JP2012017992A - 測距装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】測距と同時に方向検知を可能とする測距装置を提供する。
【解決手段】測距装置は、第1の発光素子105aおよび第2の発光素子105bと、受光素子106と、演算部110とを有する。演算部110は、受光素子106の光強度分布において、強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、光強度分布の両端を第1の最端ポイントおよび第2の最端ポイントと定義したとき、最大ポイントと第1の最端ポイントとの間の距離と最大ポイントと第2の最端ポイントとの間の距離との比率に基づいて、被検出物までの距離と被検出物の移動方向とを演算する。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、光学式方向検知機能を有する測距装置、および、この測距装置を有する電子機器に関する。
従来、測距装置としては、図8に示すように、光を投射してその反射光を受光することにより被検出物15までの距離を検知する三角測距方式のものがある。この測距装置は、被検出物15に光を投射するための発光素子11と、投射する光を集光する投光用集光部13と、被検出物15で反射した反射光を集光する受光用集光部14と、受光用集光部14によって集光された反射光を受光する受光素子12とを備える。
上記発光素子11は、発光ダイオードなどの光源であり、発光素子11から出射された光は、出射部前方の光路に配設された投光用集光部13により絞られ、被検出物15に対して投光される。
上記受光素子12は、PSD(Position Sensitive Device:位置検出素子)であり、被検出物15で拡散反射した反射光は、受光素子12の前方に配設された受光用集光部14により絞られ、受光素子12に導かれる。
上記構成の測距装置において、発光素子11から出射された光は、投光用集光部13を通過して、被検出物15に投光され、被検出物15で拡散反射した一部の光は、受光用集光部14を通過して絞られた光スポットとして受光素子12に入射する。
この入射光が受光素子12に入射する位置は、被検出物15と測距装置との距離によって変化する。上記受光素子12に入射する光スポットの入射位置が変化すると、この変化量に応じて受光素子12の両端から取り出される信号電流が変化する。この信号電流を信号処理回路により演算することで、検知対象物15までの距離に対応した出力信号を出力する。
上記三角測量方式を用いた測距装置は、被検出物までの距離は測定出来る物の、測距装置の発光素子及び受光素子の前方を横切る被検出物が有った場合、どの方向から被検出物が移動してきたかの方向検知をすることは出来ない。
このような課題に対し、特開2000−81446号公報(特許文献1)では、監視エリアにおいて、1次元画像を取り込むイメージセンサによって、撮像した1次元画像と過去に撮像した1次元画像とを比較して、その変化を検出して人あるいは物体の移動方向を判定する。また、特開平7−288875号公報(特許文献2)では、人体から放出される赤外線を検出して人体動作認識を可能としている。
しかしながら、上記特許文献1では、過去との画像の変化比較をイメージセンサですることでは、人あるいは物体の移動方向は判定しても移動方向と同時に測距は出来ない。また、上記特許文献2では、人体からの赤外線検知による人体に限っての人体動作を検出しており、人以外での物体動作、移動方向と同時に人体および物体の測距は出来ない。
特開2000−81446号公報 特開平7−288875号公報
そこで、この発明の課題は、測距と同時に方向検知を可能とする測距装置および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の測距装置は、
第1の発光素子および第2の発光素子と、
上記第1の発光素子から射出された光を集光して被検出物に照射する第1の投光用集光部、および、上記第2の発光素子から射出された光を集光して上記被検出物に照射する第2の投光用集光部と、
上記被検出物からの反射光を通過させる光通過部と、
上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との間に配置されると共に上記光通過部を通過した反射光を受光する受光素子と、
上記受光素子上の上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第1の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第2の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との比率に基づいて、上記第1の発光素子または上記第2の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に上記被検出物が上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算する演算部と
を備えることを特徴としている。
この発明の測距装置によれば、上記演算部は、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との比率に基づいて、上記第1の発光素子または上記第2の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に上記被検出物が上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算するので、被検出物までの距離と被検出物の移動方向とを同時に検出できる。
また、一実施形態の測距装置では、
第3の発光素子および第4の発光素子と、
上記第3の発光素子から射出された光を集光して被検出物に照射する第3の投光用集光部、および、上記第4の発光素子から射出された光を集光して上記被検出物に照射する第4の投光用集光部と
を備え、
上記第1の発光素子、上記第2の発光素子、上記第3の発光素子および上記第4の発光素子は、上記受光素子と同一平面上に配置されると共に上記受光素子を中心とした中心角度が等間隔となるように配置され、上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とは、対向し、上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とは、対向し、
上記演算部は、
上記受光素子上の上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第1の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第2の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との第1の比率を求めると共に、
上記受光素子上の上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第3の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第4の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との第2の比率を求めて、
上記第1の比率および上記第2の比率に基づいて、上記第1の発光素子、上記第2の発光素子、上記第3の発光素子または上記第4の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に、上記被検出物が、上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側に、または、上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とを結ぶ方向において上記第3の発光素子側から上記第4の発光素子側にまたは上記第4の発光素子側から上記第3の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算する。
この実施形態の測距装置によれば、上記演算部は、上記第1の比率および上記第2の比率に基づいて、上記第1の発光素子、上記第2の発光素子、上記第3の発光素子または上記第4の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に、上記被検出物が、上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側に、または、上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とを結ぶ方向において上記第3の発光素子側から上記第4の発光素子側にまたは上記第4の発光素子側から上記第3の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算するので、被検出物が4方向のうちの何れの方向から移動してきたかを検出できる。
また、一実施形態の測距装置では、上記光通過部は、上記被検出物からの反射光を集光する受光用集光部、または、上記被検出物からの反射光の通過を制限するスリット部である。
また、一実施形態の測距装置では、上記演算部は、上記被検出物がこの被検出物からの反射光を上記受光素子が受光可能な検知エリアに侵入してきたことを検出したときに、上記被検出物が上記検知エリアに侵入してきた方向を演算する。
この実施形態の測距装置によれば、上記演算部は、上記被検出物が上記検知エリアに侵入してきたことを検出したときに、上記被検出物が上記検知エリアに侵入してきた方向を演算するので、被検出物が検知エリアに侵入してきたと同時に、被検出物の検知エリアへの侵入方向を検出できる。
また、この発明の電子機器は、上記測距装置を備えることを特徴としている。
この発明の測距装置によれば、上記測距装置を備えているので、被検出物までの距離と被検出物の移動方向とを同時に検出できる。
この発明の測距装置によれば、上記演算部は、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との比率に基づいて、上記第1の発光素子または上記第2の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に上記被検出物が上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算するので、被検出物までの距離と被検出物の移動方向とを同時に検出できる。
本発明の測距装置の第1実施形態を示す簡略構成図である。 図1のA部の拡大図である。 近距離にある被検出物からの反射光の強度分布図である。 遠距離にある被検出物からの反射光の強度分布図である。 本発明の測距装置の第2実施形態を示す簡略構成図である。 図5AのB部の拡大図である。 本発明の測距装置の第3実施形態を示す簡略構成図である。 本発明の測距装置を有する電子機器の一実施形態を示す簡略構成図である。 従来の測距装置を示す簡略構成図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の測距装置の第1実施形態である簡略構成図を示している。この測距装置は、第1の発光素子105aおよび第2の発光素子105bと、第1の投光用集光部108aおよび第2の投光用集光部108bと、光通過部としての受光用集光部107と、受光素子106と、演算部110とを備える。
上記第1の発光素子105aおよび上記第2の発光素子105bは、例えば、発光ダイオードや面発光レーザなどの光源を用いている。上記第1の発光素子105aおよび上記第2の発光素子105bは、互いに間隔をあけて配置される。
上記第1の投光用集光部108aは、例えば、投光レンズであり、上記第1の発光素子105aから射出された光102aを集光して第1の被検出物101aに照射する。この第1の被検出物101aは、第1の発光素子105aに関して第2の発光素子105bと反対側(図中左側)から第1の発光素子105aに向かって移動してくる被検出物である。要するに、第1の発光素子105aは、図中左側から第1の発光素子105aに向かって移動してくる被検出物に対して照射する。つまり、図中左側から向かってくる被検出物は、第1の発光素子105aからの出射光により、検出される。
上記第2の投光用集光部108bは、例えば、投光レンズであり、上記第2の発光素子105bから射出された光102bを集光して第2の被検出物101bに照射する。この第2の被検出物101bは、第2の発光素子105bに関して第1の発光素子105aと反対側(図中右側)から第2の発光素子105bに向かって移動してくる被検出物である。要するに、第2の発光素子105bは、図中右側から第2の発光素子105bに向かって移動してくる被検出物に対して照射する。つまり、図中右側から向かってくる被検出物は、第2の発光素子105bからの出射光により、検出される。
上記受光用集光部107は、例えば、受光レンズであり、上記第1の被検出物101aからの拡散反射光103aまたは上記第2の被検出物101bからの拡散反射光103b(以下、単に、被検出物からの反射光という)を集光して通過させる。
上記受光素子106は、例えば、CMOSイメージャーであり、受光素子106上に照射された光の強度分布を取り込むことができる。受光素子106は、受光用集光部107によって集光された反射光103a,103bを受光する。受光素子106は、第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとの間に配置されている。受光素子106、第1の発光素子105aおよび第2の発光素子105bは、同一平面上に配置されている。受光素子106と第1の発光素子105aとの間の距離と、受光素子106と第2の発光素子105bとの間の距離とは、等しい。
上記受光素子106、上記第1の発光素子105aおよび上記第2の発光素子105bは、透明樹脂にてパッケージされている。上記受光用集光部107、上記第1の投光用集光部108aおよび上記第2の投光用集光部108bは、遮光樹脂のホルダーに埋め込まれている。
図2に示すように、上記受光素子106に反射光103a,103bが照射されると、受光素子106には、光束a,b,cが当たる。光束aと光束cとは、第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向の反射光の両端の光束を示し、光束bは、光束aと光束cとの成す角度の中心角を通る中心の光束を示す。
図2の実線にて示す光束は、図1の実線に示すように第1の被検出物101aが第1の発光素子105aに対して近距離に位置しているときの、光束を示し、一方、図2の仮想線にて示す光束は、図1の仮想線に示すように第1の被検出物101aが第1の発光素子105aに対して遠距離に位置しているときの、光束を示す。
図2の実線にて示す光束が照射されたときの、光強度分布を図3に示し、一方、図2の仮想線にて示す光束が照射されたときの、光強度分布を図4に示す。つまり、図3と図4は、受光素子106上の第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向の反射光の強度分布を示す。
図2と図3に示すように、この光強度分布において、受光素子106上の受光エリアZ内の第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向の反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントPと定義し、かつ、光強度分布の第1の発光素子105a側の端を第1の最端ポイントPと定義し、かつ、光強度分布の第2の発光素子105b側の端を第2の最端ポイントPと定義したとき、最大ポイントPと第1の最端ポイントPとの間の距離をAとし、最大ポイントPと第2の最端ポイントPとの間の距離をBとする。なお、図4についても同様とする。
上記演算部110は、上記距離Aと上記距離Bとの比率に基づいて、第1の発光素子105aまたは第2の発光素子105bから被検出物までの距離を演算すると共に被検出物が第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向において第1の発光素子105a側から第2の発光素子105b側にまたは第2の発光素子105b側から第1の発光素子105a側の何れの方向から移動してきたかを演算する。
ここで、まず、上記演算部110による被検出物の移動方向を検出する仕組みについて具体的に説明する。
図1〜図3に示すように、第1の発光素子105aから第1の被検出物101aに光102aを照射し、この第1の被検出物101aからの反射光103aを受光素子106にて受光した場合、上記距離A,Bの関係は、A<B(またはB/A>0)となる。
一方、第2の発光素子105bから第2の被検出物101bに光102bを照射し、この第2の被検出物101bからの反射光103bを受光素子106にて受光した場合、上記距離A,Bの関係は、A>B(またはB/A<0)となる。
すなわち、被検出物(第1の被検出物101a)が第1の発光素子105a側(図中左側)から第2の発光素子105b側に移動してきた場合は、A<Bの関係が成り立ち、一方、被検出物(第2の被検出物101b)が第2の発光素子105b側(図中右側)から第1の発光素子105a側に移動してき場合はA>Bの関係が成り立ち、方向検知が可能となる。
次に、上記演算部110による被検出物までの距離を検出する仕組みについて具体的に説明する。
被検出物が近距離にある場合、図3に示すように、上記距離Aと上記距離Bとの比率(B/A)は大きくなる一方、被検出物が遠距離にある場合、図4に示すように、上記距離Aと上記距離Bとの比率(B/A)は小さくなる。これは、被検出物が遠距離になるほど、距離Aと距離Bとが等しい値に近づくことによる。すなわち、上記距離Aと上記距離Bとの比率により、被検出物までの距離を検出できる。
したがって、上記演算部110により、被検出物までの距離と被検出物の移動方向とを同時に検出できる。
上記演算部110は、被検出物がこの被検出物からの反射光を受光素子106が受光可能な検知エリアに侵入してきたことを検出したときに、被検出物が検知エリアに侵入してきた方向を演算するようにしてもよい。したがって、被検出物が検知エリアに侵入してきたと同時に、被検出物の検知エリアへの侵入方向を検出できる。
(第2の実施形態)
図5Aと図5Bは、この発明の測距装置の第2の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、光通過部として、受光用集光部の代わりに、スリット部を用いている。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図5Aと図5Bに示すように、第1の投光用集光部108aおよび第2の投光用集光部108bが取り付けられている遮光樹脂のホルダーに、スリット部117を設けている。このスリット部117は、被検出物(第1の被検出物101aまたは第2の被検出物101b)からの反射光の通過を制限する。つまり、スリット部117は、受光素子106に照射する反射光を制限する。特に、被検出物が近距離の場合、受光用集光部(集光レンズ)107の代わりにスリット部117を採用でき、コストを低減できる。なお、被検出物までの距離および被検出物の移動方向の検出は、上記第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図6は、この発明の測距装置の第3の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、被検出物が4方向のうちの何れの方向から移動してきたかを検出する。なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の部分には、同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、この測距装置は、上記第1の実施形態の測距装置の構成に加えて、第3の発光素子105cおよび第4の発光素子105dと、第3の投光用集光部108cおよび第4の投光用集光部108dとを有する。
上記第3の発光素子105cおよび上記第4の発光素子105dは、例えば、発光ダイオードや面発光レーザなどの光源を用いている。第3の発光素子105cおよび第4の発光素子105dは、互いに間隔をあけて配置される。
上記第3の投光用集光部108cは、例えば、投光レンズであり、第3の発光素子105cから射出された光を集光して被検出物に照射する。上記第4の投光用集光部108dは、例えば、投光レンズであり、第4の発光素子105dから射出された光を集光して被検出物に照射する。
上記第1の発光素子105a、上記第2の発光素子105b、上記第3の発光素子105cおよび上記第4の発光素子105dは、上記受光素子106と同一平面上に配置される。
また、上記第1の発光素子105a、上記第2の発光素子105b、上記第3の発光素子105cおよび上記第4の発光素子105dは、受光素子106を中心とした中心角度が等間隔(90度)となるように配置され、受光素子106を中心とした同一円上に配置される。
上記第1の発光素子105aと上記第2の発光素子105bとは、対向し、上記第3の発光素子105cと上記第4の発光素子105dとは、対向する。
上記第3の発光素子105cは、第3の発光素子105cに関して第4の発光素子105dと反対側(図中上側)から第3の発光素子105cに向かって移動してくる被検出物に対して照射する。つまり、図中上側から向かってくる被検出物は、第3の発光素子105cからの出射光により、検出される。
上記第4の発光素子105dは、第4の発光素子105dに関して第3の発光素子105cと反対側(図中下側)から第4の発光素子105dに向かって移動してくる被検出物に対して照射する。つまり、図中下側から向かってくる被検出物は、第4の発光素子105dからの出射光により、検出される。
演算部110Aは、上記第1の実施形態で説明したように、受光素子106上の第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の第1の発光素子105a側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の第2の発光素子105b側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、最大ポイントと第1の最端ポイントとの間の距離と最大ポイントと第2の最端ポイントとの間の距離との第1の比率(例えば、図3や図4のB/A)を求める。
さらに同様に、上記演算部110Aは、受光素子106上の第3の発光素子105cと第4の発光素子105dとを結ぶ方向の反射光の強度分布(例えば、図3や図4に示す光強度分布)において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の第3の発光素子105c側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の第4の発光素子105d側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、最大ポイントと第1の最端ポイントとの間の距離と最大ポイントと第2の最端ポイントとの間の距離との第2の比率(例えば、図3や図4のB/A)を求める。
そして、上記演算部110Aは、上記第1の実施形態での説明と同様に、上記第1の比率および上記第2の比率に基づいて、第1の発光素子105a、第2の発光素子105b、第3の発光素子105cまたは第4の発光素子105dから被検出物までの距離を演算すると共に、被検出物が、第1の発光素子105aと第2の発光素子105bとを結ぶ方向において第1の発光素子105a側から第2の発光素子105b側にまたは第2の発光素子105b側から第1の発光素子105a側に、または、第3の発光素子105cと第4の発光素子105dとを結ぶ方向において第3の発光素子105c側から第4の発光素子105d側にまたは第4の発光素子105d側から第3の発光素子105c側の何れの方向から移動してきたかを演算する。
したがって、上記構成の測距装置では、被検出物が4方向(図中上下左右)のうちの何れの方向から移動してきたかを検出できる。
(第4の実施形態)
図7は、この発明の測距装置を有する電子機器の一実施形態を示している。図7に示すように、この電子機器は、ナビゲーションシシステムであり、上記第1の実施形態に示す測距装置を有する。
このナビゲーションシシステムは、タッチ式のディスプレイ120を有し、このディスプレイ120に上記第1の実施形態の測距装置が組み込まれ、被検出物までの距離と被検出物の移動方向を検出する。
例えば、このナビゲーションシシステムを車に用いた場合、タッチでのナビゲーション操作時、助手席側からの操作か運転席側からの操作かを判断できて、操作内容に制限を掛け安全運転に貢献できる。また、ディスプレイ120への非接触にてナビ操作を実現できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記第1から上記第4の実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。また、発光素子の数量を3つまたは5つ以上として、被検出物が3方向または5方向以上のうちの何れの方向から移動してきたかを検出するようにしてもよい。また、上記第1から上記第3の実施形態の測距装置を有する電子機器として、例えばパソコンやテレビや携帯電話などがある。
101a,101b 被検出物
105a 第1の発光素子
105b 第2の発光素子
105c 第3の発光素子
105d 第4の発光素子
106 受光素子
107 受光用集光部(光通過部)
108a 第1の投光用集光部
108b 第2の投光用集光部
108c 第3の投光用集光部
108d 第4の投光用集光部
110,110A 演算部
117 スリット部(光通過部)
120 ナビゲーションシシステムのディスプレイ

Claims (5)

  1. 第1の発光素子および第2の発光素子と、
    上記第1の発光素子から射出された光を集光して被検出物に照射する第1の投光用集光部、および、上記第2の発光素子から射出された光を集光して上記被検出物に照射する第2の投光用集光部と、
    上記被検出物からの反射光を通過させる光通過部と、
    上記第1の発光素子と上記第2の発光素子との間に配置されると共に上記光通過部を通過した反射光を受光する受光素子と、
    上記受光素子上の上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第1の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第2の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との比率に基づいて、上記第1の発光素子または上記第2の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に上記被検出物が上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算する演算部と
    を備えることを特徴とする測距装置。
  2. 請求項1に記載の測距装置において、
    第3の発光素子および第4の発光素子と、
    上記第3の発光素子から射出された光を集光して被検出物に照射する第3の投光用集光部、および、上記第4の発光素子から射出された光を集光して上記被検出物に照射する第4の投光用集光部と
    を備え、
    上記第1の発光素子、上記第2の発光素子、上記第3の発光素子および上記第4の発光素子は、上記受光素子と同一平面上に配置されると共に上記受光素子を中心とした中心角度が等間隔となるように配置され、上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とは、対向し、上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とは、対向し、
    上記演算部は、
    上記受光素子上の上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第1の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第2の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との第1の比率を求めると共に、
    上記受光素子上の上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とを結ぶ方向の反射光の強度分布において、反射光の強度が最も強くなる地点を最大ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第3の発光素子側の端を第1の最端ポイントと定義し、かつ、反射光の強度分布の上記第4の発光素子側の端を第2の最端ポイントと定義したとき、上記最大ポイントと上記第1の最端ポイントとの間の距離と上記最大ポイントと上記第2の最端ポイントとの間の距離との第2の比率を求めて、
    上記第1の比率および上記第2の比率に基づいて、上記第1の発光素子、上記第2の発光素子、上記第3の発光素子または上記第4の発光素子から上記被検出物までの距離を演算すると共に、上記被検出物が、上記第1の発光素子と上記第2の発光素子とを結ぶ方向において上記第1の発光素子側から上記第2の発光素子側にまたは上記第2の発光素子側から上記第1の発光素子側に、または、上記第3の発光素子と上記第4の発光素子とを結ぶ方向において上記第3の発光素子側から上記第4の発光素子側にまたは上記第4の発光素子側から上記第3の発光素子側の何れの方向から移動してきたかを演算することを特徴とする測距装置。
  3. 請求項1または2に記載の測距装置において、
    上記光通過部は、上記被検出物からの反射光を集光する受光用集光部、または、上記被検出物からの反射光の通過を制限するスリット部であることを特徴とする測距装置。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の測距装置において、
    上記演算部は、上記被検出物がこの被検出物からの反射光を上記受光素子が受光可能な検知エリアに侵入してきたことを検出したときに、上記被検出物が上記検知エリアに侵入してきた方向を演算することを特徴とする測距装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の測距装置を備えることを特徴とする電子機器。
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