JP2012015012A - Led照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LED照明装置において、照射光の特性を簡単に変更できるようにする。
【解決手段】 LED照明装置1において、LED発光素子11を搭載する基板10と、基板10を内蔵しかつLED発光素子11からの出射光を透過させる照明管2とを設ける。基板10が取り付けられた口金部3に対して照明管2を回転自在に設けることにより、基板10および照明管2を相対回転可能に設ける。照明管2の色または厚みを周方向に変化させることにより、照明管2からの透過光の特性を周方向で不均一にする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、LED照明装置に関し、詳細には、照射光の特性を簡単に変更できるようにしたLED照明装置に関する。
光源として、発光ダイオード(LED)を用いた蛍光灯型のLED照明装置が提案されている(特開2007−257928号公報参照)。一般に、発光ダイオードは、蛍光灯に比べて、消費電力が低く、長寿命であるため、照明装置の光源として最近注目されている。
また、LED照明装置として、特開2007−122933号公報には、LEDが搭載された基板を回転自在に設けたものが示されている。当該装置では、基板を所望角度だけ適宜回転させることにより、指向性を有するLEDからの出射光を使用者の所望方向に照射させることができ、配光特性を変更できる。
上記公報に示すものでは、基板の回転によって、配光特性を変更することはできても、照射光の特性そのものを変更することは困難である。照射光の明るさを変化させるには、例えば高価な調光装置が必要になる。また、照射光の色相を変化させるには、LED発光素子を発光色の異なるものに変更したり、あるいは、LED発光素子の上に種類の異なる蛍光体を配置したりする必要が生じる。このように、従来構造のLED照明装置では、照射光の特性を変更するのは容易ではない。
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、照射光の特性を簡単に変更できるLED照明装置を提供することにある。
請求項1の発明に係るLED照明装置は、LED発光素子を搭載する基板と、基板を内蔵しかつLED発光素子からの出射光を透過させる照明管とを備えている。基板および照明管は相対回転可能に設けられており、照明管は、透過光の特性を周方向で不均一にする不均一性を有している。
請求項1の発明においては、照明管が透過光の特性を周方向で不均一にする不均一性を有しているので、照明管を基板に対して回転させると、LED発光素子からの出射光が入射する回転後の照明管の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と比べて、異なる透過光特性を有している。このため、新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過した光の特性(例えば明るさや色相等)は、回転前の旧入射部位に入射して当該旧入射部位を透過した光と比べて変化している。
このように、請求項1の発明によれば、照明管を基板に対して回転させるだけで、照明管からの照射光の特性を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
請求項2の発明では、請求項1において、基板の端部には、外部のソケット部に着脱自在に接続される電極を一端に有する口金部が取り付けられており、照明管が口金部に対して回転自在に設けられている。
この場合には、基板の端部が口金部に取り付けられているので、照明管を口金部に対して回転させると、照明管が基板に対して回転することになる。
請求項3の発明では、請求項1において、照明管の不均一性が、周方向に変化する色を照明管が有していることに基づいている。
この場合には、照明管を基板に対して回転させると、LED発光素子からの出射光が入射する回転後の照明管の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と異なる色を有している。ここでいう「色」には、有彩色および無彩色のほか、透明色も含まれる。また、同一色の中の色の濃淡の違いによる色も含まれる。例えば、同じ乳白色であっても、淡い乳白色、濃い乳白色、およびこれらの中間の乳白色などである。
有彩色同士の色の違いの場合、照明管を透過する透過光の色相(つまり波長)が、照明管の回転前後で異なっている。また、無彩色同士または同一色の濃淡の違いによる色の違いの場合、照明管を透過する透過光の明るさが、照明管の回転前後で異なっている。このように、回転後の照明管の新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過した光の特性(例えば明るさや色相等)は、回転前の旧入射部位に入射して当該入照射部位を透過した光と比べて変化している。
請求項4の発明では、請求項1において、照明管の不均一性が、周方向に異なる蛍光体を照明管が有していることに基づいている。
この場合には、照明管を基板に対して回転させると、LED発光素子からの出射光が入射する回転後の照明管の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と異なる蛍光体を有している。照明管を透過する透過光は、LED発光素子から出射された光と、蛍光体から発せられる色光とが混合された混合光になるが、照明管の回転後の新たな入射部位の蛍光体は、回転前の旧入射部位の蛍光体と異なっているため、それぞれの照射部位を透過する透過光は、色相(波長)が異なる。
なお、蛍光体としては、照明管の内周面または外周面に塗布または蒸着されている場合のみならず、照明管の内部に蛍光粒子が含有されている場合も含んでいる。
請求項5の発明では、請求項1において、照明管の不均一性が、周方向に変化する厚みを照明管が有していることに基づいている。
この場合には、照明管を基板に対して回転させると、LED発光素子からの出射光が入射する回転後の照明管の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と異なる厚みを有している。厚みが異なると、光透過率が変化する。したがって、新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過する光の光透過率は、回転前の旧入射部位に入射して当該旧入射部位を透過する光の光透過率と異なっており、それぞれの入射部位を透過する透過光は、明るさが異なる。
請求項6の発明では、請求項1において、照明管の外周に筒状の透明カバーが設けられている。
この場合には、照明管が不透明であることなどにより、照明管がLED発光素子を内蔵していることを外部から視認できない場合でも、透明カバーの存在により、当該照明装置が従来の蛍光管と異なるLED照明装置であることを外部から簡単に視認できるようになる。
以上のように、本発明に係るLED照明装置によれば、照明管に対して透過光の特性を周方向で変化させる不均一性を持たせるようにしたので、照明管を基板に対して回転させたときに、LED発光素子からの出射光が入射する回転後の照明管の新たな入射部位が回転前の旧入射部位と比べて異なる透過光特性を有することになり、これにより、新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過した光の特性(例えば明るさや色相等)が、回転前の旧入射部位に入射して当該旧入射部位を透過した光と比べて変化する。このように、照明管を基板に対して回転させるだけで、照明管からの照射光の特性を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
本発明の第1の実施例によるLED照明装置の正面概略図である。 図1のII-II線断面(縦断面)概略図である。 図1のIII-III線断面(横断面)概略図である。 前記第1の実施例の作用効果を説明するための図である。 本発明によるLED照明装置の設置例の一例を示す図である。 本発明によるLED照明装置の設置例の他の例を示す図である。 本発明の第3の実施例によるLED照明装置の横断面概略図であって、前記第1の実施例の図3に相当する図である。 前記第3の実施例の作用効果を説明するための図である。 本発明の第4の実施例によるLED照明装置の縦断面概略図であって、前記第1の実施例の図2に相当する図である。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
〔第1の実施例〕
図1ないし図3Aは、本発明の第1の実施例によるLED照明装置を示している。
このLED照明装置1は、図1および図2に示すように、長手方向に延びる筒状の照明管2と、照明管2の両端部に設けられた口金部3とを有している。LED照明装置1の外観は、従来の蛍光管とほぼ同様であり、従来の蛍光管と代替可能である。
照明管2は、例えば樹脂製またはガラス製の透光性部材である。口金部3は、外部のソケット部(図示せず)に対して着脱自在に接続される一対のピン端子(電極)30を有している。ソケット部は、例えば、屋内の天井や壁面等、または装置や制御盤のパネル等に設置されている。口金部3において、ピン端子側と逆側の端面には、円周溝3aが形成されており、照明管2の端部は円周溝3aに挿入されている。照明管2は、口金部3の円周溝3aに沿って口金部3に回転自在に支持されている。
照明管2の内部には、長手方向に延びる基板10が配設されている。一方、照明管2の内部において、口金部3のピン端子側と逆側の端面には、基板10の端部を係止する係止部31が設けられている。係止部31は、基板10の端部が挿入される係止溝31aを有している。基板10の端部が係止部31に係止されることで、基板10は口金部3と一体に設けられている。これにより、基板10(ならびに口金部3)および照明管2は相対回転可能になっている。
基板10の上には、複数のLED発光素子11が搭載されており、各LED発光素子11は、基板10上に所定間隔で複数個配置されている。各LED発光素子11は、各ピン端子30に例えばリード線やコネクタ等(図示せず)を介して電気的に接続されている。
LED発光素子11としては、任意のものを採用し得るが、ここでは、青色発光ダイオードが用いられるとともに、その上に蛍光体が設けられたものを例にとる。この蛍光体は、入射された光により励起されるとともに基底状態に戻るときに入射光とは異なる波長の光を出射するという蛍光特性を有しており、この例では、青色光により励起されて青色光よりも波長の長い黄色の蛍光を発するものを用いている。これにより、LED発光素子11から出射される光は、青色光と黄色光とが混合された白色になる。
照明管2は、透過光の特性を周方向で不均一にする不均一性を有している。この第1の実施例では、照明管2が周方向に変化する色を有していることにより、照明管2の透過光の特性が周方向で不均一性になっている。
図3に示すように、照明管2は、周方向に区画された複数の領域a〜dから構成されている。領域aは透明な領域であり、領域bは淡い乳白色の領域であり、領域dは濃い乳白色の不透明な領域であり、領域cは領域bおよびdの中間の濃さの乳白色の領域である。照明管2を乳白色にするには、着色、蒸着、フィルムの貼着、シボや溝の形成による荒らし加工等の従来からの既知の手法のほか、照明管の内周面または外周面に白色のドットを多数印刷するようにしてもよい。この場合、ドットの密度によって、乳白色の濃淡を出すことが可能である。
次に、本実施例の作用効果について説明する。
上述のように構成されるLED照明装置1において、照明管2の回転前の位置として、図3に示すようにLED発光素子11が照明管2の領域aと対向し、照明管2の回転後の位置として、図3Aに示すようにLED発光素子11が照明管2の領域bと対向する場合を例にとる。
照明管2の回転前においては、LED発光素子11から出射された光Lは、領域aを透過して外部に照射されるが(図3参照)、このとき、領域aが透明な領域であるため、光透過率は高く、LED発光素子11からの出射光は、明るさを減じることなく、ほぼそのまま外部に照射される。
次に、照明管2の回転後においては、LED発光素子11から出射された光Lは、領域bを透過して外部に照射されるが(図3A参照)、このとき、領域bが淡い乳白色の領域であるため、領域aと比べて光透過率が数%〜数十%低下する。このため、LED発光素子11からの出射光は、やや明るさを減じて、外部に照射される。また、領域bを透過する際に光が拡散するので、広がりのある照射光が得られる。
このように、照明管2を基板10に対して回転させるだけで、照明管2からの照射光の特性(明るさや指向性)を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
なお、照明管2の色としては、上述した乳白色や透明色に限らず、有彩色や無彩色も含まれる。また、乳白色以外で同一色の色の濃淡の違いによる色も含まれる。
有彩色同士の色の違いの場合、照明管2を透過する透過光の色相(つまり波長)が、照明管2の回転前後で異なっている。また、無彩色同士または同一色の濃淡の違いによる色の違いの場合、照明管2を透過する透過光の明るさが、照明管2の回転前後で異なっている。このように、回転後の照明管2の新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過した光の特性(例えば明るさや色相等)は、回転前の旧入射部位に入射して当該旧入射部位を透過した光と比べて変化している。
次に、図4および図5は、本発明によるLED照明装置の設置例を示している。ここでは、LED照明装置が部屋の間接照明に用いられる場合を例にとる。
図4および図5に示すように、照明管2は、周方向に区画された複数の領域e〜gから構成されている。領域eは、光を透過させない不透明な領域であって、例えば濃い黒色の領域である。なお、領域eとしては、黒色以外の濃い色を用いるようにしてもよく、あるいは、光を透過させない白色を用いるようにしてもよい。さらには、領域eをアルミにより構成するようにしてもよい。領域fは、淡い乳白色の領域であって、光を一部透過させて拡散させる領域であり、領域gは、透明な領域である。図4の例では、領域gが部屋の壁Wと対向する位置に配置されるとともに、領域eが壁Wからもっとも離れた位置に配置されており、また、図5の例では、照明管2が図4に示す位置から時計回りに約90度回転しており、一方の領域fが壁Wと対向する位置に配置されるとともに、他方の領域fが壁Wからもっとも離れた位置に配置されている。
図4の例では、LED発光素子11から出射された光Lは、領域gを透過して壁Wに入射するとともに壁Wで反射し、照明管2の左右両側に向かって室内に照射される。このとき、室内から照明管2を見ると、照明管2の領域eからは光が透過しないので、領域eの部分は黒く見え、また、領域fからは拡散した光が漏れることにより、領域fの部分はぼんやりと白く見え、さらに、領域gの部分は直接見えない。このため、室内は、領域gを透過して壁Wで反射した光によって照らされることになる。
また、図5の例では、LED発光素子11から出射された光Lは、壁Wと対向する一方の領域fおよび領域gの一部を透過して壁Wに入射するとともに壁Wで反射し、照明管2の主に右側に向かって室内に照射される。照明管2の左側に向かって室内に照射される光はほんの一部である。また、このとき、領域fが淡い乳白色の領域であるため、領域gと比べて光透過率が低く、このため、LED発光素子11からの出射光は、やや明るさを減じて壁Wに入射されるとともに、領域fを透過する際に光が拡散するので、やや光量が低下した広がりのある照射光が室内に照射されることになる。
このとき、室内から照明管2を見ると、照明管2の領域eからは光が透過しないので、領域eの部分は黒く見え、また、壁Wから離れた他方の領域fからは照明管2の内部で反射した光が拡散してわずかに漏れることにより、当該他方の領域fの部分は非常にうっすらと白く見え、さらに、壁Wと接近した一方の領域fの部分は直接見えない。このため、室内は、一方の領域fおよび領域gの一部を透過して壁Wで反射した光によって、照明管2の主に右側部分が照らされることになる。
このように、照明管2を基板10に対して回転させるだけで、照明管2からの照射光の特性(明るさや指向性)を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
従来の蛍光管による間接照明の場合には、蛍光管が直接人の目に触れないように蛍光管を隠すためのカバー等が必要であったが、本発明によるLED照明装置の場合、上述したように、照明管の一部に不透明な領域を設けることで、従来のカバーに相当する部材が不要になる。これにより、本発明によるLED照明装置を、間接照明用として室内の任意の位置に後付けで設置できるようになる。
〔第2の実施例〕
前記第1の実施例では、照明管2が周方向に変化する色を有していることにより、照明管2が透過光の特性を周方向で不均一にする不均一性を有している場合を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。
この第2の実施例では、照明管2が周方向に異なる蛍光体を有していることにより、照明管2が透過光の特性を周方向で不均一にしている。蛍光体としては、照明管2の内周面または外周面に塗布または蒸着等されている場合のみならず、照明管2の内部に蛍光粒子が含有されている場合も含んでいる。
この場合には、照明管2を基板10に対して回転させると、LED発光素子11からの出射光が入射する回転後の照明管2の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と異なる蛍光体を有している。照明管2を透過する透過光は、LED発光素子11から出射された光と、蛍光体から発せられる色光とが混合された混合光になるが、照明管2の回転後の新たな入射部位の蛍光体は、回転前の旧入射部位の蛍光体と異なっているため、それぞれの入射部位を透過する透過光は、色相(波長)が異なる。
このように、照明管2を基板10に対して回転させるだけで、照明管2からの照射光の特性(色相)を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
〔第3の実施例〕
図6および図6Aは、本発明の第3の実施例によるLED照明装置を示している。これらの図において、前記第1の実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第3の実施例では、照明管2が周方向に変化する厚みを有している。照明管2の厚みtは、最小厚みtから最大厚みtまで連続的に変化しており、最大厚みtは、最小厚みtの位置から周方向に180度離れた位置に設けられている。また、照明管2は周方向に均一な乳白色を有している。
図6の例では、照明管2の最小厚みtの部位がLED発光素子11に対向して配置されており、図6Aの例では、照明管2が図6に示す位置から反時計回りに約60度回転しており、照明管2の最小厚みtおよび最大厚みtの中間の厚みの部位がLED発光素子11に対向して配置されている。
この場合には、照明管2を基板10に対して回転させると、LED発光素子11からの出射光が入射する回転後の照明管2の新たな入射部位は、回転前の旧入射部位と異なる厚みを有している(図6、図6A参照)。厚みが異なると、光透過率が変化する。したがって、新たな入射部位に入射して当該入射部位を透過する光の光透過率は、回転前の旧入射部位に入射して旧入射部位を透過する光の光透過率と異なっており、それぞれの入射部位を透過する透過光は、明るさが異なる。
このように、照明管2を基板10に対して回転させるだけで、照明管2からの照射光の特性(明るさ)を変更できるので、照射光の特性の変更を簡単に行えるようになる。
なお、一般に、LED発光素子は一定角度の指向性を有しているため、LED発光素子からの出射光の指向角の範囲で照明管の厚みを変化させるようにすれば、照明管に凸レンズや凹レンズの作用をさせることが可能である。
例えば、LED発光素子の光軸を照明管の最薄部位に一致させるようにすれば、LED発光素子からの出射光の指向角の両端部に位置する照明管の部位は最薄部位よりも厚みが厚いため、照明管はLED発光素子からの出射光に対して凹レンズのように作用して光を発散させる。
これに対して、LED発光素子の光軸を照明管の最厚部位に一致させるようにすれば、LED発光素子からの出射光の指向角の両端部に位置する照明管の部位は最厚部位よりも厚みが薄いため、照明管はLED発光素子からの出射光に対して凸レンズのように作用して光を収束させる。このようにして、照明管2からの透過光の特性(指向性)を変更できる。
〔第4の実施例〕
図7は、本発明の第4の実施例によるLED照明装置を示している。同図において、前記各実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この第4の実施例では、照明管2の外周側に筒状の透明カバー4が設けられている。透明カバー4の端部は、スペーサ41を介して照明管2の端部に固定されており、透明カバー4は、照明管2との間に一定の空隙を介して配置されている。照明管2および透明カバー4の各端部は、口金部3に形成された円周溝3a’に回転自在に支持されている。
この場合、照明管2を回転させる際には、透明カバー4を回転させと、透明カバー4と一体に設けられた照明管2が透明カバー4とともに回転することになる。また、この場合には、照明管2が不透明であることなどにより、照明管2がLED発光素子11を内蔵していることを外部から視認できない場合でも、透明カバー4の存在により、当該照明装置が従来の蛍光管と異なるLED照明装置であることを外部から簡単に視認できるようになる。
〔他の実施例〕
i)前記第1の実施例では、照明管の色のみを周方向で変化させた例を示し、また前記第3の実施例では、照明管の厚みのみを周方向で変化させた例を示したが、本発明は、これらを組み合わせたもの、すなわち、照明管の厚みの厚い部位と薄い部位とで色を変えたものにも同様に適用できる。
例えば、照明管の厚みの薄い部位を淡い乳白色にし、厚みの厚い部位を濃い乳白色にするとともに、厚みの薄い部位から厚みの厚い部位にかけて乳白色の濃さを徐々に変化させるようにしてもよい。
ii)前記各実施例では、照明管として、長手方向に直線状に延びる直管型のものを例にとって説明したが、本発明の適用はこれには限定されず、任意の形状の照明管に適用される。また、口金部を照明管の一端にのみ配置した片口金型の照明管でもよい。
本発明は、一般の照明に用いられるLED照明装置に好適であり、とくに、回転可能な照明管を備えたLED照明装置に適している。
1: LED照明装置
10: 基板
11: LED発光素子

2: 照明管

3: 口金部
30: ピン端子(電極)

4: 透明カバー

t: 厚み
特開2007−257928号公報(図1、図2参照) 特開2007−122933号公報(図1〜図3参照)

Claims (6)

  1. LED照明装置であって、
    LED発光素子を搭載する基板と、
    前記基板を内蔵するとともに、前記LED発光素子からの出射光を透過させる照明管とを備え、
    前記基板および前記照明管が相対回転可能に設けられるとともに、前記照明管が、透過光の特性を周方向で不均一にする不均一性を有している、
    ことを特徴とするLED照明装置。
  2. 請求項1において、
    前記基板の端部には、外部のソケット部に着脱自在に接続される電極を一端に有する口金部が取り付けられており、前記照明管が前記口金部に対して回転自在に設けられている、
    ことを特徴とするLED照明装置。
  3. 請求項1において、
    前記不均一性は、前記照明管が周方向に変化する色を有していることに基づいている、
    ことを特徴とするLED照明装置。
  4. 請求項1において、
    前記不均一性は、前記照明管が周方向に異なる蛍光体を有していることに基づいている、
    ことを特徴とするLED照明装置。
  5. 請求項1において、
    前記不均一性は、前記照明管が周方向に変化する厚みを有していることに基づいている、
    ことを特徴とするLED照明装置。
  6. 請求項1において、
    前記照明管の外周には、筒状の透明カバーが設けられている、
    ことを特徴とするLED照明装置。
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