JP2012029879A - 歯科インプラント内からオネジ片を除去するための補助器具 - Google Patents

歯科インプラント内からオネジ片を除去するための補助器具 Download PDF

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Abstract

【課題】歯科インプラントのメネジ内に残留したオネジ片を、メネジの損傷を抑制しながら、効率良く除去することを可能とする補助器具を提供すること。
【解決手段】ガイドパイプ部1の基端部に、その胴体外周面から側方へ張り出すように支持体部2を設けて当該補助器具とする。ガイドパイプ部1は、対象のメネジに挿入し得る外径と長さとを有し、かつ、歯科用ドリル装置のバーを挿入し得る内径を有する。支持体部2は、周囲の歯または歯肉へと指先で押さえ付けることができる大きさ、または、指先で保持することができる大きさを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、歯科インプラント(「デンタルインプラント」とも呼ばれる)に生じる破損に対応するための補助器具に関するものであり、とりわけ、インプラント体のメネジ内、または、アバットメントのメネジ内でのオネジの破断によって残留した破片を除去するための補助器具に関するものである。
歯科インプラントは、その装着例を図8に概略的に示すように、歯槽骨の内部深くまで埋入されて固定される部分を持った人工歯である。
同図に示すように、歯科インプラントは、一般的には、歯槽骨に埋入されるインプラント体(フィクスチャーとも呼ばれる)210と、その上に連結される中間部品であるアバットメント220と、さらにその上に連結される歯冠(歯として歯肉上に露出する上部構造)230とを有する構成とされる。
インプラント体210の中心にはメネジ211が加工されており、そのメネジにアバットメント220の先端のオネジ(アバットメントスクリュー)221がねじ込まれる。図8の例では、アバットメント220は、ヘッドとシャフトとオネジとを持った本体部品220aと、座金として機能するリング状部品220bとに分かれている。
また、アバットメント220と歯冠230については、両者が一体になったものや、両者を接着剤によって接合するものなど、様々な構造が提案されている。図8の例では、インプラントの代表的な構造として、歯冠230を補綴用ネジ240によってアバットメント220にネジ止めする構造を示している。
歯科インプラントの構成については、例えば、特許文献1〜4などに詳細に説明されている。
ところで、上記のようなアバットメントの先端のオネジや補綴用ネジは、長年の使用による材料の疲労や腐食などによって、または、装着時にねじ込む力みによって、該オネジの先端と根元との間において中心軸を断面が横切るように割れが生じ、分断する場合がある。
オネジが分断すると、新しいアバットメントや補綴用ネジに交換しなければならないが、例えば、しっかり締結されたアバットメントのオネジが分断した場合、メネジの奥に残ったオネジ片(オネジの断片)を取り出すのは容易ではない。また、新たなアバットメントや上部構造を装着するには、メネジに損傷を与えないように配慮しながらオネジ片を除去する必要がある。
従来においても、上記のようなインプラント内で生じたオネジの分断に対しては、各メーカーが自社のインプラントの構造や寸法に対応した専用のオネジ片除去工具を提供している。それら除去工具の除去原理は、例えば、〔インプラント体のメネジの内径に適合した専用の切削工具を該メネジ内に挿入し、オネジ片を切削し粉砕して除去する〕というものや、〔細長い工具をメネジ内に挿入し、その先端をオネジ片に接触させ、両者の間の摩擦によって工具の回転をオネジ片に伝え、該オネジを出口へ戻る方向に回転させて取り出す〕というものである。
しかしながら、本発明者が実際に従来の除去工具の作業性や除去性能を確認したところ、いずれの除去工具も次の(i)〜(iii)のような問題を含んでいるために、オネジ片の除去には非常に時間がかかり、除去作業を受ける患者にとっても負担が大きいものとなっていることがわかった。
(i)切削工具によってオネジ片を切削するタイプの除去工具では、専用の低速回転ドリルしか使用できず、ドリルの回転が遅いために、切削効率が悪く、また、その低速での切削による振動が患者には不快である。
(ii)切削工具によって破片を切削するタイプの除去工具には、ガイドスリーブによって切削工具をガイドしようとするものがあるが、そのようなガイドスリーブは、インプラント体のメネジの入口から外側へ突き出すように付けるタイプのものであるため、長い切削工具が必要になる。よって、手ブレが生じやすく、切削工具がインプラント体のメネジに接触する危険性がある。
(iii)細長い工具の先端を破片に接触させて該破片をネジが戻る方向に回転させる方法では、細長い工具の先端とオネジ片とを回転可能に接触させるまでの加工や操作が困難で、不確実である。
国際公開第99/04723号、「An impression coping system for osseointegrated implants」 国際公開第99/03657号、「Implant」 国際公開第99/14371号、「Connector between an implant and an abutment」 米国特許第6431866号、「Heal in-place abutment system」
本発明の課題は、上記した問題点を解決し、インプラントのメネジ内に残留したオネジ片を、メネジの損傷を抑制しながら、効率良く除去することを可能とする補助器具を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究し、先ず、歯科治療用の高速回転可能なドリル装置を、メネジの内部に残ったオネジ片の粉砕または該破片への穴加工に利用することを発想した。次に、本発明者は、該ドリル装置の切削工具である「バー」(「ポイント」と呼ばれる切削工具を含む)を、メネジの内壁に触れさせないようにしながらオネジ片に到達させ得るよう、インプラント体のメネジ内にバー用のガイドパイプを挿入することを発想し、さらに、そのガイドパイプが回転しないように指先で抑制することができるように、該ガイドパイプの基端側に支持体部を取り付けることを発想し、本発明を完成させた。
本発明は、次の特徴を有するものである。
(1)歯科インプラントにおいて、インプラント体のメネジである第一メネジ内、または、アバットメントのメネジである第二メネジの内部に残留したオネジ片を除去するための補助器具であって、
当該補助器具は、ガイドパイプ部と支持体部とを有し、
ガイドパイプ部は、第一メネジまたは第二メネジに挿入し得る外径と、歯科用ドリル装置の切削工具であるバーを挿入し得る内径とを有し、
支持体部は、ガイドパイプ部の一方の端部である基端部に、その胴体外周面から側方へ張り出すように設けられ、周囲の歯または歯肉へと指先で押さえ付けることができる大きさ、または、指先で保持することができる大きさを有するものであって、
前記構成によって、ガイドパイプ部を第一メネジまたは第二メネジに挿入し、前記バーを該ガイドパイプ部内に挿入して前記オネジ片を切削し得る構成となっている、前記補助器具。
(2)ガイドパイプ部の外径が2段階に変化しており、その一方の端部である基端部の外径の方が大きく、他方の端部である先端部の外径の方が小さくなっている、上記(1)記載の補助器具。
(3)外径および内径が互いに異なる2つのパイプが嵌め合わされ接合されることによって、外径が2段階に変化したガイドパイプ部が形成されている、上記(2)記載の補助器具。
(4)ガイドパイプ部の内径が2段階に変化しており、その一方の端部である基端部の内径の方が大きく、他方の端部である先端部の内径の方が小さくなっている、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の補助器具。
(5)外径および内径が互いに異なる2つのパイプが嵌め合わされ接合されることによって、内径が2段階に変化したガイドパイプ部が形成されている、上記(4)記載の補助器具。
(6)ガイドパイプ部が金属製であって、支持体部がプラスチック製である、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の補助器具。
(7)支持体部が、ガイドパイプ部の基端部の胴体外周面のうち、周方向に互いに180度離れた2つの位置からそれぞれ側方へ張り出している、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の補助器具。
(8)支持体部の各部のうち、ガイドパイプ部の先端部の側にある面を下面と呼び、その反対側の面を上面と呼ぶこととして、
該支持体部の下面には、当該補助器具を適用すべき対象のインプラントの周囲の歯肉または隣接する歯が入り込むことが可能な凹部が設けられており、該支持体部の上面は、該凹部に起因して凸状に膨らんでいる、
上記(1)〜(7)のいずれかに記載の補助器具。
本願発明の補助器具と共に、オネジ片除去に利用可能な歯科用のドリル装置としては、主として、エアータービンを駆動源とするもの(単に「エアータービン」と呼ばれる。以下、「エアータービン式ドリル装置」と呼ぶ。)と、マイクロ電気モーターを駆動源とするもの(「コントラ」と呼ばれる。「5倍速コントラ」なども含めて、以下「コントラ」と呼ぶ。)がある。
エアータービン式ドリル装置は、加圧空気をエアータービンに供給して、ローターを20万rpm〜40万rpmもの超高速で回転させるものである。コントラは、把持部内に電気モーターを内蔵し、該モーターによってローターを100rpm〜20万rpmで回転させるドリル装置である。いずれのドリル装置も、それぞれのローターに対して切削工具であるバーを着脱自在に取り付け、回転させて切削を行う。
一般的に、コントラの回転速度は、エアータービン式ドリル装置の回転速度よりも遅いが、従来の専用除去装置の低速ドリルに比べると十分高速に回転させることが可能であり、本発明の補助器具と共に用いて目的を達成することが可能である。
従来のオネジ片除去工具においても、ドリル装置は用いられているが、それらは低速回転の専用ドリル装置であって、その先端に装着される切削工具(ドリルビット)も種類の限定された専用工具である。
これに対して、本発明では、歯や義歯を削るための治療用工具であったエアータービン式ドリル装置やコントラといった歯科用のドリル装置をオネジ片の除去に適用することを可能にしている。歯科用のドリル装置には、基部の径などが標準化された切削工具であるバーが装着されるようになっており、従来のオネジ片除去工具の専用ドリルビットは装着できない。
歯科用のドリル装置の分野では、タングステンカーバイドバーなどの「バー」と呼ばれる切削工具と、ダイヤモンドポイントなどの「ポイント」と呼ばれる切削工具とが存在する。「バー」と「ポイント」は、いずれも、ドリル装置に装着され得る細長い胴体を持ち、その先端に切刃や研磨砥石といった工具部分を持った切削工具であって、本願発明の補助器具を用いたオネジ片の除去の際の切削工具として利用可能である。本発明では、単に「バー」と言うときは、「バー」と「ポイント」の両方を意味している。
歯科用のドリル装置をオネジ片の除去に適用することによって、例えば、エアータービン式ドリル装置に金属冠除去用のカーバイドバーを装着し、回転数20万rpm〜40万rpm程度で切削を行えば、10分程度の加工時間で、オネジ片に、直径1mm、深さ3mm程度の穴を開けることが可能となる。
その切削の際に、本発明による補助器具のガイドパイプ部をメネジ内に挿入し、該メネジの内部(入口の内壁面や奥のメネジの山など)に損傷を与えないように保護すると共に、高速回転するエアータービン式ドリル装置に装着したバーで、オネジ片を粉砕するか、または、オネジ片の中央に穴を形成する。穴を形成する場合には、例えば、その穴を係合用の穴として用い、従来のオネジ片除去工具の専用ドリル、細いドライバーなどを該穴に挿入して連結し、該オネジ片をネジが戻る方向に回転させれば、該オネジ片を取り出すことができる。
この一連の切削〜取り出し作業は、従来の作業に比べて非常に短時間であり、また、従来の除去専用ドリルに比べて、歯科用のドリル装置はより高速回転するので、振動も比較的小さいので、患者の負担が軽減される。
また、本発明による補助器具では、ガイドパイプ部の外径を、目的のメネジの内径に適合させ、かつ、該ガイドパイプ部の内径を、用いるバー(切削工具)の外径に適合させ、そのガイドパイプ部を目的のメネジ内に挿入する構成としているので、メネジの中心軸に対してバーが偏心したり傾いたりすることが抑制され、メネジの内部に損傷を与えることなく、オネジ片のほぼ中央に穴を開けることや、オネジ片のほぼ中央から粉砕することが可能になる。
また、本発明による補助器具は、歯科用のドリル装置を利用可能としているので、市販されているタングステンカーバイドバーやダイヤモンドポイントなど種々の標準工具の中から好適なものを選んで使用することができる。
図1は、本発明の補助器具の構造の一例を示した断面図である。同図は、当該補助器具を用い、インプラント体の内部の残されたオネジ片を、エアータービン式ドリル装置のバーによって切削している状況を示している。同図では、指、エアータービン式ドリル装置、バーは、断面ではなく外観を示しており、それ以外の部分については切断面だけを示した端面図としている。ハッチングは、領域の区別のために適宜施している。ハッチングについては、他の図も同様である。 図2は、図1に示した本発明の補助器具を単独で示した図である。図2(a)は、当該補助器具を、支持体部が設けられた基端部の側から見た図である。図2(b)は、図2(a)に示した補助器具のX−X断面図である。図2に示した態様は、全体の形状がガイドパイプ部の中心軸に対して対称であるため、図2(b)では、中心軸線Yの左側を外観図とし、中心軸線Yの右側を断面図としている。 図3は、本発明の補助器具に含まれるガイドパイプ部の態様を例示した断面図である。 図4は、本発明の補助器具に含まれるガイドパイプ部の構造を例示した断面図である。 図5は、図2(a)と同様に、当該補助器具を、支持体部が設けられた基端部の側から見た図であって、ガイドパイプ部から側方への支持体部の広がりの態様を例示した図である。 図6は、本発明の補助器具において、ガイドパイプ部と支持体部との結合の態様を例示した断面図である。 図7は、本発明による補助器具の実施例品を示す写真図であって、バーを装着したエアータービン式ドリル装置と共に示している。 図8は、従来の歯科インプラントの代表的な構造を示した断面図であって、切断面だけを示した端面図である。
以下に、本発明の補助器具の各部を詳細に説明するが、下記で示す各部の寸法は、あくまで一般的なインプラントに対する好ましい例であって、対象となるインプラントのメネジの規模や、オネジの破断し易い位置が異なれば、それに適合するものを製作すればよい。
本発明の補助器具は、図1に使用状態を示すように、歯槽骨に埋入されたインプラント体210のメネジ(第一メネジ)211の内部に残留したオネジ片221aを除去するためのものである。当該補助器具は、第一メネジだけでなく、図8に示したアバットメント220のメネジ(第二メネジ)222の内部に補綴用ネジ240の一部が残留した場合にも、同様に適用することが可能である。以下、第一メネジの内部にオネジ片が残留した場合を例として、本発明を説明し、必要に応じて、アバットメントのメネジ(第二メネジ)への適用に言及する。
当該補助器具は、図1に示すように、ガイドパイプ部1と支持体部2とを有する。
ガイドパイプ部1は、対象となるメネジ(図1では、インプラント体210の第一メネジ211)に挿入し得る外径と長さとを有し、かつ、歯科用ドリル装置Bの切削工具であるバーB1を挿入し得る内径を有する管である。
支持体部2は、ガイドパイプ部1の一方の端部である基端部(図の上端部)に、その胴体外周面から側方へ突起し張り出すように設けられる。ガイドパイプ部1の全長のうち支持体部が張り出していない部分が、第一メネジまたは第二メネジに挿入し得る部分となっている。該支持体部2は、ガイドパイプ部を患者の口中の目的箇所に挿入する際に障害とならない大きさを有し、かつ、図1に示すように、周囲の歯または歯肉へと指先Cで押さえ付けることができる大きさ、または、指先でつまんで保持することができる大きさを有するものである。
この構造によって、図1に示すように、ガイドパイプ部の他方の端部である先端部を対象のメネジ内に挿入し、支持体部2を周囲の歯肉100に指先Cで押さえ付けて固定し、歯科用のドリル装置のバーB1をガイドパイプ部1内に挿入すれば、高速でガタツキなく、メネジに損傷を与えることもなく、オネジ片の中央に穴を開けることや、オネジ片を粉砕することが可能になる。
対象となるインプラント体のメネジ(第一メネジ)の内径は、限定はされないが、一般に、1mm〜3mm程度である。また、図8に示したような一般的なアバットメントでは、先端のオネジには、破断し易い部分が2か所ある。1つは、オネジの基部側のネジ頭と軸との境目で、ネジの直径が変わる部分であり、他の1つはオネジの先端側の第一スレッド付近である。オネジの基部側で破断した場合は、インプラント体の露出面(図1の上面210a)の付近にオネジ片の破断面が見えるため、取り出し易い。一方、オネジの先端側(メネジの奥側)で破断した場合は取り出すのが困難である。
本願の補助器具の有用性が特に顕著となるのは、オネジの先端側で破断した場合であって、そのような場合、オネジ片は、主としてインプラント体の露出面から内部に1mm〜3mm程度入った位置にその破断面が存在する場合が多い。
歯冠を補綴用ネジで固定するためにアバットメントに設けられるメネジ(第二メネジ)の内径は、限定はされないが、一般に、0.5mm〜1.3mmである。また、第二メネジ内のオネジ片の破断面は、該メネジの入口から内部に0mm〜3mmだけ入った位置に存在する場合が多い。
以上から、インプラント体の上面からただちに第一メネジが始まる構造において、該メネジ内のオネジ片を除去対象とする場合には、ガイドパイプ部の外径は、0.9mm〜2.9mmが汎用的であり、1.4mm〜1.9mmが特に有用となる寸法である。
その場合、ガイドパイプ部の全長のうち、第一メネジ内に挿入されるべき長さは、1mm〜7mm程度であり、3mm〜6mmが特に有用となる寸法である。ガイドパイプ部の全長のうち、後述の支持体部が側方に張り出している部分は、該支持体部に妨害されて第一メネジ内に入ることはできない。第一メネジ内に挿入されるべき長さは、図2(b)に例示するように、挿入の障害となるように張り出した支持体部の下面から、ガイドパイプ部の先端までの寸法Lである。支持体部が設けられる区間を加えると、ガイドパイプ部の部品としての全長は、3mm〜9mm程度となる。
前記と同様に、第二メネジ内のオネジ片を除去対象とする場合には、ガイドパイプ部の外径は、0.4mm〜1.2mmが汎用的であり、0.6mm〜1mmが特に有用となる寸法である。その場合、ガイドパイプ部の全長のうち、第一メネジ内に挿入されるべき長さは、0.5mm〜3mm程度であり、1mm〜2mmが特に有用となる寸法である。支持体部が設けられる区間を加えると、ガイドパイプ部の部品としての全長は、3mm〜5mm程度となる。
第一メネジ、第二メネジの各内径とガイドパイプ部の外径との差は、各メネジの内径によっても異なるが、概ね0.1mm〜0.8mm、特に、0.2mm〜0.4mmであれば、ガイドパイプ部をスムーズに挿入でき、しかも、ガタツキが少ないので好ましい。
インプラントの種々のサイズのメネジ内において、種々の深さで生じるオネジ破断に好ましく対応するために、ガイドパイプ部の外径と挿入可能な長さとを、それぞれ適当な寸法間隔で段階的に変化させ組み合わせたものを多数製作しておき、セットとして揃えておいてもよい。
上記の例は、対象とするインプラント体の上面から、ただちに第一メネジのネジ山が始まる場合に対する例である。
これに対して、例えば、図8の従来例のように、インプラント体の上面210aから、第一メネジよりも大きな口径の穴212が奥へと続き、その穴の奥底から第一メネジ211が始まるというように、内径が2段階に変化するインプラント体がある。また、入口の穴が、奥底に向かうに従ってその穴径がテーパー状に減少し、その穴の奥底から第一メネジが始まる構造のものもある。これら、非ネジ部とネジ部とを有し、内径が変化する構造では、通常、入口の穴の口径は、1mm〜4mm程度であり、奥の第一メネジの内径は1mm〜3mm程度である。
本発明では、このように入口の穴から奥の第一メネジへと内径が変化する構造に適合させるべく、図3(d)〜(f)、図3(g)〜(i)に示すように、ガイドパイプ部の外径を対象物の内径に応じて変化させる態様を推奨する。図3(d)〜(f)では、ガイドパイプ部の外径が2段階に変化しており、図3(g)〜(i)では、ガイドパイプ部の外径が基部側からテーパー状に減少して、先端側のストレート部分に接続している。この態様によって、ガイドパイプ部は、より穴の内部形状に合致し、ストレートなガイドパイプを挿入するよりも、ガタツキがより減少する。
尚、ガイドパイプ部の外径を変化させる態様では、太い側の外径(テーパーの場合は最も太い部分の外径)を1.1mm〜3.9mm程度とし、細い側の外径を0.9mm〜2.9mm程度とし、太い外径と細い外径との差を0.2mm〜3mmとするのが好ましい。
また、その場合、挿入の障害となるように張り出した支持体部の下面からの太い部分の長さは、0.5mm〜2mm程度が好ましく、細い部分の長さは、0.5mm〜5mm程度が好ましい。
ガイドパイプ部の内径は、その外径と、強度(肉厚)と、挿通されるバーの外径と、バーとガイドパイプ部との隙間を考慮して、適宜決定すればよい。
ガイドパイプ部の肉厚は、材料によっても異なるが、後述のようにステンレス鋼などの高い強度を持った金属材料であれば、厚さ0.1mm以上で十分な強度が得られる。
一方、市販されている一般的なバーは、単純な棒状のもの、先端に向かってテーパー状に細くなっているもの、図7に符号B1を付して示すようにテーパーの先端に外径の大きい工具部分が設けられたものなど、種々の切削加工に応じたものが存在する。
上記したガイドパイプ部の外径と肉厚とを考慮して、選択される切削工具(バー)の好ましい外径(テーパー状のバーであれば基部の外径、先端が太いバーであればその部分の最大径)は、1.3mm〜1.6mmである。
図3(a)に示すように、ガイドパイプ部を単純な直管にする場合には、上記バーに対するバーの外径とガイドパイプ部の内径との差は、0.2mm〜0.4mm程度が好ましく、ガイドパイプ部の厚さは、0.1mm〜1mm程度が好ましい。よって、直管の場合のガイドパイプ部の内径は、1.5mm〜2mm、特に1.5mm〜1.6mmが好ましい寸法である。
切削工具であるバーの胴体が、図1に示すように、基部側から先端に向かうに従って外径が減少し、テーパー軸となっている場合、そのようなテーパー軸を持ったバーを好ましくガイドするには、図3(b)、(e)、(h)に示すように、ガイドパイプ部の内径をバーに合わせて段階的(図では2段階)に減少させる態様や、図3(c)、(f)、(i)に示すように、ガイドパイプ部の内径を基部側からテーパー状に減少させて先端側のストレート部分へと接続する態様が好ましい物として挙げられる。これによって、内部のバーを、より少ないガタツキにてガイドすることができる。
尚、ガイドパイプ部の外径や内径を段階的に減少させる態様では、段差部に面取りを適宜設けて、メネジ内へのガイドパイプ部の挿入や、ガイドパイプ部内へのバーの挿入がスムーズになるようにしてもよい。
ガイドパイプ部の外径や内径を2段階やテーパー状に変化させるためには、図3(b)〜(i)に示すように、切削や変形などによって径の差(段差)や変化を設けてもよいし、図4(a)、(b)に示すように、外径の異なる2つのパイプ11、12を嵌め合わせることで段差を設けてもよい。
図4(a)では、基部側(上端面)において2つのパイプ11、12の端面がそろっており、かつ、外径の小さい方のパイプ12が大きい方のパイプ11の先端から突き出しており、それによって、外径だけが2段階に変化している。また、図4(b)では、2つのパイプ11、12が部分的に重なり合っており、それによって、外径も内径も2段階に変化している。
図4(a)、(b)に示す態様では、2つのパイプの接合に、各種溶接や歯科用の接着剤を用いてもよい。
ガイドパイプ部の材料は、特に限定はされず、金属材料、プラスチック材料、種々の複合材料を用いてよいが、薄くとも高い強度が得られる点や、高速回転するバーの接触に耐えて案内する点からは、高い硬度と強度を持った金属材料が好ましく、なかでも耐食性の点やコストの点からは、ステンレス鋼やチタンなどが好ましい材料として挙げられる。
尚、図4(a)の態様では、大小2つのパイプの材料を互いに異なるものとしてもよい。例えば、内側を金属材料とし、外側をプラスチックとするなどである。また、内側を金属パイプとし、その外側にプラスチック成形や塗装にて段差を形成してもよい。
歯科技工の分野では、ロストワックス法で鋳造冠を製作する際に、蝋型の湯道のための部材として、スプルーピンチューブと呼ばれるステンレス鋼製の細管が用いられている。
このスプルーピンチューブを、ガイドパイプ部を製作するためのステンレス鋼管材料として転用すれば、インプラントの細いメネジ内への挿通に適しかつ歯科用ドリル装置のバーの案内に適した細いステンレス鋼製のガイドパイプ部を安価に得ることができる。
一般に市販されているスプルーピンチューブは、種々の外径、内径のものが揃っており、例えば、(外径2mm、内径1.8mm)、(外径1.8mm、内径1.6mm)、(外径1.5mm、内径1.3mm)、(外径1.2mm、内径1mm)などが挙げられる。長さは100mm程度である。これらの中から、利用可能なものを選択し必要な長さに切断して利用すればよい。また、ガイドパイプ部の外径、内径を、これらのスプルーピンチューブに合わせて設計してもよい。
支持体部は、上記したように、周囲の歯または歯肉へと指先で押さえ付けることができる程度に、または、指先でつまんで保持することができる程度に、ガイドパイプ部から側方へ張り出していればよい。実際のオネジ片の除去作業では、図7に示すように、エアータービン式ドリル装置のヘッド部がガイドパイプ部の入口に近づいて、その直下が指で押さえ難くなるので、ガイドパイプ部から側方へ少なくとも5mm、特に8mm以上張り出していることが好ましい。この張り出し寸法の上限は、特に限定はないが、25mm以下、特に15mm以下が好ましい寸法である。
支持体部は、ガイドパイプ部の基端部の胴体外周面に設けられる。その場合、ガイドパイプ部の全長のうち1mm〜2mm程度の部分が、支持体部とガイドパイプ部との係合のために用いられる。
支持体部は、使い勝手や口中における周囲の凹凸状況を考慮して、ガイドパイプ部の胴体外周面から任意の側方に、任意の形状にて張り出したデザインとしてよい。
図2の態様では、支持体部2は、ガイドパイプ部1の基端部の胴体外周面の全周を覆って結合しているが、特に、周方向に互いに180度離れた2つの位置からそれぞれ反対側の側方へと張り出しており、当該補助器具の全体的な形状がT字形となっている。このような態様は、切削の際に、2〜3本の指で押さえることができ、容易に安定させることができるので好ましい。
また、図5は、支持体部の広がり方についての他の好ましいデザイン例を示している。図5(a)の態様では、支持体部2はガイドパイプ部1の基端部から片側だけに大きく張り出している。図5(b)の態様では、支持体部2は、ガイドパイプ部1の胴体外周面の全周から張り出して円板状になっている。図5(c)の態様では、支持体部2は、ガイドパイプ部1の胴体外周面をとりまく中央部分と、3方向にリムのように張り出した部分と、外周のリング部分とからなり、自動車の運転支持体部のようになっている。図5(d)の態様では、支持体部2は、ガイドパイプ部1の胴体外周面をとりまく中央部分と、一方の側方に偏存するリング部分とからなる。図5(e)の態様では、支持体部は、ガイドパイプ部1の胴体外周面をとりまく中央部分と、側方に偏存するリング部分2A、2Bとからなる。図5(f)の態様では、支持体部2は、細長い棒状または板状の金属製であって、ガイドパイプ部1の基端部の胴体外周面において、周方向に互いに180度離れた2つの位置からそれぞれ反対側の側方へと張り出している。ガイドパイプ部1の基端部の端面と支持体部2の上面とは、同一平面であってもよいし、両者の間に段差があってもよい。図5(g)の態様では、図5(f)の態様に加えて、金属製の支持体部2のそれぞれの先端がさらに2方向に分かれて広がっており、指でより押さえ易い形態となっている。図5(h)の態様では、図5(f)の態様に加えて、金属製の支持体部2Cのそれぞれの先端に樹脂製の円板または楕円板2Dが設けられており、指でより押さえ易い形態となっている。
図5に例示した支持体部の広がりのバリエーションは、典型的なモデルの例であって、各態様の細部を、指で押さえ易いように、また、加工し易いように、修正を加えてよく、また、次に述べる図2の態様のように、膨らんだ部分を適宜設けてもよい。
図2(b)に示す例では、支持体部2は、図の上方へ膨らんだ部分21が付与されている。この膨らんだ部分21は、支持体部の各部のうち、ガイドパイプ部の先端部の側にある面(図に示した支持体部の下側の面)2aを下面と呼び、その反対側の面(図に示した支持体部の上側の面)を上面と呼ぶこととして、該下面2aに凹部20が設けられ、それに起因して、上面の部分21が凸状に膨らんだものであり、全体としては、波打った板のようになっている。
この支持体部の下面2aの凹部20は、対象のインプラントの周囲の歯肉または隣接する歯が入り込むことが可能な大きさとして形成されている。
凹部の開口部の直径は、4mm〜7mm程度が好ましく、凹部の深さは1mm〜3mm程度が好ましい。
上記のような支持体部の膨らみ(下面の凹部)によって、次のような好ましい効果が得られる。
(a)インプラントの周囲の盛り上がった歯肉が凹部に入り、該歯肉を押さえ付けることがない。
(b)支持体部の膨らみがリブとなって該支持体部を補強するので、平坦な板状の支持体部に比べて支持体部の折れ曲がりが抑制される。
(c)支持体部の上面が盛り上がっているので、エアータービン式ドリル装置等の歯科用ドリル装置でオネジ片を削り進んだ時に、該盛り上がりがドリル装置のヘッドの進行のストッパーとなる。
支持体部の材料は、特に限定はされず、ステンレス鋼、チタンなどの金属材料や、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリカーボネートなどのプラスチック材料であってよく、手指圧で変形や破折をしない程度の剛性を有するように形成し得るものであればよい。
プラスチック材料は、口中の凹凸に合わせた不定形のものを比較的簡単に製作でき、適度な柔軟性や弾性と機械的強度とをもっているので好ましい材料である。尚、レジン、パターンレジンなどと呼ばれる歯科用のプラスチック(メタクリレート系ポリマーなど)は、適度な強度をもち、口中で使用するために開発されたものである点から、好ましい材料として挙げることができる。
金属製のガイドパイプ部の外周面にプラスチック製の支持体部を堅固に固定するために、ガイドパイプ部の外周面をサンドブラスト処理やヤスリなどで粗面にして、金属面に対するプラスチックの密着性を向上させてもよい。また、アロイプライマー(クラレメディカル社製)などといった、歯科用の接着剤や表面処理剤を用いてもよい。
図6は、ガイドパイプ部とプラスチック製の支持体部との接合部分の種々の構造例を示した図である。図6(a)の態様では、ガイドパイプ部と支持体部との接触面積を増大させるために、支持体部の下面の根元部分だけがガイドパイプ部に沿って延びている。図6(b)の態様は、図6(a)の態様と同様であるが、ガイドパイプ部の外径が小さくなっているために、支持体部の延びた部分がガイドパイプ部の外径と等しくなっている。図6(c)の態様は、図6(a)の態様と同様であるが、支持体部の下面の根元部分だけがガイドパイプ部に沿って長く延び、ガイドパイプ部の外周面を覆い、かつ、ガイドパイプ部の先端部の外径を2段階にしている。
本実施例では、図7に示した実施例品を実際に製作し、その効果を確認した。
対象とするインプラントは、ノーベルバイオケア社製、ブローネマルクシステム(登録商標)である。歯科模型にインプラント体を埋入し、その第一メネジ(内径1.6mm)内に、アバットメント先端のオネジ片(第1スレッド付近で分断したもの)を器具でねじ込み、破断した状態を再現した。
〔ガイドパイプ部〕
対象とするメネジの内径に対して、径の異なる2つのステンレス鋼製のスプルーピンチューブ(大榮歯科産業製)を部分的に重ね合わせて接合し、図4(b)に示すように、先端部で外径および内径が2段階に変化するものを作成した。準備した2つのスプルーピンチューブは次のとおりである。
太い管:外径1.8mm、内径1.6mm、長さ4mm
細い管:外径1.5mm、内径1.3mm、長さ3.5mm
上記の太い管中に細い管を挿入し、1.5mmだけ重なり合うようにして、両者をシアノン(高圧ガス工業)で接着した。
これによって、全長6mm(太い部分の外側の長さ4mm、細い部分の外側の長さ2mm)のガイドパイプ部を得た。
〔支持体部〕
上記で得たガイドパイプ部の基端部(太い側の端部)に、アロイプライマー(クラレメディカル社製)とパターンレジン(GC社製)を用いて、図7に示す支持体部2を成形付与し、本発明の補助器具を得た。
ガイドパイプ部の外周表面からの支持体部の最大の張り出し長さは8mmであり、凹部のさしわたしは約6mm、凹部の深さは2mmである。
また、支持体部の付与によって、ガイドパイプ部の全長6mmのうち、第一メネジに挿入し得る長さは4mmとなった。
〔オネジ片の取り出し実施例〕
本発明の補助器具をインプラント体のメネジ内に挿入し、エアータービン式ドリル装置に装着したタングステンカーバイドバー(マニーカーバイドバー#330、モリタ社製)をガイドパイプ部内に挿入し、オネジ片の中央に穴を開けた。
その後、リトリーバル・インスツルメント(ノーベルバイオケア社製)を使用して、オネジ片を外部に取り出し、さらにメネジ内部のネジ山を清掃した。
〔評価〕
本発明の補助器具と歯科用ドリルを使用することによって、メネジ内に残留したオネジ片の除去に必要な時間が短縮され、アバットメントや上部構造の取替えが容易になった。
また、本発明の補助器具を用いれば、歯科の治療に用いられる通常のバーが利用可能であり、特別に長い専用工具を必要としない。
本発明によって、インプラントのメネジ内に残留したオネジ片を、メネジの損傷を抑制しながら、効率良く除去することが可能となった。
インプラントにおいてメネジの内部で破断したオネジは、外部からのツールによる逆回転や超音波振動を与えることによっても除去できる場合がある。よって、本発明は、オネジ片の除去法に新たな選択肢を与えるものとなる。
1 ガイドパイプ部
2 支持体部

Claims (8)

  1. 歯科インプラントにおいて、インプラント体のメネジである第一メネジ内、または、アバットメントのメネジである第二メネジの内部に残留したオネジ片を除去するための補助器具であって、
    当該補助器具は、ガイドパイプ部と支持体部とを有し、
    ガイドパイプ部は、第一メネジまたは第二メネジに挿入し得る外径と、歯科用ドリル装置の切削工具であるバーを挿入し得る内径とを有し、
    支持体部は、ガイドパイプ部の一方の端部である基端部に、その胴体外周面から側方へ張り出すように設けられ、周囲の歯または歯肉へと指先で押さえ付けることができる大きさ、または、指先で保持することができる大きさを有するものであって、
    前記構成によって、ガイドパイプ部を第一メネジまたは第二メネジに挿入し、前記バーを該ガイドパイプ部内に挿入して前記オネジ片を切削し得る構成となっている、前記補助器具。
  2. ガイドパイプ部の外径が2段階に変化しており、その一方の端部である基端部の外径の方が大きく、他方の端部である先端部の外径の方が小さくなっている、請求項1記載の補助器具。
  3. 外径および内径が互いに異なる2つのパイプが嵌め合わされ接合されることによって、外径が2段階に変化したガイドパイプ部が形成されている、請求項2記載の補助器具。
  4. ガイドパイプ部の内径が2段階に変化しており、その一方の端部である基端部の内径の方が大きく、他方の端部である先端部の内径の方が小さくなっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の補助器具。
  5. 外径および内径が互いに異なる2つのパイプが嵌め合わされ接合されることによって、内径が2段階に変化したガイドパイプ部が形成されている、請求項4記載の補助器具。
  6. ガイドパイプ部が金属製であって、支持体部がプラスチック製である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の補助器具。
  7. 支持体部が、ガイドパイプ部の基端部の胴体外周面のうち、周方向に互いに180度離れた2つの位置からそれぞれ側方へ張り出している、請求項1〜6のいずれか1項に記載の補助器具。
  8. 支持体部の各部のうち、ガイドパイプ部の先端部の側にある面を下面と呼び、その反対側の面を上面と呼ぶこととして、
    該支持体部の下面には、当該補助器具を適用すべき対象のインプラントの周囲の歯肉または隣接する歯が入り込むことが可能な凹部が設けられており、該支持体部の上面は、該凹部に起因して凸状に膨らんでいる、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の補助器具。
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