JP2011527612A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 外科的処置において選択的に組織を切除および／または凝固させるための電気外科器具またはシステムであって、前記電気外科器具は切除モードと凝固モードとを切り換え可能であり、
   近位端部分と遠位端部分とを有する細長いプローブと、
   前記細長いプローブの前記遠位端部分上に配置された第１の電極であって、前記切除モードでの動作時に組織を切除するように寸法設定および構成された、第１の電極と、
   前記遠位端部分上に配置され、前記第１の電極から電気的に絶縁された凝固電極であって、単独または前記第１の電極の動作と組み合わせて、前記凝固モードでの動作時に組織を凝固させるように寸法設定および構成された、凝固電極と、
   前記第１の電極および前記凝固電極に電気的に結合されたユーザが操作可能な入力構成要素であって、前記切除モードと前記凝固モードとのユーザが選択可能な切り換えをもたらす、ユーザが操作可能な入力構成要素と
   を備え、
   前記切除モードでは前記入力構成要素は前記第１の電極に選択的に電力を供給し、前記凝固モードでは前記入力構成要素は少なくとも前記凝固電極と任意選択で前記第１の電極とに選択的に電力を供給し、前記凝固モードで動作するときには、前記切除モードでの動作に比べてより大きな大きさの電極表面積が活動化されることを特徴とする電気外科器具またはシステム。
2. 前記凝固モードでは、前記入力構成要素は使用可能電力の第１の部分を前記第１の電極に供給し、使用可能電力の第２の部分を前記凝固電極に供給し、それによって前記電気外科器具が前記凝固モードにある間は前記第１の電極を凝固のために構成することを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
3. 前記遠位端部分内の吸引内腔であって、前記凝固電極によって取り囲まれた開口を有する、吸引内腔をさらに備え、前記第１の電極および前記凝固電極は、絶縁材料によって分離された同心の表面であることを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
4. 前記第１の電極および／または前記凝固電極は、それぞれが絶縁材料によって分離された複数の互いに異なる表面積を備えることを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
5. 前記凝固モードにおいて活動化される前記より大きな大きさの電極表面積は、前記切除モードにおけるよりも少なくとも１０％大きく、好ましくは前記切除モードにおけるよりも少なくとも２５％大きいことを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
6. 患者の身体の外部部分に取り付けるように寸法設定および構成されたリターン電極をさらに備え、前記細長いプローブは単極式であることを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
7. 前記細長いプローブは両極式であり、前記細長いプローブは、その前記遠位端部分上に配置され前記細長いプローブのための電力源への電気的リターンをもたらすリターン電極を備えることを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
8. ユーザが操作可能な前記入力構成要素はフットペダルであり、または前記細長いプローブの前記近位端部分に組み込まれたスイッチであることを特徴とする請求項１に記載の電気外科器具またはシステム。
9. 電気外科器具を動作させる方法であって、
   （ｉ）近位端部分と遠位端部分とを有する細長いプローブからなる電気外科器具を用意するステップであって、前記遠位端部分は第１の電極と凝固電極とを含み、前記電気外科器具はユーザが凝固モードと切除モードとを選択することを可能にする、ユーザが操作可能なスイッチをさらに含む、ステップと、
   （ｉｉ）前記電気外科器具をＲＦ発電機に結合するステップであって、前記ＲＦ発電機は前記電気外科器具に電力を供給する、ステップと、
   （ｉｉｉ）ユーザが操作可能な前記入力構成要素を用いて前記電気外科器具の前記切除モードを選択し、前記電気外科器具を前記切除モードで動作させるステップであって、前記切除モードでは患者内の組織の切除を生じるのに十分な電力が前記第１の電極に供給される、ステップと、
   （ｉｖ）ユーザが操作可能な前記スイッチを用いて前記電気外科器具の前記凝固モードを選択し、前記電気外科器具を前記凝固モードで動作させるステップであって、前記凝固モードでは、前記患者の組織の凝固を生じるのに十分な電力が前記凝固電極に供給され、前記凝固モードで動作するときは、前記切除モードで動作するのと比べてより大きな大きさの電極表面積が活動化される、ステップと
   を含むことを特徴とする方法。
10. 前記電気外科器具を前記凝固モードで動作させる前記ステップは、ＲＦ発電機からの電力の一部分を前記第１の電極に供給し、前記電力の第２の部分を前記凝固電極に供給するステップをさらに含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. 前記ＲＦ発電機の電力は、１５０Ｗから６００Ｗの範囲であり、好ましくは約２００Ｗから約４００Ｗの範囲であることを特徴とする請求項９に記載の方法。
12. 前記ＲＦ発電機によって発生される電力は、前記凝固モードにおいて前記第１の電極および凝固電極が共に活動化されるときは、ステップ（ｉｉｉ）におけるよりもステップ（ｉｖ）における方が大きく、凝固モードにおいて前記凝固電極だけが活動化されるときは、ステップ（ｉｖ）におけるよりもステップ（ｉｉｉ）における方が大きいことを特徴とする請求項９に記載の方法。
13. 前記第１の電極および前記凝固電極は、絶縁材料によって分離された同心の表面であることを特徴とする請求項９に記載の方法。
14. 前記凝固モードにおいて活動化される前記より大きな大きさの電極表面積は、前記切除モードにおけるよりも少なくとも１０％大きいことを特徴とする請求項９に記載の方法。
15. 前記電気外科器具を前記切除モードで動作させる間に、前記細長いプローブ内の内腔を通して流体を吸引するステップをさらに含むことを特徴とする請求項９に記載の方法。