JP2012014862A - Connector - Google Patents
Connector Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012014862A JP2012014862A JP2010147715A JP2010147715A JP2012014862A JP 2012014862 A JP2012014862 A JP 2012014862A JP 2010147715 A JP2010147715 A JP 2010147715A JP 2010147715 A JP2010147715 A JP 2010147715A JP 2012014862 A JP2012014862 A JP 2012014862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- housing
- lance
- insertion hole
- locking projection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
Description
この発明は、コネクタに係り、特に、端子がハウジングに対してランス構造により係止されるコネクタに関する。 The present invention relates to a connector, and more particularly to a connector in which a terminal is locked to a housing by a lance structure.
自動車等に搭載される各種電気・電子機器は、一般的に、機器に搭載された基板用コネクタと電線を結線した電線用コネクタとを連結することで電気接続されている。近年、機器等が小型化されるのに伴い、コネクタの小型化が求められている。 In general, various electrical / electronic devices mounted on automobiles and the like are electrically connected by connecting a board connector mounted on the device and a wire connector connecting wires. In recent years, with the miniaturization of devices and the like, miniaturization of connectors has been demanded.
そこで、例えば、特許文献1には、図30に示されるようなコネクタが開示されている。ハウジング61は、その底壁62に両持ち状態で弾性的に支持されたランス係止凸部63を有する。ハウジング61の端子収容部64に収容された端子65は、ランス係止凸部63によりハウジング61に対して弾性的に係止される。また、ハウジング61と端子65との係止を解除する際には、端子収容部64の前端下部に形成された操作凹部66に解除治具Rを挿入し、解除治具Rの押圧操作により操作凹部66と接続されたランス係止凸部63を端子65から弾性的に取り外す。このように、ランス係止凸部63を両持ち状態で支持することにより端子収容部64の隔壁または底壁62に端子65を係止する機能を持たせコネクタを小型化することができる。
Therefore, for example,
しかしながら、端子収容部64内に収容された端子65と底壁62との間には、解除治具Rを挿入するためにのみ使用される操作凹部66を確保する必要があり、底壁62に端子係止機能を持たせてもその操作凹部66によりコネクタが大型化してしまうおそれがある。更に専用形状の解除治具を必要とする。
However, it is necessary to secure an
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、端子収容部内のスペースを有効に活用して解除治具を端子収容部内に挿入する構成とすることにより、ハウジングの強度を保ったまま小型化したコネクタを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve such a conventional problem, and it is possible to effectively utilize the space in the terminal accommodating portion to insert the release jig into the terminal accommodating portion. An object of the present invention is to provide a connector that is downsized while maintaining strength.
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、ハウジングの端子収容部に収容された端子がランス構造により前記ハウジングに対して係止されるコネクタにおいて、前記ハウジングは、前記端子収容部に面する前記ハウジングの一壁部に形成された前記ランス構造の撓み部と、前記壁部を貫通する挿入孔とを有し、前記撓み部は、前記壁部に形成された互いに平行な一対のスリットにより、これらスリットの間に弾性変形可能に形成され、前記撓み部の中央部に前記端子収容部側に突出するランス係止凸部が形成され、前記ハウジングの前記壁部の外部から前記挿入孔を通して前記端子収容部に挿入された解除治具を前記ランス係止凸部に係合させて前記撓み部を弾性的に撓ませることにより前記ハウジングに対する前記端子の係止を解除するものである。 In order to achieve the above object, a connector according to the present invention is a connector in which a terminal accommodated in a terminal accommodating portion of a housing is locked to the housing by a lance structure, and the housing is connected to the terminal accommodating portion. The lance structure has a flexible portion formed in one wall portion of the housing that faces and an insertion hole that penetrates the wall portion, and the flexible portions are formed in a pair of parallel portions formed in the wall portion. The slit is formed between the slits so as to be elastically deformable, and a lance locking convex part protruding toward the terminal accommodating part side is formed at the center part of the flexible part, and the insertion from the outside of the wall part of the housing Locking the terminal with respect to the housing by engaging a release jig inserted into the terminal accommodating portion through the hole with the lance locking convex portion and elastically bending the flexible portion. It is intended to cancel.
ここで、前記挿入孔は、前記スリットの一部により形成することができる。また、前記挿入孔は、前記一対のスリットの間の前記撓み部に形成してもよい。
また、前記ランス係止凸部は、テーパ面を有し、前記解除治具は、前記挿入孔から前記テーパ面に沿って挿入することができる。
また、解除治具は専用形状ではなく、小型マイナス・ドライバー等の汎用工具が利用可能である。
Here, the insertion hole can be formed by a part of the slit. The insertion hole may be formed in the bent portion between the pair of slits.
The lance locking convex portion has a tapered surface, and the release jig can be inserted from the insertion hole along the tapered surface.
In addition, the release jig is not an exclusive shape, and a general-purpose tool such as a small flat-blade screwdriver can be used.
また、前記端子は、前記ハウジングの前記壁部と当接する面に形成された凹部を有し、前記ランス係止凸部が前記凹部に対して係止することができる。また、前記端子は、前記ハウジングの前記壁部と当接する面に形成された貫通孔を有し、前記ランス係止凸部が前記貫通孔に対して係止されてもよい。また、前記端子は、前記凹部に接続されると共に前記端子が前記ハウジングに係止されたときに前記挿入孔に連通する挿入溝を有し、前記解除治具は、前記挿入孔から前記挿入溝を通って挿入される。 Moreover, the said terminal has a recessed part formed in the surface contact | abutted with the said wall part of the said housing, and the said lance latching convex part can latch with respect to the said recessed part. The terminal may have a through hole formed in a surface that contacts the wall portion of the housing, and the lance locking projection may be locked to the through hole. The terminal includes an insertion groove that is connected to the recess and communicates with the insertion hole when the terminal is locked to the housing, and the release jig extends from the insertion hole to the insertion groove. Inserted through.
本発明によれば、端子収容部内のスペースを有効に活用して解除治具を端子収容部内に挿入する構成とすることにより、ハウジングの強度を保ったまま小型化したコネクタを実現することができる。
また、挿入孔の設け方により解除治具の挿入方向を選択できるので、解除のための作業スペースに制約がある場合などにおいて、解除作業の自由度の選択肢を提供できる。
According to the present invention, it is possible to realize a miniaturized connector while maintaining the strength of the housing by effectively utilizing the space in the terminal housing portion and inserting the release jig into the terminal housing portion. .
Further, since the insertion direction of the release jig can be selected depending on how the insertion hole is provided, an option for the degree of freedom of the release work can be provided when there is a restriction on the work space for the release.
以下に、添付の図面に示す好適な実施形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
実施形態1
図1に、本発明の実施形態1に係るコネクタの構成を示す。コネクタは、電線が接続された端子1と、端子1が内部に収容されるハウジング2とを有する。ハウジング2は、両端を開口とした筒形状を有する。ハウジング2の後方側開口3は端子1を挿入できるように端子1に対応した大きさを有すると共に、ハウジング2の前方側開口4は端子1の外周より小さく形成されており、前方側開口4の周縁に、ハウジング2内に挿入された端子1を前方側から支持する段部5を有する。端子1は、後方側開口3からハウジング2内の段部5に当接するまで挿入されると共にハウジング2の内部に形成された端子1に応じた大きさの空間である端子収容部6内に収容される。ハウジング2は、例えば合成樹脂などを成形することにより製造される。
端子収容部6に面するハウジング2の一壁部である底壁7には、互いに平行な一対のスリット8が端子1の挿入方向に沿って延びるように形成されている。また、ハウジング2は、これらのスリット8が形成されることによりスリット8の間の底壁7を弾性変形可能とした撓み部9を有する。撓み部9の中央部には、端子収容部6側に突出するランス係止凸部10が形成されている。
FIG. 1 shows a configuration of a connector according to
A pair of
端子1は図示しない相手側のピン型端子と接続可能に金属板を箱形状に加工して成形されたソケット型端子構造を有し、その内部には電線が設けられている。図2に示すように、端子1がハウジング2に挿入された際にハウジング2の底壁7と当接する端子1の底面には、ランス係止凸部10を係止するための凹部11が形成されている。凹部11にランス係止凸部10が係止されることにより、ハウジング2に挿入された端子1は、端子収容部6の所定の位置で固定して収容される。
The
図3に、ランス係止凸部10の構成を示す。ランス係止凸部10は、ハウジング2の底壁7に対して垂直な前面12と傾斜した後面13とを有する。ランス係止凸部10は、撓み部9により前面12側と後面13側からそれぞれ両持ち状態で弾性的に支持されている。また、ランス係止凸部10を両側部から挟むようにハウジング2の底壁7に形成されたスリット8は、ランス係止凸部10の後面13側に位置する部分に比べて前面12側に位置する部分が幅広くなるように形成されている。これは、幅を広くしたスリット8(ランス係止凸部10の前面12側に位置する部分)がランス係止凸部10と端子1の凹部11との係止を解除するための解除治具を挿入するための挿入孔14としての機能も担っているためであり、その幅は解除治具をハウジング2の底壁7の外部から端子収容部6に挿入して係止の解除操作ができるような大きさに形成されている。すなわち、挿入孔14は、ランス係止凸部10に隣接するスリット8の一部により形成されている。
In FIG. 3, the structure of the lance latching
図4に、端子1の凹部11の構成を示す。凹部11は、ハウジング2のランス係止凸部10がその内側に入り込んで互いに係止されるような大きさに形成されている。また、凹部11と接続して、端子1の底面にはランス係止凸部10が凹部11に係止されたときにハウジング2の挿入孔14に連通する一対の挿入溝15が形成されている。挿入溝15は、挿入孔14から挿入された解除治具をランス係止凸部10の上面まで通すような大きさ及び深さを有する。
FIG. 4 shows the configuration of the
図5に、コネクタの組み立て方法を示す。まず、端子1は、ハウジング2の後方側開口3から挿入され、図5(A)に示すように、ハウジング2の内周面に沿って移動される。端子1の先端は、ランス係止凸部10の後面13まで到達すると、ランス係止凸部10の後面13を押圧することで撓み部9を撓ませつつランス係止凸部10の後面13に沿って移動していく。続いて、端子1は、図5(B)に示すように、端子1の底面でランス係止凸部10の上面を押圧すると共に撓み部9を撓ませつつ移動し、端子1の先端がハウジング2の段部5に当接する。ハウジング2の段部5と当接する位置まで端子1の先端が移動すると、凹部11はランス係止凸部10と対向し、図5(C)に示すように、ランス係止凸部10への押圧が除かれることでランス係止凸部10が弾性的に凹部11の内側に移動して両者が係止される。
これにより、図6に示すように、端子1の先端とハウジング2の段部5とが当接すると共にランス係止凸部10の前面12と凹部11の前面とが当接することで端子1がハウジング2に前後方向から支持される。また、端子1の外周面とハウジング2の内周面とが当接することで端子1がハウジング2に側面方向から支持される。このようにして、端子1が端子収容部6内に固定して収容されることでコネクタが組み立てられる。
FIG. 5 shows a method for assembling the connector. First, the
As a result, as shown in FIG. 6, the front end of the
組み立てられたコネクタにはハウジング2の前方側開口4を介して端子1の先端側から図示しないピン型端子が挿入され、端子1とピン型端子が互いに接続されて、端子1内の電線とピン型端子とが電気的に接続される。このようなコネクタを用いることにより、例えば、基板用コネクタと電線用コネクタまたは電線用コネクタ同士を電気接続することができる。
A pin type terminal (not shown) is inserted into the assembled connector from the front end side of the
図7に、コネクタの端子1とハウジング2の係止を解除する際の動作を説明する。図7(A)に示すように、ハウジング2の底壁7の外部から挿入孔14を通して解除治具Rが挿入される。挿入孔14から端子収容部6に挿入された解除治具Rは、図6に示すように、ランス係止凸部10の前面に沿う位置に形成された挿入溝15を通り、その先端がランス係止凸部10の上面に到達する。解除治具Rの先端をランス係止凸部10の上面まで挿入すると、図7(B)に示すように、解除治具Rを傾けて先端をランス係止凸部10の上面に係合させると共にその上面を押圧して撓み部9を撓ませる。このようにして、解除治具Rでランス係止凸部10を弾性的に押し下げ、ランス係止凸部10を凹部11の外側まで移動させることで両者の係止を解除する。
FIG. 7 illustrates the operation when releasing the locking between the
このように、スリット8に接続して挿入孔14を形成するなどの簡易な構造により端子1とハウジング2の係止を解除する機構を備えることができる。また、端子収容部6内のスペースを有効に活用して解除治具Rを端子収容部6内に挿入する構成を持たせることにより、コネクタの強度を保ったまま小型化することができる。
Thus, a mechanism for releasing the locking between the terminal 1 and the
ハウジング2との係合が解除された端子1は、その底面でランス係止凸部10の上面を押圧すると共に撓み部9を撓ませつつ後方に移動されてハウジング2の後方側開口3から外される。
このようにしてハウジング2から端子1を取り外すことができるので、ハウジング2に変形、破損等の不具合が発生した場合には、ハウジング2から端子1を取り外して、ハウジング2の修理や交換を容易に行うことが可能となる。
The
Since the
なお、本実施形態で用いられたランス係止凸部10は、図8に示すように、挿入孔14に隣接する部分を傾斜させたテーパ面16を有してもよい。これにより、端子1とハウジング2の係止を解除する際には、解除治具Rを挿入孔14からテーパ面16に沿って挿入させ、その先端をランス係止凸部10の上面に容易に係合させることができる。また、テーパ面16を端子収容部6の底壁7の表面より下方の位置からランス係止凸部10の上面にまで至るように形成した場合には、端子1に挿入溝15が存在しなくても解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで挿入させることができ、挿入溝15の形成を省略することができる。
In addition, the lance latching
実施形態2
図9に実施形態2に係るコネクタで用いられるハウジング21の構成を示す。ハウジング21は、図1に示した実施形態1のハウジング2におけるスリット8の代わりに、形状を異ならせたスリット22を有する。スリット22は、図10に示すように、ランス係止凸部10の両側面23を挟んで互いに平行に端子1の挿入方向に沿って延びるようにハウジング21の底壁7に形成されている。また、スリット22は、ランス係止凸部10の両側面23に対向する部分が他の部分より広くなるように形成されている。スリット22の広く形成された部分は、解除治具をハウジング21の底壁7の外部から端子収容部6に挿入してランス係止凸部10と凹部11との係止の解除操作ができる大きさに形成されており、解除治具を挿入するための挿入孔24となる。このように、挿入孔24は、ランス係止凸部10に隣接するスリット22の一部により形成されている。
なお、端子1の凹部11はランス係止凸部10と係止してもランス係止凸部10の側面23と当接しておらず、その側面23側には挿入孔24からランス係止凸部10の上面まで延びる空間が存在している。このため、実施形態1において端子1の底面に形成されていたような挿入溝15は、この実施形態2では不要であり、挿入溝を形成しなくても、解除治具をランス係止凸部10の上面にまで挿入することができる。
FIG. 9 shows the configuration of the
The
端子1とハウジング21によるコネクタの組み立て方法および組み立てられたコネクタと相手側のピン型端子との接続方法は、実施形態1と同様である。
The method for assembling the connector using the
図11に、コネクタの端子1とハウジング21の係止を解除する際の動作を説明する。図11(A)に示すように、ハウジング21の底壁7の外部から挿入孔24を通して解除治具Rが挿入される。挿入孔24から端子収容部6に挿入された解除治具Rは、図12に示すように、ランス係止凸部10の側面23に沿って、その先端がランス係止凸部10の上面に到達する。解除治具Rの先端をランス係止凸部10の上面まで挿入すると、図11(B)に示すように、解除治具Rをハウジング21の側面方向に傾けて先端をランス係止凸部10の上面に係合させると共にその上面を押圧して撓み部9を撓ませる。このようにして、解除治具Rでランス係止凸部10を弾性的に押し下げ、ランス係止凸部10を凹部11の外側まで移動させることで両者の係止を解除する。
なお、本実施形態で用いられた端子1には実施形態1で端子1に形成されたような挿入溝15は不要であり、挿入孔24から端子収容部6に挿入された解除治具Rはランス係止凸部10の側面23と端子1の凹部11との間に存在する空間を通ってランス係止凸部10の上面まで挿入されている。
FIG. 11 illustrates the operation when releasing the lock between the
The
本実施形態によれば、端子1とハウジング21との係止を解除する解除治具Rの操作スペースがハウジング21の側面23側にしか確保されない場合であっても、両者の係止を解除する機構を簡易な構造で備えることができると共に端子収容部6内のスペースを有効に活用して解除治具Rを端子収容部6内に挿入する構成を持たせることでコネクタの強度を保ったまま小型化することができる。
According to this embodiment, even when the operation space of the release jig R for releasing the lock between the terminal 1 and the
なお、本実施形態で用いられたランス係止凸部10は、図13に示すように、挿入孔24に隣接する部分を傾斜させたテーパ面25を有してもよい。これにより、端子1とハウジング21の係止を解除する際には、解除治具Rを挿入孔24からテーパ面25に沿って挿入させ、その先端をランス係止凸部10の上面に容易に係合させることができる。
In addition, the lance latching
実施形態3
図14に実施形態3に係るコネクタで用いられるハウジング31の構成を示す。ハウジング31は、図1に示した実施形態1のハウジング2におけるスリット8の代わりに、形状を異ならせたスリット32を有する。スリット32は、図15に示すように、ランス係止凸部10の両側面23を挟んで互いに平行に端子1の挿入方向に沿って延びるようにハウジング31の底壁7に形成されている。また、ハウジング31の底壁7には、互いに平行に形成された一対のスリット32の間で且つランス係止凸部10の前面12中央部に隣接した位置を貫通した挿入孔33が形成される。挿入孔33は、解除治具をハウジング31の底壁7の外部から端子収容部6に挿入して係止の解除操作ができる大きさに形成されている。
また、図16に実施形態3に係るコネクタで用いられる端子34の構成を示す。端子34は、図2に示した実施形態1の端子1に形成された凹部11の代わりに凹部35を有する。凹部35は、端子34の底面にハウジング31のランス係止凸部10がその内側に入り込んで互いに係止されるような大きさで形成される。また、図17に示すように、端子34の底面には、凹部35と接続して、ランス係止凸部10が凹部35に係止されたときにハウジング31の挿入孔33に連通する挿入溝36が形成されている。挿入溝36は、挿入孔33から挿入された解除治具をランス係止凸部10の上面まで通すような大きさ及び深さを有する。
FIG. 14 shows the configuration of the
FIG. 16 shows the configuration of the terminal 34 used in the connector according to the third embodiment. The terminal 34 has a
端子34とハウジング31によるコネクタの組み立て方法および組み立てられたコネクタと相手側のピン型端子との接続方法は、実施形態1と同様である。
The method of assembling the connector by the terminal 34 and the
図18に、コネクタの端子34とハウジング31の係止を解除する際の動作を説明する。図18(A)に示すように、ハウジング31の底壁7の外部から挿入孔33を通して解除治具Rが挿入される。挿入孔33から端子収容部6に挿入された解除治具Rは、図19に示すように、ランス係止凸部10の前面12中央部に沿う位置に形成された挿入溝36を通り、その先端がランス係止凸部10の上面に到達する。解除治具Rの先端をランス係止凸部10の上面まで挿入すると、図18(B)に示すように、解除治具Rを前後方向に傾けて先端をランス係止凸部10の上面に係合させると共にその上面を押圧して撓み部9を撓ませる。このようにして、解除治具Rでランス係止凸部10を弾性的に押し下げ、ランス係止凸部10を凹部35の外側まで移動させることで両者の係止を解除する。
FIG. 18 illustrates an operation when releasing the locking between the
本実施形態によれば、端子1とハウジング31との係止を解除する解除治具Rの操作スペースがハウジング31の前面12側中央部にしか確保されない場合であっても、両者の係止を解除する機構を簡易な構造で備えることができると共に端子収容部6内のスペースを有効に活用して解除治具Rを端子収容部6内に挿入する構成を持たせることでコネクタの強度を保ったまま小型化することができる。
According to the present embodiment, even when the operation space of the release jig R for releasing the lock between the terminal 1 and the
なお、本実施形態で用いられたランス係止凸部10は、図20に示すように、挿入孔33に隣接する部分を傾斜させたテーパ面37を有してもよい。これにより、端子34とハウジング31の係止を解除する際には、解除治具Rを挿入孔33からテーパ面37に沿って挿入させ、その先端をランス係止凸部10の上面に容易に係合させることができる。また、テーパ面37を端子収容部6の底壁7の表面より下方の位置からランス係止凸部10の上面にまで至るように形成した場合には、端子1に挿入溝36が存在しなくても解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで挿入させることができ、挿入溝36の形成を省略することができる。
In addition, the lance latching
実施形態4
図21に実施形態4に係るコネクタで用いられるハウジング41の構成を示す。ハウジング41は、図1に示した実施形態1のハウジング2におけるスリット8の代わりに、形状を異ならせたスリット42を有する。スリット42は、図22に示すように、ランス係止凸部10の両側部を挟んで互いに平行に端子の挿入方向に沿って延びるようにハウジング41の底壁7に形成されている。また、スリット42は、ランス係止凸部10の前面12側に位置する部分に比べて後面13側に位置する部分が幅広くなるように形成されている。これは、幅を広くしたスリット42がハウジング41と端子との係止を解除するための解除治具を挿入するための挿入孔43としての機能も担っているためであり、その幅は解除治具をハウジング42の底壁7の外部から端子収容部6に挿入して係止の解除操作ができるような大きさに形成されている。すなわち、挿入孔43は、ランス係止凸部10に隣接するスリット42の一部により形成されている。
FIG. 21 shows a configuration of the
また、図23に実施形態4に係るコネクタで用いられる端子44の構成を示す。端子44は、図1に示した実施形態1の端子1に形成された凹部11の代わりに凹部45を有する。凹部45は、端子44の底面にハウジング41のランス係止凸部10がその内側に入り込んで互いに係止されるような大きさで形成される。また、図24に示すように、端子44の底面には、凹部45と接続して、ランス係止凸部10が凹部45に係止されたときにハウジング41の挿入孔43に連通する一対の挿入溝46が形成されている。挿入溝46は、挿入孔43から挿入された解除治具をランス係止凸部10の後面13に沿ってその上面まで通すような大きさ及び深さを有する。
FIG. 23 shows the configuration of the terminal 44 used in the connector according to the fourth embodiment. The terminal 44 has a
端子44とハウジング41によるコネクタの組み立て方法および組み立てられたコネクタと相手側のピン型端子との接続方法は、実施形態1と同様である。
The method for assembling the connector using the terminal 44 and the
図25に、コネクタの端子44とハウジング41の係止を解除する際の動作を説明する。図25(A)に示すように、ハウジング41の底壁7の外部から挿入孔43を通して解除治具Rが挿入される。挿入孔43から端子収容部6に挿入された解除治具Rは、図26に示すように、ランス係止凸部10の後面13に沿う位置に形成された挿入溝46を通り、その先端がランス係止凸部10の上面に到達する。解除治具Rの先端をランス係止凸部10の上面まで挿入すると、図25(B)に示すように、解除治具Rを前後方向に傾けて先端をランス係止凸部10の上面に係合させると共にその上面を押圧して撓み部9を撓ませる。このようにして、解除治具Rでランス係止凸部10を弾性的に押し下げ、ランス係止凸部10を凹部45の外側まで移動させることで両者の係止を解除する。
FIG. 25 illustrates an operation when releasing the locking between the
本実施形態によれば、端子44とハウジング41との係止を解除する解除治具Rの操作スペースがハウジング41の後面13側にしか確保されない場合であっても、両者の係止を解除する機構を簡易な構造で備えることができると共に端子収容部6内のスペースを有効に活用して解除治具Rを端子収容部6内に挿入する構成を持たせることでコネクタの強度を保ったまま小型化することができる。
According to the present embodiment, even when the operation space of the release jig R for releasing the lock between the terminal 44 and the
他の実施形態
なお、図1に示した実施形態1のコネクタは、端子1に挿入溝15を形成する代わりに、図27に示すように、ランス係止凸部10の前面12の両側部に位置するハウジング2の部分を切り欠いて、ランス係止凸部10が凹部11に係止されたときにハウジング2の挿入孔14に連通する一対の挿入路51を形成してもよい。挿入路51は、挿入孔14から挿入された解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで通してランス係止凸部10と端子1の凹部11との係止の解除操作ができるような大きさに形成される。なお、ランス係止凸部10と凹部11は、ランス係止凸部10の前面12の中央部が端子1の凹部11と当接して係止されている。これにより、端子1の挿入溝15およびランス係止凸部10のテーパ面16が存在しなくても解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで挿入させることができる。
Other Embodiments Note that the connector of the first embodiment shown in FIG. 1 is formed on both sides of the
また、図14に示した実施形態3においても同様に、端子34に挿入溝36を形成する代わりに、図28に示すように、ランス係止凸部10の中央部に位置するハウジング31の部分を切り欠いて、ランス係止凸部10が凹部35に係止されたときにハウジング31の挿入孔33に連通する挿入路52を形成することができる。挿入路52は、挿入孔33から挿入された解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで通してランス係止凸部10と端子34の凹部35との係止の解除操作ができるような大きさに形成される。なお、ランス係止凸部10と凹部35は、ランス係止凸部10の前面12の両側部で端子34の凹部35と当接して係止されている。これにより、端子34の挿入溝36およびランス係止凸部10のテーパ面37が存在しなくても解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで挿入させることができる。
また、図21に示した実施形態4においても同様に、端子44に挿入溝46を形成する代わりに、図29に示すように、ランス係止凸部10の後面13の両側部に位置するハウジング41の部分を切り欠いて、ランス係止凸部10が凹部45に係止されたときにハウジング41の挿入孔43に連通する挿入路53を形成することができる。挿入路53は、挿入孔43から挿入された解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで通してランス係止凸部10と端子44の凹部45との係止の解除操作ができるような大きさに形成される。これにより、端子44の挿入溝46が存在しなくても解除治具Rをランス係止凸部10の上面まで挿入させることができる。
Similarly, in the third embodiment shown in FIG. 14, instead of forming the
Similarly, in the fourth embodiment shown in FIG. 21, instead of forming the
また、実施形態1〜4では、一つの端子が一つのハウジング内に収容された単極構造のコネクタを示したが、このような構造のコネクタを複数一列に配列して一体とした多極構造のコネクタを形成することもできる。ただし、各極を構成するハウジングの底壁に形成された挿入孔がそれぞれ外方へ露出するように配列することが必要である。このようにすれば、各極のハウジングの挿入孔に解除治具を挿入して、各極のハウジングからそれぞれ端子を取り外すことができる。
さらに、上述したように単極構造の複数のコネクタを一列に配列したものを2組形成し、これらを2段に積み重ねて一体とした多極構造のコネクタを形成してもよい。この場合も、各極のハウジングの底壁に形成された挿入孔がそれぞれ外方へ露出するように配置されていれば、各極のハウジングからそれぞれ端子を取り外すことが可能となる。
In the first to fourth embodiments, a single-pole connector in which one terminal is accommodated in one housing is shown. However, a multi-pole structure in which a plurality of connectors having such a structure are arranged in a single row is integrated. It is also possible to form a connector. However, it is necessary to arrange so that the insertion holes formed in the bottom wall of the housing constituting each pole are exposed to the outside. If it does in this way, a cancellation | release jig | tool can be inserted in the insertion hole of the housing of each pole, and a terminal can be respectively removed from the housing of each pole.
Further, as described above, two sets of a plurality of connectors having a single pole structure arranged in a row may be formed, and these may be stacked in two stages to form a single connector having a multipolar structure. Also in this case, if the insertion holes formed in the bottom wall of the housing of each pole are arranged so as to be exposed outward, the terminals can be removed from the housing of each pole.
また、実施形態1において、ランス係止凸部10と凹部11との係止を解除する際には、図6に示すように、一対の挿入孔14からそれぞれ解除治具Rを挿入し、これら双方の解除治具Rでランス係止凸部10の上面を同時に押圧して撓み部9を撓ませてもよく、あるいは、いずれか一方の挿入孔14から解除治具Rを挿入して、この解除治具Rのみでランス係止凸部10の上面を押圧してもよい。実施形態2および4においても、同様に、2つの解除治具Rを同時に使用して、あるいは、1つの解除治具Rのみで、係止の解除を行うことができる。
1つの解除治具Rのみでランス係止凸部と凹部との係止を解除する場合には、実施形態1、2および4のそれぞれにおいて、一対の挿入孔を形成する必要はなく、いずれか一方の挿入孔のみを形成してもよい。
Further, in the first embodiment, when releasing the locking between the
In the case of releasing the locking between the lance locking projection and the recess with only one release jig R, it is not necessary to form a pair of insertion holes in each of the first, second, and fourth embodiments. Only one insertion hole may be formed.
また、実施形態1〜4に示す端子の底面を屈曲させて形成した凹部の代わりに、端子の底面を切り抜いて貫通孔を形成してもよい。これにより、端子の底面を屈曲させて凹部を形成するよりも簡単にランス係止凸部と係止する貫通孔を端子の底面に形成することができる。
また、実施形態1〜4に示すコネクタの解除に用いられる解除治具Rとしては、その先端がランス係止凸部の上面に係合すればよく、例えばマイナス・ドライバーのように先端が平面状のものまたは先端が鉤状のものなどが使用できる。
Further, instead of the concave portion formed by bending the bottom surface of the terminal shown in the first to fourth embodiments, the through hole may be formed by cutting out the bottom surface of the terminal. Thereby, the through-hole which latches with a lance latching convex part can be easily formed in the bottom face of a terminal rather than bending the bottom face of a terminal and forming a recessed part.
In addition, as the release jig R used for releasing the connector shown in the first to fourth embodiments, the tip may be engaged with the upper surface of the lance locking convex portion. For example, the tip is flat like a minus driver. Can be used.
1,34,44 端子、2,21,31,41 ハウジング、3 後方側開口、4 前方側開口、5 段部、6 端子収容部、7 底壁、8,22,32,42 スリット、9 撓み部、10 ランス係止凸部、11,35,45 凹部、12 前面、13 後面、14,24,33,43 挿入孔、15,36,46 挿入溝、16,25,37 テーパ面、23 側面、51,52,53 挿入路、R 解除治具。 1,34,44 Terminal, 2,21,31,41 Housing, 3 Rear side opening, 4 Front side opening, 5 Steps, 6 Terminal receiving part, 7 Bottom wall, 8, 22, 32, 42 Slit, 9 Deflection Part, 10 lance locking convex part, 11, 35, 45 concave part, 12 front face, 13 rear face, 14, 24, 33, 43 insertion hole, 15, 36, 46 insertion groove, 16, 25, 37 tapered face, 23 side face , 51, 52, 53 Insertion path, R release jig.
Claims (7)
前記ハウジングは、前記端子収容部に面する前記ハウジングの一壁部に形成された前記ランス構造の撓み部と、前記壁部を貫通する挿入孔とを有し、
前記撓み部は、前記壁部に形成された互いに平行な一対のスリットにより、これらスリットの間に弾性変形可能に形成され、前記撓み部に前記端子収容部側に突出するランス係止凸部が形成され、前記ハウジングの前記壁部の外部から前記挿入孔を通して前記端子収容部に挿入された解除治具を前記ランス係止凸部に係合させて前記撓み部を弾性的に撓ませることにより前記ハウジングに対する前記端子の係止を解除することを特徴とするコネクタ。 In the connector in which the terminal accommodated in the terminal accommodating portion of the housing is locked to the housing by the lance structure,
The housing has a bending portion of the lance structure formed in one wall portion of the housing facing the terminal accommodating portion, and an insertion hole penetrating the wall portion,
The bending portion is formed by a pair of parallel slits formed on the wall portion so as to be elastically deformable between the slits, and a lance locking projection protruding to the terminal accommodating portion side is formed on the bending portion. By forming a release jig inserted into the terminal accommodating portion through the insertion hole from the outside of the wall portion of the housing and engaging the lance locking convex portion to elastically bend the bending portion. A connector, wherein the terminal is unlocked from the housing.
前記解除治具は、前記挿入孔から前記テーパ面に沿って挿入されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。 The lance locking projection has a tapered surface,
The connector according to claim 1, wherein the release jig is inserted from the insertion hole along the tapered surface.
前記解除治具は、前記挿入孔から前記挿入溝を通って挿入されることを特徴とする請求項5または6に記載のコネクタ。 The terminal has an insertion groove that is connected to the recess or the through hole and communicates with the insertion hole when the terminal is locked to the housing;
The connector according to claim 5 or 6, wherein the release jig is inserted from the insertion hole through the insertion groove.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010147715A JP2012014862A (en) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | Connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010147715A JP2012014862A (en) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | Connector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012014862A true JP2012014862A (en) | 2012-01-19 |
Family
ID=45601074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010147715A Withdrawn JP2012014862A (en) | 2010-06-29 | 2010-06-29 | Connector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012014862A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200050233A (en) * | 2018-11-01 | 2020-05-11 | 한국단자공업 주식회사 | Connector |
WO2022039055A1 (en) * | 2020-08-21 | 2022-02-24 | 日本端子株式会社 | Connector |
-
2010
- 2010-06-29 JP JP2010147715A patent/JP2012014862A/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200050233A (en) * | 2018-11-01 | 2020-05-11 | 한국단자공업 주식회사 | Connector |
KR102657453B1 (en) | 2018-11-01 | 2024-04-15 | 한국단자공업 주식회사 | Connector |
WO2022039055A1 (en) * | 2020-08-21 | 2022-02-24 | 日本端子株式会社 | Connector |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6909138B2 (en) | Electrical connector | |
JP4247920B2 (en) | Lever connector | |
WO2012153472A1 (en) | Connector terminal, and card edge type connector including this connector terminal | |
US20190245293A1 (en) | Terminal module and connector | |
JP5682061B2 (en) | connector | |
JP5064933B2 (en) | Electrical connector | |
JP6016661B2 (en) | connector | |
JP6196961B2 (en) | connector | |
JP6352676B2 (en) | connector | |
JP2009048922A (en) | Connector for jack | |
JP2012014862A (en) | Connector | |
US9967443B2 (en) | Imaging device comprising a first case, a substrate, and a second case | |
JP4267641B2 (en) | Electrical connector assembly | |
JP2016178076A (en) | Connector | |
US11398701B2 (en) | Wafer connector and fitting connector | |
JP4960324B2 (en) | Mating type connector | |
JP4987624B2 (en) | Split connector | |
JP7051759B2 (en) | Electronic unit | |
JP2021140891A (en) | Electric connector | |
JP4871628B2 (en) | connector | |
JP3989386B2 (en) | Joint connector | |
JP2002184511A (en) | Connector | |
JP5471814B2 (en) | Electronic circuit unit with external connection | |
JP2012243562A (en) | Connector terminal, and card edge type connector including connector terminal | |
JP5201101B2 (en) | connector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130903 |