JP2012032151A - プローブカードおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣位するプローブピン同士が接触するなど、傾斜型垂直カンチレバー形状のプローブピンを備えるプローブカードに生じていた種々の問題点を解決することができるプローブカードおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のプローブカード1Aは、配線板2と、配線板2に対して水平方向の一方(傾斜方向SD)へ傾斜する傾斜型垂直カンチレバー形状であってその幅が配線板に近づくほど拡大する末広形状に形成されている複数個のプローブピン3とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プローブカードおよびその製造方法に係り、特に、アレイ配置された複数個のプローブピンを備えるプローブカードに好適に利用できるプローブカードおよびその製造方法に関する。
一般的に、集積回路の製造工程においては、ウェハを個々のチップに切り離す前にウェハテストを行なうため、プローブカードが用いられている。そのプローブカードにおいてウェハと導通するために用いられる端子がプローブピンである。
従来のプローブカードにおけるプローブピンについては、大きく分けて、プローブカードの配線板に対して水平配置された細長い片持板からなるカンチレバー型と、その垂直方向(高さ方向)に起立した垂直伸縮自在の針からなる垂直型といわれる2つの構造がある。カンチレバー型のプローブピンについては、その構造が簡易であり、レバー長やレバー幅を変更することによって機械的特性を容易に調整することができる点にメリットがあるといわれている。その一方、垂直型のプローブピンについては、カンチレバー型のプローブピンよりもレイアウトの自由度が高く、アレイ配置することができる点にメリットがあるといわれている。
そこで、上記した2つの構造のメリットを得るため、従来のプローブカード101においては、図23に示すように、配線板102に対して水平方向の一方へ四角柱または楕円柱が傾斜する傾斜型垂直カンチレバー形状に形成された複数個のプローブピン103が配線板102に形成されていた。
特開2001−356135号公報
しかしながら、従来のプローブカード101においては、プローブカード101に対して押下操作した図示しないウェハと接触したプローブピン103をその傾斜方向に大きく湾曲させた場合、湾曲するプローブピン103がその先端103tからその根元103rまでおおむね同一の曲率半径をもって湾曲するため、あるプローブピン103の傾斜方向に隣位する他のプローブピン103と接触してしまうというおそれがあった。このような事態が生じることを防止するため、プローブピン103のピッチ間距離は、それらの接触を避けることができる程度に大きく設定する必要が生じていた。
また、従来のプローブカード101においては、複数個のプローブピン103のうちの1個または2個以上のプローブピン103が他のプローブピン103よりも高く形成されていた場合、高く形成されたプローブピン103が他のプローブピン103よりも先に湾曲変形してしまうという問題があった。プローブピン103の湾曲変形が個別に生じると、高く形成されたプローブピン103の先端103tの位置が他のプローブピン103の先端103tの位置と相対的にずれてしまうため、ウェハに形成された複数個の電極と複数個のプローブピン103とをすべて接触させることができず、正確なウェハテストを行なうことができないおそれがある。
さらに、従来のプローブカード101においては、ウェハの電極の表面に形成された酸化膜によって確実な導通が妨げられたり、ウェハの電極が削れて生じた導電粉末がプローブピン103の根元103rや配線板102の導電パターンに付着し、他のプローブピン103や導電パターンと短絡を生じるおそれが生じるなど、大小様々な問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、傾斜型垂直カンチレバー形状のプローブピンを備えるプローブカードに生じていた種々の問題点を解決することができるプローブカードおよびその製造方法を提供することを本発明の目的としている。
前述した目的を達成するため、本発明のプローブカードは、その第1の態様として、配線板と、配線板に対して水平方向の一方へ傾斜する傾斜型垂直カンチレバー形状であってその幅が配線板に近づくほど拡大する末広形状に形成されている複数個のプローブピンとを備えていることを特徴としている。
本発明の第1の態様のプローブカードによれば、先端が湾曲しやすく、その根元が湾曲しにくいプローブピンが形成されているので、隣位する他のプローブピンと接触することを防止することができる。
本発明の第2の態様のプローブカードは、第1の態様のプローブカードにおいて、プローブピンは、プローブピンの断面形状または断面寸法が垂直方向に対して段階的に異なる形状に形成されていることを特徴としている。
本発明の第2の態様のプローブカードによれば、プローブピンの弾性特性を段階的に変化させることができる。
本発明の第3の態様のプローブカードは、第1または第2の態様のプローブカードにおいて、プローブピンは、プローブピンの先端を含む部分であって先端から根元に向かう任意の部分においてプローブピンと接触する接触対象に対して線状に突起する接触部を有する形状に形成されていることを特徴としている。
本発明の第3の態様のプローブカードによれば、プローブピンの接触部がウェハの電極の表面に形成された酸化膜を切削するので、ウェハの電極とプローブピンとを確実に導通させることができる。
本発明の第4の態様のプローブカードは、第1から第3のいずれか1の態様のプローブカードにおいて、複数個のプローブピンは、その傾斜方向において隣位する他のプローブピンに対し、平面視において部分的に重複させて配置されていることを特徴としている。
本発明の第4の態様のプローブカードによれば、プローブピンの配置密度を高くすることができる。
本発明の第5の態様のプローブカードは、第1から第4のいずれか1の態様のプローブカードにおいて、垂直方向における中間付近に位置する複数個のプローブピンの中間部を相互に連結する絶縁性の連結体を備えていることを特徴としている。
本発明の第5の態様のプローブカードによれば、複数個のプローブピンにおけるウェハの電極との接触順序にかかわらず、プローブピンの先端位置が相対的に変化することを防止することができる。
本発明の第6の態様のプローブカードは、第5の態様のプローブカードにおいて、プローブピンの中間部とは、プローブピンの高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分であることを特徴としている。
本発明の第6の態様のプローブカードによれば、プローブピンの先端自由度と連結性とを両立させることができる。
本発明の第7の態様のプローブカードは、第5または第6の態様のプローブカードにおいて、連結体は、弾性材料によって形成されていることを特徴としている。
本発明の第7の態様のプローブカードによれば、プローブピンの連結性を維持しつつ、プローブピンの変形の自由度を高めることができる。
本発明の第8の態様のプローブカードは、第5から第7のいずれか1の態様のプローブカードにおいて、連結体は、複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて1個または2個以上の貫通孔を有する形状に形成されていることを特徴としている。
本発明の第8の態様のプローブカードによれば、貫通孔の大きさや個数に応じて連結体の弾性力を制御することができる。
本発明の第9の態様のプローブカードは、第5から第7のいずれか1の態様のプローブカードにおいて、連結体は、複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて貫通孔を有しない板状に形成されていることを特徴としている。
本発明の第9の態様のプローブカードによれば、ウェハの電極とプローブピンとの接触によって生じた導電粉末を連結体の表面において捕まえることができるので、導電粉末がプローブピンの根元や配線板の導電パターンに付着することを防止することができる。
本発明の第10の態様のプローブカードは、第5から第9のいずれか1の態様のプローブカードにおいて、連結体は、配線板から連結体に向かって起立しているとともに弾性材料によって形成されている支持部材によって支持されていることを特徴としている。
本発明の第10の態様のプローブカードによれば、支持部材が連結体を支持することによりプローブピンに加わる連結体の重さを減少させることができる。
また、前述した目的を達成するため、本発明のプローブカードの製造方法は、その第1の態様として、配線板の表面にポジ型レジスト材またはネガ型レジスト材を均一に塗布して形成したレジスト膜に対して焦点調節により得た末広がりまたは尻すぼまりの光を傾斜させて用いた露光および現像をすることにより、配線板に対して水平方向の一方へ傾斜する貫通孔形状であってその幅が配線板に近づくほど拡大する末広孔形状のプローブ型をレジスト膜に複数個形成するプローブ型形成工程と、複数個のプローブ型を用いて導電性のプローブピンを複数個形成するプローブピン形成工程と、プローブピンの形成後にプローブ型が形成されたレジスト膜を除去するレジスト膜除去工程とを備えていることを特徴としている。
本発明の第1の態様のプローブカードの製造方法によれば、光の末広がりまたは尻すぼまりを利用してプローブ型を形成しているので、末広形状のプローブピンを形成することができる。
本発明の第2の態様のプローブカードの製造方法は、第1の態様のプローブカードの製造方法において、プローブ型形成工程においては、末広がりまたは尻すぼまりの光のスポット形状またはスポット寸法を異ならせた多段階露光を露光深度に基づいて行なうことにより、プローブ型の断面形状または断面寸法を垂直方向において段階的に異ならせた形状にプローブ型を形成することを特徴としている。
本発明の第2の態様のプローブカードの製造方法によれば、断面形状または断面寸法を垂直方向において段階的に異ならせたプローブ型を形成することにより、プローブピンの弾性特性を段階的に変化させたプローブピンを形成することができる。
本発明の第3の態様のプローブカードの製造方法は、第1または第2の態様のプローブカードの製造方法において、プローブ型形成工程においては、多段階露光を行なう場合は少なくとも最初の露光段階のときに、多段階露光ではなく通常の露光を行なう場合はその露光段階のときに、プローブピンと接触する接触対象に対して線状に突起する接触部を有する形状のプローブピンの水平断面形状と同様の断面形状またはその反転形状をスポット形状とする末広がりまたは尻すぼまりの光を用いて露光を行なうことにより、接触部を有するプローブ型を形成することを特徴としている。
本発明の第3の態様のプローブカードの製造方法によれば、プローブピンと接触する接触対象に対して線状に突起する接触部を有する形状のプローブピンの水平断面形状と同様の断面形状またはその反転形状をスポット形状とする末広がりまたは尻すぼまりの光を用いて露光を行なうことにより、接触部を有するプローブ型を形成することができる。
本発明の第4の態様のプローブカードの製造方法は、第1から第3のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、複数個のプローブ型は、その傾斜方向において隣位する他のプローブ型に対し、平面視において部分的に重複させて形成されていることを特徴としている。
本発明の第4の態様のプローブカードの製造方法によれば、傾斜方向において隣位する複数のプローブピンを平面視において部分的に重複させて配置させることができる。
本発明の第5の態様のプローブカードの製造方法は、第1から第4のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、レジスト膜は、レジスト膜の膜厚についてポジ型レジスト材よりも厚く形成しやすいネガ型レジスト材を用いて形成されていることを特徴としている。
本発明の第5の態様のプローブカードの製造方法によれば、ポジ型レジスト材を用いた場合と比較してレジスト膜の厚さを厚くすることができるので、プローブピンの高さを高く形成することができる。
本発明の第6の態様のプローブカードの製造方法は、第1から第5のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、レジスト膜除去工程後、配線板の表面から垂直方向における中間付近に位置する複数個のプローブピンの中間部までの厚さのレジスト台をプローブピンのすべてを内包させて配線板の表面に形成するレジスト台形成工程と、レジスト台の表面に絶縁材料を塗布して硬化させることにより、複数のプローブピンの中間部を相互に連結する連結体をレジスト台の表面に形成する連結体形成工程と、連結体の形成後にレジスト台を除去するレジスト台除去工程とを備えていることを特徴としている。
本発明の第6の態様のプローブカードの製造方法によれば、連結体によって複数のプローブピンの中間部を相互に連結させることができる。
本発明の第7の態様のプローブカードの製造方法は、第6の態様のプローブカードの製造方法において、プローブピンの中間部とは、プローブピンの高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分であることを特徴としている。
本発明の第7の態様のプローブカードの製造方法によれば、プローブピンの先端自由度と連結性とを両立させることができる。
本発明の第8の態様のプローブカードの製造方法は、第6または第7の態様のプローブカードの製造方法において、連結体は、弾性材料によって形成されていることを特徴としている。
本発明の第8の態様のプローブカードの製造方法によれば、プローブピンの連結性を維持しつつ、プローブピンの変形の自由度を高めることができる。
本発明の第9の態様のプローブカードの製造方法は、第6から第8のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、連結体形成工程の前において、連結体の厚さよりも高い1個または2個以上の突起をレジスト台の表面に形成する突起形成工程とを備えていることを特徴としている。
本発明の第9の態様のプローブカードの製造方法によれば、複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて1個または2個以上の貫通孔を有する形状に連結体を形成することができる。
本発明の第10の態様のプローブカードの製造方法は、第6から第8のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、レジスト台の表面は、複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて連結体の表面に貫通孔が形成されない程度に平滑に形成されていることを特徴としている。
本発明の第10の態様のプローブカードの製造方法によれば、複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて貫通孔を有しない板状に連結体を形成することができる。
本発明の第11の態様のプローブカードの製造方法は、第6から第10のいずれか1の態様のプローブカードの製造方法において、連結体形成工程の前において、レジスト台に対して配線板まで貫通する貫通孔を複数のプローブピンの形成領域よりも外側に形成する貫通孔形成工程と、連結体形成工程の前において、レジスト台の貫通孔の内部に弾性材料を用いて支持部材を形成する支持部材形成工程とを備えていることを特徴としている。
本発明の第11の態様のプローブカードの製造方法によれば、プローブピンの形成領域の外側から連結体を支持する支持部材を形成することができる。
本発明のプローブカードによれば、プローブピンの湾曲時における曲率半径の制御、ウェハの電極に形成された酸化膜の切削、プローブピンの配置の高密度化、プローブピンの連結による先端位置の制御、導電粉末による短絡防止などが可能になるので、傾斜型垂直カンチレバー形状のプローブピンを備える従来のプローブカードに生じていた種々の問題点を解決することができるという効果を奏する。
また、本発明のプローブカードの製造方法によれば、プローブ型の形成方法や形成位置、連結体を形成する連結台の形成を各工程において適宜行なっているので、種々の問題点を解決した本発明のプローブカードを製造することができるという効果を奏する。
以下、本発明のプローブカードおよびプローブカードの製造方法をその2つの実施形態により説明する。
はじめに、第1の実施形態のプローブカード1Aを説明する。
図1は、第1の実施形態のプローブカード1Aを示す斜視図である。また、図2は、第1の実施形態のプローブカード1Aを示す正面図である。第1の実施形態のプローブカード1Aは、図1および図2に示すように、配線板2および複数個のプローブピン3を備えている。
配線板2としては、従来からプローブカード1Aに用いられるものと同様のものを選択する。図示はしないが、配線板2の表面には、複数のプローブピン3と電気的に接続する配線パターンが形成されている。
プローブピン3は、図1および図2に示すように、傾斜型垂直カンチレバー形状であって末広形状に形成されている。ここで、傾斜型垂直カンチレバー形状とは、配線板2に対して水平方向の一方(傾斜方向SD)へ傾斜する垂直カンチレバー形状をいう。また、末広形状とは、プローブピン3の幅が配線板2に近づくほど拡大する形状、言い換えると、その幅が先端3tから根元3rに向かって拡大する形状をいう。プローブピン3の幅とは、配線板2に対する垂直方向PDおよびプローブピン3の傾斜方向SDの両方向に対して直交する方向の幅D1であってもよいし、配線板2に対する垂直方向PDに対して直交し、プローブピン3の傾斜方向SDに対して平行な方向の幅D2であってもよい。なお、幅D1に対して幅D2が薄くなるほどプローブピン3が傾斜方向SDに傾斜しやすくなる。
第1の実施形態のプローブピン3の寸法については、次に通りである。例えば、プローブピン3の高さは200μm〜3mmに設定されている。また、プローブピン3の幅D1および幅D2については、先端3t側において10μm〜50μmに設定されており、根元3r側において100μm〜150μmに設定されている。なお、上記で述べたプローブピン3の寸法は一例であってそれ以外の数値に設定されていてもよい。
これら複数個のプローブピン3は、図2に示すように、その傾斜方向SDにおいて隣位する他のプローブピン3に対し、平面視において部分的に重複させて配置されていることが好ましい。図2においては、2本の点線で囲まれた部分が重複部分となる。第1の実施形態のプローブピン3における根元3r付近のピッチ間距離は、おおむね20μm〜200μmに設定されている。なお、上記と同様、それ以外の数値に設定されていてもよい。
すべてのプローブピン3は、図1および図2に示すように、プローブピン3と接触する図示しないウェハの電極(接触対象)に対して先端3tから根元3rに向かう方向に線状に突起する接触部4を有する形状に形成されていることが好ましい。この接触部4は、プローブピン3の先端3tを含む部分であって先端3tから根元3rに向かう任意の部分において形成されている。つまり、この接触部4は、図1および図2に示すように、プローブピン3の先端3t部分にのみ形成されていてもよいし、図示はしないが、プローブピン3の先端3tから中間部3m付近もしくは根元3rまで形成されていてもよい。
図3は、図1の3−3矢視方向から切断してプローブピン3の先端方向を図示した斜視図である。プローブピン3の接触部4は、図3に示すように、プローブピン3の先端3tが長方形の一辺に三角形の一辺が接続したような断面形状に形成されることにより、線状に突起している。この接触部4としては、種々の形状が考えられる。たとえば、図4に示すように、プローブピン3の先端3tの断面を三角形または三角形の角が丸まった図形に設定し、それらの角に相当する部分を接触部4として採用しても良い。また、図5に示すような大円から小円を突出させた形状や、図6に示すような円形から三角形を突出させた形状にプローブピン3の先端3tの断面を設定し、それらの小円や角に相当する部分を接触部4として採用しても良い。
プローブピン3の断面形状または断面寸法は、垂直方向PDに対して段階的に異なっていることが好ましい。たとえば、図2に示すように、垂直方向PDにおいてプローブピン3に接触部4が形成された部分と形成されていない部分とがある。それらは、プローブピン3の断面形状を垂直方向PDに対して段階的に異ならせた一例である。また、図示はしないが、プローブピン3の先端3tの断面を三角形や逆T字形などにし、プローブピン3の中間部3mや根元3rの断面を楕円形や四角形などにするなど、断面形状を大きく異ならせてもよい。また、たとえば、図7に示すように、プローブピン3の断面寸法の拡大率を中間部3m付近において変化させることにより、プローブピン3の断面寸法を垂直方向PDに対して段階的に異ならせてもよい。なお、プローブピン3の接触部4は鋭利に形成されていることが好ましい。
次に、第1の実施形態のプローブカード1Aの製造方法を説明する。
図8は、第1の実施形態のプローブカード1Aの製造方法をA〜Dの順に示す縦断面図である。第1の実施形態のプローブカード1Aは、図8A〜Dの順に示すように、プローブ型形成工程、プローブピン形成工程およびレジスト膜除去工程を経て、製造される。
プローブ型形成工程においては、図8Aに示すように、配線板2の表面にレジスト材を均一に塗布して形成したレジスト膜10に対して、傾斜した特別な光を用いて露光を行ない、その後に現像を行なう。特別な光とは、光の焦点位置を調節することにより得た末広がりまたは尻すぼまりの光である。また、光としては、レーザ光などのスポット形状の制御が容易な光を使用する。光の傾斜方法としては、光自体の傾斜、鏡面反射による入射角の変更、配線板2の傾斜など、レジスト膜10と光とが相対的に傾斜した方法であればよい。
レジスト材としては、ポジ型レジスト材であってもネガ型レジスト材であってもよい。プローブ型11を容易に形成したい場合やレジスト材を容易かつ低廉に入手したい場合はポジ型レジスト材を用いることが好ましく、プローブピン3の高さを高くしたい場合や露光寸法精度を向上させたい場合にはネガ型レジスト材を用いることが好ましい。
上記の露光および現像により、傾斜型貫通孔形状であって末広孔形状のプローブ型11をレジスト膜10に複数個形成する。傾斜型貫通孔形状とは、配線板2に対して水平方向の一方へ傾斜する形状である。また、末広孔形状とは、プローブ型11の幅が配線板2に近づくほど拡大する形状である。
図8Aの2本の点線が示すように、これら複数個のプローブ型11は、プローブ型11の傾斜方向SDにおいて隣位する他のプローブ型11に対し、平面視において部分的に重複させて形成されていることが好ましい。
所望するプローブピン3の断面形状や断面寸法を図7に示すように配線板2の垂直方向PDにおいて段階的に変化させたい場合、末広がりまたは尻すぼまりの光のスポット形状またはスポット寸法を異ならせ、多段階露光を行なうことが好ましい。この多段階露光は、前述した焦点位置の調整の他、露光深度に基づいて行なう。これにより、プローブ型11の断面形状または断面寸法を垂直方向PDにおいて段階的に異ならせた形状にプローブ型11が形成される。
プローブ型11の下方断面の断面寸法を上方断面の断面寸法よりもその中間を境に段階的に拡大させたプローブ型11をポジ型レジスト材に対する2段階露光により形成する方法の一例を図9および図10に示す。図9は、プローブ型11の中間から上方側を露光した状態を示す縦断面図である。また、図10は、プローブ型11の中間から下方側を露光した状態を示す縦断面図である。プローブ型11の中間から上方側を露光する場合、図9に示すように、焦点位置をレジスト膜10の上方に設定し、かつ、露光深度を形成予定のプローブ型11の中間地点に設定した末広がりの光L1をレジスト膜10に露光する。また、プローブ型11の中間から下方側を露光する場合、図10に示すように、プローブ型11の中間から上方側を露光した後、焦点位置をレジスト膜10の表面付近または形成予定のプローブ型11の上方付近に設定し、かつ、露光深度を配線板2の表面またはそれよりも下方に設定した末広がりの光L2をレジスト膜10に露光する。そして、図9および図10に示した2段階露光の終了後、現像処理を行なうことにより、プローブ型11の下方断面の断面寸法を上方断面の断面寸法よりもその中間を境に段階的に拡大させたプローブ型11が形成される。
前述の一例はプローブ型11の断面寸法の段階的変化について説明したが、プローブ型11の断面形状を段階的に変化させたい場合も同様にして行なう。
なお、ネガ型レジスト材に対して多段階露光を行なう場合、レジスト膜10においてプローブ型11が形成されない部分に対して末広がりまたは尻すぼまりの光を用いた多段階露光を行なえばよい。
プローブピン3に接触部4を形成する場合、図11に示すように、接触部4を有する形状のプローブピン3の水平断面形状に基づいて決定したスポット形状を有する末広がりまたは尻すぼまりの光Laを用いて露光を行なうことが好ましい。プローブピン3の水平断面形状に基づいて決定したスポット形状とは、ポジ型レジスト材であればプローブピン3の水平断面形状と同様の断面形状であり、ネガ型レジスト材であれば、プローブピン3の水平断面形状を反転させた形状である。
また、前述の場合、プローブ型11の形成において多段階露光を行なう場合は少なくとも最初の露光段階のときに、図11に示すような接触部4の形成を考慮したスポット形状の光Laを露光し、残りの露光段階のときに、図12に示すような接触部4の形成を考慮していないスポット形状の光Lbを露光すればよい。多段階露光ではなく通常の露光を行なう場合であれば、その露光段階のときに図11に示すようなスポット形状の光Laを露光する。
なお、第1の実施形態においては、次のプローブピン形成工程においてプローブピン3をめっき形成するため、レジスト膜10が形成される配線板2の表面に均一の厚さのシード膜12を予め形成しておく。シード膜12の材質としては、Ti−Cu系合金などのCu系合金が選択されている。また、このシード膜12は、スパッタにより形成される。
プローブピン形成工程においては、図8Bに示すように、複数個のプローブ型11を用いて導電性のプローブピン3を複数個形成する。前述の通り、プローブピン3はシード膜12を導電させて金属めっきにより形成される。プローブピン3の材質としては、Ni−P系合金、Ni−Co系合金などのNi系合金が選択されている。この工程により、傾斜型垂直カンチレバー形状であって末広形状のプローブピン3が複数個形成される。
レジスト膜除去工程においては、図8Cに示すように、プローブピン3の形成後にプローブ型11が形成されたレジスト膜10を除去する。レジスト膜10の除去剤としては、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)が選択されている。なお、レジスト膜10の除去によって露出したシード膜12は、そのまま残しておくと複数のプローブピン3の間における短絡の原因となる。そのため、図8Dに示すように、レジスト膜10の除去後にイオンミリングにより除去しておく。
次に、第1の実施形態のプローブカード1Aの作用を説明する。
図13は、複数個のプローブピン3の先端3tにテストウェハの電極をそれぞれ接触させてからテストウェハをプローブカード1Aの配線板2側に押圧した状態を示す正面図である。第1の実施形態のプローブカード1Aにおいては、図1および図2に示すように、複数個のプローブピン3が傾斜型垂直カンチレバー形状であって末広形状に形成されている。そのため、図13に示すように、プローブピン3の先端3tがその根元3rよりも湾曲しやすくなるので、テストウェハを押下した際、隣位する他のプローブピン3と接触することを防止することができる。
また、第1の実施形態のプローブカード1Aにおいては、前述の通り、隣位する他のプローブピン3との接触を防止することができるので、図2に示すように、複数個のプローブピン3がその傾斜方向SDにおいて部分的に重複配置されている。重複配置部分が増大すれば、プローブピン3のピッチ間距離を小さくすることができるので、プローブピン3の配置密度を高くすることができる。
図3から図7に示すように、プローブピン3の断面形状または断面寸法が段階的に異なる形状に形成されている場合、その断面形状や断面寸法によってプローブピン3の湾曲変形の態様が異なってくる。例えば、図1に示した傾斜方向SDの幅D2が大きくする断面形状や断面寸法を採用する場合、プローブピン3は湾曲変形し難くなる。また、傾斜方向SDと直交方向の幅D1を大きくする断面形状や断面寸法を採用する場合、プローブピン3は傾斜方向SD以外の方向に湾曲変形し難くなる。このような特性を考慮してプローブピン3の断面形状や断面寸法を段階的に変化させて設定することにより、プローブピン3の先端3t側は小さな力で湾曲変形し、その根元3r側は大きな力が加わっても湾曲変形しないといったような、プローブピン3の弾性特性を段階的に変化させることができる。
プローブピン3の先端3tを含む部分に接触部4を形成した場合、図13に示すように、プローブピン3の接触部4がテストウェハ20の電極21の表面に接触する。テストウェハ20の電極21の表面には、図示はしないが、絶縁性の薄い酸化膜が形成されていることが多い。しかし、プローブピン3の接触部4は線状に突起させた形状であるので、テストウェハ20の電極21に接触部4が接触したときに接触部4が前述の酸化膜を切削するので、切削された部分の酸化膜がテストウェハ20の電極21から剥離し、テストウェハ20の電極21とプローブピン3とを確実に導通させることができる。
次に、第1の実施形態のプローブカード1Aの製造方法の作用を説明する。
第1の実施形態のプローブカード1Aの製造方法は、前述および図8A〜Dに示す通り、プローブ型形成工程、プローブピン形成工程およびレジスト膜除去工程を備えている。そのプローブ型形成工程においては、通常の露光処理に用いる平行光ではなく、焦点調節により得た末広がりまたは尻すぼまりの光を傾斜させてレジスト膜10を露光している。傾斜した光がレジスト膜10に露光されるとその露光部分は傾斜形状となり、末広がりまたは尻すぼまりの光がレジスト膜10に露光されるとその露光部分は末広がりまたは尻すぼまり形状になるので、露光後の現像処理により、傾斜型貫通孔形状であって末広孔形状のプローブ型11をレジスト膜10に形成することができるため、傾斜型垂直カンチレバー形状であって末広形状のプローブピン3を複数個形成することができる。
前述のプローブ型11の形成の際に、図9および図10に示すように、露光深度に基づいて多段階露光を行なうと、プローブ型11の断面形状または断面寸法を垂直方向PDにおいて段階的に異ならせた形状にプローブ型11を形成することができる。プローブ型11の断面形状または断面寸法が段階的に異なっていると、プローブピン3の弾性特性を段階的に変化させたプローブピン3を形成することができる。
また、多段階露光を行なう場合は少なくとも最初の露光段階のときに、多段階露光ではなく通常の露光を行なう場合はその露光段階のときに、例えば図11に示すような突起を有する形状またはその反転形状をスポット形状とする末広がりまたは尻すぼまりの光を用いて露光を行なうと、図11に示すような形状に対応したプローブ型11が形成される。このプローブ型11に基づいてプローブピン3を形成することにより、図3に示すような線状に突起した接触部4を有するプローブ型11を形成することができる。
図8Aに示すように、複数個のプローブ型11を平面視において部分的に重複させて形成すれば、傾斜方向SDにおいて隣位する複数のプローブピン3を平面視において部分的に重複させて配置させることができる。
プローブピン3については、その高さが高いほどプローブピン3の長さが長くなるので、湾曲変形が容易になり、プローブピン3の垂直方向PDの変形量を大きくすることができる。そこで、プローブピン3の高さを高くしたい場合、レジスト膜10の材質としては、ポジ型レジスト材ではなく、ネガ型レジスト材を選択することが好ましい。ポジ型レジスト材を用いてレジスト膜10を形成した場合、レジスト膜10の最大厚さは約200〜300μm程度である。それに対し、ネガ型レジスト材を用いてレジスト膜10を形成した場合、レジスト膜10の最大厚さは約1000μmとなるので、それにともなってプローブ型11の深さも深くなり、プローブピン3の高さを容易に高くすることができる。
次に、第2の実施形態のプローブカード1Bを説明する。
図14は第2の実施形態のプローブカード1Bを示す斜視図であり、図15は第2の実施形態のプローブカード1Bを示す縦断面図である。第2の実施形態のプローブカード1Bは、図14および図15に示すように、配線板2、複数個のプローブピン3および連結体5を備えている。
配線板2としては、第1の実施形態と同様のものを用いる。
プローブピン3は、傾斜型垂直カンチレバー形状に形成されている。傾斜型垂直カンチレバー形状とは、第1の実施形態と同様、配線板2に対して水平方向の一方(傾斜方向SD)へ傾斜する垂直カンチレバー形状である。第2の実施形態のプローブピン3は、図16に示すように、第1の実施形態と同様、その幅が配線板2に近づくほど拡大する末広形状に形成されていることが好ましい。
なお、第1の実施形態と同様、第2の実施形態のプローブピン3については、平面視において重複配置されていること、接触部4を有する形状に形成されていること、その断面形状または断面寸法が垂直方向PDに対して段階的に異なって形成されていることが好ましい。
連結体5は、絶縁材料を用いて形成されており、複数個のプローブピン3の中間部3mを相互に連結している。連結体5の厚みは、30μm〜300μmであって、プローブピン3の高さの30%以下に設定されている。なお、上記数値は一例であって、それ以外の数値に設定されていてもよい。
連結体5は、弾性材料を用いて形成されていることが好ましい。たとえば、弾性材料の一例としては、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、発泡ウレタン、ポリイミドなどが挙げられる。
プローブピン3の中間部3mとは、配線板2の垂直方向PDにおける中間付近に位置する部分をいう。具体的には、プローブピン3の中間部3mは、プローブピン3の高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分であることが好ましい。
連結体5の形状としては、以下の2つの例が挙げられる。第一例としては、図14および図15に示すように、連結体5は、複数個のプローブピン3が貫通する部分を除いて貫通孔を有しない板状に形成されている。連結体5のどの部分においても均一な剛性力を生じさせるため、連結体5は平板状に形成されていることが好ましい。
連結体5の形状の第二例として、連結体5は、図17に示すように、複数個のプローブピン3が貫通する部分を除いて貫通孔5hを有する形状に形成されている。貫通孔5hの個数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。貫通孔5hの形状に限定はない。
また、連結体5は、図14および図15に示すように、支持部材6によって支持されていることが好ましい。この支持部材6は、弾性材料を用いて形成されており、配線板2から連結体5に向かって起立している。弾性材料としては、前述と同様のものが選択される。支持部材6は連結体5を支持するため、2個以上配設されていることが好ましい。
次に、第2の実施形態のプローブカード1Bの製造方法を説明する。
図18は、第2の実施形態のプローブカード1Bの製造方法をA〜Fの順に示した縦断面図である。第2の実施形態のプローブカード1Bは、図18A〜Fの順に示すように、プローブ型形成工程、プローブピン形成工程、レジスト膜除去工程、レジスト台形成工程、連結体形成工程およびレジスト台除去工程を経て、製造される。
プローブ型形成工程においては、図18Aに示すように、配線板2の表面に形成されたレジスト膜10に対して露光および現像を行ない、傾斜型貫通孔形状のプローブ型11を複数個形成する。この工程は第1の実施形態とほぼ同様である。ただし、プローブ型11は末広孔形状に形成されていることが好ましいが、必須ではない。傾斜型貫通孔形状のプローブ型11を末広孔形状に形成しない場合は平行光をレジスト膜10に対して傾斜させて露光を行なう。
なお、第1の実施形態と同様、プローブ型11については、平面視において重複配置されていること、プローブピン3の接触部4の形成を考慮したスポット形状の露光を好適な露光段階において行なうこと、その断面形状または断面寸法が垂直方向PDに対して段階的に異ならせた形状になっていることが好ましい。また、第1の実施形態と同様、プローブピン3の高さを高く形成したい場合は、レジスト材としてネガ型レジスト材を用いることが好ましい。
プローブピン形成工程においては、図18Bに示すように、プローブ型11の内部にプローブピン3を形成する。この工程は、第1の実施形態と同様である。よって、プローブピン3をめっき形成する場合は、レジスト膜10の形成前に配線板2の表面にシード膜12を形成しておく。
レジスト膜除去工程においては、図18Cに示すように、レジスト膜10を除去する。また、シード膜12を形成した場合、レジスト膜10の除去後にイオンミリングにより露出したシード膜12を除去する。この工程は、第1の実施形態と同様である。
レジスト台形成工程においては、図18Dに示すように、レジスト膜除去工程後、シード膜12を形成した場合はそのシード膜12の除去後、レジスト材を用いてレジスト台15を形成する。このレジスト台15の厚さは、配線板2の表面から垂直方向PDにおける中間付近に位置する複数個のプローブピン3の中間部3mまでの厚さに設定しておく。また、このレジスト台15は、プローブピン3のすべてを内包させて配線板2の表面に形成する。
プローブピン3の中間部3mとは、前述の通り、プローブピン3の高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分である。
連結体5を図14および図15に示したような貫通孔のない板状に形成する場合、レジスト台15の表面は、図18Dに示すように、複数個のプローブピン3が貫通する部分を除いて連結体5の表面に貫通孔が形成されない程度に平滑に形成されている。
それに対し、連結体5を図17に示したような貫通孔5hを有する状に形成する場合、連結体形成工程の前において、図19に示すように、次の工程において形成する連結体5の厚さよりも高い突起15pをレジスト台15の表面に形成する突起形成工程とを備えていることが好ましい。この突起15pは、レジスト台15の形成工程においてその表面に露光および現像を行なってレジスト台15とともに形成しておくことが好ましい。この突起15pの個数は貫通孔5hの個数に対応させておく。
連結体形成工程においては、図18Eに示すように、レジスト台15の表面に絶縁材料を塗布して硬化させる。これにより、複数のプローブピン3の中間部3mを相互に連結する連結体5がレジスト台15の表面に形成される。連結体5の厚さは前述の通りである。なお、図19に示すように、レジスト台15に突起15pが形成されている場合、連結体5の厚さがその突起15pの高さを超えないように連結体5を形成する。
連結体5は、前述の通り、弾性材料によって形成されていることが好ましい。
レジスト台除去工程においては、図18Fに示すように、連結体5の形成後にレジスト台15を除去する。レジスト台15の除去剤はレジスト膜10の除去材と同様である。
なお、連結体5に支持部材6を設ける場合、レジスト台15の形成後であって連結体5の形成前に、図20に示す貫通孔形成工程および図21に示す支持部材形成工程を備えておくことが好ましい。
貫通孔形成工程においては、図20に示すように、レジスト台15に対して配線板2まで貫通する貫通孔15hを複数のプローブピン3の形成領域よりも外側に形成する。貫通孔15hの形状や寸法に特段の限定はない。よって、この貫通孔15hの断面が円形や四角形であっても良いし、細長い形状であっても良い。
支持部材形成工程においては、図21に示すように、レジスト台15の貫通孔15hの内部に弾性材料を用いて支持部材6を形成する。連結体5が弾性材料を用いて形成する場合、支持部材6の弾性材料としては、連結体5と同一の材料を用いることが好ましい。また、連結体5および支持部材6の材料が同一の場合、支持部材形成工程と連結体形成工程とを同時に行なっても良い。
次に、第2の実施形態のプローブカード1Bの作用を説明する。
図22は、第2の実施形態のプローブカード1Bにおいてプローブピン3が湾曲変形した状態を示している。第2の実施形態のプローブカード1Bにおいては、図14および図15に示すように、傾斜型垂直カンチレバー形状のプローブピン3の中間部3mに連結体5が形成されている。複数個のプローブピン3の中間部3mが絶縁性の連結体5によって連結されている場合、図22に示すように、1本のプローブピン3が湾曲変形すると、他のプローブピン3も連結体5を介して同時に湾曲変形する。言い換えると、プローブピン3の高さが異なってしまった場合であっても、複数個のプローブピン3におけるテストウェハ20の電極21との接触順序にかかわらず、すべてのプローブピン3の湾曲変形が同時に開始される。そのため、複数個のプローブピン3における先端3tの位置はどのプローブピン3との間においてもほぼ同一であり、先端3tの位置が相対的に変化することを防止することができる。
なお、図16に示すように、第1の実施形態と同様、第2の実施形態のプローブピン3が、末広形状に形成されていたり、平面視において重複配置されていたり、接触部4を有する形状に形成されていたり、その断面形状または断面寸法が垂直方向PDに対して段階的に異なって形成されていると、第1の実施形態と同様の作用を生じさせることができる。
連結体5が形成されるプローブピン3の中間部3mがプローブピン3の高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分に設定されていることが好ましい。例えば、プローブピン3の中間部3mがプローブピン3の高さに対して90%の高さに位置する部分に設定されていた場合、テストウェハ20と連結体5とが当接してテストウェハ20の電極21とプローブピン3とが接触不良を起こすおそれや、プローブピン3の先端3tの湾曲変形が阻害されてテストウェハ20の電極21の高低差を吸収することが困難になるおそれが生じる。
その反対に、例えば、プローブピン3の中間部3mがプローブピン3の高さに対して20%の高さに位置する部分に設定されていた場合、プローブピン3が湾曲変形した際、プローブピン3の先端3tは傾斜方向SDに大きく移動するのに、連結体5によって連結されたプローブピン3の中間部3mは傾斜方向SDにあまり移動せず、先端3tの位置が相対的に変化することを防止することが困難になるおそれがある。
つまり、プローブピン3の中間部3mがプローブピン3の高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分に設定されていると、プローブピン3の先端自由度と連結性とを両立させることができる。
連結体5は、弾性材料によって形成されていると、プローブピン3が湾曲変形した際に、連結体5が傾斜方向SDに伸縮する。連結体5が伸縮することにより、プローブピン3の先端3tが連結体5によって連結されつつもある程度自由に移動することができるので、連結体5がテストウェハ20の電極21の高低差を吸収することができる。つまり、プローブピン3の連結性を維持しつつ、プローブピン3の変形の自由度を高めることができる。
プローブピン3の変形の自由度を高めたい場合、図17に示すように、連結体5に1個または2個以上の貫通孔5hを形成しておくことが好ましい。連結体5に貫通孔5hを形成することにより、貫通孔5hの大きさや個数に応じて連結体5の弾性力を制御することができる。
また、プローブピン3とテストウェハ20の電極21との接触により導電粉末が生じるおそれがある場合、図14および図15に示すように、連結体5は貫通孔を有しない板状に形成されていることが好ましい。仮に、ウェハの電極21とプローブピン3との接触によって導電粉末が生じたとしても、貫通孔のない連結体5の表面において導電粉末を捕まえることができる。これにより、導電粉末がプローブピン3の根元3rや配線板2の導電パターンに付着することを防止することができるので、複数個のプローブピン3の間や導電パターンとの間などの導電部材間において短絡が生じることを未然に防止することができる。
このような連結体5は、図14および図15に示すように、支持部材6によって支持されていることが好ましい。連結体5が支持部材6によって支持されていると、プローブピン3に加わる連結体5の重さを減少させることができるので、連結体5の重量によってプローブピン3が湾曲変形してしまうことを防止することができる。また、支持部材6の剛性が高くなると、プローブピン3が先端3tから連結体5の連結部までにおいて湾曲変形しやすくなり、その残りの部分が湾曲変形しにくくなるので、プローブピン3を末広形状に形成した際の作用と同様の作用を得ることができる。
次に、第2の実施形態のプローブカード1Bの製造方法の作用を説明する。
第2の実施形態のプローブカード1Bは、図18A〜Fの順に示すように、プローブ型形成工程、プローブピン形成工程、レジスト膜除去工程、レジスト台形成工程、連結体形成工程およびレジスト台除去工程を経て、製造される。ここで、第2の実施形態のプローブカード1Bの製造方法においては、図18Dに示すレジスト台形成工程、図18Eに示す連結体形成工程および図18Fに示すレジスト台除去工程を経て連結体5がプローブピン3の中間部3mに形成されるので、連結体5によって複数のプローブピン3の中間部3mを相互に連結させることができる。
なお、第1の実施形態と同様(図9および図10を参照)、プローブ型11については、末広孔形状に形成されていたり、平面視において重複配置されていたり、プローブピン3の接触部4の形成を考慮したスポット形状の露光を好適な露光段階において行なわれたり、その断面形状または断面寸法が垂直方向PDに対して段階的に異ならせた形状になっていると、第1の実施形態と同様の作用を生じる。また、レジスト材としてネガ型レジスト材を用いると、第1の実施形態と同様、プローブピン3の高さを高く形成することができる。
プローブピン3の中間部3mをプローブピン3の高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分に設定すると、前述の通り、プローブピン3の先端自由度と連結性とを両立させることができる。
また、連結体5を弾性材料によって形成すると、プローブピン3の連結性を維持しつつ、プローブピン3の変形の自由度を高めることができる。
また、連結体形成工程の前において、図19に示すような、レジスト台15の表面に突起15pを形成する突起形成工程とを備えていると、図17に示すように、複数個のプローブピン3が貫通する部分を除いて1個または2個以上の貫通孔5hを有する形状に連結体5を形成することができる。
それに対し、レジスト台15の表面を図18Dに示すように平滑に形成すると、図14および図15に示すような、複数個のプローブピン3が貫通する部分を除いて貫通孔を有しない板状に連結体5を形成することができる。
また、連結体形成工程の前において、図20に示すようなレジスト台15に貫通孔15hを形成する貫通孔形成工程と、図21に示すようなレジスト台15の貫通孔15hの内部に支持部材6を形成する支持部材形成工程とを備えていると、プローブピン3の形成領域の外側から連結体5を支持する支持部材6を形成することができる。
すなわち、本実施形態のプローブカード1Bによれば、プローブピン3の湾曲時における曲率半径の制御、ウェハの電極に形成された酸化膜の切削、プローブピン3の配置の高密度化、プローブピン3の連結による先端3tの位置の制御、導電粉末による短絡防止などが可能になるので、傾斜型垂直カンチレバー形状のプローブピン3を備える従来のプローブカード1Bに生じていた種々の問題点を解決することができるという効果を奏する。
また、本実施形態のプローブカード1Bの製造方法によれば、プローブ型11の形成方法や形成位置、連結体5を形成する連結台の形成を各工程において適宜行なっているので、種々の問題点を解決した本実施形態のプローブカード1Bを製造することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
第1の実施形態のプローブカードを示す斜視図 第1の実施形態のプローブカードを示す正面図 図1の3−3矢視方向から切断してプローブピンの先端方向を示す斜視図 図3と同様の方向からみた他の実施形態のプローブピンの先端方向を示す斜視図 図3と同様の方向からみた他の実施形態のプローブピンの先端方向を示す斜視図 図3と同様の方向からみた他の実施形態のプローブピンの先端方向を示す斜視図 プローブピンの断面寸法の拡大率を中間部3m付近において段階的に変化させた状態を示す斜視図 第1の実施形態のプローブカードの製造方法をA〜Dの順に示す縦断面図 これから形成するプローブ型の中間から上方側を露光した状態を示す縦断面図 これから形成するプローブ型の中間から下方側を露光した状態を示す縦断面図 接触部を有するプローブピンの水平断面形状に基づいて決定したスポット形状を有する末広がりまたは尻すぼまりの光を示すスポット断面図 プローブピンの接触部の形成を考慮していないスポット形状の光を示すスポット断面図 第1の実施形態のプローブピンにテストウェハの電極が接触した状態を示す正面図 第2の実施形態のプローブカードを示す斜視図 第2の実施形態のプローブカードを示す縦断面図 第2の実施形態のプローブカードにおいてプローブピンが末広形状に形成された状態を示す斜視図 第2の実施形態の連結体に貫通孔が設けられた状態を示す平面図 第2の実施形態のプローブカードの製造方法をA〜Fの順に示す縦断面図 第2の実施形態のプローブカードの製造方法においてレジスト台の表面に複数の突起を形成した状態を示す縦断面図 第2の実施形態のプローブカードの製造方法においてレジスト台に貫通孔を形成した状態を示す縦断面図 第2の実施形態のプローブカードの製造方法においてレジスト台およびその貫通孔を用いて支持部材および連結体を形成した状態を示す縦断面図 第2の実施形態のプローブピンにテストウェハの電極が接触した状態を示す正面図 従来のプローブカードを示す正面図
符号の説明
1A、1B プローブカード
2 配線板
3 プローブピン
3m (プローブピンの)中間部
3r (プローブピンの)根元
3t (プローブピンの)先端
4 接触部
5 連結体
5h 貫通孔
6 支持部材
10 レジスト膜
11 プローブ型
12 シード膜
15 レジスト台
PD 垂直方向
SD 傾斜方向
D1、D2 プローブピンの幅

Claims (21)

  1. 配線板と、
    前記配線板に対して水平方向の一方へ傾斜する傾斜型垂直カンチレバー形状であってその幅が前記配線板に近づくほど拡大する末広形状に形成されている複数個のプローブピンと
    を備えていることを特徴とするプローブカード。
  2. 前記プローブピンは、前記プローブピンの断面形状または断面寸法が前記垂直方向に対して段階的に異なる形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記プローブピンは、前記プローブピンの先端を含む部分であって前記先端から根元に向かう任意の部分において前記プローブピンと接触する接触対象に対して線状に突起する接触部を有する形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブカード。
  4. 前記複数個のプローブピンは、その傾斜方向において隣位する他のプローブピンに対し、平面視において部分的に重複させて配置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプローブカード。
  5. 前記垂直方向における中間付近に位置する前記複数個のプローブピンの中間部を相互に連結する絶縁性の連結体を備えている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプローブカード。
  6. 前記プローブピンの中間部とは、前記プローブピンの高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分である
    ことを特徴とする請求項5に記載のプローブカード。
  7. 前記連結体は、弾性材料によって形成されている
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプローブカード。
  8. 前記連結体は、前記複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて1個または2個以上の貫通孔を有する形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のプローブカード。
  9. 前記連結体は、前記複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて貫通孔を有しない板状に形成されている
    ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のプローブカード。
  10. 前記連結体は、前記配線板から前記連結体に向かって起立しているとともに弾性材料によって形成されている支持部材によって支持されている
    ことを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか1項に記載のプローブカード。
  11. 配線板の表面にポジ型レジスト材またはネガ型レジスト材を均一に塗布して形成したレジスト膜に対して焦点調節により得た末広がりまたは尻すぼまりの光を傾斜させて用いた露光および現像をすることにより、前記配線板に対して水平方向の一方へ傾斜する貫通孔形状であってその幅が前記配線板に近づくほど拡大する末広孔形状のプローブ型を前記レジスト膜に複数個形成するプローブ型形成工程と、
    前記複数個のプローブ型を用いて導電性のプローブピンを複数個形成するプローブピン形成工程と、
    前記プローブピンの形成後に前記プローブ型が形成された前記レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と
    を備えていることを特徴とするプローブカードの製造方法。
  12. 前記プローブ型形成工程においては、前記末広がりまたは尻すぼまりの光のスポット形状またはスポット寸法を異ならせた多段階露光を露光深度に基づいて行なうことにより、前記プローブ型の断面形状または断面寸法を前記垂直方向において段階的に異ならせた形状に前記プローブ型を形成する
    ことを特徴とする請求項11に記載のプローブカードの製造方法。
  13. 前記プローブ型形成工程においては、多段階露光を行なう場合は少なくとも最初の露光段階のときに、多段階露光ではなく通常の露光を行なう場合はその露光段階のときに、前記プローブピンと接触する接触対象に対して線状に突起する接触部を有する形状の前記プローブピンの水平断面形状と同様の断面形状またはその反転形状をスポット形状とする前記末広がりまたは尻すぼまりの光を用いて露光を行なうことにより、前記接触部を有する前記プローブ型を形成する
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載のプローブカードの製造方法。
  14. 前記複数個のプローブ型は、その傾斜方向において隣位する他のプローブ型に対し、平面視において部分的に重複させて形成されている
    ことを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
  15. 前記レジスト膜は、レジスト膜の膜厚について前記ポジ型レジスト材よりも厚く形成しやすい前記ネガ型レジスト材を用いて形成されている
    ことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
  16. 前記レジスト膜除去工程後、前記配線板の表面から前記垂直方向における中間付近に位置する前記複数個のプローブピンの中間部までの厚さのレジスト台を前記プローブピンのすべてを内包させて前記配線板の表面に形成するレジスト台形成工程と、
    前記レジスト台の表面に絶縁材料を塗布して硬化させることにより、前記複数のプローブピンの中間部を相互に連結する連結体を前記レジスト台の表面に形成する連結体形成工程と、
    前記連結体の形成後に前記レジスト台を除去するレジスト台除去工程と
    を備えていることを特徴とする請求項11から請求項15のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
  17. 前記プローブピンの中間部とは、前記プローブピンの高さに対して50%〜70%の範囲の高さに位置する部分である
    ことを特徴とする請求項16に記載のプローブカードの製造方法。
  18. 前記連結体は、弾性材料によって形成されている
    ことを特徴とする請求項16または請求項17に記載のプローブカードの製造方法。
  19. 前記連結体形成工程の前において、前記連結体の厚さよりも高い1個または2個以上の突起を前記レジスト台の表面に形成する突起形成工程とを備えている
    ことを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
  20. 前記レジスト台の表面は、前記複数個のプローブピンが貫通する部分を除いて前記連結体の表面に貫通孔が形成されない程度に平滑に形成されている
    ことを特徴とする請求項16から請求項18のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
  21. 前記連結体形成工程の前において、前記レジスト台に対して前記配線板まで貫通する貫通孔を前記複数のプローブピンの形成領域よりも外側に形成する貫通孔形成工程と、
    前記連結体形成工程の前において、前記レジスト台の貫通孔の内部に弾性材料を用いて支持部材を形成する支持部材形成工程と
    を備えていることを特徴とする請求項16から請求項20のいずれか1項に記載のプローブカードの製造方法。
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