JP2012004940A - リモートi/oシステム及びリモートi/oシステムにおける時刻同期方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタノードとI/Oノードが通信を行なうリモートI/Oシステムを構成するノードにおいて、各I/Oノードにおける時計の時刻の同期をより精確に行なうことを可能にする時刻同期方法を提供することを課題とする。
【解決手段】マスタノードは、現在時刻を示す計時手段14と、無線LANアクセスポイント3から送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを計時手段14が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段12と、タイムスタンプのリストであるマスタリストを生成するマスタリスト生成手段13と、マスタリストを無線LANアクセスポイント3を介してI/Oノード2に送信するマスタリスト送信手段とを備え、ビーコンにはそれを識別するTSFタイマ値が含まれ、マスタリストには計時手段14の時刻のタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、リモートI/Oシステム及びリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法、より詳細には、同期を必要とするフレームを通信するリモートI/Oシステム及びリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法に関する。
従来、複数のI/O装置を備えたリモートI/Oシステムが知られている。以下に、マスタノードが1又は複数のI/Oノードに対して分散計測制御データ等の通信遅延の保証が要求されるデータを送信する状況を考える。
各I/Oノードは分散計測制御データを出力する際に参照となる時計を備えているが、
その時計は水晶発信器の持つ精度の範囲内で揺らぐのが普通である。I/Oノードが持つ実際の時計の進み度合いは、マスタノードの時計の進み度合いよりも、速かったり、又は、遅かったりする。また、I/Oノードの時計の進み度合いは、通常、各I/Oノードにより異なる。それゆえ、ノード間では時刻が相違してしまう。
しかし、例えばI/Oノードに対して分散計測制御データをリアルタイムに送信するような状況を例に取って考えると、マスタノードとI/Oノードとをお互いに高い精度で同期させる必要があることは明らかである。
これを実現させるための具体的な方法としては、I/Oノードをマスタノードに対して同期させる等の方法が考えられる。有線LAN上でノード同士がお互いに同期を取る方法として、国際公開WO2007/148416号公報の発明の提案がある。
上記特許文献における提案においては、各ノードは時計を有しており、それらをお互いに同期させる手段として、1つのノードがマスタノードとなる。マスタノードは通信フレームを受信してから送信されるまでの時間情報を算出し、算出した時間情報を同期用の通信フレームに入れてI/Oノードに対して送信する。I/Oノードは通信フレームが自分を通過したときのタイムスタンプと時間情報とから自分とマスタノードとの間の通信遅延を算出する。
国際公開WO2007/148416号公報
しかるに、上述したような、通信フレームの通信遅延の補正を保証された値を用いて行なう方法では、無線LANアクセスポイントのスループット、あるいは、パケットロスによる通信品質の変化等によって、その遅延時間が保証できない場合に対応できないという欠点がある。
この欠点は、例えば、時刻の正確さが不可欠な業務に用いるものである場合は極めて大きな欠点となり、その場合別途時刻の誤差を正確に知る手段を備えない限り、その信頼性が大きく損なわれることになる。
本発明は、上記従来技術における問題を解消するためになされたものであり、マスタノードとI/Oノードが通信を行なうリモートI/Oシステムを構成するノードにおいて、各I/Oノードにおける時計の時刻の同期をより精確に行なうことを可能にする、リモートI/Oシステム及びリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、前記マスタノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、前記タイムスタンプのリストであるマスタリストを生成するマスタリスト生成手段と、前記タイムスタンプを含むマスタリストを、前記無線LANアクセスポイントを介して前記I/Oノードに送信するマスタリスト送信手段とを備えて成り、前記ビーコンには、前記ビーコンを識別するTSFタイマ値が含まれ、また、 前記マスタリストには、前記マスタリストに含まれる前記計時手段の時刻のタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステムである。
また、上記課題を解決するための請求項2に記載の発明は、マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、前記I/Oノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、前記タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するローカルリスト生成手段と、前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するマスタリスト受信手段と、前記マスタリストに含まれているタイムスタンプと、前記時刻検知手段によって決定されたタイムスタンプとに基づいて、前記計時手段の時刻を調整する調整手段とを備えて成り、前記マスタリスト受信手段が受信するマスタリストには、前記マスタリストに含まれるタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステムである。
更に、上記課題を解決するための請求項3に記載の発明は、マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、前記マスタノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプのリストであるマスタリストを生成するマスタリスト生成手段と、 前記タイムスタンプを含むマスタリストを、前記無線LANアクセスポイントを介して前記I/Oノードに送信するマスタリスト送信手段とを備えて成り、前記I/Oノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するローカルリスト生成手段と、前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するマスタリスト受信手段と、前記マスタリストに含まれているタイムスタンプと、前記時刻検知手段によって決定されたタイムスタンプとに基づいて、前記計時手段の時刻を調整する調整手段とを備えて成り、前記ビーコンには、前記ビーコンを識別するTSFタイマ値が含まれ、また、前記マスタリストには、前記マスタリストに含まれる前記計時手段の時刻のタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステムである。
更に、上記課題を解決するための請求項6に記載の発明は、マスタノードと、前記マスタノードとは無線LANにて接続され前記マスタノードから送出される信号を受信して時刻を生成する1又は複数のI/Oノードとから成るリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法であって、前記マスタノード及びI/Oノードのそれぞれが、同一無線LANアクセスポイントから送信される同一ビーコンを受信してその中に含まれるTSFタイマ値を抽出するステップと、前記マスタノードにおいて自ノードに備える計時手段の時刻のタイムスタンプと前記ビーコン中のTSFタイマ値とのマスタリストを生成するステップと、前記マスタリストを、前記マスタノードから前記I/Oノードに同期情報として前記無線LANアクセスポイントを介して送出するステップと、前記I/Oノードにおいて自ノードが備える計時手段の時刻タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するステップと、前記I/Oノードにおいて前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するステップと、前記ローカルリストのタイムスタンプと前記マスタノードから送出されたマスタリストにおけるタイムスタンプの差に、前記マスタノードに対する前記I/Oノードの前記ビーコン受信後のタイムスタンプを生成する遅延時間差を加えたものを誤差量として算出するステップと、前記誤差量に基づいて前記I/Oノードに備える計時手段を制御することによって当該計時手段を前記マスタノードと同一の時刻に調整するステップとを有することを特徴とするリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法である。
本発明は上記のとおりであって、マスタノードの時計とI/Oノードの時計の同期は、ビーコン中のTSFタイマ値を比較することで両者が共通して受信したビーコンのみを選別して用いるので、両者間を接続する無線LANアクセスポイントを信号が通過する際に生ずる通信品質の影響を除去することが可能となって、時計合わせを確実に行なうことができるようになり、以て各I/Oノードにおける時計の同期をより精確に行なうことが可能なリモートI/Oシステム及びリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法を提供し得る効果がある。
本発明に係るリモートI/Oシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るリモートI/Oシステムにおけるノード内構成図である。 本発明に係るリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法のタイムスタンプの比較を説明する図である。 本発明に係るリモートI/Oシステムにおけるマスタノードの機能ブロック図である。 本発明に係るリモートI/OシステムにおけるI/Oノードの機能ブロック図である。
本発明を実施するための形態につき、添付図面に依拠して説明する。図1は、本
発明に係るリモートI/Oシステムの概略構成を示すものであり、そこに示されるように、本リモートI/Oシステムは、マスタノード1と、1又は複数のI/Oノード2と、無線LANアクセスポイント3とを備えた構成となっている。マスタノード1とI/Oノード2は、互いに無線LANアクセスポイント3を介して無線LAN接続されている。
図2は、本リモートI/Oシステムにおけるマスタノード1とI/Oノード2のノード内構成を示しており、図3は、時刻同期方法のタイムスタンプの比較を示すものであり、また、図4は、マスタノードの機能を示すブロック図、図5は、I/Oノードの機能を示すブロック図である。なお、図3及び図4において、実線のブロックはハードの構成を示し、破線のブロックは処理を表わしている。
無線LANアクセスポイント3は、ビーコンを定期的に送信する通信装置である。ビーコンは無線LANアクセスポイント3より送信され、無線LANを通ってマスタノード1とI/Oノード2に到着する。
マスタノード1は、図2及び図4に示されるように、無線LANモジュール(ビーコン認識手段とマスタリスト送信手段を含む)11、タイムスタンパ(時刻検知手段)12、CPU(マスタリスト生成手段)13、及び時計(計時手段)14を備えた構成となっている。マスタノード1では、ビーコンが受信されるとビーコンは無線LANモジュール11で認識され、無線LANモジュール11は、ビーコンのようなフレームの受信通知を割り込み信号としてタイムスタンパ12に知らせ、タイムスタンパ12はこの瞬間に時計14の時刻をタイムスタンプとして生成する。
CPU15はTSFタイマ値とタイムスタンプを含んだマスタリスト31(図3参照)
を作成し、マスタノード1は、このマスタリスト31をI/Oノード2に送信する。なお、ビーコンがマスタノード1に到着してからタイムスタンプ生成までの時間は時刻補正に必要となる受信通知遅延時間である。受信通知遅延時間の具体的な内容は後述する(段落0027乃至0029参照)。
マスタリスト31は、無線LANアクセスポイント3を通ってI/Oノード2に到着する。I/Oノード2は、図2及び図5に示されるように、無線LANモジュール(ビーコン認識手段とマスタリスト受信手段を含む)21、タイムスタンパ(時刻検知手段)22、CPU(ローカルリスト生成手段と調整手段を含む)23、及び時計(計時手段)24を備えた構成となっている。
マスタノード1でビーコンが受信されるのとほぼ同時に、同じビーコンがI/Oノード2で受信される。ここで受信されたビーコンはI/Oノード2の無線LANモジュール21で認識され、無線LAN21モジュールは、ビーコンのようなフレームの受信通知を割り込み信号としてタイムスタンパ22に知らせ、タイムスタンパ22はこの瞬間に時計24の時刻をタイムスタンプとして生成し、タイムスタンプはCPU25に渡される。CPU25では、ビーコンからTSFタイマ値を導出すると共に、これとタイムスタンプとのローカルリスト41(図3参照)を生成する。
なお、ビーコンがI/Oノード2に到着してからタイムスタンプ生成までの時間は、時刻補正に必要となる受信通知遅延時間である。受信通知遅延時間の具体的な内容は後述する(段落0027乃至0029参照)。
次に、マスタノード1が送信したマスタリスト31はI/Oノード2に到着する。ここでマスタリスト31はCPU25に渡され、CPU25はマスタリスト31にあるTSFタイマ値を取り出して時計24を調整するための調整処理を行なう。
調整処理は、ローカルリスト41のTSFタイマ値を比較することで、マスタノード1とI/Oノード2が共通して受信したビーコンのみを選別し、対応するタイムスタンプの差を0とすべく時計24の制御を行なう。この時、マスタノード1に対するI/Oノード2のビーコン受信後のタイムスタンプを生成する受信通知遅延時間差、及び、電波の伝搬遅延時間差を、補正値として加える。電波の伝搬遅延時間差は、後述するように、各ノードの設置位置による電波の伝播遅延の差である。
マスタノード1の受信通知遅延時間とI/Oノード2の受信通知遅延時間のそれぞれを個別に求めることはできず、両者の相対的な時間差のみが実際に利用できる情報となる。この両者の相対的な時間差は、予め求めておいて、各I/Oノード2に記録しておく。
次に、上記時間差の求め方について説明する。それには先ず、マスタノード1のキャリブレーション出力と、I/Oノード2のキャリブレーション入力を接続する。マスタノード1のキャリブレーション出力からは、毎秒1回、正秒にパルスが出力される。そして、無線LAN経由で、マスタノード1とI/Oノード2間の同期動作を行なう。この時、受信通知遅延時間差は0であると仮定しておく。
I/Oノード2は、キャリブレーション入力端子のタイムスタンプを記録する。この時刻は、I/Oノード2の時計24に基づくものである。そして、得たタイムスタンプの正秒からのズレを、マスタノード1に対するI/Oノード2の受信通知遅延時間差として記録する。
また、マスタノード1と無線LANアクセスポイント3の位置関係が既知であり、且つ、I/Oノード2と無線LANアクセスポイント3の間の電波の伝播遅延も既知(両者間の距離から求まる)である場合は、マスタノード1からのマスタリスト31に、マスタノード1と無線LANアクセスポイント3間の電波の伝播遅延時間が含まれる。即ち、マスタノード1と無線LANアクセスポイント3間の遅延(マスタ伝搬遅延)をrm、I/Oノード2と無線LANアクセスポイント3間の遅延(ローカル伝搬遅延)をrs、マスタノード1側のタイムスタンプをtm、I/Oノード2側のタイムスタンプをtsとするとき、時計を合わせるには、I/Oノード2の時計を(tm
−ts) − (rm −rs)だけ進めることになる。
なお、マスタノード1と無線LANアクセスポイント3間の物理的な距離が不明である場合には、遅延時間を無効な値(例えば、−1等)にしたマスタリスト31が送られる。この場合、同期パケットの遅延時間情報が無効であると判断したI/Oノード2は、電波の伝播遅延差は使えないものとして、伝播遅延分の補正をせずに同期を行うことになる。また、I/Oノード2側の伝播遅延が既知でない場合も同様に、遅延補正することなく同期を行う。これらの場合には、電波の伝播時間差が同期誤差として残り、その分精度の低下が起こるが、本同期方式で得られる同期精度はせいぜい数十nsであるため、無線LANアクセスポイント3までの距離の差が10m程度までであれば、その精度の低下は無視し得るものである。
上記のように構成した本発明に係るリモートI/Oシステムにおいては、従来の方法と異なり、マスタノード1がI/Oノード2に対して送出する同期情報であるマスタリスト31に、タイムスタンプと共にビーコン中のTSFタイマ値が含まれる。
この点はI/Oノード2においても同様で、I/Oノード2において生成されるローカルリスト41は、自ノードの時計24のタイムスタンプとビーコン中のTSFタイマ値とのローカルリスト41となる。このように本発明に係るリモートI/Oシステムにおいて生成されるマスタリスト31とローカルリスト41は、共にビーコンに含まれるTSFタイマ値をラベルとするものである。
マスタノード1の時計14とI/Oノード2の時計24の同期は、ビーコン中のTSFタイマ値を比較することで、両者が共通して受信したビーコンのみを選別して用いるので、両者間を接続する無線LANアクセスポイント3を信号が通過する際に生ずる通信品質の変動の影響は除去される。
マスタノード1におけるマスタリスト31を参照し、且つ、タイムスタンプを両ノード1、2が生成する受信通知遅延時間差、及び、電波の伝播時間差を補正値として、両ノード1、2のタイムスタンプ差を0ならしめるようにI/Oノード2の時計24を制御すれば、マスタノード1とI/Oノード2の時計の時刻を正確に一致させることができる。
本発明に係るI/Oシステムにおける時刻同期方法は、マスタノード1と、マスタノード1とは無線LANにて接続されマスタノード1から送出される信号を受信して時刻を生成する1又は複数のI/Oノード2、とから成るリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法であって、次の各ステップを含む。
マスタノード1及びI/Oノード2のそれぞれが、同一無線LANアクセスポイント3から送信される同一ビーコンを受信してその中に含まれるTSFタイマ値を抽出するステップ(ステップS1)。
マスタノード1において、自ノードに備える時計14の時刻のタイムスタンプとビーコン中のTSFタイマ値とのマスタリスト31を生成するステップ(ステップS2)。
マスタリスト31を、マスタノード1からI/Oノード2に同期情報として無線LANアクセスポイント3を介して送出するステップ(ステップS3)。
I/Oノード2において、自ノードが備える時計24の時刻タイムスタンプとビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリスト41を生成するステップ(ステップS4)。
I/Oノード2において、マスタノード1から送信されるマスタリスト31を無線LANアクセスポイント3を介して受信するステップ(ステップS5)。
ローカルリスト41のタイムスタンプとマスタノード1から送出されたマスタリスト31におけるタイムスタンプの差に、マスタノード1に対するI/Oノード2のビーコン受信後のタイムスタンプを生成する遅延時間差、及び、電波の伝播時間差を加えたものを誤差量として算出するステップ(ステップS6)。
前記誤差量に基づいてI/Oノード2に備える時計24を制御することによって、計時手段24をマスタノード1と同一の時刻に調整するステップ(ステップS7)。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 マスタノード
2 I/Oノード
3 無線LANアクセスポイント
11 無線LANモジュール
12 タイムスタンパ
13 タイムスタンパ
14 時計
15 CPU
21 無線LANモジュール
22 タイムスタンパ
23 タイムスタンパ
24 時計
25 CPU
31 マスタリスト
41 ローカルリスト

Claims (7)

  1. マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、
    前記マスタノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプのリストであるマスタリストを生成するマスタリスト生成手段と、 前記タイムスタンプを含むマスタリストを、前記無線LANアクセスポイントを介して前記I/Oノードに送信するマスタリスト送信手段とを備えて成り、
    前記ビーコンには、前記ビーコンを識別するTSFタイマ値が含まれ、また、前記マスタリストには、前記マスタリストに含まれる前記計時手段の時刻のタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステム。
  2. マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、
    前記I/Oノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するローカルリスト生成手段と、前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するマスタリスト受信手段と、前記マスタリストに含まれているタイムスタンプと、前記時刻検知手段によって決定されたタイムスタンプとに基づいて、前記計時手段の時刻を調整する調整手段とを備えて成り、
    前記マスタリスト受信手段が受信するマスタリストには、前記マスタリストに含まれるタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステム。
  3. マスタノードと1又は複数のI/Oノードが無線LANアクセスポイントを介して無線LAN接続されているリモートI/Oシステムであって、
    前記マスタノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプのリストであるマスタリストを生成するマスタリスト生成手段と、 前記タイムスタンプを含むマスタリストを、前記無線LANアクセスポイントを介して前記I/Oノードに送信するマスタリスト送信手段とを備えて成り、
    前記I/Oノードは、現在時刻を示す計時手段と、前記無線LANアクセスポイントから前記マスタノード及び前記I/Oノードに対して送信されたビーコンの受信を検知するビーコン認識手段と、前記ビーコン認識手段によって、ビーコンの受信が検知された時のタイムスタンプを前記計時手段が示す時刻に基づいて決定する時刻検知手段と、 前記タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するローカルリスト生成手段と、前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するマスタリスト受信手段と、前記マスタリストに含まれているタイムスタンプと、前記時刻検知手段によって決定されたタイムスタンプとに基づいて、前記計時手段の時刻を調整する調整手段とを備えて成り、
    前記ビーコンには、前記ビーコンを識別するTSFタイマ値が含まれ、また、前記マスタリストには、前記マスタリストに含まれる前記計時手段の時刻のタイムスタンプに対応するビーコンのTSFタイマ値が含まれることを特徴とするリモートI/Oシステム。
  4. 前記計時手段の時刻を調整する調整手段は、前記ローカルリストのタイムスタンプと前記マスタノードから送出されたマスタリストにおけるタイムスタンプの差に、前記マスタノードに対する前記I/Oノードの前記ビーコン受信後のタイムスタンプを生成する遅延時間差を加えたものを誤差量として時刻補正を行うものである、請求項1乃至3のいずれかに記載のリモートI/Oシステム。
  5. 前記計時手段の時刻を調整する調整手段は、更に、各ノードの設置位置による電波の伝播遅延の差を補正値として時刻補正を行うものである、請求項4に記載のリモートI/Oシステム。
  6. マスタノードと、前記マスタノードとは無線LANにて接続され前記マスタノードから送出される信号を受信して時刻を生成する1又は複数のI/Oノードとから成るリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法であって、
    前記マスタノード及びI/Oノードのそれぞれが、同一無線LANアクセスポイントから送信される同一ビーコンを受信してその中に含まれるTSFタイマ値を抽出するステップと、
    前記マスタノードにおいて自ノードに備える計時手段の時刻のタイムスタンプと前記ビーコン中のTSFタイマ値とのマスタリストを生成するステップと、
    前記マスタリストを、前記マスタノードから前記I/Oノードに同期情報として前記無線LANアクセスポイントを介して送出するステップと、
    前記I/Oノードにおいて自ノードが備える計時手段の時刻タイムスタンプと前記ビーコン中に含まれるTSFタイマ値とのローカルリストを生成するステップと、
    前記I/Oノードにおいて前記マスタノードから送信されるマスタリストを前記無線LANアクセスポイントを介して受信するステップと、
    前記ローカルリストのタイムスタンプと前記マスタノードから送出されたマスタリストにおけるタイムスタンプの差に、前記マスタノードに対する前記I/Oノードの前記ビーコン受信後のタイムスタンプを生成する遅延時間差を加えたものを誤差量として算出するステップと、
    前記誤差量に基づいて前記I/Oノードに備える計時手段を制御することによって当該計時手段を前記マスタノードと同一の時刻に調整するステップとを有することを特徴とするリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法。
  7. 前記I/Oノードに備える計時手段を制御することによって当該計時手段を前記マスタノードと同一の時刻に調整するステップは更に、前記各ノードの設置位置による電波の伝播遅延の差を補正値として時刻補正を行うステップを含む、請求項6に記載のリモートI/Oシステムにおける時刻同期方法。

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