JP2011528113A - ナノポーラス親水性誘電体を用いた容量型湿度検出器 - Google Patents

ナノポーラス親水性誘電体を用いた容量型湿度検出器 Download PDF

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Abstract

本発明は、キャパシタの少なくとも1つの第1の電極と少なくとも1つの第2の電極との間に設けられた少なくとも1つのナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度検出器と、そのような検出器を含む、湿度の検出デバイスまたは測定デバイスと、そのような検出器を製造する方法とに関する。

Description

本発明は、湿度の検出デバイスおよび/または測定デバイスの分野に関し、具体的には容量型湿度センサに関する。
本発明は、低レベルの湿度の検出が可能なナノポーラス誘電材料を用いる改善された湿度センサデバイスおよび前記センサを製造する方法に関する。
本発明は、前記センサを用いて湿度を測定するための差動デバイスも提供する。
本発明は、集積回路、MEMSまたはNEMSなどのカプセル化されたコンポーネントの中の湿度の検出に特に適合する。
湿度レベルの測定を実行するための、多数の既存の技法およびコンポーネントが存在する。
使用されるコンポーネントは、一般に0%から100%のRHの相対湿度の測定に適合する。
この説明を通じて、相対湿度RHという用語は、所与の温度で所与の媒体の中に含まれる水蒸気の量と、その中に含まれ得る最大量(飽和点)との間の比を示すのに用いられ、この比は0と100との間で変化するRH数によって示される。
一般に用いられる0%と100%との間のRH測定用の湿度測定デバイスには、塩化リチウム湿度計、乾湿球湿度計、質量分析装置、凝縮湿度計、インピーダンスの変化を測定する湿度測定デバイスがある。
インピーダンスの変化を測定することによる相対湿度の測定は、実施するのが最も簡単であるため最も頻繁に用いられる。
具体的には、インピーダンスの変化を測定する2つのカテゴリのセンサが存在する。
第1のカテゴリは、抵抗変化のセンサに関するものであり、表面の導電率の変化が測定される。
周囲の湿気を吸収するための高感度誘電材料の層が設けられた容量型センサも区別することができる。前記センサでは、2つの電極間に誘電材料の層が配置されてキャパシタを形成する。湿度が変化するとき、誘電材料の前記層に吸収される水の量も変化して、この層の誘電率の変化、および測定されるキャパシタの静電容量の変化をもたらす。この変化は、80程度の高い値である水の誘電率によるものであり得る。
容量型センサでは、キャパシタの電極は、例えばAlCu、AlSi、またはCrNiAuなどの金属で作製された櫛状であり得る。キャパシタの2つの電極は、例えば米国特許出願第2004/0 177 685号または米国特許出願第2003/0 179 805号などの文献で説明されたもののように、1つの同一面上に配置することができる。米国特許第6 356 087号の文献は、別の面上に配置されて互いに向かい合う電極が備わっている容量センサを開示している。
容量型湿度センサでは、電極のうちの1つが湿度に対して浸透性であり得て、水蒸気がキャパシタの誘電材料の層の中へ移動することが可能になる。この浸透性の電極は、材料に亀裂をもたらし、それによって水蒸気のより迅速な拡散を促進してセンサの応答時間を改善するように、例えば約10nmと20nmとの間の幅の僅かな厚さでよく、金または拘束されたCr(constrained Cr)でよい。
上側Cr電極とともにポリマーを含む湿度センサの一実施例は、フランス特許第2 486 656号の文献、および「Polymer Based Capacitive Hygrometers」、H. Grange and G. Delapierre、Chemical Sensor Technology、Vol. 3、N. Yamazoe, Ed.、Kodansha Ltd.、147〜162頁、(1991)の文献に示されている。
一般に、湿度センサに対して求められる主要な基準は以下の通りである。
− 応答時間が非常に短いこと
− 0%と100%のRHの間の相対湿度(RH)に対する応答が線形であること
− ヒステリシスが少ないこと
− 温度係数が低いこと
− 好ましくは−20℃と80℃との間の広範な動作温度範囲を有すること
− 苛酷な媒体中を含めて、長期にわたって測定が安定すること
湿度センサには、一般に10ppm(0.001%)から1,000ppm(0.1%)の非常に低い湿度レベルを測定するために提供されるものもある。
例えば、23℃の空気中で40%のRHの湿度値は、空気中の1%すなわち10,000ppmの割合の水分に相当する。
用途によっては、少量の湿度の正確な測定または正確な検出が必要なことがある。
前記検出を遂行するのに用いられる技法に、質量分析法がある。この方法は、用いるのが簡単ではなく、工業的規模で用いることができない。
表面導電率センサも、低湿度の測定に用いることができる。その場合、測定原理は、冷熱サイクル下の分極化したセンサからの電極間漏れ電流の検出に基づくものである。露点が伝導の開始に相当する。対応する温度が、ppmvの湿気含有量に変換され得る。この方法の欠点は、表面温度の漸進的な低下を得るためにコンポーネントに冷却システムを設定する必要性があることである。
Yamanaらの文献「Porous Silicon Oxide layer formation by the electrochemical treatment of a porous silicon layer」、Electrochemical Society、vol.137、1990は、低湿度を測定するように設計された、微孔性SiO層を備える湿度センサを示している。
Salonenらの文献「Sub ppm trace moisture detection with a simple thermally carbonized porous silicon sensor」、Elsevier、2005は、低レベルの湿度の測定の遂行を意図したSiCの微孔性層が備わっている湿度センサを開示している。
これらのセンサのいずれも、55%と97%との間の中間的湿度レベルに関して水飽和が達成されない孔径を有する。55%以下のRHでは、これらのセンサの感度は十分ではない。
低湿度レベルを検出するように設計された、前述の短所がない、感度が向上した新規の湿度センサを見いだすという課題が生じる。
米国特許出願第2004/0 177 685号明細書 米国特許出願第2003/0 179 805号明細書 米国特許第6 356 087号明細書 仏国特許第2 486 656号明細書
H. Grange and G. Delapierre、「Polymer Based Capacitive Hygrometers」、Chemical Sensor Technology、N. Yamazoe, Ed.、Kodansha Ltd.、(1991)、Vol. 3、147−162頁、 Yamana et al.、「Porous Silicon Oxide layer formation by the electrochemical treatment of a porous silicon layer」、 Electrochemical Society、1990、vol.137、 Salonen et al.、「Sub ppm trace moisture detection with a simple thermally carbonized porous silicon sensor」、 Elsevier、2005
本発明は、湿度の高感度の検出デバイスおよび/または測定デバイスの提供に関し、具体的には低レベルの湿度の検出および/または測定に関する。
「低湿度レベル」は、55%未満のRH、より詳細には20%未満のRHの相対湿度を意味する。
このために、本発明は、少なくとも1つの第1の電極と第2の電極との間に配置された、半径が2nm未満の孔を有する少なくとも1つの誘電材料を備える容量型検出器を提案する。
前記誘電体を用いると、感度を向上させることができる。
ナノポーラス誘電体は、相互接続の分野で通常用いられるものなどの「低k」の誘電体でよい。
ナノポーラス誘電体は、例えばMSQまたはSiOCHでよい。前記ナノポーラス誘電材料は、0%と20%との間の相対湿度の低湿度に対して高感度を有する。
ナノポーラス材料は、親水性の領域を備えることができる。ナノポーラス材料は、例えば親水性またはより親水性にするような処理を受けていてよい。例えば、ナノポーラス材料の酸化による親水性処理が行われていてよい。
ナノポーラス材料の前記酸化は、酸化プラズマ処理を用いて遂行することができる。NOを用いるプラズマが有利に用いられ得る。
親水性領域は、具体的には、ナノポーラス誘電体がMSQまたはSiOCHであるとき、SiO、SiOHまたはSi*タイプ(遊離基Si)でよい。
センサの親水性の性質を高めることにより、その感度を向上させることができる。
センサは、ナノポーラス材料の上に置かれた、湿度に対して浸透性を有する少なくとも1つのフローティング電極をさらに備えることができ、このフローティング電極は、前記第1の電極および前記第2の電極に対面して配置される。
このセンサの用途の1つに、湿度が測定される封止または密封された空洞を備える集積回路タイプのカプセル化されたコンポーネント、MEMSまたはNEMSの漏れの検出がある。
1つの可能な実施形態によれば、このセンサは、電極間に様々なナノポーラス材料のいくつかの層を備えることができる。
本発明は、少なくとも1つの第1の電極と第2の電極との間に配置された少なくとも1つのナノポーラス誘電材料を備える容量型センサと、非多孔性誘電体材料を備えるキャパシタとを備える湿度の測定または検出用のデバイスにも関する。
ナノポーラス誘電材料の孔は、2nm未満の半径を有し得る。
非多孔性誘電体材料は、いかなる開放気孔も含まないことを意味する。
キャパシタは、前記容量センサと共通電極を共有するように構成することができる。
前記デバイスのセンサの前記ナノポーラス誘電材料は、MSQまたはSiOCHでよい。
前記ナノポーラス誘電材料は、酸化プラズマを用いた親水性処理を受けていてよい。
本発明は、
− 基板上に、少なくとも1つの第1の電極および少なくとも1つの第2の電極を形成するステップと、
− 少なくとも前記第1の電極と前記第2の電極との間に少なくとも1つのナノポーラス誘電材料を形成するステップであって、前記ナノポーラス誘電材料が半径2ナノメートル未満の孔を有するステップとを含む、容量型湿度センサを製造する方法にも関する。
1つの可能な実施形態によれば、ナノポーラス誘電材料はMSQまたはSiOCHでよい。
この方法は、前記ナノポーラス材料上に親水性領域を生成するステップをさらに含むことができる。
このステップは、例えばナノポーラス材料を酸化させる処理ステップを遂行することによって行うことができる。
前記ナノポーラス材料上の親水性領域の生成は、NOプラズマを用いて前記材料を酸化させることにより実行することができる。
この方法は、ナノポーラス材料上に、前記第1の電極および前記第2の電極に対面させて、湿度に対して浸透性を有する少なくとも1つのフローティング電極を形成するステップをさらに含むことができる。
本発明は、添付図を参照しながら、単に説明のために示され、決して限定するものではない実施例の記述を読むことにより、一層よく理解されよう。
ナノポーラス誘電材料が歯の間に配置された櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有する容量型湿度センサの機構の第1の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料が歯の間に配置された櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有する容量型湿度センサの機構の第1の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料が歯の間および歯の上に配置された櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有する容量型湿度センサの機構の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料が歯の間および歯の上に配置された櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有する容量型湿度センサの機構の第2の実施例を示す図である。 櫛形電極およびフローティング電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、フローティング電極と櫛形電極との間に配置されたナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第3の実施例を示す図である。 櫛形電極およびフローティング電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、フローティング電極と櫛形電極との間に配置されたナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第3の実施例を示す図である。 櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、矩形フローティング電極と櫛形電極との間に配置された多孔性誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第4の実施例を示す図である。 櫛形電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、矩形フローティング電極と櫛形電極との間に配置された多孔性誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第4の実施例を示す図である。 矩形電極およびフローティング電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、フローティング電極と櫛形電極との間に配置されたナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第5の実施例を示す図である。 矩形電極およびフローティング電極が備わっている少なくとも1つのキャパシタを有し、フローティング電極と櫛形電極との間に配置されたナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサの機構の第5の実施例を示す図である。 SiOCH誘電体の統計的気孔分布曲線を示す図である。 SiOCH誘電体の統計的気孔分布曲線を示す図である。 MSQ誘電体の統計的気孔分布曲線を示す図である。 MSQ誘電体の統計的気孔分布曲線を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 ナノポーラス誘電材料を備える容量型湿度センサを製造する方法の第2の実施例を示す図である。 本発明によって作製された湿度センサの実施例に対して行われた試験の結果を示す図である。 本発明によって作製された湿度センサの実施例に対して行われた試験の結果を示す図である。 ナノポーラス誘導体および非多孔性誘電体を有するキャパシタを有する容量センサを備える湿度測定用差動デバイスの一実施例を示す図である。
別々の図面における、同一、類似または同等な部分には、図面間にわたる解釈を容易にするために同一の参照番号を付す。
図面に示される別々の部分は、図面をより読み易くするために、必ずしも原寸に比例して描かれてはいない。
本発明によって作製された容量型湿度センサの一実施例が、図1A〜図1Bに示されている。
湿度センサは、例えばSiの半導体材料であり得る基板またはウェーハ100の上に形成される。
ウェーハ100は、その上面および下面がそれぞれ絶縁層102、104でコーティングされている。これらの絶縁層102、104は、例えば基板の熱酸化によって形成され得る。
このセンサは、少なくとも1つのキャパシタの電極105a、105bを備え、同電極はそれぞれ櫛形のパターンを備えることができる。図1Bで、櫛形電極105a、105bは、互いに組み合わされた歯(それぞれ106および107で参照される)を有する。
基板の上面上に形成された絶縁層102によって、電極間の短絡の形成を回避することができる。
電極105aと105bの間にナノポーラス誘電材料108が配置され、この実施例では後者と同一の面上に配置される。したがって、ナノポーラス誘電材料108の層109の厚さeと電極105a、105bの厚さは実質的に等しい(厚さeは、図1Aおよび図1Bで定義された直交基準
Figure 2011528113
のベクトル
Figure 2011528113
と平行な方向に沿って測定した寸法である)。例えば、ナノポーラス誘電材料108の層109は、100ナノメートルと500ナノメートルとの間の、例えば150ナノメートル程度の厚さeを有することができる。
キャパシタの周囲の大気中の湿度レベルが変化すると、湿度を吸収する誘電材料108の層109の誘電率が、吸収された水分の量に関連して変化する。水の誘電率(ε=80)が、選択された誘電材料108の誘電率よりはるかに高い限り、湿度レベルが低くても、この変化は相当なものであり得る。
ナノポーラス誘電材料108は、5未満の、例えば3程度の誘電率εを効果的に有することができる。
誘電材料108は、例えば30%から50%の大きな開放気孔率を有し、その孔径は、0.132nmの半径を有する水分子より僅かに大きい。
ナノポーラス誘電材料108は、最大半径が2ナノメートル未満の孔を用いて設計された材料である。ナノポーラス材料108の孔の平均半径は、例えば0.2ナノメートルと1.5ナノメートルとの間にある。ナノポーラス材料108は、SiOCHまたはメチルシルセスキオキサン(MSQ)でよい。
ナノポーラス誘電材料108は、NOプラズマを用いた親水性処理を受けていてよい。前記処理で、ナノポーラス材料108がSiOCHである場合、例えばナノポーラス材料108中に0.6ナノメートル程度の孔を得ることができる。前記処理によって、例えば32%程度の開放気孔率を得ることができる。
ナノポーラス材料108がMSQである場合、NOプラズマを用いる親水性の処理によって、例えば0.7ナノメートル程度の平均半径の孔を有するナノポーラス材料108を得ることができる。この場合、この親水性処理で46%程度の開放気孔率も得ることができる。
この機構では、ナノポーラス誘電材料108の層109が電極105a、105bの表面を越えて突出することがないので、この誘電体108の中に含まれる水分の変化を完全に測定することができる。湿度は、効果的に櫛の歯106、107の間に存在している。キャパシタの容量値は、次式で示されたパラメータに依存する。
Figure 2011528113
式中、
Sは電極の表面積(S=h×ld×Ne)であり、
は空隙または電極の歯の間の距離であり、
εは真空の誘電率であり、
εrは多孔性材料の誘電率であり、
eは電極の厚さであり、
hは歯の高さであり、
ldは櫛歯の長さであり、
Ndは櫛歯の合計数であり、
Neは空隙の数である(Ne=Nd−1)。
前記キャパシタに関して、櫛の歯106、107の間の距離の値がより短ければ、静電容量はますます高くなる。空隙は1から2μm程度でよい。櫛歯の数Ndおよび長さldは、例えば、いかなる水分も含まないキャパシタの誘電体層に対応する1pF以上程度のコンデンサ容量を得るように設計されてよい。
図2Aおよび図2Bは、容量型湿度センサの別の実施例を示す。
この別の実施例では、ナノポーラス誘電材料108は、前述の実施例の1つとは異なる分布を有し、電極105aおよび105bの歯106、107を覆う層209の形態である(図2Aおよび図2B)。材料108の開放気孔率が高いと、歯106と107との間に水分が拡散することが可能になる。
「開放気孔」とは、材料の孔が、互いに連絡することができ、かつ材料の外部と連通することができることを意味する。
先に説明されたセンサのいずれか1つの寸法の一実施例によれば、櫛形フィンガの長さは例えば1,000μm程度でよく、互いに組み合わされたフィンガの数は例えば300程度でよく、空隙の距離は例えば1.5μm程度でよい。
図3Aおよび図3Bに、湿度センサの実施形態の別の実施例が示されている。この実施例では、このセンサは、さらなる電極をフローティング電極215の形でさらに備える。フローティング電極215は、電極105a、105bの一部分の上、具体的には櫛歯106、107の上に設けられる。
この場合、ナノポーラス誘電材料108は、電極105a、105b上に存在する少なくとも1つのブロック309の形で分配されてよく、後者とフローティング電極215との間に配置される。フローティング電極215の組成および厚さは、湿度に対して浸透性を有するように設計される。
フローティング電極215は、例えばCrまたはAuでよく、厚さは、例えば5ナノメートルと20ナノメートルとの間、例えば10ナノメートル程度と僅かなものである。上側フローティング電極215は、十分な透過性を維持しつつ導電率に達することができる厚さを有するように設計される。
フローティング電極215は、電極105aおよび105bの一部分、具体的には櫛形電極105a、105bの一部分のパターンを再現するパターンを有するもの、または同パターンをなぞるものでよい。
誘電材料108のブロック309も、フローティング電極215のパターンをなぞるものでよい。
前記センサは、湿気が、フローティング電極215を通って、多孔性誘電体108のブロック309の面を経由して多孔性誘電体108に入ることができるように設計される。
図4Aおよび図4Bに、センサの別の実施例が示されている。
この実施例では、センサには、多孔性誘電体材料108のブロック409上に存在する矩形の金属領域で形成された上側の浸透性フローティング電極315が備わっている。誘電材料のブロック409は、電極315のパターンと同一のパターンをなぞるものでよく、櫛形電極105a、105bを覆う。
この場合、湿気が、浸透性の電極315を通って誘電体108に入る。
誘電体108中の湿度レベルの変化によるキャパシタの静電容量の変化には、電極105a、105bの歯106と107との間に存在する空間d中の材料108の誘電率の変化による第1の要素、および電極105a、105bの櫛とフローティング電極315との間の空間d中の誘電材料108の誘電率の変化による別の要素の2つの要素がある。
図5Aおよび図5Bにセンサの別の実施例が示されている。
この実施例では、基板100の絶縁層102上に矩形形状の2つの電極205a、205bが形成され、これらは、ナノポーラス誘電材料108のブロック509の領域によって分離される。ナノポーラス誘電材料108のブロック509は、電極205a、205bの一部分も覆う。誘電材料108のブロック509上には、矩形形状であり得る浸透性フローティング電極415も存在する。この実施例では、湿度による静電容量の変化には、下側電極205a、205bの上部とフローティング電極415の上部との間の空間dに沿ったεの変化による1つの要素がある。
前述のデバイスのうちのいずれかを実施するために、ナノポーラス誘電材料108を、例えば、この材料が例えばSiOCHである場合には化学気相蒸着法(CVD)による堆積によって、あるいはこの材料が例えばMSQである場合にはスピンコーティングに続いてアニーリングを施すことによって形成しておくことができる。
次に、例えば樹脂マスクなどのマスクを形成し、このマスクを通してエッチングすることにより、1つまたは複数のパターンを材料108の中に形成する。
樹脂マスクの除去は、ストリッピング技法で遂行することができる。このストリッピングは、樹脂の一部分を除去するのに酸素/アルゴン混合物中でRIEプラズマ法を用い、次いで、ナノポーラス材料を損傷せずに樹脂の残りを除去するためにヘリウム/水素混合物を用いることができる。
ナノポーラス材料108がSiOCHである場合、これは、プラズマ促進化学蒸着(PECVD)によって有機基質の前駆物質および孔を形成する犠牲材料を同時に堆積し、それに続いて、孔を形成する有機相を除去するための処理を行うことから成る手法を用いて形成することができる。次いで、例えば平均半径が0.8ナノメートル程度の孔が備わっている、空隙率が34%程度のSiOCH材料108を得ることができる。
ナノポーラス材料108がMSQである場合、これは、例えばスピンコーティングによって堆積されたメチルプロピレングリコールアセテート(PGMEA)の溶液中にメタクリレートを含む有機的な孔形成剤と混合されたポリメチルセルシスキオキサン(polymethyselsisquioxane)(MSQ)の溶液を用いて形成することができる。
このように、例えば平均半径が1.2ナノメートル程度の孔が備わっている、空隙率が46%程度のMSQ材料108を得ることができる。
材料108が堆積されると、ナノポーラス材料108上に親水性領域を生成するために親水性処理を実行することができる。
このために、処理は、例えば純粋な、もしくはAr、N、Heで希釈された、NOプラズマ、またはCOプラズマ、またはOプラズマである酸化プラズマを用いることができる。このようにして、孔および開放気孔のサイズを低減することができる。
このように処理された材料は、非常に大きな発達した表面、すなわち孔の表面の全体が、第1の吸着層またはラングミュア層(単分子層が表面を覆っている)によって占められることになり、一般にRHが20%未満の相対湿度で満たされる、極めて多数の吸着部位を得ることを可能にする。材料108の孔は、50%または55%未満の相対湿度で飽和し得る。
MSQまたはSiOCHベースのナノポーラス材料108により、(数ppmまたは数ppb程度の)非常に少量の水分に対して非常に高いセンサ感度を達成することができる。
ナノポーラス材料108の層を備えた本発明によるセンサの感度は、例えば具体的には0%から20%のRH、特に0%から10%のRHの低湿度レベルの測定に関して、メソ多孔性材料または微孔性材料の従来技術のセンサより高い。
ナノポーラス材料108は、特異吸着機構を有する。この吸着機構は、単分子および多分子(poly−molecular)であり得る。
ナノポーラス材料108の孔の中に吸着される水分の量は、次の「Brunauer,Emmett,Teller」の式(BET)を用いて推定することができる。
Figure 2011528113
Nは吸着された気体の絶対量(モル)であり、
Nmは単一層当たりの吸着された気体の量(モル)であり、
Figure 2011528113
qは吸着熱であり、
qcは凝縮熱であり、
Rは理想気体定数であり、
Tは温度であり、
Pは圧力であり、
P0は温度Tにおける飽和蒸気圧である。
この式は、多分子吸着(polymolecular adsorption)を説明し、所与の圧力下での吸着層の数を定義するのに用いられ得る。
ナノポーラス材料108が1ナノメートル程度の平均半径の孔を有するので、この材料は、50%から55%のRHに達するかなり前に飽和する。
本発明の一態様によれば、親水性のナノポーラス誘電材料108を備える前述のものなどの容量型湿度センサは、例えば、コンポーネントあるいは例えばカバーで保護された加速度計または圧力センサであるカプセル化もしくは密封された電子デバイスにおける漏れを検出するのに用いることができる。
以前に示されたように、多孔性誘電材料108は、例えばSiOCHでよい。
次に、ナノポーラスSiOCH材料の層を製造する方法の一実施例を説明する。
この材料は、PECVD(プラズマ促進化学気相蒸着法)を用いて、好ましくは、いわゆる「孔形成法」を用いて形成することができる。
このために、2相材料を堆積することができ、第1の相はSi、O、C、Hを含み、多孔性誘電材料のバックボーンを形成するように意図され、また、C、Hおよび任意選択でOを含む第2の有機的ないわゆる「孔形成」相は、犠牲相として働く。犠牲相は、処理期間を通じて劣化されて薄いナノポーラス層の形成をもたらす。
堆積のために用いられる前駆物質は、例えばバックボーンを形成するように意図された相についてはジエトキシメチルシランでよく、また、孔形成相についてはP.C.A.S.社製のtrivertal(登録商標)でよい。
一実施例によれば、200mmのウェーハに適合した容量センサに関する堆積条件は、圧力が例えば7トル程度であり、電力が350W程度であり、堆積する温度が例えば200℃程度である。次いで、オーブン内でのアニーリングが、例えば450℃程度の温度で例えば8時間程度行われてよい。
例えば厚さが0.35μmのSiOCH層上で測定して、0.8nm程度の平均の孔半径で34%程度の開放気孔率を得ることができる(例えば図6A)。
次いで、SiOCHナノポーラス材料の層には、親水性になるような処理を施すことができる。
図6Aで、曲線C1およびC2は、それぞれ吸着(曲線C1)および脱着(C2)に関して、多孔性SiOCH材料中の孔半径の分布を示す。
これらの曲線は、半径に関して、様々な半径の孔の統計分布を表す。これらのガウス曲線の頂点は、平均の孔半径上に中心が来る。
曲線C1は、トルエンなどの測定液体の吸着測定から計算されたこの分布を示す。
曲線C2は、トルエンなどの測定液体の脱着測定から計算されたこの分布を示す。
曲線C10およびC20は、ケルビンの法則を用いて計算された孔径に相当する。
曲線は、孔径の統計分布を表し、dV/d(lnR)は、所与の半径の孔の存在確率である。
ナノポーラス材料108上に親水性領域を生成する処理は、ナノポーラス材料に親水性の処理を適用するのに例えばNOプラズマを用いることができる。
処理の後に、32%程度のナノポーラス層の開放気孔率を得ることができ、平均の孔半径は0.6ナノメートル程度である。
図6Bで、測定曲線C3およびC4は、この材料が親水性の処理を受けたときの、それぞれ吸着測定(曲線C3)および脱着測定(曲線C4)に関する、SiOCH多孔性材料における孔半径の分布を示す。
曲線C30およびC40は、ケルビンの法則を用いて計算された孔径に相当する。
曲線は、孔径の統計分布を表し、dV/d(lnR)は、所与の半径の孔の存在確率である。
次に、MSQナノポーラス材料の層を製造する方法の一実施例を説明する。
この材料は、例えばポリメチルセルシスキオキサンである犠牲材料を含む溶液、および溶液中の全体が例えばPGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)である溶剤中のメタクリレートを含む有機的な孔形成剤を堆積するのに、例えばスピンコーティング法を用いて堆積することができる。
次いで、溶剤を除去するために、例えば、例えば30秒の初期期間にわたって例えば100℃の第1の温度で、次いで、例えば4分程度の時間にわたって例えば200℃のより高温で、加熱板上で材料のアニーリングを遂行することができる。
次いで、サンプルは、オーブン内に例えば450℃程度の温度で1時間にわたって置かれる。適用された処理によって、孔形成相の全抽出、および材料中に2ナノメートル未満の半径を有する孔の生成がもたらされる。
厚さ0.35μmの層上に、例えば2.2nm程度の吸着層の平均孔半径で例えば46.1%程度の開放気孔率を得ることができる。
図7Aで、曲線C50およびC60は、多孔性MSQ材料における孔半径の分布を示す。
次いで、MSQ材料に対して親水性の処理を適用することができる。
この処理の後、0.7nm程度の吸着層の平均孔半径で例えば35.8%程度の開放気孔率を得ることができる。
図7Bで、曲線C70およびC80は、それぞれトルエン吸着およびトルエン脱着の測定に関する、親水性処理後のMSQナノポーラス材料における孔半径の分布を示す。
前述のナノポーラス材料は、大きな発達した表面、すなわち大きな孔表面および多くの吸収領域を有する。
例えば35.8%程度の孔比率、および1.4nmの平均孔径を有するMSQ誘電材料の層を得ることができる。
前述のものなどのナノポーラス材料108の層は、55%未満の相対湿度値に対して2つから3つの水の分子層が吸着されると直ちに水分で飽和する。
したがって、ナノポーラス材料108の周囲の湿度の僅かな増加により、低圧でさえ、ナノポーラス材料における水分の強力な濃縮によって、誘電材料108の層の誘電率の非常に大きな増加を得ることができる。
これによって、周囲の大気の、一般に20%から60%程度のRHの値に相当する湿度の媒体の中に放置された、カプセル化されたコンポーネントの空洞内の漏れを非常に早期に発見することができる。
次に、図8Aから図8Hを参照しながら、本発明による容量型湿度センサを製造する方法の一実施例を説明する。
この方法の出発材料は、研磨済みの前面を備え得る、例えば525μm程度の厚さを有するSiウェーハ半導体材料の基板100またはウェーハ100でよい(図8A)。
ウェーハの両面に絶縁層が形成される。これらの絶縁層102、104は、例えば基板100を酸化させることにより形成することができ、数マイクロメートル程度、例えば2μm程度の厚さを有することができる(図8B)。
次いで、少なくとも1つのキャパシタの1つまたは複数の電極が形成される。
このために、絶縁層102上に、まず金属層105が堆積される(図8C)。堆積は、例えば150ナノメートル程度の厚さのAlCu、または例えば厚さ10ナノメートルのCrの層および例えば150ナノメートル程度の金の層で形成されたスタックでよい。
次に、例えばフォトリソグラフィに続いてエッチングすることにより、金属層105にパターンが形成される。
こうして、例えば互いに組み合わされた櫛の形状の共面電極105a、105bが形成され得る(図8D)。
次に、金属電極の上に、例えば250ナノメートルと500ナノメートルとの間の厚さを有するナノポーラス誘電材料108の層が形成される。多孔性誘電材料108は、例えばSiOCHまたはMSQでよく、例えばPECVD(プラズマ促進化学気相蒸着法)によって堆積され得る(図8E)。
0.6ナノメートルと2ナノメートルとの間の半径の孔が備わっているナノポーラス材料が形成される。
ナノポーラス材料は、前述の方法などを用いて形成することができる。
次いで、NOプラズマを用いて、ナノポーラス材料108の親水性処理が行われる。
次に、例えば金またはCrで、金属材料の薄層110が堆積される。金属材料の薄層110の厚さは、5ナノメートルと20ナノメートルとの間の、例えば10ナノメートル程度でよい(図8F)。金属層110の厚さおよび材料は、この層が湿度に対して浸透性を有するように設計され得る。
例えば10ナノメートル程度の厚さの金の層は、完全に切れ目なく続くわけではない。
10ナノメートル程度の厚さのCrの層は、特に真空蒸着によって堆積されたとき、拘束され、この層が堆積されている材料に亀裂をもたらす傾向がある。前記亀裂に、水蒸気が侵入することができる。
次に、キャパシタの金属材料の層110に、少なくとも1つの上部電極が形成される。これは、金属材料の層110およびナノポーラス材料の層をエッチングすることにより遂行される。
1つの可能性によれば、これらの層108、110の中に、互いに組み合わされた歯を備える櫛形のパターンを形成することができる(図8G)。
一変形形態によれば、電極は矩形パターンの形状でよい(図8H)。
次に、図9Aから図9Hを参照しながら、先に説明された本発明による容量型湿度センサを製造する方法の実施例の一変形形態を説明する。
この方法の出発材料も半導体材料の基板100またはウェーハ100でよく、絶縁層102、104が両面に形成される。
次に、金属電極の上に、例えば250ナノメートルと500ナノメートルとの間の厚さを有するナノポーラス誘電材料の層が形成される(図9A)。多孔性誘電材料は、例えばSiOCHまたはMSQでよく、例えば前述の方法などを用いて形成することができる。
0.6ナノメートルと2ナノメートルとの間の半径の孔を有するナノポーラス材料が形成される。
次いで、例えばNOプラズマを用いて、材料に対して親水性処理が適用される。孔の表面全体にわたって酸化が生じ得る。
次いで、多孔性材料の層208上に絶縁層209が形成される。絶縁層210は、SiOベースの例えばTEOSタイプでよく、例えば100ナノメートル程度の厚さを有してよい(図9B)。
続いて、絶縁層102を露出するために、絶縁層209および多孔性材料の層208に複数の開口213が作製される(図9C)。
次いで、開口が、例えばAlCuまたはCuである金属材料215で充填される。金属材料の厚さは、例えば450ナノメートルと800ナノメートルとの間にあり得る(図9D)。
次に、例えば化学的機械研磨(CMP)である研磨が遂行され、開口を越えて突出する金属材料215の厚さを除去する。例えば、キャパシタの金属電極205a、205bを形成するために200ナノメートル程度の厚さを除去することができる(図9E)。
次いで、絶縁層209を除去することができる(図9F)。
より高精度の測定を得るために、ナノポーラス誘電材料108を備える少なくとも1つの第1のキャパシタと、ほとんど非多孔性もしくは非多孔性の誘電材料を備え、参照として用いられる少なくとも1つの第2のキャパシタとが備わっている差圧測定デバイスも使用することができる。
図12は、前記デバイスの一実施例を示す。この実施例では、第1のキャパシタCには、2ナノメートル未満の半径の孔を備える、NOを用いた処理などの酸化させる親水性処理を受けていてよいMSQまたはSiOCHなどのナノポーラス誘電材料の層(図22には示されていない)が備わっている。ナノポーラス誘電体は、第1の電極505aと第2の電極505bとの間に配置され、第2の電極505bは、参照電極として働き、第2のキャパシタCによって共有される共通電極である。
第2のキャパシタCには、非多孔性の、TEOSタイプのSiOまたはポリエーテルスルホンタイプのポリマーなどの誘電材料の別の層が備わっている。非多孔性材料は、いかなる開放気孔も含まない材料を意味する。
第2のキャパシタCのもう一方の誘電材料は、共通電極505bともう1つの電極505cとの間に配置される。このように、第2のキャパシタCは、湿度の小さな、具体的には0ppmと500ppmとの間の変化によって誘電特性が変わらない誘電材料で形成される。第2のキャパシタCは、参照キャパシタとして働く。
したがって、湿度が変化したとき、第1キャパシタCの値が変化するが、第2のキャパシタは不変のままである。湿度の変化を測定するために、0から500ppmの範囲にわたって変化C−Cを考慮に入れることができる。
前記差圧測定デバイスを用いて、例えば電極および/または導体線上の湿気による、いわゆる「表面」寄生現象を克服することができる。参照キャパシタCの誘電材料は、テトラエチルオルトシリケートの液体ソースおよび酸素から、例えばLPCVD(低圧化学気相蒸着法)を用いて堆積することができ、反応は380℃程度の温度で行われる。
本発明によるセンサは、カプセル化されたコンポーネント、具体的にはエレクトロニクスコンポーネントもしくはマイクロエレクトロニクスコンポーネントまたはマイクロシステムの、例えば、一般に、樹脂、可溶性ガラスもしくは共融合金のビード、または一体化されたポリシリコンのカバーで封止されたシリコンのカバーによって保護されたタイプの加速度計、ジャイロまたは圧力検出器のセンサにおける漏れを検出するのに使用され得る。
一般に、真空またはNでカプセル化されたコンポーネントのこれらのタイプについては、ナノポーラス誘電材料の層が備わっているキャパシタによって、1桁以上のppmの漏れの検出が可能になり得る。
本発明による湿度センサは、密封または封止されたコンポーネントの気体または空気の中に含まれる水蒸気の量を測定するのに使用することができる。
コンポーネントは、例えば加速度計またはジャイロまたは地震計であるMEMSコンポーネントであり得る。
本発明によるセンサには多数の用途がある。これらの用途の中に、密閉されたコンポーネントの湿度の検出に加えて、陶器製造業において火入れ前に品目の乾燥を制御するための湿度測定、製紙業、食品産業、エレクトロニクス産業、および乾燥または好ましくは低湿度レベルが制御される分野における湿度測定を挙げることができる。
多孔性材料が、周囲の空気中では高いものであり得る水分の量を含むので、カプセル化または密閉されたコンポーネントに一体化された本発明によるセンサの感度に関して性能レベルを最適化するために、密閉またはカプセル化に先立ってナノポーラス誘電材料の湿度が取り除かれる。この脱離は、空中の湿度次第であり得て、冬の寒い気候ではRHは例えば30%未満であり、夏季にはRHは例えば60%を上回る。前記脱離は、例えば真空加熱によって、例えば200℃程度の温度およびポンピング下で遂行することができる。
本発明による容量型湿度センサの実施例に対して行われた感度試験の様々な結果が以下で説明される。
試験は、最初に例えば200℃程度の10分程度の熱処理の後に真空下に置かれた封入容器に対して、23℃程度の温度で、圧力上昇の段階で50%程度の相対湿度含有量を有する空気を加えることにより行った。各デバイスは、ヒューレットパッカード社のLCRタイプの装置4284Aを使用して、湿度の濃度に対する静電容量の変化ΔC/Cの曲線をプロットして試験した。
図10で、曲線C102、C104は、MSQのナノポーラス親水性誘電体で形成された本発明による容量センサ、および類似の構造であるがナノポーラス親水性誘電体がSiOCHである本発明による容量センサに対してそれぞれ行われた1kHzの周波数の試験を表す。
比較として、曲線C106は、機構に関して類似であるがTEOS誘電体が備わっているセンサの感度を示し、一方、曲線C108は、ポリエーテルスルホンタイプのポリマーベースの誘電体が備わっているセンサの感度を示す。
図11は、湿潤空気の雰囲気中、および圧力上昇段階で50%程度の比率の相対湿度を含む湿潤空気を加えた800mbarの圧力の窒素雰囲気中でそれぞれ試験されたSiOCHの容量型湿度センサの、相対湿度に対する静電容量の変化の曲線C132、C134を示す。
100 基板
102 絶縁層
104 絶縁層
105 金属層
105a 電極
105b 電極
106 櫛形電極の歯
107 櫛形電極の歯
108 ナノポーラス誘電材料
109 ナノポーラス誘電材料の層
110 金属層
205a 金属電極
205b 金属電極
208 多孔性材料の層
209 層
210 絶縁層
213 開口
215 フローティング電極
309 ブロック
315 フローティング電極
409 ブロック
415 フローティング電極
509 ブロック

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの第1の電極(105a)および少なくとも1つの第2の電極(105b)と、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間の少なくとも1つのナノポーラス誘電材料(108)であって、2ナノメートル未満の半径を有する孔および親水性領域をさらに備えるナノポーラス誘電材料(108)と、
    を備える容量型湿度センサ。
  2. 前記ナノポーラス誘電材料(108)がMSQまたはSiOCHである請求項1に記載の容量型湿度センサ。
  3. 前記ナノポーラス誘電材料(108)がMSQまたはSiOCHであるとき、前記ナノポーラス誘電材料(108)が、表面上に、SiO、SiOH、遊離基Si領域などの親水性領域を備える請求項2に記載の容量型湿度センサ。
  4. 前記ナノポーラス材料上に、前記第1の電極および前記第2の電極に対面して位置する、湿度に対して浸透性を有する少なくとも1つのフローティング電極(215)をさらに備える請求項1から3のいずれか一項に記載の容量型湿度センサ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の容量型センサ(C)と、前記容量センサとの共通電極が設けられた少なくとも1つのキャパシタ(C)とを備え、前記キャパシタが非多孔性誘電材料を備える、湿度を測定または検出するためのデバイス。
  6. 前記非多孔性誘電材料がTEOSタイプの酸化シリコンである請求項5に記載のデバイス。
  7. 請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサまたは請求項5もしくは6に記載のデバイスを備える、密閉されたコンポーネントにおける湿度を検出するためのデバイス。
  8. 基板(100)上に、少なくとも1つの第1の電極(105a)および少なくとも1つの第2の電極(105b)を形成するステップと、
    少なくとも前記第1の電極と前記第2の電極との間に少なくとも1つのナノポーラス誘電材料(108)を形成するステップであって、前記ナノポーラス誘電材料(108、208)が半径2ナノメートル未満の孔を備えるステップと、
    前記誘電材料に親水性処理を施すステップと、
    を含む容量型湿度センサを製造する方法。
  9. 前記ナノポーラス誘電材料(108)がMSQまたはSiOCHである請求項8に記載の方法。
  10. 前記ナノポーラス誘電材料を形成するステップの後に、前記誘電材料に酸化プラズマによる親水性処理を施すステップをさらに含む請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記プラズマがNOプラズマである請求項10に記載の方法。
  12. 前記ナノポーラス材料(108)上に、前記第1の電極および前記第2の電極に対面して位置する、湿度に対して浸透性を有する少なくとも1つのフローティング電極(215)を製造するステップをさらに含む請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
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