JP2012019422A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子と光学部材との光学距離を保持するスペーサが、異物を効率よく保持するカメラモジュールを提供すること
【解決手段】撮像素子41と、撮像素子41の撮像面42に被写体からの光を結像する光学部材20と、撮像素子41と光学部材20との光学距離を規定するスペーサ30とを有し、スペーサ30で保持され撮像素子41と光学部材20との間隙が被写体からの光が通過する導光部60であり、導光部60に向いたスペーサ30の壁面30Dに、接触した異物を保持する保持手段80を具備しているとともに、保持手段80が設けられた壁面30Dの面積が、光学部材20から撮像素子41に至る直筒内壁面30Cの面積より広くなるよう壁面30Dが変形されていることを特徴とするカメラモジュール
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機等に適用して好適なカメラモジュールに関するものである。
従来、カメラモジュールは、例えば、特許文献1に開示されるような、ごみ対策構造が知られている。そのカメラモジュールでは、撮像素子と、撮影レンズとの間に配設されるフィルタを有し、このフィルタと撮像素子の各非有効領域外部分に狭持され両者間に空間を形成するスペーサを備えており、前記スペーサの少なくとも前記空間に面する部位に粘着性を持たせ、前記空間内に浮遊しているごみが保持されるようになっている。
特開2005−217546号公報
しかし、上記の従来例では、前記スペーサの空間部に面する垂直で平坦に切り出した断面部だけに異物を保持するための粘着性を持たせており、異物を保持する面積が極めて狭く、たとえ空間内に漂う異物が粘着性の壁面に至ったとしても、既に他の異物が付着しており新たな異物を保持できない場合があり、結果として保持されなかった異物が撮像面に落下付着し、取り込まれる画像に意図しない黒点として写り込んでしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、撮像素子と光学部材との光学距離を保持するスペーサが、異物を効率よく保持するカメラモジュールを提供するところにある。
本発明のカメラモジュールは、撮像素子と、前記撮像素子の撮像面に被写体からの光を結像する光学部材と、前記撮像素子と前記光学部材との光学距離を規定するスペーサとを有し、前記スペーサで保持される前記撮像素子と前記光学部材との間隙が前記被写体からの光が通過する導光部であり、前記スペーサの前記導光部に向いた壁面には異物が接触した際に前記異物を保持する保持手段を具備しているとともに、前記保持手段が設けられた壁面の面積が、前記光学部材から前記撮像素子に至る直筒内壁面の面積より広くなるよう前記壁面が変形されていることを特徴とする
これにより、本発明は、光学部材と撮像素子との光学距離を規定、保持するために必要であるスペーサの壁面の面積をより広くしたため、スペーサ壁面に接触した異物を保持出来る面積が広がり、導光部である空間内に漂う異物が粘着性の壁面に至れば、他の付着異物に邪魔されることなく新たな異物を保持でき、光学部材と撮像素子との間の導光部全域に渡り、異物が光学部材および撮像素子の撮像面等に付着しにくくなり、取り込まれる画像に意図しない黒点として写り込んでしまうという問題を解決することが可能となる。
また本発明のスペーサは、前記保持手段が具備された壁面が前記撮像面に対し傾斜して
いることを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサが光学部材と撮像素子との光学距離を保持しつつ、スペーサ壁面の面積を拡大することができるため、スペーサの壁面が異物を保持する可能性が高くなり、異物が光学部材および撮像面に付着する可能性を確実に低減することができる。
また本発明のスペーサは、前記保持手段が具備された壁面と前記撮像面とのなす傾斜角度が90°未満であることを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサの前記壁面が光学部材側から撮像素子側に向けて傾斜している為、撮像素子の組立がしやすくなるとともに、異物が撮像面に付着する可能性をより低減することができる。
さらにスペーサ壁面の面積が拡がることにより、スペーサの壁面が異物を保持する可能性が高くなり、異物が光学部材および撮像面に付着する可能性を低減することができる。
また、前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面が、前記光学部材から前記撮像面に向かって曲面状であることを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサ壁面の面積を拡大することができるため、スペーサの光学部材および壁面が異物を保持する可能性が高くなり、異物が撮像面に付着する可能性を低減することができる。
また、前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面が、前記光学部材から前記撮像面に向かって前記導光部を拡幅するものであることを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサ壁面の面積を拡大することができるため、スペーサの壁面が異物を保持する可能性が高くなり、異物が撮像面に付着する可能性を低減することができる。
また、前記保持手段が具備された壁面に凸部または凹部を有することを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサ壁面の面積を拡大することができるため、スペーサの壁面が異物を保持する可能性が高くなり、異物が光学部材および撮像面に付着する可能性を低減することができる。
また、前記スペーサは、両端に開口部を有する筒状体であって、一方の開口部が前記撮像素子と対向し、他方の開口部が前記光学部材と対向しており、前記筒状体は、前記撮像素子および前記光学部材と協働して前記導光部を閉空間としていることを特徴とする。
これにより、本発明は、スペーサは筒状にすることにより導光空間を閉空間とすることができるため、外部からの異物侵入も抑えることができるとともに、導光空間内に向いたスペーサの壁面が異物を保持することができる。
また、前記光学部材と前記スペーサとは同一材質で一体に形成されていることを特徴とする。
これにより、本発明は、光学部材とスペーサが同一材質で一体に形成されることで部品点数を減らすことができ製造工程を簡略化できるとともに、スペーサ壁面が異物を保持することができる為、異物が撮像面に付着する可能性を低減することができる。
また、前記保持手段は、前記壁面に配置された粘着材であることを特徴とする。
これにより、本発明は、保持手段が粘着剤であることで、スペーサ壁面が異物を保持することが確実にできる為、異物が撮像面に付着する可能性を低減することができる。また、自身では異物を保持する機能を有しない材質を用いたとしても、容易に異物保持機能を有するスペーサ壁面を実現することが可能となる。
また、前記保持手段は、前記壁面に塗布されたグリスであることを特徴とする。
これにより、本発明は、保持手段がグリスであることで、スペーサ壁面が異物を確実に保持することができる為、異物が撮像面に付着する可能性を低減することができる。また、自身では異物を保持する機能を有しない材質を用いたとしても、容易に異物保持機能を有するスペーサ壁面を実現することが可能となる。
また、前記スペーサは、前記光学部材を透過する光の一部を遮蔽する絞り機能を有することを特徴とする。
これにより、本発明は、光学部材に起因する乱反射による迷光の撮像面への影響を防止し、より鮮明な結像を得ることが可能となる。
本発明によれば、光学部材と撮像素子との光学距離を規定、保持するために必要であるスペーサの壁面の面積をより広くしたため、スペーサ壁面に接触した異物を保持出来る面積が広がり、導光部である空間内に漂う異物が粘着性の壁面に至れば、他の付着異物に邪魔されることなく新たな異物を保持でき、光学部材と撮像素子との間の導光部全域に渡り、異物が光学部材および撮像素子の撮像面等に付着しにくくなり、取り込まれる画像に意図しない黒点として写り込んでしまうという問題を解決することが可能となる。
本発明に係るカメラモジュールの第1実施形態の断面を説明する図である。 第1実施形態によるカメラモジュールのスペーサを説明する斜視図である。 図1要部拡大図である。 第2実施形態によるカメラモジュールの断面を説明する図である。 第3実施形態によるカメラモジュールの断面を説明する図である。 第4実施形態によるカメラモジュールの断面を説明する図である。 第5実施形態によるカメラモジュールの断面を説明する図である。 第6実施形態によるカメラモジュールの断面を説明する図である。
<第1実施形態>
以下、本発明のカメラモジュールの第1実施形態について図1を参照して説明する。図1は本発明に係るカメラモジュールの概略断面図、図2は第1実施形態によるカメラモジュールのスペーサを説明する斜視図、図3は図1の要部拡大図である。
本実施形態のカメラモジュール100は、鏡筒部材10、この鏡筒部材10内に順に挿入される光学部材20、スペーサ30を有し、さらに、ベース40を搭載した基材50を備えている。ベース40を搭載した基材50は、市販品として供給されるものであり、鏡筒部材10に最終的に結合される。
鏡筒部材10は合成樹脂材からなる一体成型品で、下方の矩形台枠部11と、この矩形台枠部11より小径の上方の円筒状部12を有し、円筒状部12の上端部は光束取入穴13を有する上端板部14で閉塞されている。矩形台枠部11と円筒状部12の間は、光軸直交壁(遮光壁)15で接続されている。鏡筒部材10の一端(図示下端)は矩形台枠部11によって画成された開放端となっており、この矩形台枠部11の底辺が基材50の周縁部に接着固定されている。
光学部材20(レンズ)は、その外周面が円筒状部12の内周面12Aに嵌合されている。この光学部材20は、ベース40と対向していると共に、鏡筒部材10の天井面に当接して光束取入穴13に臨出している。なお、光学部材20は実際には複数枚のレンズの組み合わせ体であるが、図面の煩雑さを避けるために単純化した形状の1枚のレンズとして図示している。
スペーサ30は、鏡筒部材10の矩形台枠部11内に収納されるもので、図2に単体形状を示すように、両端に上開口部31、及び下開口部32を有する筒状体であって、全体として矩形をなし、中心部に導光部60を有している。スペーサ30の上下面には、光学部材20とベース40との光学距離を規定する環状の光軸直交基準面30Aと光軸直交基準面30Bとが形成されている。このスペーサ30は、上開口部31が光学部材20と対向し、下開口部32がベース40と対向しており、ベース40および光学部材20と協働して導光部60を閉空間としている。また、このスペーサ30の壁面30Dは撮像素子41に対して変形しており、壁面30Dと撮像素子41とのなす傾斜角度(θ)が約60°となるよう傾斜している。つまり、壁面30Dは撮像素子側が光学部材側に対して拡幅しており、その壁面30Dの面積は、直筒内壁面30Cと比較して約1.15倍に拡がる。さらに、壁面30Dには、異物を保持する保持手段としてグリス80が壁面30D全体に塗布されている。このグリス80は、自己粘着性を有しており、基材としてフッソ合成オイルを用いたフッソ系グリスである。
組立の際に、導光部60内に入り込んだ異物は、基材50やスペーサ30の壁面30D等に付着しているが、外部からの振動等により、撮像素子41上に移動する可能性がある。撮像素子41の面積にもよるが、例えば携帯機器に使用される撮像素子41は小型であり、画素は1辺が数μmの矩形であるため、数μmから数百μmの大きさの異物が付着することにより、画質に影響が生じる可能性がある。
数μmから数百μmの大きさの異物は、図3に示すように、グリス80を用いることにより捕捉、保持され、ベース40の撮像素子41や、光学部材20等に付着しにくくなる。
なお、このグリス80は、自己粘着性を有していればよく、スペーサ材料、あるいは使用条件から適宜選択することが可能であり、基材50を取り付けた後においても、異物を捕捉、保持し続けるために、固化しないものであることが望ましい。
また、異物を保持する保持手段として、壁面30Dの全面にグリスを塗布してあるが、直筒内壁面30Cの面積よりも広くできる範囲で、壁面30Dの一部に塗布してもよい。
また、異物を保持する保持手段としては、数μmから数百μmの大きさの異物を保持可能な粘着性を有するものであればよく、例えば基材にPET等を用い、基材の両側にアクリル系などの粘着剤が塗布されている両面テープであってもよい。
ベース40は、例えばプラスチック、ガラスファイバー、強化プラスチック又はセラミックスの中から一つが選択される。ベース40の上、下表面には図には示していないが、それぞれ電気的に接続するための接続部が設けられている。
撮像素子41は、ベース40上に載置され、頂部に撮像面42を設け、撮像面42の回りには図には示していないが複数の接続部を有する。
ワイヤ43は、撮像素子41の外方へ複数本導出され金属などの電気伝導性材料から形成されるものである。各ワイヤ43は、一端が撮像素子41の対応した接続部に電気的に接続され、他端がベース40の対応する接続部と電気的に接続される。
基材50は、以上の仮組立が完成した鏡筒部材10の矩形台枠部11内に、そのベース40を挿入した状態において、その周縁を矩形台枠部11の開口端面11Aに接着固定する。矩形台枠部11内に位置したベース40は、その周縁部の撮像に関係しない位置決め面(光軸直交基準面)41Aが、スペーサ30の光軸直交基準面30Bに当接する。この当接力によって、スペーサ30は上方に押されてその光軸直交基準面30Aが光学部材20の光軸直交基準面20Bに当接し、さらに、光軸直交基準面20Aと鏡筒部材10の光軸直交基準面10Aの当接関係によって、光学要素の光軸方向の位置が定まる。
このように、本実施形態では、スペーサ30の導光部60に向いた壁面30Dは、撮像素子41に対して傾斜している。その為、図3に示したとおり内壁面を直筒内壁面30Cとした場合より広くなる。また、壁面30Dには、異物を保持するグリス80が塗布されている。従って、導光部60内に浮遊している異物が、壁面30Dに直接接触する可能性が高くなり、接触した異物はグリス80によって保持される。その結果、撮像素子41に異物が付着する可能性が低くなり、良好な画像を提供することができる。
また、スペーサ30の壁面30Dは、光学部材側から撮像素子側へ拡幅している。従って、図3に示すように、撮像素子41とベース40とをワイヤ43で電気的接続させる際に、ワイヤ43がスペーサ30に邪魔されることなく、十分な接続領域を確保することが可能である。
また、導光部60を閉空間としているので、外部からの新たな異物の侵入を防ぐことができる。従って、閉空間である導光部60内に浮遊している異物を確実に減らすことが可能となり、撮像面42に異物が付着する可能性が著しく低くなるので、さらに良好な画像を提供することができる。
なお、本実施形態では、光学部材20とスペーサ30は異なる材料で形成されているが、これに限定されず、光学部材20とスペーサ30は同一材質で一体に形成されてもよい。
この場合、光学部材20とスペーサ30を同一素材にすることにより、組み立て工程が減り、製造上での管理が容易になる。
また、スペーサ30の壁面30Dの上開口部31および下開口部32は、円形でなくてもよく、例えば四角形でもよい。
また、壁面30Dと撮像素子41とのなす傾斜角度(θ)は、60°でなくてもよく、例えば30°〜60°であってもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明のカメラモジュールを具現化した第2実施形態について図4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施形態によるカメラモジュール300は、図4に示すように、スペーサ33の壁面33Dが光学部材20からベース40に至る直筒内壁面30Cの面積よりも広くなるように傾斜されており、その傾斜角度が撮像素子41に対し90°より大きくなるよう形成されている。
このように、上記実施形態では、スペーサ33の導光部60に向いた壁面33Dは、異物を保持する機能を有し、壁面33Dと撮像素子41とのなす角度は90°より大きくなるように形成されている。つまり、壁面33Dは撮像素子41から光学部材20側に向かって拡幅することにより、導光部60内に浮遊している異物が、壁面33Dに直接接触する可能性が高くなり、より多くの異物を保持することが可能となる。その結果、撮像素子41に異物が付着する可能性が低くなり、良好な画像を提供することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明のカメラモジュールを具現化した第3実施形態について図5を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態によるカメラモジュール400は、図5に示すように、スペーサ34の壁面34Dは、その断面形状が筒体の中心付近で外側に膨らむような曲面で形成されるので、光学部材20からベース40に至る直筒内壁面30Cよりも広くなる。
このように、上記実施形態では、スペーサ34の壁面34Dを筒体の中心付近で外側に膨らむような曲面状にすることで、壁面34Dの面積を拡げることができる。従って、導光部60内に浮遊している異物が、壁面34Dに直接接触する可能性が高くなり、より多くの異物を保持することが可能となる。その結果、撮像素子41に異物が付着する可能性が低くなり、良好な画像を提供することができる。
<第4施形態>
次に、本発明のカメラモジュールを具現化した第4実施形態について図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態によるカメラモジュール500は、図6に示すように、この壁面35Dは光学部材20からベース40に至る直筒内壁面30Cよりも広くなるように、光学部材20側から撮像素子41に向かってドーム状に導光部60を拡幅するような曲面で形成される。
このように、上記実施形態では、スペーサ35の壁面35Dが光学部材20から撮像素子41に向かって拡幅することにより、第3実施形態よりもさらに壁面35Dの面積を拡げることができる。従って、導光部60内に浮遊している異物が、壁面35Dに直接接触する可能性が高くなり、より多くの異物を保持することが可能となる。その結果、撮像素子41に異物が付着する可能性が低くなり、良好な画像を提供することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明のカメラモジュールを具現化した第5実施形態について図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態によるカメラモジュール600およびカメラモジュール610は、図7(a)および図7(b)に示すように、この壁面は、光学部材20からベース40に至る直筒内壁面30Cよりも広くなるように変形している。スペーサ36の壁面36Dには凸部を有し、また、スペーサ37の壁面37Dには凹部を有している。
このように、上記実施形態では、壁面36Dに凸部または、壁面37Dに凹部を設けることにより、壁面の面積を拡げることができる。従って、導光部60内に浮遊している異物が、壁面に直接接触する可能性が高くなり、より多くの異物を保持することが可能となる。その結果、撮像素子41に異物が付着する可能性が低くなり、良好な画像を提供することができる。
なお、図7(a)、図7(b)において、凸部または凹部は1箇所のみ記載されているが、
直筒内壁面30Cの面積よりも広くできる範囲で、凸部または凹部を複数個形成してもよい。また、凸部と凹部が共存してもよい。
<第6実施形態>
次に、本発明のカメラモジュールを具現化した第9実施形態について図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この実施形態によるカメラモジュール800は、図8に示すように、スペーサ38は導光部60に対向する壁面38Dを有し、壁面38Dと撮像素子41とは所定の角度となるよう傾斜している。スペーサ38の上開口部90は、レンズの反射光やカメラモジュール800内の迷光を遮蔽する程度に小さく形成し、撮像素子41が良好な画像を得るのに必要な光を取り込めるように、光の一部を遮蔽する絞り機能を有している。
このように、上記実施形態では、スペーサ38は光学距離を一定にするとともに、フィルタの機能も持ち合わせることにより、部品点数の削減が可能となり、工数の削減に寄与できる。
10 鏡筒部材
11 矩形台枠部
11A 開口端面
12 円筒状部
12A 内円筒面
13 光束取入穴
14 上端板部
14A 光軸直交基準面
15 光軸直交壁
20 光学部材
30 スペーサ
30D 壁面
40 ベース
41 撮像素子
42 撮像面
43 ワイヤ
50 基材
60 導光部
70 粘着材
80 グリス
90 異物
100 カメラモジュール

Claims (11)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子の撮像面に被写体からの光を結像する光学部材と、
    前記撮像素子と前記光学部材との光学距離を規定するスペーサとを有し、
    前記スペーサで保持される前記撮像素子と前記光学部材との間隙が前記被写体からの光が通過する導光部であり、前記スペーサの前記導光部に向いた壁面には異物が接触した際に前記異物を保持する保持手段を具備しているとともに、
    前記保持手段が設けられた壁面の面積が、前記光学部材から前記撮像素子に至る直筒内壁面の面積より広くなるよう前記壁面が変形されている
    ことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面が前記撮像面に対し傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面と前記撮像面とのなす傾斜角度が90°未満であることを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面が、前記光学部材から前記撮像面に向かって曲面状であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  5. 前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面が、前記光学部材から前記撮像面に向かって前記導光部を拡幅するものであることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
  6. 前記スペーサは、前記保持手段が具備された壁面に凸部または凹部を有することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  7. 前記スペーサは、両端に開口部を有する筒状体であって、一方の開口部が前記撮像素子と対向し、他方の開口部が前記光学部材と対向しており、前記筒状体は、前記撮像素子および前記光学部材と協働して前記導光部を閉空間としていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  8. 前記光学部材と前記スペーサとは同一材質で一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7
    のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  9. 前記保持手段は、前記壁面に配置された粘着材であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  10. 前記保持手段は、前記壁面に塗布されたグリスであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  11. 前記スペーサは、前記光学部材を透過する光の一部を遮蔽する絞り機能を有することを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載のカメラモジュール。

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