JP2011255362A - 集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置構成が簡単で製造コストの低減を図りつつ、噴出孔から噴出される圧縮空気を確実に筒状フィルタ内に導入し筒状フィルタに付着した塵埃をより効率よく清掃する。
【解決手段】集塵装置であって、フィルタ機構は所定のフィルタ配設方向に沿って並列配置される筒状フィルタ5を備え、噴出機構は、開閉弁を介して圧縮空気源に接続される基端部14A側から閉塞させた先端部14B側に向けてフィルタ配設方向に沿う状態で延出する筒状の通流管部14を備え、通流管部14の管壁に複数の筒状フィルタ5の夫々の開口部5aに夫々が対応する複数の噴出孔16を並列配設して備え、開口部5aの中心点である開口部中心位置Kに対して、開口部5aを含む開口面Mに対する噴出孔16の軸芯Yの到達点である噴出孔軸芯到達位置Eの基端部14A側への変位量ΔPが、基端部14A側に近いほど大きくなるように、開口部5a及び噴出孔16の夫々が配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、区画壁により内部が含塵空気導入室と浄化空気室とに区画された筐体と、区画壁に設けられ、筐体の内部に含塵空気導入室側から浄化空気室側に通流する含塵空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタ機構と、浄化空気室側からフィルタ機構を介して含塵空気導入室側に圧縮空気をパルス状に噴出させて、フィルタ機構に捕集された塵埃を清掃する噴出機構とを備えた集塵装置に関する。
上記集塵装置は、筐体内において含塵空気導入室側から浄化空気室側に通流する含塵空気中に含まれる塵埃をフィルタ機構にて捕集して、焼却炉や破砕設備等から供給される含塵空気を浄化する装置である。また、フィルタ機構に捕集され付着した塵埃を、浄化空気室側からフィルタ機構を介して含塵空気導入室側に圧縮空気を噴出させることにより払い落として、清掃することができるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の集塵装置においては、フィルタ機構がかご型形状の支持体に被せられたバグフィルタ(濾布)を備えて構成されている。バグフィルタの開口部に対向する位置には、圧縮空気を噴出する噴出孔が配設されており、その噴出孔と開口部との間には、噴出孔から噴出した圧縮空気を開口部に導くベンチュリ管が設けられている。この噴出孔は圧縮空気を通流可能な筒状のブローチューブの外周面に開口形成されている。
これにより、特許文献1に記載の集塵装置において、バグフィルタの清掃時には、圧縮空気を、浄化空気室側に配置された噴出孔からベンチュリ管を介してバグフィルタ内に送り込むことができる。この場合、噴出孔から噴出された圧縮空気の殆んど全てをベンチュリ管の誘導によりバグフィルタ内に無駄なく送り込むことができ、圧縮空気が干渉することもなく、バグフィルタに付着した塵埃を払い落として清掃できるとされている。また、噴出孔から噴出された圧縮空気がベンチュリ管の先端部開口をシール状態で完全に閉塞できるため、バグフィルタ内からの圧縮空気の逆流を防止できるとされている。
さらに、上記特許文献1に記載の集塵装置において、ブローチューブには、各バグフィルタ(有底筒状の筒状フィルタ)の筒軸芯方向に貫通形成された各噴出孔が、各バグフィルタに対向する位置、すなわち、各噴出孔の軸芯が各バグフィルタの開口部の中心を通過するように形成されている。
特開平8−57232号公報
ここで、圧縮空気をブローチューブ内に供給する際には、当該圧縮空気は、ブローチューブ内において基端部側から先端部側に向けて非常に高速(例えば、音速程度)で通流するので、噴出孔から噴出する圧縮空気の速度ベクトルには、筒状フィルタの開口部の中心に向かう速度成分のみならず、ブローチューブの先端部側へ向かう速度成分をも含むものになる。従って、噴出孔から噴出された圧縮空気が、筒状フィルタの開口部よりも、ブローチューブの先端部側にずれた位置に噴出されてしまうことがある。このような状況は、特に、圧縮空気の供給源に近いブローチューブの基端部側の噴出孔において顕著となっていた。
この場合、供給源から供給された圧縮空気が、その量及び速度等が同様の条件で供給された場合であっても、噴出された圧縮空気が筒状フィルタ内に適切に導入されなくなり、筒状フィルタの外側に付着した塵埃の払い落とし能力が低下してしまう。
また、上記特許文献1に記載の集塵装置において、圧縮空気を筒状フィルタ内へ確実に送り込むため、ブローチューブの噴出孔に、当該噴出孔から噴出する圧縮空気を筒状フィルタの開口部に導く噴出ノズルを設ける構成を採用することも考えられる。しかしながら、多数配置される各筒状フィルタに対向して配置される各噴出孔の全てに、噴出ノズルを配設する場合には、装置構成が複雑となるとともに製造コストが余計に必要となる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置構成が簡単で製造コストの低減を図ることができながら、噴出孔から噴出される圧縮空気を確実に筒状フィルタ内に導入して、筒状フィルタに付着した塵埃をより効率よく清掃することができる集塵装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る集塵装置は、区画壁により内部が含塵空気導入室と浄化空気室とに区画された筐体と、前記区画壁に設けられ、前記筐体の内部に前記含塵空気導入室側から前記浄化空気室側に通流する含塵空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタ機構と、前記浄化空気室側から前記フィルタ機構を介して前記含塵空気導入室側に圧縮空気をパルス状に噴出させて、前記フィルタ機構に捕集された塵埃を清掃する噴出機構とを備えた集塵装置であって、その特徴構成は、
前記フィルタ機構は、複数の有底筒状の筒状フィルタを所定のフィルタ配設方向に沿って並列配置して構成され、
前記噴出機構は、開閉弁を介して圧縮空気源に接続される基端部側から閉塞させた先端部側に向けて前記フィルタ配設方向に沿う状態で延出して形成された筒状の通流管部を備えるとともに、前記通流管部の管壁に前記複数の筒状フィルタの夫々の開口部に夫々が対応する複数の噴出孔を並列配置して構成され、
前記開口部の中心点である開口部中心位置に対して、前記開口部を含む開口面に対する前記噴出孔の軸芯の到達点である噴出孔軸芯到達位置の前記基端部側への変位量が、前記基端部側に近いほど大きくなるように、前記開口部及び噴出孔の夫々が配置されている点にある。
本特徴構成によれば、対応する筒状フィルタの開口部及び噴出孔のフィルタ配設方向における配置位置に関し、筒状フィルタの開口部の中心点である開口部中心位置に対して、開口部を含む開口面に対する噴出孔の軸芯の到達点(噴出孔の軸芯を延長した場合に、当該軸芯が筒状フィルタの開口面に到達した箇所)である噴出孔軸芯到達位置の基端部側への変位量が、基端部側に近いほど大きくなるように、開口部及び噴出孔の夫々の配置位置が設定される。これにより、圧縮空気が通流管部内を通流して各噴出孔から噴出され、当該圧縮空気が筒状フィルタの開口面に到達する位置が、当該筒状フィルタの開口部中心位置より先端部側にずれてしまう場合であっても、当該先端部側へのずれ量を相殺するように、筒状フィルタの開口部中心位置に対する噴出孔の噴出孔軸芯到達位置の基端部側への変位量を適切に設定することができる。よって、噴出された圧縮空気のより多くの部分を筒状フィルタ内に確実に導入することができ、筒状フィルタの外側に付着した塵埃を確実に払い落とすことができる。
具体的に説明すると、上記集塵装置においては、複数の筒状フィルタが、所定のフィルタ配設方向に沿って並列配置され、また、圧縮空気を通流させる筒状の通流管部が、開閉弁を介して圧縮空気源に接続される基端部側から閉塞端である先端部側に向けてフィルタ配設方向に沿う状態で延出して形成されている。通流管部の管壁には、複数の筒状フィルタの夫々の開口部に夫々が対応する状態で複数の噴出孔が並列配置され、各噴出孔は各筒状フィルタの開口部に対向する箇所に配置されている。この場合、圧縮空気を通流管部内に供給する際には、当該圧縮空気は、通流管部内において基端部側から先端部側に向けて非常に高速(例えば、音速程度)で通流するため、圧縮空気の速度ベクトルが、筒状フィルタの開口部の中心点に向かう速度成分のみならず、通流管部の先端部側へ向かう速度成分をも含んだままの状態で、各噴出孔から噴出される。この各噴出孔から噴出される圧縮空気における先端部側へ向かう速度成分は、通流管部内を基端部側から先端部側へ向かって通流することで、次第に弱まっていく。すなわち、フィルタ配設方向において基端部側の噴出孔から噴出される圧縮空気ほど先端部側への速度成分が維持されたままとなるので、当該噴出された圧縮空気が筒状フィルタの開口面に到達する到達点が、筒状フィルタの開口部中心位置に対して先端部側へずれるずれ量は、基端部側の噴出孔から噴出される圧縮空気ほど大きくなる。
そこで、上記集塵装置においては、上述のとおり、圧縮空気を噴出する噴出孔の軸芯の到達点である噴出孔軸芯到達位置が、対応する筒状フィルタの開口部の中心点である開口部中心位置よりもフィルタ配設方向の基端部側に所定の変位量だけ変位する箇所に配設され、しかも、その変位量が基端部側に近いほど大きくなるように、筒状フィルタの開口部及び噴出孔の配設位置が設定されている。
結果、圧縮空気の速度ベクトルが通流管部の先端部側への速度成分を含んでいる場合でも、その速度成分により当該圧縮空気が先端部側にずれるずれ量を相殺するように、筒状フィルタの開口部中心位置と噴出孔の噴出孔軸芯到達位置とのフィルタ配設方向における変位量が適切に設定されるので、圧縮空気のより多くの部分を筒状フィルタ内に確実に導入することができる。
また、上記集塵装置では、噴出孔を通流管部の管壁に形成する構成であるとともに、各噴出孔と筒状フィルタの開口部との相対位置関係をフィルタ配設方向において適切な位置に設定するだけの構成でよいので、非常に簡単な構成であり、製造コストの低減も図ることができる。
よって、装置構成が簡単で製造コストの低減を図ることができながら、噴出孔から噴出される圧縮空気を確実に筒状フィルタ内に噴出させて、筒状フィルタに付着した塵埃をより効率よく清掃することができる。
本発明に係る集塵装置の更なる特徴構成は、前記先端部側からi番目の前記開口部及び前記噴出孔における前記変位量をΔP、前記複数の筒状フィルタの数をN、前記筒状フィルタの直径をD、最も基端部側の前記開口部及び前記噴出孔において前記噴出孔軸芯到達位置を前記開口部中心位置に一致させた場合に、当該噴出孔から噴出された圧縮空気が当該開口部を含む開口面に到達する到達点の当該開口部中心位置に対する前記先端部側へのずれ量をAとして、
ΔP=(i−1)×A/(N−1)±R
0≦R≦(D/2)の関係を満たすように、前記開口部及び前記噴出孔の夫々が配置されている点にある。
本特徴構成によれば、噴出孔の噴出孔軸芯到達位置を筒状フィルタの開口部中心位置に対してフィルタ配設方向の基端部側に変位させる変位量を、先端部側に位置する特定の開口部及び噴出孔から基端部側に位置する開口部及び噴出孔のそれぞれについて、所定の基準に基づいて設定することができるので、筒状フィルタの開口部及び噴出孔の配置位置を適切に設定することができる。
具体的には、フィルタ配設方向において先端部側に位置する特定の開口部及び噴出孔から基端部側に位置する開口部及び噴出孔を順序付けする場合の任意の順位をi、先端部側からi番目の開口部及び噴出孔における変位量をΔPとして、
ΔP=(i−1)×A/(N−1)±R
0≦R≦(D/2)の関係を満たすように、前記開口部及び前記噴出孔の夫々が配置される。
従って、対応する開口部及び噴出孔の変位量ΔPを、フィルタ配設方向における順位i(位置)に応じて各別に設定でき、基本的に、先端部側から基端部側の順に、(A/(N−1))だけ順次大きくなるように設定できる。この際、ずれ量Aは、最も基端部側の開口部及び噴出孔において噴出孔軸芯到達位置を開口部中心位置に一致させた場合に、当該噴出孔から噴出された圧縮空気が当該開口部を含む開口面に到達する到達点の当該開口部中心位置に対する先端部側へのずれ量である。このずれ量Aは、噴出孔から噴出される圧縮空気の速度ベクトルのうち先端部側へ向かう速度成分を代表するものであるので、このずれ量Aを用いることで、当該速度成分によって圧縮空気が筒状フィルタの開口面に到達する到達点が、当該筒状フィルタの開口部中心位置から先端部側へずれるずれ量を相殺するように、変位量ΔPを設定することができる。よって、所定の条件(圧力、速度、量等)で噴出孔から噴出される圧縮空気に対応した変位量ΔPを設定することができる。なお、ずれ量Aとしては、予め計測しておいたずれ量を用いてもよいし、経験的に判明しているずれ量を用いてもよいが、例えば、このずれ量Aは、筒状フィルタの直径D等、適当な大きさに設定しても構わない。
また、変位量ΔPは、(i−1)×A/(N−1)を基準として、フィルタ配設方向において筒状フィルタの半径R(±D/2)だけずれた範囲内に収まるように設定できるので、変位量ΔPにある程度自由度をもたせながらも、噴出される圧縮空気を筒状フィルタ内に確実に導入する構成とすることができる。
本発明に係る集塵装置の更なる特徴構成は、前記複数の筒状フィルタが、筒軸芯が互いに等間隔に且つ平行になるよう並列配置されているとともに、前記複数の噴出孔が、軸芯が互いに等間隔に且つ平行になるように並列配置されている点にある。
本特徴構成によれば、複数の筒状フィルタの筒軸芯を互いに等間隔で平行に、かつ複数の噴出孔の軸芯を互いに等間隔で平行に配置して、筒状フィルタの開口部中心位置(筒軸芯)に対する噴出孔の噴出孔軸芯到達位置(軸芯)の基端部側への変位量を、基端部側に近いほど大きくなるように構成することができる。これにより、筒状フィルタの開口部及び噴出孔の配置を簡便な構成で実現して装置の改変を最小限に留めながら、噴出孔から噴出した圧縮空気を確実に筒状フィルタ内に導入する構成とすることができる。
本発明に係る集塵装置の更なる特徴構成は、最も先端部側の前記開口部及び前記噴出孔において前記噴出孔軸芯到達位置と前記開口部中心位置とを一致させるとともに、
複数の前記噴出孔軸芯到達位置の配置間隔を、複数の前記開口部中心位置の配置間隔よりも大きく設定して、前記変位量を前記基端部側に近いほど大きくする点にある。
本特徴構成によれば、最も先端部側の開口部及び噴出孔において噴出孔軸芯到達位置と開口部中心位置とを一致させた状態で、複数の筒状フィルタの筒軸芯を互いに等間隔で平行に、かつ複数の噴出孔の軸芯を互いに等間隔で平行に配置され、夫々の噴出孔軸芯到達位置の配置間隔が夫々の開口部中心位置の配置間隔よりも大きく設定される。これにより、最も先端部側から最も基端部側に至る全ての開口部及び噴出孔について、上記変位量を基端部側に近いほど大きくなるように構成することができる。また、そのための構成についても、筒状フィルタの開口部及び噴出孔の配置を変更するだけの簡便な構成とすることができ、装置の改変を最小限に留めながら、噴出孔から噴出した圧縮空気をより確実に筒状フィルタ内に導入する構成とすることができる。
本発明の集塵装置の概略側断面視図 本発明の集塵装置の概略上面視図 噴出孔近傍の拡大側断面視図 本発明の集塵装置における圧縮空気の噴出状態を示すシミュレーション結果 本発明の集塵装置における圧縮空気の噴出状態を示すシミュレーション結果 従来の集塵装置における噴出孔近傍の拡大側断面視図 従来の集塵装置における圧縮空気の噴出状態を示すシミュレーション結果 従来の集塵装置における圧縮空気の噴出状態を示すシミュレーション結果
以下、本発明に係る集塵装置Bの実施形態について、図面を参照して以下に説明する。
図1及び図2に示すように、集塵装置Bは、区画壁4により内部が含塵空気導入室2と浄化空気室3とに区画された筐体1と、区画壁4に設けられ、筐体1の内部に含塵空気導入室2側から浄化空気室3側に通流する含塵空気G中に含まれる塵埃を捕集する複数の筒状フィルタ5(フィルタ機構の一例)と、浄化空気室3側から筒状フィルタ5を介して含塵空気導入室2側に圧縮空気Hをパルス状に噴出させて、筒状フィルタ5に捕集された塵埃を清掃する噴出機構6とを備えて構成されている。また、集塵装置Bは、筒状フィルタ5の内側と外側との圧力差を検出する圧力差検出部(図示せず)と、噴出機構6の作動等の集塵装置Bの運転を制御する制御部(図示せず)等を備えて構成されている。
筐体1は、内部が上下方向で区画壁4により区画され、下部に含塵空気Gが通流する含塵空気導入室2、上部に区画壁4に設けられた筒状フィルタ5により浄化された浄化空気Cが通流する浄化空気室3が形成されている。筐体1は、含塵空気導入室2における筒状フィルタ5が配置される箇所及び浄化空気室3が形成される箇所における外形が上面視概略矩形に形成され、含塵空気導入室2における筒状フィルタ5が配置される箇所の下側の外形が漏斗形状に形成されている。そして、筐体1の漏斗形状に形成された上端箇所には焼却炉等(図示せず)からの含塵空気Gを含塵空気導入室2内に導入する含塵空気導入路7が形成されており、筐体1の矩形に形成された上部箇所には、筒状フィルタ5により浄化された浄化空気Cを浄化空気室3から排出する浄化空気排出路8が形成されている。この浄化空気排出路8の下流側には吸引装置(図示せず)が設けられ、浄化空気室3内の浄化空気Cを外部空間に吸引することができるように構成されている。なお、筐体1の漏斗形状に形成された箇所の下端部には、ロータリーバルブが設けられた排出口9が形成され、後述する筒状フィルタ5の清掃等により生じた含塵空気導入室2内の塵埃等を排出できるように構成されている。
したがって、焼却炉等(図示せず)で発生した含塵空気Gは、吸引装置(図示せず)の吸引力により含塵空気導入路7を介して含塵空気導入室2内に導入され、筒状フィルタ5により塵埃が捕集されて浄化空気Cとなって、浄化空気室3内から浄化空気排出路8を介して、集塵装置Bの下流側に接続された外部空間に排出される。
筒状フィルタ5は、詳細な図示は省略するが、有底のかご形状(例えば、複数の直線棒状体を、環状に形成された複数のリング状枠体に取り付けた有底筒状のかご形状)に形成された支持体(図示せず)の外側に、含塵空気Gを通流可能に構成された袋状(有底筒状)のバグ(図示せず)が被せられたバグフィルタとして構成されている。バグは、含塵空気G中の塵埃を良好に捕集できる濾布により構成され、例えば、内側が布で当該布の外側に貼り付けた不織布により形成される基布、或いは不織布や織布等により構成される。また、濾布の素材は、合成繊維やガラス繊維等から成る。バグの下部は袋状で、上部は開口を備えて構成され、バグの上端部が支持体と区画壁4との間に挟持されて固定されている。
そして、筒状フィルタ5は、図1から図3に示すように、上端部に開口部5aが形成された状態で、区画壁4に垂下状態で取り付けられる。複数の有底筒状の筒状フィルタ5は、各筒状フィルタ5の筒軸芯X(図1の上下方向)がフィルタ配設方向(図1の左右方向)に直交する形態で、各筒軸芯X同士が平行となるように、フィルタ配設方向に沿って並列される配置関係で設けられている。なお、本実施形態では、フィルタ配設方向に沿う方向に16個、フィルタ配設方向に直交する方向(図1の紙面奥行き方向)に16個をそれぞれ配列させた状態で256個の筒状フィルタ5を設けているが、その配列箇所、配列数、バグの形状等については、塵埃の処理量等との関係で適宜変更することが可能である。
噴出機構6は、圧縮空気Hを貯留するヘッダパイプ13(圧縮空気源の一例)と、空気開閉弁(開閉弁の一例)12を介してヘッダパイプ13に接続される基端部14A側から先端部14B側に向けてフィルタ配設方向に沿う状態で延出して形成された筒状の通流管部14と、通流管部14の管壁に筒軸芯Xと平行な方向に貫通形成され、通流管部14内を通流する圧縮空気Hを噴出させる複数の噴出孔16とを備えて構成されている。そして、噴出機構6は、各筒状フィルタ5の内側に圧縮空気Hをパルス状に噴出することができるように構成されている。
ヘッダパイプ13は、コンプレッサ等(図示せず)からの圧縮空気Hを、圧縮空気供給路10に設けられた圧力調整弁11を介して圧力調整した上で、内部空間に貯留することができるように構成されている。ヘッダパイプ13内に貯留される圧縮空気Hの圧力及び空気量は、噴出することが必要な圧縮空気Hの圧力や空気量に応じて適宜設定することができるが、例えば、ヘッダパイプ13内の圧力を約2kg/cm、容量を0.4mに設定することができる。
通流管部14は、上述のとおり、フィルタ配設方向に延びる筒状に構成され、基端部14A側は空気開閉弁12を介してヘッダパイプ13と連通され、先端部14B側は閉塞されている。これにより、通流管部14は、ヘッダパイプ13内に貯留された圧縮空気Hを、ヘッダパイプ13に設けられた空気開閉弁12を介して、基端部14A側から先端部14B側に向けて通流できるように構成されている。なお、空気開閉弁12の開閉は、各空気開閉弁12にそれぞれ対応して設けられた作動部15により制御可能に構成されている。
噴出孔16は、通流管部14の管壁に筒状フィルタ5の筒軸芯Xと平行な方向である軸芯Y方向に貫通して形成され、平面視で概略円形の孔とされている。噴出孔16は、各筒状フィルタ5の開口部5aに一対一で対応するように、筒状フィルタ5の筒軸芯Xと平行な方向で当該筒状フィルタ5に対向する箇所(筒状フィルタ5の上部)に、各軸芯Y同士が平行となるように配置され、対応する各筒状フィルタ5の内側に圧縮空気Hを噴出できるように構成されている。噴出孔16には、噴出される圧縮空気Hの噴出方向を案内する噴出ノズル等は設けられていない。なお、噴出孔16及び筒状フィルタ5の配置関係についての詳細は後述する。
本実施形態では、空気開閉弁12は16個配設されており、各空気開閉弁12にそれぞれ対応するように16本の通流管部14が配設されている。一つの通流管部14には、フィルタ配設方向に沿って16個の筒状フィルタ5が並列に配置されている。また、各筒状フィルタ5に対向する箇所には各噴出孔16が配設されている。
従って、制御部により各作動部15が制御されて、当該各作動部15に対応する各空気開閉弁12の開閉が設定された開閉状態となるように制御されることにより、ヘッダパイプ13内に貯留された圧縮空気Hは、各噴出孔16を介して各筒状フィルタ5の内側にパルス状に噴出可能とされている。この際、一つの通流管部14においては、圧縮空気Hが基端部14A側から先端部14B側に通流するに従って、基端部14A側の噴出孔16から先端部14B側の噴出孔16の順に順次、当該圧縮空気Hが噴出される。
制御部は、中央演算処理装置(CPU)、メモリ、記憶部等(図示せず)からなり、当該CPUにより所定のプログラムを実行して情報を処理することができる公知の情報処理手段で構成され、集塵装置Bの運転を制御することができるように構成されている。
圧力差検出部は公知の圧力検出手段からなり、含塵空気導入路7に設けられ、筒状フィルタ5の外側(含塵空気導入室2側)の圧力を検出する第1圧力検出部(図示せず)と、浄化空気排出路8に設けられ、筒状フィルタ5の内側(浄化空気室3側)の圧力を検出する第2圧力検出部(図示せず)とを備え、これら第1圧力検出部及び第2圧力検出部からの検出圧力に基づいて、筒状フィルタ5の内外差圧を検出することができるように構成されている。検出された筒状フィルタ5の内外差圧は、制御部に出力するように構成されている。
また、圧力差検出部は、筒状フィルタ5の内側(内部)の圧力を検出する第3圧力検出部(図示せず)を備え、第1圧力検出部及び第3圧力検出部からの検出圧力の差を、筒状フィルタ5の内外圧力差として測定することができる。また、筒状フィルタ5の外側に塵埃が付着して効率よく塵埃を捕集できない状態となったと判断する基準となる所定の圧力差が、予め設定されている。すなわち、この筒状フィルタ5の内外圧力差は、当該筒状フィルタ5の外側から内側へ通流する含塵空気Gの圧力損失であり、それに対し、上記所定の圧力差は筒状フィルタ5の清掃が必要な状態となった場合における圧力損失の値として設定される。なお、所定の圧力差は、制御部に出力し、予め当該制御部の記憶部に記憶可能に構成されている。
なお、浄化空気排出路8には、浄化空気室3から外部空間に排出される浄化空気Cの流量を検出する公知の流量検出部(図示せず)が設けられ、検出された流量は、制御部に出力するように構成されている。
次に、本発明に係る集塵装置Bの特徴構成について説明する。
本発明に係る集塵装置Bにおいては、通流管部14に形成された噴出孔16と筒状フィルタ5の開口部5aとの配置関係に特別な構成が採用されている。以下、具体的に説明する。
図3に示すように、一本の通流管部14に対応して配置される複数の筒状フィルタ5は、各筒状フィルタ5の筒軸芯Xがフィルタ配設方向に直交するように並列して配設されている。フィルタ配設方向において隣接する筒状フィルタ5の筒軸芯Xの筒軸芯間距離Pは、等間隔となるように設定されている。また、筒状フィルタ5の上端部には開口部5aが形成されているが、当該開口部5aの上端が開口面Mに沿うように複数の筒状フィルタ5が並列配置されている。筒状フィルタ5の開口部5aの開口面Mと各筒状フィルタ5の筒軸芯Xとの交点が、各開口部5aの中心点である開口部中心位置Kとなっている。
一方で、一本の通流管部14に形成される複数の噴出孔16は、各筒状フィルタ5の上部にそれぞれ位置するように配設され、各噴出孔16の軸芯Yがフィルタ配設方向に直交するように並列して配設されている。フィルタ配設方向において隣接する噴出孔16の軸芯Yの軸芯間距離Qは、等間隔となるように設定されている。筒状フィルタ5の開口部5aの開口面Mと各噴出孔16の軸芯Yとの交点(到達点)が、各噴出孔16の噴出孔軸芯到達位置Eとなっている。
さらに、各噴出孔16のフィルタ配設方向における配設位置は、各筒状フィルタ5の筒軸芯X(開口部中心位置K)に対して、各噴出孔16の軸芯Y(噴出孔軸芯到達位置E)を基端部14A側に変位させる変位量ΔPが、基端部14A側に近いほど大きくなる位置に設定されている。
すなわち、変位量ΔPが、ΔP=(i−1)×A/(N−1)を満たすように、各噴出孔16を配置する。
具体的に説明すると、通流管部14の先端部14B側から基端部14A側へ向かう順に噴出孔16及び筒状フィルタ5の開口部5aの位置に応じた順位iを設定し、最も先端部14B側にある噴出孔16及び筒状フィルタ5を1番目とし、基端部14A側に至るに連れて順位iが増加するように設定する。従って、先端部14B側から順位i(i番目)の噴出孔16及び開口部5aの変位量がΔPとなる。なお、本実施形態では、最も基端部14A側にある噴出孔16及び筒状フィルタ5の開口部5aは16番目となる。
さらに、フィルタ配設方向に配置された複数の筒状フィルタ5の数をN、図6に示すように、最も基端部14A側の開口部5a及び噴出孔16において軸芯Y(噴出孔軸芯到達位置E)を筒軸芯X(開口部中心位置K)に一致させた場合(従来の集塵装置における噴出孔と筒状フィルタの開口部との配設位置の場合)に、当該噴出孔16から噴出された圧縮空気Hが当該開口部5aを含む開口面Mに到達する到達点S(本実施形態では、フィルタ配設方向において、最も先端部14B側に到達した箇所)の当該開口部中心位置Kに対する先端部14B側へのずれ量をAとする。このずれ量Aは、噴出孔16から噴出される圧縮空気Hの速度ベクトルのうち先端部14B側へ向かう速度成分を代表するものであるので、このずれ量Aを用いることで、当該速度成分によって圧縮空気Hが筒状フィルタ5の開口面Mに到達する到達点が、当該筒状フィルタ5の開口部中心位置Kから先端部14B側へずれるずれ量を相殺するように、変位量ΔPを設定することができる。よって、所定の条件(圧力、速度、量等)で噴出孔16から噴出される圧縮空気Hに対応した変位量ΔPを設定することができる。なお、ずれ量Aとしては、予め計測しておいたずれ量を用いてもよいし、経験的に判明しているずれ量を用いてもよいが、例えば、このずれ量Aは、筒状フィルタ5の直径D等、適当な大きさに設定しても構わない。
従って、本実施形態では、変位量ΔPは、先端部14B側から基端部14A側に向かう順に、1番目から16番目の各噴出孔16に対応して、ΔP、ΔP、ΔP、・・・、ΔP15、ΔP16となり、ΔP=0、ΔP=(A/15)、ΔP=(2A/15)、・・・、ΔP15=(14A/15)、ΔP16=(15A/15)となる。すなわち、各噴出孔16の変位量ΔPは、最も先端部14B側の開口部5a及び噴出孔16において噴出孔軸芯到達位置Eと開口部中心位置Kとが一致した状態で、先端部14B側から基端部14A側へ行くに連れて順次、(A/15)ずつ増加するように設定されているので、噴出孔16の配設位置は、基端部14A側の噴出孔16ほど変位量ΔPが大きくなる位置に設定されている。しかも、変位量ΔPが大きくなる割合は、上述のとおり、噴出孔16から噴出される圧縮空気Hが有するフィルタ配設方向の先端部14A側へ向かう速度成分により、当該圧縮空気Hが筒状フィルタ5の開口面5aに到達する位置が、当該筒状フィルタ5の開口部中心位置Kより先端部14B側にずれてしまう場合であっても、当該先端部14B側へのずれ量を相殺するように、筒状フィルタ5の開口部中心位置Kに対する噴出孔16の噴出孔軸芯到達位置Eの基端部14A側への変位量ΔPは適切に設定されている。なお、このように設定される変位量ΔPを用いて、各筒状フィルタ5の開口部5a及び各噴出孔16が配設されることにより、噴出孔軸芯到達位置Eの配置間隔である軸芯Yの軸芯間距離Qは、開口部中心位置Kの配置間隔である筒軸芯Xの筒軸芯間距離Pよりも大きく設定されている。
次に、上記構成を採用した集塵装置Bを運転した場合の動作、及び噴出孔16から噴出される圧縮空気Hの噴出状態について、説明する。
集塵装置Bの集塵運転において、制御部は、浄化空気排出路8の下流側に接続された吸引装置(図示せず)による吸引を開始させ、含塵空気導入路7の上流側に接続された焼却炉等(図示せず)から含塵空気Gを筐体1内の含塵空気導入室2に導入する。これにより、含塵空気Gを含塵空気導入室2側から筒状フィルタ5を介して浄化空気室3側に(筒状フィルタ5の外側から内側に)通流させ、当該含塵空気G中の塵埃を筒状フィルタ5のバグにより捕集して、含塵空気Gを浄化して浄化空気Cとして処理する。この集塵運転では、捕集された塵埃は、筒状フィルタ5のバグの外側に付着することとなる。制御部は、集塵運転において、圧力差検出部(第1圧力検出部及び第2圧力検出部)から筒状フィルタ5の内側と外側の内外差圧の情報をモニターしている。また、制御部は、集塵運転において、浄化空気排出路8から排出される浄化空気Cの流量を流量検出部で検出し、当該検出された流量が所定の流量となるように、吸引装置等(図示せず)を制御する。
これにより、含塵空気G中の塵埃を筒状フィルタ5により捕集して含塵空気Gを良好に浄化して浄化空気Cとすることができる。
一方で、この集塵運転が継続されると、筒状フィルタ5の外側に付着する塵埃が増加し、塵埃がバグの外側及び繊維内部に付着する。このような状態では筒状フィルタ5において圧力損失が生じるとともに、効率よく塵埃を捕集することが困難となる。そこで、制御部は、このような塵埃の層が形成されたことを、圧力差検出部(第1圧力検出部及び第2圧力検出部)により検出された筒状フィルタ5の内外差圧が、上記所定の圧力差(予め設定された内外差圧)になったことにより認識し、筒状フィルタ5の清掃が必要であると判定する。なお、所定の圧力差は、例えば、筒状フィルタ5に塵埃の層が形成された状態となり、効率よく塵埃を捕集できない状態となったときの圧力差を予め設定しておき、制御部の記憶部に記憶しておいたものを用いることができる。
このような状態において、集塵運転を行ったままの状態(塵埃を捕集している状態)で、筒状フィルタ5の清掃運転を行う。
清掃運転として、制御部は、圧力調整弁11の開度を調節して、コンプレッサ(図示せず)からヘッダパイプ13内に圧縮空気Hを貯留し、ヘッダパイプ13内での圧縮空気Hの圧力が2kg/cm程度となるように制御する。
そして、制御部は、各空気開閉弁12の開閉を制御して、各筒状フィルタ5の内側から外側に通流するように、圧縮空気Hをパルス状に噴出させる。この際、各空気開閉弁12を開状態とする時間は、例えば、0.2秒程度の非常短い時間に設定されるが、圧縮空気Hの圧力が2kg/cm程度であるので、圧縮空気Hは、非常に高速(音速程度)で空気開閉弁12を介して通流管部14内を通流する。
図4及び図5に、上記構成の集塵装置Bにおいて、通流管部14内に圧縮空気Hを通流させ、当該圧縮空気Hを各噴出孔16から噴出させた際の噴出状態(速度分布)のシミュレーション結果を示す。なお、図4は、噴出状態を示す側断面視のシミュレーション結果であり、図5は、筒状フィルタ5の上端部(開口部5a近傍)における噴出状態を示す横断面視のシミュレーション結果である。また、図4(a)及び図5(a)は、空気開閉弁12を開状態としてから0.02秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、同様に、(b)は、0.025秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、(c)は、0.03秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、(d)は、0.05秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果である。図中、噴出状態は濃淡で示すが、濃部分が速度の比較的速い部分であり、淡部分が比較的速度の遅い部分である。カラーで示す補足図では、赤が速度の速い部分であり、赤、オレンジ、黄、黄緑、緑、青に変化する順に速度が遅い部分として示している。なお、図4及び図5中、速度の単位はm/sである。
図4(a)及び図5(a)に示すように、空気開閉弁12を開状態としてから0.02秒後には、通流管部14内を基端部14A側から先端部14B側に圧縮空気Hが通流し、順次、基端部14A側の噴出孔16から圧縮空気Hが噴出している。そして、圧縮空気Hは、フィルタ配設方向における先端部14B側へ向かう速度成分を含んでいるため、各噴出孔16の配設された位置から先端部14B側に変位した状態で、各噴出孔16に一対一で対応する各筒状フィルタ5の開口部5aに到達している。圧縮空気Hが、各筒状フィルタ5の開口部5aに到達した箇所は、フィルタ配設方向において筒状フィルタ5の真上(筒軸芯の真上)近傍となっているため、当該圧縮空気Hは各筒状フィルタ5内に何らの障害もなく導入されている。また、図5(a)に示すように、筒状フィルタ5内には、比較的速度の速い部分が現れていることが示されており、圧縮空気Hが各筒状フィルタ5内に何らの障害もなく導入されていることがわかる。
このような状態は、図4(b)及び図5(b)に示す、0.025秒後の噴出状態、図4(c)及び図5(c)に示す、0.03秒後の圧縮空気Hが先端部14B側に到達し基端部14A側に戻る際の噴出状態、図4(d)及び図5(d)に示す、0.05秒後の噴出状態においても同様であり、各噴出孔16から噴出された各圧縮空気H、特に、基端部14A側の噴出孔16から噴出された圧縮空気Hも、各筒状フィルタ5内に確実に導入されている。
一方、図7及び図8に、比較例として従来の集塵装置において、通流管部14内に圧縮空気Hを通流させ、当該圧縮空気Hを各噴出孔16から噴出させた際の噴出状態(速度分布)のシミュレーション結果を示す。なお、図7は、噴出状態を示す側断面視のシミュレーション結果であり、図8は、筒状フィルタ5の上端部(開口部5a近傍)における噴出状態を示す横断面視のシミュレーション結果である。また、図7(a)及び図8(a)は、空気開閉弁12を開状態としてから0.02秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、同様に、(b)は、0.025秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、(c)は、0.03秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果、(d)は、0.05秒後の噴出状態を示すシミュレーション結果である。図中、噴出状態は濃淡で示すが、濃部分が速度の比較的速い部分であり、淡部分が比較的速度の遅い部分である。なお、カラーで示す補足図では、赤が速度の速い部分であり、赤、オレンジ、黄、黄緑、緑、青に変化する順に速度が遅い部分として示している。なお、図7及び図8中、速度の単位はm/sである。
この従来の集塵装置においては、図6に示すように、各筒状フィルタ5の筒軸芯Xと各噴出孔16の軸芯Yとがフィルタ配設方向において同位置に設定されている。
図7(a)及び図8(a)に示すように、圧縮空気Hは、フィルタ配設方向における先端部14B側へ向かう速度成分を含んでいるため、各噴出孔16の配設された位置から先端部14B側に変位した状態で、各噴出孔16に一対一で対応する各筒状フィルタ5の上端に到達している。しかしながら、圧縮空気Hが、各筒状フィルタ5の上端に到達した箇所は、フィルタ配設方向において筒状フィルタ5の筒軸芯Xよりも先端部14B側に変位した位置となっているため、当該圧縮空気Hは各筒状フィルタ5の上端部分の開口部周辺に衝突し、筒状フィルタ5内に十分に導入されているとは言い難い。特に、図7(a)に示すように、基端部14A側(図7の右側)の筒状フィルタ5内にはほとんど圧縮空気Hが導入されていない状態となっている。このような状態は、図7(b)及び図8(b)に示す、0.025秒後の噴出状態、図7(c)及び図8(c)に示す、0.03秒後の圧縮空気Hが先端部14B側に到達し基端部14A側に戻る際の噴出状態、図7(d)及び図8(d)に示す、0.05秒後の噴出状態においても略同様であるが、特に、基端部14A側に配置される噴出孔16から噴出された圧縮空気Hは、各筒状フィルタ5内にほとんど導入されていない状態である。
従って、本発明に係る集塵装置Bにおいては、上記のように筒状フィルタ5の筒軸芯X(開口部中心位置K)と各噴出孔16の軸芯Y(噴出孔軸芯到達位置E)との変位量ΔPが適切に設定されているので、各噴出孔16、特に、基端部14A側からの噴出孔16から噴出された圧縮空気Hを確実に各筒状フィルタ5内に導入することができる。これにより、清掃運転において、各筒状フィルタ5の内側から外側に圧縮空気Hを確実に通流させることができ、当該圧縮空気Hにより筒状フィルタ5(特に、基端部14A側の筒状フィルタ5)の外側に付着した塵埃を確実に払い落とすことが可能となる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、フィルタ配設方向において隣接する筒状フィルタ5の筒軸芯間距離Pを、等間隔となるように設定するとともに、フィルタ配設方向において隣接する噴出孔16の軸芯間距離Qを、等間隔となるように設定し、変位量ΔPが、先端部14B側から基端部14A側へ向かうに連れて、(A/(N−1))ずつ増加するように設定した。しかしながら、変位量ΔPを、基端部14A側に近いほど大きくなるように適切に設定して、筒状フィルタ5内に噴出孔16から噴出される圧縮空気Hを確実に導入することができる構成であれば、特に制限なく採用することができる。
例えば、フィルタ配設方向において隣接する筒状フィルタ5の筒軸芯間距離P及びフィルタ配設方向において隣接する噴出孔16の軸芯間距離Qの何れか一方或いは両方を、不等間隔となるように設定した状態で、変位量ΔPを、基端部14A側に近いほど大きくなるように設定することもできる。
(2)上記実施形態では、変位量ΔPを、ΔP=(i−1)×A/(N−1)を満たすように、各噴出孔16や各筒状フィルタ5を配設したが、噴出孔16から噴出される圧縮空気Hの大部分が筒状フィルタ5内に導入される構成で十分な場合には、特にこの構成に限定されるものではない。例えば、ΔP=(i−1)×A/(N−1)±R 且つ、 0≦R≦(D/2)の関係を満たすように、開口部5a及び噴出孔16の夫々を配置する構成を採用することもできる。なお、Dは、筒状フィルタ5の直径(内径)である。この場合、各噴出孔16や各筒状フィルタ5の配設位置を、フィルタ配設方向において変位量ΔP=(i−1)×A/(N−1)を基準として、筒状フィルタ5の半径R(±D/2)だけずれた範囲内に収まるように設定できるので、変位量ΔPにある程度自由度をもたせながらも、噴出される圧縮空気Hを筒状フィルタ5内に確実に導入する構成とすることができる。
(3)上記実施形態では、筒状フィルタ5の筒軸芯Xがフィルタ配設方向に対して直交し、噴出孔16の軸芯Yがフィルタ配設方向に対して直交する場合について説明したが、筒軸芯Xや軸芯Yがフィルタ配設方向に対して傾斜している場合であっても、変位量ΔPを基端部14A側に近いほど大きくなるように設定することで、筒状フィルタ5内に噴出孔16から噴出される圧縮空気Hを確実に導入することができる構成であれば、特に制限なく採用することができる。
例えば、噴出孔16を通流管部14に設ける際に、フィルタ配設方向の先端部14B側に傾斜した状態で貫通形成され、噴出孔16の軸芯Yが先端部14B側に傾斜している場合や、筒状フィルタ5を区画壁4に配設する際に、フィルタ配設方向に先端部14B側に傾斜した状態で設けられ、筒状フィルタ5の筒軸芯Xが先端部14B側に傾斜している場合等であっても、本発明を良好に適用することができる。
(4)上記実施形態では、集塵運転を行ったままの状態(塵埃を捕集している状態)で、筒状フィルタ5の清掃運転を行う、いわゆるパルス式の集塵装置Bについて説明したが、特にこの構成に限定されるものではなく、例えば、集塵運転を停止した後、清掃運転を実行する逆洗式の集塵装置に、本発明を適用することもできる。
(5)上記実施形態では、変位量ΔPを基端部14A側に近いほど大きくなるように設定する構成において、最も先端部14B側にある開口部5a及び噴出孔16を1番目(i=1)として採用する例を示した。しかしながら、1番目(i=1)として採用する開口部5a及び噴出孔16としては、最も先端部14B側にある開口部5a及び噴出孔16(1番目の開口部5a及び噴出孔16)ではなく、当該開口部5a及び噴出孔16よりも基端部14A側に位置する開口部5a及び噴出孔16を採用してもよい。例えば、1番目(i=1)として採用する開口部5a及び噴出孔16として、最も先端部14B側の開口部5a及び噴出孔16から数えた場合に2番目となる開口部5a及び噴出孔16や、3番目となる開口部5a及び噴出孔16等とすることができる。これにより、先端部14B側の噴出孔16から噴出された圧縮空気Hが、対向する筒状フィルタ5内に適切に導入されている場合には、当該噴出孔16に関しては変位量ΔPを設定する必要がなくなり、装置構成の改変をより少なくしながら、圧縮空気Hを筒状フィルタ5内に、より確実に導入することができる。
(6)上記実施形態では、変位量ΔPを先端部14B側から基端部14A側に一定の割合で増加させたが、当該変位量ΔPが、基端部14A側の噴出孔16ほど大きくなる位置に設定されていれば、特にこの構成に限定されるものではない。例えば、複数の噴出孔16のうち、各噴出孔16に対してフィルタ配設方向の先端部14B側へ向かう速度成分を考慮し、各別に変位量を設定するように構成してもよい。また、複数の噴出孔16を複数のグループに区分し、グループ内の噴出孔16の変位量は同じにしながら、グループ毎の変位量が、基端部14A側のグループの噴出孔16ほど大きくなるように設定することもできる。
(7)上記実施形態では、コンプレッサ等からの圧力空気を貯留するヘッダパイプ13を圧縮空気源とする構成について説明したが、この構成に限定されるものではなく、ヘッダパイプ13を省略し、コンプレッサ等を圧縮空気源とする構成を採用して、当該圧縮空気源から開閉弁を介して、直接、通流管部14に圧縮空気Hを供給する構成としてもよい。
以上説明したように、装置構成が簡単で製造コストの低減を図ることができながら、噴出孔から噴出される圧縮空気を確実に筒状フィルタ内に導入して、筒状フィルタに付着した塵埃をより効率よく清掃することができる集塵装置を提供することができた。
1 筐体
2 含塵空気導入室
3 浄化空気室
4 区画壁
5 筒状フィルタ(フィルタ機構)
5a 開口部
6 噴出機構
12 空気開閉弁(開閉弁)
13 ヘッダパイプ(圧縮空気源)
14 通流管部(噴出機構)
14A 基端部
14B 先端部
16 噴出孔(噴出機構)
B 集塵装置
H 圧縮空気
X 筒状フィルタの筒軸芯
Y 噴出孔の軸芯
M 開口面
K 開口部中心位置
E 噴出孔軸芯到達位置
N 筒状フィルタの数
D 筒状フィルタの直径
A 最も基端部側の開口部及び噴出孔において噴出孔軸芯到達位置を開口部中心位置に一致させた場合に、当該噴出孔から噴出された圧縮空気が当該開口部を含む開口面に到達する到達点の当該開口部中心位置に対する先端部側へのずれ量
i 先端部側に位置する特定の開口部及び噴出孔から基端部側に位置する開口部及び噴出孔を順序付けする場合の任意の順位
ΔPi 変位量

Claims (4)

  1. 区画壁により内部が含塵空気導入室と浄化空気室とに区画された筐体と、
    前記区画壁に設けられ、前記筐体の内部に前記含塵空気導入室側から前記浄化空気室側に通流する含塵空気中に含まれる塵埃を捕集するフィルタ機構と、
    前記浄化空気室側から前記フィルタ機構を介して前記含塵空気導入室側に圧縮空気をパルス状に噴出させて、前記フィルタ機構に捕集された塵埃を清掃する噴出機構とを備えた集塵装置であって、
    前記フィルタ機構は、複数の有底筒状の筒状フィルタを所定のフィルタ配設方向に沿って並列配置して構成され、
    前記噴出機構は、開閉弁を介して圧縮空気源に接続される基端部側から閉塞させた先端部側に向けて前記フィルタ配設方向に沿う状態で延出して形成された筒状の通流管部を備えるとともに、前記通流管部の管壁に前記複数の筒状フィルタの夫々の開口部に夫々が対応する複数の噴出孔を並列配置して構成され、
    前記開口部の中心点である開口部中心位置に対して、前記開口部を含む開口面に対する前記噴出孔の軸芯の到達点である噴出孔軸芯到達位置の前記基端部側への変位量が、前記基端部側に近いほど大きくなるように、前記開口部及び噴出孔の夫々が配置されている集塵装置。
  2. 前記先端部側からi番目の前記開口部及び前記噴出孔における前記変位量をΔP、前記複数の筒状フィルタの数をN、前記筒状フィルタの直径をD、最も基端部側の前記開口部及び前記噴出孔において前記噴出孔軸芯到達位置を前記開口部中心位置に一致させた場合に、当該噴出孔から噴出された圧縮空気が当該開口部を含む開口面に到達する到達点の当該開口部中心位置に対する前記先端部側へのずれ量をAとして、
    ΔP=(i−1)×A/(N−1)±R
    0≦R≦(D/2)の関係を満たすように、前記開口部及び前記噴出孔の夫々が配置されている請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記複数の筒状フィルタが、筒軸芯が互いに等間隔に且つ平行になるよう並列配置されているとともに、前記複数の噴出孔が、軸芯が互いに等間隔に且つ平行になるように並列配置されている請求項1又は2に記載の集塵装置。
  4. 最も先端部側の前記開口部及び前記噴出孔において前記噴出孔軸芯到達位置と前記開口部中心位置とを一致させるとともに、
    複数の前記噴出孔軸芯到達位置の配置間隔を、複数の前記開口部中心位置の配置間隔よりも大きく設定して、前記変位量を前記基端部側に近いほど大きくする請求項3に記載の集塵装置。
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