JP2012029260A - 携帯端末 - Google Patents

携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP2012029260A
JP2012029260A JP2010168927A JP2010168927A JP2012029260A JP 2012029260 A JP2012029260 A JP 2012029260A JP 2010168927 A JP2010168927 A JP 2010168927A JP 2010168927 A JP2010168927 A JP 2010168927A JP 2012029260 A JP2012029260 A JP 2012029260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
unit
display
lcd
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010168927A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Naka
寧 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2010168927A priority Critical patent/JP2012029260A/ja
Publication of JP2012029260A publication Critical patent/JP2012029260A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】操作性に優れた携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、文字メッセージを記憶する文字コード記憶領域220と、携帯電話機本体101から操作者までの距離を推定する距離検出部201と、距離に基づいてLCD102の文字サイズを決定する文字サイズ決定部202と、文字メッセージの先頭文字から、決定された文字サイズでLCD102上に表示可能な文字数だけ文字画像変換範囲Aとして選出する文字選出部203と、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲AをLCD102に表示させる表示制御部207と、文字画像変換範囲Aを参照して句読点コードを検出する検出部204と、文字画像変換範囲Aの中に、句読点コードがあるか否かを判定する判定部222とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯端末に関し、特に携帯端末と操作者の距離に応じてメール等の文字メッセージの大きさを変更して表示する技術に関する。
従来、ディスプレイの前方にある操作者の顔を認識し、操作者の顔とディスプレイとの間の距離や人の顔の向きや特徴等の変化を検出してディスプレイに映る文字のサイズを変化させたり画像を切り替えたりする等の表示処理技術が知られている(特許文献1乃至4参照)。
このうち特許文献4は、ディスプレイの前方にある操作者の目や顔の位置等の顔の特徴の変化を検出し、検出した特徴の変化に基づいてディスプレイの拡大表示、縮小表示等を行うカメラ付き携帯電話機を示している。この携帯電話機は、ディスプレイ上の表示領域の拡大や縮小を行う際に、操作者によるキー等の操作が不要となっており操作性がよい。
特開2006−23953号公報 特開2004−348429号公報 特開平10−260666号公報 特開2009−31368号公報
しかしながら、特許文献4に記載の携帯電話機では、例えば、表示領域の拡大がなされた結果、文字メッセージの途中から表示領域に表示されなくなると、操作者が判読できなくなる。そうすると、操作者は、表示領域をスクロールさせるためにキー入力装置の操作等を行う必要があった。
本発明の目的は、上記事由に鑑みてなされたものであり、ディスプレイ上の表示領域をスクロールさせるための操作を不要として操作性に優れた携帯端末を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、ディスプレイを有する携帯端末であって、文字列を記憶する記憶部と、携帯端末の本体から操作者までの距離を推定する距離推定部と、距離に基づいてディスプレイに表示される文字列の文字サイズを決定する文字サイズ決定部と、文字列から、決定された文字サイズでディスプレイ上に表示可能な文字数の表示範囲を選出する文字選出部と、文字選出部により選出された表示範囲の文字列をディスプレイの表示領域に表示させる表示制御部と、表示範囲の中に、意味上の区切りがあるか否かを判定する判定部とを備え、判定部による判定結果が肯定的な場合には、文字選出部が表示範囲を変更せず、且つ、表示制御部が、表示範囲の文字列をディスプレイ上の表示領域に継続して表示させ、判定部による判定結果が否定的な場合には、文字選出部が表示範囲の中に意味上の区切りとなる箇所が含まれるようになるまで表示範囲を変更するとともに、表示範囲が変更されるごとに、表示制御部が、表示範囲の文字列をディスプレイ上の表示領域に表示させる。
本構成によれば、操作性に優れた携帯端末を提供できる。
実施の形態1に係る携帯電話機のブロック図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の概略斜視図である。 実施の形態1に係る携帯電話機のブロック図である。 実施の形態1に係る携帯電話機で用いられるテーブルTの概念図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る携帯電話機の決定処理方法選択における動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る携帯電話機のブロック図である。 実施の形態2に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態3に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態3に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る携帯電話機のブロック図である。 実施の形態4に係る携帯電話機の動作説明図である。 実施の形態4に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る携帯電話機の構文解析処理における動作を示すフローチャートである。 変形例に係る携帯電話機の動作説明図である。 変形例に係る携帯電話機の動作説明図である。
以下、本発明の各実施の形態について説明する。<実施の形態1>
<1>構成
<1−1>全体構成
本実施の形態に係る携帯電話機1は、図1に示すように、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)102およびLCD102に文字メッセージ等を表示させるLCDドライバ111からなる表示装置301と、カメラ103と、カメラ103を駆動させるカメラドライバ108と、操作者が携帯電話機1に電話番号の入力等を行うためのキー入力装置104と、操作者が通話時に入力する音声を集音するマイクロフォン105と、通話の相手方からの音声を出力するスピーカ106と、アンテナ2を介して無線信号を送受信する無線通信部200と、携帯電話機1における後述の各機能を実現する制御部109とを備える。この携帯電話機1は、図2に示すように、第1の筐体101aおよび第2の筐体101bを互いにヒンジ部101cを介して接続した構成をしている。
ここで、LCD102は、第1の筐体101aの主面側に表示領域102aが露出する形で設けられている。
カメラ103は、第2の筐体101bにおけるLCD102の外側に配設され、第2の筐体101bの前方に位置する物体(図2の例では、操作者の顔P)を撮影する。
キー入力装置104は、第1の筐体101aに収納され、複数のキートップ104aが第1の筐体101aの主面側に露出している。
マイクロフォン105は、第1の筐体101aの主面側に配設され、スピーカ106は、第2の筐体101bの主面側に配設されている。
なお、アンテナ2は、第1の筐体101aに収納されており、携帯電話機1の外部からは視認できない。
また、キー入力装置104は、数字キーのみならず英文字等の文字キーを備えており、操作者は、キー入力装置104を使って、電子メール(送信メール)やメモ帳を作成するために文字入力を行える。
<1−2>制御部
制御部109は、プロセッサ109aと、RAM(Random Access Memory)109bと、ROM(Read Only Memory)110とを備える。そして、プロセッサ109aが、ROM110から主記憶装置109bに読み込まれたプログラムを適宜実行することにより、メール等の文字メッセージを携帯電話機から操作者までの距離に応じて拡大縮小して表示する機能を果たす。
RAM109bには、文字コード記憶領域(記憶部)220と、画像データ記憶領域(画像データ記憶部)224と、撮影画像データ記憶領域211とが設定されている。 文字コード記憶領域220は、文字コード変換部208から入力される文字コード群を記憶する。
ROM110は、制御部109の各種機能を実現するためのプログラムを記憶している。即ち、ROM110は、図3に示すように、文字コード変換部208と、距離検出部201と、文字サイズ決定部202と、文字選出部203と、検出部204と、表示制御部207と、入力検知部210と、計時部213と、表示制御部207とを実現するためのプログラムが記憶されている。
また、ROM110には、図4に示すように、LCD102に表示できる複数の文字のサイズと、各文字サイズで表示した場合にLCD102に一度に表示できる文字(表示範囲)の文字数とから構成されるテーブルTが記憶されている。
また、ROM110には、LCD102に表示される文字の文字フォントデータが格納されている。
次に、制御部109の機能について詳細に説明する。制御部109の制御を機能別にブロック化して示した図を図3に示す。制御部109は、文字コード変換部208と、距離検出部201と、文字サイズ決定部202と、文字選出部203と、判定部222と、検出部204と、表示制御部207と、入力検知部210と、計時部213とを含む各機能部を有する。以下、これらの各機能部について詳細に説明する。<1−2−1>文字コード変換部
文字コード変換部208は、無線通信部200から文字メッセージを受け取ると文字コード群に変換して、文字コード記憶領域220に記憶する。つまり、文字コード変換部208は、メッセージ受取部として機能することになる。なお、文字コード変換部208は、例えば、文字メッセージ信号をUnicode等の文字コードの集合からなる文字コード群に変換して、文字コード記憶領域220に記憶する。
また、文字コード変換部208は、後述の入力検知部210により文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群に基づいて送信信号を生成して無線通信部200に入力する。
<1−2−2>入力検知部
入力検知部210は、キー入力装置104から入力される信号に基づいて、文字サイズ決定部202に対する文字サイズ決定処理の開始指示、カメラドライバ108に対するカメラ起動トリガ信号の出力、表示制御部207にカメラ103で撮影した画像をLCD102に表示させるための画像表示通知を行う。
また、入力検知部210は、LCD102に文字メッセージの表示を開始させる場合に表示開始フラグF11を“1”に設定し、LCDに表示された文字メッセージの表示を終了させる場合に表示開始フラグF11を“0”に設定し、LCD102に文字メッセージの先頭から表示させる場合に文字選出部203が保持する先頭表示フラグF12を“1”に設定する。
更に、入力検知部210は、キー入力装置104から文字入力がなされると、入力された文字を文字コードに変換して文字コード記憶領域220に記憶する。例えば、図5に示すように、LCD102の表示領域102aに送信メール作成画面が表示されているとする。そして、操作者がキー入力装置104から”今日は○○で会いましょう。”と入力すると、入力検知部210が、文字列”今日は○○で会いましょう。”に対応する文字コード群を生成して文字コード記憶領域220に記憶させる。
<1−2−3>距離検出部
距離検出部201は、画像取得部201aと顔検出部201bとから構成され、カメラ103で撮影した画像データを用いて、LCD102とLCD102に対向する操作者の顔Pとの間の凡その距離Dを推定する(図6参照)。そして、距離検出部201は、検出した距離Dを示す距離情報を文字サイズ決定部202に対して定期的に(例えば1秒ごと)出力する。
画像取得部201aは、カメラ103で撮影された操作者の顔Pの画像の画像データを取得して画像データ記憶部211に記憶する。この画像取得部201aは、一度カメラ103が駆動すると、定期的に(例えば、10秒おきに)画像を取得して、画像データ記憶部211に記憶する。
顔検出部201bは、画像データ記憶部211に記憶された画像データからLCD103に対応する操作者の顔の領域を検出する。そして、顔検出部201bは、操作者の顔を囲む矩形状の領域を算出した後に、当該矩形状の領域における縦方向の長さを算出する。なお、顔検出部201bは、人間の肌の色の色相成分や輪郭等の特徴を元にして顔に対応する領域を抽出する。
例えば、図6に示すように、画像取得部201aが、操作者の顔Pをカメラ103で撮影した画像データImを取得したとする。この場合、顔検出部201bは、画像データImの中から操作者の顔Pに対応する領域FAを検出する。その後、顔検出部201bは、領域FAを囲む矩形状の領域Rを算出した後に領域Rの縦方向の長さLyを算出する。
顔検出部205aが算出した長さLyは、文字サイズ決定部202が決定処理フラグFを更新するか否かを決定する際の指標となる。
<1−2−4>文字サイズ決定部
文字サイズ決定部202は、距離検出部201から入力される距離情報に基づいて、LCD103に表示する文字のサイズを決定するために、顔検出部201bから出力される矩形状の領域(図6に示す例では、領域R)の縦方向の長さ(図6に示す例では、Ly)の長さを距離情報として取得する。
そして、文字サイズ決定部202は、自らが保持する複数の文字サイズ候補(例えば、6pt、8pt、10pt、12pt)の中から、長さLyに基づいて1つの文字サイズ候補を選択する。
ここで、文字サイズ決定部202は、顔PとLCD102との間の距離が大きくなると比較的大きい文字サイズ(例えば、12pt)を選択し、一方、顔PとLCD102との間の距離が小さくなると比較的小さい文字サイズ(例えば、6pt)を選択する。これは、顔PとLCD102との間の距離が大きくなると、操作者にとってはLCD102に表示される文字が視認しにくくなるためLCD102に表示される文字サイズは大きいほうがよい点と、顔PとLCD102との間の距離が小さくなると、操作者にとっては文字サイズが多少小さくても視認ができるようになるため、LCD102になるべく多くの情報が表示されるほうがよいと考えられる点を踏まえたことによる。
また、文字サイズ決定部202は、ROM110に記憶されたテーブルTから選択した文字サイズでLCD102に一度に表示できる文字数を取得して、文字選出部203に通知するとともに、計時部213に対して文字サイズ決定処理が終了した旨を通知し、更に、自らが保持する文字サイズ変更履歴フラグF13を“1”に設定する。この文字サイズ変更履歴フラグF13は、表示制御部207が、LCD102に表示を終了させるときに、内容をクリアする。
<1−2−5>文字選出部
文字選出部203は、文字サイズ決定部202から通知される文字数に基づいて、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の一部を文字画像変換範囲(表示範囲)Aをとして選出するとともに、自らが保持する文字画像変換範囲選出フラグF14を“1”に設定する。
文字コード記憶領域220が、例えば、図7に示すように、文字メッセージ“今日は○○で会いましょう。お世話になっております。”に対応する文字コード群が記憶されているとする。このうち、LCD102に一度に表示できる文字数nが21文字とする。そうすると、文字選出部203は、文字数n(21文字)の文字メッセージ“今日は○○で会いましょう。お世話になってお”に対応する文字コード群を選出する。ここで、文字画像変換範囲Aをn文字分としたのは、画像データ記憶領域224として必要な容量を小さくすることにより、メモリでの消費電力の低減を図ることができるからである。
また、文字選出部203は、例えば、図8に示すように、判定部222から文字画像変換範囲A1から句読点コードが検出されない旨の通知を受けると、文字画像変換範囲A1よりも1文字分だけ後方の文字画像変換範囲A2を選出し、その後、判定部222から文字画像変換範囲A2から句読点コードが検出されない旨の通知を受けると、文字画像変換範囲A2よりも更に1文字分だけ後方の文字画像変換範囲A3を選出する。つまり、文字選出部203は、先に選出した文字画像変換範囲A(A1,A2,A3)で句読点コードが検出されない場合は、先に選出した文字画像変換範囲A(A1,A2,A3)よりも1文字分だけ公報の文字画像変換範囲Aを新たに選出する。これにより、LCD102の表示領域102aは、文字メッセージが1文字ずつ変化していく(図9上段参照)。
また、文字選出部203は、先頭表示フラグF12を保持しており、先頭表示フラグF12が“1”に設定されると、文字コード記憶領域220に記憶されている文字コード群の中から先頭文字を含む文字画像変換範囲Aを選出する。
<1−2−6>検出部
検出部204は、文字画像変換範囲選出フラグF14が“1”に設定されていない場合は、文字コード記憶領域220に記憶された文字メッセージの先頭から句読点に対応する文字コード(以下、句読点コードと称す。)を検索し、初めに出現する句読点コードに対応する句読点までの文字数(N1)を算出する。例えば、図7に示すように、文字コード記憶領域220に、文字メッセージ“今日は○○で会いましょう。お世話になっております。”が記憶されているとすると、検出部204が、文字数N1として“13”を算出することになる。
また、検出部204は、文字画像変換範囲選出フラグF14が“1”に設定されている場合は、文字画像変換範囲Aにおける最後尾の1文字に対応する文字コードを除く範囲で句読点コードを検索する。例えば、図7に示すように、文字画像変換範囲Aが、文字メッセージ“今日は○○で会いましょう。お世話になっており”に対応する文字コード群から構成され、検出部204が、文字画像変換範囲Aの中で、句読点“。”または“、”に対応する文字コードを検索するとする。この場合、検出部204は、句読点“。”に対応する文字コードを検出する。
一方、図8に示すように、文字画像変換範囲Aが、文字メッセージ“今日は○○で会いまし”に対応する文字コード群から構成される場合、検出部204は、句読点コードを検出しないことになる。
<1−2−7>判定部
判定部222は、検出部204が句読点コードを検出したか否かを判定する。例えば、図8に示すような場合は、句読点コードが検出されなかった旨(否定的な判定)を文字選出部203に通知し、図7に示すような場合は、句読点コードが検出された旨(肯定的な判定)を文字選出部203に通知する。
<1−2−8>表示制御部
表示制御部207は、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群と、ROM110に記憶されている文字フォントデータと、文字サイズ決定部202から通知される文字サイズ情報とを取得して、文字選出部203により選出された文字コード群に対応する文字メッセージを表す画像データを生成して、画像データ記憶領域224に記憶する。続いて、表示制御部207は、LCDドライバ111に対してLCD102に画像データ記憶領域224に記憶された文字メッセージを表す画像データに対応する画像を表示するように指示する。なお、表示制御部207は、LCDドライバ111に対してLCD102に撮影画像データ記憶領域211に記憶された撮影画像データに対応する撮影画像を表示するように指示することもできる。ここで、表示制御部207のLCDドライバ111に対する指示とは、LCDドライバ111に対して所定の指示信号を入力することをいう。
また、表示制御部207は、入力検知部210からの入力信号に基づいて、表示領域102aに送信メール作成画面(図示せず)やメモ帳入力画面(図示せず)等を表示する。なお、各種表示画面を表示領域102aに表示するためのプログラムは、予めROM224に記憶されている。
<1−2−9>計時部
計時部213は、例えば、ソフトウェアタイマ等により構成され、文字サイズ決定部202による文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間を計時する。また、計時部213は、計時する経過時間に対して所定の閾値(例えば、1秒)を保持しており、計時する経過時間が所定の閾値を超えているか否かを確認し、経過時間が所定の閾値を超えたとき(タイムアウト)に表示制御部207にタイムアウトを通知する。ここで、表示制御部207は、計時部213からのタイムアウトの通知を待ってLCD102上の表示領域102aのスクロールを開始することから、計時部213は、表示制御部207によるLCD102上の表示領域102aのスクロール開始のタイミングを決めていることになる。また、計時部213は、表示制御部207に対して一定の周期でスクロールトリガ信号を入力しており、表示制御部207は、このスクロールトリガ信号が入力されるごとにLCD102上の表示領域102aを一定の画素ずつ移動させる。つまり、計時部213は、スクロールの移動速度を制御している。
<1−2−10>その他
なお、制御部109は、図3には図示しないが、着信等の通信制御を行う通信制御部(図示せず)、インターネットを介してWebサイトにアクセスして当該Webサイトの閲覧するWebサイト閲覧機能部(図示せず)や当該Webサイトからプログラムをダウンロードするダウンロード機能部(図示せず)を含んでいる。
また、制御部109は、ダウンロード機能部がダウンロードしたプログラムを記憶しておくためのEEPROM等からなる不揮発性メモリ(図示せず)を備えており、端末の各種アプリケーションの機能を有しており、当該不揮発性メモリからRAM109bに読み込まれたプログラムをプロセッサ109aが実行することにより、機能の追加が可能となっている。
<2>動作
以下、本実施の形態に係る携帯電話機1の動作について説明する。
<2−1>全体動作
本実施の形態に係る携帯電話機1の動作のフローチャートを図10に示す。
まず、文字コード変換部208が、無線通信部200から文字メッセージの入力があったか否かを判断する(ステップS101)。
ステップS101において、文字コード変換部208が、無線通信部200から文字メッセージの入力がないと判断すると(ステップS101:No)、ステップS101の前段階に移行する。一方、ステップS101において、文字コード変換部208は、無線通信部200から文字メッセージの入力があったと判断すると(ステップS101:Yes)、無線通信部200から入力される文字メッセージを文字コード群に変換して、文字コード記憶領域220に記憶する。
その後、文字サイズ決定部202が、文字サイズ決定処理の方法を選択する処理(決定処理選択)を行う(ステップS102)。詳細は、<2−2>で説明する。
次に、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFの内容を確認する(ステップS103)。
ステップS103において、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFが“1”に設定されていると判断すると(ステップS103:Yes)、距離検出部201の一部を構成する顔検出部201bから入力される矩形状の領域(図6に示す例では、領域R)の縦方向の長さ(図6に示す例では、Ly)の長さLyに関する情報を取得し、複数の文字サイズの候補(例えば、6pt,8pt,10pt,12pt)の中から最も適切な文字サイズを決定する(ステップS104)。
一方、ステップS103において、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFが“1”に設定されていないと判断すると(ステップS103:No)、文字サイズ決定部202は、決定処理フラグFが“2”に設定されているか否かを確認する(ステップS119)。
ステップS120において、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFが“2”に設定されていると判断すると(ステップS119:Yes)、文字サイズ決定部202は、入力検知部210から入力される操作者が入力した文字サイズに関する情報に基づいて文字サイズを選択する(ステップS120)。一方、ステップS119において、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFが“2”に設定されていないと判断すると(ステップS119:No)、そのままステップS105に移行する
続いて、検出部204が、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群全体について句読点コードを検出する(ステップS105)。このとき、検出部204は、文字コード記憶領域220に記憶された文字メッセージの先頭から最初に出現する句読点コードに対応する句読点までの文字数(N1)を算出する(ステップS106)。
ここで、文字サイズ決定部202は、ROM110に記憶されているテーブルTを参照して決定した文字サイズから文字画像変換範囲Aに含まれる文字の文字数N2を取得する(ステップS107)。
次に、文字選出部203は、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の中から文字画像変換範囲Aを選出する(ステップS108)。
その後、文字サイズ決定部110が、文字数N1と文字数N2とを比較する(ステップS110)。
ステップS110において、文字サイズ決定部110が、文字数N1が文字数N2よりも大きいと判断すると(ステップS110:Yes)、表示制御部207が、文字選出部203が選出した文字画像変換範囲Aに含まれる文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS122)、画像データ記憶領域224に記憶する。そして、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域224から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS123)。
一方、ステップS110において、文字サイズ決定部110が、文字数N1が文字数N2よりも小さいと判断すると(ステップS110:No)、計時部213が、文字サイズ決定部202による文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間が所定の閾値を越えているか否かを確認する(ステップS111)。
ステップS111において、計時部213が、文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間が所定の閾値を越えていないと判断すると(ステップS111:No)、ステップS112直前の段階に移行する。一方、ステップS111において、計時部213が、文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間が所定の閾値を超えていると判断すると(ステップS111:Yes)、表示制御部207が、文字選出部203が選出した文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS112)、画像データ記憶領域224に記憶する。そして、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域224から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS113)。
そして、文字選出部203は、文字コード記憶領域220に記憶されている文字コード群において、先に文字選出部203により選出された文字画像変換範囲(例えば、図9の文字画像変換範囲A1)を1文字分だけ後方の文字画像変換範囲(例えば、図9の文字画像変換範囲A2)を選出する(ステップS114)。
次に、検出部204が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aの中で句読点コードを検索し(ステップS115)、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されたか否かを判定する(ステップS116)。
ステップS116において、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されなかったと判定(否定的な判定)されると(ステップS116:No)、ステップS112に移行する。以降、ステップS112乃至ステップS116の処理を繰り返すことにより、LCD102上の表示領域102aがスクロールする。
一方、ステップS116において、検出部204が句読点コードを検出したと判定(肯定的な判定)されると(ステップS116:Yes)、表示制御部207が文字選出部203により選出された文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して、画像データ記憶領域224に記憶させる(ステップS121)。そして、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域224から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS122)。
次に、文字選出部203が、先頭表示フラグF12が“1”に設定されているか否かを判断する(ステップS117)。
ステップS117において、文字選出部203は、先頭表示フラグF12が“1”に設定されていると判断すると(ステップS117:Yes)、文字画像変換範囲選出フラグF14および先頭表示フラグF12をクリアするとともに、ステップS102に移行する。
一方、ステップS117において、文字選出部203が、先頭表示フラグF12が“1”に設定されていないと判断すると(ステップS117:Yes)、表示制御部207が、表示開始フラグF11が“0”に設定されているか否かを判断する(ステップS118)。
ステップS118において、表示制御部207は、表示開始フラグF11が“0”に設定されていると(ステップS118:Yes)、LCDドライバ111に対して、LCD102での文字メッセージの表示を終了するように指示する。
一方、ステップS118において、表示制御部207は、表示開始フラグF11が“1”に設定されていると判断すると(ステップS118:No)、文字画像変換範囲選出フラグF14をクリアするとともに、ステップS102に移行する。
<2−2>決定処理方法選択
本実施の形態に係る携帯電話機1の決定処理方法選択における動作のフローチャートを図11に示す。
まず、文字サイズ決定部202が、決定処理フラグFを“0”に設定する(ステップS201)。この決定処理フラグFは、文字サイズ決定部202が文字サイズ決定処理の内容を選択する際の指標となる。
次に、計時部213が、ユーザからの入力待ち時間を計測するために計時を開始する(ステップS202)。
続いて、文字サイズ決定部202が、キー入力装置104から文字サイズ変更信号が入力されたか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、文字サイズ決定部202が、キー入力装置104から文字サイズ変更信号が入力されたと判断すると(ステップS203:Yes)、文字サイズ決定部202は、決定処理フラグFを“2”に設定する(ステップS210)。
一方、ステップS203において、文字サイズ決定部202が、キー入力装置104から文字サイズ変更信号が入力されていないと判断すると(ステップS203:No)、計時部213が、予め設定された入力待ち時間(設定時間)を経過したか否かを判断する(ステップS204)。
ステップS204において、計時部213が、設定時間を経過していないと判断すると(ステップS204:No)、ステップS203の前段階に移行し、一方、設定時間を経過したと判断すると(ステップS204:Yes)、距離検出部201がLCD102とLCD102に対向する顔との間の距離を測定する(ステップS205)。
その後、文字サイズ決定部202は、前回測定された距離と、今回測定された距離とを比較して、顔検出部201bから入力された距離が前回文字サイズを決定した際の距離に比べて変化したか否かを判断する(ステップS206)。
ステップS206において、文字サイズ決定部202が、LCD102とLCD102に対向する顔との間の距離が変化したと判断すると(ステップS206:No)、決定処理フラグFを“1”に設定する(ステップS207)。
一方、ステップS206において、文字サイズ決定部202が、LCD102とLCD102に対向する顔との間の距離が変化していないと判断すると(ステップS206:No)、以前に文字サイズ決定処理を実行したか否かを判断する(ステップS208)。これは、文字サイズ決定部202が、自己が保持する文字サイズ変更履歴フラグF13が“1”に設定されているか否かを確認することにより行う。
ステップS208において、文字サイズ決定部202が、以前に文字サイズ決定処理を実行していないと判断すると(ステップS208:No)、決定処理フラグFを“1”に設定する(ステップS209)。
一方、ステップS208において、文字サイズ決定部202が、以前に文字サイズ決定処理を実行したと判断すると(ステップS208:Yes)、そのまま決定処理選択を終了する。
<実施の形態2>
<1>構成
<1−1>全体構成
本実施の形態に係る携帯電話機1は、実施の形態1に係る携帯電話機1と略同様の構成であり、制御部109が有する構成の一部のみが相違する。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る制御部109の機能について詳細に説明する。制御部109の制御を機能別にブロック化して示した図を図12に示す。制御部109は、文字コード変換部208と、距離検出部201と、文字サイズ決定部202と、文字選出部203と、判定部222と、検出部204と、表示制御部207と、入力検知部210、計時部213とを含んで構成される。なお、実施の形態1と同様の構成については、適宜説明を省略する。<1−2>文字サイズ決定部
文字サイズ決定部202は、距離検出部201から入力される距離情報に基づいて、LCD103に表示する文字のサイズを決定する。ここで、文字サイズ決定部220は、距離検出部201の一部を構成する顔検出部201bから出力される矩形状の領域(図6に示す例では、領域R)の縦方向の長さ(図6に示す例では、Ly)の長さを距離情報として取得する。そして、文字サイズ決定部202は、当該矩形状の領域Rの縦方向の長さLyを使って[数1]に示す関係式に基づいて文字サイズを決定する。
Figure 2012029260
ここで、Cは0以上の定数を示す。
文字サイズ決定部202は、[数1]に示すように、長さLyに比例する形で文字サイズを決定する。即ち、文字サイズ決定部202は、顔PとLCD102との間の距離が大きくなると文字サイズを拡大し、一方、顔PとLCD102との間の距離が小さくなると文字サイズを縮小する。
これは、実施の形態1と同様に、顔PとLCD102との間の距離が大きくなると、操作者にとってはLCD102に表示される文字が視認しにくくなるためLCD102に表示される文字サイズは大きいほうがよい点と、顔PとLCD102との間の距離が小さくなると、操作者にとっては文字サイズが多少小さくても視認ができるようになるため、LCD102になるべく多くの文字メッセージが表示されるほうがより多くの情報を把握する観点から有利となる点を踏まえたことによる。
<1−3>文字選出部
文字選出部203は、LCD102の表示領域102aのサイズに関する情報を保持しており、文字サイズ決定部202から通知される文字サイズに関する情報を用いて、LCD102に一度に表示できる文字数を算出し、算出した文字数に基づいて文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群から文字画像変換範囲Aを選出するとともに、自らが保持する文字画像変換範囲選出フラグF14を“1”に設定する。
ここで、文字選出部203は、予めLCD102の表示領域102aのサイズに関する情報として、例えば、LCD102の表示領域102aの大きさが縦C画素×横B画素に設定されている旨の情報を保持しており、文字サイズ決定部202から文字サイズに関する情報として、例えば、1文字がLCD102の表示領域102aの中で占有する領域の大きさが縦P画素×横Q画素である旨の情報が通知されるとすれば、CをPで除して得られる商とBをQで除して得られる商との積をLCD102に一度に表示できる文字数として算出する。なお、文字選出部203は、実施の形態1と同様に、LCD102に一度に文字数nの文字メッセージが表示できるとすると、文字数n+1の文字メッセージに対応する文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出する。
また、文字選出部203は、文字画像変換範囲選出フラグF14が“1”に設定されていれば、計時部213からのタイムアウトの通知を待ってから文字画像変換範囲Aの選出を行う。
<1−4>検出部
検出部204は、実施の形態1と同様に、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aにおける最後尾の1文字に対応する文字コードを除く範囲で句読点に対応する文字コード(以下、句読点コードと称す。)を検索する。
<1−5>計時部
計時部213は、実施の形態1と同様に、文字サイズ決定部202による文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間を計時する。また、計時部213は、計時する経過時間に対して所定の閾値(例えば、1秒)を保持しており、計時する経過時間が所定の閾値を超えているか否かを確認し、経過時間が所定の閾値を超えたとき(タイムアウト)に表示制御部207にタイムアウトを通知する。ここで、文字選出部203は、計時部213からのタイムアウトの通知を待って新たな文字画像変換範囲の選出を開始することから、計時部213は、新たな文字画像変換範囲Aの選出開始タイミングを制御することにより、LCD102上の表示領域102aのスクロール開始のタイミングを決めていることになる。
<2>動作
以下、本実施の形態に係る携帯電話機1の動作について説明する。
<2−1>全体動作
本実施の形態に係る携帯電話機1の動作のフローチャートを図13に示す。
ステップS301乃至ステップS304およびステップS312乃至S317での処理は、実施の形態1におけるステップS101乃至ステップS104およびステップS119、S120と同様なので説明を省略する。
ステップS304またはステップS315の後に、文字選出部203が、文字サイズ決定部202により決定された文字サイズに基づいて文字画像変換範囲Aを選出する(ステップS305)。
その後、検出部204が、文字画像変換範囲Aの中で句読点コードを検索する句読点検出処理を行い(ステップS306)、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されたか否かを判定する(ステップS307)。
ステップS307において、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されたと判定(肯定的な判定)すると(ステップS307:Yes)、表示制御部207が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS316)、画像データ記憶領域220に記憶する。
その後、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域220から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS317)。
一方、ステップS307において、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されなかったと判定(否定的な判定)すると(ステップS307:No)、計時部213が、文字サイズ決定部202により文字サイズを決定してからの経過時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(ステップS308)。
ステップS308において、計時部213が、経過時間が閾値を超えていないと判断すると(ステップS308:No)ステップS308の前段階に移行し、経過時間が閾値を超えていると判断すると(ステップS308:Yes)、文字選出部203が、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の中から新たに文字画像変換範囲Aを選出する(ステップS309)。
その後、表示制御部207が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS310)、画像データ記憶領域220に記憶する。
続いて、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域220から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS311)。
次に、検出部204が、文字画像変換範囲Aの中で句読点コードを検索する句読点検出処理を行う(ステップS306)。以降、ステップS306乃至ステップS311の処理を繰り返すことにより、LCD102上の表示領域102aがスクロールする。
ステップS312以降の処理は、実施の形態1におけるステップS117移行の処理と同様なので説明を省略する。
<実施の形態3>
<1>構成
本実施の形態に係る携帯電話機1は、実施の形態1に係る携帯電話機1と略同様の構成であり、制御部109が有する構成の一部のみが相違する。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る制御部109の機能について詳細に説明する。制御部109の制御を機能別にブロック化して示した図は、実施の形態1と同じであり、図3となる。制御部109は、文字コード変換部208と、距離検出部201と、文字サイズ決定部202と、文字選出部203と、判定部222と、検出部204と、表示制御部207と、入力検知部210とを含んで構成される。なお、制御部109について、実施の形態1と同様の構成については適宜説明を省略する。
<1−1>文字選出部 文字選出部203は、LCD102の表示領域102aのサイズに関する情報を保持しており、文字サイズ決定部202から通知される文字サイズに関する情報を用いて、LCD102に一度に表示できる文字数の算出と、LCD102に表示される文字メッセージの1行あたりの文字数の算出とを行う。そして、文字選出部203は、LCD102に一度に表示できる文字数、あるいはLCD102に表示される文字メッセージの1行あたりの文字数に基づいて、文字画像変換範囲Aを選出する。
ここで、文字選出部203は、予めLCD102上の表示領域102aのサイズに関する情報として、例えば、LCD102上の表示領域102aの大きさが縦C画素×横B画素に設定されている旨の情報を保持しており、文字サイズ決定部202から文字サイズに関する情報として、例えば、1文字がLCD102上の表示領域102aの中で占有する領域の大きさが縦P画素×横Q画素である旨の情報が通知されるとすれば、実施の形態1で説明した方法と同様の方法によりLCD102に一度に表示できる文字数を算出するとともに、BをQで除して得られる商に基づいて一行あたりの文字数として算出する。
文字コード記憶領域220が、例えば、図14に示すように、文字メッセージ“今日は○○で会いましょう。お世話になっております。”に対応する文字コード群を記憶しているとする。このうち、LCD102に一度に表示できる文字数n(表示範囲)が9文字であり、1行あたりの文字数が3文字とする。そうすると、文字選出部203は、文字数n(9文字)の文字メッセージ“今日は○○で会いま”に対応する文字コード群を選出する。
また、文字選出部203は、例えば、図15に示すように、判定部222から文字画像変換範囲A1から句読点コードが検出されない旨の通知を受けると、文字画像変換範囲A1よりも3文字分(1行当りの文字数分)だけ後方の文字画像変換範囲A2を選出する。そして、文字選出部203は、判定部222から文字画像変換範囲A2から句読点コードが検出されない旨の通知を受けると、文字画像変換範囲A2よりも3文字分だけ後方の文字画像変換範囲A3を選出することになる。つまり、文字選出部203は、先に選出した文字画像変換範囲A(A1,A2,A3)で句読点コードが検出されない場合は、先に選出した文字画像変換範囲A(A1,A2,A3)よりも1行あたりの文字数分だけ公報の文字画像変換範囲Aを新たに選出する。これにより、LCD102の表示領域102aは、文字メッセージが1文字ずつ変化する形でスクロールすることになる(図15上段参照)。
<1−2>表示制御部
表示制御部207は、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群と、ROM110に記憶されている文字フォントデータと、文字サイズ決定部202から通知される文字サイズ情報とを取得して、文字選出部203により選出された文字コード群に対応する文字メッセージを表す画像データを生成する。そして、表示制御部207は、生成した画像データを画像データ記憶領域224に記憶する。続いて、表示制御部207は、LCDドライバ111に対してLCD102に画像データ記憶領域224に記憶された文字メッセージを表す画像データに対応する画像を表示するように指示する。
<1−3>計時部
計時部213は、実施の形態1と同様に、表示制御部207に対して一定の周期でスクロールトリガ信号を入力しており、表示制御部207は、このスクロールトリガ信号が入力されるごとにLCD102上の表示領域102aを一定の画素ずつ移動させる。つまり、計時部213は、スクロールの移動速度を制御している。
<2>動作
本実施の形態に係る携帯電話機1の動作のフローチャートを図16に示す。
ステップS401乃至ステップS405およびステップS413乃至ステップS418における処理は、実施の形態2におけるステップS101乃至ステップS110における処理と同様なので説明を省略する。
ステップS405の処理が行われた後、検出部204が、文字画像変換範囲Aの中で句読点コードを検索する句読点検出処理を行い(ステップS406)、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されたか否かを判定する(ステップS407)。
ステップS407において、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されたと判定(肯定的な判定)すると(ステップS407:Yes)、ステップS417に移行する。
一方、ステップS407において、判定部222が、検出部204により句読点コードが検出されなかったと判定(否定的な判定)すると(ステップS407:No)、計時部213が、文字サイズ決定部202により文字サイズを決定してからの経過時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(ステップS408)。
ステップS408において、計時部213が、経過時間が閾値を超えていないと判断すると(ステップS408:No)ステップS408の前段階に移行し、経過時間が閾値を超えていると判断すると(ステップS408:Yes)、文字選出部203が、LCD102に表示される文字メッセージの1行あたりの文字数を算出し(ステップS409)、算出した文字数に基づいて、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の中から新たに文字画像変換範囲Aを選出する(ステップS410)。
その後、表示制御部207が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS411)、画像データ記憶領域220に記憶する。
続いて、表示制御部207が、LCDドライバ111に対して、画像データ記憶領域220から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示するように指示する(ステップS412)。その後、再び、ステップS406に移行する。以降、ステップS406乃至ステップS412の処理を繰り返すことにより、LCD102上の表示領域102aがスクロールする。
<実施の形態4>
<1>構成
本実施の形態に係る携帯電話機1は、実施の形態1に係る携帯電話機1と略同様の構成であり、制御部109が有する構成の一部のみが相違する。なお、実施の形態1と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態に係る制御部109の機能について詳細に説明する。制御部109の制御を機能別にブロック化して示した図を図17に示す。制御部109は、文字コード変換部208と、距離検出部201と、文字サイズ決定部202と、文字選出部203と、検出部204と、表示制御部207と、入力検知部210と、構文解析部212と、判定部222とを含んで構成される。つまり、実施の形態4の制御部109は、構文解析部212を有する点が実施の形態1と相違する。 文字選出部203は、文字画像変換範囲Aを選出するとともに、文字画像変換範囲Aに含まれる文字数N3を算出する。例えば、図18に示す例では、文字選出部203は、文字数N3として“10”を算出する。また、文字選出部203は、LCD102上の表示領域をスクロールさせるか否かを判断するための指標となるスクロールフラグFsを保持している。このスクロールフラグFsが“1”に設定されている場合には、文字選出部203が文字画像変換範囲Aを変更するごとに表示制御部207が文字画像変換範囲Aの文字を表示することにより、LCD102上の表示領域がスクロールする。一方、スクロールフラグFsが“0”に設定されている場合には、文字選出部203が文字画像変換範囲Aを変更せず、且つ、表示制御部207が、文字画像変換範囲Aの文字の表示を継続する。この場合は、LCD102上の表示領域はスクロールしない。
構文解析部212は、例えば、語彙機能文法を用いて、文字メッセージおける構文の境界位置を特定し、特定した構文の境界位置に基づいて複数の文節(小文字コード群)を特定する。そして、構文解析部212は、文字メッセージの先頭文字を含む1つの文節に含まれる文字数N3を算出する。例えば、図18に示す例では、文字メッセージの先頭文字を含む1つの文節が“今日は○○で会いましょう。”なので、構文解析部212は、文字数N3として“13”を算出する。
検出部204は、文字検出部203が選出した文字画像変換範囲Aの中に構文解析部212から通知される最初の1文節の最後尾の文字に対応する文字コードが含まれるか否かを検索する。
判定部222は、文字選出部203が選出した文字画像変換範囲Aに含まれる文字数N3と、構文解析部212から通知される先頭の小文字コード群に含まれる文字数N4とを比較し、文字数N3が文字数N4より大きい場合には、検出部204が最初の1文節の最後尾の文字に対応する文字コードを検出したか否かを判定し、検出部204により最初の1文節の最後尾の文字コードが検出された場合にはスクロールフラグFsを“1”に設定する。
<2>動作
以下、本実施の形態に係る携帯電話機1の動作について説明する。
<2−1>全体動作
本実施の形態に係る携帯電話機1の動作のフローチャートを図19に示す。
ステップS501乃至ステップS505およびステップS512乃至ステップS517における処理は、実施の形態2におけるステップS301乃至ステップS305およびステップS312乃至ステップS717における処理と同様なので説明を省略する。
ステップS505の処理が行われた後、構文解析部212が、構文解析を行い、構文解析の結果に基づいて、判定部222が、スクロールフラグFsの内容を設定する一連の処理(構文解析処理)が行われる(ステップS506)。詳細は、<2−2>で説明する。
次に、文字選出部203が、スクロールフラグFsが“1”に設定されているか否かを確認する(ステップS507)。
ステップS507において、文字選出部203が、スクロールフラグFsが“1”に設定されていないと判断すると(ステップS507:No)、ステップS416に移行する。
一方、ステップS507において、文字選出部203が、スクロールフラグFsが“1”に設定されていると判断すると(ステップS507:Yes)、計時部213が、文字サイズ決定部202により文字サイズを決定してからの経過時間が予め設定された閾値を超えているか否かを判断する(ステップS508)。
ステップS508において、計時部213が、経過時間が閾値を超えていないと判断すると(ステップS508:No)ステップS508の前段階に移行し、経過時間が閾値を超えていると判断すると(ステップS508:Yes)、文字選出部203が、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の中から新たに文字画像変換範囲Aを選出する(ステップS509)。
その後、表示制御部207が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群を用いて文字メッセージを表す画像データを生成して(ステップS510)、画像データ記憶領域220に記憶する。
続いて、LCDドライバ111が、画像データ記憶領域220から文字メッセージを表す画像データを取得してLCD102に文字メッセージを表示させる(ステップS511)。
その後、再び、ステップS506に移行する。以降、ステップS506乃至ステップS511の処理を繰り返すことにより、LCD102上の表示領域102aがスクロールする。
<2−2>構文解析処理
本実施の形態に係る携帯電話機1の構文解析処理における動作のフローチャートを図20に示す。
まず、構文解析部212が、スクロールフラグFsを“0”に設定する(ステップS601)。
次に、構文解析部212が、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群について構文解析を行う(ステップS602)。
そして、構文解析部212は、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群について構文解析を行った結果に基づいて、複数の文節を特定する(ステップS603)。
続いて、判定部222が、文字選出手段203から文字画像変換範囲Aに含まれる文字数N3を取得するとともに(ステップS604)、構文解析部212から先頭文字を含む1つの文節(最初の1文節)に含まれる文字数N4を取得する(ステップS605)。
その後、検出部204が、文字数N3と文字数N4とを比較して、文字数N3が文字数N4に比べて大きいか否かを確認する(ステップS606)。
ステップS606において、判定部222が、文字数N3に比べて文字数N4が大きいと判定(肯定的な判定)すると(ステップS606:Yes)、そのまま構文解析処理を終了する。つまり、判定部222が、肯定的な判定をすると、句読点コードを検索する処理を省略して構文解析処理を終了するので、処理削減による処理負荷低減を図ることができる。
一方、ステップS606において、判定部222が、文字数N3が文字数N4以下と判定(否定的な判定)すると(ステップS606:Yes)、検出部204が、先頭文字を含む最初の1文節の最後尾の文字コードが含まれるか否かを判定する(ステップS607)。スクロールフラグFsを“1”に設定する。
ステップS607において、判定部222が、最初の1文節の最後尾の文字コードが含まれると判定(肯定的な判定)すると(ステップS607:Yes)、そのまま構文解析処理を終了する。
一方、ステップS607において、判定部222は、最初の1文節の最後尾の文字コードが含まれないと判定(否定的な判定)すると(ステップS607:No)、スクロールフラグFsを“1”に設定する(ステップS608)。
<変形例>
(1)前述の実施の形態1乃至3では、距離検出部201が、カメラ103で撮影した画像に基づいてLCD102とLCD102に対向する顔との間の距離を検出する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、赤外線検出や光検出の方法により距離を検出するものであってもよい。本変形例によれば、カメラ103で撮影した画像の画像データを記憶するための記憶領域(例えば、画像データ記憶領域211)を設ける必要がなくなるので、RAM109bの記憶容量を低減することができるから、消費電力の低減或いはコストの削減を図ることができる。
(2)前述の実施の形態1乃至3では、入力検知部210がキー入力装置104から出力される信号を検知する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、マイクロフォン105から特定キーワードの音声が入力されたことを検知するようにしてもよい。本変形例によれば、操作者がキー入力装置104を操作することなく、携帯電話機1に所望の動作をさせることが可能となるので、携帯電話機1の操作性を向上させることができる。
(3)前述の実施の形態1乃至3では、検出部204が、句読点コードを検索する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、検出部204が、改行を示す改行データまたは絵文字を示す絵文字コードを検索するものであってもよい。 (4)前述の実施の形態1では、文字選出部203が、LCD102に一度に表示できる文字数n(表示範囲)と同じ文字数分の文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、表示範囲の文字数nよりも1文字多いn+1文字分の文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出するようにしてもよい。これにより、表示制御部207が、n+1文字の文字メッセージを表す画像データを生成し、当該画像データにおけるLCD102の表示領域102aに表示する範囲を文字メッセージの並び方向に所定画素数ずつ逐次移動させることで、表示領域102aをより細かくスクロールさせることができる。
文字選出部203が、例えば、図21に示すように、表示範囲”今日は○○で会いま”よりも1文字多い文字メッセージ“今日は○○で会いまし”に対応する文字コード群を選出した場合とする。この場合、表示制御部207は、LCD102に文字メッセージ“今日は○○で会いま”が表示された状態から文字メッセージ“日は○○で会いまし”が表示された状態まで連続的に変化するような表示を実行するようにLCDドライバ111に指示するようにしてもよい。これにより、LCD102上の表示領域102aは、文字メッセージの並び方向に画素単位の細かさでスクロールすることが可能となる。ここにおいて、表示制御部207は、計時部213から一定の周期でスクロールトリガ信号が入力されるごとにLCD102aの表示領域102aを一定の画素ずつ移動(例えば、1画素ずつ移動)させるようにすればよい。
(5)前述の実施の形態3では、文字選出部203が、LCD102に一度に表示できる文字数n(表示範囲)と同じ文字数分の文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出する例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、文字選出部203が、表示範囲の文字数nよりも3文字(1行あたりの文字数)多いn+3文字分の文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出するようにしてもよい。これにより、表示制御部207が、n+3文字の文字メッセージを表す画像データを生成し、当該画像データにおけるLCD102の表示領域102aに表示する範囲を文字メッセージの並び方向に直交する方向に所定画素数ずつ逐次移動させることで、表示領域102aをより細かくスクロールさせることができる。
文字選出部203が、例えば、図22に示すように、表示範囲”今日は○○で会いま”よりも3文字多い文字メッセージ“今日は○○であいましょう”に対応する文字コード群を文字画像変換範囲Aとして選出したとする。この場合、表示制御部207は、LCD102に文字メッセージ“今日は○○で会いま”が表示された状態から文字メッセージ“日は○○で会いまし”が表示された状態まで連続的に変化するような表示を実行するようにLCDドライバ111に指示するようにしてもよい。これにより、LCD102上の表示領域102aは、文字メッセージの並び方向とは直交する方向に画素単位の細かさでスクロールすることが可能となる。
<補足>
(1)実施の形態1乃至3に係る携帯電話機1は、LCD102を有し、文字メッセージ(図7に示す例では、文字メッセージ“今日は○○であいましょう。お世話になっております”)を受け取り文字コードに変換する文字コード変換部208と、文字メッセージを記憶する文字メッセージ記憶部220と、携帯電話機本体101から操作者の顔Pまでの距離を推定する距離検出部201と、推定した距離に基づいてLCD102の文字サイズを決定する文字サイズ決定部202と、文字メッセージの先頭文字から、決定された文字サイズでLCD102上に表示可能な文字数だけ文字画像変換範囲Aとして選出する文字選出部203と、文字選出手段により選出された文字画像変換範囲AをLCD102に表示させる表示制御部207と、文字画像変換範囲Aの中に、意味上の区切り(図6の例では、句読点)があるか否かを判定する判定部222とを備えており、判定部222による判定結果が肯定的(句読点がある)な場合には、文字選出部203が文字画像変換範囲Aを変更せず、且つ、表示制御部207が、文字画像変換範囲Aの文字の表示を継続し、判定部222による判定結果が否定的な場合には、文字選出部203が文字画像変換範囲Aの中に句読点が含まれるようになるまで文字画像変換範囲Aを変更するとともに、文字画像変換範囲Aが変更されるごとに、表示制御部207が、文字画像変換範囲Aの文字をLCD102に表示させることにより、LCD102上の表示領域102aがスクロールする。
本構成によれば、操作者がキー入力装置104を操作することなくLCD102に表示される文字サイズを変更することができるので、操作性の向上を図ることができる。また、LCD102に表示される文字サイズが変更された結果、文字メッセージの意味上の区切りを示す句読点が表示されず文字メッセージの意味内容が把握できないない場合であっても、文字選出部203が、LCD102上の表示領域102aがスクロールするように文字画像変換範囲Aを変更するので、操作者がキー入力装置104を操作してLCD102上の表示領域102aをスクロールさせる必要がないから、操作者にとって操作性が良い。
(2)実施の形態1乃至3に係る携帯電話機1は、文字画像変換範囲Aを参照して意味上の区切りとなる箇所を検出する検出部204と、文字メッセージに対応する文字コード群を記憶する文字メッセージ記憶領域220とを備えており、文字選出部203が、文字画像変換範囲Aの文字メッセージに対応する文字コード群を選出し、検出部204が、文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群の中で句読点コードを検索し、表示制御部207が、文字選出部203により選出された文字画像変換範囲Aを構成する文字コード群から文字メッセージを表す画像を生成し、生成した画像をLCD102に表示させる。
本構成によれば、LCD102に表示させる画像の画像データ記憶領域224の記憶容量を低減することができる。
(3)実施の形態1に係る携帯電話機1は、複数種類の文字サイズと、各文字サイズにおける文字画像変換範囲Aに含まれる文字数(第1の文字数)とから構成されるテーブルTを記憶するROM110を備えている。そして、文字サイズ決定部202は、テーブルTに登録されている複数の文字サイズの中から1つの文字サイズを選択するとともに、選択した文字サイズに対応した文字画像変換範囲Aに含まれる文字数N2をテーブルTから取得する。一方、検出部204は、句読点コードを検索して、文字コード記憶領域220に記憶されている文字コード群に対応する文字メッセージの先頭の文字から、この文字メッセージを先頭から検索したときに最初に現れる句読点までの文字数N1(第2の文字数)を文字サイズ決定部202に通知する。文字サイズ決定部202は、文字画像変換範囲Aに含まれる文字数と句読点までの文字数とを比較して、句読点までの文字数が文字画像変換範囲Aに含まれる文字数よりも大きいときに、文字画像変換範囲Aを変更するように指示する。
本構成によれば、文字サイズ決定部202が文字サイズに基づいて文字画像変換範囲Aに含まれる文字数を算出する処理を行う必要がなくなるので、処理の簡素化を図ることができる。
(4)実施の形態1乃至4に係る携帯電話機1は、文字サイズ決定部202が、LCD102と操作者の顔との間の距離が大きくなると文字のサイズを拡大し、LCD102と顔との間の距離が小さくなると文字のサイズを縮小する。
本構成により、LCD102に表示される文字の視認性を確保することができるので、使い勝手を向上させることができる。また、LCD102と顔との間の距離が小さくなると、文字のサイズを縮小してLCD102に表示される文字数を増やすことができるので、操作者が文字メッセージの意味内容を容易に把握することができるようになる。
(5)実施の形態1乃至4に係る携帯電話機1は、所定の文字が、句読点に設定されている。
本構成により、文字画像変換範囲Aの中に句読点コードが含まれない場合に、LCD102上の表示領域102aがスクロールするので、操作者がLCD102に表示される文字メッセージの意味内容の把握を容易にすることができる。
(6)実施の形態1、2および4に係る携帯電話機1は、表示制御部207が、文字メッセージを表す画像をLCD102に文字メッセージの並び方向に所定画素数ずつ移動する形でスクロール表示させる。
本構成により、操作者がLCD102に表示される文字メッセージの意味内容の把握を容易にすることができる。
(7)実施の形態3に係る携帯電話機1は、表示制御部207が、文字メッセージを表す画像をLCD102に文字メッセージの並び方向とは直交する方向に所定画素数ずつ移動する形でスクロール表示させる。
本構成により、操作者がLCD102に表示される文字メッセージの意味内容の把握を容易にすることができる。
(8)実施の形態1乃至4に係る携帯電話機1は、文字サイズ決定部202による文字サイズ決定処理が終了した後の経過時間を計時する計時部213を備えており、表示制御部207が、計時部213が計時した経過時間に基づいてLCD102にスクロール表示させるタイミングおよびスクロール表示の速度を制御する。 本構成によれば、文字サイズ決定処理が終了した後において、操作者がLCD102に表示される文字メッセージの内容を確認する時間を確保することができるので、操作者がLCD102に表示される文字メッセージの意味内容の把握を容易にすることができる。
(9)実施の形態1乃至4に係る携帯電話機1は、操作者が情報を入力するキー入力装置104を備えており、文字メッセージを先頭文字から決定された文字サイズでLCD102上に表示可能な文字数だけ文字画像変換範囲Aとして選出した後に、文字選出部203が、操作者がキー入力装置104に所定の情報を入力すると、文字コード記憶領域220に記憶された文字コード群の中から先頭の文字コードを含む文字画像変換範囲Aを選出する。
本構成により、操作者がキー入力装置104から所定の情報を入力するだけで、LCD102に文字メッセージの先頭から表示させることが可能なので、操作者が再度文字メッセージの先頭から内容を確認したい場合に対応することができる。
(10)実施の形態1乃至4に係る携帯電話機1は、操作者が情報を入力するキー入力装置104を備えており、文字サイズ決定部202は、操作者がキー入力装置104に文字サイズに関する情報を入力すると、この文字サイズに関する情報に基づいて文字サイズを決定する。
本構成により、操作者がキー入力装置104を使って、LCD102に表示される文字サイズを自由に設定することができるので、操作者の使い勝手の向上を図ることができる。
(11)実施の形態4に係る携帯電話機1は、文字メッセージ(図18に示す例では、文字メッセージ“今日は○○であいましょう。お世話になっております”)について構文解析を行い、文字メッセージを複数の文節に区分し、文字メッセージの先頭の文節に含まれる文字数(第3の文字数)N4を算出する構文解析部212を備えており、判定部222が、文字画像変換範囲Aの中に、意味上の区切り(文節の最後尾の文字)があるか否かを判定するとともに、文字数N4と文字画像変換範囲Aに含まれる文字数(第4の文字数)N3とを比較して、文字数N4が文字数N3よりも大きいか否かを判定する。 本構成によれば、操作者がキー入力装置104を操作することなくLCD102に表示される文字サイズを変更することができるので、操作性の向上を図ることができる。また、LCD102に表示される文字サイズが変更された結果、1つの文節の全てが表示されない場合に文字選出部203が文字画像変換範囲Aを変更するので、操作者が文字メッセージの示す意味内容を把握するためにキー入力装置104を操作してスクロール表示させる必要がないから、操作者にとって操作性が良い。また、判定結果が肯定的な場合には、句読点コードを検索する処理を省略することができるので、処理削減による処理負荷の低減を図ることができる。
本発明は、表示装置を有する携帯電話機等の携帯端末に広く適用可能である。
1 携帯電話機
101 携帯電話機本体
102 LCD
102a 表示領域
103 カメラ
104 キー入力装置
108 カメラドライバ
109 制御部
111 LCDドライバ
201 距離検出部
201a 画像取得部
201b 顔検出部
202 文字サイズ決定部
203 文字選出部
204 検出部
207 表示制御部
208 文字コード変換部
212 構文解析部
213 計時部
220 文字コード記憶領域
222 判定部
301 表示装置
A,A1,A2,A3 文字画像変換範囲
P 操作者の顔

Claims (11)

  1. ディスプレイを有する携帯端末であって、
    文字列を記憶する記憶部と、
    前記携帯端末の本体から操作者までの距離を推定する距離推定部と、
    前記距離に基づいて前記ディスプレイに表示される文字列の文字サイズを決定する文字サイズ決定部と、
    前記文字列から、前記決定された文字サイズで前記ディスプレイ上に表示可能な文字数の表示範囲を選出する文字選出部と、
    前記文字選出部により選出された前記表示範囲の文字列を前記ディスプレイの表示領域に表示させる表示制御部と、
    前記表示範囲の中に、意味上の区切りがあるか否かを判定する判定部とを備え、
    前記判定部による判定結果が肯定的な場合には、文字選出部が前記表示範囲を変更せず、且つ、前記表示制御部が、前記表示範囲の文字列を前記ディスプレイ上の前記表示領域に表示させ、
    前記判定部による判定結果が否定的な場合には、前記文字選出部が前記表示範囲の中に前記意味上の区切りとなる箇所が含まれるようになるまで前記表示範囲を変更するとともに、前記表示範囲が変更されるごとに、前記表示制御部が、前記表示範囲の文字列を前記ディスプレイ上の前記表示領域に表示させる
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記表示範囲を参照して意味上の区切りとなる箇所を検出する検出部と、
    前記文字列を表す画像の画像データを記憶する画像データ記憶部とを備え、
    前記意味上の区切りは、意味上の区切りを表す区切り文字であり、
    前記記憶部は、前記文字列として文字コード群を記憶し、
    前記検出部は、前記表示範囲に含まれる文字コード群の中で前記区切り文字に対応する所定の文字コードを検索し、
    前記表示制御部は、前記文字選出部により選出された前記表示範囲に含まれる前記文字コード群に基づいて前記文字列を表す画像データを生成して前記画像データ記憶部に記憶し、前記画像データ記憶部に記憶した画像データに対応する前記文字列を前記ディスプレイに表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 複数種類の文字サイズと、前記各文字サイズにおける前記表示範囲に含まれる第1の文字数とから構成されるテーブルを記憶するテーブル記憶部を備え、
    前記検出部は、前記所定の文字コードを検索した結果として、前記文字コード群に対応する文字列の先頭の文字から、前記文字列を先頭から検索したときに最初に現れる前記区切り文字までの第2の文字数を前記文字サイズ決定部に通知し、
    前記文字サイズ決定部は、前記テーブルに登録されている複数の前記文字サイズの中から1つの前記文字サイズを選択するとともに、選択した前記文字サイズに対応した前記第1の文字数を取得して、前記第1の文字数と前記検出部から通知される前記第2の文字数とを比較して、前記第2の文字数が前記第1の文字数よりも大きいときに、前記表示範囲を変更するように指示する
    ことを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記文字サイズ決定部は、前記距離推定部により推定される前記距離が大きくなると前記文字サイズを拡大し、前記距離が小さくなると前記文字サイズを縮小する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  5. 前記所定の文字コードは、句読点コード、改行コードまたは絵文字コードである
    ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  6. 前記表示領域の表示画像は、前記文字列の並び方向に所定の時間内に所定画素数だけ移動するようにスクロールする
    ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末。
  7. 前記表示領域の表示画像は、前記文字列の並び方向とは直交する方向に所定の時間内に所定画素数だけ移動するようにスクロールする
    ことを特徴とする請求項5記載の携帯端末。
  8. 前記文字サイズ決定部が文字サイズを決定した後の経過時間を計時する計時部を備え、
    前記表示制御部は、前記計時部が計時した前記経過時間に基づいて前記表示領域の表示画像がスクロールするタイミングおよび速度を制御する
    ことを特徴とする請求項6または7記載の携帯端末。
  9. ユーザが情報を入力する入力装置を備え、
    前記文字選出部は、前記文字列を先頭文字から決定された文字サイズで前記ディスプレイ上に表示可能な文字数だけ表示範囲として選出した後に、ユーザにより前記入力装置に文字列表示に関する情報が入力されると、前記記憶部に記憶された文字コード群の中から先頭の文字コードを含む前記表示範囲を選出する
    ことを特徴とする請求項8記載の携帯端末。
  10. ユーザが情報を入力する入力装置を備え、
    前記文字サイズ決定部は、ユーザが前記入力装置に文字サイズに関する情報を入力すると、当該文字サイズに関する情報に基づいて前記文字サイズを決定する
    ことを特徴とする請求項9記載の携帯端末。
  11. 前記文字列について構文解析を行い、前記文字列を複数の文節に区分し、前記文字列の先頭の文節に含まれる第3の文字数を算出する構文解析部を備え、
    前記判定部は、前記表示範囲の中に、意味上の区切りがあるか否かを判定するとともに、前記第3の文字数と前記表示範囲に含まれる第4の文字数とを比較して、前記第3の文字数が前記第4の文字数よりも大きいか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
JP2010168927A 2010-07-28 2010-07-28 携帯端末 Withdrawn JP2012029260A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010168927A JP2012029260A (ja) 2010-07-28 2010-07-28 携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010168927A JP2012029260A (ja) 2010-07-28 2010-07-28 携帯端末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012029260A true JP2012029260A (ja) 2012-02-09

Family

ID=45781618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010168927A Withdrawn JP2012029260A (ja) 2010-07-28 2010-07-28 携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012029260A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013235324A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Dainippon Printing Co Ltd 文字サイズ変更装置および電子書籍端末

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013235324A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Dainippon Printing Co Ltd 文字サイズ変更装置および電子書籍端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11112967B2 (en) Method and apparatus for displaying user interface, terminal and storage medium
EP1387241A3 (en) Information processing terminal
JP2008129687A (ja) 特殊文字入力支援装置及びこれを備える電子機器
US11335348B2 (en) Input method, device, apparatus, and storage medium
JP2005339017A (ja) 電子機器
CN108932102B (zh) 数据处理方法、装置以及移动终端
CN101682662B (zh) 终端、功能启动方法以及终端用程序
JP4818478B1 (ja) 携帯端末装置、アプリケーションソフトウェアの起動方法
JP4966628B2 (ja) 電子機器およびプログラム
US20150145763A1 (en) Electronic device
CN109032465B (zh) 数据处理方法、装置以及移动终端
CN108803961B (zh) 数据处理方法、装置以及移动终端
CN109388249B (zh) 输入信息的处理方法、装置、终端及可读存储介质
JP2012029260A (ja) 携帯端末
CN108536653B (zh) 一种输入方法、装置和用于输入的装置
US20230274565A1 (en) Image, pattern and character recognition
KR20040023235A (ko) 이동통신기기의 화상전화번호부 자동검색 및 관리장치 및그 방법
JP2002278671A (ja) 文字列変換装置、文字列変換方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
KR101403795B1 (ko) 이동통신단말기 및 그 사용자 인터페이스 설정방법
EP1359515A2 (en) System and method for filtering far east languages
US20200117357A1 (en) Method for displaying a virtual keyboard on a mobile terminal screen
EP2632127A1 (en) Method and apparatus pertaining to presenting incoming-call identifiers
EP2568370A1 (en) Method of facilitating input at an electronic device
CN109085944B (zh) 数据处理方法、装置以及移动终端
JP2017531889A (ja) 文字列記憶方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20131001