図1は、典型的な実施形態による典型的なピアツーピアネットワーク100の図である。ピアツーピアネットワーク100は、複数の無線ピアツーピア通信デバイス(ピアツーピア通信デバイス1 102、ピアツーピア通信デバイス2 104、ピアツーピア通信デバイス3 106、ピアツーピア通信デバイス4 108、...、ピアツーピア通信デバイスN 110)を含む。ピアツーピア通信デバイスの一部、例えば、ピアツーピア通信デバイス4 108、は、デバイスをその他のノード及び/又はインターネットに結合する有線インタフェースも含む。ピアツーピア通信デバイス(102、104、106、108、110)は、低レート発見送信のために用いられる送信ユニット(transmission unit)と高レート発見送信のために用いられる追加の送信ユニットとを含むピア発見送信構造を定義する情報を格納する。
ピアツーピアネットワーク100は、ピア発見補助ノード114と、サーバノード112、例えば基地局、と、ビーコン送信機116と、も含む。ピア発見補助ノード114は、ピア発見情報の1つ以上の組の一部を第1のレートで1つ以上のピアツーピア通信デバイスから受信することができ、及び時々受信し、及び第1のレートよりも速い第2のレートでエアリンクを通じて情報を送信する。同様に、サーバノード112は、ピア発見情報の1つ以上の組の一部を第1のレートでピアツーピア通信デバイスから受信することができ、及び時々受信し、及び第1のレートよりも速い第2のレートでエアリンクを通じて情報を送信する。サーバノード112は、無線インタフェース及び有線インタフェースの両方を含む。サーバ112の有線インタフェースは、その他のネットワークノード及び/又はインターネットにサーバを結合する。ビーコン送信機116は、領域内において利用されているピアツーピアタイミング構造に関するタイミング基準を確立するためにそれの近隣のピアツーピアデバイスによって簡単に検出可能であり及び利用されることが意図されるビーコン信号、例えば、1つ又は幾つかのトーンにおいて高い電力集中を有するOFDMビーコン信号、を送信する。
図2は、ウルトラスロット212を含む繰り返しピアツーピアタイミング構造(recurring peer to peer timing structure)内の発見間隔(発見間隔1 214、発見間隔2 216、...、発見間隔n 218)を示す図200を含む。繰り返しピアツーピアタイミング構造において、ウルトラスロットが繰り返す。縦軸202は、周波数、例えば、OFDMトーン、を表し、横軸204は、時間を表す。発見間隔(発見間隔1 214、発見間隔2 216、...、発見間隔n 218)の各々に対応して、発見間隔エアリンクリソース(発見間隔1エアリンクリソース206、発見間隔2エアリンクリソース208、...、発見間隔nエアリンクリソース210)の対応するブロックが存在する。発見間隔エアリンクリソース、例えば、発見間隔1エアリンクリソース206、の各ブロックは、例えば、OFDMトーン−シンボルのブロックであり、各OFDMトーン−シンボルは、1つのOFDMシンボル送信時間間隔の継続時間中における1つのOFDMトーンを表す。
図3は、1つの典型的な実施形態による発見間隔1エアリンクリソース206のより詳細な表現を示す。発見間隔1エアリンクリソース206は、異なるデバイス識別子に対応する複数の発見エアリンクリソースを含む。発見間隔1エアリンクリソースは、デバイスID1発見リソース302と、後続するデバイスID2発見リソース304と、後続するデバイスID3発見リソース306と、後続するデバイスID4発見リソース308と、後続するデバイスID5発見リソース310と、後続するデバイスID6発見リソース312と、後続するデバイスID7発見リソース314と、...、デバイスID M発見リソース316と、を含む。
図4は、1つの典型的な実施形態による発見間隔2エアリンクリソース208のより詳細な表現を示す。発見間隔2エアリンクリソース208は、異なるデバイス識別子に対応する複数の発見エアリンクリソースを含む。発見間隔2エアリンクリソース208は、デバイスID3発見リソース402と、後続するデバイスID5発見リソース404と、後続するデバイスID4発見リソース406と、後続するデバイスID M発見リソース408と、後続するデバイスID2発見リソース410と、後続するデバイスID6発見リソース412と、後続するデバイスID1発見リソース414と、...、デバイスID7発見リソース416と、を含む。異なるデバイス識別子と関連づけられた発見リソースの順序は、この典型的な実施形態においては発見間隔1 206から発見間隔2 208に変わっていることを観察することができる。利用されているピアツーピアタイミング/周波数構造(peer to peer timing/frequency structure)において採用された予め決められたホッピングシーケンスによる順序が設定された変化。幾つかのその他の実施形態においては、特定のデバイス識別子と関連づけられたエアリンクリソースの相対的位置は、1つの間隔ごとに変化しない。
図5は、ピア発見送信構造の一部である発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニット(ordered transmission unit)を示す図500である。複数の例示される順序が設定された送信ユニットは、ピア発見送信構造の一部であり及び特定のデバイス識別子と関連づけられている、送信ユニット0 502と、送信ユニット1 504と、送信ユニット2 506と、送信ユニット3 508と、送信ユニット4 510と、送信ユニット5 512と、送信ユニット6 514と、送信ユニット7 516と、送信ユニット8 518と、送信ユニット9 520と、送信ユニット10 522と、送信ユニット11 524と、送信ユニット12 526と、送信ユニット13 528と、送信ユニット14 530と、送信ユニット15 532と、送信ユニット16 534と、送信ユニット17 536と、送信ユニット18 538と、送信ユニット19 540と、を含む。例えば、図5の図500内の送信ユニットはデバイス2に属することを検討する。この例を続けると、図2、3及び4に示されるように、送信ユニット0 502は、発見間隔1エアリンクリソース206のデバイスID2発見リソース304であることができ、及び、送信ユニット1 504は、エアリンクリソース208の発見間隔2のデバイスID2発見リソース410であることができる。
ピア発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニットは、グループ542によって示されるデバイス識別子に対応する低レート発見送信ユニットと、グループ544によって示される同じデバイス識別子に対応する高レート発見のために用いられる追加の送信ユニットと、を含む。この例においては、デバイス識別子542に対応する低レート発見送信ユニットの組は、網目模様を用いて示され、送信ユニット502、512、522及び532を含む。デバイス識別子に対応する高レート発見のために用いられる追加の送信ユニットの組は、陰影模様なしで示され、送信ユニット504、506、508、510、514、516、518、520、524、526、528、530、534、536、538及び540を含む。
図6は、符号化された情報を生成する入力された発見情報を処理するセキュアハッシュ関数符号化モジュール604を示す。出力された符号化された情報は、部分にマッピングされ、各部分は、送信ユニットを介して通信される。
図600は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール604が発見情報602及び時間値t0 606を受信し、列608によって示されるような複数の部分(AN−2、BN−2、CN−2、DN−2)を含む出力情報の組を生成することを示す。この例においては、各部分は、列610によって示されるように16の情報ビットに対応する。列612は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分AN−2は、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BN−2は、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CN−2は、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DN−2は、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
図630は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール604が発見情報632及び時間値t1 636を受信し、列638によって示されるような複数の部分(AN−1、BN−1、CN−1、DN−1)を含む出力情報の組を生成することを示す。この例においては、各部分は、列640によって示されるように16の情報ビットに対応する。列642は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分AN−1は、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BN−1は、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CN−1は、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DN−1は、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
図650は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール604が発見情報652及び時間値t2 656を受信し、列658によって示されるような複数の部分(AN、BN、CN、DN)を含む出力情報の組を生成することを示す。この例においては、各部分は、列660によって示されるように16の情報ビットに対応する。列662は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分ANは、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BNは、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CNは、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DNは、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
入力された発見情報602は、入力された発見情報632と同じであること又は異なることができる。同様に、入力された発見情報632は、入力された発見情報652と同じであること又は異なることができる。各々の場合において、セキュアハッシュ関数符号化モジュール604は、動作のために必要に応じた追加の入力、例えばキー、を含むことができ、及び幾つかの例においては含む。
図7は、セキュリティが確保された符号化された情報を生成する、何らかの入力された発見情報、例えば発見特定情報、を処理するセキュアハッシュ関数符号化モジュール704を示す。出力されたセキュリティが確保された符号化された情報は、結合モジュール703によって追加の発見情報、例えば、タイプ情報及び/又はフラグを表すビット、と結合される。結合の結果は、部分にマッピングされ、各部分は、送信ユニットを介して通信される。
図7は、図6に示される典型的な実施形態の変形を示す。図7の例においては、通信されるある発見情報は、セキュアハッシュ関数符号化の対象とならない。例えば、タイプ情報を表すビット及び/又はフラグを表すビットは、セキュアハッシュ関数符号化の対象になることができず、及び時々ならない。図7の例において、発見情報(702、732、752)は、セキュアハッシュ関数符号化の対象となる発見情報(702a、732a、752a)と、セキュアハッシュ関数符号化の対象とならない発見情報(702b、732b、752b)と、をそれぞれ含む。
図700は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール704が、発見情報702a及び時間値t0 706を受信し、セキュリティが確保された符号化された情報705を生成することを示す。結合モジュール703は、セキュリティが確保された符号化された情報705及び発見情報702bを受信し、列708によって示されるような複数の部分(AN−2、BN−2、CN−2、DN−2)を含む出力情報の組を生成する。この例においては、各部分は、列710によって示されるように20の情報ビットに対応する。列712は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分AN−2は、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BN−2は、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CN−2は、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DN−2は、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
図730は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール704が、発見情報732a及び時間値t1 736を受信し、セキュリティが確保された符号化された情報735を生成することを示す。結合モジュール703は、セキュリティが確保された符号化された情報735及び発見情報732bを受信し、列738によって示されるような複数の部分(AN−1、BN−1、CN−1、DN−1)を含む出力情報の組を生成する。この例においては、各部分は、列740によって示されるように20の情報ビットに対応する。列742は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分AN−1は、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BN−1は、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CN−1は、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DN−1は、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
図750は、セキュアハッシュ関数符号化モジュール704が、発見情報752a及び時間値t2 756を受信し、セキュリティが確保された符号化された情報755を生成することを示す。結合モジュール703は、セキュリティが確保された符号化された情報755及び発見情報752bを受信し、列758によって示されるような複数の部分(AN、BN、CN、DN)を含む出力情報の組を生成する。この例においては、各部分は、列760によって示されるように20の情報ビットに対応する。列762は、異なる符号化された出力部分と送信ユニットタイプとの間には対応性が存在することを示す。より具体的には、部分ANは、繰り返しタイミング構造においてP0送信ユニットタイプを用いて通信され、部分BNは、繰り返しタイミング構造においてP1送信ユニットタイプを用いて通信され、部分CNは、繰り返しタイミング構造においてP2送信ユニットタイプを用いて通信され、部分DNは、繰り返しタイミング構造においてP3送信ユニットタイプを用いて通信される。
入力された発見情報702は、入力された発見情報732と同じであること又は異なることができる。同様に、入力された発見情報732は、入力された発見情報752と同じであること又は異なることができる。各々の場合において、セキュアハッシュ関数符号化モジュール704は、動作のために必要に応じた追加の入力、例えばキー、を含むことができ、及び幾つかの例においては含む。
図8は、4つの出力部分を用いて搬送される発見情報のための3つの典型的なフォーマットを示す。図800は、送信されるべき出力された発見特定情報802がブロックD804によって示されるように64ビットを含み及び4つの部分(部分A 806、部分B 808、部分C 810、及び部分D 812)を含む第1の典型的なフォーマットを示す。このフォーマットは、図6の例に対応する典型的なフォーマットである。例えば、図8の図800の4つの出力部分(部分A 806、部分B 808、部分C 810、及び部分D 812)は、図6の{An−2、Bn−2、Cn−2及びDn−2}の組であり、又は4つの出力部分の組は、{An−1、Bn−1、Cn−1及びDn−1}、又は組{An、Bn、Cn及びDn}である。
図820は、送信されるべき出力された発見特定情報834が80ビットを含み及び4つの出力部分(部分A 834、部分B 836、部分C 838、及び部分D 840)を含む第2の典型的なフォーマットを示す。このフォーマットは、図7の例に対応する典型的なフォーマットである。例えば、図8の図820の4つの出力部分(部分A 834、部分B 836、部分C 8840、及び部分D 842)は、図7の{An−2、Bn−2、Cn−2及びDn−2}の組であり、又は4つの出力部分の組は、{An−1、Bn−1、Cn−1及びDn−1}、又は組{An、Bn、Cn及びDn}である。図820の例においては、通信されるべき出力された発見情報は、828によって示されるように幅が8ビットであるタイプフィールド822と、ブロック830によって示されるように幅が8ビットであるフラグフィールド824と、ブロック832によって示されるように幅が64ビットである発見特定情報フィールド826と、を含む。図820の例においては、タイプフィールド822及びフラグフィールド824は、部分A 834の一部として含められ、他方、発見特定情報826は、部分A 834、部分B 836、部分C 838及び部分D 840においてビットを用いて通信される。
図850は、送信されるべき出力された発見特定情報834が80ビットを含み及び4つの出力部分(部分A 893、部分B 895、部分C897、及び部分D 899)を含む第3の典型的なフォーマットを示す。このフォーマットは、図7の例に対応する典型的なフォーマットである。例えば、図8の図850の4つの出力部分(部分A 893、部分B 895、部分C 897、及び部分D 899)は、図7の{An−2、Bn−2、Cn−2及びDn−2}の組であり、又は4つの出力部分の組は、{An−1、Bn−1、Cn−1及びDn−1}、又は組{An、Bn、Cn及びDn}である。図850の例においては、部分A 893において通信されるべき発見情報は、ブロック876によって示されるように幅が2ビットであるタイプフィールド852と、ブロック878によって示されるように幅が2ビットであるフラグフィールド854と、ブロック880によって示されるように幅が16ビットである発見特定情報フィールド856と、を含む。部分B 895において通信されるべき発見情報は、ブロック882によって示されるように幅が2ビットであるタイプフィールド858と、ブロック884によって示されるように幅が2ビットであるフラグフィールド860と、ブロック886によって示されるように幅が16ビットである発見特定情報フィールド862と、を含む。部分C 897において通信されるべき発見情報は、ブロック888によって示されるように幅が2ビットであるタイプフィールド864と、ブロック890によって示されるように幅が2ビットであるフラグフィールド866と、ブロック892によって示されるように幅が16ビットである発見特定情報フィールド868と、を含む。部分D 899において通信されるべき発見情報は、ブロック894によって示されるように幅が2ビットであるタイプフィールド870と、ブロック896によって示されるように幅が2ビットであるフラグフィールド872と、ブロック898によって示されるように幅が16ビットである発見特定情報フィールド874と、を含む。
タイプフィールドにおいて搬送されるタイプ情報は、例えば、搬送されるその他の発見情報、例えばその他の上層発見情報、のフォーマットを示す情報、を含む。例えば、タイプフィールドにおいて搬送されるタイプ値は、搬送される発見情報をどのように処理するか、例えば、使用することができる異なるフォーマット及び/又は使用することができる異なる符号化及び/又は使用することができる異なる暗号化に対して異なるタイプ値をマッピングする、を特定するために用いられる。タイプフィールド情報は、処理された、例えば、ハッシュされた、発見情報の内容が表すものを搬送するために用いることができ、及び時々用いられる。
フラグは、1つ以上のバイナリ状態、例えば、能力又は特徴、を示すために用いられる。幾つかの実施形態においては、デバイスのタイプ、例えば、ルーター、を識別するためにフラグが用いられる。幾つかの実施形態においては、搬送されるべき発見情報の一部分は、すべての送信部分に含められる。幾つかの実施形態においては、搬送されるべき発見情報の一部分は、一組の関連づけられたピア発見送信部分に分割される。発見情報の幾つかの部分、例えば、フラグの部分組、は、すべての送信部分に含める上で時間的に重要なことがある。幾つかの実施形態においては、通信される発見情報を解釈することができるようにするために、受信するデバイスは、タイプ値を既に受信している必要があり、従って、該実施形態においては、タイプが搬送される周波数(frequency)は、発見情報の部分組に反応する能力に対して影響を及ぼす可能性があり、及び時々及ぼす。幾つかの該実施形態においては、タイプフィールドは、受信された送信された部分において搬送される発見情報の素早い復元を容易にするために各発見送信部分に含められる。
その他の実施形態は、図8に関して説明されるフィールドに加えた又は代わりのその他のフィールド、例えば、ヘッダフィールド、CRCフィールド、等を含むことができる。
図9は、特定のマッピングパターンを用いる1つの典型的な実施形態による無線通信デバイス識別子と関連づけられた発見情報を搬送するための順序が設定された送信ユニットへの図6又は図7の生成された部分のマッピングを示す。それぞれタイプ(P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3)であり、及びそれぞれ情報(AN−1、BN−2、CN−2、DN−2、AN−1、BN−1、CN−2、DN−2、AN−1、BN−1、CN−1、DN−2、AN−1、BN−1、CN−1、DN−1、AN−1、BN−1、CN−1、DN−1、AN、BN−1、CN−1、DN−1、AN、BN、CN−1、DN−1、AN、BN、CN、DN−1、AN、BN、CN、DN、AN、BN、CN、DN)を搬送する送信ユニットの順序が設定されたシーケンス(904、906、908、910、912、914、916、918、920、922、924、926、928、930、932、934、936、938、940、942、944、946、948、950、952、954、956、958、960、962、964、966、968、970、972、974、976、978、980、982)。送信ユニット(904、914、924、934、944、954、964、及び974)は、網目模様によって示されるように低レート発見送信ユニットであり、送信ユニット(906、908、910、912、916、918、920、922、926、928、930、932、936、938、940、942、946、948、950、952、956、958、960、962、966、968、970、972、976、978、980及び982)は、高レート発見のために用いられる追加の送信ユニットであることを観察することができる。所定のタイプの高レート発見のための追加の送信ユニットは、それが送信ユニットを搬送するときには、同じタイプの低レート発見送信ユニットを介して以前に送信されている情報部分を搬送するために指定されることが注目されるべきである。
送信ユニットの組に対応する識別子を有する第1のピアツーピア通信デバイスが高レート発見情報送信モードにある場合は、それは、各々の送信ユニットを用いて送信する。しかしながら、第1のピアツーピア通信デバイスが低レート発見送信モードにある場合は、それは、低レート発見リソースを用いて送信するが、高レート発見のために指定された追加の送信リソースにおける送信を控える。図9の構造は、送信モードにかかわらない第1のピアツーピア通信からの発見情報の同じ部分の配信を示すが、高レートモードが用いられる場合における第2のピアツーピアデバイスによる情報のより高速な潜在的復元を容易にする。さらに、図9のこの例示される構造は、ピア発見補助ノード又は基地局が(i)低発見レート送信ユニットを用いてただし高発見レートのために指定された追加の送信ユニットを用いずに発見信号を受信及び検出し、次に(ii)高レート発見のために指定された追加の送信ユニットを用いて、例えば、高レート発見のために指定されたそうでない場合は使用されない追加の送信ユニットを埋めて(fill in)、該受信された情報をブロードキャストすることができるのを有利に容易にする。第1のピア発見デバイスからピア発見情報を検出することを試みる第2のピアツーピア通信デバイスは、デバイス識別子と関連づけられた各々の送信ユニットにおいて生じる発見送信ユニットを受信及び処理することができる。第2のピアツーピア通信デバイスは、特定の追加の送信ユニット信号の送信源、例えば、第1の送信デバイス又は補助ノード、を知っている必要がない。
図10は、他の典型的な実施形態による無線通信デバイス識別子と関連づけられた発見情報を搬送するための順序が設定された送信ユニットへの図6又は図7の生成された部分のマッピングを示す。それぞれタイプ(P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3、P0、P1、P2、P3)であり、及びそれぞれ情報(AN−1、BN−2、CN−2、DN−2、AN−2、BN−1、CN−2、DN−2、AN−2、BN−2、CN−1、DN−2、AN−2、BN−2、CN−2、DN−1、AN−1、BN−1、CN−1、DN−1、AN、BN−1、CN−1、DN−1、AN−1、BN、CN−1、DN−1、AN−1、BN−1、CN、DN−1、AN−1、BN−1、CN−1、DN、AN、BN、CN、DN)を搬送する送信ユニットの順序が設定されたシーケンス(1004、1006、1008、1010、1012、1014、1016、1018、1020、1022、1024、1026、1028、1030、1032、1034、1036、1038、1040、1042、1044、1046、1048、1050、1052、1054、1056、1058、1060、1062、1064、1066、1068、1070、1072、1074、1076、1078、1080、1082)。送信ユニット(1004、1014、1024、1034、1044、1054、1064、及び1074)は、網目模様によって示されるように低レート発見送信ユニットであり、送信ユニット(1006、1008、1010、1012、1016、1018、1020、1022、1026、1028、1030、1032、1036、1038、1040、1042、1046、1048、1050、1052、1056、1058、1060、1062、1066、1068、1070、1072、1076、1078、1080、1082)は、高レート発見のために用いられる追加の送信ユニットであることを観察することができる。高レート発見のための追加の送信ユニットは、それが送信ユニットを搬送するときには、低レート発見送信ユニットを介して以前に送信されている
情報部分を搬送するために指定されることが注目されるべきである。この例においては、高レート発見と関連づけられた追加のリソースにおいて搬送される情報は、低レート発見情報の完全な組が送信されてしまうまで変わらない。
図11は、発見情報を通信するために、例えば、ピア発見情報をブロードキャストするために、通信デバイス、例えば、無線端末、を動作させる典型的な方法のフローチャート1100である。動作は、ステップ1102において開始し、ステップ1104に進む。ステップ1104において、通信デバイスは、ピア発見送信構造を定義する情報を格納し、該構造は、ピア発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニットを示し、該格納された情報は、低レート発見送信のために用いられる送信ユニット及び高レート発見送信のために用いられる追加の送信ユニットを示す情報を含み、該情報は、低レート発見送信に関してよりも高レート発見送信に関してより多くの送信ユニットを示す。例えば、幾つかの典型的な実施形態においては、ピア発見送信構造内の各低レート発見送信ユニットのための4つの追加の送信ユニットが存在する。図5を参照。その他のピア発見構造は、高レート発見と関連づけられた追加の送信ユニットの数と低レート発見と関連づけられた送信ユニットの数の異なる比を有することができる。動作は、ステップ1104からステップ1106に進む。
ステップ1106において、通信デバイスは、該低レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組の第1の部分を送信する。幾つかの実施形態においては、第1の部分を含むピア発見情報の組は、合計Kの部分を含み、ここでKは、2よりも大きい又は2に等しい正の整数である。幾つかの例においては、発見情報の組には4つの部分が存在する。例えば、4つから成る1つの組は、{部分AN、部分BN、部分CN、部分DN}である。動作は、ステップ1106からステップ1108に進む。
ステップ1108において、通信デバイスは、該高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組の一部分を送信する。幾つかの実施形態においては、ステップ1108の送信された部分は、前に送信された部分である。前に送信された部分を繰り返すことは、プロキシング(proxying)との組み合わせのセキュリティに関連する利益を有する。幾つかの実施形態においては、ステップ1108の送信された部分は、前に送信された部分ではない。動作は、ステップ1108からステップ1110に進む。
ステップ1110において、通信デバイスは、該高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報のK−1の追加の部分を送信する。動作は、ステップ1110からステップ1112に進む。
次に、ステップ1112において、通信デバイスは、該低レート発見送信に対応する他の送信ユニットを用いてピア発見情報の他の部分を送信する。
今度はフローチャート1100の方法による第1の例が説明される。第1の例においては、図9を検討し、及び、通信デバイスは、図9のパターンによりピア発見送信構造情報を格納すると仮定する(ステップ1104)。さらに、通信デバイスは、高レート発見送信モードにあり及び図9に示される例示された発見送信ユニットの各々を用いて送信中であると仮定する。ステップ1106において送信される第1の部分は、例えば、{AN、BN、CN、DN}の組内の部分ANであり、矢印944によって示される低レート発見送信リソースを用いて送信される。この例においては、発見情報の組はKの部分を有しており、ここでK=4であると仮定する。ステップ1108において送信される前に送信された部分は、例えば、部分BN−1であり、それは、(AN−1、BN−1、CN−1、DN−1}の組に属し、矢印946によって示される高レート発見送信リソースを用いて送信される。この例においては、ステップ1108の前に送信された部分は、ステップ1106の第1の部分を含む組とは異なるピア発見情報の組に対応する。この例を続けると、ステップ1110において送信されるK−1の追加の部分は、例えば、矢印948、950、及び952によって示されるように高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いて送信される3つの部分CN−1、DN−1、ANである。この例を続けると、ステップ1112において送信された他の部分は、例えば、矢印954によって示される低レート発見送信に対応する他の送信ユニットを用いて送信される部分BNである。
今度はフローチャート1100の方法による第2の例が説明される。第2の例においては、図9を検討し、及び、通信デバイスは、図9のパターンによりピア発見送信構造情報を格納すると仮定する(ステップ1104)。さらに、通信デバイスは、高レート発見送信モードにあり及び図9に示される例示された発見送信ユニットの各々を用いて送信中であると仮定する。ステップ1106において送信される第1の部分は、例えば、{AN−1、BN−1、CN−1、DN−1}の組内の部分DN−1であり、矢印934によって示される低レート発見送信リソースを用いて送信される。この例においては、発見情報の組はKの部分を有しており、ここでK=4であると仮定する。ステップ1108において送信される前に送信された部分は、例えば、(AN−1、BN−1、CN−1、DN−1}の組に属し及び矢印936によって示される高レート発見送信リソースを用いて送信される部分AN−1である。この例においては、ステップ1108の前に送信された部分は、ステップ1106の第1の部分を含む組と同じピア発見情報の組に対応する。この例を続けると、ステップ1110において送信されるK−1の追加の部分は、例えば、矢印938、940、及び942によって示されるように高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いて送信される3つの部分BN−1、CN−1、DN−1である。この例においては、第1の部分、前に送信された部分及びK−1の追加の部分はすべて、ピア発見情報の同じ組からである。この例を続けると、ステップ1112において送信される他の部分は、例えば、矢印944によって示される低レート発見送信に対応する他の送信ユニットを用いて送信される部分ANである。
今度はフローチャート1100の方法による第3の例が説明される。第3の例においては、図10を検討し、及び、通信デバイスは、図10のパターンによりピア発見送信構造情報を格納すると仮定する(ステップ1104)。さらに、通信デバイスは、高レート発見送信モードにあり及び図10に示される例示された発見送信ユニットの各々を用いて送信中であると仮定する。ステップ1106において送信される第1の部分は、例えば、{AN、BN、CN、DN}の組内の部分ANであり、矢印1044によって示される低レート発見送信リソースを用いて送信される。この例においては、発見情報の組はKの部分を有しており、ここでK=4であると仮定する。ステップ1108において送信される前に送信された部分は、例えば、BN−1であり、それは、(AN−1、BN−1、CN−1、DN−1}の組に属し及び矢印1046によって示される高レート発見送信リソースを用いて送信される。この例においては、ステップ1108の前に送信された部分は、ステップ1106の第1の部分を含む組と異なるピア発見情報の組に対応する。この例を続けると、ステップ1110において送信されるK−1の追加の部分は、例えば、矢印1048、1050、及び1052によって示されるように高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いた送信される3つの部分CN−1、DN−1、AN−1である。この例においては、前に送信される部分及びK−1の追加の部分はすべて、ピア発見情報の同じ組からである。さらに、該前に送信された部分及び該N−1の追加の部分は、該第1の部分の送信に後続する高レートピア発見送信に対応する送信ユニットを用いて連続的に送信される。この例を続けると、ステップ1112において送信される他の部分は、例えば、矢印1054によって示されるように低レート発見送信に対応する他の送信ユニットを用いて送信される部分BNである。
今度は図11のフローチャート1100による第4の例が説明される。複数のピア発見に関連するアドバタイズメント(advertisement)が送信され、一部は、低レートピア発見送信を用いて低レートで通信され、一部は、高レートピア発見送信を用いて高レートで通信される。例えば、第1のピア発見に関連するアドバタイズメントは、ステップ1106及び1112の送信を用いて低レートで通信され、第2のピア発見に関連するアドバタイズメントは、ステップ1108及び1110の送信を用いて通信される。
図12は、図12A及び図12Bの組み合わせからなり、典型的な実施形態による、発見情報を通信するためにピアツーピア通信をサポートする無線端末、例えば、モバイルノード、を動作させる典型的な方法のフローチャート1200である。無線端末は、例えば、図1のシステム100のピアツーピア通信デバイス(102、104、106、108、110)のうちの1つである。
フローチャート1200の典型的な方法は、ステップ1202において開始し、ステップ1204に進み、そこにおいて、無線端末は、ピアツーピアタイミング/周波数構造情報を格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報1206として格納する。ステップ1204の格納することは、例えば、無線端末構成及び/又は無線端末初期化プロセスの一部である。格納されたピアツーピアタイミング/周波数構造情報1206は、例えば、複数の発見間隔エアリンクリソースを特定する情報と、特定の間隔エアリンクリソースを特定のデバイス識別子と関連づける情報と、発見間隔パターンを示す情報と、を含む。格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報1206は、ピア発見送信構造を定義し、それは、ピア発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニットを含む。情報1206は、低レート発見送信のために用いられる送信ユニット及び高レート発見送信のために用いられる追加の送信ユニットを示す情報を含み、及び、低レート発見送信に関するよりも高レート発見送信に関してより多い送信ユニットを示す。図2、3、4、5、9及び/又は10において説明される情報は、格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報の一部として含めることができる情報を含む。
動作は、ステップ1204からステップ1208に進み、そこにおいて、無線端末は、基準信号を受信する。例えば、無線は、ビーコン信号、例えば、OFDMビーコン信号、を図1のビーコン送信機116から受信し、ビーン信号は、システム100において用いられるピアツーピアタイミング構造に関するタイミングを調整するために用いられる。動作は、ステップ1208からステップ1210に進む。ステップ1210において、無線端末は、ステップ1208の受信された信号に基づいてタイミング構造に関する時間を決定する。動作は、ステップ1210からステップ1212及び1216に進む。
継続方式で実行されるステップ1212において、無線端末は、タイミングを維持し及び現在の時間1214を出力し、それは、その他のステップにおいて利用される。ステップ1216に戻り、ステップ1216において、無線端末は、それが発見間隔エアリンクリソースと関連づけられたデバイスIDを保有するかどうかを検査及び決定する。それが発見間隔エアリンクリソースと関連づけられたデバイスIDを現在保有しない場合は、動作は、のちの時点における他の検査のために、ステップ1216の入力に戻る。しかしながら、無線端末が発見間隔リソースと関連づけられたデバイスIDを保有する場合は、動作は、ステップ1216から接続ノードB 1220を介してステップ1218及びステップ1240に進む。
ステップ1218に戻り、ステップ1218において、無線端末は、発見間隔送信部分を生成するために現在時間情報1214を用いて発見情報1222を処理する。図6及び7は、発見情報の典型的な処理及び発見間隔送信部分の生成を示す。動作は、ステップ1218からステップ1224に進み、そこにおいて、無線端末は、格納された発見情報組の情報1228の一部として発見間隔部分を時間タグ情報とともに格納する。ステップ1224からの出力の一例は、格納された発見情報送信部分A 1230と、格納された発見情報送信部分B 1232と、格納された発見情報部分C 1234と、格納された発見情報部分D 1236と、格納された時間タグ情報1238と、を含む情報の1つの組に関して提示される。その他の実施形態においては、部分の異なる数が発見情報の組に対応することができる。幾つかの実施形態においては、時間タグ情報は、発見情報の組とともに直接的には格納されず、むしろ間接的に格納され、例えば、発見情報の組は、無線端末がインデックス値、例えば、組N−2、組N−1、組N、と関連づけるメモリ記憶場所の組に格納される。
ステップ1240に戻り、繰り返し方式で実行されるステップ1240において、無線端末は、格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報1206及び現在時間情報1214を用いて、無線端末によって現在保有されているデバイスIDと関連づけられた発見間隔リソースを特定する。無線端末によって現在保有されているデバイス識別子と関連づけられた各々の特定された発見間隔リソースに関して、動作は、ステップ1240からステップ1242に進む。ステップ1242において、無線端末は、特定された発見間隔リソースの間隔リソースタイプを決定する。特定された間隔リソースが低レート間隔リソースであると決定された場合は、動作は、ステップ1242からステップ1244に進む。しかしながら、特定された間隔リソースが追加の間隔リソースであることを無線端末が決定した場合は、動作は、ステップ1242からステップ1246に進む。
ステップ1244に戻り、ステップ1244において、無線端末は、送信されるべき格納された発見間隔部分を特定する。ステップ1244への入力は、格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報1266と、発見情報部分を含む発見情報組1228と、を含む。動作は、ステップ1244からステップ1252に進む。ステップ1252において、無線端末は、ステップ1244から送信されるべき特定された格納された発見間隔部分を搬送する信号を生成する。次に、ステップ1254において、無線端末は、無線端末によって現在保有されているデバイスID専用のエアリンクリソース、例えば、セグメント、を用いて発見間隔中にピアツーピアタイミング構造に従って特定された発見間隔部分を搬送する生成された信号を送信する。
ステップ1246に戻り、ステップ1246において、無線端末は、発見情報を送信することに関する無線端末動作モードを決定する。無線端末が低レート発見送信モードにある場合は、動作は、ステップ1246からステップ1248に進み、ここで、デバイスは、発見間隔中に送信するのを控えるように制御される。しかしながら、デバイスが高レート発見送信モードにある場合は、動作は、ステップ1246からステップ1250に進む。ステップ1250において、無線端末は、送信されるべき格納された発見間隔部分を特定する。幾つかの実施形態においては、特定された部分は、前に送信された部分である。格納された繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造情報1206及び発見情報部分を含む発見情報組1228は、ステップ1250への入力である。
動作は、ステップ1250からステップ1256に進む。ステップ1256において、無線端末は、ステップ1250からの送信されるべき特定された格納された発見間隔部分を搬送する信号を生成する。次に、ステップ1258において、無線端末は、無線端末によって保有されているデバイスID専用のエアリンクリソース、例えば、セグメント、を用いて発見間隔中にピアツーピアタイミングタイミング/周波数構造に従ってステップ1250からの特定された発見間隔部分を搬送する生成された信号を送信する。
幾つかの実施形態においては、高レート発見送信モードにあるときには、無線端末は、ステップ1250、1256及び1258のK回の繰り返しに関してステップ1244、1252及び1254の1回の繰り返しを実行する。例えば、発見情報が4つの部分の組において生成される1つの典型的な実施形態においては、ステップ1250、1256及び1258の4回の繰り返しに対応するステップ1244、1252及び1254の1回の繰り返しが存在する。
幾つかの実施形態、例えば、プロキシング技法をサポートする実施形態、においては、発見情報部分は、追加の間隔リソースを用いて通信される。例えば、ステップ1258において通信される発見情報部分は、ステップ1254において低レート間隔リソースで前に送信されている発見間隔部分であることができ、及び幾つかの実施形態においてはステップ1254において低レート間隔リソースで前に送信されている発見間隔部分である。
幾つかのその他の実施形態においては、低レート間隔リソースを用いて送信するときには追加の間隔リソースを用いるときと異なる発見間隔部分が通信される。例えば、発見情報の第1の組は、ステップ1254の複数回の繰り返しの送信を介して低レート発見間隔リソースを用いて通信され、発見情報の第2の組は、ステップ1258の複数回の繰り返しの送信を介して追加の発見間隔リソースを用いて通信される。1つの該実施形態においては、所定の時間間隔に関してステップ1254よりも多くのステップ1258の繰り返しが存在する。
図13は、典型的な実施形態による、発見情報を送信する典型的な無線端末1300、例えば、ピアツーピアモバイルノード、の図である。無線端末1300は、例えば、図1のシステム100のピアツーピア通信デバイス(102、104、106、108、110)のうちの1つである。典型的な無線端末1300は、様々な要素がデータ及び情報を交換することができる媒体であるバス1312を介してまとめて結合された無線受信機モジュール1302と、無線送信機モジュール1304と、ユーザI/Oデバイス1308と、プロセッサ1306と、メモリ1310とを含む。幾つかの実施形態においては、無線端末1300は、例えば有線バックホールネットワークを介して無線端末をその他のネットワークノード及び/又はインターネットに結合するためのネットワークインタフェース1307も含む。
メモリ1310は、ルーチン1318と、データ/情報1320と、を含む。プロセッサ1306、例えば、CPU、は、無線端末1300の動作を制御し及び方法、例えば、図11のフローチャート1100の方法又は図12のフローチャート1200の方法、を実装するためにメモリ1310内のルーチン1318を実行し及びデータ/情報1320を使用する。
無線受信機モジュール1302、例えば、OFDM又はCDMA受信機、は、無線端末1300がピアツーピアタイミング構造に同期化するために用いられるタイミング基準信号、例えば、ビーコン信号、を受信する受信アンテナ1314に結合される。無線受信機モジュール1302は、発見情報のソースであるその他の無線端末から及び/又はその他のノード、例えば、低レートピア発見情報の部分を再送信することによってピア発見を補助している補助ノード及び/又はサーバノード、から発見情報部分を搬送する発見情報信号も受信する。
無線送信機モジュール1304、例えば、OFDM又はCDMA送信機、は、無線端末1300が発見信号を送信する送信アンテナ1316に結合される。低レート発見送信モードにおいては、無線端末1300は、それが現在保有する識別子と関連づけられた低レート発見間隔送信ユニットを用いて低レート発見間隔中に発見情報部分を送信し、その一方で、それが現在保有する識別子と関連づけられた追加の発見間隔中に発見情報部分を送信することを控える。高レート発見モードにおいては、無線端末1300は、それが現在保有する識別子と関連づけられた低レート発見間隔送信ユニットを用いて低レート発見間隔中に発見信号部分を送信し、及び、それが現在保有する識別子と関連づけられた追加の発見間隔送信ユニットを用いて追加の発見間隔中に発見信号部分を送信する。
ユーザI/Oデバイス1308は、例えば、マイクと、キーボードと、キーパッドと、スイッチと、カメラと、スピーカと、ディプレイと、等を含む。ユーザI/Oデバイス1308は、無線端末1300のユーザがデータ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、無線端末の少なくとも幾つかの機能、例えば、1つ以上のタイプの発見情報のブロードキャストを開始すること、を制御することを可能にする。ネットワークインタフェース1307は、含められている場合は、バックホールネットワークを介して無線端末1300をその他のネットワークノード及び/又はインターネットに結合するのを可能にする。
ルーチン1318は、通信ルーチン1322と、制御ルーチン1324とを含む。通信ルーチン1322は、無線端末1300によって用いられる様々な通信プロトコルを実装する。制御ルーチン1324は、低レート制御モジュール1326と、高レート制御モジュール1328と、タイミング構造格納モジュール1330と、タイミング同期化モジュール1332と、タイミング維持モジュール1334と、デバイスIDモジュール1336と、発見情報処理モジュール1338と、発見情報部分格納モジュール1340と、発見間隔特定モジュール1342と、間隔タイプ決定モジュール1344と、モード決定モジュール1346と、低レート間隔部分特定モジュール1348と、追加間隔部分特定モジュール1350と、発見信号生成モジュール1352と、を含む。
データ/情報1320は、格納されたタイミング/周波数構造情報1354と、発見エアリンクリソースと関連づけられた現在保有されるデバイス識別子を特定する情報1378と、現在時間情報1368と、通信されるべき発見情報1370と、格納された発見情報組1380と、現在の発見情報送信モードを特定する情報と1372、送信されるべき特定された部分1374と、生成された発見信号1376と、を含む。格納された発見情報組1380は、直近の発見情報組1382、例えば組Nと、それよりも古い生成された発見情報組、例えば、それよりも古い発見情報組1384、例えば、組N−1、とを含み、ここで、N及びLは、整数である。送信されるべき生成された発見情報の各組は、複数の部分を含む。この典型的な実施形態においては、組1380は、4つの部分(発見情報TX部分A 1386、発見情報TX部分B 1388、発見情報TX部分C 1390、発見情報TX部分D 1392)を含む。
格納されたタイミング/周波数構造情報1354は、無線端末1300と一時的に関連づけることができる異なる識別子に対応するピア発見間隔エアリンクリソースを特定する情報(デバイス識別子ID1のためのピア発見間隔リソースを特定する情報1356、...、デバイス識別子ID Mのためのピア発見間隔リソースを特定する情報1358)の複数の組と、マッピングパターン情報1367と、を含む。デバイス識別子ID1のためのピア発見間隔リソースを特定する情報1356は、デバイス1と関連づけられた低レートピア発見間隔送信ユニットを特定する情報1360と、デバイスID1と関連づけられた追加の発見間隔送信ユニットを特定する情報1362と、を含む。同様に、デバイス識別子ID Mのためのピア発見間隔リソースを特定する情報1358は、デバイス識別子Mと関連づけられた低レートピア発見間隔送信ユニットを特定する情報1364と、デバイス識別子Mと関連づけられた追加の発見間隔送信ユニットを特定する情報1366と、を含む。マッピングパターン情報1367は、特定の送信ユニットに対する生成された発見部分のマッピングパターンを定義する情報を含む。図2、3、4、5、9及び/又は10に関して説明される情報は、タイミング/周波数構造情報1354の一部として含まれる典型的な情報を含む。
格納されたタイミング/周波数構造情報1354は、ピア発見送信スケジュールを定義する情報を含み、その構造は、ピア発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニットを示し、格納された情報は、低レート発見送信のために用いられる送信ユニット及び高レート発見送信のために用いられる追加の送信ユニットを示す情報を含み、格納された情報は、低レート発見送信に関してよりも高レート発見送信に関してより多くの送信ユニットを示す。低レートピア間隔送信ユニットを特定する情報1360は、追加の発見間隔送信ユニットを特定する情報1362よりも少ない送信ユニット、例えば、セグメント、を特定する。同様に、低レートピア発見間隔送信ユニットを特定する情報1364は、追加の発見間隔送信ユニットを特定する情報1366よりも少ない送信ユニット、例えば、セグメント、を特定する。一実施形態においては、低レートピア発見送信ユニットと追加の送信ユニットの比は、1:4である。図5を参照。
低レート制御モジュール1326は、低レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組内のピア発見情報の一部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。例えば、無線端末1300がデバイス識別子ID Mを現在保有することを検討すると、低レート制御モジュール1354は、情報1364によって特定された送信ユニットを用いて情報1364によって特定された間隔中に発見部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。
高レート制御モジュール1328は、高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組内の前に送信される部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。例えば、無線端末1300がデバイス識別子ID Mを現在保有することを検討すると、高レート制御モジュール1328は、情報1366によって特定された送信ユニットを用いて情報1366によって特定された間隔中に発見部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御し、追加の発見間隔中に送信された発見情報部分は、前の低レート発見間隔中に以前に送信されている。
タイミング構造格納モジュール1330は、ピア発見送信構造、例えば、繰り返しタイミング/周波数構造、を定義する情報を格納する。幾つかの実施形態においては、格納は、デバイス構成動作及び/又はデバイス初期化動作の一部である。格納されたタイミング/周波数構造情報1354は、モジュール1330の出力を表す。格納されたタイミング構造情報1354は、ピア発見情報を送信するために利用可能な複数の順序が設定された送信ユニットを示す情報を含み、格納された情報は、低レート発見送信のために用いられる送信ユニット及び高レート発見送信のために用いられる追加の送信ユニットを示す情報を含み、格納された情報は、低レート発見送信に関してよりも高レート発見送信に関してより多くの送信ユニットを示す。
タイミング同期化モジュール1332は、外部の基準、例えば、受信されたビーコン信号、に関して無線端末1300内の内部タイミングを同期化し、このため、無線端末1300は、近隣のその他のピアツーピアデバイスに関して調整されたピアツーピア繰り返しタイミング構造内においてそのタイミングを有する。タイミング維持モジュール1334は、無線端末1300内のタイミングを継続的に維持し、現在時間情報1368を出力する。
デバイスIDモジュール1336は、無線端末1300によって一時的に用いられる発見間隔エアリンクリソースの組と関連づけられたデバイス識別子を取得することと、無線端末1300が該デバイス識別子を現在保有するかどうかを決定することと、現在保有されるデバイス識別子を廃棄すること、とを含む機能を実行する。
発見情報処理モジュール1338は、発見間隔送信部分を生成するために通信されるべき発見情報1370を処理する。幾つかの実施形態においては、モジュール1338の処理は、セキュアハッシュ関数演算を行うことを含む。図6及び7は、モジュール1338によって行うことができる典型的な処理を示す。発見情報部分格納モジュール1340は、モジュール1338からの処理出力を格納された発見情報組1380内に格納する。
発見情報特定モジュール1342は、繰り返しピアツーピアタイミング/周波数構造内の発見間隔エアリンクリソースが無線端末1300によって現在保有されるデバイス識別子と関連づけられているかどうかを決定する。間隔タイプ決定モジュール1344は、発見間隔エアリンクリソースが低レートピア発見間隔エアリンクリソースであるか又は追加の発見間隔エアリンクリソースであるかを決定する。モード決定モジュール1346は、発見情報の送信に関する無線端末1300の現在のモード1372、例えば、(i)無線端末1300が低レートピア発見間隔エアリンクリソースを用いて発見情報部分を送信するが追加の発見間隔エアリンクリソースを用いない低レート発見情報送信モード又は(ii)無線端末1300が低レートピア発見間隔エアリンクリソース及び追加の発見間隔エアリンクリソースの両方を用いて発見情報部分を送信する高レート発見情報送信モード、を決定する。発見間隔エアリンクリソースは、代替として発見間隔送信ユニット又は発見間隔セグメントと時々呼ばれる。
低レート部分特定モジュール1348は、格納されたタイミング/周波数構造情報1354により格納された発見情報1380から無線端末1300によって低レート発見間隔中に送信されるべき格納された発見間隔部分を特定する。追加の間隔部分特定モジュール1350は、格納されたタイミング/周波数構造情報1354により格納された発見情報1380から無線端末1300によって追加の発見間隔中に送信されるべき格納された発見間隔部分を特定する。追加の発見間隔中に送信されるべきとして特定された部分は、前の低レートピア発見間隔中に以前に送信されている部分である。送信されるべきである特定された部分1374は、モジュール1348又はモジュール1350のいずれかの出力であることができ、及び、それは、発見信号生成モジュール1352への入力である。発見信号生成モジュール1352は、送信されるべき特定された発見間隔部分を搬送するための発見信号を生成する。生成された発見信号1376は、モジュール1352の出力である。
無線送信機モジュール1304は、ピア発見情報の一部分を送信する。低レート制御モジュール1326は、低レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組の第1の部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。高レート制御モジュール1328は、高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報の組の一部分、例えば、ピア発見情報の組の前に送信された部分、を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。幾つかの場合に関して、ピア発見情報の組の前に送信された部分は、第1の部分を含むピア発見情報の組とは異なるピア発見情報の組に対応する。幾つかのその他の場合に関しては、ピア発見情報の組の前に送信された部分は、第1の部分と同じピア発見情報の組に対応する。高レート制御モジュール1328は、幾つかの実施形態においては、第1の部分の送信に後続して前に送信された部分を送信するように無線送信機モジュール1304を制御する。時々において、前に送信された部分を送信することは、低レート発見送信に対応する他の送信ユニットを用いたピア発見情報の他の部分の送信に先行する。
様々な実施形態において、第1の部分を含むピア発見情報の組は、合計Kの部分、例えば、4つの部分、を含む。幾つかの該実施形態においては、無線送信機モジュール1302は、該第1の部分及び該前に送信された部分に加えてピア発見情報の追加の部分を送信するためのものでもある。幾つかの該実施形態においては、高レート制御モジュールは、該第1の部分の送信に後続して及び該他の部分の送信の前に高レート発見送信に対応する送信ユニットを用いてピア発見情報のK−1の追加の部分を送信するように無線送信機モジュール1302を制御する。例えば、K=4を検討する。無線端末1300は、(i)第1の低レート発見送信ユニットを用いて第1の部分を、(ii)高レート送信と関連づけられた第1の追加の送信ユニットを用いて前に送信された発見部分を、(iii)高レート送信と関連づけられた第2の追加の送信ユニットを用いて第2の前に送信された発見部分を、(iv)高レート送信と関連づけられた第3の前に送信された発見部分を、(v)高レート送信と関連づけられた第4の前に送信された発見部分を、及び(vi)第2の低レート発見送信ユニットを用いて第2の部分を順に送信する。送信順序は、ある時間中において、低レート発見送信ユニットを用いて送信される第1の部分及び高レート発見送信ユニットを用いるK−1の発見部分はすべてピア発見情報の同じ組からであるような順序である。
幾つかの実施形態においては、前に送信された部分及びK−1の追加の部分は、低レート発見送信ユニットを用いた第1の部分の送信に後続する高レートピア発見送信に対応する送信ユニットを用いて連続的に送信されるように制御される。幾つかの実施形態に関しては、前に送信された部分及びK−1の追加の部分は、すべてピア発見情報の同じ組からである。図10の例を参照。幾つかのその他の実施形態においては、繰り返し構造の幾つかの間隔中に、前に送信された部分及びK−1の追加の部分は、すべてピア発見情報の同じ組からであり、他方、繰り返し構造内の幾つかのその他の間隔中においては、前に送信された部分及びK−1の追加の部分は、発見情報の2つの異なる組からのメンバーを含む。図9を参照。
図14は、ピアツーピア通信システムにおける典型的なノード及び発見情報の送信を示した図1400である。典型的なノードは、例えば、図1のピアツーピア通信デバイス(102、104、106、108、110)のうちのいずれかである。典型的なノードは、時間軸1410に沿って送信される発見信号1412によって示されるように、高レート発見モードにおいて動作中であり及び高レートで発見情報を送信中である第1の無線端末1402、例えば、ピアツーピアモバイルノード、を含む。典型的なノードは、時間軸1410に沿って送信される発見信号1414によって示されるように、低レート発見モードにおいて動作中であり及び低レートで発見情報を送信中である第2の無線端末1404、例えば、第2のピアツーピアモバイルノード、も含む。典型的なノードは、時間軸1410に沿って送信される発見信号1416によって示されるように、高レート発見モードにおいて第1の時間中に動作中であり及び高レートで発見情報を送信中であるが、低レート発見モードにおいて動作することに変更し及び発見情報を低レートで送信する第3の無線端末1406、例えば第3のピアツーピアモバイルノード、も含む。幾つかの実施形態においては、無線端末のうちの少なくとも一部は、1方のノードにおいて発見情報送信を行い、ただし他方のノードでは発見情報送信を行わない。幾つかの実施形態においては、無線端末のうちの少なくとも一部は、発見情報の送信に関してマルチモードであり、例えば、時には高レートで送信し、その他の時には低レートで送信する。
図15は、図15A及び図15Bの組み合わせからなり、典型的な実施形態による複数のピア発見モードをサポートする通信デバイス、例えば、ピアツーピア通信デバイス、を動作させる典型的な方法のフローチャート1500である。複数のピア発見モードは、発見信号が第1のレートで送信される第1の送信ピア発見モードと、ピア発見信号が第2のレートで送信される第2の送信ピア発見モードと、を含み、該第2のレートは、該第1のレートよりも高い。典型的な方法の動作は、ステップ1502において開始し、そこにおいて、通信デバイスに電源が投入されて初期化される。幾つかの実施形態においては、初期化の一部として、通信デバイスは、第1及び第2の送信ピア発見モードのうちの1つ、例えば、第1の送信ピア発見モード、に設定される。動作は、ステップ1502からステップ1504、1506、1508及び1510に進み、それらは、並行して、逐次で又は逐次/並行の組み合わせで実行することができる。
継続方式で実行されるステップ1504において、通信デバイスは、通信デバイスの位置をサーバに通信する。幾つかの実施形態においては、通信デバイスは、例えば定期的に、例えば、30分に1回、サーバを更新し、及び/又は限度、例えば、予め決められた限度、を越えている最後の報告されたポジションからの検出されたポジションの変更に応答してサーバを更新する。通信デバイスは、幾つかの実施形態においては、GPS、例えば、埋め込まれたGPS、を用いてその位置を決定する。幾つかの実施形態においては、通信デバイスは、位置情報を決定するためにその他のソース、例えば、セル塔番号、建物の標識、番地、道路標識、受信された基地局信号、オペレータからの入力、等、を用いることができる。
継続方式で実行されるステップ1506において、通信デバイスは、対象位置を特定するために用いられる情報をサーバに通信する。対象位置を特定するために用いられる通信された情報は、例えば、次、すなわち、親しい人の名前、事業の種類、事業名、例えば、レストランの名前、共通の興味、建物又は場所の名前、グループ名、アプリケーション、ゲーム、及びサービスのうちの1つ以上を含む。
継続方式で実行されるステップ1508において、通信デバイスは、対象位置のリストをサーバからダウンロードし及び/又は好ましい動作モードをサーバからダウンロードする。対象位置のリストは、親しい人、例えば、家族の構成員、友人、同僚、グループの一員、の所在場所を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、事業の所在地、例えば、レストランの所在地、ATM機の所在地、店の所在地、を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、グループの集合地点の所在場所、例えば、モール、図書館、公園エリア、通りの角、を含むことができ、及び時々含む。幾つかの実施形態においては、対象位置は、静的である必要がなく、例えば、対象位置は、動的に更新及び/又は変更される集会場所又は中間地点であることができる。幾つかの実施形態においては、ダウンロードされた位置は、GPS座標で表される。幾つかの実施形態においては、ダウンロードされた位置は、格子に基づく座標系を用いて表される。幾つかの実施形態においては、サーバからのダウンロードされた好ましい動作モードは、対象位置に関する通信デバイスの近接性の決定に基づいており、近接性の決定は、サーバによって行われる。
幾つかの実施形態においては、通信デバイスは、対象位置をサーバから得る必要がない。例えば、対象位置は、通信デバイスにおいて予めプログラミングすることができ、及び時々プログラミングされる。幾つかの実施形態においては、通信デバイスのオペレータは、ユーザによる入力を介して、位置又は地点に対象位置としてタグを付けてそれを将来の使用のためにメモリに格納することができ、例えば、自宅の所在地にタグを付ける、オフィスの所在地にタグを付けることができる。幾つかの実施形態においては、通信デバイスのユーザは、対象位置と関連づけられるべき時間−タグ情報を追加及び格納することもでき、例えば、格納された事業所在地は、労働日の指定された勤務時間中における対象位置であるとみなされる。高レートピア発見動作に対応する来歴的情報、例えば、ポジション及び/又は時間、は、格納すること及び対象地点にタグを付ける、対象地点を定義する及び/又は修飾するために用いることができる。
幾つかの実施形態においては、ステップ1508は、継続方式で定期的に実行される。幾つかのその他の実施形態においては、ステップ1508は、イベントに応答して及び/又は要求に従って実行される。
ステップ1510において、通信デバイスは、それが第1の送信ピア発見モード又は第2の送信ピア発見モードのいずれに現在は設定されているかを決定し、現在のモード設定に依存して別々に進む。通信デバイスが第1の送信ピア発見モードにある場合は、動作は、ステップ1510からステップ1512に進む。しかしながら、通信デバイスが第2の送信ピア発見モードにある場合は、動作は、ステップ1510から接続ノードA 1514を介してステップ1516に進む。
ステップ1512に戻り、ステップ1512において、通信デバイスは、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているかどうかを対象位置への近接性の関数として決定する。対象位置は、時々、他の通信デバイスの位置に対応する。対象位置は、ダウンロードされた対象位置のリストに含まれている位置であることができ、及び時々ダウンロードされた対象位置のリストに含まれている位置である。対象位置は、格納された位置であることができ、及び時々格納された位置である。例えば、格納された位置は、該通信デバイスのユーザに対応する自宅の所在地及びオフィスの所在地のうちの1つである。幾つかの実施形態においては、ステップ1512の変更条件の決定は、時間情報の関数としても行われる。例えば、変更条件トリガは、位置と時間の組み合わせ、例えば、営業日の予め決められた時間間隔中における対象位置として指定されたオフィス所在地、を含むことができる。
様々な実施形態においては、ステップ1512は、サブステップ1518、1520及び1521のうちの1つ以上を含む。サブステップ1518において、通信デバイスは、対象位置が通信デバイスの現在位置の予め決められた範囲内にあるかどうかを決定するためにその現在位置を対象位置と比較する。サブステップ1520において、通信デバイスは、受信された信号から対象位置への近接性を決定する。幾つかの実施形態においては、少なくとも幾つかの対象位置に関して、受信された信号は、対象位置から送信される。幾つかの実施形態においては、少なくとも幾つかの対象位置に関して、受信された信号は、対象位置に対する既知のポジションを有する位置から送信される。サブステップ1521において、通信デバイスは、受信された信号を介してサーバから通信された受信された好ましい動作モードが現在の動作モードと異なるかどうかを決定する。
動作は、ステップ1512からステップ1522に進む。ステップ1522において、通信デバイスは、ステップ1512の決定に基づいて進む。ステップ1512の決定が、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件は発生していないということである場合は、動作は、ステップ1522からステップ1512に進む。しかしながら、ステップ1512の決定が、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているということである場合は、動作は、ステップ1522からステップ1524に進む。ステップ1524において、通信デバイスは、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードに移行する。動作は、ステップ1524からステップ1510に進む。
ステップ1516に戻り、ステップ1516において、通信デバイスは、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの移行をトリガするために用いられる変更条件が発生しているかどうかを決定する。幾つかの実施形態においては、ステップ1516は、サブステップ1526、1528及び1529のうちの1つ以上を含む。サブステップ1526において、通信デバイスは、通信デバイスが対象位置の第2の範囲の外にあるかどうかを決定する。幾つかの実施形態においては、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの切り替えを決定する際に用いられる第2の範囲は、第2の送信ピア発見モードに切り替わるべきかどうかを決定するために用いられる第1の範囲と異なる。サブステップ1528において、通信デバイスは、第2の送信ピア発見モードへの移行を生じさせた受信された信号がもはや検出されていないか又は予め決められたスレショルドを下回るかどうかを決定する。サブステップ1529において、通信デバイスは、サーバからの受信された好ましい動作モードが現在の動作モードと異なるかどうかを決定し、受信された好ましい動作モードは、サーバによって行われる近接性決定に基づく。幾つかの実施形態においては、ステップ1516の決定の際には時間情報が用いられる。動作は、ステップ1516からステップ1530に進む。
ステップ1530において、通信デバイスは、ステップ1516の決定に基づいて進む。ステップ1516の決定が、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件は発生していないということである場合は、動作は、ステップ1530からステップ1516に進む。しかしながら、ステップ1516の決定が、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているということである場合は、動作は、ステップ1530からステップ1532に進む。ステップ1532において、通信デバイスは、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードに移行する。動作は、ステップ1532から接続ノードB 1534を介してステップ1510に進む。
幾つかの実施形態においては、第1のレートはゼロであり、第2のレートはゼロでないレートである。幾つかのその他の実施形態においては、第1及び第2のレートは、両方とも、異なるゼロでないレートである。幾つかの実施形態においては、通信デバイスは、1つのゼロのレートと2つのゼロでないレートとを含む3つのピア発見送信レートをサポートする。
図16は、典型的な実施形態による典型的な通信デバイス1600、例えば、ピアツーピアモバイル無線端末、の図である。典型的な通信デバイス1600は、例えば、図1の通信デバイス102、104、106、108、110のうちの1つである。通信デバイス1600は、ピア発見信号が第1のレートで送信される第1の送信ピア発見モードとピア発見信号が第2のレートで送信される第2の送信ピア発見モードとを含む複数のピア発見モードをサポートし、該第2のレートは、該第1のレートよりも高い。
通信デバイス1600は、様々な要素がデータ及び情報を交換することができる媒体であるバス1614を介してまとめて結合された無線受信機モジュール1602と、無線送信機モジュール1604と、プロセッサ1606と、ユーザI/Oデバイス1608と、バッテリ1612と、メモリ1610と、を含む。バス1614は、配電部分と、データシグナリング部分と、を含む。メモリ1610は、ルーチン1622と、データ/情報1624と、を含む。プロセッサ1606、例えば、CPU、は、通信デバイス1600の動作を制御し及び方法、例えば、図15のフローチャート1500の方法、を実装するためにメモリ1610内のルーチン1622を実行し及びデータ/情報1624を使用する。
無線受信機モジュール1602、例えば、OFDM又はCDMA受信機、は、通信デバイス1600がエアリンクを通じて信号を受信する受信アンテナ1618に結合される。受信された信号は、ピア発見信号と、ピアツーピアトラフィック信号と、対象位置のリストと、好ましい動作モードを示す信号と、を含む。受信されたピア発見信号1652、ダウンロードされたリスト1658及び受信された好ましいピア発見動作モード1659は、無線通信モジュール1602を介して受信されている。
無線送信機モジュール1604、例えば、OFDM又はCDMA送信機、は、通信デバイス1600がその他のデバイスに信号を送信する送信アンテナ1620に結合される。送信された信号は、ピア発見信号と、デバイス1600の現在位置情報を搬送する信号と、対象位置を特定するために用いられる情報を搬送する信号と、を含む。
ユーザI/Oデバイス1608は、例えば、マイクと、キーボードと、キーパッドと、スイッチと、カメラと、スピーカと、ディプレイと、等を含む。ユーザI/Oデバイス1608は、無線端末1600のユーザがデータ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、通信デバイスの少なくとも幾つかの機能を制御することを可能にする。ユーザI/Oデバイス1608を介して受信された入力は、例えば、通信デバイス1600のポジション情報と、対象位置のポジション情報と、通信デバイス1600の現在位置を導き出すために用いられる情報、例えば、番地又は陸標情報と、対象位置を特定するために用いられる情報、例えば、親しい人の名前、事業名、陸標、番地、事業の種類、対象となるアプリケーション、対象となるサービス、グループ、組織、事業、ゲーム指定、等を特定するために用いられる情報、とを含む。
バッテリ1612は、通信デバイス1600に電力を供給するために時々用いられる。複数のピア発見モードをサポートすることは、ピア発見動作に関して格納されたバッテリエネルギーを効率的に用いるための方法及び装置の実装を容易にし、それによってバッテリ充電間の延長された動作継続時間を可能にする。
幾つかの実施形態においては、通信デバイス1600は、ネットワークインタフェース1616を含み、それは、有線バックホールネットワークを介して通信デバイスをその他のネットワークノード及び/又はインターネットに結合することを可能にする。
ルーチン1622は、通信ルーチン1626と、制御ルーチン1628とを含む。通信ルーチン1626は、無線デバイス1600によって用いられる様々な通信プロトコルを実装する。制御ルーチン1628は、第1の近接性条件検出モジュール1630と、第1のモード移行制御モジュール1634と、ダウンローディングモジュール1636と、位置報告モジュール1638と、対象位置通信モジュール1640と、受信信号電力測定モジュール1642と、受信信号モニタリングモジュール1644と、第2の近接性条件検出モジュール1646と、第2のモード移行制御モジュールと、ピア発見信号生成モジュール1650と、好ましいモードと現在のモードの比較モジュール1651と、を含む。第1の近接性条件検出モジュール1630は、位置比較モジュール1632を含む。
データ/情報1624は、受信されたピア発見信号1652と、現在位置情報1654と、対象位置を特定するために用いられる情報1656と、サーバからのダウンロードされた対象位置のリスト1658と、受信された好ましいピア発見動作モード1659と、受信信号電力測定情報1660と、現在のモード1662と、タイミング/周波数構造情報1664と、対象位置までの推定された距離1672と、信号レベルスレショルド情報1674と、第1から第2のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1676と、第2から第1のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1678と、格納された時間スケジュール情報1680と、送信のための生成されたピア発見信号1670と、を含む。
第1の近接性条件検出モジュール1630は、通信デバイス1600が第1の送信ピア発見動作モードにある間に、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生しているかどうかを決定するように構成される。第1のモード移行制御モジュール1634は、近接性に基づく変更条件が発生していることを第1の近接性条件検出モジュール1630が検出したときに第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードに移行するように通信デバイス1600を制御する。近接性に基づくは、例えば、対象位置に関するものである。対象位置は、固定された場所の通信デバイス又は移動通信デバイスであることができる他の通信デバイスの位置に対応することができ、及び時々対応する。
位置比較モジュール1632は、対象位置が該通信デバイスの現在位置の予め決められた範囲内にあるかどうかを決定するためにその現在位置を対象位置の位置と比較するように構成される。位置比較モジュールは、比較を行うために、ダウンロードされたリスト1658からの現在位置情報1654及び対象位置情報及び第1から第2のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1676を用いる。
ダウンローディングモジュール1636は、幾つかの実施形態においては、対象位置のリストをサーバからダウンロードするように構成される。情報1658は、ダウンローディングモジュール1636によってダウンロードされているリストである。対象位置のリストは、親しい人の所在場所を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、事業の所在地を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、グループの集合地点の所在地を含むことができ、及び時々含む。
ダウンローディングモジュール1636は、幾つかの実施形態においては、好ましい動作モードをダウンロードするように構成される。例えば第1の送信ピア発見モード及び第2の送信ピア発見モードのうちの1つを示す受信された好ましい動作モード1659は、ダウンローディングモジュール1636によってダウンロードされている。
位置報告モジュール1638は、通信デバイス1600の位置及び/又は通信デバイス1600の位置を導き出すために用いられる情報、例えば、GPS座標情報、UTM座標情報、番地、陸標識別情報、郵便番号、等をサーバに通信するように構成される。対象位置通信モジュール1640は、対象位置を特定するために用いられる情報をサーバに通信するように構成される。該情報は、例えば、親しい人の名前と、事業の種類と、レストラン名と、共通の興味と、サービスと、等、を含む。
受信信号電力測定モジュール1642は、受信された信号の電力を測定し、受信された信号は、対象位置と既知のポジション関係を有するポジションから送信される。ポジション関係は、信号が対象位置から送信されるようなポジション関係であることができる。ポジション関係は、信号が対象位置からの予め決められた既知のずれた位置(offset)から送信されるようなポジション関係であることができる。幾つかの実施形態においては、受信された信号は、ビーコン信号、例えば、1つの又は幾つかのトーンにおいて高い電力集中を有するOFDMビーコン信号、である。幾つかの実施形態においては、受信された信号は、ピアデバイスからのビーコン信号である。幾つかの実施形態において、受信された信号は、受信されたピア発見信号である。様々な実施形態において、第1の近接性条件検出モジュール1630は、受信された信号の電力から対象位置からの距離を推定するように構成される。受信信号電力測定情報1660は、位置1672までの推定された距離を決定するために第1の近接性条件検出モジュール1630によって用いられるモジュール1642の出力である。
受信信号モニタリングモジュール1644は、第2の送信ピア発見モードへの移行を生じさせた受信された信号がもはや検出されないか又は予め決められたスレショルド、例えば、信号レベルスレショルド情報1674に含まれるスレショルド、を下回るときを決定するように構成される。
第2のモード移行制御モジュール1648は、第2の送信ピア発見モードへの移行を生じさせた信号がもはや検出されないか又は予め決められたスレショルドを下回ることを受信信号モニタリングモジュール1644が決定したときに第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードに切り替わるように通信デバイスを制御するように構成される。
第2の近接性条件検出モジュール1646は、通信デバイス1600が第2の送信ピア発見動作モードにある間に、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生したかどうかを決定するように構成される。幾つかの実施形態においては、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生しているかどうかを決定することは、通信デバイス1600が該対象位置の第2の範囲の外にあるかどうかを決定することを含み、第2の範囲は、第2の送信ピア発見モードに切り替わるべきかどうかを決定するために用いられる第1の範囲と異なる。第2のモード移行制御モジュール1648は、第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生していることを第2の近接性条件検出モジュール1646が検出したときに第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードに移行するように通信デバイス1600を制御する。
ピア発見信号生成モジュール1650は、無線送信機モジュール1604によって送信されるべきピア発見信号1670を生成する。生成されたピア発見信号1670は、情報1666によって特定され及び通信デバイス1600と現在関連づけられているデバイス識別子に対応する第1の送信ピア発見モードエアリンクリソース、例えば、ピア発見セグメント、を用いて現在のモード1662によって特定された場合における第1の送信ピア発見モードにあるときに、第1のレート、例えば、低レート、で送信される。生成されたピア発見信号1670は、情報1668によって特定され及び通信デバイス1600と現在関連づけられているデバイス識別子に対応する第2の送信ピア発見モードエアリンクリソース、例えば、ピア発見セグメント、を用いて現在のモード1662によって特定された場合における第2の送信ピア発見モードにあるときに、第2のレート、例えば、高レート、で送信される。
好ましいモードと現在のモードの比較モジュール1651は、受信された好ましいピア発見動作モードを通信デバイス1600の現在の動作モードと比較する。モジュール1651の比較の決定は、第1の近接性条件検出モジュール1630及び/又は第2の近接性条件検出モジュール1646に転送され、そこで、それは、モード変更をトリガするための変更条件が発生しているかどうかを決定するために利用することができ、及び時々利用される。
格納された時間スケジュール情報1680は、第1の送信ピア発見モードから第2のピア発見モードへの移行が生じるべきか及び/又は第2の送信ピア発見モードから第1の送信ピア発見モードへの移行が生じるべきかを決定する際に位置情報に加えて又は位置情報の代わりに用いることができる時間情報を含む。例えば、該情報は、第1の近接性条件検出モジュールによって用いることができる。例えば、格納された時間スケジュール情報1680は、モード変更決定を行うときに親しい人又は対象位置の組を考慮すべき時間ウィンドウを相関させる情報を含むことができる。例えば、仕事上の同僚の近接性は、労働日のある勤務時間中には対象となることがあるが、その他の時間中にはならないであろう。他の例として、グループのメンバーの近接性は、グループの会合又は集合のために指定された時間間隔中には対象となることがあるが、その他の時間中にはならないであろう。格納された時間スケジュール情報1680は、ユーザインタフェースを介して入力することができ及び/又はダウンロードすることができる。
幾つかの実施形態においては、第1のレートはゼロであり、第2のレートはゼロでないレートである。幾つかのその他の実施形態においては、第1及び第2のレートは、両方とも、異なるゼロでないレートである。幾つかの実施形態においては、通信デバイス1600は、1つのゼロのレートと2つのゼロでないレートとを含む3つのピア発見送信レートをサポートする。
図17は、図17A及び図17Bの組み合わせからなり、典型的な実施形態による複数のピア発見モードをサポートする通信デバイス、例えば、ピアツーピア通信デバイス、を動作させる典型的な方法のフローチャート1700である。複数のピア発見モードは、発見信号が第1のレートでモニタリングされる第1の受信ピア発見モードとピア発見信号が第2のレートでモニタリングされる第2の受信ピア発見モードとを含み、該第2のレートは、該第1のレートよりも高い。典型的な方法の動作は、ステップ1702において開始し、そこにおいて、通信デバイスに電源が投入されて初期化される。幾つかの実施形態においては、初期化の一部として、通信デバイスは、第1の及び第2の受信ピア発見モードのうちの1つ、例えば、第1の受信ピア発見モード、に設定される。動作は、ステップ1702からステップ1704、1706、1708及び1710に進み、それらは、並行して、逐次で又は逐次/並行の組み合わせで実行することができる。
継続方式で実行されるステップ1704において、通信デバイスは、通信デバイスの位置をサーバに通信する。継続方式で実行されるステップ1706において、通信デバイスは、対象位置を特定するために用いられる情報をサーバに通信する。対象位置を特定するために用いられる通信された情報は、例えば、次、すなわち、親しい人の名前、事業の種類、事業名、例えば、レストランの名前、建物又は場所の名前、グループ又は協会の名前、共通の興味、及びサービスのうちの1つ以上を含む。継続方式で実行されるステップ1708において、通信デバイスは、対象位置のリストをサーバからダウンロードし及び/又は好ましい動作モードをサーバからダウンロードする。対象位置のリストは、親しい人の所在場所を含むことができ、時々含む。対象位置のリストは、事業地を含むことができ、時々含む。対象位置のリストは、グループの集合地点の所在場所を含むことができ、及び時々含む。幾つかの実施形態においては、サーバからのダウンロードされた好ましい動作モードは、対象位置に関する通信デバイスの近接性の決定の際に基づいており、近接性の決定は、サーバによって行われる。幾つかの実施形態においては、ステップ1708は、継続方式で定期的に行われる。幾つかのその他の実施形態においては、ステップ1708は、イベントに応答して及び/又は要求に後続して行われる。
ステップ1710において、通信デバイスは、それが第1の受信ピア発見モード又は第2の受信ピア発見モードのいずれに現在は設定されているかを決定し、現在のモード設定に依存して別々に進む。通信デバイスが第1の受信ピア発見モードにある場合は、動作は、ステップ1710からステップ1712に進む。しかしながら、通信デバイスが第2の受信ピア発見モードにある場合は、動作は、ステップ1710から接続ノードA 1714を介してステップ1716に進む。
ステップ1712に戻り、ステップ1712において、通信デバイスは、第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているかどうかを対象位置への近接性の関数として決定する。対象位置は、時々、他の通信デバイスの位置に対応する。対象位置は、ダウンロードされた対象位置のリストに含まれている位置であることができ、及び時々ダウンロードされた対象位置のリストに含まれている位置である。対象位置は、格納された対象位置であることができ、及び時々格納された対象位置である。例えば、格納された位置は、該通信デバイスのユーザに対応する自宅の所在地及びオフィスの所在地のうちの1つである。幾つかの実施形態においては、ステップ1712の変更条件の決定は、時間情報の関数としても行われる。例えば、変更条件トリガは、位置近接性基準と時間基準の組み合わせ、例えば、営業日の予め決められた時間間隔中に生じる対象位置として指定されたオフィス所在地への近接性、を含むことができる。
様々な実施形態において、ステップ1712は、サブステップ1718、1720及び1721のうちの1つ以上を含む。サブステップ1718において、通信デバイスは、対象位置が通信デバイスの現在位置の予め決められた範囲内にあるかどうかを決定するためにその現在位置を対象位置の位置と比較する。サブステップ1720において、通信デバイスは、受信された信号から対象位置への近接性を決定する。幾つかの実施形態においては、少なくとも幾つかの対象位置に関しては、受信された信号は、対象位置から送信される。幾つかの実施形態においては、少なくとも幾つかの対象位置に関しては、受信された信号は、対象位置に関して既知のポジションを有する位置から送信される。サブステップ1721において、通信デバイスは、受信された信号を介してサーバから通信された受信された好ましい動作モードが現在の動作モードと異なるかどうかを決定する。
動作は、ステップ1712からステップ1722に進む。ステップ1722において、通信デバイスは、ステップ1712の決定に基づいて進む。ステップ1712の決定が、第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件は発生していないということである場合は、動作は、ステップ1722からステップ1712に進む。しかしながら、ステップ1712の決定が、第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているということである場合は、動作は、ステップ1722からステップ1724に進む。ステップ1724において、通信デバイスは、第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードに移行する。動作は、ステップ1724からステップ1710に進む。
ステップ1716に戻り、ステップ1716において、通信デバイスは、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているかどうかを決定する。幾つかの実施形態においては、ステップ1716は、サブステップ1726、1728、及び1729のうちの1つ以上を含む。ステップ1726において、通信デバイスは、通信デバイスが対象位置の第2の範囲の外にあるかどうかを決定する。幾つかの実施形態においては、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードに移行すべきかどうかを決定する際に用いられる該第2の範囲は、第2の受信ピア発見モードに切り替わるべきかどうかを決定する際に用いられる第1の範囲と異なる。サブステップ1728において、通信デバイスは、第2の受信ピア発見モードへの移行を生じさせた受信された信号がもはや検出されていないか又は予め決められたスレショルドを下回るかどうかを決定する。サブステップ1729において、通信デバイスは、サーバからの受信された好ましい動作モードが現在の動作モードと異なるかどうかを決定し、ここで、受信された好ましい動作モードは、サーバによって行われた近接性決定に基づく。幾つかの実施形態においては、ステップ1716の決定の際には時間情報が用いられる。動作は、ステップ1716から1730に進む。
ステップ1730において、通信デバイスは、ステップ1716の決定に基づいて進む。ステップ1716の決定が、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件は発生していないということである場合は、動作は、ステップ1730からステップ1716に進む。しかしながら、ステップ1716の決定が、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているということである場合は、動作は、ステップ1730からステップ1732に進む。ステップ1732において、通信デバイスは、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードに移行する。動作は、ステップ1732から接続ノードB 1734を介してステップ1710に進む。
幾つかの実施形態においては、第1のレートはゼロであり、第2のレートはゼロでないレートである。幾つかのその他の実施形態においては、第1及び第2のレートは、両方とも、異なるゼロでないレートである。幾つかの実施形態においては、通信デバイスは、1つのゼロのレートと2つのゼロでないレートとを含む3つのピア発見モニタリングレートをサポートする。
図18は、典型的な実施形態による典型的な通信デバイス1800、例えば、ピアツーピアモバイル無線端末、の図である。典型的な通信デバイス1800は、例えば、図1の通信デバイス102、104、106、108、110のうちの1つである。通信デバイス1800は、ピア発見信号が第1のレートでモニタリングされる第1の受信ピア発見モードと、ピア発見信号が第2のレートでモニタリングされる第2の受信ピア発見モードとを含む複数のピア発見モードをサポートし、該第2のレートは、該第1のレートよりも高い。
通信デバイス1800は、様々な要素がデータ及び情報を交換することができる媒体であるバス1814を介してまとめて結合された無線受信機モジュール1802と、無線送信機モジュール1804と、プロセッサ1806と、ユーザI/Oデバイス1808と、バッテリ1812と、メモリ1810と、を含む。バス1814は、配電部分と、データシグナリング部分と、を含む。メモリ1810は、ルーチン1822と、データ/情報1824と、を含む。プロセッサ1806、例えば、CPU、は、通信デバイス1800の動作を制御し及び方法、例えば、図17のフローチャート1700の方法、を実装するためにメモリ1810内のルーチン1822を実行し及びデータ/情報1824を使用する。
無線受信機モジュール1802、例えば、OFDM又はCDMA受信機、は、通信デバイス1800がエアリンクを通じて信号を受信する受信アンテナ1818に結合される。受信された信号は、ピア発見信号と、ピアツーピアトラフィック信号と、対象位置のリストと、好ましい動作モードを示す信号と、を含む。受信されたピア発見信号1852、ダウンロードされたリスト1858及び受信された好ましいピア発見動作モード1859は、無線通信モジュール1802を介して受信されている。
無線送信機モジュール1804、例えば、OFDM又はCDMA送信機、は、通信デバイス1800がその他のデバイスに信号を送信する送信アンテナ1820に結合される。送信された信号は、ピア発見信号と、デバイス1800の現在位置情報を搬送する信号と、対象位置を特定するために用いられる情報を搬送する信号と、を含む。
ユーザI/Oデバイス1808は、例えば、マイクと、キーボードと、キーパッドと、スイッチと、カメラと、スピーカと、ディプレイと、等を含む。ユーザI/Oデバイス1808は、無線通信デバイス1800のユーザがデータ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、通信デバイスの少なくとも幾つかの機能を制御することを可能にする。ユーザI/Oデバイス1808を介して受信された入力は、例えば、通信デバイス1800のポジション情報と、対象位置のポジション情報と、通信デバイス1800の現在位置を導き出すために用いられる情報、例えば、番地又は陸標情報と、対象位置を特定するために用いられる情報、例えば、親しい人の名前、事業名、陸標、番地、事業の種類、対象となるアプリケーション、対象となるサービス、グループ、組織、事業、ゲーム指定、等を特定するために用いられる情報、とを含む。
バッテリ1812は、通信デバイス1800に電力を供給するために時々用いられる。複数のピア発見モードをサポートすることは、ピア発見動作に関して格納されたバッテリエネルギーを効率的に用いるための方法及び装置の実装を容易にし、それによってバッテリ充電間の延長された動作継続時間を可能にする。
幾つかの実施形態においては、通信デバイス1800は、ネットワークインタフェース1816を含み、それは、有線バックホールネットワークを介して通信デバイスをその他のネットワークノード及び/又はインターネットに結合することを可能にする。
ルーチン1822は、通信ルーチン1826と、制御ルーチン1828とを含む。通信ルーチン1826は、通信デバイス1800によって用いられる様々な通信プロトコルを実装する。制御ルーチン1828は、第1の近接性条件検出モジュール1830と、第1のモード移行制御モジュール1834と、ダウンローディングモジュール1836と、位置報告モジュール1838と、対象位置モジュール1840と、受信信号電力測定モジュール1842と、受信信号モニタリングモジュール1844と、第2の近接性条件検出モジュール1846と、第2のモード移行制御モジュール1848と、ピア発見信号生成モジュール1850と、無線受信機制御モジュール1851と、受信された好ましいモードと現在のモードの比較モジュール1849と、を含む。第1の近接性条件検出モジュール1830は、位置比較モジュール1832を含む。
データ/情報1824は、受信されたピア発見信号1852と、現在位置情報1854と、対象位置を特定するために用いられる情報1856と、サーバからのダウンロードされた対象位置のリスト1858と、受信された好ましいピア発見動作モード1859と、受信信号電力測定情報1860と、現在のモード1862と、タイミング/周波数構造情報1864と、対象位置までの推定された距離1872と、信号レベルスレショルド情報1874と、第1から第2のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1876と、第2から第1のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1878と、格納された時間スケジュール情報1880と、送信のための生成されたピア発見信号1870と、を含む。
第1の近接性条件検出モジュール1830は、通信デバイス1800が第1の受信ピア発見動作モードにある間に、第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生しているかどうかを決定するように構成される。第1のモード移行制御モジュール1834は、近接性に基づく変更条件が発生していることを第1の近接性条件検出モジュール1830が検出したときに第1の受信ピア発見モードから第2の受信ピア発見モードに移行するように通信デバイス1800を制御する。近接性は、例えば、対象位置に関する。対象位置は、固定された場所の通信デバイス又は移動通信デバイスであることができる他の通信デバイスの位置に対応することができ、及び時々対応する。
位置比較モジュール1832は、対象位置が該通信デバイスの現在位置の予め決められた範囲内にあるかどうかを決定するためにその現在位置を対象位置と比較するように構成される。位置比較モジュール1832は、比較及び決定を行うために、現在位置情報1854及びダウンロードされたリストからの対象位置情報1858及び第1から第2のモードへの移行決定のために用いられる対象位置までの範囲情報1876、例えば、トリガ基準、を用いる。
ダウンローディングモジュール1836は、幾つかの実施形態においては、対象位置のリストをサーバからダウンロードするように構成される。情報1858は、ダウンローディングモジュール1636によってダウンロードされているリストである。対象位置のリストは、親しい人の所在場所を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、事業の所在地を含むことができ、及び時々含む。対象位置のリストは、グループの集合地点の所在場所を含むことができ、及び時々含む。
ダウンローディングモジュール1836は、幾つかの実施形態においては、好ましい動作モードをダウンロードするように構成される。例えば、第1の受信ピア発見モード及び第2の受信ピア発見モードのうちの1つを示す受信された好ましい動作モード1859は、ダウンローディングモジュール1836によってダウンロードされている。
位置報告モジュール1838は、通信デバイス1800の位置及び/又は通信デバイス1800の位置を導き出すために用いられる情報、例えば、GPS座標情報、UTM座標情報、番地、陸標識別情報、郵便番号、をサーバに通信するように構成される。対象位置通信モジュール1840は、対象位置を特定するために用いられる情報をサーバに通信するように構成される。該情報は、例えば、親しい人の名前と、事業の種類と、レストラン名と、共通の興味と、サービスと、等、を含む。
受信信号電力測定モジュール1842は、受信された信号の電力を測定し、受信された信号は、対象位置と既知のポジション関係を有するポジションから送信される。ポジション関係は、信号が対象位置から送信されるようなポジション関係であることができる。ポジション関係は、信号が対象位置からの予め決められた既知のずれた位置から送信されるようなポジション関係であることができる。幾つかの実施形態においては、受信された信号は、ビーコン信号、例えば、1つの又は幾つかのトーンにおいて高い電力集中を有するOFDMビーコン信号、である。幾つかの実施形態においては、受信された信号は、ピアデバイスからのビーコン信号である。幾つかの実施形態においては、受信された信号は、受信されたピア発見信号である。様々な実施形態においては、第1の近接性条件検出モジュール1830は、受信された信号の電力から対象位置からの距離を推定するように構成される。受信信号電力測定情報1860は、位置1872までの推定距離を決定するために第1の近接性条件検出モジュール1830によって用いられるモジュール1842の出力である。
受信信号モニタリングモジュール1844は、第2の受信ピア発見モードへの移行を生じさせた受信された信号がもはや検出されないか又は予め決められたスレショルド、例えば、信号レベルスレショルド情報1874に含まれるスレショルド、を下回るときを決定するように構成される。
第2のモード移行制御モジュール1848は、第2の受信ピア発見モードへの移行を生じさせた信号がもはや検出されないか又は予め決められたスレショルドを下回ることを受信信号モニタリングモジュール1844が決定したときに第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードに切り替わるように通信デバイスを制御するように構成される。
第2の近接性条件検出モジュール1846は、通信デバイス1800が第2の受信ピア発見動作モードにある間に、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生しているかどうかを決定するように構成される。幾つかの実施形態においては、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生しているかどうかを決定することは、通信デバイス1800が該対象位置の第2の範囲の外にあるかどうかを決定することを含み、第2の範囲は、第2の受信ピア発見モードに切り替わるべきかどうかを決定するために用いられる第1の範囲と異なる。第2のモード移行制御モジュール1848は、第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる近接性に基づく変更条件が発生していることを第2の近接性条件検出モジュール1846が検出したときに第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードに移行するように通信デバイス1800を制御する。
ピア発見信号生成モジュール1850は、無線送信機モジュール1804によって送信されるべきピア発見信号1870を生成する。無線受信機制御モジュール1651は、通信デバイス1800が第1の受信ピア発見モードエアリンクリソース情報1866によって特定されたエアリンクリソース、例えば、セグメント、を用いて第1の受信ピア発見モードで動作中であることを現在のモード1862が示すときに、第1のレート、例えば、低レート、で発見信号の有無をモニタリングするように無線受信機モジュール1802を制御する。無線受信機制御モジュール1851は、通信デバイス1800が第2の受信ピア発見モードエアリンクリソース情報1868によって特定されたエアリンクリソース、例えば、セグメント、を用いて第2の受信ピア発見モードで動作中であることを現在モード1862が示すときに、第2のレート、例えば、高レート、で発見信号の有無をモニタリングするように無線受信機モジュール1802を制御する。無線受信機制御モジュール1851は、幾つかの実施形態においては、例えば、第2の受信ピア発見モードと関連づけられた追加の発見間隔中にモニタリングしていないときには第1の受信ピア発見モードにおける何らかの受信機機能を停止させることによって、第2の受信ピア発見モードにある間よりも第1の受信ピア発見モードにある間の方がより少ない平均電力を消費するように無線受信機モジュール1802を制御し、それによりバッテリ電力を節約する。
受信された好ましいモードと現在のモードの比較モジュール1849は、受信された好ましい動作モードを通信デバイス1800の現在の動作モードと比較する。モジュール1849の比較の決定は、第1の近接性条件検出モジュール1830及び/又は第2の近接性条件検出モジュール1846に転送され、そこで、それは、モード変更をトリガするための変更条件が発生しているかどうかを決定するために利用することができ、及び時々利用される。
格納された時間スケジュール情報1880は、第1の受信ピア発見モードから第2の受信発見ピアモードへの移行が生じるべきか及び/又は第2の受信ピア発見モードから第1の受信ピア発見モードへの移行が生じるべきかを決定する際に位置情報に加えて又は位置情報の代わりに用いることができる時間情報を含む。例えば、該情報は、第1の近接性条件検出モジュール1830によって用いることができる。例えば、格納された時間スケジュール情報1880は、モード変更決定を行うときに親しい人又は対象位置の組を考慮すべき時間ウィンドウを相関させる情報を含むことができる。例えば、仕事上の同僚の近接性は、労働日のある勤務時間中には対象となることがあるが、その他の時間中にはならないであろう。他の例として、グループのメンバーの近接性は、グループの会合又は集合のために指定された時間間隔中には対象となることがあるが、その他の時間中にはならないであろう。格納された時間スケジュール情報1880は、ユーザインタフェースを介して入力することができ及び/又はダウンロードすることができる。
幾つかの実施形態においては、第1のレートはゼロであり、第2のレートはゼロでないレートである。幾つかのその他の実施形態においては、第1及び第2のレートは、両方とも、異なるゼロでないレートである。幾つかの実施形態においては、通信デバイス1800は、1つのゼロのレートと2つのゼロでないレートとを含む3つのピア発見モニタリングレートをサポートする。
図19は、典型的な実施形態による高レートピア発見送信モード及び低レートピア発見送信モードをサポートする通信デバイスにおける典型的な動作を示した図1900である。図1900は、図15のフローチャート1500及び/又は図16の通信デバイス1600に対応することができる。
通信デバイスの動作は、開始ステップ1902において開始し、そこにおいて、通信デバイスに電源が投入され及び初期化される。この実施形態においては、電源投入に後続し、通信デバイスは、矢印1906によって示されるように、高レート送信ピア発見状態1904に設定される。高レート送信ピア発見状態1904にある間に、通信デバイスは、高レートで発見情報部分を搬送する発見情報信号を送信する。高レートTXピア発見状態1904にある間に、 通信デバイスは、同じく、継続方式で、矢印1908及び動作1910によって示されるように高から低への移行のための移行トリガを検出するためのモニタリングを行う。幾つかの典型的な移行トリガが、図15のフローチャート1500のブロック1516に関して説明される。動作1910のモニタリングがトリガを検出しない場合は、通信デバイスは、矢印1912によって示されるように高レートTXピア発見状態1904において継続する。しかしながら、動作1910のモニタリングがトリガを検出した場合は、通信デバイスは、矢印1914によって示されように低レートTXピア発見状態1906に移行する。
低レート送信ピア発見状態1906にある間に、通信デバイスは、低レートで発見情報部分を搬送する発見情報信号を送信する。低レートTXピア発見状態1906にある間に、通信デバイスは、同じく、継続方式で、矢印1916及び動作1918によって示されるように低から高への移行のための移行トリガを検出するためのモニタリングを行う。幾つかの典型的な移行トリガが、図15のフローチャート1500のブロック1512に関して説明される。動作1918のモニタリングがトリガを検出しない場合は、通信デバイスは、矢印1920によって示されるように低レートTXピア発見状態1906において継続する。しかしながら、動作1918のモニタリングがトリガを検出した場合は、通信デバイスは、矢印1922によって示されように高レートTXピア発見状態1904に移行する。
図20は、典型的な実施形態による高レートピア発見受信モード及び低レートピア発見受信モードをサポートする通信デバイスにおける典型的な動作を示した図2000である。図2000は、図17のフローチャート1700及び/又は図18の通信デバイス1800に対応することができる。
通信デバイスの動作は、開始ステップ2002において開始し、そこにおいて、通信デバイスに電源が投入され及び初期化される。この実施形態においては、電源投入に後続し、通信デバイスは、矢印2006によって示されるように、高レート受信ピア発見状態2004に設定される。高レート受信ピア発見状態2004にある間に、通信デバイスは、高レートで発見情報部分を搬送する発見情報信号をモニタリングする。高レートRXピア発見状態2004にある間に、通信デバイスは、同じく、継続方式で、矢印2008及び動作2010によって示されるように高から低への移行のための移行トリガを検出するためのモニタリングを行う。幾つかの典型的な移行トリガが、図17のフローチャート1700のブロック1716に関して説明される。動作2010のモニタリングがトリガを検出しない場合は、通信デバイスは、矢印2012によって示されるように高レートRXピア発見状態2004において継続する。しかしながら、動作2010のモニタリングがトリガを検出した場合は、通信デバイスは、矢印2014によって示されるように低レートRXピア発見状態2006に移行する。
低レート受信ピア発見状態2006にある間に、通信デバイスは、低レートで発見情報部分を搬送する発見情報信号をモニタリングする。低レートRXピア発見状態2006にある間に、通信デバイスは、同じく、継続方式で、矢印2016及び動作2018によって示されるように低から高への移行のための移行トリガを検出するためのモニタリングを行う。幾つかの典型的な移行トリガが、図17のフローチャート1700のブロック1712に関して説明される。動作2018のモニタリングがトリガを検出しない場合は、通信デバイスは、矢印2020によって示されるように低レートRXピア発見状態2006において継続する。しかしながら、動作2018のモニタリングがトリガを検出した場合は、通信デバイスは、矢印2022によって示されるように高レートRXピア発見状態2004に移行する。
様々な実施形態において、典型的な通信デバイスは、高及び低レートのTXピア発見動作モード及び高及び低レートのRXピア発見動作モードをサポートする。従って、通信デバイスは、図15のフローチャート1500及び図17のフローチャート1700の両方の方法を実行することができ、及び時々実行し、及び/又は図16の通信デバイス1600及び図18の通信デバイス1800に関して説明される要素、例えば、プロセッサ、モジュール及び/又はメモリ、等、を含むことができ、及び時々含む。幾つかの実施形態においては、TXピア発見モード及びRXピア発見モードは、独立しており、例えば、TXモード及びRXモードに関する移行を決定するために異なるトリガ基準が実装される。幾つかの該実施形態においては、通信デバイスは、低レート受信ピア発見モードにある間に時々高レート送信ピア発見モードになることができ、又は、通信デバイスは、代替として、高レート受信ピア発見動作モードにある間に低レート送信ピア発見動作モードになることができる。
幾つかの実施形態においては、TXピア発見モード移行は、対応するRXピア発見モード移行、例えば、送信動作及び受信動作の両方に適用可能であるピア発見モードを有する通信デバイス、と結合される。
図21乃至24は、複数のピア発見モードをサポートする無線通信デバイスがモード移行決定をポジション情報の関数として決定する1つの典型的な実施形態における特徴を説明するために用いられる。図2100は、典型的な通信デバイス(デバイス1 2102、デバイス2 2104、デバイス3 2106、及びデバイス4 2108)と、サーバノード2110と、を含む。デバイス(2102、2104、2106、2108)は、例えば、図15、図16、図17及び/又は図18により実装される無線通信デバイス、例えば、ピアツーピアモバイル通信デバイス、である。デバイス3 2106は、現在はオペレータのジョン何某と関連づけられている。通信デバイス(2102、2104、2106、2108)の各々は、例えば、埋め込まれたGPS受信機の出力からその現在のポジションを決定し、信号(2112、2114、2116、2118)によってそれぞれ示されるようにサーバに対してそのポジションを通信する。サーバノード2110は、通信されたデバイスポジション情報を受信し及び将来の使用のためにそれを格納する。
図22の図2200は、デバイス1 2102とサーバノード2110との間でのシグナリングの交換を示す。幾つかの実施形態においては、シグナリングの交換は、直接的な無線通信交換である。幾つかの実施形態においては、デバイス1 2102とサーバノード2110との間のシグナリング交換は、いずれかの数の中間ノードを介する。幾つかの該実施形態においては、サーバは、無線インタフェースを含まない。幾つかの該実施形態においては、サーバは、有線及び無線の両方の通信をサポートするワイドエリアネットワークノード、例えば、基地局、に対して有線ネットワークを介して結合される。該実施形態においては、基地局は、無線デバイス、例えば、デバイス1 2102、とサーバノードとの間の中間ノードであることができる。デバイス1 2102は、ここでは低レートピア発見モードにあり、親友のジョン何某と通信したいと判断する。デバイス1 2102は、ジョン何某によって操作中のデバイスのポジションを知りたいことを明確化する情報を含む情報要求信号2202を生成し及びサーバノード2110に送信する。サーバノード2110は、格納されたデバイス3識別情報を取り出し、信号2204を生成し及びジョン何某に対応するデバイス3の位置を特定する情報を搬送する信号2204を送信する。
図23の図2300は、デバイス1 2102がブロック2302によって示されるように低レート発見モードにあることを示す。デバイス1 2102は、矢印2304によって示されるようにデバイス3 2106までの範囲推定を行う。範囲推定は、それ自体の決定された現在のポジション及び信号2204においてサーバノード2110からダウンロードされたポジション情報を用いて行われる。デバイス1 2102は、その範囲推定2304と低から高へのモード切り替え境界基準2306との間の比較に基づいて高レート発見モードに変更すべきかどうかを決定する。この時点において、範囲2304は、境界2306を越えており、このため、デバイス1 2102は、低レートピア発見モードにとどまる。
図24の図2400は、デバイス1 2102がデバイス3 2106により近いのちの時点を示す。この場合は、デバイス1範囲推定値2402は、低モードから高モードへの切り替え境界2406と等しいか又はそれよりも小さく、このため、デバイス1 2102は、ブロック2406によって示されるように低レートピア発見モードから高レートピア発見モードに切り替わることを決定する。
典型的には、例えば、境界地点に所在するときにモード間を交互するのを回避するために、高レートピア発見モードから低レートピア発見モードへの切り替えのために異なる変更条件基準が実装される。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、図21乃至24の組を送信ピア発見に関する動作に適用可能である第1及び第2の送信ピア発見モードを実装する。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、図21乃至24の組を受信ピア発見に関する動作に適用可能である第1及び第2の受信ピア発見モードを実装する。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、第1及び第2のピア発見モードを実装し、第1のピア発見モードは、送信動作及び受信動作の両方に適用され、第2のピア発見モードは、送信動作及び受信動作の両方に適用され、図21乃至24の組は、該動作に適用可能である。
幾つかの実施形態においては、第1のピア発見動作モードと関連づけられた送信及び/又はモニタリングの第1のレート及び第2のピア発見動作モードと関連づけられた送信及び/又はモニタリングの第2のレートは、両方ともゼロでないレートである。その他の実施形態においては、第1のレートは、ゼロレートであり、第2のレートは、ゼロでないレートである。
図25乃至27は、複数のピア発見モードをサポートする無線通信デバイスがモード移行決定を受信された信号の強度測定値に基づく近接性の関数として決定する1つの典型的な実施形態における特徴を説明するために用いられる。図25の図2500は、複数の無線通信デバイス(デバイス1 2502、デバイス3 2504)と、サーバノード2506と、対象位置信号送信機、例えば、ショッピングモールビーコン送信機2508と、を含む。デバイス(2502、2504)は、例えば、図15、図16、図17及び/又は図18により実装される無線通信デバイス、例えば、ピアツーピアモバイル通信デバイス、である。モールビーコン送信機2508は、ビーコン信号2516、例えば、OFDMビーコン信号、を送信する。図25乃至28の例においては、対象位置の送信機は、ビーコン信号を送信する。しかしながら、より一般的には、対象位置の送信機は、近接性検出信号、例えば、OFDMビーコン信号等のビーコン信号、CDMA関連の取得信号、又は例えばセルIDを含む何らかのその他のブロードキャスト情報を送信することが理解されるべきである。幾つかの実施形態においては、近接性検出信号は、アクセスポイントからのピア発見信号である。
幾つかの実施形態においては、近接性検出信号は、既知の電力レベルで送信される。幾つかの実施形態においては、近接性検出信号送信電力レベルは、例えば動的に調整することができる。幾つかの実施形態においては、近接性検出信号の異なる送信機は、異なる送信電力レベルに設定される。例えば、モールにおける送信機からの送信電力レベルは、空港における送信電力レベルと異なることができ、例えば、特定の場所の設定は、位置及び/又は意図される検出エリアの特徴に対処するように調整される。
この例においては、デバイス1 2502のオペレータがモールにおいて1人又は複数の親しい人と会うことを計画していると仮定する。デバイス3 2504を使用中のジョン何某は、予め決められた会合場所に既に存在する。デバイス1 2502は、ブロック2510によって示されるように低レートピア発見モードで現在動作中であり、この例においてはモールである対象場所に関する情報を要求する情報要求信号2512をサーバノード2506に送信する。サーバノード2506は、モールビーコン信号を識別するために用いられる情報、例えば、モールビーコン信号を表すトーン又はトーン(複数)を識別するために用いられる情報、を通信する信号2514を送信することによって応答する。その他の代替方法が可能であり、幾つかの実施形態においては実装される。例えば、対象場所からの特定の近接性検出信号を識別するために用いられる情報は、予め提供すること、設定すること及び/又は入力情報から得るか又は導き出すことができる。
この時点において、デバイス1 2502は、それがモールビーコン信号2516を検出することができない距離だけモールビーコン送信機2508から離れており、このため低レートピア発見モードにとどまる。
図26の図2600は、デバイス1 2502が受信されたビーコン2602によって示されるように送信されたモールビーコン信号2516を検出しているが、受信された電力レベルが低から高への移行に対応するスレショルドレベル2604を下回っており、このため、デバイス1は、ブロック2608によって示されるように低レートピア発見モードにとどまることを示す。
図27の図2700は、デバイス1 2502が受信されたビーコン2702によって示されるように送信されたモールビーコン信号2516を検出しており、及び受信された電力レベルがスレショルドレベル2604を上回っており、このため、デバイス1 2502は、ブロック2704によって示されるように低レートピア発見モードから高レートピア発見モードに移行することを決定することを示す。これで、デバイス1 2502は、指定された対象場所の近所に同じく所在するデバイス3 2504をより素早く発見すること、及び/又は計画に従ってピアツーピア接続を確立するのを試みることができる。
典型的には、例えば、境界地点に所在するときにモード間を交互するのを回避するために、高レートピア発見モードから低レートピア発見モードに切り替わるために異なる変更条件基準が実装される。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、図25乃至27の組を送信ピア発見に関する動作に適用可能である第1及び第2の送信ピア発見モードを実装する。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、図25乃至27の組を受信ピア発見に関する動作に適用可能である第1及び第2の受信ピア発見モードを実装する。幾つかの実施形態においては、無線デバイスは、第1及び第2のピア発見モードを実装し、第1のピア発見モードは、送信動作及び受信動作の両方に適用され、第2のピア発見モードは、送信動作及び受信動作の両方に適用され、図25乃至27の組を該動作に適用可能である。
幾つかの実施形態においては、第1のピア発見動作モードと関連づけられた送信及び/又はモニタリングの第1のレート及び第2のピア発見動作モードと関連づけられた送信及び/又はモニタリングの第2のレートは、両方ともゼロでないレートである。その他の実施形態においては、第1のレートは、ゼロレートであり、第2のレートは、ゼロでないレートである。
図28の図2800は、無線通信デバイスが複数のピア発見モードをサポートし、ピア発見モードの切り替えを範囲情報の関数として行い、及び第2のモードから第1のモードへの移行をトリガするのとは異なる切り替え基準を第1のモードから第2のモードへの移行をトリガするために使用する幾つかの実施形態の特徴を示す。異なる切り替え基準のこの実装は、ヒステリシスを組み入れ、境界状態において動作するときにモード間を交互する問題を軽減する。
デバイス1 2802が例えば図15、図16、及び/又は図21乃至24に関して説明される無線デバイスのうちの1つであることについて検討する。次に、デバイス1 2802は、(i)そのデバイスが低レートでピア発見情報を送信し及び/又は低レートでピア発見情報の有無をモニタリングする第1のピア発見モード及び(ii)そのデバイスが高レートでピア発見情報を送信し及び/又は高レートでピア発見情報の有無をモニタリングする第2のピア発見モードについて検討する。
デバイス1 2802が、矢印2804によって示されるように、低レートピア発見動作モードにあるが、ある対象地点に接近中であることについて検討する。デバイス1 2802と対象地点との間の範囲が小さくなるのに従い、範囲が低レートモードから高レートモードへの切り替え境界2814を越える範囲2806が得られる。この時点において、デバイス1 2802は、高レートピア発見モードに切り替わる。デバイス1 2802は、矢印2810によって示されるように、デバイス1 2802と対象地点との間の範囲が低レートモードから高レートモードへの切り替え値2812に関する範囲まで拡大し、高レートモードから低レートモードへの切り替え境界2814を越えるまで高レートピア発見モードにとどまる。この地点において、デバイス1 2802は、高レートピア発見モードから低レートピア発見モードに切り替わる。
図29の図2900は、無線通信デバイスが複数のピア発見モードをサポートし、ピア発見モードの切り替えを受信された信号の強度の関数として行い、及び第2のモードから第1のモードへの移行をトリガするのとは異なる切り替え基準を第1のモードから第2のモードへの移行をトリガするために使用する幾つかの実施形態の特徴を示す。異なる切り替え基準のこの実装は、ヒステリシスを組み入れ、境界状態で動作するときにモード間を交互する問題を軽減する。
デバイス1 2902が例えば図17、図18、及び/又は図25乃至27に関して説明される無線デバイスのうちの1つであることについて検討する。次に、デバイス1 2902が(i)そのデバイスが低レートでピア発見情報を送信し及び/又は低レートでピア発見情報の有無をモニタリングする第1のピア発見モード及び(ii)そのデバイスが高レートでピア発見情報を送信し及び/又は高レートでピア発見情報の有無をモニタリングする第2のピア発見モードをサポートすることについて検討する。
デバイス1 2902が低レートピア発見動作モードにあるが、ある対象地点に接近中であることについて検討する。デバイス1 2902と対象地点との間の範囲が小さくなるのに従い、受信されたビーコン信号2904の強度が増大すると仮定する。ある地点において、受信されたビーコンの強度が受信された電力の低レートモードから高レートモードへのトリガ移行レベル2906を超え、デバイス1 2902が高レートピア発見モードに切り替わる。今度は、デバイス1 2902は、受信されたビーコン信号2904の強度が受信された電力の高レートモードから低レートモードへの移行レベルのスレショルド2908を下回るまで高レートピア発見モードにとどまる。受信されたビーコン信号電力がスレショルド2908を下回ったときに、デバイス1 2902は、高レートピア発見モードから低レートピア発見モードに移行する。
様々な実施形態は、加入者デバイス、例えば、アドホックピアツーピアネットワーク、間での直接的な無線通信を可能にするモバイル無線システムにおける使用のための方法及び装置に関連する。幾つかの実施形態においては、ピア発見と呼ばれるプロセスは、ピア、ネットワーク及び/又は特定の加入者デバイスにとっての対象となるサービスの自律的な検出を可能にする。幾つかの例においては、実装されたピア発見方法及び装置は、ピア発見情報を送信及び/又はモニタリングする複数のレートをサポートする。従って、所定の位置及び時点において、幾つかの加入者デバイスは、1つのレート、例えば、低レート、でピア発見を行っていることができ、他方、その他のデバイスは、他のレート、例えば、高レート、でピア発見動作を行っていることができる。概して、より高いレートでピア発見動作を行うことは、より多くの通信リソースを利用し及びより多量の電力を費やす、例えば、バッテリ寿命を短くする、という犠牲においてレーテンシーを低減させる利益を有する。幾つかの実施形態の特徴により、ピア発見に参加している加入者デバイスは、ピア発見情報を送信及び/又はモニタリングするレートを、特定の主体(entity)又は対象地点への近接性、例えば、一組の親しい人のポジションに関する相対的ポジション、の関数として動的に好適化する。
一例においては、加入者デバイスは、例えば、GPSを介してその地理上のポジションを決定し、そのポジション情報をサーバに定期的にアップロードする。加入者デバイスは、同じく、1つ以上のその他の主体、例えば対象となる親しい人又は地点のポジション情報を定期的にダウンロードする。その他の主体及び/又は対象地点のポジション情報をダウンロードすることに後続して、それらのうちの一部は定期的にアップロードすることができ、加入者デバイスは、例えば、GPSを介して決定されたそれ自体のポジションを、ダウンロードされたポジション情報と比較する。次に、デバイスは、その他の主体及び/又は対象地点に対する近接性又は相対的ポジションに基づいてピア発見情報を送信及び/又はモニタリングすべきレートを決定する。従って、加入者デバイスは、主体又は対象地点が発見範囲内にないときにはピア発見通信リソース及び/又は電力を節約することができる。幾つかの例においては、近接性は、地理上のポジションを比較する以外の手段、例えば、予め決められたスレショルドを上回る信号強度を有する予め決められた信号を受信すること、によって決定される。幾つかの例、シナリオ、及び/又は構成においては、ピア発見情報を送信及び/又はモニタリングするレートをゼロにすべきであること、例えば、ピア発見動作を中断させるべきであること、を決定できることに注目すること。幾つかの例においては、ピア発見情報の異なる部分を独立して制御する、例えば、1つのアイデンティティを送信するが第2のアイデンティティの送信を中断する又は異なるアイデンティティを異なるレートで送信する、ことも可能である。
幾つかの実施形態においては、ピア発見情報を送信するレート及びピア発見情報をモニタリングするレートを独立して制御することが可能である。しかしながら、幾つかの実施形態においては、送信及びモニタリングするレートを結合することが有益であることができ、送信及びモニタリングするレートは、制御可能な形で結合される。
様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア及び/又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせを用いて実装することができる。様々な実施形態は、装置、例えば、モバイルノード、例えば、モバイルアクセス端末、1つ以上のアタッチメントポイントを含む基地局、及び/又は通信システムを対象とする。様々な実施形態は、方法、例えば、モバイルノード、基地局及び/又は通信システム、例えば、ホスト、を制御する及び/又は動作させる方法、も対象とする。様々な実施形態は、方法の1つ以上のステップを実装するように機械を制御するための機械によって読み取り可能な命令を含む機械、例えば、コンピュータ、読み取り可能な媒体、例えば、ROM、RAM、CD、ハードディスク、等も対象とする。
様々な実施形態においては、ここにおいて説明されるノードは、1つ以上の方法に対応するステップ、例えば、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードへの変更をトリガするために用いられる変更条件が発生しているかどうかを対象位置への近接性の関数として決定すること、第1の送信ピア発見モードから第2の送信ピア発見モードに移行すること、位置情報をサーバに通信すること、対象位置に対応する情報をサーバに通信すること、位置情報リストをサーバからダウンロードすること、受信された信号の電力を測定すること、対象位置への近接性を推定すること、等、を実行するための1つ以上のモジュールを用いて実装される。従って、幾つかの実施形態においては、様々な特徴がモジュールを用いて実装される。該モジュールは、ソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせを用いて実装することができる。上述される方法又は方法ステップの多くは、上述される方法の全部又は一部を例えば1つ以上のノード内に実装するために、機械、例えば追加のハードウェアを有する又は有さない汎用コンピュータ、を制御するための、メモリデバイス、例えばRAM、フロッピー(登録商標)ディスク等の機械によって読み取り可能な媒体、に含まれている機械によって実行可能な命令、例えばソフトウェア、を用いて実装することができる。従って、とりわけ、様々な実施形態は、上述される方法のステップのうちの1つ以上を機械、例えばプロセッサ及び関連するハードウェア、に実行させるための機械によって実行可能な命令を含む機械によって読み取り可能な媒体を対象とする。幾つかの実施形態は、本発明の1つ以上の方法のステップのうちの1つ、複数又は全部を実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、例えば、通信デバイス、を対象とする。
幾つかの実施形態は、様々な機能、ステップ、行為及び/又は動作、例えば、上述される1つ以上のステップ、を実装することをコンピュータ、又は複数のコンピュータに行わせるための符号を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に依存して、コンピュータプログラム製品は、実行されるべき各ステップのための異なる符号を含むことができ、及び時々含む。従って、コンピュータプログラム製品は、方法、例えば、通信デバイス又はノードを制御する方法、の個々のステップのための符号を含むことができ、及び時々含む。符号は、コンピュータによって読み取り可能な媒体、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み取り専用メモリ)又はその他のタイプの記憶デバイス、に格納された機械、例えば、コンピュータ、によって実行可能な命令の形態であることができる。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、幾つかの実施形態は、上述される1つ以上の方法の様々な機能、ステップ、行為及び/又は動作のうちの1つ以上を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。従って、幾つかの実施形態は、ここにおいて説明される方法のステップの一部又は全部を実装するように構成されたプロセッサ、例えば、CPU、を対象とする。プロセッサは、本出願において説明される例えば通信デバイス又はその他のデバイスにおける使用のためであることができる。
幾つかの実施形態においては、1つ以上のデバイス、例えば、無線端末等の通信デバイス、のプロセッサ又はプロセッサ(複数)、例えば、CPU、は、通信デバイスによって実行されるとして説明される方法のステップを実行するように構成される。従って、幾つかのただしすべてではない実施形態は、プロセッサが含まれているデバイスによって実行される様々な説明される方法のステップの各々に対応するモジュールを含む該プロセッサを有する該デバイス、例えば、通信デバイス、を対象とする。幾つかのただしすべてではない実施形態においては、デバイス、例えば、通信デバイス、は、プロセッサが含まれているそのデバイスによって実行される様々な説明される方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアを用いて実装することができる。
OFDMシステムの文脈で説明される一方で、様々な実施形態の方法及び装置の少なくとも一部は、多くのOFDMでない及び/又はセルラーでないシステムを含む広範な通信システムに対して適用可能である。
上述される様々な実施形態の方法及び装置に対する数多くの追加の変形は、上記の説明の観点から当業者にとって明確であろう。該変形は、適用範囲内であるとみなされるべきである。方法及び装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、及び/又はアクセスノードとモバイルノードとの間において無線通信リンクを提供するために用いることができる様々なその他のタイプの通信技法とともに用いることができ、及び様々な実施形態において用いられる。幾つかの実施形態においては、アクセスノードは、OFDM及び/又はCDMAを用いてモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態においては、モバイルノードは、方法を実装するための受信機/送信機回路及び論理及び/又はルーチンを含むノートブックコンピュータ、パーソナルデータアシスタント(PDA)、又はその他のポータブルデバイスとして実装される。