JP2012014455A - 情報表示装置、情報表示方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ユーザの操作負担を増加することなく、コンテンツの視認性を向上することができる情報表示装置を提供する。
【解決手段】 実施形態によれば、情報表示装置は、記憶手段とディスプレイと表示処理手段とカメラと注視点検出手段とエリア判定手段と変更手段とを有する。記憶手段は、コンテンツ中に設定される特定のエリアと前記特定のエリアと対応付けられた処理が定義されたコンテンツデータを記憶する。表示処理手段は、前記コンテンツデータをもとに前記ディスプレイにコンテンツを表示させる。注視点検出手段は、カメラにより撮影された前記ディスプレイに表示されたコンテンツを見ているユーザの画像をもとに、前記ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出する。変更手段は、前記注視点が前記特定のエリアに含まれるとエリア判定手段により判定された場合、前記特定のエリアと対応付けられた処理により、前記コンテンツの表示対象とする範囲を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電子書籍等の情報を表示する情報表示装置、情報表示方法に関する。
近年、電子書籍を表示する電子書籍端末が広く使用されている。電子書籍端末は、書物、新聞、雑誌、マンガなどを対象としたコンテンツデータ(電子書籍データ)を、インターネット等のネットワークを通じてダウンロードしたり、可搬型の外部記憶メモリから読み出すことにより入力し、コンテンツを表示することができる。
従来の電子書籍端末は、各種コンテンツを紙媒体で記録されていた状態のまま表示する。従って、小説等の書物であればページの順番にページ全体を表示させていけば良いが、新聞、雑誌、マンガなどでは、紙面が複数に段組みされていたり、異なるサイズで複数のコマに分割されているため、ページ全体を表示しただけでは、文字や絵、写真などのサイズが小さく見難くなってしまう。
このため従来では、マンガの分野においてコマ単位で順番に表示する装置も考えられている。
特開2006−349845号公報
このようにして、マンガのように全てのコマを表示対象とする場合であれば、単純にコマの順に表示させて行けばよいが、新聞や雑誌では、全ての記載内容の閲覧をユーザが必要とする訳ではない。このため、全ての記載を順番に表示させるのではなく、ユーザが閲覧を希望する範囲を適宜表示できるようにすることが望ましい。また、新聞や雑誌の紙面内には、見出しや写真、図面などが混在している場合があり、それらも文章を読みながら必要に応じて閲覧できることが望まれる。
しかしながら、従来技術では、紙面の全てを順番に表示することができるだけで、段組み等がされた紙面の一部について正しい順番で簡単に表示範囲を変更することができなかった。従来では、ユーザが所望する紙面の一部を表示させるためには、その都度、表示範囲を変更するための入力操作をユーザがしなければならず、コンテンツの視認性の向上が求められていた。
発明の目的は、ユーザの操作負担を増加することなく、コンテンツの視認性を向上することができる情報表示装置、情報表示方法を提供することである。
実施形態によれば、情報表示装置は、記憶手段とディスプレイと表示処理手段とカメラと注視点検出手段とエリア判定手段と変更手段とを有する。記憶手段は、コンテンツ中に設定される特定のエリアと前記特定のエリアと対応付けられた処理が定義されたコンテンツデータを記憶する。表示処理手段は、前記コンテンツデータをもとに前記ディスプレイにコンテンツを表示させる。注視点検出手段は、カメラにより撮影された前記ディスプレイに表示されたコンテンツを見ているユーザの画像をもとに、前記ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出する。変更手段は、前記注視点が前記特定のエリアに含まれるとエリア判定手段により判定された場合、前記特定のエリアと対応付けられた処理により、前記コンテンツの表示対象とする範囲を変更する。
本実施形態に係る電子書籍端末の外観を示す斜視図。 本実施形態に係る電子書籍端末のシステム構成を示す図。 本実施形態に係る電子書籍端末の機能構成を示すブロック図。 本実施形態におけるコンテンツ表示部によるコンテンツ表示処理を示すフローチャート。 本実施形態における注視点検出部による注視点検出処理を示すフローチャート。 本実施形態における制御スクリプト1により実行される処理を示すフローチャート。 本実施形態における注視点エリア2に対応して設定された制御スクリプト2により実行される処理を示すフローチャート。 本実施形態における注視点エリア3に対応して設定された制御スクリプト3により実行される処理を示すフローチャート。 本実施形態における表示対象としているコンテンツの一例を示す図。 本実施形態におけるコンテンツの一部を電子書籍端末において表示した例を示す図。 本実施形態における注視点エリアを注視することによりコンテンツの内容が表示された例を示す図。 本実施形態における注視点エリアと制御スクリプトに設定されたリンク先の関係を示す図。 本実施形態における注視点エリアの設定例を示す図。 本実施形態におけるコンテンツの表示例を示す図。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報表示装置の外観を示す斜視図である。図1に示す情報表示装置は、例えば電子書籍端末10として構成されている。電子書籍端末10は、薄い箱形の筐体を有しており、その上面には、タッチスクリーンディスプレイ20、注視点検出用カメラ22が設けられている。タッチスクリーンディスプレイ20は、タッチパネル35とディスプレイ36とから構成されており、表示画面が筐体上面のほぼ中央に配置されている。注視点検出用カメラ22は、タッチスクリーンディスプレイ20と共に筐体の同一面に設けられており、ディスプレイ36の画面が対向する方向を撮影範囲としている。
なお、図示していないが、電子書籍端末10の筐体側面には、例えばUSB(universal serial bus)規格のケーブルやデバイスを接続するためのコネクタ、スイッチ類、音声信号を出力するヘッドホン端子等が設けられている。
図2は、電子書籍端末10のシステム構成を示す図である。
電子書籍端末10は、図2に示されているように、CPU(central processing unit)30、メインメモリ32、記憶装置34、タッチパネル35、ディスプレイ36、表示制御部37、フレームメモリ38、及び通信ユニット39等を備える。
CPU30は、電子書籍端末10内の各部の動作を制御するプロセッサである。CPU30は、記憶装置34からメインメモリ32にロードされるオペレーティングシステム(OS)32a、各種コンテンツの表示を制御するための入力処理プログラム32b、コンテンツ表示プログラム32c、注視点検出プログラム32dを実行する。CPU30は、記憶装置34に記憶されたコンテンツデータ34aをメインメモリ32に読出し(コンテンツデータ32e)、コンテンツ表示プログラム32cによりディスプレイ36にコンテンツを表示させる。コンテンツ表示プログラム32cは、入力処理プログラム32b、注視点検出プログラム32dの処理結果に応じてコンテンツの表示を制御する。CPU30は、入力処理プログラム32bにより、ユーザ操作によるコンテンツの表示範囲の変更要求を入力する。また、CPU30は、注視点検出プログラム32dにより、注視点検出用カメラ22により撮影された画像をもとに、ユーザのタッチスクリーンディスプレイ20(ディスプレイ36)に表示されたコンテンツに対する注視点を検出する。
記憶装置34は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記録媒体に、各種プログラムやデータを記憶する。
タッチパネル35は、例えば、抵抗膜方式または静電容量方式等を用いて、タッチ検出面に対するユーザ操作による指先やペン先によるタッチ位置を検出する。タッチパネル35は、複数のタッチ位置を同時に検知可能とし、コンテンツの表示範囲の変更操作を受け付ける。
ディスプレイ36は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などにより構成される。例えば、ディスプレイ36の表面にタッチパネル35が装着されて、タッチスクリーンディスプレイ20が構成される。
表示制御部37は、ディスプレイ36を制御する表示コントローラである。表示制御部37は、CPU30の制御のもとでフレームメモリ38にコンテンツの表示データを展開し、この表示データをもとにディスプレイ36にコンテンツを表示させる。
通信ユニット39は、外部の機器との通信を制御するためのコントローラであり、例えばLAN(local area network)コントローラ、USBコントローラ、カードコントローラ、無線通信コントローラ等を含む。電子書籍端末10は、例えば通信ユニット39を通じて電子書籍データ等をダウンロードすることができる。
注視点検出用カメラ22は、ディスプレイ36に表示されたコンテンツを見ているユーザを撮影するためのカメラである。注視点検出用カメラ22は、ディスプレイ36の画面が対向する方向を撮影範囲とするもので、タッチスクリーンディスプレイ20に表示されたコンテンツを閲覧しているユーザの少なくとも目の周辺を撮影可能となるように設けられている。注視点検出用カメラ22では、静止画像あるいは動画像を撮影することができる。また、注視点検出用カメラ22は、可視波長帯域を撮影対象とするカメラだけでなく、赤外線を利用したカメラを利用することが可能である。
図3は、電子書籍端末10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態における電子書籍端末10は、コンテンツ表示部40、注視点検出部42、及び入力処理部44の機能が設けられる。
コンテンツ表示部40は、コンテンツ表示プログラム32cにより実現される機能であり、コンテンツデータ32eをもとにして、ディスプレイ36にコンテンツを表示させる。
注視点検出部42は、注視点検出プログラム32dにより実現される機能であり、注視点検出用カメラ22により撮影された画像をもとに、ディスプレイ36に表示されたコンテンツを閲覧しているユーザのコンテンツに対する注視点を検出する。注視点検出部42には、注視点座標検出部42a、及び注視点エリア判定部42bが設けられている。注視点座標検出部42aは、注視点検出用カメラ22により撮影された画像中のユーザの黒目位置と形状をもとに視線を検出し、視線先のコンテンツ上の位置(注視点)を示す座標を検出する。注視点エリア判定部42bは、注視点座標検出部42aによって検出された注視点を示す座標が、ディスプレイ36に表示されたコンテンツに設定された注視点エリアに含まれるかを、コンテンツ表示部40による現在のコンテンツ表示状態(例えば表示対象としている位置、拡大率)をもとに判定する。注視点エリア判定部42bは、コンテンツ表示状態をもとに、現在、ディスプレイ36に表示されているコンテンツ中に含まれる注視点エリアを特定することができる。
入力処理部44は、ユーザによるタッチパネル35に対するタッチ操作に応じて、電子書籍端末10に対する入力指示を受け付ける。入力処理部44は、コンテンツ表示部40によりコンテンツを表示している場合、所定のタッチ操作を判別して、ディスプレイ36に表示されるコンテンツの表示範囲の変更要求を入力する。
コンテンツデータ32eは、例えば既存の電子書籍フォーマットであるEPUB等により作成される。EPUBでは、書籍コンテンツをXHTML(Extensible Hyper Text Markup Language)により記述されたXHTMLファイルで作成する。本実施形態では、例えばXHTMLファイルにより記述されるコンテンツデータ32eにおいて、コンテンツ中に注視点エリアを定義する。コンテンツに設定される注視点エリアの数や位置(範囲)は特に限定されない。また、各注視点エリアには、それぞれと対応付けて、ユーザの視線(注視点)が注視点エリアにあると判定された場合に実行する処理を定義する制御スクリプトが設定されている。
制御スクリプトには、例えば、次に表示するコンテンツの範囲を示すリンク、リンク先のコンテンツの表示状態の判定処理、リンク先のコンテンツの表示サイズの設定処理等を定義することができる。
新聞や雑誌等のコンテンツでは、不規則な段組みがされていたり、見出しや写真、図面などが混在しているため、ある文章の末尾が何れの文章に続くか分かりにくい場合がある。また、何れの文章と写真や図面が関連しているか、紙面の広い範囲を閲覧しなければ分かりにくい場合がある。しかしながら、文章が読みやすくなるサイズまでユーザ操作に応じて拡大して表示している場合、段が分かれている文章の関係や、文章と写真等の関係が容易に把握することができず、ユーザがコンテンツの表示範囲を変更する操作をして、目的とする文章や写真等を探し出すことが必要となる場合がある。
本実施形態におけるコンテンツデータ32eでは、例えば文章が異なる段に分かれているような場合、文章の連続関係を示す制御スクリプト(リンク)を設定しておくことで、ユーザ操作によって別の段に記載された文章の続き部分を表示させなくても、容易に対象とする文章を表示させることができる。本実施形態の電子書籍端末10では、ユーザにより注視点エリアが注視されていることが判別された場合に、この注視点エリアに対応する制御スクリプトが実行される。従って、例えば、ある段に記載された文章の末尾に注視点エリアを設定しておくことで、この段の文章を読み進めて文末(注視点エリア)に到達することで、この文末に続く他の段に記載された文章の表示に切り代えることができる。
なお、コンテンツデータ32eは、電子書籍フォーマットEPUBに限定されるものではなく、前述と同様の設定が可能な他のフォーマットを用いて記述されていても良い。例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)などによって記述されていても良い。また、図3に示すコンテンツデータ32eでは、注視点エリアの定義と制御スクリプトとを含むとしているが、注視点エリアの定義と制御スクリプトについてはコンテンツ本体とは別のデータにより定義されていても良い。
次に、本実施形態における電子書籍端末10の動作について、図4、図5、図6、図7、及び図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
図4は、コンテンツ表示部40(コンテンツ表示プログラム32c)によるコンテンツ表示処理を示すフローチャートである。
まず、コンテンツ表示部40は、タッチパネル35に対するユーザ操作によりコンテンツの表示が要求されると、表示対象として選択されたコンテンツのコンテンツデータ32eを記憶装置34から読出す(ステップA1)。コンテンツ表示部40は、コンテンツデータ32eをもとにして、コンテンツをディスプレイ36に表示させる(ステップA2)。初期状態では、例えばコンテンツ毎に決められた範囲を表示させる。
コンテンツ表示部40は、現在のコンテンツ表示状態を注視点検出部42に通知する(ステップA3)。コンテンツ表示状態は、現在、ディスプレイ36において表示されているコンテンツの範囲を示す位置、拡大率等が含まれる。
注視点検出部42は、コンテンツ表示部40から通知されたコンテンツ表示状態と、注視点検出用カメラ22により撮影された画像をもとに、ユーザがコンテンツに定義された注視点エリアに注視しているかを検出するための注視点検出処理を実行する。注視点検出処理については後述する。
コンテンツ表示部40は、入力処理部44を通じて、タッチスクリーンディスプレイ20(タッチパネル35)に対するユーザ操作により、コンテンツの表示対象とする範囲の変更が指示されると(ステップA4、Yes)、入力操作に応じた表示範囲のコンテンツデータをもとにコンテンツの表示を切り換える(ステップA5)。例えば、ユーザ操作によって、表示対象とする範囲(位置)の変更、あるいは拡大率の変更などが指示される。コンテンツ表示部40は、ユーザ操作に指示された表示対象とする範囲の変更や拡大率に応じて、コンテンツの表示を変更する。
コンテンツ表示部40は、コンテンツの表示を変更した場合、現在のコンテンツ表示状態を注視点検出部42に通知する(ステップA6)。
図5は、注視点検出部42による注視点検出処理を示すフローチャートである。注視点検出部42は、コンテンツ表示部40によってコンテンツが表示されている間、注視点検出処理を継続して実行する。
注視点検出部42は、注視点検出用カメラ22により撮影された画像を入力し(ステップB1)、この入力画像から黒目の位置と形状を抽出する(ステップB2)。例えば、注視点検出部42は、画像中から人の黒目部分だけを抽出し、輝度による2値化を行う。例えば、注視点検出部42は、黒目の位置と形状を検出しやすくための補正処理を施した後、2値化された画像から黒目の位置と形状を抽出する(ステップB2)。
次に、注視点座標検出部42aは、注視点検出用カメラ22の入力画像から得られた黒目の位置と形状をもとに視線を検出し、視線先のコンテンツ上の位置(注視点)を示す座標を検出する。例えば、黒目の中心位置と眼球中心を結んだ延長線を視線と見なすことができる。なお、視線の検出方法は、既存の他の方法を用いることも可能である。
注視点エリア判定部42bは、注視点座標検出部42aによって検出された注視点を示す座標が、ディスプレイ36に表示されたコンテンツに設定された注視点エリアに含まれるかを、コンテンツ表示部40による現在のコンテンツ表示状態(例えば表示対象としている位置、拡大率)をもとに判定する(ステップB3)。
図9は、表示対象としているコンテンツの一例を示している。図9は、例えば新聞を表しており、複数の段組みにより文章が記載されている。また、見出しや写真、イラスト等が任意のレイアウトで混在して配置されている。
図10は、図9に示すコンテンツの一部を電子書籍端末10において表示した例を示している。図9に示すコンテンツは、全体をディスプレイ36に表示すると文字が小さくて読むことが出来ないため、図10に示すように、左上隅近傍に配置された記事の一部が表示対象として指定されて拡大表示されている。なお、図10に示す表示例では、段末に位置する文章末に注視点エリア50が設定されていることを示している。
ディスプレイ36(タッチスクリーンディスプレイ20)に表示された文章を読む場合、文章が記載された順番に読み進んで行き、文末に到達する。この時、視線は、文末に配置された注視点エリア50内に移動することになる。注視点エリア判定部42bは、注視点座標検出部42aにより検出された視線(注視点)の座標が、コンテンツ表示状態(位置、拡大率)によって特定されるディスプレイ36に表示された注視点エリア50内にあると判定することができる(ステップB4、Yes)。
さらに、注視点エリア判定部42bは、ユーザが注視点エリア50を注視していることを判定するための注視条件に該当するかを判定する。例えば、注視条件は、注視点エリア50を注視している時間が、通常の文章を読む時に視点が滞留する時間よりも十分に長い時間であるものとする。例えば、予め決められた時間(0.5秒)以上、同一の注視点エリア50内に視線が滞留している場合に、注視点エリア50がユーザにより注視されているものと判定する。これにより、ユーザが瞬間的に注視点エリア50を見たとしても、注視点エリア50が注視されていると判定されないようにできる。
注視点エリア判定部42bは、注視条件に該当すると判定した場合(ステップB5、Yes)、注視されていると判定された注視点エリア50をコンテンツ表示部40に通知する(ステップB6)。
なお、ディスプレイ36に表示されているコンテンツ内に複数の注視点エリア50が存在する場合もあり得る。このため、注視点検出部42は、何れの注視点エリアが注視されたかについてもコンテンツ表示部40に通知するものとする。
コンテンツ表示部40は、注視点検出部42の注視点検出処理によって、ユーザが注視点エリアを注視していると判定されると(ステップA7、Yes)、注視されている注視点エリアに対応する制御スクリプトを実行する(ステップA8)。
例えば、図10に示す注視点エリア50は、図3に示すコンテンツデータ32eに設定された注視点エリア1により定義されている場合、注視点エリア1に対応する制御スクリプト1が実行される。
図6は、制御スクリプト1により実行される処理を示すフローチャートである。
制御スクリプト1には、次に表示するコンテンツのリンク(飛び先)が記述されている。コンテンツ表示部40は、制御コンテンツ1の記述に従い、リンク先が示すコンテンツデータを読出し(ステップC1)、このコンテンツデータをもとにコンテンツを表示する(ステップC2)。
図11は、注視点エリア50を注視することによりコンテンツの内容が表示された例を示している。図11に示すように、タッチスクリーンディスプレイ20(ディスプレイ36)には、制御コンテンツ1に記述されたリンク(飛び先52)を新たな表示位置として表示している。
図12は、図10に示す注視点エリア50と制御スクリプト1に設定されたリンク先(飛び先52)の関係を示している。図12に示す表示対象範囲60は、図10に示すコンテンツの表示範囲を示し、表示対象範囲62は、図11に示すコンテンツの表示範囲を示している。表示対象範囲60に含まれる注視点エリア50に対応する制御スクリプトには飛び先52が設定されていたため、飛び先52を表示位置(先頭)とする表示対象範囲62に含まれるコンテンツが表示されている。
従って、ユーザは、上段の文章(表示対象範囲60)が次段の何れの文章に続いているかを、ユーザ操作によってコンテンツの表示位置を変更して探すことなく、注視点エリア50を注視するだけで、表示対象範囲62のコンテンツに表示を切り換えることができる。このため、見出しや写真、イラスト等が混在しているために文章の接続関係が分かりにくい場合であっても、ユーザは、容易に必要とするコンテンツを視認することができる。すなわち、コンテンツを拡大表示する等して一覧性が損なわれ、次にどこを読めばいいのかが分からなくなる等の問題を解決すると共に、ユーザの操作負荷を低減することができる。
なお、前述した注視点検出処理において、注視条件の例として、予め決められた時間以上、注視点エリア内を注視した場合を例にしているが、その他の条件を用いることも可能である。
例えば、図13に示すように、例えば文末の最終行に2つの注視点エリア50a,50bを設定する。通常、文章を読んでいる場合には文章の記載に沿って視線を移動させるため、図13に示す例では、注視点エリア50aに視線が移動した後、一定時間内(注視点エリア50aが設定された位置から注視点エリア50bが設定された位置までの文章を読むまでに必要な時間)に注視点エリア50b内に視線が移動する。注視点エリア判定部42bは、注視点エリア50a,50bの順番で視線が移動したことを検出し、この検出した時間が一定時間内であった場合に、コンテンツ表示部40に視線が注視点エリア50bに到達したことを通知する。
これにより、ユーザが文末の注視点エリア50bの位置まで文章を読み進んだことを確実に確認できるため、コンテンツの表示範囲の変更を適切に実行することができる。
また、ユーザが明示的にコンテンツの表示範囲の切り替えを指示できるようにしても良い。例えば、図10に示す注視点エリア50において視線を移動させた後、瞬きされた場合に、表示範囲の切り替えが要求されたものと判定する。注視点エリア判定部42bは、注視点エリア50内に視線があり、かつ注視点検出用カメラ22により撮影された画像からユーザが瞬きしたことを検出した場合に、コンテンツ表示部40に注視点エリア50が注視されたことを通知する。
これにより、ユーザの操作負担を増大させることなく、コンテンツの表示範囲を容易に切り換えることができる。
なお、前述した制御スクリプト1の例では、単純にリンク先のコンテンツに表示内容を変更しているだけであるが、制御スクリプトの記述内容を変更することで、各種の表示切り替えを実現することができる。
図7は、注視点エリア2に対応して設定された制御スクリプト2により実行される処理を示すフローチャートである。
制御スクリプト2には、次に表示するコンテンツのリンク(飛び先)が記述されていると共に、制御スクリプトに従ってコンテンツの表示変更を実行する/しないを制御可能とする処理が記述されている。
コンテンツ表示部40は、制御コンテンツ2の記述に従い、リンク先が示すコンテンツデータを読出す(ステップD1)。コンテンツ表示部40は、現在のコンテンツ表示状態をもとに、リンク先のコンテンツデータの全体が表示されているかを判定する(ステップA2)。例えば、現在の表示対象としているコンテンツの位置、拡大率をもとにコンテンツを表示した結果、リンク先のコンテンツ(コンテンツが配置されている範囲の外形)を含めて表示される場合がある。
例えば、図14に示すように、注視点エリア50を含むコンテンツと共に、注視点エリア50の制御スクリプト1に設定された飛び先52を含むコンテンツの範囲(例えば1つの記事全体)が表示されている場合がある。
このように、リンク先のコンテンツ全体が表示されている場合には(ステップD3、Yes)、コンテンツ表示部40は、制御スクリプト2に記述されていたリンク先のコンテンツを表示する処理を実行しない。これにより、既に表示されているコンテンツの表示を変更することで視認性を低下させてしまうことを回避できる。
なお、リンク先のコンテンツ全体が表示されていない場合(ステップD3、No)、コンテンツ表示部40は、リンク先のコンテンツ全体をディスプレイ36に表示させる。従って、リンク先のコンテンツの一部が表示されていない場合には、表示されていない部分を含めてコンテンツ全体が表示されるように表示を変更することができる。
図8は、注視点エリア3に対応して設定された制御スクリプト3により実行される処理を示すフローチャートである。
制御スクリプト3には、次に表示するコンテンツのリンク(飛び先)が記述されていると共に、制御スクリプトに従ってコンテンツの表示サイズを変更する処理が記述されている。
コンテンツ表示部40は、制御コンテンツ3の記述に従い、リンク先が示すコンテンツデータを読出す(ステップE1)。コンテンツ表示部40は、現在のコンテンツ表示状態をもとに、リンク先のコンテンツデータを表示する際の表示サイズを変更する。例えば、現在、表示対象となっているコンテンツの文字サイズと、リンク先のコンテンツデータの文字サイズが異なる場合、リンク先のコンテンツの文字サイズを現在のコンテンツの文字サイズと同じなるように変更した後、コンテンツを表示させる(ステップE3)。
これにより、コンテンツの表示が変更された場合には、文字サイズの変化がないため、コンテンツの視認性を向上させることができる。
なお、注視点エリアと対応付けられた制御スクリプトに従う表示サイズの変更は、リンク先のコンテンツに表示に関する制御スクリプトが含まれていない場合に実行し、リンク先のコンテンツに表示に関する制御スクリプトが含まれている場合には、その制御スクリプトに従ってリンク先のコンテンツの表示位置、表示サイズを決定するようにしても良い。
なお、前述した説明では、制御スクリプト1,2,3の例を示したが、制御スクリプトの記述を変更することで、他の方法によりコンテンツの表示を変更することが可能である。
このようにして、本実施形態における電子書籍端末10では、注視点エリアと注視点エリアに対応したコンテンツに含まれる制御スクリプトを実行することにより、拡大表示等によって一覧性が損なわれてしまうようなコンテンツを表示した時であっても、ユーザの操作負荷を増加することなく視認性良くコンテンツの表示を変更することが可能となる。
なお、前述した説明では、表示対象とするコンテンツとして新聞紙面を表示させる場合を例にしているが、雑誌やマンガなど、その他の書籍等の情報を対象とすることも勿論可能である。
また、注視点エリア50のサイズは任意であり、例えばコマ全体に設定しても良い。制御スクリプトでは、全体に設定された注視点エリア50が注視された場合には、そのエリア全体を拡大表示するなどの記述が可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…電子書籍端末、20…タッチスクリーンディスプレイ、22…注視点検出用カメラ、30…CPU、32b…入力処理プログラム、32c…コンテンツ表示プログラム、32d…注視点検出プログラム、32e…コンテンツデータ、35…タッチパネル、36…ディスプレイ、40…コンテンツ表示部、42…注視点検出部、42a…注視点座標検出部、42b…注視点エリア判定部、44…入力処理部、50…注視点エリア。

Claims (6)

  1. コンテンツ中に設定される特定のエリアと前記特定のエリアと対応付けられた処理が定義されたコンテンツデータを記憶する記憶手段と、
    ディスプレイと、
    前記コンテンツデータをもとに前記ディスプレイにコンテンツを表示させる表示処理手段と、
    前記ディスプレイの画面が対向する方向を撮影範囲とするカメラと、
    前記カメラにより撮影された画像をもとに、ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出する注視点検出手段と、
    前記注視点が前記特定のエリアに含まれる場合、前記特定のエリアと対応付けられた処理により、前記コンテンツの表示対象とする範囲を変更する変更手段と
    を具備する情報表示装置。
  2. 前記処理実行手段は、前記特定のエリアと対応付けられた表示対象とする範囲のコンテンツが表示されていない場合に、前記コンテンツの表示対象とする範囲を変更する請求項1記載の情報表示装置。
  3. 前記処理実行手段は、前記ディスプレイに表示された前記コンテンツの表示範囲とサイズをもとに、表示対象を変更した後の前記コンテンツの表示サイズを変更する請求項1記載の情報表示装置。
  4. 前記注視点検出手段は、前記画像と共に、前記ディスプレイに表示された前記コンテンツの表示範囲とサイズをもとに、前記ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出する請求項1記載の情報表示装置。
  5. 前記ディスプレイに表示されるコンテンツの表示範囲の変更要求を入力する入力手段をさらに具備し、
    前記表示処理手段は、前記変更要求に応じて、前記ディスプレイに表示された前記コンテンツの表示範囲とサイズを変更する請求項4記載の情報表示装置。
  6. コンテンツ中に設定される特定のエリアと前記特定のエリアと対応付けられた処理が定義されたコンテンツデータをもとに、ディスプレイにコンテンツを表示させ、
    前記ディスプレイの画面が対向する方向を撮影範囲とするカメラにより画像を撮影し、
    前記カメラにより撮影された画像をもとに、前記ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出し、
    前記注視点が前記特定のエリアに含まれる場合、前記特定のエリアと対応付けられた処理を実行する情報表示方法。
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