JP2012011071A - ゴルフ練習器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の打球感を感じられるゴルフ練習器具では、実際のゴルフクラブを使用しなければならず、練習場所に庭先や公園などの広い空間が必要であるため、一般家庭の室内程の狭い空間で、打球感を感じられる練習を可能にする。
【解決手段】一般家庭の室内程の狭い空間でスイング可能な、短い専用クラブを用いて、そのクラブで打球可能なように、地面からの高さを上下調節可能に設置した、的球自動復帰機構を備えた的球を、連続して打球可能な練習器具を考案する。
【選択図】 図1
【解決手段】一般家庭の室内程の狭い空間でスイング可能な、短い専用クラブを用いて、そのクラブで打球可能なように、地面からの高さを上下調節可能に設置した、的球自動復帰機構を備えた的球を、連続して打球可能な練習器具を考案する。
【選択図】 図1
Description
本考案は狭い空間で手軽に練習できるゴルフ練習器具に関する。
従来のゴルフ練習器具で、スイング中に実際に的球を打った時に打球感を得られる練習器具の場合に、地面にティーアップした程度の高さの的球を打球するものがある。
(例えば特許文献1参照。)
(例えば特許文献1参照。)
従来の短い練習用クラブでスイング中に打球感を得られるものがある。
(例えば特許文献2参照。)
(例えば特許文献2参照。)
従来の回転式練習器具において的球を打球後、初期位置に戻るものがある。
(例えば非特許文献3参照。)
(例えば非特許文献3参照。)
特許文献1の練習器具では実際のゴルフクラブを使用しなければならず使用場所が庭先や公園となど広い空間が必要であるが、今日、公園や公共の場では安全のためゴルフの練習を禁止しているところが多く練習場以外では広い庭を持つ者でなければ練習が困難である。
特許文献2の練習器具では実際に的球を打っておらず、打球感は擬似的であり実際の感覚とのずれがある
特許文献3の練習器具では機構が複雑であり製造コストがかかる。
特許文献4では的球が自動で初期位置に復帰する機構を備えたテニス専用の練習器具が
ある。
ある。
本考案は上記のような従来技術の問題点に鑑みて、狭い空間で手軽に又安全に練習できるゴルフ練習器具を提供することを目的とする。
上記の課題に対して屋外での練習は天候や時間に影響されるが、一般家庭の室内程の空間で練習が出来れば非常に手軽さが増すと考える。そして、それを可能にするにはスイングしたときに室内の物に当たらないように、実際のゴルフクラブより短い専用クラブを使用する必要がある。また、短い専用クラブで打球可能にするため、的球を地面より高い位置に設置できるように、上下調節可能にクランク機構を用いたアームの上部に設置した本体基部に的球を取り付ける。
上記説明の的球は、カム付回転体と一体となっている。その的球を上記専用クラブで打球すると、カム付回転体は本体基部の軸棒を中心に倒れ、当てゴムに当たり、その反動で瞬時に元の位置に戻る。以上のことから一般家庭の室内程の狭い空間で、専用クラブにて実際に打球が出来て、その的球を連続して打球可能な練習器具を考案する。
上記専用クラブは室内でも安全に振れるように、ヘッドが軟質素材からなるものとし、成人男性が一般家庭の室内でスイングした時に、天井に当たらない程の長さのものを考案する。
上述したように、本考案のゴルフ練習器具は、一般家庭の室内程の狭い空間でも専用クラブにて的球を実際に打球できることから、打球感を伴うスイング練習が可能である。そして、本考案のゴルフ練習器具で練習することにより、練習場や屋外に出向く手間が省け、練習に取り組みやすい環境ができるため使用者の技術向上に役立つ効果がある。
上記説明の的球を打球後、的球が瞬時に初期位置に戻る為、効率の良い練習が可能となる。
以下、本考案の実施形態を図1から図8を使用し説明する。
図1の本考案ゴルフ練習器具を示す斜視図に示すように、基台1の中央部一端に平行クランク機構を構成するクランク基部下2が固着されている。そのクランク基部下2は同一長さのクランクアーム4とクランクアーム5を、間隔をあけてコの字型に挟み込み、それぞれ軸棒16で回転自在に軸支されている。前記2本のクランクアームは、平行を維持した状態で基台1の重心上を通り、その重心を中心とする対称側付近に、クランク基部上3が、2本のクランクアームをコの字型に挟み込み、軸棒16で回転自在に軸支されている。
図2に示すように2本のクランクアームが、基台1と平行な状態のときクランク基部上3は最下部にあり、クランク基部上3は、引き上げるとクランク基部下2を中心とする円弧の軌道で動き、すなわち上にあがりながらクランク基部下2側に移動する。
この平行クランク機構は的球の地面からの高さを水平保持しながら調整する為のものであり、その高さ調整機能と機械的剛性を満たすことを特徴とする。
図2に示すように2本のクランクアームが、基台1と平行な状態のときクランク基部上3は最下部にあり、クランク基部上3は、引き上げるとクランク基部下2を中心とする円弧の軌道で動き、すなわち上にあがりながらクランク基部下2側に移動する。
この平行クランク機構は的球の地面からの高さを水平保持しながら調整する為のものであり、その高さ調整機能と機械的剛性を満たすことを特徴とする。
図1に示すように、この平行クランク機構の動きを固定する機構として、基台1に固着された連結具7に、軸棒16で回転自在に固定用アーム6が軸支され、その上端にはクランクアーム下5を挟み込んだ状態で摺動する締付具8が、締付ボルト15により回転自在に連結されている。その締付ボルト15を締める事により、締付具8がクランクアーム下5を締め付け、摺動が固定され、クランク機構の動きが固定される。
この機構により、高さ調整方法は締付ボルト15をゆるめ的球の高さを任意の位置に移動させ、締付ボルト15を締める手順となり、非常に簡便に高さ調整ができるのを特徴とする。
この機構により、高さ調整方法は締付ボルト15をゆるめ的球の高さを任意の位置に移動させ、締付ボルト15を締める手順となり、非常に簡便に高さ調整ができるのを特徴とする。
高さ調整は、その他の方法に伸縮可能な垂直支持棒の機構や、部品を継ぎ足して高さ調整する方法がある。前記平行クランク機構は低位置(図3のa)からの高位置(図3のb)まで高さ調整幅が広く取れることを特徴とする。また、この平行クランク機構には打球時に力が掛かり、大きく分けると図4に示すように、打球時の力となる水平方向の力20とカム付回転体13が回転して、当てゴム11に当たった時にかかる垂直方向の力21がある。構造的に強度のある平行クランク機構と、それを支える固定用アーム6を組み合わせることで、両方の力を効率よく支えるため、各部材を細く薄くすることが可能となり軽量化と省スペース化が図れることを特徴とする。
図1に示すように、平行クランク基部上3には本体基部9が設置されているが、接合方法として、固着される方法と、図5の(b)に示すように、ベアリング19を介して水平方向に回転自在に設置される方法がある。後者は図5の(a)に示すように、打球する力の方向が本練習器具の打球方向23に対して正しい方向でなく、ずれた方向24であったり、打球時のクラブのフェイスの向きが斜めである時に、的球自動復帰機構部(図6参照)にベアリングの中心を軸とした回転力25がかかるため、的球自動復帰機構部全体が回転する仕組みになっている。このことにより打球時の的球にかかる力の方向が分かり、スイングを修正する目安となるため、練習方法の幅が広がり、より効果のある練習が可能となる。
図6の(a)に示すように上記本体基部9に、的球14と一体になったカム付回転体13が軸棒12の軸支により回転自在に立設され、そのカム付回転体13のカム部に接触可能にブレーキシュー10が具備されている。そして、そのカム部とブレーキシューとの摩擦力を調節できるように、ブレーキシュー10の下に、ちょうボルト17を設けており、そのちょうボルトを締めると、ブレーキシューが出っ張り、緩めると引っ込む。ちょうナット18は、ちょうボルト17の回転を固定する為にある。また、前に述べたカム付回転体13と的球14が一体になったもの以外に、爪の勘合や、螺子で的球を交換可能にする方法もあり、この場合、的球の破損時の交換や、的球の材質を変えることによる打球感の変更も可能である。
上記カム付回転体の動きを具体的に説明すると、図6の(a)は打球前の位置であり、的球14を打球すると、カム付回転体13が軸棒12を中心に倒れ、本体基部9に具備された当てゴム11に当たる。図6の(b)はカム付回転体13が当てゴム11に当たったときの状態を示し、その当たった反動で、カム付回転体13の回転方向が逆転し、カム付回転体13の一部にあるカム構造26により、本体基部9に具備されたブレーキシュー10との摩擦により、打球位置で停止する。さらにカム部を説明すると、カム付回転体13は、軸棒12を中心に回転するが、カム構造26の形状となる円弧は、軸棒12を中心とする円弧27よりずらして設定されており、カム付回転体13が打球位置に戻るに伴い、カム部とブレーキシュー10との摩擦は徐々に強くなり、打球位置で回転体が止まる構造となる。
上記当てゴム11には二つの役目があり、一つは、打球された的球14を含むカム付き回転体13の回転力を、衝撃吸収しながら止める役目と、二つ目は、それを反発力により打球位置まで戻す役目がある。ゴム11の材質は、前記二つの役目を満たす性質を兼ね備えた、ゴムやバネのような弾性体が良い。
打球の力は、アプローチショットのような軽い打球力もあれば、ティーショットのような強い打球力もある。軽い打球力のときは、ゴム11の衝撃吸収力は小さくても良いが、反発力が弱すぎると打球位置まで戻らない。強い打球力のときは、ゴム11の衝撃吸収力が弱いとカム付き回転体13に負担がかかり、反発力が強すぎると打球位置まで戻る力が強くなり、ブレーキシュー10に負担がかかるので、ゴム11は、衝撃吸収と反発力の両方が調和のとれた材質を選択する。
打球の力は、アプローチショットのような軽い打球力もあれば、ティーショットのような強い打球力もある。軽い打球力のときは、ゴム11の衝撃吸収力は小さくても良いが、反発力が弱すぎると打球位置まで戻らない。強い打球力のときは、ゴム11の衝撃吸収力が弱いとカム付き回転体13に負担がかかり、反発力が強すぎると打球位置まで戻る力が強くなり、ブレーキシュー10に負担がかかるので、ゴム11は、衝撃吸収と反発力の両方が調和のとれた材質を選択する。
前記ブレーキシュー10は、摩擦の力によりカム付回転体13を打球位置で止める役目をしており、繰り返し使用することから耐久性と耐摩耗性が必要である。その上でカム付回転体13の接触面を損傷させないような材質を選択する必要があり、ここではナイロンを使用する。また、ブレーキ機能は、摩擦による機械的ブレーキのほかに、電気ブレーキや、磁気ブレーキの方法もある。
図7の(a)は、本練習器具の的球を打球する専用のクラブの正面図である。長さは幅広い身長差に対応するため、40センチから70センチに設定し、シャフト29の一端には、スイング中にクラブと手が滑らないように、ゴム素材からなるグリップ28を取り付ける。また、シャフト29のもう一端には、ヘッド30を具備する。ヘッド30は室内で振ることを想定し、家具や人に当たっても衝撃が和らぐように、ゴム等の軟質素材を使用し安全性を確保する。
通常のゴルフクラブは、球を打つポイント、いわゆるスイートスポットは、クラブシャフトの中心より数センチずれた位置にあり、重心バランスが複雑である。本クラブは製造コストを抑えるために、打球部位31は、シャフト29の延長線上に設定し、構造を単純化する。このことから、本クラブのスイートスポットは、シャフト29の延長線上にある。
この練習器具は空中のボールを打つことから、上記のことは練習上において問題ないものである。図7の(b)は、本練習器具の的球を打球する専用のクラブの側面図である。
この練習器具は空中のボールを打つことから、上記のことは練習上において問題ないものである。図7の(b)は、本練習器具の的球を打球する専用のクラブの側面図である。
室内で練習するにあたり、打球時の騒音の問題がある。本練習器具は的球14の材質をプラスチックやゴム、布等の柔らかいものにし、打球するクラブの材質は、ゴム等の軟質素材を使用するため、打球時の衝撃が緩和され、実際のゴルフボールを打った時のような大きい音はせず、室内の使用に耐え得るまでに音を小さくすることが出来る。
室内で使用する上で練習器具本体の軽量化は重要であり、上記で説明した通り、打球時の衝撃が抑えられたことにより、カム付回転体13の材質に、軽さと靭性と耐久性を兼ね備えた、ポリエチレンやEVA樹脂を使用することが可能となる。また、この樹脂化によりカム付回転体13自体が変形することで、打球時の衝撃を吸収し、さらに、カム付回転体13の軽量化により、当てゴム11に当たる衝撃が抑えられる。以上のことから打点を調整する機構に、簡素な骨格で構成された平行クランク機構を用いることが可能となり、構成する部材の重量を低減することが出来て、練習器具本体の軽量化が図れる。
図8は本考案のゴルフ練習器具使用時の光景で(a)は正面、(b)は側面から見たものである。
1 基台
2 クランク基部下
3 クランク基部上
4 クランクアーム上
5 クランクアーム下
6 固定用アーム
7 連結具
8 締付具
9 本体基部
10ブレーキシュー
11当てゴム
12軸棒
13カム付回転体
14的球
15締付ボルト
16軸棒
17ちょうボルト
18ちょうナット
19ベアリング
20水平方向の力
21垂直方向の力
22的球を打球する方向
23正しい打球方向
24ずれた打球方向
25回転力
26カム範囲
27軸棒を中心とする円弧
2 クランク基部下
3 クランク基部上
4 クランクアーム上
5 クランクアーム下
6 固定用アーム
7 連結具
8 締付具
9 本体基部
10ブレーキシュー
11当てゴム
12軸棒
13カム付回転体
14的球
15締付ボルト
16軸棒
17ちょうボルト
18ちょうナット
19ベアリング
20水平方向の力
21垂直方向の力
22的球を打球する方向
23正しい打球方向
24ずれた打球方向
25回転力
26カム範囲
27軸棒を中心とする円弧
Claims (2)
- 基台の上に的球自動復帰機構部を水平保持しながら高さ調整する機構を備えて、その上に設置された的球自動復帰機構部には、本体基部に的球と一体になったカム付回転体が、軸棒の軸支により回転自在に立設され、そのカム付回転体を打球位置で停止させるために、カム付回転体のカム部に接触するように、本体基部にブレーキシューが具備され、そのカム部とブレーキシューとの摩擦力を調節できるように、ブレーキシューの下に調節用の螺子を設けており、また本体基部の後方には、倒れたカム付回転体を打球位置に復帰させる為の弾性体が具備されていることを特徴とするゴルフ練習器具。
- 前記平行クランク機構は、クランク基部下が同一長さのクランクアーム2本を、間隔をあけてコの字型に挟み込み、それぞれ軸棒で回転自在に軸支し、前記2本のクランクアームは平行を維持した状態で基台の重心上を通り、その重心を中心とする対称側付近に、クランク基部上3が、2本のクランクアームをコの字型に挟み込み、軸棒16で回転自在に軸支されており、この平行クランク機構の動きを固定する機構として、基台に固着された連結具に軸棒で回転自在に軸支された固定用アームと、その上端には1本のクランクアームを挟み込んだ状態で摺動する締付具が、締付ボルトにより回転自在に連結されている請求項1に記載のゴルフ練習器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010151917A JP2012011071A (ja) | 2010-07-02 | 2010-07-02 | ゴルフ練習器具 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017521217A (ja) * | 2014-07-17 | 2017-08-03 | ダン, ヨーゼフDAGN, Josef | テニス練習装置 |
CN110559630A (zh) * | 2018-06-06 | 2019-12-13 | 东吴大学 | 乒乓球打击练习器 |
KR102519222B1 (ko) * | 2022-06-08 | 2023-04-05 | 이기의 | 골프 타격자세 연습장치 및 그 이용방법 |
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2010
- 2010-07-02 JP JP2010151917A patent/JP2012011071A/ja active Pending
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