JP2012005242A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入・出力端子間に短絡事象が生じた場合でも、爆発的な外部放出エネルギに対して人的安全性を確保し、物的被害を最小限とすることができる電力変換装置を提供する。
【解決手段】金属製エンクロージャ2内に、入力端子105、変圧器106、電力変換ユニット107、出力端子108、制御部109を第1乃至第5仕切壁3a,・・・,3eで区画して収納し、前面の扉110の吸気口111と、エンクロージャ2の天井112の排気ファン113との間に風冷経路を形成して変圧器106、電力変換ユニット107を強制風冷するもので、電力変換ユニット107を風冷して排気ファン113に至る風冷経路中間部に、所定の大きさの空気インピーダンスを有すると共に、電力変換ユニット107部分の空気インピーダンス下流の該風冷経路と出力端子108収納部分とを仕切る第3仕切壁3cに、所定加圧力で仕切壁より先に破壊する放圧機構が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換部に強制風冷を行う排気ファンを設けた電力変換装置に関する。
現在、無停電電源装置や変換装置、ドライブ装置などの電力変換装置は、電力変換ユニットを高速スイッチング素子を用いた回路構成とするのが一般的で、高速スイッチング素子の高耐圧・大電流化、あるいは高速スイッチング素子の多重化によって装置の高電圧・大電流化が加速されている。一方、市場要求として電力変換装置の設置面積を縮小するための装置の小型化と価格低減の要求が強くなっている。さらに、例えばIECやJISによる感電防止の規格化や、保護のためのIPグレード適用など、製品安全思想の定着によって装置の安全性について各種規格化と共に要求レベルが高いものとなっている。
そして、従来の電力変換装置は、例えば図6乃至図8に示すように構成されている。すなわち、電力変換装置101は、その金属製のエンクロージャ102の内部が、3つの第1乃至第3仕切壁103a,103b,103cで仕切られることにより、4つの第1乃至第4収納部104a,104b,104c,104dを横方向に並べて設けたものとなっている。4つの収納部104a,104b,104c,104dのうち、一方端の変圧器盤である第1収納部104aには入力部の入力端子105、変圧器106が収納され、隣接する変換器盤の第2収納部104bには電力変換ユニット107が収納されている。さらに隣接する出力端子部である第3収納部104cには出力部の出力端子108が収納され、隣接する他方端の制御盤である第4収納部104dには制御部109が収納されている。
また、エンクロージャ102の各収納部104a,104b,104c,104dの前面には、保守点検を行うために扉110がヒンジにより開閉可能に設けられている。そして第1収納部104aと第2収納部104bの扉110の下部には吸気口111が設けられている。さらに、エンクロージャ102の第1収納部104aと第2収納部104bの天井112には、排気ファン113が設けられ、また第2収納部104bには、電力変換ユニット107の後側部分と上側部分を仕切るようにして第4仕切壁103dが設けられることにより、エンクロージャ102の後面と天井112に沿って排気ダクト114が形成されている。
これにより、排気ファン113を運転することで、外部空気を吸気口111からエンクロージャ102内に取り込み、第1収納部104aでは内部を流通させた後に、また第2収納部104bでは内部を流通させて排気ダクト114に流出させた後に排気ファン113により外部に排出するようになっている。
一方、エンクロージャ102の各収納部104a,104b,104c,104d内に収納された入力端子105、変圧器106、電力変換ユニット107、出力端子108、制御部109は、例えば入力端子105に外部から、エンクロージャ102の底面部を貫通するよう設けられた入力ケーブル115を介し入力された交流の電力変換を行い、所要の交流として出力端子108から同様にエンクロージャ102の底面部を貫通するよう設けられた出力ケーブル116を介し出力するよう内部回路電線117により、対応する相互が接続されている。なお、106aは変圧器106の1次端子、106bは変圧器106の2次端子であり、また、118はエンクロージャ102底部に設けられた接地端子で、両ケーブル115,116のケーブルシース119が接続されている。
こうした構成を有する電力変換装置101で、例えば大きな電力を扱う大型のドライブ装置などでは、万一電路内で短絡事象が発生した場合に大きな短絡エネルギが生じる。このため、電路の保護や短絡を防止するための絶縁構造等において、さまざまな処置がとられてきている。例えば、図示しないが適切な遮断器やヒューズを設けて短絡エネルギを低減したり、入力端子105等の端子間隔を十分に確保して短絡の可能性を低減したり、入出力ケーブル115,117にCVケーブルを用いて接地層を接地端子118で接地したりするなどの処置がとられている。
また電力変換装置101が、例えばモータ駆動用の大容量インバータの場合、出力端においてはモータの慣性エネルギの形で電力が蓄えられるために出力短絡時のエネルギが大きくなる。一方で端子部分は発熱量が大きくないため、一般には人的保護や水滴や埃などに対する機械的な保護の必要から密閉されたエンクロージャ102に収納される。こうした装置で、万一、出力端子108間に短絡事象が生じた場合、空気のイオン化に伴う絶縁破壊の拡大とアークによってエネルギが放出され、密閉度の高いエンクロージャ102では機械的な強度が高いことから内部圧力が上昇し、強度限界を超えたときに爆発的に外部にエネルギが放出されることになって、人的・物的被害が予想される。同様に、入力端子105間に短絡事象が生じた場合でも同様の被害が予想される。
このような状況から見ると、上述の電力変換装置101において、出力端子108で短絡事象が生じた場合、短絡エネルギは出力端子108が収納された第3収納部104cの壁面等の全面に圧力をおよぼし、機械的強度限界まで内部圧力が高まった後、第3収納部104cで最も強度の弱い場所を破壊して内部圧力が爆発的に外部に放出されることになる。例えば最も強度の弱い場所の1つとして、エンクロージャ102の前面に開閉可能に設けられる扉110があり、扉110はヒンジやリンク棒などの固定機構で固定される一方で、保守性を高めるために面積が大きいので、他の構造部分よりも固定機構への応力集中が大きく、固定機構が破壊すると、扉110が設けられた前面の保守面方向に集中して爆発的なエネルギが放出され人的被害の虞が出てくる。
さらに、第3収納部104cと電力変換ユニット107が収納された第2収納部104bとの間には、コスト低減や質量軽減のために外装のエンクロージャ102等よりも薄く形成されている場合が多い防火隔壁の第2仕切壁103bがあり、この第2仕切壁103bが破壊した場合には、爆発的なエネルギは電力変換ユニット107に向かって放出されることになり、電力変換ユニット107を損傷する等の物的損傷と、他へ被害がおよぶ等して多大なコスト負担に至る被害が生じる虞がある。
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、常時の運転や保守・点検に影響を及ぼすことなく、万一、出力端子間や入力端子間など入出力部に短絡事象が生じた場合でも、短絡事象により外部に放出される爆発的なエネルギに対しての人的安全性を向上したものとすることができると共に、電力変換ユニット等に対する物的被害を最小限のものとすることができる電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、前面に扉を設けた金属製エンクロージャ内に、入力端子、変圧器、電力変換ユニット、出力端子、制御部を仕切壁により区画してそれぞれ収納し、前記扉に設けた吸気口と前記金属製エンクロージャの天井に設けた排気ファンとの間に風冷経路を形成して前記変圧器及び前記電力変換ユニットを強制風冷する電力変換装置であって、前記変圧器を風冷して前記排気ファンに至る前記風冷経路中間部及び前記電力変換ユニットを風冷して前記排気ファンに至る前記風冷経路中間部に、それぞれ所定の大きさの空気インピーダンスを有すると共に、前記変圧器部分の前記空気インピーダンス下流の該風冷経路と前記入力端子の収納部とを仕切る仕切壁、又は前記電力変換ユニット部分の前記空気インピーダンス下流の該風冷経路と前記出力端子の収納部とを仕切る仕切壁のいずれか一方の仕切壁に、所定の加圧力で前記仕切壁より先に破壊する放圧機構が設けられていることを特徴とするものである。
さらに、前記放圧機構は、前記仕切壁に形成した放圧開口と、該放圧開口を閉塞する放圧板とでなると共に、該放圧板が合成樹脂製であることを特徴とするものであり、
さらに、前記放圧機構は、前記仕切壁に形成した放圧開口と、該放圧開口を閉塞する放圧板とでなると共に、前記仕切壁への該放圧板の固定ねじが合成樹脂製であることを特徴とするものであり、
さらに、前記電力変換ユニットの前記空気インピーダンス下流の前記風冷経路は、前記電力変換ユニットの収納部後側の前記金属製エンクロージャの後面部から天井部にかけて設けられた排気ダクトであり、かつ該排気ダクト内に臨むように前記放圧機構が、前記出力端子収納部の前記仕切壁に設けられていることを特徴とするものであり、
さらに、前記制御部の収納部は、前記出力端子の収納部の前方側に設けられ、両者間に設けられた仕切壁が気密に仕切る防爆隔壁であることを特徴とするものである。
本発明によれば、常時の運転や保守・点検に影響を及ぼすことがなく、入出力部で短絡事象が生じた場合における人的安全性を向上したものとすることができ、また物的被害を最小限のものとすることができる等の効果を有する。
本発明の一実施形態を示す縦断面図である。 図1におけるA−A矢視方向の断面図である。 図1におけるB−B矢視方向の断面図である。 図1におけるC−C矢視方向の断面図である。 図1におけるD−D矢視方向の断面図である。 従来技術を示す縦断面図である。 図6におけるE−E矢視方向の断面図である。 図6におけるF−F矢視方向の断面図である。
以下本発明の一実施形態を、図1乃至図5を参照して説明する。
なお、従来と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、従来と異なる本実施形態の構成について説明する。
図1乃至図5に示すように、電力変換装置1は、金属製で直方体形状をなすエンクロージャ2の内部が第1乃至第4仕切壁3a,3b,3c,3dによって仕切られており、これによって形成された第1乃至第5収納部4a,4b,4c,4d,4eに、入力端子105、変圧器106、電力変換ユニット107、出力端子108、制御部109が、それぞれ収納されている。
そして、エンクロージャ2の一方端部分の入力端子盤の第1収納部4aには入力部である入力端子105が収納され、これに隣接する変圧器盤の第2収納部4bには変圧器106が収納されており、さらに隣接する変換器盤の第3収納部4cには、高速スイッチング素子を用いた回路構成の相毎の単位変換ユニットでなる電力変換ユニット107が収納されている。
またエンクロージャ2の他方端部分には、第3収納部4cに隣接して第4収納部4dと第5収納部4eとが設けられていて、後方側の出力端子盤の第4収納部4dに出力部である出力端子108が収納され、第4収納部4dの前方側に設けられた制御盤の第5収納部4eに制御部109が収納されている。なお、第4収納部4dと第5収納部4eの間に設けられた第4仕切壁3dは、両者を気密に仕切る十分な耐力を有する防爆隔壁となっている。
エンクロージャ2の前面側部分に配設された第1収納部4a、第2収納部4b、第3収納部4c、第5収納部4eの前面には、保守・点検を行うための扉110が不図示のヒンジ、ロック機構を備えて開閉可能に設けられている。そして変圧器106を収納する第2収納部4bと、電力変換ユニット107を収納する第3収納部4cの扉110の下部には吸気口111が設けられている。
さらに、エンクロージャ2の第2収納部4bと第3収納部4cの天井112には、排気ファン113が設けられており、これによって両収納部4b、4c内に吸気口111から排気ファン113に至る変圧器106及び電力変換ユニット107を取り込んだ外部空気により風冷する風冷経路が形成される。
すなわち、第3収納部4cには、その電力変換ユニット107の後側部分と上側部分を仕切るようにして第5仕切壁3eが設けられることによって、エンクロージャ2の後面と天井112に沿って、排気ファン113に連通する排気ダクト114が形成され、また第5仕切壁3eには、電力変換ユニット107の後部分が連結されていて、電力変換ユニット107に設けられた冷却フィン5の複数の空気流路が、排気ダクト114に連通するようにして風冷経路が形成されている。また、第2収納部4bには、収納された変圧器106の本体上端部分との間に、所定の小間隙6を形成して第2収納部4b内を上下に仕切るようにバッフルボード7が水平に設けられ、所定寸法の小間隙6を介して第2収納部4bの下側空間と上側空間が連通するようにして風冷経路が形成されている。
また、第2収納部4bには、第1仕切壁3aのバッフルボード7より上方部分に、放圧機構を構成する第1放圧開口8が第1収納部4aと第2収納部4bを連通するように形成されていると共に、第1放圧開口8には、同じく放圧機構を構成するエンクロージャ2の外装や第1仕切壁3a等より機械的強度の低い板、例えば合成樹脂製の第1放圧板9を、第2収納部4b側の面に固定手段としてねじ10を用いて取り付けることによって閉塞されている。
一方、第3収納部4cに設けられた排気ダクト114のダクト壁を構成する第3仕切壁3cにも、放圧機構を構成する第2放圧開口10が排気ダクト114と第4収納部4dを連通するように形成されていると共に、第2放圧開口11は、同じく放圧機構を構成するエンクロージャ2の外装や第3仕切壁3c、第4仕切壁3d等より機械的強度の低い板、例えば合成樹脂製の第2放圧板12を、排気ダクト114側の面に固定手段としてねじ10を用いて取り付けることによって閉塞されている。
なお、放圧機構が、入、出力端子105,108が収納された第1収納部4a、第4収納部4dの各壁面等に内部圧力が加わった際の最弱部分となるように、第1、第2放圧板9,12を合成樹脂製としたがこれに限るものではなく、合成樹脂製のものでない場合は、それを固定する固定手段を機械的強度が低く、破断し易いねじ等の固定手段、例えば合成樹脂製のねじで固定するようにしてもよい。
また、エンクロージャ2の各収納部4a,4b,4c,4d,4e内に収納された入力端子105、変圧器106、電力変換ユニット107、出力端子108、制御部109は、例えば入力端子105に入力された交流の電力変換を行い、所要の交流として出力端子108から出力するように対応する相互が接続されている。
そして、上述のように構成された電力変換装置1では、常時は排気ファン113を運転することで、外部空気が吸気口111からエンクロージャ2内に取り込まれると、第2収納部4bでは、空気は、図中に実線矢印で示すように、バッフルボード7で仕切られた第2収納部4b内部の下側空間内を変圧器106本体の風冷を行いながら上方へ向かって流通する。さらに空気は、変圧器106の本体上端部分とバッフルボード7との間の空気通流時の負荷となる空気インピーダンスを形成する小間隙6のみを通流し、第2収納部4b内部の上側空間内に流れ込み、上側空間内を流通した後、天井112の排気ファン113を通り、外部に排出される。
また、第2収納部4bでは、空気は、第2収納部4bの前面側から後面側に向かって電力変換ユニット107を風冷しながら流通する。そして、電力変換ユニット107に設けられ、空気インピーダンスとなっている冷却フィン5の複数の空気流路のみを空気は通流し、排気ダクト114内に流れ込み、排気ダクト114内を上方へと流通した後、天井112の排気ファン113を通り、外部に排出される。
また、上述のように構成された電力変換装置1では、例えば第1収納部4aに収納された入力端子105で、端子間の短絡事象が発生すると、それにより空気のイオン化が起こり、絶縁破壊とその拡大が進み、アークが生じてエネルギが放出される。これに伴い第1収納部4aの内部圧力が上昇する。そして第1収納部4aの各壁面に対する加圧力が増大し、第1仕切壁3aに設けた最弱部分である放圧機構の破壊強度に達すると第1放圧板9が破壊され、内部圧力が第2収納部4bの上側空間内に放出される。
そして、第2収納部4bに放出された内部圧力は、変圧器106の本体上端部分とバッフルボード7との間の小間隙6が空気インピーダンスとなっているので、第2収納部4bの下側空間方向には向かわず通流抵抗の小さい天井112の排気ファン113から外部へと放圧される。
また、例えば第4収納部4dに収納された出力端子108で、端子間の短絡事象が発生すると、同様に空気のイオン化が起こり、絶縁破壊の拡大が進み、アークが生じてエネルギが放出され、第4収納部4dの内部圧力が上昇する。そして第4収納部4dの各壁面に対する加圧力が増大し、最弱部分である放圧機構の破壊強度に達すると第2放圧板12が破壊され、内部圧力が排気ダクト114内に放出される。
そして、排気ダクト114内に放出された内部圧力は、第5仕切壁3eに連結された電力変換ユニット107に設けられた複数の空気流路を有する冷却フィン5が空気インピーダンスとなって、通流抵抗の小さい天井112の排気ファン113から外部へと放圧される。なお、放圧機構として第1放圧板9や第2放圧板12の固定手段のねじを合成樹脂製としたものでは、第1収納部4aや第4収納部4dの各壁面に対する加圧力が合成樹脂製のねじの破断強度に達すると、ねじが破断して第1放圧板9や第2放圧板12が外れ、放圧開口8,11が開口する。
以上の通り、エンクロージャ2を一般な人的保護や水滴や埃などに対する機械的な保護のために密閉度の高いものとしていても、万一、入力端子105部分や出力端子108部分で短絡事象が発生し場合には、爆発的なエネルギ放出とならずに放圧することができ、第1収納部4a、第2収納部4b、第3収納部4cの保守・点検面である前面の扉110が破壊されて人的・物的被害が発生するといった虞がなくなる。なお、制御部109が収納された第5収納部4eと出力端子108が収納された第4収納部4dとの間の第4仕切壁3dが、防爆隔壁で十分な耐力を有するものであるから、出力端子108部分で短絡事象が発生し場合でも、隣接する第5収納部4eにはその影響が及ばず、制御部109が損傷することもない。
1…電力変換装置、2…エンクロージャ、3a…第1仕切壁、3b…第2仕切壁、3b…第3仕切壁、3d…第4仕切壁、3e…第5仕切壁、4a…第1収納部、4b…第2収納部、4c…第3収納部、4d…第4収納部、4e…第5収納部、5…冷却フィン、6…小間隙、7…バッフルボード、8…第1放圧開口、9…第1放圧板、10…ねじ、11…第2放圧開口、12…第2放圧板、105…入力端子、106…変圧器、106a…1次端子、106b…2次端子、107…電力変換ユニット、108…出力端子、109…制御部、110…扉、111…吸気口、112…天井、113…排気ファン、114…排気ダクト、115…入力ケーブル、116…出力ケーブル、117…内部回路電線、118…接地端子、119…ケーブルシース

Claims (5)

  1. 前面に扉を設けた金属製エンクロージャ内に、入力端子、変圧器、電力変換ユニット、出力端子、制御部を仕切壁により区画してそれぞれ収納し、前記扉に設けた吸気口と前記金属製エンクロージャの天井に設けた排気ファンとの間に風冷経路を形成して前記変圧器及び前記電力変換ユニットを強制風冷する電力変換装置であって、
    前記変圧器を風冷して前記排気ファンに至る前記風冷経路中間部及び前記電力変換ユニットを風冷して前記排気ファンに至る前記風冷経路中間部に、それぞれ所定の大きさの空気インピーダンスを有すると共に、前記変圧器部分の前記空気インピーダンス下流の該風冷経路と前記入力端子の収納部とを仕切る仕切壁、又は前記電力変換ユニット部分の前記空気インピーダンス下流の該風冷経路と前記出力端子の収納部とを仕切る仕切壁のいずれか一方の仕切壁に、所定の加圧力で前記仕切壁より先に破壊する放圧機構が設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記放圧機構は、前記仕切壁に形成した放圧開口と、該放圧開口を閉塞する放圧板とでなると共に、該放圧板が合成樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記放圧機構は、前記仕切壁に形成した放圧開口と、該放圧開口を閉塞する放圧板とでなると共に、前記仕切壁への該放圧板の固定ねじが合成樹脂製であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記電力変換ユニットの前記空気インピーダンス下流の前記風冷経路は、前記電力変換ユニットの収納部後側の前記金属製エンクロージャの後面部から天井部にかけて設けられた排気ダクトであり、かつ該排気ダクト内に臨むように前記放圧機構が、前記出力端子収納部の前記仕切壁に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  5. 前記制御部の収納部は、前記出力端子の収納部の前方側に設けられ、両者間に設けられた仕切壁が気密に仕切る防爆隔壁であることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
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