JP2012018343A - 防眩性光拡散部材 - Google Patents

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茂治 吉田
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Abstract

【課題】表示装置上に搭載し、至近距離で使用する用途において、ギラツキを抑制することができ、外部光に対するグレアを防止しつつも、高コントラスト性能を有し、視認性に優れた防眩性拡散部材を提供する。
【解決手段】透明基材5の少なくとも一方の面に樹脂防眩層1を有する防眩性光拡散部材であって、樹脂防眩層1は樹脂4中に屈折率および数平均体積粒子径が次の関係(1)(2)を満たす第1の無機粒子3と第2の無機粒子2とを含み、第1の無機粒子3は樹脂防眩層1に対する含有量が13.5〜18.0質量%であり、第2の無機粒子2は樹脂防眩層1に対する含有量が2.0〜5.0質量%である防眩性光拡散部材。n1<n2(1)、d1<t<d2(2)(式中、n1,n2は第1の無機粒子3,第2の無機粒子2の屈折率を、d1,d2は第1の無機粒子3,第2の無機粒子2の数平均体積粒子径を、tは樹脂防眩層1の平均厚みを表す)
【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネル用上部透明電極板およびそれを含む装置に関するものであり、特に、プラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、CRTディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、表面電界ディスプレイ(SED)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、タッチパネルディスプレイなどの表示面上に用いられる防眩性拡散部材に関する。
プラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、CRTディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、表面電界ディスプレイ(SED)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、タッチパネルディスプレイなどの画像表示装置は、表示装置表面の外光が引き起こす写り込み反射が視認性の低下を発生させている。この外光の反射を抑制するために、表示装置の最表層に微細凹凸構造による光拡散性能を有した防眩層を設ける事が知られている。これら防眩層は、表面微細凹凸構造に起因すると考えられるギラツキが発生し、視認性を著しく低下させる現象が発生する。近年の高精細化が進む表示装置では、高いギラツキ防止性が求められており、特に、至近距離で使用するタッチパネル用途などは、より高品質な防眩層の開発が要求されている。同時に、高いコントラスト性能を求める市場に対応し、高透明でかつ、低ヘイズである防眩層が求められている。
ギラツキ現象とは、通過した表示光が、光拡散層の表面凹凸構造、および光拡散層内部に充填されている粒子表面の屈折や拡散等の歪を受け、表示光にランダムな強弱差を誘発させ、この表示光の強弱の大きさが視認者の目の解像度よりも大きな場合に、不快感として認識されるものと考える。
このギラツキ防止性を向上させる手法としては、防眩層内の粒子の充填量増加、または表面凹凸形状を緻密にすることで、内部ヘイズ(曇度)、表面ヘイズをそれぞれ、もしくは両方を増加させる技術が知られている。
例えば、特許文献1には、全ヘイズ値が35%以上50%以下であり、内部ヘイズが20〜40%であるフィルムが記載され、特許文献2には表面ヘイズ値を7<hs<30、内部ヘイズ値との和が30以下としたフィルムが記載され、特許文献3には、表面凹凸を有し、凹部の断面積を規定したフィルムが記載されている。
しかし、これらの技術では全体的な曇り度が増加し、内部ヘイズ増加の場合は暗室コントラスト、表面ヘイズ増加の場合は明室コントラストの低下が発生する。
また、特許文献4には、充填する粒子と紫外線硬化樹脂との屈折率差が高い(0.03〜0.20)粒子を防眩層中に導入し、内部ヘイズ1〜7%で、表面ヘイズ1〜7%の範囲内で、コントラスト、ギラツキ防止性を向上させる技術が記載されている。
しかし、内部低ヘイズを屈折率の高い粒子で発現させるには、防眩層中の粒子の充填量を下げる必要性がある。防眩層中の粒子の充填量が下がると、透過光の粒子表面の屈折、拡散等のゆがみの単位面積当たりの強弱差が大きくなり、至近距離から見た際に、この歪みの大きさが視認者の目の解像度よりも大きくなる距離以内での使用時には、不快感(ギラツキ)として認識される。
特許第3703133号公報 特許第3707719号公報 特開2003−004903号公報 特開2008−122832号公報
本発明の課題とするところは、高精細化された表示装置上に搭載し、至近距離で使用する用途において、ギラツキを抑制することができ、従来同様に外部光に対するグレアを防止しつつも、高コントラスト性能を有し、視認性に優れた防眩性拡散部材を提供するところにある。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。
すなわち、
[1]透明基材の少なくとも一方の面に樹脂防眩層を有する防眩性光拡散部材であって、
樹脂防眩層は樹脂中に屈折率および数平均体積粒子径が次の関係(1)(2)を満たす第1の無機粒子と第2の無機粒子とを含み、第1の無機粒子は樹脂防眩層に対する含有量が13.5〜18.0質量%、第2の無機粒子は樹脂防眩層に対する含有量が2.0〜5.0質量%である防眩性光拡散部材。
n1<n2 (1)
d1<t<d2 (2)
(式中、n1,n2は第1の無機粒子,第2の無機粒子の屈折率を、
d1,d2は第1の無機粒子,第2の無機粒子の数平均体積粒子径を、
tは樹脂防眩層の平均厚みを表す)
[2]前記第1の無機粒子の屈折率と、前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.03〜0.05であり、前記第2の無機粒子の屈折率と、前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.02以下であって、前記d1、前記d2および前記tが以下の関係にある[1]記載の防眩性光拡散部材。
t≧d1>1/2t、1.5t>d2>t
[3]前記樹脂防眩層の平均厚みが3〜4μmである[1]または[2]記載の防眩性拡散部材。
である。
本発明によれば、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、CRTディスプレイ、SEDディスプレイ、FEDディスプレイ、タッチパネルディスプレイなどの画像表示装置におけるギラツキが防止でき、コントラストが高く、防眩性に優れる光拡散部材が得られ、視認性に優れる表示装置を形成することができる。
本発明の防眩性光拡散部材の一例である
1 樹脂防眩層
2 第2の無機粒子
3 第1の無機粒子
4 樹脂
5 透明基材
6 反射防止層
H 樹脂防眩層の平均厚み
以下に本発明の好ましい実施形態を、図1を参照しながら説明する。図1は、n1<n2(n1,n2は第1の無機粒子,第2の無機粒子の屈折率)なる、樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径の大きな第2の無機粒子(2)、および樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径の小さな第1の無機粒子(3)が樹脂(4)中に分散されている樹脂防眩層(1)が、透明基材(5)上に形成されている防眩性光拡散部材である。樹脂(4)中に分散されている第2の無機粒子(2)により、樹脂防眩層(1)の表面の凹凸形状が形成されている。
そして、本発明における第2の無機粒子(2)は、その屈折率と前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.02以下であり、第1の無機粒子(3)は、その屈折率と前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.03〜0.05の範囲であることが好ましい。
また、第1の無機粒子の数平均体積粒子径は、樹脂防眩層の平均厚みの1/2より大きく樹脂防眩層の平均厚み以下であることが好ましく、第2の無機粒子の数平均体積粒子径は、樹脂防眩層の平均厚みより大きく樹脂防眩層の平均厚みの1.5よりも小さいことが好ましい。
また、本発明における樹脂防眩層の平均厚みは3〜4μmであることが好ましい。
なお、本発明において、樹脂防眩層の平均厚みとは凹凸のある防眩層の厚みの平均値のことである。平均厚みは、電子マイクロメーターを用いて測定次のようにする。無作為に選んだ10箇所について、アンリツ製K-402A型試料台にフィルムを載せて直径5mmの平版型触針を押し当て、該触針の変位データをアンリツ製KG3001型インジケーターを用いて厚み(μm)を測定し、その平均厚みから透明基材の厚みを減じて樹脂防眩層の厚みを得る。なお、透明基材の厚みは、基材断面を電子顕微鏡で観察し、無作為に10箇所測定した平均値から算出する。
本発明において、樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径の大きな第2の無機粒子(2)を樹脂防眩層中に含有させることにより、樹脂防眩層表面に凹凸を形成し、その表面の凹凸により防眩層表面に入射した光に表面拡散が発生するものである。この樹脂防眩層の平均厚みよりも大きい数平均体積粒子径(d2)の第2の無機粒子(2)に関して、樹脂防眩層の平均厚みに1.5を掛けた値よりもd2が大きな場合は、表面の凹凸が大きくなり、明室コントラストが低下することがある。よって、第2の無機粒子(2)の数平均体積粒子径は、樹脂防眩層の平均厚みに1.5を掛けた値よりも小さくすることが好ましい。数平均体積粒子径が樹脂防眩層の平均厚み以下である第1の無機粒子(3)は、屈折率が樹脂防眩層を構成する樹脂の屈折率との間で屈折率差を有することにより、防眩層内部に入射した光に対し内部拡散を発生させることができ、主に防眩層の内部拡散に寄与する。
第2の無機粒子(2)については、その屈折率が樹脂(4)の屈折率と近似したものを用いた場合、防眩層内部に入射した光に対する内部拡散にはほとんど寄与しないものとすることができる。また、第1の無機粒子(3)は、その数平均体積粒子径が樹脂防眩層の平均厚みよりも小さいため、防眩層表面に凹凸を形成しない。このことから防眩層表面に入射した光に対する表面拡散にはほとんど寄与しない。
なお、第1の無機粒径(3)が、樹脂防眩層の平均厚みに0.5を掛けた値以下の場合は、防眩層内部に入射した光の内部光拡散される範囲と、そのまま透過する範囲の間隔が大きくなり、面内の光拡散に不均一性が生じ、ギラツキが制御できなくなる場合がある。よって、第1の無機粒子(3)の数平均体積粒子径は、樹脂防眩層の平均厚みよりも小さく、樹脂防眩層の平均厚みに0.5を掛けた値よりも大きいことが好ましい。
本発明において、第2の無機粒子(2)および第1の無機粒子(3)は、防眩層の光拡散性能に対し各々別々の働きをする。したがって、本発明の防眩性光拡散フィルムは、ギラツキやコントラストを容易に制御することが可能である。
これらの第2の無機粒子(2)と第1の無機粒子(3)の混合割合としては、第2の無機粒子(2)の含有量が樹脂防眩層に対して1.0〜7.0質量%、より好ましくは2.0〜5.0質量%がよく、第1の無機粒子(3)は、防眩層に対する含有量が12.0〜20.0質量%、より好ましくは13.5〜18.0質量%がよい。なお、無機粒子を3種類以上導入する場合でも、この混合割合に準ずる。
本発明で用いることが出来る第1および第2の無機系粒子(3,2)としては、シリカ粒子(屈折率1.46)、タルク(屈折率1.54)、各種アルミノケイ酸塩(屈折率1.50〜1.60)、カオリンクレー(屈折率1.53)、MgAlハイドロタルサイト(屈折率1.50)、などが挙げられ、これらから数平均体積粒子径の異なるものを2以上混合使用する。
第2の無機粒子(2)と樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差は、0.02以下であることが好ましく、また、粒子の粒径にバラツキが大きいと、表面の微細凹凸の凹凸差が不揃いとなることから、体積粒子径の数ベースでの標準偏差が数平均体積粒子径の50%以下、より好ましくは40%以下であることが好ましい。
第1の無機粒子(3)と樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差は、0.03〜0.05であることが好ましく、樹脂防眩層に入射した光の防眩層内の光拡散状態が均一であることが、より少ない粒子の添加量でギラツキを抑制できることから、比較的粒径の揃った粒子を用いることが好ましく、具体的には、体積粒子径の数ベースでの標準偏差が数平均体積粒子径の30%以下、より好ましくは25%以下であることが好ましい。
なお、粒径の標準偏差は後述の細孔電気抵抗法を利用した粒度分布測定装置としてコールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター(株)製)を用いて、粒子が細孔を通過する際の粒子体積に相当する電解液分の電気抵抗を測定することによって、粒子の数と体積を測定し、数ベースで求めた粒度分布から標準偏差を求める。
本発明においては、第1の無機粒子(3)を防眩層内に均一、かつ、高密度で充填することで、透過光の粒子表面の屈折、拡散等の歪みの単位面積当たりの強弱差を小さくすることができ、それにより、至近距離から見た際にでも、透過光の粒子表面の屈折、拡散等の歪みを、視認者の目の解像度よりも小さくすることができ、視認者に不快感を与えることが少なくすることができることから好ましい。
また、無機粒子の形状は球状であることが好ましい。特に、第1の無機粒子(3)については、光拡散状態を均一にするために、不定形よりも球形であることが好ましく、単分散状態のものを用いることがより好ましい。なお、球状粒子は、完全な球状粒子や楕円球体などを含む。また、球面で連続して形成されている粒子も含むものとする。
本発明の樹脂防眩層は、表面ヘイズ値が5〜13%あることが好ましく、かつ内部ヘイズ値が1〜7%であることが好ましい。表面ヘイズ値が5%未満であると外光の写り込み防止性が不十分である。表面ヘイズが13%より高い、もしくは、内部ヘイズが7%より高い場合は、コントラストが問題となる。表面ヘイズ値、内部ヘイズ値が上記の値となるように、表面散乱、内部散乱を制御した本発明の防眩層は、高精細ディスプレイや、室内、自動車内で用いるディスプレイ等に使用できる。また、本発明の防眩層をさまざまな用途に好ましく使用できる。
図1において樹脂防眩層(1)の表面は、所定の範囲内の凹凸構造を含む表面粗さを有している。表面粗さについては、表面凹凸構造に含まれる算術平均粗さRaが0.1〜0.5μmの範囲内、より好ましくは0.2〜0.3μmの範囲内にあることが好ましく、表面凹凸の平均間隔Smが20〜100μmが好ましく、60〜80μmの範囲内にあるとさらに好ましい。この値の範囲を下回る場合は、凹凸表面で拡散される光の量が少なくなり、防眩性が不十分となる場合がある。一方で、この値を上回る場合は、凹凸表面で拡散される光の量が多くなり、コントラストが問題となる場合がある。なお、算術平均粗さRaおよび凹凸の平均間隔Smは、JIS−B−0601−1994により測定した値である。
また、本発明の防眩性光拡散部材には、必要に応じて、反射防止性能、防汚性能等を有する機能層を設けることも好ましい。これらの機能層は単層であってもかまわないし、複数の層であってもかまわない。機能層は、防汚性能を有する反射防止層というように、1層で複数の機能を有していても構わない。また、透明基材と樹脂防眩層の接着性向上のため、あるいは、各種層間の接着性向上のために、各層間にプライマー層や接着層等を設けても良い。
透明基材(5)としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル、ポリイミド、ポリフェニレンスルフィド、アラミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ乳酸、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、脂環式アクリル樹脂、シクロオレフィン樹脂、トリアセチルセルロースなどを挙げることができる。
透明基材(5)の厚さは、10〜500μm程度であることが好ましい。薄すぎると生産時の取り扱いが困難となることがあり、厚すぎると各種ディスプレイなどの表示面上に用いられる防眩性拡散部材として不適当な厚みとなることがある。よって、20〜300μmが好ましく、30〜200μmがより好ましい。
樹脂防眩層に用いられる樹脂としては、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂などの電離放射線樹脂や、熱硬化型樹脂、金属アルコキシドを加水分解、脱水縮合して得られる有機無機複合系マトリックスなどを用いることができる。電離放射線樹脂としては、ポリエステル系、アクリル系、ウレタン系、アミド系、シリコーン系、エポキシ系等の各種のものがあげられ、紫外線硬化型のモノマー、オリゴマー、ポリマー等が含まれる。好ましく用いられる紫外線硬化型樹脂は、例えば紫外線重合性の官能基を有するもの、なかでも当該官能基を2個以上、特に3〜6個有するアクリル系のモノマーやオリゴマー成分を含むものがあげられる。熱硬化性樹脂としては、アクリルポリオールとイソシアネートプレポリマーとからなる熱硬化型ウレタン系、フェノール系、尿素メラミン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系、シリコーン樹脂系があげられる。
紫外線硬化型樹脂には、紫外線重合開始剤が配合されている。光重合開始剤は、どのようなものを用いても良いが、用いる樹脂に合ったものを用いることが好ましい。光重合開始剤(ラジカル重合開始剤)としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジルメチルケタールなどのベンゾインとそのアルキルエーテル類等が用いられる。
紫外線照射装置としては、高圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク、キセノンアーク等の光源が利用できる。
なお、塗液には必要に応じ溶剤を含んでいても良い。用いる溶剤は、塗工適性を備えている必要がある。例えば、トルエン、シクロヘキサノン、アセトン、ケトン、エチルセロソルブ、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルイソブチルケトン、イソプロパノール、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、ニトロメタン、1,4−ジオキサン、ジオキソラン、N−メチルピロリドン、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸ブチル、ジクロロメタン、トリクロロメタン、トリクロロエチレン、エチレンクロライド、トリクロロエタン、テトラクロロエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、クロロホルムなどを使用でき、またこれらの混合溶媒を使用することができる。また溶剤の量はとくに限定されない。
第1および第2の無機粒子(3,2)を含有する樹脂防眩層(1)の形成方法は特に制限されず、適切な方式を採用することができる。たとえば、前記透明基材(5)上に、第1および第2の無機粒子(3,2)を含有する樹脂(たとえば、紫外線硬化型樹脂:塗工液)を塗工し、乾燥後、硬化処理して表面に凹凸形状を有する樹脂防眩層(4)を形成する。なお、塗工液は、ロールコーター、リバースコーター、スロットダイコーター、バーコーター、キャスティング、スピンコート、グラビア等の手段を適宜選択して塗工される。
また塗液の固形分濃度は、塗工方法により異なる。固形分濃度は、質量比でおおよそ20〜70質量%であればよい。
測定方法および評価方法を以下に示す。
(1)無機粒子の粒度分布、体積粒子径、数平均体積粒子径、変動係数CV
無機粒子を、細孔電気抵抗法を利用した粒度分布測定装置としてコールターマルチサイザーII(ベックマン・コールター(株)製)を用いて、無機粒子が細孔を通過する際の粒子体積に相当する電解液分の電気抵抗を測定することによって、粒子の数と体積を測定した。まず微少量の無機を薄い界面活性剤水溶液に分散させ、次いでモニターの表示を見ながらアパチャー(検知部分の細孔)通過率が10〜20%となる量だけ指定電解液の容器に添加した後、通過粒子数が10万個になるまで体積粒子径の計測を続けて自動計算させ、球状粒子の粒度分布を求めた。次いで、粒度分布の山の裾の一方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)から他方の端(粒子個数が0%となる体積粒子径)の体積粒子径区間に含まれる球状粒子より数平均体積粒子径、体積粒子径の標準偏差、変動係数CVを求めた。なお、粒度分布の山と山の間などで、山の裾の粒子個数が0%とならない場合には、粒子個数が最小値となる体積粒子径を山の裾の端とする。変動係数CVは下記式により求めることができる。

変動係数CV(%)=体積粒子径の標準偏差(μm)/数平均体積粒子径(μm)×100。
(2)樹脂の屈折率、各粒度分布の山に含まれる球状粒子の屈折率
(i) 防眩層より有機溶剤を用いて樹脂を抽出し、有機溶剤を留去した後、エリプソメトリー法によって、25℃における589.3nmの波長の光に関して測定を行う。ここで得られた値を「樹脂の屈折率」とする。
(ii) 次いで、無機粒子を総量が10g採取し、粒子をベッケ線検出法により、各液体有機化合物の屈折率既知の温度に於いて、粒子の輪郭が見えなくなることを確認し、このとき用いた液体有機化合物の屈折率を「無機粒子の屈折率」とする。
(3)totalヘイズ
JIS−K7361−1996に準じ、濁度計NDH2000(日本電色工業(株)製)を用いて測定した。
(4)外部ヘイズ
測定を実施する樹脂防眩層のヘイズ測定を行って得られた値をHz(A)とし、樹脂防眩層を構成する樹脂と同じ屈折率を有する樹脂を、防眩層表面の凹凸形状の上に乾燥膜厚3μmの厚みになるように平滑に被膜を設け、それを硬化し、ヘイズ測定を行って得られた値をHz(B)とした場合、下記計算式より、外部ヘイズを得ることができる。
外部ヘイズ=Hz(A)−Hz(B)。
(5)ギラツキ防止性
2073600ピクセルのプラズマディスプレイ((TH−42PZ700)、Panasonic社製))の前面板フィルター部分に、100mm×100mmのサイズのサンプルを厚さ1mmのアクリル板に粘着層を用いて貼り、同じく粘着層を用いて画面にセットし、出力色度がX=0.278±0.005、Y=0.655±0.005になるようにテレビ画面にR:0、G:255、B:0の割合で緑を出力する。画像測定用にソニー製CCDカメラ(XC−HR70)を用いて、サンプルから1100mmの位置から視野幅60mmに設定し撮影を行う。得られた画像をキャノン製Matrox Inspectorで縦方向に8画素分解析し、輝度解析を行い、得られたデータをCSVファイルで保存する。スペクトルの50点のピーク(T)とボトム(B)を下記に示す式に従い50点演算を行い、その50点の標準偏差を算出する。このサイクルを10回実施し、その平均値をギラツキ防止性の指標とした。カーナビゲーションモニター(SANNYO GORILLA NV−SB360DT)の防眩層と比較して、良好なものを○印で示し、変わらないものを△印で示し、ギラついて見えるものを×印で示した。
Figure 2012018343
(6)防眩性
透明基材をはさんで、防眩層背面を黒色塗料(寺西化学工業株式会社製 黒色マジックインキ)で黒色を施し、スガ試験機携帯光沢時計(HG−6)にて60度光沢度を測定し、65以下を合格、65を超える場合を不適合と判断した。

(7)コントラスト
コントラストは、防眩性光拡散部材と反対面に、無色透明な粘着層を介してプラズマディスプレイ((TH−42PZ700)、Panasonic社製))の画面表面に貼り合せ、パネルの鉛直照度と水平照度を、それぞれ100ルクスと700ルクスとなるように設置した。光源は、3波長蛍光灯(東芝ライテック(株) ネオラインピッドマスター 3波長形昼白色FLR40S N−EDL/M)。輝度測定にはコニカミノルタ製 分光放射輝度計 CS−1000Aを用いて、パネル表面から輝度計のレンズまでの距離が1.3mとなる位置にパネルとレンズを水平に合わせて測定した。プラズマディスプレイを白表示(輝度470(cd/m))及び黒表示(輝度2(cd/m))としたときの輝度を測定し、得られた黒表示時の輝度(cd/m)と白表示時の輝度を以下の式にて算出した時の値が、70以上81未満のとき×、81以上91未満のとき△、91以上のときを○とした
コントラスト=白表示の輝度/黒表示の輝度。


実施例1
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を透明基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)と数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して2.9質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して17.1質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
実施例2
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を透明基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)、および数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して4.3質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して15.0質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例1
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を透明基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)と数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して1.4質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して19.3質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例2
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)、および数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して5.7質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して12.8質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例3
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)、および数平均体積粒子径1.6μ、屈折率1.46mのシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して7.1質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して10.7質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例4
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を数平均体積粒子径1.6μmのシリカ粒子の含有量が防眩層に対して17.1質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例5
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径2.5μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=20%)を含有する大日精化EXF−D2105マットC(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径2.5μmのシリカ粒子の含有量が防眩層に対して15.9質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例6
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmのシリカ粒子の含有量が防眩層に対して4.0質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例7
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径4.2μm、屈折率1.47のシリカ粒子(CV=35%)を含有する大日精化EXF−D2105マットD(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径4.2μmのシリカ粒子の含有量が防眩層に対して3.3質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み3.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
比較例8
厚み188μmのポリエチレンレテフタレートフィルム、ルミラー(登録商標)U46(東レ(株))を基材として、数平均体積粒子径3.2μm、屈折率1.48のシリカ粒子(CV=38%)を含有する大日精化EXF−D2105マットA(固形分70質量%)、および数平均体積粒子径1.6μm、屈折率1.46のシリカ粒子(CV=21%)を含有する大日精化EXF−D2105マットE(固形分70質量%)を、数平均体積粒子径3.2μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して4.3質量%、数平均体積粒子径1.6μmの無機微粒子の含有量が防眩層に対して15.0質量%になるように配合し、トルエンで固形分濃度40質量%まで希釈したハードコート剤をスロットダイコーターで塗布、80℃で1分間乾燥後、紫外線を1.0J/cm2照射、硬化させ、厚み4.0μmの樹脂防眩層を設け防眩性光拡散部材を作製した。
Figure 2012018343
実施例1、2により、樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径が大きな無機粒子、および数平均体積粒子径が樹脂防眩層の平均厚み以下である無機粒子の含有量を変化させることにより、容易に樹脂防眩層の内部ヘイズ、及び、外部ヘイズを制御できる事が可能である。特に、樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径が大きな無機粒子の含有量を2.0〜5.0質量%、数平均体積粒子径が樹脂防眩層の平均厚み以下である無機粒子の含有量を13.5〜18.0質量%の範囲内とした場合は、ギラツキ防止性と防眩性が良好で、コントラストに優れる。
一方で、比較例1、2より、数平均体積粒子径が樹脂防眩層の平均厚み以下である無機粒子のみで構成させた場合は、防眩性が不足することを示している。比較例3,4より、樹脂防眩層の平均厚みよりも数平均体積粒子径が大きな粒子のみで構成させた場合は、ギラツキ防止性とコントラストが不足することを示している。また、比較例5,6より、実施例3の粒子配合において、平均厚みを2種類の無機粒子の両者よりも大きくした場合は、防眩性が不足し、平均厚みを2種類の粒子のいずれよりも小さくした場合は、ギラツキ防止性とコントラストが不足することを示している。よって、単粒子径のみの粒子配合では、ギラツキ防止性、防眩性、およびコントラスト全てを本発明のレベルで満足することはできず、また、3種類の光学特性を制御するには数平均体積粒子径と樹脂防眩層の厚みとの関係が大きく寄与していることが示され、本発明の構成を有することによって優れた特性を得ることができることが分かる。
本発明の、低ヘイズ、高ギラツキ防止性能の光拡散フィルムは、プラズマディスプレイ(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、CRTディスプレイ、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、表面電界ディスプレイ(SED)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)、タッチパネルディスプレイなどの各画像表示装置の表面材として用いられる。

Claims (3)

  1. 透明基材の少なくとも一方の面に樹脂防眩層を有する防眩性光拡散部材であって、樹脂防眩層は樹脂中に屈折率および数平均体積粒子径が次の関係(1)(2)を満たす第1の無機粒子と第2の無機粒子とを含み、、第1の無機粒子は樹脂防眩層に対する含有量が13.5〜18.0質量%であり、第2の無機粒子は樹脂防眩層に対する含有量が2.0〜5.0質量%である防眩性光拡散部材。
    n1<n2 (1)
    d1<t<d2 (2)
    (式中、n1,n2は第1の無機粒子,第2の無機粒子の屈折率を、
    d1,d2は第1の無機粒子,第2の無機粒子の数平均体積粒子径を、
    tは樹脂防眩層の平均厚みを表す)
  2. 前記第1の無機粒子の屈折率と、前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.03〜0.05であり、
    前記第2の無機粒子の屈折率と、前記樹脂防眩層を構成する樹脂との屈折率差が0.02以下であって、
    前記d1、前記d2および前記tが以下の関係にある請求項1記載の防眩性光拡散部材。
    t≧d1>1/2t、1.5t>d2>t
  3. 前記樹脂防眩層の平均厚みが3〜4μmである請求項1記載の防眩性拡散部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110651202A (zh) * 2017-06-06 2020-01-03 惠和株式会社 上方用光扩散片及具备该上方用光扩散片的背光单元

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