JP2011501616A - Ipテレフォニーネットワークにおいてアナログ電話をサポートするシステム - Google Patents
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Abstract
POTS電話とIP電話とをシームレスに一体化する統合VoIP電話が提供される。一実施形態において、この統合VoIP電話は、セッション開始プロトコル(「SIP」)レジストラーと、セッションボーダー制御装置(「SBC」)と、SIPプロキシと、SIP機能サーバーと、SIP−PSTNゲートウェイと、ユーザーインターフェースと、従来のVoIP電話において見られるVoIPテレフォニー機能とを含む。一実施形態において、この統合IP電話は、一つ以上のアナログ電話アダプターを含む。FXSアダプターのような他のVoIPエンティティは、それら自体を統合VoIP電話とともにSIP SBCを介して登録する。これらの他のエンティティは、統合VoIP電話上で付属電話として存在し、外部ネットワークは、統合VoIP電話と直接的にのみ通信する。
Description
(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、通信に関し、より具体的には、ボイスオーバーインターネットプロトコル(「VoIP」)に関する。
(発明の分野)
本発明は、通信に関し、より具体的には、ボイスオーバーインターネットプロトコル(「VoIP」)に関する。
(背景技術)
インターネットは、通信の速度と、通信デバイスの範囲と、これらのデバイスが情報を送受信するプラットホームとを増加させることによって、我々が通信する方法を根本的に変えてきた。この成長が可能になっているのは、インターネットが共通のプロトコル(インターネットプロトコル、またはIP)を用いているオープンネットワークアーキテクチャーを使用し、信号が回線交換サービスを伝送する方法とは根本的に異なる態様で、ネットワークを横断してデータを伝送するからである。IPネットワーク内で、データは、複数のパケットに分割され、一連の物理ネットワークを介して伝送され、一連の物理ネットワークは、銅ケーブル、ファイバーケーブル、同軸ケーブルまたはワイヤレス設備を含み得る。
インターネットは、通信の速度と、通信デバイスの範囲と、これらのデバイスが情報を送受信するプラットホームとを増加させることによって、我々が通信する方法を根本的に変えてきた。この成長が可能になっているのは、インターネットが共通のプロトコル(インターネットプロトコル、またはIP)を用いているオープンネットワークアーキテクチャーを使用し、信号が回線交換サービスを伝送する方法とは根本的に異なる態様で、ネットワークを横断してデータを伝送するからである。IPネットワーク内で、データは、複数のパケットに分割され、一連の物理ネットワークを介して伝送され、一連の物理ネットワークは、銅ケーブル、ファイバーケーブル、同軸ケーブルまたはワイヤレス設備を含み得る。
IPネットワーク化に依存するブロードバンドサービス(例えば、eメール、ファイル転送、ワールドワイドウェブ、ピアツーピアファイル共有、インスタントメッセージング、メディアのストリーミング、オンラインゲームおよびボイスオーバーインターネットプロトコル(「VoIP」)は、複数のプラットホームにわたって展開されており、複数のプラットホームは、従来の電話会社、ケーブルオペレーター、直接放送衛星(「DBS」)、ビデオ番組プロバイダー、ワイヤレスプロバイダーによって、および電力線を用いる電力会社によってさえ、提供されるものを含む。
VoIPサービスは、過去数年にわたって、劇的で前例のない成長を遂げてきた。VoIPサービスはまた、IPテレフォニー、インターネットテレフォニー、インターネット音声、ブロードバンドテレフォニー、ブロードバンド電話およびボイスオーバーブロードバンドとも呼ばれ得る。ピアツーピアIPテレフォニーにおける初期の試みは、部分的には初期のIPネットワークの性質に起因して大いに不成功であり、このことは、制限された信頼性、質の悪い音声を提供し、大型埋め込み回線交換ベースの公衆交換電話網(「PSTN」)との制限された統合をサポートした。
特に、VoIPサービスが許容可能な質であるようにするためには、高速バックボーンネットワークおよびこれらのネットワークへの高速アクセスが必須である。連邦通信委員会によって規定されているように、高速アクセス線は、200Kbs以上の送信速度をサポートする線をいう。1999年から2006年まで、米国内での高速アクセス線は、連邦通信委員会によって報告されているように、1999年における280万本から2006年における6460万本に拡大した。さらに、現在の成長速度は、例外的な高さを維持し、高速線の数は、2006年の上半期中に5120万から6460万に26%を超えて増加している。
近年、少なくとも部分的には高速線の著しい成長の結果として、VoIPサービスが成長し始めている。Yankee Groupによれば、2006年中に消費者によるVoIPの採用は、900万超の加入者に達し、普及率が米国家庭の約9パーセントで、これは、2005年の4パーセントから増加している。明らかに、VoIPサービスの成長は、その揺籃期にある。持続的な成長および許容可能性に対する主要な障害は、従来の電話またはレガシー電話(Plain Old Telephpne Service(「POTS」)電話とも呼ばれる)とIPベースの電話との一体化である。
この一体化の課題に対する現在の解決策は、問題がある。一つのアプローチは、POTS電話を、FXSアダプターと呼ばれるVoIPアダプターに対して用いることである。残念ながら、FXSアダプターを用いるとき、すべてのレガシー電話がこのアダプターに接続されなければならず、独立型VoIP電話は、ネットワーク上で共存し得ない。別のアプローチは、IP パブリックブランチエクスチェンジ(Public Branch Exchange)(「IP PBX」)の展開である。このアプローチは、同様に問題があり、また、よりコストのかかる代替案であり、住宅でのユーザーにとって金銭的に魅力がない。
必要なのは、VoIP通話を行い、受信するための、既存のPOTS電話とIP電話とのシームレスな一体化をサポートする、コスト効果の高いシステムおよび方法である。
本発明は、POTS電話とIP電話とをシームレスに一体化する統合VoIP電話を提供する。一実施形態において、この統合VoIP電話は、セッション開始プロトコル(「SIP」)レジストラーと、セッションボーダー制御装置(「SBC」)と、SIPプロキシと、SIP機能サーバーと、SIP−PSTNゲートウェイと、ユーザーインターフェースと、従来のVoIP電話において見られるVoIPテレフォニー機能とを含む。一実施形態において、この統合IP電話は、一つ以上のアナログ電話アダプターを含む。FXSアダプターのような他のVoIPエンティティは、それら自体を統合VoIP電話とともにSIP SBCを介して登録する。これらの他のエンティティは、統合VoIP電話上で付属電話として存在し、外部ネットワークは、統合VoIP電話と直接的にのみ通信する。
複数の実施形態において、統合VoIP電話は、非常に多くの向上した機能をサポートする。統合VoIP電話は、複数の電話番号(実際には、SIP uniform resource identifier[「URI」])を登録し、特有の鳴り方、サブセットのルーティングなどを実行し得る。加えて、統合VoIP電話は、特定の端末(すなわち、VoIP付属電話)のDID(ダイヤルイン)を鳴らすことを可能にし得、端末のサブセットのみが、所与の上り要求に対して鳴ること、および/またはフォーキング(forking)プロキシ機能が上り要求に基づいてVoIP/POTS端末のすべてまたはサブセットを鳴らすことを可能にし得る。
統合VoIP電話は、ユーザーが家の外にいるときには、登録をディセーブルし得るか、または鳴らすことの抑制を実行し得る。さらに、統合VoIP電話は、ユーザーが発信者のID情報に基づいて特有の鳴り方を指定すること、time of−dayのカスタム化および転送を設定すること、ならびに発信者ID情報に基づく音声メールプロンプトをカスタム化することを可能にする。他の実施形態において、統合VoIP電話は、複数のユーザーを通信事業者のレジストラーに登録し、一意的な指示を一部またはすべての端末に提供し得る。統合VoIP電話はまた、VoIP線とPOTS線との両方に付属電話のアドレス指定をすることを提供し得る。このことは、VoIP電話上の複数のFXSポートを介してか、またはFXSポートに接続されたすべてのPOTSステーションへの一意的な鳴らし方のリズムを介して遂行され得る。
本発明のさらなる実施形態、特徴および利点、ならびには、本発明のさまざまな実施形態の構造および動作は、添付の図面を参照して以下で詳細に説明される。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部分を形成する添付の図面は、説明とともに本発明を例示し、さらに本発明の原理を説明することに役立ち、当業者が本発明を構成し、用いることを可能にする。
図1は、IP電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワークの一部分の略図である。
図2は、アナログ電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワークの一部分の略図である。
図3は、VoIP PBXを用いている同じローカルエリアネットワークを介して、IP電話およびアナログ電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワークの一部分の略図である。
図4は、本発明の例示的な実施形態に従った、同じローカルエリアネットワークを介してIP電話およびアナログ電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワークの一部分の略図である。
図5は、本発明の例示的な実施形態に従ったIP電話の略図である。
図6は、本発明の例示的な実施形態に従った、同じローカルエリアネットワークを介してIP電話およびアナログ電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワークの一部分の略図である。
図7は、本発明の例示的な実施形態に従ったIP電話の略図である。
本発明は、ここで、添付の図面を参照して説明される。図面において、同様な参照数字は、同一または根本的に類似した要素を示す。加えて、参照数字の左端の一つまたは複数の桁は、参照数字が最初に現れる図面を識別する。
(発明の詳細な説明)
本発明は、本明細書において特定の用途に対する例示的な実施形態を参照して説明されるが、本発明は、それらに限定されないことが理解されるべきである。本明細書で提供さ
れる教示を利用可能な当業者は、本明細書で提供される教示の範囲、および本発明が相当に有用である付加的な分野の中での付加的な修正、付加的な用途および付加的な実施形態を認識する。
本発明は、本明細書において特定の用途に対する例示的な実施形態を参照して説明されるが、本発明は、それらに限定されないことが理解されるべきである。本明細書で提供さ
れる教示を利用可能な当業者は、本明細書で提供される教示の範囲、および本発明が相当に有用である付加的な分野の中での付加的な修正、付加的な用途および付加的な実施形態を認識する。
図1は、典型的なVoIPシステム100を例示する。図1に示されるように、VoIP電話110は、ハンドセット120と通信し、ハンドセット120は、ユーザーがVoIPネットワーク170を介して通話を行い、受けることを可能にする。VoIP電話110は、直接、LAN(ローカルエリアネットワーク)130に接続される。LAN130は、ルーター/モデム160に接続され、ルーター/モデム160は、VoIPネットワーク170に接続される。ルーター/モデム160は、DSL(直接加入者線)モデム、ケーブルモデム、またはFiOSモデムであり得、VoIPネットワーク170からパケットを受信するためにパブリックIPアドレス(例えば、public_domain.com)を有する。
プライベートIPアドレス(例えば、private_domain.com)を有するサービスレジストラーデバイス140もまた、LAN 130に接続される。NAT(ネットワークアドレス変換)デバイス150は、ソースアドレスパケットおよび宛先アドレスパケットがルーター/モデム160を通るとき、ソースアドレスパケットおよび宛先アドレスパケットを書き換え、結果としてそれらは、サービスレジストラーデバイス140によって受信され得る。サービスレジストラーデバイス140は、VoIP電話110に対するアクセス情報を管理する。すなわち、VoIP電話110からの登録要求の際に、サービスレジストラーデバイス140は、VoIP電話110に一意的なアドレス(1234@private_domain.com)を提供する。このアドレスは、VoIP電話110に対する電話番号として機能する。VoIPシステム100がセッション開始プロトコル(SIP)を実装するとき、一意的なアドレスは、SIP URI(Universal Resource Identifier)といわれる。SIPに関するさらなる情報については、例えば、IETFによる「RFC 3261:SIP:セッション開始プロトコル」を参照されたく、その情報の開示は、本明細書で参照により援用される。
図2は、アナログ電話をIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワーク200の一部分の略図である。図2において、POTS/アナログ電話220がアナログ電話アダプター(「ATA」)(例えば、FXS(外部交換ステーション)アダプター210)に接続されている。FXSアダプター210は、POTS接続およびイーサネット(登録商標)接続を提供する。FXSアダプター210は、POTS通信をイーサネット(登録商標)通信に変換する。FXSアダプター210を用いて、POTS電話220は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)130に接続され得る。FXSアダプター210の例は、Cisco、LinksysおよびMotorolaによって製造されるものである。FXSアダプター210は、サービスレジストラー140に登録要求を送信し、一意的なアドレスを受信するという点で、図1におけるVoIP電話110と類似の態様で動作する。
一部の状況において、ユーザーは、VoIP電話110を有し、レガシーPOTS電話220をVoIPサービスとともに動作させることを望み得る。ユーザーがVoIP電話110およびFXSアダプター210を同じLAN130に接続しようと試みるとき、各々は、サービスレジストラー140に登録する。複数のVoIP電話110、複数のFXSアダプター210、または複数のVoIP電話110と複数のFXSアダプター210との組み合わせの各々が登録するとき、LAN130上のサービスレジストラー140デバイスとNAT 150デバイスとは、複数のデバイスがアドレスを共有することを可能にしない。それゆえ、FXSアダプター210とVoIP電話110とは、VoIPシステム100またはVoIPシステム200において、同じ番号を有して共存し得ない。結果として、POTS電話のVoIP電話との一体化は、不可能である。
図3は、VoIP構内電話交換機(「PBX」)を用いてPOTS電話とVoIP電話とを同じローカルエリアネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワーク300の一部分の略図である。VoIP PBX 310がLAN 130に接続されるとき、VoIP PBX 310は、VoIP電話110とFXSアダプター210とがコンフリクトなしにサービスレジストラー140に登録することを可能にする。図3に示されるように、VoIP 310は、VoIP 110とFXS210とが互いの付属電話となることを可能にする。すなわち、FXSアダプター210は、1234@private_domain.comにおいて付属電話−1であり、VoIP電話は、1234@private_domain.comにおいて付属電話−2である。一部のVoIP PBX 310は、VoIP 110とFXSアダプター210とが直接接続されることを可能にすることが留意されるべきである。VoIP PBX 310を作動させることは、各FXSアダプター210と各VoIP電話110とがそれ自体を登録することを可能にするが、家庭においてVoIP PBX 310を作動させることは、便利でないか、または大部分の消費者にとって必ずしも実際的な解決策でない。
図4は、本発明の例示的な実施形態に従って、IP電話とアナログ電話とを、同じローカルエリアネットワークを介してIP音声ネットワークに接続する方法を例示する、電話ネットワーク400の一部分の略図である。電話ネットワーク400は、ATA(例えば、FXSアダプター)およびVoIP電話を含む複数のVoIPエンティティがLAN上で共存することを可能にする。電話ネットワーク400は、前述の複数の要素、LAN 130と、NAT 140と、ルーター/モデム160と、VoIPネットワーク170と、FXSアダプター210と、POTS電話220とを含む。これらの要素の説明のために、図1〜3への参照が行われる。
電話ネットワーク400はまた、統合VoIP電話410およびハンドセット420を含む。例示的な実施形態において、ハンドセット420は、Wi−FiまたはDECT(デジタルエンハンストコードレス電気通信)プロトコルを用いて、統合VoIP電話410とワイヤレスで通信する。
統合VoIP電話410は、他のVoIPエンティティがそれ自体を統合VoIP電話410とともに登録することを可能にし、それによってネットワーク200に関して識別される競合と、ネットワーク300に関連したコストおよび利便性の問題とを排除する。
図5は、本発明の例示的な実施形態に従って、統合VoIP電話410の機能ブロック図を提供する。統合VoIP電話410は、SIPレジストラー510、SIP SBC 520、SIPプロキシ530、SIP機能サーバー(feature server)540、SIP−PSTNゲートウェイ550、ユーザーインターフェース560およびIP音声モジュール570を含む。
SIPレジストラー510は、VoIPエンティティに対するアクセス情報を管理するという点で、サービスレジストラー140と類似している。図4の例において、SIPレジストラー510は、統合VoIP電話410およびFXSアダプター210に対する登録情報を管理する。例示的な実施形態において、SIPレジストラーは、利用可能な市販の製品またはオープンソースの製品(例えば、Asterisk)を用いて実装され得るソフトウェアである。
SIP SBC 520は、B2BUA(バックトゥバックユーザーエージェント)であり、B2BUAは、入り要求を受信し、それ相応に入り要求を処理する。SIP SBC 520は、VoIPエンティティが登録要求を処理し、SIPレジストラー510に送信することによって、SIP SBC 520自体を統合VoIP電話410とともに登録する。例示的な実施形態において、VoIPエンティティは、統合VoIP電話410上で付属電話として存在し、VoIPネットワーク170は、統合VoIP電話410とのみ通信する。このことは、統合VoIP電話410上で、付属電話として既存のPOTS電話220のシームレスな一体化を可能にする。LAN 130上に複数のVoIP電話があるとき、各々は、統合VoIP電話410を介して登録する。選出アルゴリズムは、VoIPピアに交じっているそのような電話を決定するために用いられ得る。例示的な実施形態において、SIP SBC 520は、利用可能な市販の製品またはオープンソースの製品を用いて実装され得るソフトウェアである。
SIPプロキシ530は、実際上、アプリケーション層ルーターである。SIPプロキシ530は、SIPメッセージ転送決定を行い、メッセージを下流へ他のSIPネットワーク要素(他のプロキシ、UA(ユーザーエージェント)など)に転送する。典型的には、プロキシは、メッセージにその「Via:」を付加することのみを行い、メッセージを送信する。応答することを望む下流の要素は、「Via:」ヘッダースタックを展開することによって応答する。しかしながら、SIPプロキシ530は、フォーキングプロキシ機能を含む。
フォーキングプロキシ機能は、複数の下流のエンティティがSIPメッセージを受信すべきであるという決定が行われる能力を提供し、実際上、メッセージの流れを複数の下流の支脈に「フォークする」。フォーキングの使用は、単一の上りINVITEが複数の下りINVITEを生成することを可能にすることである。このことは、複数のSIP端末を「鳴らす」か、または警報を出させる。このことの一例は、1234@private_domain.comに対する通話が到達する場合には、プロキシが1234−l@private_domain.comおよび1234−2@private_domain.comを「鳴らす」ことである。ユーザーが1234−2@private_domain.comに応答するとき、プロキシは、「通常の」信号方式がそのセッションに対して生じさせ、CANCELメッセージを他の端末(すなわち、この例では1234−l@private_domain.com)に出す。
さらに、SIPプロキシ530は、特定の端末(すなわち、VoIP付属電話)(ここでは、端末のサブセットのみが所与の上り要求に対して鳴り、かつ/またはフォーキングプロキシ機能を可能にする)のDID(ダイヤルイン)が鳴ることが、上り要求に基づいてVoIP/POTS端末のすべてまたはサブセットを鳴らすことを可能にし得る。REGISTERされた実際のVoIPエンドポイントと、SIP信号方式がダムクライアント(dumb client)のために人工的に生み出され得る擬似VoIPエンドポイント(すなわち、POTS)との両方に対してである。代替の実施形態において、MGCPまたはMEGACO(メディアゲートウェイ制御プロトコル)が、局所POTSポートに対して用いられ得る。
SIP機能サーバー540は、通話中着信、転送電話、ラストコールリターン(last call return)などを含む通話関連機能を提供する機能である。SIP−PSTN(公衆交換電話網)ゲートウェイ550は、統合VoIP410がPSTNに接続されることを可能にする。
ユーザーインターフェース560は、ユーザーがVoIP電話410上で機能をイネーブル/ディセーブルすることを可能にする。例えば、デフォルト構成において、家の中のすべてのレガシーPOTS電話は、VoIP付属電話として作動し、ユーザーインターフェース560は、ユーザーがこの機能をイネーブル/ディセーブルすることを可能にする。ユーザーインターフェース560は、ユーザーが家の外にいるときには、ユーザーが登録をディセーブルすること、または鳴らすことの抑制を実行することを可能にする。このことは、ユーザーが番号を家から外に持ち出すときに有用である。さらに、ユーザーインターフェース560は、ユーザーが発信者のID情報に基づいて特有の鳴り方を指定すること、time of−dayのカスタム化および転送を設定すること、ならびに発信者ID情報に基づく音声メールプロンプトをカスタム化することを可能にする。
ユーザーインターフェース560は、ユーザーに、特定の端末のDID(ダイヤルイン)を鳴らすことか、または「応答に答えた場合を除いてすべて鳴らす/すべてキャンセルする」というフォーキングプロキシ機能のいずれかを行うオプションを提供する。すなわち、特定の付属電話のみが、上り要求に基づいて鳴る。この場合、VoIP電話は単一の登録のみを実行する。
図6は、本発明の例示的な実施形態に従って、IP電話とアナログ電話とを、同じローカルエリアネットワークを介してIP音声ネットワークに直接接続する代替方法を例示する、電話ネットワーク600の一部分の略図である。電話ネットワーク600は、統合VoIP電話610を含み、統合VoIP電話610は、統合ATAアダプター790を含み、統合ATAアダプター790は、POTS電話がVoIP電話610に直接接続されることを可能にする。統合VoIP電話610は、図7に例示される。
図7は、本発明の例示的な実施形態に従った、統合IP電話610の機能ブロック図を提供する。統合VoIP電話610は、SIPレジストラー510、SIP SBC 520、SIPプロキシ530、SIP機能サーバー540、SIP−PSTNゲートウェイ550、ユーザーインターフェース560およびIP音声モジュール570を含む。これらのモジュールの各々は、統合IP電話410に関して説明される。加えて、統合IP電話610は、FXSアダプター710を含み、FXSアダプター710は、POTS電話がVoIP電話610に直接接続されることを可能にする。
本発明のさまざまな実施形態が上記で説明されているが、それらは例としてのみ提示され、制限として提示されていないことが、理解されるべきである。形態および詳細におけるさまざまな変更が、本発明の精神および範囲から逸脱することなしに形態および詳細において行われ得ることが、当業者に明白である。結果として、本発明の外延および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても制限されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびその均等物に従ってのみ制限されるべきである。
Claims (14)
- 統合インターネットプロトコル(IP)電話であって、該統合IP電話は、一つ以上のアナログ電話をサポートするアナログ電話アダプターに結合し、該アナログ電話は、該統合IP電話の仮想付属電話として機能し、その中でボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)通話が、IPネットワークを介して、該アナログ電話および該統合IP電話によって行われ、受信され得、該統合IP電話は、
レジストラーであって、該レジストラーは、アクセス信号方式情報を管理し、該アナログ電話アダプターから登録情報を受け取り、該アナログ電話を該統合IP電話の付属電話として確立する、レジストラーと、
セッションボーダーコントローラーであって、該セッションボーダーコントローラーは、該登録情報に基づいて、該IPネットワークと該統合IP電話と該アナログ電話アダプターとの間の信号方式情報を制御する、セッションボーダーコントローラーと、
統合IP電話がVoIP通話を行い、受信することを可能にする音声IPモジュールと
を備えている、統合IP電話。 - 前記統合IP電話内および前記アナログ電話間で向上した機能を可能にする機能サーバーをさらに備えている、請求項1に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、ユーザーが家の外にいるときには、鳴らすことの抑制を実行するように構成されている、請求項2に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、上り通話識別子に基づいて、ユーザーが特有の鳴り方を指定することを可能にするように構成されている、請求項2に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、上り通話識別子に基づいて、ユーザーがカスタム化された音声メールプロンプトを指定することを可能にするように構成されている、請求項2に記載の統合IP電話。
- 統合IP電話は、time of−dayパラメーターに少なくとも部分的に基づいて、ユーザーが上り通話をどのように扱うかを設定することを可能にするように構成されている、請求項2に記載の統合IP電話。
- アナログ電話ネットワークの中のアナログ電話は、前記IPネットワーク上でセッション開始プロトコル(SIP)クライアントとしてある、請求項2に記載の統合IP電話。
- 統合インターネットプロトコル(IP)電話であって、該統合IP電話は、一つ以上のアナログ電話を結合し、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)通話が、IPネットワークを介して、該アナログ電話および該統合IP電話によって行われ、受信され得、該統合IP電話は、
レジストラーであって、該レジストラーは、アクセス信号方式情報を管理し、該アナログ電話から登録情報を受け取り、該アナログ電話を該統合IP電話の付属電話として確立する、レジストラーと、
セッションボーダーコントローラーであって、該セッションボーダーコントローラーは、該登録情報に基づいて、該IPネットワークと該統合IP電話と該アナログ電話との間の信号方式情報を制御する、セッションボーダーコントローラーと、
アナログ電話アダプターであって、該アナログ電話アダプターは、該アナログ電話が該統合IP電話に直接結合されることを可能にし、該アナログ電話は、該統合IP電話の仮想付属電話として機能する、アナログ電話アダプターと、
統合IP電話がVoIP通話を行い、受信することを可能にする音声IPモジュールと
を備えている、統合IP電話。 - 前記統合IP電話内および前記アナログ電話間で向上した機能を可能にする機能サーバーをさらに備えている、請求項8に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、ユーザーが家の外にいるときには、鳴らすことの抑制を実行するように構成されている、請求項8に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、上り通話識別子に基づいて、ユーザーが特有の鳴り方を指定することを可能にするように構成されている、請求項8に記載の統合IP電話。
- 前記統合IP電話は、上り通話識別子に基づいて、ユーザーがカスタム化された音声メールプロンプトを指定することを可能にするように構成されている、請求項8に記載の統合IP電話。
- 統合IP電話は、time of−dayパラメーターに少なくとも部分的に基づいて、ユーザーが上り通話をどのように扱うかを設定することを可能にするように構成されている、請求項8に記載の統合IP電話。
- アナログ電話ネットワークの中のアナログ電話は、前記IPネットワーク上でセッション開始プロトコル(SIP)クライアントとしてある、請求項8に記載の統合IP電話。
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