JP2011522151A - 航空機ターボシャフトエンジンのためのプロペラブレードの設定を制御するための簡略化されたシステム - Google Patents

航空機ターボシャフトエンジンのためのプロペラブレードの設定を制御するための簡略化されたシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、ターボシャフトエンジンのためのプロペラブレードの設定を制御するためのシステム(26)に関し、制御される位置によって、ブレードシャンク(52)の軸受の両回転方向(55a、55b)の回転をブロックするように、またはブレードシャンクの軸受の前記方向のいずれか一方の回転を可能にするように適合された、2つの自動的ブロック要素(64a、64b)を含む。

Description

本発明は一般に、航空機ターボシャフトエンジンのプロペラブレードピッチを制御するためのシステムに関する。
本発明はまた、そのような制御システムを備えたプロペラ、ならびにシステムを操縦するための方法に関する。
本発明は、好ましくはターボジェットエンジンまたはターボプロップのすべてのタイプのプロペラ、単純プロペラまたは反転プロペラに適用される。
ターボプロップは、ブレードの向きを航空機の速度に適合させるように、プロペラのブレードにそれぞれ関連付けられたピッチ制御システムを備えることができる。
そのようなシステムは、制御システムが作動されないときブレードの入射が固定されたままとなるように設計され、したがってプロペラの回転中、ブレードにかかる空気力および遠心力によって生成されるトルクの作用に耐えることが可能でなければならない。より一般的には、ピッチを維持するために、ブレードはその軸に沿って両回転方向でロックしなければならないと考えられる。これを行うために、システムは一般に、ディスクブレーキなど2つの部品間を接触/摩擦させるタイプのロック機構を通常は備えている。したがって、ブレードの入射を制御するために、ロック機構の2つの部品間の接触を解除することによって、ブレードの入射をアンブロックするための予備的なステップを実施する必要がある。
当然ながら、ロック機構の存在によって制御システムの設計が非常に複雑になり、質量、信頼性および容積の点において欠点を生じている。
したがって、本発明の目的は、先行技術の実施形態に対して上記の欠点の少なくとも一部を解決することである。
このために、本発明は、第1にターボシャフトエンジンのプロペラブレードピッチを制御するためのシステムに関し、
回転によってブレードの入射の設定を確実にする、ブレードのルートを収容するための環状部であり、周方向に互いに離間し、それぞれが周方向の第1の方向では第1の停止面によって、第1の方向に対向する周方向の第2の方向では第2の停止面によって限界を定められる、少なくとも第1および第2の切込みを有する第1のトラックを画成する環状部と、
第1のトラックと同心であり、それに対向して外側に配置され、第1の切込みの第2の停止面および第2の切込みの第1の停止面がそれぞれ第2のトラックの方に向いている、第2の実質的に環状のトラックと、
第1および第2のトラック間に配置された、環状部を作動するための部材であり、周方向の第1の方向では第1の停止面、ならびに周方向の第2の方向では第2の停止面を有する作動部材と、
第1および第2のトラック間に設けられ、第1の切込み内に収容され、作動部材の第2の停止面に対向する、第1のロック部材と、
第1および第2のトラック間に設けられ、第2の切込み内に収容され、作動部材の第1の停止面に対向する、第2のロック部材とを含み、
第1および第2のロック部材が、ターボシャフトエンジンの動作中、
第1のロック部材が、一方では切込みの第1の停止面および作動部材の第2の停止面から距離を置いて、第1の切込みの第2の停止面と接触し、他方では第2のトラックと接触し、切込みの第1の停止面と第1のロック部材との間に置かれた第1のばねによって、切込みの第2の停止面の第1の接触応力を第1のロック部材に生じさせ、第2のトラックの第1の拘束応力を第1のロック部材に生成し、第1の接触応力および第1の拘束応力によって第1および第2のトラックの第1のオーバーセンターを確実にし、第1の方向で回転時にこれらを一体化させ、
第2のロック部材が、一方では切込みの第2の停止面および作動部材の第1の停止面から距離を置いて、第2の切込みの第1の停止面と接触し、他方では第2のトラックと接触し、切込みの第2の停止面と第2のロック部材との間に置かれた第2のばねによって、切込みの第1の停止面の第2の接触応力をロック部材に生じさせ、第2のトラックの第2の拘束応力を第2のロック部材に生成し、第2の接触応力および第2の拘束応力によって第1および第2のトラックの第2のオーバーセンターを確実にし、第2の方向で回転時にこれらを一体化させる、正常オーバーセンター位置と、
第1のロック部材が作動部材の第2の停止面に接触する第1の方向のアンロック位置であり、このアンロック位置が、第1のばねの力に対向し、第1の軸受応力を無効にするのに十分であり、それにより第1のオーバーセンターを解除する第1のアンロック応力を作動部材の第2の停止面によって第1のロック部材に加えることが可能な値の第1の方向の第1の作動トルクを、作動部材に加えることによって確実にされ、第1のトラック、第1および第2のロック部材および作動部材を含むアセンブリの、作動トルクの第1の方向での、第2のトラックに対する回転動作を可能にする、第1の方向のアンロック位置と、
第2のロック部材が作動部材の第1の停止面に接触する第2の方向のアンロック位置であり、このアンロック位置が、第2のばねの力に対向し、第2の軸受応力を無効にするのに十分であり、それにより第2のオーバーセンターを解除する第2のアンロック応力を作動部材の第1の停止面によって第2のロック部材に加えることが可能な値の第2の方向の第2の作動トルクを、作動部材に加えることによって確実にされ、第1のトラック、第1および第2のロック部材および作動部材を含むアセンブリの、作動トルクの第2の方向での、第2のトラックに対する回転動作を可能にする、第2の方向のアンロック位置とを取ることができる。
本発明は、作動トルクが作動部材に供給されないとき、第1および第2のロック部材が正常オーバーセンター位置を取ることによって、第1および第2のトラックによって形成されるオーバーセンターにより、ブレードの自動的ロックを可能にした点において注目に値する。
しかし、ブレードのピッチを変更する必要がある場合、トルクが適切な値および方向で作動部材に加えられ、このトルクによって、ロック部材を2つのアンロック位置の一方に置くことによってシステムをアンロックすること、および所望の方向で第1のトラックの回転を駆動し、ブレードの入射の設定を確実にすることの両方が可能になる。アンロックおよび第1のトラックの回転は、同時または実質的に同時に行われることに留意されたい。
したがって、本発明によるピッチ制御システムは、単一および同一の制御によってアンロックおよびブレードの入射の動きを確実にすることが可能になるので、先行技術で見られるものに対して簡略化された設計を有する。したがって、以前は必要であった別個のロック機構が不要であり、質量、信頼性および容積に関して利点が得られる。
最後に、本発明によるシステムはまた、このシステムに関連付けられたブレードの高精度の設定をもたらす。
好ましくは、作動部材の第1および第2の停止面はそれぞれ、第1のトラックの方に向いている。このことにより、作動部材に接触しているロック部材上の第2のトラックの拘束応力が、なくなるまでではないにしても大幅に低減されるので、第1のトラックの回転が、ブレードの設定をより簡単にさせる。第1のトラックの回転動作に対する抵抗は、実際に低減される。
好ましくは、システムは、作動部材に連結され、これが第1の作動トルクまたは第2の作動トルクを受けないとき、第1および第2のロック部材が正常オーバーセンター位置へと自動的に戻るように、第1のトラックに対する回転時に作動部材を動かすことを可能にする弾性的戻り手段を含む。
好ましくは、システムは、作動部材の回転を制御する作動エンジンを含む。したがって、作動トルクを伝達するためのこのエンジンは、アンロック位置でのロック部材の動作、ならびに第2のトラックに対する第1のトラックの回転を生じさせる。
好ましくは、第1および第2のロック部材はローラである。1つの代替例では、第1および第2のロック部材はボールとすることができる。これらの場合ではそれぞれ、転がり部材が設けられ、これは有利には、先行技術のディスクブレーキタイプのロック機構で遭遇するものより摩擦が制限される。
好ましくは、第1および第2のロック部材は一対のロック部材を形成し、システムは、互いに周方向に離間された複数の対のロック部材を備える。これにより、応力のより均質化された周方向の分布が可能になり、第1および第2のトラックのオーバーセンターを確実にする。さらに、正常オーバーセンター位置では、各ロック部材はしたがって単一対の解決策で遭遇するものより強度の低い圧縮応力を支持しなければならず、これにより特にシステムの信頼性を改善することが可能になる。
本発明はまた、ブレードにそれぞれ関連付けられた上記のピッチ制御システムを含む航空機ターボシャフトエンジンのためのプロペラに関する。
本発明はまた、航空機ターボジェットエンジンに関し、少なくとも1つの上記のプロペラを含む。
ターボ機械は好ましくは、上記で述べた方法で設計された2つのプロペラをそれぞれ備える反転プロペラのシステムを含み、このターボ機械は好ましくは、ターボプロップであるが、あるいはターボジェットエンジンとすることもできる。当然ながら、後者の場合は、プロペラのシステムはターボジェットエンジンのファンを形成するものである。
最後に、本発明はまた、上記のターボシャフトエンジンのプロペラブレードのピッチを制御するためのシステムを制御するための方法に関する。この方法によれば、入射の変化が必要なとき、適切な作動トルクが作動部材に加えられる。
本発明の他の利点および特徴は、以下の非限定的な詳細な説明から明らかになるであろう。
以下、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の1つの好ましい実施形態による、航空機ターボシャフトエンジンのためのプロペラ部品の長手方向の半断面図である。 図1のプロペラブレードの維持リングの斜視図である。 図1のプロペラブレードのピッチを制御するためのシステムの横方向の半断面図の詳細な図であり、図4の線III−IIIに沿った半断面図にも対応する図である。 図3の線IV−IVに沿ったプロペラブレードのピッチを制御するためのシステムの詳細な図であり、システムのロック部材が正常オーバーセンター位置にあることを示す図である。 図4と同様の図であり、システムのロック部材が、ブレードの入射を減少させるために設定中に取られる、第1の方向のアンロック位置にあることを示す図である。 図5aと同様の図であり、モジュールのロック部材が、ブレードの入射を増加させるために設定中に取られる、第2の方向のアンロック位置にあることを示す図である。 本発明の別の好ましい実施形態による、設定システムの部品の斜視図である。
図1は、本発明の1つの好ましい実施形態による、例えば反転プロペラのシステムに属する、ターボシャフトエンジンのプロペラ1の部品を示す。
X軸はプロペラ1の長手方向に対応し、この方向はまた、そのようなプロペラ1を組み込むターボプロップの長手方向にも対応する。Y軸はプロペラ1の横方向に対応し、Z軸は縦方向または高さに対応し、これらの3つの軸は互いに直角である。
プロペラ1は、X軸に平行な長手方向軸4上で中心合わせされた、ステータまたはケーシング2を含む。このステータ2は、ターボ機械の他のケーシングと既知の方法で一体化されるものである。
さらに、プロペラ1を通る主な空気流方向が、X軸に平行な矢印10で概略的に示されており、この主な空気流方向はまた、以下で使用される「上流」および「下流」という用語の基準にもなる。
参考までに、反転プロペラのシステムの場合、2つのプロペラ(1つのみを図に示す)は、それらが中心合わせされている軸4の周りで反対方向に回転するものであり、回転は不動のままのステータ2に対して行われる。
プロペラ1は、それ自体はターボ機械のタービンによって駆動される、例えば遊星歯車列を形成することによって、機械的伝送デバイス(図示せず)によって回転時に駆動される、軸4上で中心合わせされた駆動シャフト16を含む。一対の反転プロペラの場合、この部品を反転タービンによって直接駆動することも可能である。
中空のシャフト16はその下流端部で、プロペラブレード6をその外側径方向端部、すなわち周方向のクラウンで収容するロータ18を固定的に支持する。より詳細には、図2に示すように、ロータ18は、軸4上で中心合わせされ、それぞれがブレードのルートを受け、ブレードのピッチを制御するためのシステムの一部である、複数の周方向に離間したハウジング21を有するブレードの維持リング19を備える。
図1に示されるピッチ制御システム26は、連結されているブレード6を、軸4に対して最小入射位置と最大入射位置との間で動かすことができる。これらの2つの位置の間でのブレード6の動きは、ブレード6をそれ自体の上で枢動させる、すなわちブレードのルート23が挿入される維持リングのハウジングの軸にも対応する主軸24の周りで枢動させることによって行われる。もちろん、プロペラのブレード6はそれぞれのピッチ制御システム26を備えており、これは各ブレードがどの時点でも同じ入射となるように、好ましくは同時に操縦される。
本発明の1つの好ましい実施形態によるピッチ制御システム26を、図3および4を参照して以下で説明する。
ピッチ制御システム26はまず、軸24上で中心合わせされ、維持リング19のハウジング21内で自由に回転するように挿入される、中央部分を有するブレードのルートを収容するための環状部52を含む。さらに、円錐ころ軸受などの軸受55´が2つの部品間に設けられており、軸24に沿ってそれらの間の相対回転を容易にしている。
例えば、環状部52の中央部分(ピボットともいう)は、それ自体が内側孔53を有し、そこにブレードのルート23が収容され、軸24に沿って回転時に一体化される。したがって、環状部52の回転は、その軸24に沿ったブレード6の回転を確実にし、したがってブレードの入射の設定を確実にするものである。
好ましくは軸24上で中心合わせされた制御システムの内側部分を構成する、この環状部52は、径方向外向きに向いた、実質的に環状である第1のトラック50を画成する。これは、外部に向かって径方向に開き、周方向55に沿って互いに離間した、第1および第2の切込み54a、54bを有する。
第1の切込み54aは、周方向55の第1の方向55aでは第1の停止面B1、および第1の方向と反対である第2の方向55bでは第2の停止面B2によって、限界を定められている。図4に示すように軸24に直交する断面では、好ましくは平面である表面B1が、好ましくは局所的周方向に直交する、すなわち接線方向である。しかし、やはり好ましくは平面である表面B2は、径方向外向きに向いており、局所的周方向との角度は好ましくは5°から85°であり、この値は以下で詳述するオーバーセンターを形成することができるように、特に材料が呈する摩擦係数の関数として選択される。
2つの表面B1、B2は、切込み底面によって互いに周方向に離間されている。
第2の切込み54bは、周方向55の第1の方向55aの第1の停止面B´1、および第2の方向55bの第2の停止面B´2によって画成されている。図4に示すように軸24に直交する断面では、好ましくは平面である表面B´2が、好ましくは局所的周方向に直交する。しかし、やはり好ましくは平面である表面B´1は、径方向外向きに向いており、局所的周方向との角度は好ましくは5°から85°であり、この値は、オーバーセンターを形成することができるように、材料が呈する摩擦係数の関数として選択される。2つの表面B´1、B´2は、切込み底面によって互いに周方向に離間されている。
表面B2およびB´1は、軸24を通過する径方向対称平面Pが通過する、環状部52の同じ外向きの径方向突起57上で連続している。切込み54a、54bならびにそれらの表面B1、B2、B´1、B´2は、実際、図4に示すように、平面Pのいずれかの側面に、これに対して対称に配置されている。その結果、第2の方向55bでは、表面B1、切込み底面54a、表面B2、表面B´1、切込み底面54b、表面B´2が連続している。
システム26はまた、やはり軸24を備える第2の実質的に環状のトラック56も含み、これは第1のトラック50に対して対向して外向きに配置され、これらの間に環状空間を形成している。このトラック56は径方向内向きに向いており、維持リング19上で、ブレードのルート21のハウジングから離れて同軸に設けられている。
したがって、2つの表面B2およびB´1はそれぞれ、上記の傾斜により、実質的にこの第2のトラック56の方に向いている。
システム26はまた、第1および第2のトラック50、56間に配置された環状部52の作動部材60も含む。この部材60は、やはり軸24を備えた実質的に環状のプレート61の外側径方向端部と一体の突起の形態を取っている。これは好ましくは、第2のトラック56に、好ましくはその上に接触して、枢動可能に連結されており、そのプレート61は、作動エンジン40のロータに、これによって軸24に沿って回転時に設定することができるように連結されている。このため、エンジン40は、プロペラ1のロータ18上に締結されたステータを有する。
作動部材60は、第1の方向55aの第1の停止面C1、ならびに第2の方向55bの第2の停止面C2を有する。
図4に示すように、軸24に直交する断面では、好ましくは平面である表面C2は、やはり径方向内向きおよび第1の切込み54aの方に向いており、その局所的周方向との角度は、好ましくは5°から85°である。同様に、好ましくは平面である表面C1は、やはり径方向内向きおよび第2の切込み54bの方に向いており、その局所的周方向との角度は、やはり好ましくは5°から85°である。
図4に示す正常位置では、以下で説明するが、表面C1およびC2はやはり平面Pに対して対称に連続して配置され、突起60の対称の平面にも対応する。
さらに、好ましくはローラの形態である第1のロック部材64aが、第1および第2のトラック間に設けられ、第1の切込み54a内に収容され、部材60の第2の停止面C2に対向している。同様に、好ましくはローラの形態である第2のロック部材64bが、第1および第2のトラック間に設けられ、第2の切込み54b内に収容され、部材60の第1の停止面C1に対向している。
図4は、ターボシャフトエンジンの動作中、正常オーバーセンター位置にあるロック部材64a、64bを備えた制御システム26を示す。
この位置では、一方では第1のロック部材64aが、第1の停止面B1および切込み底面から離れて第2の停止面B2に接触し、他方では第2のトラック56に接触する。この位置は特に、第1の停止面B1とローラ64aとの間に置かれている第1のばね59aによって確実にされる。次いで、このばね59aによってローラ64aに、これを停止面B2に接触するまで第2の方向55bに動かす作用r1が加えられる。したがって、ローラ64aはこの第2の方向55bで回転時に第2の停止面B2によって停止し、次いでこれがローラ64aに第1の接触応力F1を加える。
この応力F1は、第2のトラック56の第1の拘束応力R1をローラ64aに生成する。したがって、第1の接触応力F1および第1の拘束応力R1が合同で、第1および第2のトラックの第1のオーバーセンターを生成し、これらを第1の方向55aで回転時に一体化する。これに関して、プロペラを回転させるターボシャフトエンジンの動作中、空気力がブレードにかかり、ブレードとの機械的連結により、環状部52に所定の方向のトルクを生成する。所定の方向が第1の方向55aに対応する場合、環状部52に加えられたトルクは、応力F1およびR1の強度を増加することによって、ローラ64aによって得られるオーバーセンターを強化するだけであるので、環状部52は、有利には、軸24に沿って、維持リング19に対して回転時に、不動となる。
さらに正常オーバーセンター位置では、第2のロック部材64bが、一方では第2の停止面B´2および切込み底面から離れて第1の停止面B´1に接触し、他方では第2のトラック56に接触する。この位置は特に、第2の停止面B´2とローラ64bとの間に置かれている第2のばね59bによって確実にされる。次いで、このばね59bによってローラ64bに、これを第1の方向55aに動かす作用r2が加えられる。ローラ64bはこの第1の方向55aで回転時に第1の停止面B´1によって停止し、次いでこれがローラ64bに第2の接触応力F2を加える。
この応力F2は、第2のトラック56の第2の拘束応力R2をローラ64bに生成する。したがって、第2の接触応力F2および第2の拘束応力R2が合同で、第1および第2のトラックの第2のオーバーセンターを生成し、これらを第2の方向55bで回転時に一体化する。これに関して、プロペラを回転させるターボシャフトエンジンの動作中、ブレードにかかる空気力によって生じる環状部52に加えられたトルクの所定の方向が第2の方向55bに対応する場合、環状部52に加えられたトルクは、応力F2およびR2の強度を増加することによって、ローラ64bによってもたらされるオーバーセンターを強化するだけであるので、環状部52は有利には、軸24に沿って、維持リング19に対して回転時に、不動となる。
エンジン40が作動されない間、ロック部材64a、64bのこの正常オーバーセンター位置は維持され、ブレードの入射の変化を阻止する。
ブレードの入射を変化させるためには、ローラ64a、64bを2つの方向55a、55bの一方または他方の、別のいわゆるアンロック位置にするように、システム26を操縦しなければならない。
図5aは、ブレードの入射を最小入射位置に向かって修正しなければならない場合に関する。
この第1の方向のアンロック構成では、ローラ64aは第2の停止面C2と接触する。この位置は、作動部材60に、より詳細には、エンジン40を介してプレート61に、第1の方向55aで第1の作動トルクCを加えることによって確実にされ、突起60をローラ64aと接触するように駆動する。このトルクCは、第1のアンロック応力F´1を第1のばねの力r1に対向して、好ましくはローラ64aが表面B1と接触するようこれを圧縮するように、第2の停止面C2によって第1のローラ64aに加えることができる値である。一般に、アンロック応力F´1は第1の軸受応力F1を無効にするのに十分である。したがって、ローラ64aと停止面B2との間の接触がなくなり、第1のオーバーセンターが解除されるようになっている。場合によっては、停止面C2が第1のトラック50に向かって傾斜しているので、ローラ64aが停止面C2によって***する傾向にあることにより、第2のトラック56とローラ64aとの接触を解除することもできる。
これにより拘束応力R1が無効になり、圧縮ばね59aと表面C2との間でのローラ64aの把持を確実にする。これに関してばねの圧縮は、上述の通り、ローラが停止面B1に接触するように行うことができる。第2のトラック56とローラ64aとの間の接触が解除されない場合、好ましくは、拘束応力R1が非常に低下し、2つの部材間の転がりおよび/または摺動が可能になるように行われる。
この位置によって、第1の方向55aで、軸24に沿って、維持リング19の第2のトラック56に対して回転時に、環状部52を設定することが可能になる。実際、第1のトラック50、第1および第2のロック部材64a、64b、および作動部材60を含むアセンブリが、ローラ64aの軸受によって、場合によってはばね59aを介して、停止面B1上でトルクCによって駆動される部材60の作用を受けて、回転時に同時に動く。さらに、この原理は、ブレードにかかる空気力によって生じる環状部52に加えられるトルクの方向とは関係なく、適用されることを理解されたい。
さらに、少なくともこの回転は第2のローラ64bと停止面B´1との間の接触を必要としない傾向にあることから、第2のオーバーセンターは第1の方向55aでのピボット52の回転に障害を形成せず、応力F2を無効にし、したがってこの第2のオーバーセンターを解除することになることに留意されたい。次いで、ローラ64bは、第2の切込み内にとどまったまま、第2のトラック56が転がりおよび/または摺動することによって、ピボット52の回転に付随することができる。
したがって、作動トルクCによって、システム26をアンロックし、ロータの維持リング19の第2のトラック56に対してピボット52を回転させることが同時に可能になる。これにより、ブレード6のピッチを、その最大入射位置から最小入射位置まで変化させる。
エンジン40が停止すると、制御システム26は、作動部材60に連結されたばねなどの(図示せず)弾性的戻り手段によって、ローラ64a、64bの正常ロック位置を確実にする構成へと、自動的に戻る。このばねは実際、ローラ64aと表面C2との間の接触を解除するように、第1のトラック50に対して回転時に作動部材60を動かすことができる。同時に、ばね59aがローラ64aを停止面B2へと押し戻し、再び第1のオーバーセンターを確実にする。同様に、ばね59bがローラ64bを停止面B´1へと押し戻し、再び第2のオーバーセンターを確実にする。
したがって、エンジン40が停止するとき、ピボット52は第2のトラックに対してその角度位置を維持し、ブレードの高いピッチ精度が得られるようになる。
図5bは、ブレードの入射を最大入射位置に向かって修正しなければならない場合に関する。
この第2の方向55bのアンロック構成では、ローラ64bは第1の停止面C1と接触する。この位置は、作動部材60に、より詳細には、エンジン40を介してプレート61に、第2の方向55bで第2の作動トルクC´を加えることによって確実にされ、突起60をローラ64bと接触するように駆動する。このトルクC´は、第2のアンロック応力F´2を第2のばねの力r2に対向して、好ましくはローラ64bが表面B´2と接触するようこれを圧縮するように、第1の停止面C1によって第2のローラ64bに加えることができる値である。一般に、アンロック応力F´2は第2の軸受応力F2を無効にするのに十分である。したがって、ローラ64bと停止面B´1との間の接触がなくなり、第2のオーバーセンターが解除されるようになっている。
場合によっては、停止面C1が第1のトラック50に向かって傾斜しているので、ローラ64bが停止面C1によって***する傾向にあることにより、第2のトラック56とローラ64bとの接触を解除することもできる。
これにより拘束応力R2が無効になり、圧縮ばね59bと表面C1との間でのローラ64bの把持を確実にする。これに関してばねの圧縮は、上述の通り、ローラ646が停止面B´2に接触するように行うことができる。第2のトラック56とローラ64bとの間の接触が解除されない場合、好ましくは、拘束応力R2が非常に低下し、2つの部材間の転がりおよび/または摺動が可能になるように行われる。
この位置によって、第2の方向55bで、軸24に沿って、維持リング19の第2のトラック56に対して回転時に、環状部52を設定することが可能になる。実際、第1のトラック50、第1および第2のロック部材64a、64b、および作動部材60を含むアセンブリが、ローラ64bの軸受によって、場合によってはばね59bを介して、停止面B´2上でトルクC´によって駆動される部材60の作用を受けて、回転時に同時に動く。やはりこの原理は、ブレードにかかる空気力によって生じる環状部52に加えられるトルクの方向とは関係なく、適用されることを理解されたい。
さらに、少なくともこの回転は第1のローラ64aと停止面B2との間の接触を必要としない傾向にあることから、第1のオーバーセンターは第2の方向55bでのピボット52の回転に障害を形成せず、応力F1を無効にし、したがってこの第1のオーバーセンターを解除することになることに留意されたい。次いで、ローラ64aは、第1の切込み内にとどまったまま、第2のトラック56が転がりおよび/または摺動することによって、ピボット52の回転に付随することができる。
したがって、作動トルクC´によって、システム26をアンロックし、ロータの維持リング19の第2のトラック56に対してピボット52を回転させることが同時に可能になる。これにより、ブレード6のピッチを、その最小入射位置から最大入射位置まで変化させる。
エンジン40が停止すると、制御システム26は、作動部材60に連結された弾性的戻り手段によって、ならびに上記の通りばね59a、59bを介してローラ64a、64bの正常ロック位置を確実にする構成へと自動的に戻る。
本発明の1つの好ましい実施形態では、図6に示すように、ロック部材64a、64bのいくつかの対が、軸24の周りで周方向に互いに離間されている。好ましくは、上記の好ましい実施形態で述べたように、これらの部材64a、64bは交互に配置されており、各対では作動部材60が2つの部材64a、64b間に配置されている。さらに、それぞれが突起の形態であるこれらの部材60は、作動エンジン(図6には示さず)によって駆動されるプレート61と一体化されている。この構成により、応力のより均質化された周方向の分布が可能になり、第1および第2のトラックのオーバーセンターを確実にする。
さらに、ロック部材64a、64bは好ましくはローラであり、これらが協働する停止面C1、C2は好ましくは実質的に平面であるが、1つの代替実施形態では、ロック部材64a、64bをボールとすることもでき、表面C1、C2を実質的に球面とすることもできることに留意されたい。
もちろん、上記の本発明の当業者によって、単に非限定的な例として、様々な変更を行うことが可能である。
1 プロペラ
2 ステータ
4 軸
6 プロペラブレード
16 駆動シャフト
18 ロータ
19 維持リング
21 ハウジング
23 ルート
24 主軸
26 ピッチ制御システム
40 作動エンジン
50 第1のトラック
54a 第1の切込み
54b 第2の切込み
55 周方向
55a 第1の方向
55b 第2の方向
56 第2のトラック
59a ばね
59b ばね
60 作動部材
61 プレート
64a 第1のロック部材
64b 第2のロック部材
B1 第1の停止面
B´1 第1の停止面
B2 第2の停止面
B´2 第2の停止面
C 第1の作動トルク
C´ 第2の作動トルク
C1 第1の停止面
C2 第2の停止面
F1 第1の接触応力
F´1 第1のアンロック応力
F´2 第2のアンロック応力
F2 第2の接触応力
R1 第1の拘束応力
R2 第2の拘束応力

Claims (10)

  1. 航空機ターボシャフトエンジンのプロペラブレード(6)ピッチを制御するための簡略化されたシステム(26)であって、
    回転によって前記ブレードの入射の設定を確実にする、前記ブレードのルートを収容するための環状部(52)であり、周方向に互いに離間し、それぞれが周方向(55)の第1の方向(55a)では第1の停止面(B1、B´1)によって、前記第1の方向に対向する周方向の第2の方向では第2の停止面(B2、B´2)によって限界を定められる、少なくとも第1および第2の切込み(54a、54b)を有する第1のトラック(50)を画成する環状部(52)と、
    前記第1のトラックと同心であり、それに対向して外側に配置され、前記第1の切込みの前記第2の停止面(B2)および前記第2の切込みの前記第1の停止面(B´1)がそれぞれ第2のトラックの方に向いている、第2の実質的に環状のトラック(56)と、
    前記第1および第2のトラック(50、56)間に配置された、前記環状部(52)を作動するための部材(60)であり、前記周方向の第1の方向では第1の停止面(C1)、ならびに前記周方向の第2の方向では第2の停止面(C2)を有する作動部材と、
    前記第1および第2のトラック間に設けられ、前記第1の切込み(54a)内に収容され、前記作動部材(60)の前記第2の停止面に対向する、第1のロック部材(64a)と、
    前記第1および第2のトラック間に設けられ、前記第2の切込み(54b)内に収容され、前記作動部材(60)の前記第1の停止面に対向する、第2のロック部材(64b)とを含み、
    前記第1および第2のロック部材(64a、64b)が、ターボシャフトエンジンの動作中、
    前記第1のロック部材(64a)が、一方では前記切込みの第1の停止面(B1)および前記作動部材の第2の停止面(C2)から距離を置いて、前記第1の切込みの前記第2の停止面(B2)と接触し、他方では前記第2のトラックと接触し、前記切込みの第1の停止面(B1)と前記第1のロック部材(64a)との間に置かれた第1のばね(59a)によって、前記切込みの前記第2の停止面(B2)の第1の接触応力(F1)を前記第1のロック部材(64a)に生じさせ、前記第2のトラック(56)の第1の拘束応力(R1)を前記第1のロック部材(64a)に生成し、第1の接触応力(F1)および第1の拘束応力(R1)によって前記第1および第2のトラックの第1のオーバーセンターを確実にし、前記第1の方向で回転時にこれらを一体化させ、
    前記第2のロック部材(64b)が、一方では前記切込みの第2の停止面(B´2)および前記作動部材の前記第1の停止面(C1)から距離を置いて、前記第2の切込みの前記第1の停止面(B´1)と接触し、他方では前記第2のトラックと接触し、前記切込みの前記第2の停止面(B´2)と前記第2のロック部材(64b)との間に置かれた第2のばね(59b)によって、前記切込みの前記第1の停止面の第2の接触応力(F2)を前記ロック部材(64b)に生じさせ、前記第2のトラック(56)の第2の拘束応力(R2)を前記第2のロック部材(64)に生成し、前記第2の接触応力(F2)および前記第2の拘束応力(R2)によって前記第1および第2のトラックの第2のオーバーセンターを確実にし、前記第2の方向で回転時にこれらを一体化させる正常オーバーセンター位置と、
    前記第1のロック部材(64a)が前記作動部材(60)の前記第2の停止面(C2)に接触する前記第1の方向(55a)のアンロック位置であり、このアンロック位置が、前記第1のばねの力に対向し、前記第1の軸受応力(F1)を無効にするのに十分であり、それにより前記第1のオーバーセンターを解除する第1のアンロック応力(F´1)を前記作動部材の前記第2の停止面(C2)によって前記第1のロック部材(64a)に加えることが可能な値の前記第1の方向の第1の作動トルク(C)を、前記作動部材(60)に加えることによって確実にされ、前記第1のトラック(50)、前記第1および第2のロック部材(64a、64b)および前記作動部材(60)を含む前記アセンブリの、前記作動トルク(C)の前記第1の方向での、前記第2のトラックに対する回転動作を可能にする、第1の方向(55a)のアンロック位置と、
    前記第2のロック部材(64b)が前記作動部材(60)の前記第1の停止面(C1)に接触する前記第2の方向(55b)のアンロック位置であり、このアンロック位置が、前記第2のばねの力に対向し、前記第2の軸受応力(F2)を無効にするのに十分であり、それにより前記第2のオーバーセンターを解除する第2のアンロック応力(F´2)を前記作動部材の前記第1の停止面によって前記第2のロック部材(64b)に加えることが可能な値の前記第2の方向の第2の作動トルク(C´)を、前記作動部材(60)に加えることによって確実にされ、前記第1のトラック(50)、前記第1および第2のロック部材(64a、64b)および前記作動部材(60)を含む前記アセンブリの、前記作動トルク(C´)の前記第2の方向での、前記第2のトラックに対する回転動作を可能にする、前記第2の方向(55b)のアンロック位置とを取ることができる制御システム。
  2. 前記作動部材(60)の前記第1および第2の停止面(C1、C2)がそれぞれ、前記第1のトラック(50)の方に向いていることを特徴とする、請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記作動部材に連結され、これが前記第1の作動トルク(C)または前記第2の作動トルク(C´)を受けないとき、前記第1および第2のロック部材(64a、64b)が正常オーバーセンター位置へと自動的に戻るように、前記第1のトラック(50)に対する回転時に前記作動部材(60)を動かすことを可能にする弾性的戻り手段を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の制御システム。
  4. 前記作動部材(60)の回転を制御する作動エンジン(40)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御システム。
  5. 前記第1および第2のロック部材(64a、64b)がローラであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御システム。
  6. 前記第1および第2のロック部材(64a、64b)がボールであることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御システム。
  7. 前記第1および第2のロック部材(64a、64b)が一対のロック部材を形成し、周方向に互いに離間されたロック部材の複数の対を備えることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御システム。
  8. それぞれのブレード(6)に連結されている請求項1から7のいずれか一項に記載のピッチ制御システム(26)を含む、航空機ターボシャフトエンジンのためのプロペラ(1)。
  9. 請求項8に記載の少なくとも1つのプロペラ(1)を含む航空機ターボ機械。
  10. 請求項1から7のいずれか一項に記載のターボシャンクエンジンのプロペラブレードのピッチを制御するためのシステムを操縦するための方法であって、入射を設定する必要があるとき、適切な作動トルク(C、C´)が前記作動部材に加えられることを特徴とする方法。
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