JP2012007775A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハイドロフルオロオレフィンは分解し易いため、ポンプダウン運転時の摺動部の温度上昇などにより分解する可能性がある。
【解決手段】室外機100には、圧縮機1、室外熱交換器2、室外送風機3、膨張弁4、液側接続バルブ5、ガス側接続バルブ8が、室内機101には、室内熱交換器6、室内送風機7を備えている。冷媒としては、HFO−1234yfを使用している。ポンプダウン時に、液側接続バルブ5を切換えて、液側接続配管21、ガス側接続配管22の両方から冷媒を回収することでポンプダウン運転の時間を短縮し、圧縮機1の摺動部の温度上昇を抑え、冷媒の分解を防いで信頼性の向上を図る。
【選択図】図1
【解決手段】室外機100には、圧縮機1、室外熱交換器2、室外送風機3、膨張弁4、液側接続バルブ5、ガス側接続バルブ8が、室内機101には、室内熱交換器6、室内送風機7を備えている。冷媒としては、HFO−1234yfを使用している。ポンプダウン時に、液側接続バルブ5を切換えて、液側接続配管21、ガス側接続配管22の両方から冷媒を回収することでポンプダウン運転の時間を短縮し、圧縮機1の摺動部の温度上昇を抑え、冷媒の分解を防いで信頼性の向上を図る。
【選択図】図1
Description
本発明は、作動冷媒を用いて冷凍、ヒートポンプサイクルを構成して冷暖房をおこなう空気調和機に関するもので、特に室内機と室外機を接続配管で繋いでサイクルを構成する装置において、炭素間に二重結合を有する作動冷媒を使用するに当たり、作動冷媒を室外機に回収するポンプダウン作業時に、圧縮機の温度上昇を抑えて冷媒の分解を防ぐため、ポンプダウンを速やかに行うことのできる技術を提供するものである。
分離型の空気調和機は、通常、室外機に冷媒が予め封入されており、室内機と室外機を液側、ガス側の接続配管で繋いだ後、作動冷媒を接続配管および室内機に開放して設置を行うものである。そして、一旦設置した装置を移設したりするために、室内機、室外機、接続配管を取り外す場合には、冷媒を室外機に回収するポンプダウン作業を行う。
従来ポンプダウン作業は、室外機に設けられた液側の開閉弁を閉じて冷房運転を行い、所定の時間が経過したところで、室外機に設けられたガス側の開閉弁を閉じ、運転を停止して行う(特許文献1参照)。
このとき、室内機側の作業冷媒はガス側の接続配管から圧縮機へ吸引され、最終的に液側接続配管内の作動冷媒が圧縮機へ吸引されてポンプダウンは終了する。
液側の開閉弁を閉じてから運転停止までのポンプダウン時間が短いと、室内機側に作動冷媒が残留し接続配管をはずした際に大気放出されてしまう。逆にポンプダウン時間を長くしすぎると、作動冷媒が流れてこない状態で圧縮機を運転することになり圧縮機内部、特に摺動部の温度が上昇する。
一方、近年は地球温暖化が大きな問題となり、温暖化係数の低い作動冷媒を使用しようという動きが顕著になってきており、自然冷媒や、炭素と炭素間に2重結合を有するハイドロフルオロオレフィンなどの冷媒が注目されている。
ハイドロフルオロオレフィンは、R134aの代替冷媒として特に注目されており、自動車用エアコンディショナーへの実用化の検討が推進されている。その温暖化係数(100年)はHFO1234yfの場合は4と、R134aの1,300、エアコンなどで使用されているR410Aの1730に比べてきわめて小さい。この温暖化係数が小さいという特性は、炭素間に2重結合を有し分解し易いことに起因している。
上記従来の空気調和機のポンプダウン運転を、ハイドロフルオロオレフィンを使用する空気調和機に適応すると、圧縮機内部の温度上昇で作動冷媒が分解する可能性がある。
従来の空気調和機では、作動冷媒が分解しにくいものであったため、圧縮機において最も耐熱温度の低い材料はモーターの絶縁皮膜であり、その耐熱温度は120℃程度が一般的であった。最も温度が上昇すると考えられるメカ摺動面においては、200℃程度の温度になっても問題は生じなかった。
ところが、ハイドロフルオロオレフィンは分解し易いため、ポンプダウン運転時の摺動部の温度上昇により分解する可能性がある。
作動流体である冷媒が分解すること自体望ましいことではないし、分解時の生成物が金属表面や有機材料に悪影響を及ぼす可能性もある。
従って本発明は、こうした課題を解決し、圧縮機内部の温度上昇を抑え確実なポンプダウンを行うことで、信頼性の高い空気調和機を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、作動冷媒としてハイドロフルオロオレフィンを含む冷媒を用いた空気調和機において、ポンプダウン運転を行う際に、ガス側接続配管、液側接続配管の両方から冷媒を室外機に回収するものである。
これにより、液側接続配管内に存在する液冷媒の回収が容易に行うことができ、速やかにポンプダウンを終了し、圧縮機内部の温度上昇を抑制することができる。
本発明の空気調和機は、ポンプダウン時の温度上昇による冷媒分解を回避し信頼性の高い装置を提供することができる。
第1の発明は、作動冷媒を圧縮する圧縮手段、室外熱交換器、膨張弁、室外送風機、液側接続バルブ、ガス側接続バルブを有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを、液側接続配管とガス側接続配管とで接続して、作動冷媒としてハイドロフルオロオレフィンを含む冷媒を用いた、冷凍サイクルあるいはヒートポンプサイクルを構成する空気調和機であって、室外機に作動冷媒を回収するポンプダウン運転を行う際に、液側接続配管とガス側接続配管の両方から冷媒を回収するものである。
これにより、液側接続配管内に存在する液冷媒の回収が容易に行うことができ、速やかにポンプダウンを終了し、圧縮機内部の温度上昇を抑制することができる。
従って、冷媒であるハイドロフルオロオレフィンの分解を防ぎ、信頼性の高い装置を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、ガス側接続バルブと液側接続バルブとを接続するバイパス回路とを有し、液側接続バルブは液側接続配管を膨張弁に接続された配管とバイパス回路のいずれか一方に連通させる切換え弁であり、通常運転時には膨張弁に接続された配管と液側接続配管とを連通させ、ポンプダウン運転時には膨張弁に接続された配管とバイパス回路とを連通させるものである。
これにより、液側接続バルブを切換えるだけで、簡単にガス側接続配管と液側接続配管の両方から冷媒を回収する構成を実現することができる。
従って、簡単な操作で、速やかにポンプダウンを終了し信頼性の高い装置を提供することができる。
第3の発明は、第2の発明において、液側接続バルブとガス側接続バルブとが、コアを押し込むことで開くことのできるアクセスバルブを有する三方弁であって、ポンプダウン運転時には、液側接続バルブとガス側接続バルブのアクセスバルブを接続する着脱式バイパス手段を装着するものである。
これにより、ポンプダウン運転の際にだけ着脱式バイパス手段を冶工具として使用するので、装置に装備する必要がなくなる。
従って、装置を安価に提供することができる。
第4の発明は、第3の発明において、着脱式バイパス手段が、コアを押し込むことのできる継ぎ手部と、内部の空気を排出するための吸引用バルブとを有するものである。
これにより、着脱式バイパス手段を取り付けた際に内部の空気を容易に排出することができる。
従って、空気の混入を防ぎ、信頼性の高いポンプダウン運転を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の構成図を示すものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の構成図を示すものである。
図1に示すように、第1の実施の形態における空気調和機は、室外機100と室内機101を、接続配管である、液側接続配管21およびガス側接続配管22で接続して装置を構成している。
室外機100には、圧縮手段である圧縮機1、室外熱交換器2、室外送風機3、作動冷媒を減圧膨張させる膨張弁4、三方弁である液側接続バルブ5、ガス側接続バルブ8が備えられている。そして、液側接続バルブ5は液側接続配管21の接続を、膨張弁4かあるいはバイパス回路11かに切換えている。そして、バイパス回路11は液側接続バルブ5から、ガス側接続バルブ8の、ガス側接続配管22側の接続ポートと接続している。
また、室内機101には、室内熱交換器6、室内送風機7を備えている。そして、圧縮機1、室外熱交換器2、膨張弁4、液側接続バルブ5、液側接続配管21、室内熱交換器6、ガス側接続配管22、ガス側接続バルブ8は、配管で接続され、作動冷媒が流れる冷媒回路を構成している。作動冷媒としては炭素間に二重結合を有し温暖化係数の小さな、ハイドロフルオロオレフィンであるHFO−1234yfを使用している。
また、この空気調和機には、ポンプダウンの1つの工程が終了したことを表示する出力手段である作業指示ランプ9と、作業者が1つの工程を完了したことを入力する入力手段である作業完了ボタン10を備えている。作業指示ランプ9と作業完了ボタン10は、例えば、空気調和機の制御装置を構成する室外機制御基板や、制御装置と通信を行うリモコンに設けられている。
以上のように構成された空気調和機の通常の運転動作について説明する。室内機101から室外機100に戻ってきた作動冷媒は、ガス側接続バルブ8を経て圧縮機1に吸い込まれて圧縮され、高温高圧の冷媒となって室外熱交換器2に送られ、室外送風機3によって送られてくる空気で冷却され凝縮し、膨張弁4で減圧され、液側接続バルブ5を経て室内機101へ送られ、室内熱交換器6で室内送風機7により送られてきた空気から熱を奪い蒸発して、室外機100へ戻る。室内熱交換器6で室内送風機7により送られてきた空気から熱を奪うことで、室内機101が設置された空間の空気の冷却、つまり冷房が行われる。
次に、このような空気調和機の設置時、移設時について説明する。
図1に示される分離型空気調和機では、設置前は室外機100に冷媒が封入されている。設置時には、液側接続配管21およびガス側接続配管22で室内機101と室外機100とを接続する。その後、ガス側接続バルブ8のサービスポート12と真空ポンプとをホースで接続する。そして、真空ポンプを運転して室内機101側の配管(液側接続バルブ5からガス側接続バルブ8までの配管であって、室内熱交換器6を含む)内の空気をガス側接続バルブ8のサービスポート12から真空引きする。その後、液側接続バルブ5、ガス側接続バルブ8を開けて冷媒を配管内に開放して設置を行う。このとき、バイパス回路11は室内機101側に繋がっており、室内機101側の配管と同様に真空に引かれた後、冷媒で満たされることになる。
また、設置した空気調和機を移動させる場合には、作動冷媒を室外機100に再び回収し液側接続配管21およびガス側接続配管22をはずして移動させる。このような、作動冷媒を再び室外機100に回収する作業をポンプダウンという。
ポンプダウンは、従来の空気調和機の場合、予備運転として所定の時間、冷房運転を行った後、液側接続バルブ5の代わりに設けられた二方弁を閉切り、3分程度冷房運転を続け、ガス側接続バルブ8の代わりに設けられた三方弁を締切り、運転を停止する。このとき、ゲージマニホールドなどの圧力測定手段をガス側接続バルブ8の代わりに設けられた三方弁のサービスポートに接続してポンプダウンを行う場合は、圧力測定手段の表示が負圧になるまで、液側接続バルブ5の代わりに設けられた二方弁を閉切った状態での冷房運転を行う。
このとき、ポンプダウンが十分でなければ、接続配管および室内機101側の配管に作動冷媒が残留する。その結果、そのまま、接続配管をはずすと、作動冷媒を大気放出することになる。温暖化係数が小さいとはいえ、フッ素化合物が大気放出されるのは望ましいとは言えず、装置内の作動冷媒が減るという観点からも作動冷媒はできる限り回収するのが望ましい。しかし、ポンプダウン運転を長時間続けると、作動冷媒が循環しない状態での運転が続くため、圧縮機1の摺動部の冷却が妨げられ、圧縮機1の摺動部の温度が上昇する。
ここで、本実施の形態の空気調和機では、作動冷媒としてHFO−1234yfを使用しているが、この冷媒は、炭素間に二重結合を有しているがゆえに分解し易く、酸素が存在する雰囲気中であれば温度が上昇すれば容易に分解し、酸を生じたりさまざまな有機物を生じたりし、圧縮機1の摺動部や配管などの金属部品、圧縮機1のモーター巻線や各弁部における有機材料にダメージを与える可能性がある。
さらに、酸素が存在しない場合においても、高温部では冷媒が分解する。圧縮機1において最も耐熱温度の低い材料はモーターの絶縁皮膜であり、その耐熱温度は120℃程度が一般的である。最も温度が上昇すると考えられるメカ摺動面においては、200℃程度の温度になる。従来は冷媒が分解しにくいものであったため問題は発生しなかったが、冷媒としてHFO−1234yfを使用する装置では、分解し易いため、ポンプダウン運転時の摺動部の温度上昇により、作動冷媒が分解する可能性がある。
そこで、本発明の実施の形態1の空気調和機は、以下のようにしてポンプダウン運転の時間を短縮し、圧縮機1の摺動部の温度上昇を抑え、作動冷媒の分解を防いで信頼性の向上を図るものである。
まず、基本的な考え方は、ポンプダウン運転の際に液側接続配管21とガス側接続配管22の両方から冷媒を室外機100へ回収することである。
この理由を以下に説明する。液側接続配管21は断熱材で覆われているため、液側接続配管21の内部の液冷媒は、吸熱による蒸発が行われにくい。このため、液側接続配管21の内部に存在する作動冷媒は低圧側で最も乾き度が低い状態にある。なお、これに対し、室内熱交換器6では液冷媒があっても空気と熱交換して速やかに蒸発する。また、ガス側接続配管22も断熱材で覆われているので、作動冷媒の速やかな蒸発は望めないが、室内熱交換器6で蒸発した作動冷媒と共に圧縮機1に運ばれていくので、速やかに圧縮機1に回収される。
液冷媒は、ポンプダウン運転を行う際に滞留し易く、液溜りが生じるとその部分の冷媒は蒸発してから圧縮機1に回収されるので周囲から熱を吸収する必要がある。一部の液冷媒が周囲から蒸発熱をもらって蒸発すると、周囲の温度はその分下がっていく。蒸発、温度低下を繰り返していくうち液冷媒の周囲の温度は下がり、ますます、液冷媒は蒸発しにくくなって冷媒回収に時間がかかるようになる。
一方、液冷媒の量が少ないと周囲の温度は比較的高い温度に保たれ、液冷媒は蒸発し易い状態が保たれる。その結果、作動冷媒の回収が速やかに行われ、圧縮機1の摺動部の温度上昇を抑え、冷媒の分解を防いで信頼性の向上が図れる。
液側接続配管21、ガス側接続配管22の両方から冷媒を室外機100へ回収する方法は次の通りである。ポンプダウンは、予備運転として所定の時間、冷房運転を行った後、液側接続バルブ5を、液側接続配管21とバイパス回路11とが連通するように切り換える。これにより、膨張弁4に接続された配管は圧縮機1の吸入側には連通しない状態となる。そして、3分程度冷房運転を続け、液側接続配管21内の冷媒はバイパス回路11を介して、また、ガス側接続配管22内の冷媒は直接、圧縮機1へと回収する。その後、ガス側接続バルブ8を締切り、運転を停止する。このとき、ゲージマニホールドなどの圧力測定手段をガス側接続バルブ8のサービスポート12に接続してポンプダウンを行う場合は、圧力測定手段の表示が負圧になるまで、液側接続バルブ5を液側接続配管21とバイパス回路11とが連通するように切り換えた状態での冷房運転を行う。
本実施の形態のように、液側接続配管21とガス側接続配管22の両方から冷媒を回収すると、室内熱交換器6が液溜りの生じる場所となる。しかし、上述のように、室内熱交換器6では液冷媒があっても空気と熱交換して蒸発し、液、ガス状態を問わず液側接続配管21およびガス側接続配管22内の冷媒と共に、速やかに室外機100へ回収される。
本実施の形態では、液側接続バルブ5が液側接続配管21の接続を、膨張弁4かあるいはバイパス回路11かに切換えるよう構成されているので、液側接続バルブ5を操作するだけで、膨張弁4の先は封止され、液側接続配管21はバイパス回路11によってガス側接続バルブ8に接続されるので、簡単な操作で、液側接続配管21とガス側接続配管22の両方から冷媒を室外機100へ回収することができる。つまり、本実施の形態の空気調和機は、ポンプダウン時の温度上昇による作動冷媒の分解の回避を、実現することができる。
また、本実施の形態では、作業手順を進めて良い状態になったことを知らせる出力手段である作業指示ランプ9と、作業者が1つの作業を完了したことを入力する入力手段である作業完了ボタン10を備えており、作業者が作業を進めて良い状態になったらそれを知らせる作業指示ランプ9を点灯あるいは点滅させ、作業者が1つの作業を終了したら作業完了ボタン10で作業の完了を入力することで、1つ1つの作業を確実に遂行し作業ミスの発生を減らすことができる。
例えば、ポンプダウンを実施する際に、まず作業者が作業完了ボタン10を押し作業の開始を入力する。すると、制御装置(図示せず)は、空気調和機の冷房運転を開始する。そして、一定時間、冷房運転を実施したところで、作業指示ランプ9の1回点滅を繰り返す。これを確認した作業者はポンプダウン運転の開始のため、液側接続バルブ5を操作し、作業完了ボタン10を押す。そして、所定の時間が過ぎたところで空気調和機は作業指示ランプ9の2回点滅を繰り返し、ポンプダウン運転の工程の終了を告げる。これを確認した作業者がガス側接続バルブ8を閉切り、作業完了ボタン10を押すと空気調和機は運転を停止する。これでポンプダウンは終了である。
つまり、本実施の形態の空気調和機は、作業指示ランプ9、作業完了ボタン10により、1つ1つの工程を確実に遂行でき、作業ミスを減らすことができる。
なお、本実施の形態では、液側接続バルブ5やガス側接続バルブ8の操作は、作業者が行い、それらの操作の完了は作業完了ボタン10を押すことで入力するものとしたが、液側接続バルブ5やガス側接続バルブ8の操作も制御装置が自動的に行うことで、作業完了ボタン10を廃止することも可能である。この際には、さらに作業ミスを減らすことができることはいうまでもない。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の構成図を示すものである。
図2は、本発明の第2の実施の形態における空気調和機の構成図を示すものである。
図2に示すように、図1の空気調和機において、液側接続バルブ5をサービスポート12を備えた液側接続用三方弁15に変更し、バイパス回路11を、サービスポート12のコアを任意のタイミングで押し込むことのできる継ぎ手部33、開閉弁と真空ポンプへの接続口とを有する吸引用バルブ32を備えた着脱式バイパス回路31に変更したものである。着脱式バイパス回路31は、液側接続用三方弁15とガス側接続バルブ8のサービスポート12にポンプダウンのときだけ接続される。
本実施の形態では、ポンプダウンのときだけ、着脱式バイパス回路31が取り付けられるので、通常運転時には、空気調和機の室外機100に着脱式バイパス回路31は装備されておらず、装置を安価に提供することができる。
また、着脱式バイパス回路31を取り付けた際に、吸引用バルブ32から内部の空気を排出してからポンプダウンを行えば、冷媒中に空気が混入するのを防ぎ、信頼性の高い作業が行える。
なお、以上の実施の形態における空気調和機は暖房運転を行うことができない冷房専用機であるが、圧縮機1の出口に作動冷媒の流れ方向を切り換える四方弁を備え暖房運転を行うことができる冷暖機種でも同様の効果が得られる。
また、冷媒はHFO−1234yfを使用したが、HFO−1234zeであっても、HFO−1234yfあるいはHFO−1234zeを含む混合冷媒であっても同様の効果を奏するものである。このような、混合冷媒としては、例えば、HFO−1234yfとHFC−32との混合冷媒などがある。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、ポンプダウン運転を行う際に、液側接続配管、ガス側接続配管の両方から冷媒を回収してポンプダウン運転を行うものである。これにより、速やかにポンプダウンを終了し、圧縮機内部の温度上昇を抑制することができる。
その結果、炭素と炭素間に2重結合を有するハイドロフルオロオレフィンのような、分解しやすい冷媒も使用することができ、環境性に優れている。
そして、空気調和機だけに止まらず、セパレート型のショーケースや冷凍機、ヒートポンプ式の温水器などに広く適用することができ、効果をもたらすものである。
1 圧縮機
2 室外熱交換器
3 室外送風機
4 膨張弁
5 液側接続バルブ
6 室内熱交換器
7 室内送風機
8 ガス側接続バルブ
9 作業指示ランプ
10 作業完了ボタン
11 バイパス回路
12 サービスポート
21 液側接続配管
22 ガス側接続配管
100 室外機
101 室内機
2 室外熱交換器
3 室外送風機
4 膨張弁
5 液側接続バルブ
6 室内熱交換器
7 室内送風機
8 ガス側接続バルブ
9 作業指示ランプ
10 作業完了ボタン
11 バイパス回路
12 サービスポート
21 液側接続配管
22 ガス側接続配管
100 室外機
101 室内機
Claims (4)
- 作動冷媒を圧縮する圧縮手段、室外熱交換器、膨張弁、室外送風機、液側接続バルブ、ガス側接続バルブを有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを、液側接続配管とガス側接続配管とで接続して、前記作動冷媒としてハイドロフルオロオレフィンを含む冷媒を用いた、冷凍サイクルあるいはヒートポンプサイクルを構成する空気調和機であって、前記室外機に前記作動冷媒を回収するポンプダウン運転を行う際に、前記液側接続配管と前記ガス側接続配管の両方から冷媒を回収することを特徴とする空気調和機。
- 前記ガス側接続バルブと前記液側接続バルブとを接続するバイパス回路とを有し、前記液側接続バルブは前記液側接続配管を前記膨張弁に接続された配管と前記バイパス回路のいずれか一方に連通させる切換え弁であり、通常運転時には前記膨張弁に接続された配管と前記液側接続配管とを連通させ、前記ポンプダウン運転時には前記膨張弁に接続された配管と前記バイパス回路とを連通させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記液側接続バルブと前記ガス側接続バルブとが、コアを押し込むことで開くことのできるアクセスバルブを有する三方弁であって、前記ポンプダウン運転時には、前記液側接続バルブと前記ガス側接続バルブの前記アクセスバルブを接続する着脱式バイパス手段を装着することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記着脱式バイパス手段が、前記コアを押し込むことのできる継ぎ手部と、内部の空気を排出するための吸引用バルブとを有することを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
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Publication Number | Publication Date |
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2010
- 2010-06-23 JP JP2010142312A patent/JP2012007775A/ja active Pending
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