JP2011259279A - 携帯用電子機器 - Google Patents

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俊輔 池尾
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Abstract

【課題】 部品点数の増加等を来たすことなく第1の筐体と第2の筐体の密閉性の向上を図り防水性及び防塵性を確保する。
【解決手段】 第1の筐体3と第2の筐体4が結合されて構成されると共に開閉部8、9を有するケース体2と、ケース体に支持され開閉部を開閉する蓋体18、30と、第1の筐体と第2の筐体に挟持された状態でケース体に配置されたパッキン17、29とを設け、開閉部にリブ12、25を設け、蓋体による開閉部の閉塞時に蓋体がリブに接触されて第1の筐体と第2の筐体に両者が密着される方向への締結力が付与されパッキンが第1の筐体と第2の筐体によって押し潰されるようにした。
【選択図】 図7

Description

本発明は携帯用電子機器についての技術分野に関する。詳しくは、蓋体による開閉部の閉塞時に蓋体がリブに接触されパッキンが第1の筐体と第2の筐体によって押し潰されるようにして第1の筐体と第2の筐体の密閉性の向上を図る技術分野に関する。
携帯電話、音声記録再生装置、画像記録再生装置、撮像装置、情報処理装置、ネットワーク通信装置等の各種の携帯用電子機器には、第1の筐体と第2の筐体によって構成されたケース体とケース体の一部を開閉する蓋体とを有しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
携帯用電子機器においては、ケース体の内部に配置された回路基板等の各部を保護するために、防水性及び防塵性を確保してケース体の内部への水分や塵埃の侵入を防止する必要がある。
このような防水性及び防塵性を確保するために、従来の携帯用電子機器においては、第1の筐体と第2の筐体の間にパッキンを配置し第1の筐体と第2の筐体のパッキンに沿った複数の部分をネジ止めによって結合したものがある。
特開2003−142841号公報
ところが、上記した従来の携帯用電子機器にあっては、第1の筐体と第2の筐体のパッキンに沿った複数の部分をネジ止めによって結合しているため、第1の筐体と第2の筐体のネジ止めした部分の密着性は高いが、ネジ止めした部分間がパッキンの反力によって撓んで浮き上がってしまうおそれがある。
このようなネジ止めした部分間の撓みによる浮き上がりが生じてしまうと、浮き上がった部分から水分や塵埃がケース体の内部に侵入する可能性が生じ、防水性及び防塵性を確保することができなくなってしまう。
従って、防水性及び防塵性を確保するためには、ネジ止めの箇所を増やす必要が生じるが、ネジ止めの箇所を増やすと部品点数が多くなると共にネジ止め作業が増加して作業効率が低下すると言う問題が生じる。
そこで、本発明携帯用電子機器は、上記した問題点を克服し、部品点数の増加等を来たすことなく第1の筐体と第2の筐体の密閉性の向上を図り防水性及び防塵性を確保することを課題とする。
携帯用電子機器は、上記した課題を解決するために、第1の筐体と第2の筐体が結合されて構成されると共に開閉部を有するケース体と、前記ケース体に支持され前記開閉部を開閉する蓋体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体に挟持された状態で前記ケース体に配置されたパッキンとを備え、前記開閉部にリブが設けられ、前記蓋体による前記開閉部の閉塞時に前記蓋体が前記リブに接触されて前記第1の筐体と前記第2の筐体に両者が密着される方向への締結力が付与され前記パッキンが前記第1の筐体と前記第2の筐体によって押し潰されるようにしたものである。
従って、携帯用電子機器にあっては、蓋体による開閉部の閉塞時に蓋体を介して第1の筐体と第2の筐体に両者が密着される方向への締結力が付与される。
上記した携帯用電子機器においては、前記リブを前記開閉部の外周部における一部に設けることが望ましい。
リブを開閉部の外周部における一部に設けることにより、蓋体からリブに対して付与される力のロスが小さくなる。
上記した携帯用電子機器においては、前記第1の筐体又は前記第2の筐体に前記パッキンが挿入されて配置される配置用凹部を形成することが望ましい。
第1の筐体又は第2の筐体にパッキンが挿入されて配置される配置用凹部を形成することにより、パッキンのケース体に対する配置状態が安定化する。
上記した携帯用電子機器においては、前記第2の筐体又は前記第1の筐体に前記配置用凹部に挿入されて前記パッキンに押し付けられる挿入用突部を設けることが望ましい。
第2の筐体又は第1の筐体に配置用凹部に挿入されてパッキンに押し付けられる挿入用突部を設けることにより、パッキンが配置用凹部を形成する壁面と挿入用突部によって押し潰される。
上記した携帯用電子機器においては、前記ケース体に前記蓋体による前記開閉部の閉塞時において前記蓋体を閉塞状態にロックするロック部を設けることが望ましい。
ケース体に蓋体による開閉部の閉塞時において蓋体を閉塞状態にロックするロック部を設けることにより、蓋体の閉塞状態が安定化する。
本発明携帯用電子機器は、第1の筐体と第2の筐体が結合されて構成されると共に開閉部を有するケース体と、前記ケース体に支持され前記開閉部を開閉する蓋体と、前記第1の筐体と前記第2の筐体に挟持された状態で前記ケース体に配置されたパッキンとを備え、前記開閉部にリブが設けられ、前記蓋体による前記開閉部の閉塞時に前記蓋体が前記リブに接触されて前記第1の筐体と前記第2の筐体に両者が密着される方向への締結力が付与され前記パッキンが前記第1の筐体と前記第2の筐体によって押し潰されるようにしている。
従って、第1の筐体と第2の筐体のネジ止めを行うことなく又はネジ止めの箇所を増やすことなく防水性及び防塵性を確保することができ、部品点数の増加や作業効率の低下を来すことなく第1の筐体と第2の筐体の密閉性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記リブを前記開閉部の外周部における一部に設けている。
従って、蓋体からリブに対して付与される力のロスが小さく、防水性及び防塵性を効率よく確保することができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記第1の筐体又は前記第2の筐体に前記パッキンが挿入されて配置される配置用凹部を形成している。
従って、パッキンの配置状態の安定化が図られ、第1の筐体と第2の筐体の一層の密閉性の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記第2の筐体又は前記第1の筐体に前記配置用凹部に挿入されて前記パッキンに押し付けられる挿入用突部を設けている。
従って、パッキンを容易に押し潰すことができ、第1の筐体と第2の筐体の一層の密閉性の向上を図ることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記ケース体に前記蓋体による前記開閉部の閉塞時において前記蓋体を閉塞状態にロックするロック部を設けている。
従って、蓋体の閉塞状態が安定化し、一層の防水性及び防塵性の向上を図ることができる。
以下に、本発明携帯用電子機器の実施の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明携帯用電子機器をビデオカメラに適用したものである。
尚、本発明の適用範囲はビデオカメラに限られることはない。本発明は、音声記録再生装置、画像記録再生装置、ビデオカメラ以外の撮像装置、ネットワーク通信装置、パーソナルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理装置等の他の各種の携帯用電子機器に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、被写体側を前方とし撮影者側を後方として前後上下左右の方向を示すものとする。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[携帯用電子機器の全体構成]
携帯用電子機器(ビデオカメラ)1はケース体2の内外に所要の各部が配置されて成り、ケース体2は第1の筐体3と第2の筐体4が結合されて構成され、第1の筐体3の内側に第2の筐体4が配置されている(図1及び図2参照)。ケース体2は外形が、例えば、縦長の略直方体状に形成されている。
ケース体2の側面には複数の操作釦2a、2a、・・・が配置されている。操作釦2a、2a、・・・としては、例えば、電源釦、撮影釦、ズーミング釦、各種の機能を実行するための機能釦等が設けられている。
ケース体2の上端部における前端部には撮像部5が設けられ、撮像部5は撮像レンズ5aを有している。ケース体2の上端部における後端部にはファインダー部6が設けられ、ファインダー部6は図示しない覗き窓を有している。
ケース体2の一方の側面には表示部7が連結されている。表示部7は図示しないディスプレイを有し、ケース体2に対して回動可能かつ回転可能とされている。
ケース体2には、図2に示すように、前面に前方に開口された第1の開閉部8が形成され、後面に後方に開口された第2の開閉部9が形成されている。第1の開閉部8には図示しないメモリーカード等が挿入されて装着され、第2の開閉部9には図示しないバッテリーが挿入されて装着される。
第1の開閉部8は、図3及び図4に示すように、第1の筐体3の前端部に設けられた環状の前側周状部10と第2の筐体4の前端部に設けられた前側装着部11とが結合されて成り、前側装着部11が前側周状部10の内側に配置されている。
前側周状部10の前端寄りの位置には内方に開口された環状の配置用凹部10aが形成されている(図4参照)。前側周状部10には受部10bが設けられ、受部10bは配置用凹部10aの後端に連続する部分が内方へ突出して設けられている。
前側周状部10にはリブ12が設けられている(図3及び図4参照)。リブ12は前側周状部10の前面における内周側の端部から前方へ突出して設けられている。
前側装着部11は前後方向を向くベース部13とベース部13の一方の側部から前方へ突出された突状部14とベース部13から前方へ突出された環状の壁部15とを有している。前側装着部11は、図4に示すように、ベース部13の後面における外周部が前側周状部10の受部10bの前面に接し、突状部14の外面が前側周状部10の前端部における内面に接し、壁部15の外面が前側周状部10の前端部における内面及びリブ12の内面に接した状態とされている。
ベース部13の外周面には外方へ突出された環状の挿入用突部13aが設けられている。挿入用突部13aは前側周状部10の配置用凹部10aに挿入されている。ベース部13には壁部15の内側にコネクター孔13b、13bが形成され(図3参照)、コネクター孔13b、13bにメモリーカード等が挿入されて接続される。
ベース部13の前面には上下に離隔して係合突部16、16が設けられている。係合突部16はベース部13の前面から前方へ突出された基部16aと基部16aの前端部から直交する方向へ突出されたロック部16bとを有している。
壁部15には前端部から側方へ突出されたロック部15a、15aが上下に離隔して設けられている。
前側周状部10の配置用凹部10aにはゴム等の弾性の高い材料によって形成された第1のパッキン17が配置されている(図4参照)。第1のパッキン17は外周面が配置用凹部10aを形成する各面と前側装着部11のベース部13に設けられた挿入用突部13aの先端面とに接した状態とされている。
ケース体2には第1の蓋体18が上端部を支点として回動自在に支持されている(図3参照)。第1の蓋体18はカバー体19とカバー体19をスライド自在に支持する支持体20とから成る。
カバー体19は閉塞状態において上下に長い形状に形成され、略矩形の平板状に形成された閉塞板部19aと閉塞板部19aの外周部における上端部以外の三辺からそれぞれ略直交する方向へ突出された側部19b、19b、19bとから成る。カバー体19は支持体20に対して長手方向へスライド可能とされている。カバー体19の内面側には被ロック部21、21、・・・が設けられ、被ロック部21、21、・・・はそれぞれ係合片21a、21a、・・・を有している。
支持体20は連結部20aと連結部20aの一方の端部に連続するヒンジ部20bと連結部20aの他方の端部に連続する密閉用突部20cとが一体に形成されて成り、ヒンジ部20bを支点としてケース体2に回動自在に支持されている。
密閉用突部20cは外形が第2の筐体4における壁部15の内形と同じ大きさ及び形状に形成され、第1の蓋体18の閉塞状態において壁部15の内側に挿入されて配置される。従って、第1の蓋体18の閉塞状態においては壁部15の内側に形成されたコネクター孔13b、13bが密閉用突部20cによって閉塞される。
第1の開閉部8にはヒンジ部20bの近傍に付勢バネ22が配置され、第1の蓋体18が付勢バネ22によって閉塞状態から開放状態へ向かう回動方向へ付勢されている。
第2の開閉部9は、図5及び図6に示すように、第1の筐体3の後端部に設けられた環状の後側周状部23と第2の筐体4の後端部に設けられた後側装着部24とが結合されて成り、後側装着部24が後側周状部23の内側に配置されている。
後側周状部23の後端寄りの位置には内方に開口された環状の配置用凹部23aが形成されている(図6参照)。後側周状部23には受部23bが設けられ、受部23bは配置用凹部23aの前端に連続する部分が内方へ突出して設けられている。
後側周状部23にはリブ25が設けられている(図5及び図6参照)。リブ25は後側周状部23の後面における内周側の端部から後方へ突出して設けられている。
後側装着部24は前後方向を向くベース部26とベース部26から後方へ突出された環状の壁部27とを有している。後側装着部24は、図6に示すように、ベース部26の前面における外周部が後側周状部23の受部23bの後面に接し、壁部27の外面が後側周状部23の後端部における内面及びリブ25の内面に接した状態とされている。
ベース部26の外周面には外方へ突出された環状の挿入用突部26aが設けられている。挿入用突部26aは後側周状部23の配置用凹部23aに挿入されている。後側装着部24の壁部27における内側の空間はバッテリー装着孔26bとして形成され(図5参照)、バッテリー装着孔26bにバッテリーが挿入されて接続される。
ベース部26の後面には上下に離隔して係合突部28、28が設けられている。係合突部28はベース部26の後面から後方へ突出された基部28aと基部28aの後端部から直交する方向へ突出されたロック部28bとを有している。
壁部27には後端部から側方へ突出されたロック部27aが設けられている。
後側周状部23の配置用凹部23aにはゴム等の弾性の高い材料によって形成された第2のパッキン29が配置されている(図6参照)。第2のパッキン29は外周面が配置用凹部23aを形成する各面と後側装着部24のベース部26に設けられた挿入用突部26aの先端面とに接した状態とされている。
ケース体2には第2の蓋体30が上端部を支点として回動自在に支持されている(図5参照)。第2の蓋体30はカバー体31とカバー体31をスライド自在に支持する支持体32とから成る。
カバー体31は閉塞状態において上下に長い形状に形成され、略矩形の平板状に形成された閉塞板部31aと閉塞板部31aの外周部における上端部以外の三辺からそれぞれ略直交する方向へ突出された側部31b、31b、31bとから成る。カバー体31は支持体32に対して長手方向へスライド可能とされている。カバー体31の内面側には被ロック部33、33、33が設けられ、被ロック部33、33、33はそれぞれ係合片33a、33a、33aを有している。
支持体32は連結部32aと連結部32aの一方の端部に連続するヒンジ部32bと連結部32aの他方の端部に連続する密閉用突部32cとが一体に形成されて成り、ヒンジ部32bを支点としてケース体2に回動自在に支持されている。
密閉用突部32cは外形が第2の筐体4における壁部27の内形と同じ大きさ及び形状に形成され、第2の蓋体30の閉塞状態において壁部27の内側に挿入されて配置される。従って、第2の蓋体30の閉塞状態においては壁部27の内側に形成されたバッテリー装着孔26bが密閉用突部32cによって閉塞される。
第1の開閉部8にはヒンジ部32bの近傍に付勢バネ34が配置され、第2の蓋体30が付勢バネ34によって閉塞状態から開放状態へ向かう回動方向へ付勢されている。
[蓋体の開閉動作]
以下に、第1の蓋体18の開閉動作について説明する(図3、図4及び図7参照)。
第1の開閉部8が開放された開放状態から付勢バネ22の付勢力に抗して第1の蓋体18を回動していくと、第1の蓋体18におけるカバー体19の側部19b、19b、19bの先端面が第1の筐体3の前側周状部10の前面に当接又は近接して位置される。このとき第1の蓋体18の密閉用突部20cが第2の筐体4の壁部15に挿入されコネクター孔13b、13bが密閉用突部20cによって閉塞される。
開放状態から第1の蓋体18が回動されたときには、カバー体19の側部19bの内面がリブ12の外面に摺接し、カバー体19の他の側部19bの内面が第2の筐体4における突状部14の外面に摺接する。従って、カバー体19の側部19bの内面がリブ12の外面に摺接するため第1の筐体3に設けられたリブ12が第2の筐体4に設けられた壁部15に押し付けられ、カバー体19の他の側部19bの内面が第2の筐体4における突状部14の外面に摺接するため壁部15がリブ12に押し付けられる。
このようにリブ12と壁部15は互いに押し付けられて両者が密着される方向への締結力が付与され(図7参照)、第1のパッキン17が配置用凹部10aを形成する各面と挿入用突部13aの先端面とによって押し潰される。
次いで、カバー体19を支持体20に対して上方へスライドさせていくと、ケース体2に設けられたロック部15a、15a、16b、16bにそれぞれ被ロック部21、21、・・・の係合片21a、21a、・・・が係合される。従って、第1の蓋体18によって第1の開閉部8が閉塞され、第1の蓋体18が閉塞状態においてロックされる。
第1の蓋体18が閉塞状態においてロックされたときには、リブ12と壁部15に両者が密着される方向への締結力が付与された状態と、第1のパッキン17が配置用凹部10aを形成する各面と挿入用突部13aの先端面とによって押し潰された状態とが保持されている。
尚、第1の蓋体18が閉塞状態においてロックされたときには、同時に、図示しないスライド防止機構によって第1の蓋体18の下方へのスライドが防止される。
逆に、スライド防止機構によるスライドの防止状態が解除され、第1の開閉部8が閉塞された閉塞状態から第1の蓋体18を下方へスライドすると第1の蓋体18のロック状態が解除され、付勢バネ22の付勢力によって第1の蓋体18が開放状態まで回動される。
次に、第2の蓋体30の開閉動作について説明する(図5、図6及び図8参照)。
第2の開閉部9が開放された開放状態から付勢バネ34の付勢力に抗して第2の蓋体30を回動していくと、第2の蓋体30におけるカバー体31の側部31b、31b、31bの先端面が第1の筐体3の後側周状部23の後面に当接又は近接して位置される。このとき第2の蓋体30の密閉用突部32cが第2の筐体4の壁部27に挿入されバッテリー装着孔26bが密閉用突部32cによって閉塞される。
開放状態から第2の蓋体30が回動されたときには、カバー体31の側部31bの内面がリブ25の外面に摺接し、カバー体31の他の側部31bの内面が第2の筐体4における壁部27の外面に摺接する。従って、カバー体31の側部31bの内面がリブ25の外面に摺接するため第1の筐体3に設けられたリブ25が第2の筐体4に設けられた壁部27に押し付けられ、カバー体31の他の側部31bの内面が第2の筐体4における壁部27の外面に摺接するため壁部27がリブ25に押し付けられる。
このようにリブ25と壁部27は互いに押し付けられて両者が密着される方向への締結力が付与され(図8参照)、第2のパッキン29が配置用凹部23aを形成する各面と挿入用突部26aの先端面とによって押し潰される。
次いで、カバー体31を支持体32に対して上方へスライドさせていくと、ケース体2に設けられたロック部28b、28b、27aにそれぞれ被ロック部33、33、33の係合片33a、33a、33aが係合される。従って、第2の蓋体30によって第2の開閉部9が閉塞され、第2の蓋体30が閉塞状態においてロックされる。
第2の蓋体30が閉塞状態においてロックされたときには、リブ25と壁部27に両者が密着される方向への締結力が付与された状態と、第2のパッキン29が配置用凹部23aを形成する各面と挿入用突部26aの先端面とによって押し潰された状態とが保持されている。
尚、第2の蓋体30が閉塞状態においてロックされたときには、同時に、図示しないスライド防止機構によって第2の蓋体30の下方へのスライドが防止される。
逆に、スライド防止機構によるスライドの防止状態が解除され、第2の開閉部9が閉塞された閉塞状態から第2の蓋体30を下方へスライドすると第2の蓋体30のロック状態が解除され、付勢バネ34の付勢力によって第2の蓋体30が開放状態まで回動される。
[まとめ]
以上に記載した通り、携帯用電子機器1にあっては、第1の蓋体18と第2の蓋体30による第1の開閉部8と第2の開閉部9の閉塞時に第1の蓋体18と第2の蓋体30がそれぞれリブ12、25に接触されて第1の筐体3と第2の筐体4に両者が密着される方向への締結力が付与され第1のパッキン17と第2のパッキン29が第1の筐体3と第2の筐体4によって押し潰される。
従って、第1の筐体3と第2の筐体4のネジ止めを行うことなく又はネジ止めの箇所を増やすことなく防水性及び防塵性を確保することができ、部品点数の増加や作業効率の低下を来すことなく第1の筐体3と第2の筐体4の密閉性の向上を図ることができる。
また、リブ12、25がそれぞれ前側周状部10と後側周状部23の一部に設けられているため、第1の蓋体18と第2の蓋体30からリブ12、25に対して付与される力のロスが小さく、防水性及び防塵性を効率よく確保することができる。
尚、リブ12、25はそれぞれ前側周状部10と後側周状部23に複数設けられていてもよく、また、それぞれ前側周状部10と後側周状部23の全周に設けられていてもよい。
さらに、第1の筐体3に第1のパッキン17と第2のパッキン29が挿入されて配置される配置用凹部10a、23aを形成しているため、第1のパッキン17と第2のパッキン29の配置状態の安定化が図られ、第1の筐体3と第2の筐体4の一層の密閉性の向上を図ることができる。
尚、上記には、第1の筐体3に第1のパッキン17と第2のパッキン29が挿入されて配置される配置用凹部10a、23aを形成した例を示したが、逆に、第2の筐体に第1のパッキン17と第2のパッキン29が挿入されて配置される配置用凹部を形成することも可能である。
さらにまた、携帯用電子機器1にあっては、第2の筐体4に配置用凹部10a、23aに挿入されて第1のパッキン17と第2のパッキン29に押し付けられる挿入用突部13a、26aを設けているため、第1のパッキン17と第2のパッキン29を容易に押し潰すことができ、第1の筐体3と第2の筐体4の一層の密閉性の向上を図ることができる。
尚、配置用凹部が第2の筐体に形成された場合には、挿入用突部を第1の筐体に設ければよい。
加えて、ケース体2に第1の蓋体18と第2の蓋体30を閉塞状態にロックするロック部15a、16b、27a、28bを設けているため、第1の蓋体18と第2の蓋体30の閉塞状態が安定化し、一層の防水性及び防塵性の向上を図ることができる。
尚、リブ12、25は樹脂材料と金属材料によって形成されることが望ましく、リブ12、25が樹脂材料によって形成された場合には、リブ12、25を弾性を用いて撓ませて第2の筐体4に押し付け、第1の筐体3と第2の筐体4の密閉性の向上を図ることが可能である。
一方、リブ12、25が金属材料によって形成された場合には、リブ12、25の加工精度の向上が図られ、リブ12、25の第1の蓋体18と第2の蓋体30に対する良好な位置精度を確保することが可能である。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図8と共に本発明携帯用電子機器の実施の形態を示すものであり、本図は、携帯用電子機器の斜視図である。 携帯用電子機器の側面図である。 第1の蓋体が開放された状態を示す斜視図である。 第1の蓋体が閉塞された状態を示す拡大断面図である。 第2の蓋体が開放された状態を示す斜視図である。 第2の蓋体が閉塞された状態を示す拡大断面図である。 第1の蓋体が閉塞されたときに第1の筐体と第2の筐体が互いに押し付けられている状態を示す拡大断面図である。 第2の蓋体が閉塞されたときに第1の筐体と第2の筐体が互いに押し付けられている状態を示す拡大断面図である。
1…携帯用電子機器、2…ケース体、3…第1の筐体、4…第2の筐体、8…第1の閉塞部、9…第2の閉塞部、10a…配置用凹部、12…リブ、13a…挿入用突部、15a…ロック部、16b…ロック部、17…第1のパッキン、18…第1の蓋体、23a…配置用凹部、25…リブ、26a…挿入用突部、27a…ロック部、28b…ロック部、29…第2のパッキン、30…第2の蓋体

Claims (5)

  1. 第1の筐体と第2の筐体が結合されて構成されると共に開閉部を有するケース体と、
    前記ケース体に支持され前記開閉部を開閉する蓋体と、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体に挟持された状態で前記ケース体に配置されたパッキンとを備え、
    前記開閉部にリブが設けられ、
    前記蓋体による前記開閉部の閉塞時に前記蓋体が前記リブに接触されて前記第1の筐体と前記第2の筐体に両者が密着される方向への締結力が付与され前記パッキンが前記第1の筐体と前記第2の筐体によって押し潰されるようにした
    携帯用電子機器。
  2. 前記リブを前記開閉部の外周部における一部に設けた
    請求項1に記載の携帯用電子機器。
  3. 前記第1の筐体又は前記第2の筐体に前記パッキンが挿入されて配置される配置用凹部を形成した
    請求項1に記載の携帯用電子機器。
  4. 前記第2の筐体又は前記第1の筐体に前記配置用凹部に挿入されて前記パッキンに押し付けられる挿入用突部を設けた
    請求項3に記載の携帯用電子機器。
  5. 前記ケース体に前記蓋体による前記開閉部の閉塞時において前記蓋体を閉塞状態にロックするロック部を設けた
    請求項1に記載の携帯用電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103369897A (zh) * 2012-04-03 2013-10-23 深圳富泰宏精密工业有限公司 防尘防水结构及应用该防尘防水结构的便携式电子装置
CN103869896A (zh) * 2014-04-04 2014-06-18 陕西科技大学 一种充气式手持电子设备保护装置及其保护方法
CN105025127A (zh) * 2015-07-16 2015-11-04 深圳市鑫王牌科技发展有限公司 手机保护壳的密封结构

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