向を示すものとする。取付部32には、取付部32の長辺方向及び短辺方向それぞれに複数(本実施形態では6つ)の挿通孔34(図3参照)が形成されている。
固定部33は、その延設方向へ延びる矩形板状をなすとともに、その固定部33の一端に取付部32が一体形成されている。また、固定部33の延設方向に沿う長さは、配線ボックスBにおける幅方向(左右方向)の長さよりも長くなっている。よって、固定部33は、その長さ内に少なくとも一つの配線ボックスBが収まるように固定できる大きさに設定されている。
固定部33において、取付部32の一端面32aに連続する面(表面)は、配線ボックスBを固定可能な固定面33aとなっている。また、固定部33には、延設方向に沿うように延びる複数(本実施形態では9つ)の長孔33bが形成されている。各長孔33bは、固定部33の幅方向における中央に形成されるとともに、各長孔33bの長手方向が延設方向に沿うようにしてそれぞれ所定の間隔をおいて設けられている。
図2(a)に示すように、固定部33には、複数対(本実施形態では14対)の細長孔38が形成されている。各一対の細長孔38は、固定部33の幅方向における中央を挟むように形成され、各細長孔38は、固定部33の幅方向に延びるとともに同一直線上に位置している。そして、複数対の細長孔38は、固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて設けられている。
図2(a)において拡大して示すように、固定部33の幅方向において、各細長孔38と各長孔33bとの間には連結部R1がそれぞれ設けられている。この連結部R1により、各細長孔38と各長孔33bとは非連通になっている。細長孔38は、固定部33の幅方向に沿って互いに平行に延びる直線状内側面38aを有している。さらに、細長孔38は、両直線状内側面38a同士を繋ぐとともに固定部33の幅方向中央へ向かって円弧を描くように膨らむ第1弧状内側面38bと、両直線状内側面38a同士を繋ぐとともに固定部33の幅方向外方へ向かって円弧を描くように膨らむ第2弧状内側面38cとを有している。
図3に示すように、固定部33の幅方向における両側縁部には、固定部33を補強すべく固定部33の裏面に向かって折り曲げ形成された補強片35がそれぞれ設けられている。各補強片35は、固定面33aに対して直交するとともに固定面33aから離間する方向へ延びる延在部35aと、延在部35aに対して直交するように固定部33の幅方向中央へ向かって延びる突片35bとから構成されている。そして、延在部35aにより折曲部が形成されている。突片35bは固定部33と平行に設けられている。
図2(a)に示すように、両補強片35は、固定部33の延設方向において、その一端側が、取付部32の手前に位置するとともに、他端側が、固定部33の他端側から二番目の細長孔38に対応する位置に形成されている。固定部33における幅方向の両側縁部において、固定部33の他端側から2番目以降の各細長孔38を挟む位置それぞれにはスリット39が形成されている。各細長孔38と各スリット39とは、固定部33の幅方向において同一直線上に位置している。また、図2(b)に示すように、各スリット39は、固定部33の幅方向の両側縁部、延在部35a及び突片35bに跨るように形成されている。
図2(a)において拡大して示すように、スリット39は、固定部33の幅方向に沿って互いに平行に延びる直線状内側面39aを、固定部33の両側縁部及び突片35bそれぞれに有している。また、スリット39は、固定部33の両側縁部において、両直線状内側面39a同士を繋ぐとともに固定部33の幅方向中央へ向かって円弧を描くように膨らむ第1弧状内側面39bを有している。さらに、図2(c)において拡大して示すように、スリット39は、突片35bにおいて、両直線状内側面39a同士を繋ぐとともに突片35bの先端縁R3側へ向かって円弧を描くように膨らむ第2弧状内側面39cとを有している。各スリット39は、突片35bの先端縁R3を残すように形成されている。
図2(a)において拡大して示すように、固定部33の幅方向において、各スリット39と各細長孔38との間には連結部R2がそれぞれ設けられている。この連結部R2により、各スリット39と各細長孔38とは非連通になっている。連結部R1,R2及び突片35bの先端縁R3は、固定部33の幅方向において同一直線上に位置している。
固定部33は、補強片35が設けられることにより固定部33が補強されているが、同一直線上に細長孔38及びスリット39が位置する部位では、固定部33の幅方向には、連結部R1,R2及び突片35bの先端縁R3しか存在しない。よって、同一直線上に細長孔38及びスリット39が位置する部位から固定部33を折り曲げる際には、連結部R1,R2及び突片35bの先端縁R3を折り曲げるだけで、固定部33を幅方向に沿って折り曲げ可能になっている。
具体的には、同一直線上に位置する細長孔38及びスリット39を折り曲げ基準として、この折り曲げ基準を挟む位置で固定部33をペンチ等で掴む。そして、固定部33における折り曲げ基準よりも他端側を、固定面33aから離間する方向に向けて折り曲げる。すると、その折り曲げにより、折り曲げ基準に位置する突片35bの先端縁R3が折り曲げ方向に潰されるとともに、その突片35bの先端縁R3が固定部33の裏面に向かうように変形する。その結果、折り曲げ基準に位置する固定部33と突片35bとの間の間隔が狭くなり、固定部33が折り曲げられる。この固定部33の折り曲げにより、固定部33の延設方向に沿った長さを調整することができる。
また、固定部33は、突片35bの先端縁R3をニッパー等で切断すると、固定部33の幅方向において、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上に位置する固定部33には、連結部R1,R2しか存在しなくなり、補強片35が存在しなくなる。よって、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上に位置する固定部33の強度が弱くなり、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上に位置する細長孔38及びスリット39を折り曲げ基準として固定部33を折り曲げる作業を複数回繰り返すことで、連結部R1,R2を切断することができる。したがって、各細長孔38は、固定部33の延設方向に沿った長さを調整する際に用いられる長さ調整部として機能し、各スリット39は、固定部33の折り曲げ又は切断を補助している。
次に、上記構成のボックス固定具31を用いて、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックスBを設置する方法について説明する。また、上記構成のボックス固定具31が軽量形鋼材Pに設置される際、取付部32には取付台座41が組み付けられるようになっている。なお、取付台座41は、ボックス固定具31に既に組み付けられているものとする。
さて、ボックス固定具31を軽量形鋼材Pに設置する際、固定部33の他端側が障害物(図示せず)と干渉してしまう虞等がある場合は、まず、固定部33の延設方向に沿った長さを調整する。上述したように、所望する位置の突片35bの先端縁R3を切断し、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上に位置する細長孔38及びスリット39を利用して固定部33を切断する。
次に、図1に示すように、挿通孔34及び取付台座41に形成された透孔に取付ビス(図示せず)を挿入し、リップ部Pdへ取付ビスを螺入する。すると、取付台座41が軽量形鋼材Pに固定されるとともに、ボックス固定具31が軽量形鋼材Pに設置される。このとき、ボックス固定具31は、固定面33aに配線ボックスBを固定したとき、配線ボックスBの前面が一対の側板部Pcの外壁面と同一平面上に位置するように軽量形鋼材Pに取り付けられる。
次に、配線ボックスBを固定面33aに固定することで、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線ボックスBが設置される。そして、両側板部Pcに壁材Waが当接するように一対の壁材Waを立設することにより、配線ボックスBのボックス開口部Sが壁材Waの裏面に当接した状態で軽量間仕切壁Wが構築される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)固定部33の幅方向における両側縁部には、固定部33を補強すべく固定部33の裏面に向かって折り曲げ形成された補強片35がそれぞれ設けられている。そして、固定部33から補強片35に跨るようにスリット39が形成されている。よって、補強片35にスリット39が形成されていない場合に比べて、固定部33を容易に折り曲げ又は切断することができる。したがって、固定部33を補強しながらも、固定部33の折り曲げ又は切断による延設方向に沿った長さ調整を容易に行うことができる。
(2)固定部33の幅方向に沿ってスリット39と同一直線上に位置する突片35bの先端縁R3を切断することで、固定部33における同一直線上には補強片35が存在しなくなる。よって、固定部33の幅方向において、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上には、固定部33の連結部R1,R2しか存在しなくなる。このため、切断された突片35bの先端縁R3と同一直線上に位置する固定部33の強度が弱くなり、固定部33の折り曲げ又は切断を容易に行うことができる。
(3)固定部33の幅方向において、各スリット39と同一直線上には、固定部33の幅方向に延びる細長孔38がそれぞれ形成されている。そして、固定部33における同一直線上に細長孔38及びスリット39が位置する部位では、固定部33の幅方向には連結部R1,R2及び突片35bの先端縁R3しか存在しない。よって、固定部33の延設方向に沿った長さを調整するために、同一直線上に位置する細長孔38及びスリット39から固定部33を幅方向に沿って折り曲げる際には、連結部R1,R2及び突片35bの先端縁R3を折り曲げ又は切断するだけでよく、固定部33の幅方向に沿って固定部33を容易に折り曲げ又は切断することができる。よって、固定部33に各細長孔38が形成されていない場合に比べて、固定部33の折り曲げる部位又は切断する部位を少なくすることができ、固定部33を幅方向に沿って折り曲げ又は切断し易くすることができる。
(4)一対の補強片35は、固定部33に対して直交するとともに固定部33から離間する方向へ延びる延在部35aと、延在部35aに対して直交するように固定部33の幅方向中央へ向かって延びる突片35bとから構成されている。よって、延在部35aが、固定部33に対して直交する方向へ延びているため、この延在部35aが固定部33の幅方向に沿って曲げようとする力を妨げる。その結果、例えば、固定部33における幅方向の両側縁部に、固定面33aに対して交差するように固定面33aの裏側に向けて折り曲げて形成された一対の折返片が設けられている場合に比べて、固定部33の強度がさらに向上する。
(5)固定部33において、各スリット39と各細長孔38との間には連結部R2が設けられており、各スリット39と各細長孔38とは非連通になっている。よって、各スリット39と各細長孔38との間に連結部R2が設けられておらず、各スリット39と各細長孔38とが互いに連通している場合に比べて、固定部33の強度を上げることができる。
(6)本実施形態では、固定部33における幅方向の両側縁部に補強片35が設けられることで固定部33が補強されている。よって、ボックス固定具31が厚みの薄い金属板から形成されていても、補強片35により固定部33の強度を確保することができるため、ボックス固定具31の厚みを薄くすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、固定部33と突片35bとの間に、他のボックス固定具45を嵌合させて、ボックス固定具31と他のボックス固定具45とを一体に組み付けて使用してもよい。例えば、図5(a)及び(b)に示すように、他のボックス固定具45は、矩形板状の取付部46と、取付部46から矩形板状に延設されるとともに表面に配線ボックスBが固定される固定面47aを有する固定部47とを備えている。そして、図5(b)に示すように、他のボックス固定具45における固定部47の他端側を、ボックス固定具31の他端側に重合させ、補強片35の間(固定部33と突片35bとの間)にスライドさせながら挿入する。すると、他のボックス固定具45における固定部47の他端側と、ボックス固定具31における固定部33の他端側とが重合しながら嵌合する。これにより、ボックス固定具31と他のボックス固定具45とを一体に組み付けて使用することができ、隣り合う軽量形鋼材P間にボックス固定具31及び他のボックス固定具45を架け渡すことができる。
○ 実施形態において、各細長孔38が形成された位置に、各細長孔38に代わる孔として、図6に示すような、上面視円孔状の孔51を固定部33の幅方向に沿って複数(図6では3つ)形成してもよい。この場合、孔51は長さ調整部として機能する。
○ 実施形態では、固定部33を、固定部33の幅方向に沿って折り曲げ易くするために、固定部33の厚み方向へ貫通する細長孔38を設けたが、これに限らず、例えば、固定部33の厚み内に溝を形成して、固定部33の厚みを薄くすることで、折り曲げ易くしてもよい。この場合、溝は長さ調整部として機能する。
○ 例えば、隣り合う軽量形鋼材Pの間隔が固定部33の延設方向に沿った長さよりも短い場合がある。このような場合、同一直線上に位置する細長孔38及びスリット39から固定部33を幅方向に沿って折り曲げて、固定部33の延設方向に沿った長さを隣り合う軽量形鋼材Pの間隔に調整して、ボックス固定具31が隣り合う軽量形鋼材P間に架け渡されるようにしてもよい。
○ 実施形態では、一対の細長孔38が、固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて14個設けられていたが、これに限らず、一対の細長孔38が、固定部33の延設方向に沿って一定の間隔をあけて2〜13個又は15個以上設けられていてもよい。
○ 実施形態において、補強片35は、固定面33aに対して直交するとともに固定面33aから離間する方向へ延びる延在部35aと、延在部35aに対して直交するように固定部33の幅方向中央へ向かって延びる突片35bとから構成されていたが、これに限らない。例えば、補強片は、固定部33における幅方向の両側縁部に、固定面33aに対して交差するように固定面33aの裏側に向けて折り曲げて形成されるだけであって、突片35bが無くてもよい。この場合、固定部33から補強片に跨る折曲部にはスリットが形成されている。
○ 実施形態では、固定部33において、各スリット39と各細長孔38との間に連結部R2が設けられており、各スリット39と各細長孔38とは非連通になっていたが、これに限らない。例えば、各スリット39と各細長孔38との間に連結部R2が設けられておらず、各スリット39と各細長孔38とが互いに連通していてもよい。
○ 実施形態において、ボックス固定具31は、取付部32に組み付けられる取付台座41を介して軽量形鋼材Pに取り付けられたが、これに限らず、取付部32に取付台座41を組み付けずに、取付部32を軽量形鋼材Pに直接取り付けてもよい。
○ 実施形態において、間仕切壁は軽量間仕切壁Wであったが、これに限らず、軽量間仕切壁W以外の間仕切壁であってもよい。
○ 実施形態において、下地材は軽量形鋼材Pであったが、これに限らず、例えば、振れ止めや胴縁であってもよい。
○ 本発明を、軽量間仕切壁W内に配線ボックスBを設置するために軽量形鋼材Pに固定されるボックス固定具に適用したが、これに限らず、例えば、軽量間仕切壁W内に配設体としての配線・配管材を設置するために軽量形鋼材Pに固定される配設体固定具に適用してもよい。例えば、図7に示すように、配設体固定具70を用いて、軽量形鋼材Pから壁材Waの壁面に沿って延びる方向に離間した位置に配線・配管材71を設置する際には、配設体固定具70に形成されたスリット39にバインド線73を引っ掛けながら、バインド線73で配線・配管材71を巻き付けて、配線・配管材71を配設体固定具70に固定する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記配設体は配線ボックスであるとともに、前記間仕切壁内に前記配線ボックスを設置するために前記下地材に取り付けられるボックス固定具であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の配設体固定具。
B…配設体としての配線ボックス、P…下地材としての軽量形鋼材、R3…先端縁、W…間仕切壁としての軽量間仕切壁、31…配設体固定具としてのボックス固定具、32…取付部、33…固定部、33a…固定面、35…補強片、35a…折曲部としての延在部、35b…突片、38…長さ調整部として機能する細長孔、39…スリット、45…他のボックス固定具、70…配設体固定具、71…配線・配管材。

Claims (5)

  1. 間仕切壁内に配設体を設置するため、前記間仕切壁を構築する下地材に設置される配設体固定具であって、
    前記下地材に取り付けられる取付部と、
    前記取付部から矩形板状に延設されるとともに表面に前記配設体が固定される固定面を有する固定部と、を備え、
    前記固定部における幅方向の両側縁部には、前記固定部を補強すべく前記固定部の裏面に向かって折り曲げ形成された補強片がそれぞれ設けられ、
    前記固定部から前記補強片に跨る折曲部には、前記固定部の延設方向に沿った長さを調整する際の前記固定部の折り曲げ又は切断を補助するためのスリットが、前記補強片の先端縁を残すように形成されていることを特徴とする配設体固定具。
  2. 前記固定部の幅方向に沿って前記スリットと同一直線上に位置する前記補強片の先端縁を切断することで、前記同一直線上には前記固定部のみが存在することを特徴とする請求項1に記載の配設体固定具。
  3. 前記固定部には、該固定部の幅方向に沿って前記スリットと同一直線上に位置し、折り曲げ又は切断による前記固定部の延設方向に沿った長さを調整する際に用いられる長さ調整部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の配設体固定具。
  4. 前記補強片は、前記固定部に対して直交する方向に延びる延在部と、前記延在部に対して直交するように前記固定部の幅方向中央へ向かって延びる突片とからなり、
    前記スリットは、前記折曲部たる前記延在部に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の配設体固定具。
  5. 前記固定部と前記突片との間には、他の配設体固定具の固定部がスライド可能に挿入可能であることを特徴とする請求項4に記載の配設体固定具。
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