JP2012026542A - 防振架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】防振架台を構成する上下の架台の間隔を制限するためのロッド状の部材が振動によって損傷しないように保護する。
【解決手段】上架台2と下架台3との間に設けた防振装置30は、上部側防振ゴム32Uと下部側防振ゴム32Bと、それらの間に介装した仕切り板33Mとから構成され、上架台2及び下架台3には、架台間隔制限手段40を構成する上下の規制板41U,41Bが取り付けられ、規制板41Bにはボルト42が固定されて、規制板41Uに穿設した透孔43を貫通して上方に延在され、ボルト42には、ストッパ板44と過荷重防止板45とが設けられて、ストッパ板44は、下架台3が自由状態になると、規制板41Uと当接し、防振ユニット34に荷重が作用すると、規制板41Uから離間する。ボルト42には、ストッパ板44と過荷重防止板45との間に挟持するようにして保護スリーブ46が嵌合されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、物品の輸送時に、この物品の防振支持を図る防振架台に関するものである。
物品を輸送する際に、輸送する物品が大型で重量物である場合には、パレット等からなる架台に輸送する物品を載置した状態で梱包し、フォークリフト等の移載手段によりこの架台を輸送手段に積み込み、また輸送手段からの積み下ろすようにするのが一般的である。そして、輸送時や移載時における物品の振動を抑制するために、架台を防振構造とした防振架台が用いられる。
防振架台の一例としては、例えば特許文献1に開示されているものが従来から知られている。この特許文献1の防振架台は、架台を下架台と上架台とに分割し、これら下架台と上架台との間に防振装置を介在させている。防振装置は、ドーナツ状の防振ゴムを3段重ねた防振ユニットを備える構成としている。上段の防振ゴムは上架台に保持させ、下段の防振ゴムは下架台に保持させるようになし、中間の防振ゴムは上下の防振ゴム間に配置する構成としている。そして、これら3段設けられている防振ゴムの材質としては高減衰ゴムを用いており、これら各段の防振ゴム間には仕切り板を介在させる構成としている。
以上の構成を有する防振装置は、上下の架台間であって、位置を違えて複数箇所配置されており、相隣接する防振ユニット間には、フォークリフトのフォークを差し込むための空間が形成されている。また、フォークリフトで防振架台を持ち上げる際に、下架台と上架台とが分離しないように保持するために、防振装置は架台分離防止部材を備えている。
ここで、特許文献1の構成では、防振ユニットを下架台に直接装着するのではなく、下架台に金属板を曲成した支持部材が固定して設けられており、この支持部材により防振ユニットを下架台の上面から離間させた状態で支持させるようにしている。また、上架台側にも支持板が固定して設けられており、この支持板にボルトが固着して設けられている。そして、下架台側の支持部材にはボルトを挿通させる透孔が穿設され、上架台側の支持板から延在させたボルトには、透孔を設けた支持部材を挟んだ上下の位置に一対からなるストッパ部材が固定されている。これらボルト及びストッパ部材によって上下の架台が分離するのを防止する架台分離防止部材を構成している。
防振架台が無負荷状態のときには、支持部材の下部側に位置するストッパ部材はこの支持部材の下面に当接することになる。そして、上架台に物品の荷重が作用したときには、支持部材と共にボルトが下降する。一方、上架台に荷重が作用している状態では、上部側のストッパ部材は支持部材から離間しており、上部側に位置するストッパ部材は、支持部材に近接するものの、衝撃的な荷重が作用したり、極端な重量物の物品が設置されたりしない限り、ストッパ部材は支持部材とは非接触状態に保持される。これによって、防振架台に物品が設置されたときに、この物品の重量による防振部材の初期撓みを許容し、かつ振動発生時には、上架台が上下動することになり、その間に振動が減衰される。しかも、上下の架台が相対的に動くにも拘わらず、その間が分離しないように保持される。
防振ゴムにより吸収される振動は、垂直方向の振動だけでなく、水平方向の振動も吸収することになる。垂直方向にしろ、また水平方向にしろ、振動を吸収乃至緩和するために、制限された範囲ではあるが、上架台は下架台に対する縦方向及び縦方向の動きを許容することになる。下架台と上架台との間を連結している架台分離防止部材としてのボルトは、上架台と下架台との間の相対的な横揺れを許容するために、透孔の孔径より小さい外径寸法を持たせて、その間に隙間を形成している。従って、透孔とボルトとの径差以上のストロークの振動が作用すると、ボルトの外周面が支持部材の透孔のエッジ部分と衝突して損傷を生じて、ボルトの外周面に形成したねじ部に潰れが生じるおそれがあり、防振架台から取り外せなくなる。
この点に関して、特許文献2には、板体からなる支持部材の透孔に挿通させたボルトを損傷させないようにする構成としたものが開示されている。この特許文献1の構成では、即ち、支持部材に設けた透孔にゴム等からなる円環状の弾性部材を防振部材として固着して設けることによって、ボルトが透孔に衝突する際における緩衝作用を発揮して、ボルトの外面が損傷しないように保護される。
特開2007−22604号公報 特開2004−36714号公報
ところで、輸送手段の代表的なものとしては、トラック等を用いた陸上輸送、船舶による海上輸送があり、さらに航空機による輸送も用いられる。海上輸送を行う際には、トラックに物品を積載して、港湾施設に設置されている荷役機械としてのクレーンによって、物品をトラックから船舶に搬入し、また仕向け地ではクレーンを用いて物品の荷降ろしを行い、再び陸上輸送がなされることになる。そして、防振架台に設置した物品の防振を図る場合、様々な手段により行われる輸送時に、垂直方向,水平方向,傾き方向等、全方向の振動を有効に減衰乃至抑制できるようにする。しかも、輸送は長い時間を要する場合があり、その間、物品は防振架台に設置したまま保持される。
架台分離防止部材を構成するボルトは、輸送中には頻繁に動くことになり、防振部材には衝撃が繰り返し作用することになる。防振架台に設置される物品が軽量物であればともかく、重量の大きい物品が防振架台に設置されている場合には、ボルトが防振部材に衝突する際の慣性力が大きくなり、繰り返しの衝突により防振部材が破損して、その本来の機能を発揮しないことがある。また、ボルトは輸送中に垂直方向や水平方向だけでなく、傾き方向や捩じり方向にも動くことになり、複雑な動きが行われる。しかも、例えば海上輸送等のように長期間にわたって塩分を多量に含む雰囲気下に置かれている場合には、防振部材を支持部材に固定する接着剤が劣化することになる等、防振部材の固着性が損なわれてしまい、支持部材から脱落するといった事態が発生するおそれもある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、防振架台を構成する上下の架台の間隔を制限するために用いられるロッド状の部材が振動によって損傷しないように保護することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、上架台及び下架台と、これら上下の架台間に介装した防振部材ユニットとからなり、前記上架台に物品が載置される防振架台であって、前記防振部材ユニットは、前記上架台と前記下架台との間に設けた1または複数の防振部材と、前記上架台と前記下架台との間に介装した架台間隔制限手段とからなり、前記架台間隔制限手段は、前記上架台側と前記下架台側とにそれぞれ複数箇所設けた相対向する規制部と、一方の規制部に固定した支持ロッドと、他方の規制部に穿設され、前記支持ロッドを貫通させる透孔と、前記支持ロッドに設けたストッパとからなり、前記ストッパは、前記支持ロッドの前記透孔を通過した位置に設けられ、前記下架台が自由状態のときには、前記他方の規制部と当接し、前記防振ユニットへの負荷作用時には、前記他の規制部から離間するものであり、さらに前記支持ロッドには、前記両規制部間に保護スリーブが嵌合されており、この保護スリーブを前記透孔に挿通させる構成としたことをその特徴とするものである。
防振ユニットは、振動を吸収し、若しくは緩和する防振部材を有するものであり、この防振部材は上下方向,水平方向及び傾き方向の振動を吸収するものであり、コイルばね等で構成することもできるが、共振のおそれが少ない等の点から、防振ゴムで構成するのが望ましい。防振ゴムで構成する場合には、断面が円形で、ドーナツ状に成形したものを用いるのが望ましく、この防振ゴムは1乃至複数段で構成することができる。複数の防振ゴムの多段構造する場合には、各段の防振ゴム間には仕切り板を介装させることによって、相対位置ずれを防止する。
防振架台に設置されて、輸送される物品の形状、構造、重量等によっては、振動の振る舞いが異なってくる。防振部材を防振ゴムで構成し、しかも防振ゴムを多段に設けるようにすると、それぞれ物品の特性や輸送方法等に応じて、最適の防振機能を発揮させることができる。例えば、物品の重心位置が高いときには、水平方向の振動時に共振現象が発生する場合がある。この場合には、防振部材を構成する防振ゴムにある程度の剛性を持たせて、できるだけ静止状態に保持させ、物品が共振するのを防止するために、防振部材の横ずれをある程度抑制する方が望ましい。また、上下方向の衝撃的な振動が発生するような場合には、防振ゴムの段数を増やすようにする。
上下の架台は分離可能なものとなし、その間に架台間隔制限手段を設けて、上下の架台を分離させず、しかも所定間隔だけ上下方向に近接・離間できるように連結している。即ち、金属板等から構成した規制部を上架台側と下架台側とに固定的に設け、両規制部の上下方向の動きを規制するために、支持ロッドを設ける。なお、これらの規制部は上下の架台に直接固定して設ける場合に限定されない。支持ロッドは一方の規制部に固定するようになし、他方の規制部にはこの支持ロッドを挿通させる透孔を形成する。これら規制部はいずれを上架台側とし、またいずれを下架台側としても良い。支持ロッドをボルトから構成し、上下のナットで規制部を挟持させることができる。これによって、支持ロッドは規制部に対して着脱可能となる。
支持ロッドには、透孔が穿設されている規制部に対しては、この透孔を通過させ、透孔を通過した位置にストッパを設ける。ストッパは、クレーンで吊り上げたり、フォークリフトで持ち上げたりして、下架台が浮上したときに、この下架台と上架台との間が分離しないように保持するためのものである。このストッパは、強度を有する金属板の表面にゴム等の弾性部材を貼り付けたものを用いることができる。そして、弾性部材を規制部に対向配設することによって、ストッパが規制部に当接する際に、緩衝性を持たせることができる。
支持ロッドは規制部に穿設した透孔に対して遊嵌状態で挿通させる。これによって、上架台と下架台とは、分離しないように連結され、水平方向に相対移動が可能となる。従って、防振架台に対して水平方向及び傾き方向の振動が生じたときに、その動きを制限された範囲内で許容することになる。上架台が横ずれしたときや、下架台が自由状態になったときには、支持ロッドが透孔のエッジに衝突することになる。これが繰り返されると、支持ロッドが損傷してしまう。特に、クレーンで防振架台に装着した物品を吊り下げて、船舶に荷揚げしたときや船舶から荷降ろしする際には、下架台が自由状態となることから、支持ロッドが透孔のエッジに衝突する機会が大きくなる。
以上の点を考慮して、支持ロッドの保護を図るために、この支持ロッドに保護スリーブを嵌合させて設けている。保護スリーブはゴム等の弾性部材から構成することができ、また金属やプラスチック等の硬質部材であっても差し支えない。いずれにしろ、保護スリーブは上下の規制部間に挟持した状態に保持される。これによって、支持ロッドから脱落するおそれがない。また、支持ロッドと共に上下動することから、保護スリーブと透孔とが衝突する位置は分散されることになる。従って、保護スリーブが局所的に透孔のエッジと衝突することによる損傷等の発生を抑制することができる。
保護スリーブによって、支持ロッド及び規制部の損傷が抑制される。防振架台が水平方向や傾き方向に変位するのを可能にするために、保護スリーブと支持ロッドとの間と、保護スリーブと透孔の周壁との間の少なくとも一方に所定の隙間が形成されるようにする。支持ロッドの直径をある程度太くし、しかも支持ロッドの数を多くすると、上架台と下架台との間の横ずれに対する規制することができ、物品の重心位置が高所にあったとしても、振動発生時における安定性を確保することができる。
防振架台に振動が生じたときには、防振装置の防振部材を構成するゴムが圧縮変形される。この防振ゴムが過剰に圧縮され、弾性復元力が失われる程度まで圧縮されないようにしなければならない。そこで、防振ゴムが弾性限界まで圧縮されるのを防止するために、支持ロッドにストッパを設けた部位に対して、規制部を挟んだ反対側の面に過荷重防止部材を設けることができる。この過荷重防止部材は、防振架台に載置される物品による上下の防振部材の最大圧縮量を規制するためのものであり、防振部材が防振機能を発揮する程度には弾性変化できるが、所定量以上の荷重が作用しても、過荷重防止部材の作用で防振ゴムが弾性限界となるまで圧縮されることがなく、防振部材の保護が図られる。なお、この過荷重防止部材も、ストッパと同様、強度を有する金属板の表面にゴム等の弾性部材を貼り付けたものが用いられる。
防振架台を構成する上下の架台の間隔を制限するために用いられるロッド状の部材が振動によって、このロッド状部材等が損傷しないように有効に保護される。
防振架台を構成する上架台の平面図である。 下架台の平面図である。 間に防振装置を介して上下の架台を組み付けた状態を示す正面図である。 防止装置の底面図である。 図4のA−A断面図である。 架台間隔制限手段の構成を示す断面図である。 保護スリーブの外観斜視図である。 無負荷状態での防振装置及び架台間隔制御手段の作動説明図である。 負荷作業時における防振装置及び架台間隔制御手段の作動説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1乃至図3に本発明の実施の一形態を示す。図中において、1は防振架台1であって、防振架台1は、図1に示した上架台2と、図2に示した下架台3とから構成されて、図3に示したように組み付けられる。
上架台2は、方形の枠体10aと、この枠体10の相対向する2辺間に縦横に架け渡して設けた複数の梁10bとから構成される骨組み構造部10を有するものである。ここで、枠体10a及び梁10bは、断面が四角形からなるボックス形状の金属部材から構成されている。骨組構造部10の上面には、4箇所の台座11が固着して設けられている。防振架台1に物品を載置する際には、この台座11の上に載置される。
一方、図2に示した下架台3は、上架台2と同様、方形の枠体20aと、この枠体20aの相対向する2辺間に縦横に架け渡して設けた複数の梁20bとから構成した骨組構造部20を有するものである。そして、枠体20a及び梁20bは、共に断面が四角形からなるボックス形状の金属部材である。
上架台2と下架台3との間には、防振装置30が介装されている。防振装置30は、上架台2と下架台3との間の4つの角隅部と、相対向する2つの辺における中間位置との合計6箇所設けられている。上架台2の下面及び下架台3の上面には、それぞれ防振装置30を装着するための取付板12,22が設けられている。また、図3から明らかなように、防振装置30を設けた部位の間には空間が形成されており、相隣接する防振装置30,30間にフォークリフトのフォークを差し込むためのフォーク差し込み空間4,4が形成されている。
防振装置30の構成を図4及び図5に示す。図4は平面図であり、図5は図4のA−A断面図である。防振機構30は、方形箱状となった上下一対からなる底側ケース31Bと蓋側ケース31Uとからなり、両ケース31B,31U間に防振部材が介装されている。この防振部材は、上下2段の防振ゴム32B,32Uからなり、これら防振ゴム32B,32Uは、図5から明らかなように、断面が円形のドーナツ形状となっている。防振ゴム32B,32Uは、好ましくは高減衰ゴムから構成される。蓋側ケース31Uに設けた防振ゴム32Uは上部側防振部材であり、底側ケース31Bに設けた防振ゴム32Bが下部側防振部材である。そして、蓋側ケース31Uの内面と上部側防振ゴム32Uの上面との間、上部側防振ゴム32Uと下部側防振ゴム32Bと間及び下部側防振ゴム32Bと底側ケース31Bとの間には、それぞれ仕切り板33U,33M,33Bが設けられている。図示は省略するが、仕切り板33Uの下面と、仕切り板33Mの上下両面と、仕切り板33Bの上面とには、それぞれ複数の突起を設け、両防振ゴム32U,32Bの仕切り板33U,33M,33Bとの当接面に凹部を設けて、凹凸嵌合させる等により、防振ゴム32U,32Bの横ずれを規制するようにしている。
上下一対からなる防振ゴム32U,32Bにより防振ユニット34が構成され、この防振ユニット34は両ケース31U,31B間に4箇所設けられている。そして、底側ケース31Bの各防振ユニット34を設けた部位には、下方に向けて位置決めピン35Bが突設されており、また蓋側ケース31Uの上面にも、各防振ユニット34の配設位置に位置決めピン35Uが設けられている。なお、本実施の形態では、位置決めピン35U,35Bは共にボルトから構成され、それぞれケース31U,31Bに螺挿することにより固定されている。上架台2の下面に設けた取付板12及び下架台3の上面に設けた取付板22には、それぞれ4箇所のピン挿通孔12a,22aが穿設されている。これらピン挿通孔12a,22aには、蓋側ケース31に設けた位置決めピン35U及び底側ケース31Bに設けた位置決めピン35Bが挿入されるようになっており、これによって防振装置30は上架台2と下架台3との間の所定の位置に固定的に保持されることになる。
さらに、蓋側ケース31Uに連結ピン36が固定して設けられており、また底側ケース31Bの中央部は蓋側ケース31U側に向けて突出している。この突出部31Pには、挿通孔37が穿設されており、連結ピン36はこの挿通孔37に挿通されている。そして、連結ピン36の挿通孔37を通過した位置には、連結維持板38が設けられている。この連結維持板38は防振装置30が無負荷状態となると、底側ケース31Bの突出部31Pの下面と当接し、物品が台座11上に設置されると、防振ゴム32U,32Bが圧縮されるので、連結維持板38は突出部31Pの下面から離間することになる。
上架台2と下架台3との間に防振装置30が介装されているが、防振装置30は上架台2及び下架台3とは固定関係とはなっていない。上架台2と下架台3との間には、図6に示したように、近接・離間する方向への動きを制限して、所定間隔以上は離間しないように規制する架台間隔制限手段40が設けられている。
架台間隔制限手段40は、図1及び図2にあるように、枠体10a,20aの4つの角隅部に近接した各位置に2組、合計で8箇所設けられている。架台間隔制限手段40は、上架台2の梁10bの側面に溶接手段により固着して設けた上部側規制板41Uと、この上部側規制板41Uと対向する位置に設けられ、下架台3の梁20bの側面に溶接手段により固着して設けた下部側規制板41Bと、支持ロッドとしてのボルト42とから構成される。
ボルト42は下部側規制板41Bに固定して設けられており、この固定位置から上方に向けて延在されている。一方、上部側規制板41Uにはボルト42を貫通させる透孔43が穿設されている。そして、ボルト42には上部側規制板41Uの上面と対面するストッパ板44が固着して設けられており、また上部側規制板41Uの下面と対面するように防振装置30の過荷重防止板45が設けられている。これらストッパ板44及び過荷重防止板45は、それぞれ金属プレート44a,45aと、その表面に貼り付けた弾性シート44b,45bとから構成されており、弾性シート44b,45bが上部側規制板41Uと上下の各面と対面している。
さらに、ボルト42において、ストッパ板44と過荷重防止板45との間の部位には、図7に示した保護スリーブ46が嵌合されている。この保護スリーブ46は、ストッパ板44と過荷重防止板45との間に挟持されており、従ってボルト42の上下方向に向けて移動できない状態となっている。保護スリーブ46は金属や硬質プラスチック等の硬質部材で構成することができ、またゴムやゴム状物質からなる弾性部材で形成することもできる。
本実施の形態では、保護スリーブ46を、例えば高硬度ゴムやプラスチック等からなる硬質部材から構成しており、その内径とボルト42の外径との間、及び透孔43の内周壁との間に所定の隙間を持たせている。保護スリーブ46の内径とボルト42の外径との間に径差を持たせることによって、その間に大きな衝撃力が作用しても、ボルト42のねじ部が損傷しないように保護される。一方、保護スリーブ46の外径と透孔43の内周壁との間の径差は、防振架台1の上架台2と下架台3との間で大きな横ずれが生じるような振動が発生したときに、ボルト42及び保護スリーブ46が透孔43内で横方向にずれることによって、限定された範囲で上架台2と下架台3との間の相対移動が可能になる。
これによって、上下の架台2,3間の水平方向の相対移動が可能となり、防振ゴム32U,32Bによる防振機能を発揮するようになり、また上架台2の横揺れを設定した範囲内に規制するようになっている。しかも、この横揺れの際に、透孔43の内壁、特にエッジ部分と衝突するのは保護スリーブ46であり、ボルト42が直接透孔43の内壁面と衝突して損傷等を生じることはない。さらに、保護スリーブ46はボルト42と連動して上下動することから、透孔43のエッジと衝突する箇所が分散することになり、保護スリーブ46が繰り返し局所的に衝撃を受けることがなく、従って保護スリーブ46の耐久性も得られることになる。勿論、保護スリーブ46はストッパ板44と過荷重防止板45との間に挟持されているので、作動中に保護スリーブ46がボルト42から脱落するおそれもない。
ボルト42には、ストッパ板44及び過荷重防止板45の軸線方向の位置を調整可能とするために、複数のナット47が螺挿されている。従って、防振架台1を持ち上げると、ストッパ板44が上部側規制板41Uの上面と当接することになり、その結果、図8に示したように、上架台2と下架台3との間が分離しないように保持される。このときには、過荷重防止板45は上部側規制板41Uとは非接触状態に保たれる。上架台2に対して上方から荷重が作用すると、図9に示したように、防振装置30における防振ゴム32U,32Bが圧縮されることになる。そして、例えば衝撃的な荷重が作用して、防振ゴム32U,32Bが極端に圧縮されようとすると、過荷重防止板45が上部側規制板41Uの下面と当接することになり、防振ゴム32U,32Bが弾性限界まで圧縮変形されないように保護される。
防振架台1は、その上架台2に物品を載置して固定した状態で、フォーク差し込み空間4にフォークリフトのフォークを差し込んで持ち上げることができるが、さらにクレーンで吊り下げることもできるようになっている。このクレーンでの吊り下げを可能にするために、図1及び図3に示したように、上架台2の上面には、クレーンのフックを掛けるフック掛け部材50が概略4箇所の角隅部に突設されている。
防振架台1は、下架台3上に防振装置30におけるケース31を構成する底側ケース31Bに垂設した位置決めピン35Bを取付板22に設けたピン挿通孔22aに挿入するようにして固定される。そして、防振装置30の上部には、上架台2が載置されることになり、この上架台2に設けた取付板12のピン挿通孔12aに蓋側ケース31Uから立設した位置決めピン35Uが挿入される。これによって、防振装置30を挟んだ上下の位置に上下の架台2,3が組み込まれる。
この状態では、架台2,3と防振装置30とは固定関係とはなっていない。そこで、架台間隔制限手段40が組み付けられる。即ち、ボルト42を上部側及び下部側の規制板41U,41Bに挿通させ、ナット47で規制板41Bに固定すると共に、このボルト42にストッパ板44及び過荷重防止板45及びその間に介装される保護スリーブ46を装着している。これによって、規制板41U,41Bを固定した架台2,3が連結状態に保持される。
このようにして組み込まれた防振架台1には、その上架台2に設けた台座11の上に輸送される物品が載置される。ここで、輸送される物品は4本の脚杆を有するものである場合には、図1に示した4箇所の台座11が設けられる。従って、台座11は載置される物品に応じて適宜の形状のものが用いられる。そして、台座11上に載置された物品はその保護等を図るために適宜の梱包が行われる。
例えば、物品が生産工場からトラックに積載されて、港湾施設まで搬送され、クレーンで船舶に移載されて、海上輸送される場合においては、物品を載置した防振架台1は、まずフォークリフトによりトラックの荷台に積載される。即ち、上架台2と下架台3との間に形成したフォーク差し込み空間4にフォークリフトのフォークが差し込まれ、フォークを持ち上げて、トラックの荷台上に配置し、フォークを引き下げることによって、下架台3が荷台に載置される。このときには、フォークリフトの操作を慎重に行うことにより、物品が振動したり、衝撃を受けたりすることは殆どない。
トラック輸送する際には、路面の凹凸等に起因して防振架台1に上下方向の振動が作用する。また、トラックの加速時や減速時、さらにカーブ走行時等には、傾き方向の振動も作用することになる。このような振動は下架台3から防振装置30を介して上架台2に伝達される間に、防振ゴム32B,32Uの弾性により吸収乃至減衰され、物品には殆ど振動が伝達されることはない。
トラック輸送により港湾施設まで搬送されると、直接または他の輸送手段を介して船舶に移載される。この船舶への移載は、クレーンを用いて行われる。上架台2には所要箇所にフック掛け部材50にクレーンのフックを掛けて、吊り下げるようにして船舶に移載される。物品を載置した防振架台1を引き上げる際には、振動や衝撃は格別作用することはない。そして、防振架台1は、その上架台2が吊り下げられるが、下架台3は架台間隔制限手段40を介して上架台2と連結されているので、つまりストッパ板44が上部側規制板41Uの上面と当接する位置より下降することはないので、下架台3が脱落するおそれはない。なお、フォークリフトによる防振架台1の持ち上げ時にも、同様、下架台3が脱落することはないのは言うまでもない。
クレーンの旋回時に上下の架台2,3間に水平方向のずれが生じることがあるが、架台間隔制限手段40を構成するボルト42は保護スリーブ46に嵌合されているので、上下の架台2,3間に横ずれが生じても、ボルト42が上部側規制板41Uに穿設した透孔43の内壁面やエッジ部分と衝突しても、保護スリーブ46が緩衝作用を発揮することから、ボルト42や透孔43が損傷するようなことはなく、また下架台3から上架台2に衝撃が伝達することもない。
クレーンにより物品を載置した防振架台1が船舶における所定の位置に設置する際に、衝撃が作用することになる。しかしながら、防振装置30は上下の防振ゴム32U,32Bの伸縮により緩衝作用を発揮することになり、防振架台1に載置した物品の保護が図られる。ここで、防振ゴム32U,32Bが過剰に圧縮されると、この防振ゴム32U,32Bにダメージを与えるが、ボルト42に設けた過荷重防止板45が上部側規制板41Uと当接して、それ以上弾性変形することがないので、防振ゴム32U,32Bの保護が図られる。
船舶による海上輸送時には、防振架台1に対してあまり大きな上下方向の振動が生じることはないが、水平方向の振動やローリング等といった揺れ方向の動きが生じることになる。この揺れに対しては、防振装置30は防振部材と仕切り板との交互に積層した免振構造となっているので、長期にわたる振動に対しては、揺れが大きくなる。ただし、防振部材は下部側防振ゴム32Bと上部側防振ゴム32Uとの2段構造としており、また保護スリーブ46を嵌合させたボルト42を透孔43に挿入することにより上架台2の下架台3に対する水平方向の動きを規制していることから、水平方向の揺れやローリング等といった動きを有効に制約することができる。
物品が仕向け地に到達すると、船舶から積み下ろして、トラック輸送に切り替えるが、このときにも防振架台1は前述したと同様の機能を発揮することになって、物品の保護が図られて、安全に輸送できるようになる。
1 防振架台 2 上架台
3 下架台 10,20 骨組構造部
10a,20a 枠体 10b,20b 梁
12,22 取付板 12a,22a ピン挿通孔
30 防振装置 31 ケース
32U,32B 防振ゴム 33U,33M,33B 仕切り板
34 防振ユニット 35U,35B 位置決めピン
40 架台間隔制限部材 41U,41B 規制板
42 ボルト 43 透孔
44 ストッパ板 45 過荷重防止板
46 保護スリーブ

Claims (3)

  1. 上架台及び下架台と、これら上下の架台間に介装した防振部材ユニットとからなり、前記上架台に物品が載置される防振架台において、
    前記防振部材ユニットは、前記上架台と前記下架台との間に設けた1または複数の防振部材と、前記上架台と前記下架台との間に介装した架台間隔制限手段とからなり、
    前記架台間隔制限手段は、前記上架台側と前記下架台側とにそれぞれ複数箇所設けた相対向する規制部と、一方の規制部に固定した支持ロッドと、他方の規制部に穿設され、前記支持ロッドを貫通させる透孔と、前記支持ロッドに設けたストッパと構成されており、
    前記ストッパは、前記支持ロッドの前記透孔を通過した位置に設けられ、前記下架台が自由状態のときには、前記他方の規制部と当接し、前記防振ユニットへの負荷作用時には、前記他の規制部から離間するものであり、
    さらに前記支持ロッドには、前記両規制部間に保護スリーブが嵌合されており、この保護スリーブを前記透孔に挿通させる
    構成としたことを特徴とする防振架台。
  2. 前記防振部材は、断面が円形のドーナツ状に形成した防振ゴムからなる防振ゴムで構成され、この防振ゴムは複数段重ね合わせるようにして、各段の防振ゴム間に仕切り板を介装する構成としたことを特徴とする請求項1記載の防振架台。
  3. 前記支持ロッドには、前記他方の規制部を挟んで前記ストッパとは反対側の位置に前記防振ユニットを構成する防振部材が過剰に圧縮されるのを防止するための過荷重防止部材を設ける構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の防振架台。
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