JP2011252206A - 摺動特性に優れた肌焼鋼部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】浸炭層または浸炭窒化層を表面に有する肌焼鋼部品であって、鋼中成分は、C:0.1〜0.5%(質量%、以下同じ)、Si:0.03〜2%、Mn:0.2〜1.8%、Cr:3%以下(0%を含まない)、P:0.03%以下(0%を含まない)、S:0.2%以下(0%を含まない)、Al:0.16〜0.5%、B:0.0005〜0.008%、N:0.002〜0.015%、O:0.002%以下を含有し、残部:鉄および不可避不純物であって、下式(1)および(2)を満足すると共に、表面粗さRaが0.16μm以下である。[N]−1.3×[B]≧0.0010%・・・(1)式中[]は各元素の含有量(%)である。表面固溶Al≧0.15%・・・(2)
【選択図】なし
Description
[N]−1.3×[B]≧0.0010% ・・・ (1)
式中、[ ]は各元素の含有量(%)である。
表面固溶Al≧0.15% ・・・ (2)
[N]−1.3×[B]≧0.0010% ・・・ (1)
式中、[ ]は各元素の含有量(%)である。
表面固溶Al≧0.15% ・・・ (2)
Cは、肌焼鋼部品内部の強度を確保するために必須の元素であり、そのためにC量を0.1%以上とする。ただし、過剰に添加すると、浸炭や浸炭窒化の表面処理前の硬さが高くなり過ぎて切削加工や鍛造の時に工具や金型の寿命を低下させるため、C量の上限を0.5%とする。好ましいC量は、0.15%以上0.22%以下であり、より好ましくは0.18%以上0.20%以下である。
Siは、製鋼時の脱酸元素として有効であるほか、歯車などでは面疲労強度の向上に有効な元素である。このような作用を有効に発揮させるため、Si量の下限を0.03%とする。ただし、過剰に添加すると、被削性や鍛造性が低下するため、Si量の上限を2%とする。なお、通常の肌焼鋼におけるSi量の上限は、おおむね0.9%程度であるが、本発明では、2%まで許容できることを実験により確認している。好ましいSi量は、0.35%以上1.0%以下であり、より好ましくは0.4%以上0.8%以下である。
Mnは、転動疲労寿命の向上に寄与する残留オーステナイトの生成に有効な元素であり、焼入れ性の向上にも寄与する元素である。このような作用を有効に発揮させるため、Mn量の下限を0.2%とする。ただし、過剰に添加すると、素材の硬さが高くなりすぎて被削性などが低下するため、Mn量の上限を1.8%とする。好ましいMn量は、0.4%以上1.2%以下であり、より好ましくは0.9%以下である。
Crは、焼入れ性を向上させて浸炭処理または浸炭窒化処理後の硬さを向上させる元素であり、このような作用を有効に発揮させるため、Cr量を0.5%以上とすることが好ましい。ただし、過剰に添加すると、浸炭または浸炭窒化前に行う切削加工などの加工時における被削性を低下させるため、Cr量の上限を3%とする。なお、通常の肌焼鋼におけるCr量の上限は、おおむね1.2%程度であるが、本発明では、3%まで許容できることを実験により確認している。好ましいCr量は、0.8%以上1.5%以下であり、より好ましくは1.0%以上1.2%以下である。
Pは鋼中に不可避的に含まれる元素(不純物)であり、熱間加工時の割れを助長するので、できるだけ低減することが好ましい。P量は0.03%以下であり、好ましくは0.02%以下、より好ましくは0.01%以下である。なお、P量を0%とすることは工業的に困難である。
Sは、被削性を向上させる元素であるが、過剰に含有させると鋼材の延性や靭性が低下するため、その上限を0.2%とする。特にS量が過剰になると、Mnと反応してMnS介在物を形成する量が増大し、この介在物が圧延時に圧延方向に伸展して圧延直角方向の靭性(横目の靭性)を劣化させる。但し、Sは、鋼に不可避的に含まれる不純物であり、その量を0%とすることは工業的に困難である。
Alは本発明を特徴付ける成分の一つであり、摩擦係数の低減に寄与する表面固溶Alの供給成分である。また、AlはNと結合して浸炭時の結晶粒を微細化し、疲労強度を高める作用もある。本発明では、上記作用を有効に発揮させるため、肌焼鋼に通常含まれるAl量(概ね、0.01〜0.03%程度)よりも多くのAl量(下限0.16%)を規定している。一方、Al量が0.5%を超えて添加しても上記摩擦係数低減作用は飽和するほか、鋼材の製造工程において鋳造時のノズル閉塞や圧延での割れなどの問題が生じるため、上限を0.5%とする。好ましいAl量は0.18%以上0.40%以下であり、より好ましくは0.20%以上0.30%以下である。
Bも本発明を特徴付ける成分の一つであり、Nと結合してBNを形成し、摩擦係数の低減化に寄与する成分である。このような作用を有効に発揮させるため、B量を0.0005%以上とし、且つ、N量とB量の関係を規定する式(1)を満たすことが必要である。式(1)については後述する。ただし、Bを過剰に添加しても上記効果が飽和するほか、鋼材の焼入れ性が過度に高くなって部品の強度ばらつきの原因となるため、上限を0.008%とする。好ましいB量は0.0010%以上0.006%以下であり、より好ましくは0.0015%以上0.004%以下である。
Nは、上述したBと結合して摩擦係数の低減に寄与するBNを析出させるための供給成分である。また、NはAlと結合してAlN化合物を生成し、浸炭時の結晶粒を微細化して疲労強度を高める作用もある。このような作用を有効に発揮させるため、N量を0.002%以上とし、且つ、N量とB量の関係を規定する式(1)を満たすことが必要である。式(1)については後述する。ただし、Nを過剰に添加すると熱間加工時に割れ易くなるため、N量の上限を0.015%とする。好ましいN量の下限は0.005%以上であり、より好ましくは0.007%以上である。また、好ましいN量の上限は0.012%以下である。
Oは鋼中に不可避的に含まれる元素であり、粗大な酸化物系介在物を形成して、被削性や延性、靱性、熱間加工性などに悪影響を及ぼす元素である。特に本発明では、摩擦係数低減に寄与する表面固溶Alと、浸炭時結晶粒微細化による疲労強度向上に寄与するAlNを確保するため、Al2O3などの酸化物の生成を極力防止する必要がある。このような観点から、O量を0.002%以下とする。好ましくは0.0015%以下である。なお、O量を0%とすることは工業的に困難である。
Moは、焼入れ性向上元素であり、浸炭または浸炭窒化層において不完全焼入れ組織生成の抑制にも有効に作用する。このような作用を有効に発揮させるため、Mo量の下限を0.1%とすることが好ましい。ただし、過剰に添加すると、被削性や鍛造性が低下するため、Moの上限を1%とすることが好ましい。より好ましいMo量は0.2%以上0.45%以下であり、更に好ましくは0.3%以上0.4%以下である。
CuおよびNiは、いずれも耐食性向上元素であり、Niは更に靭性向上作用も有している。ただし、Cu量が1%を超えると熱間加工性が低下するため、Cu量の上限を1%とすることが好ましい。また、Ni量が2.5%を超えると、残留オーステナイト量が過剰に増加して焼入れによる硬さ低下の問題を招くため、Ni量の上限を2.5%とすることが好ましい。Cu量のより好ましい範囲は、0.05%以上0.6%以下であり、更に好ましくは0.1%以上0.4%以下である。また、Ni量のより好ましい下限は、0.1%以上であり、更に好ましくは0.2%以上である。また、Ni量のより好ましい上限は1.0%以下であり、更に好ましくは0.8%以下であり、更により好ましくは0.6%以下である。なお、CuおよびNiは、いずれかを単独で添加しても良いし、両方を併用しても良い。
これらの元素は、いずれも炭窒化物形成元素であり、加熱時のオーステナイト粒径を微細化して疲労強度向上に寄与する。このような作用を有効に発揮させるため、Nbを添加する場合は0.05%以上、Tiを添加する場合は0.05%以上、Vを添加する場合は0.05%以上とすることが好ましい。ただし、過剰に添加すると、粗大な炭窒化物が生成し、逆に疲労強度の低下を招くため、Nb量の上限を1%(より好ましくは0.5%)、Ti量の上限を1%(より好ましくは0.5%)、Ti量の上限を1%(より好ましくは0.5%)、V量の上限を1%(より好ましくは0.5%)にすることが好ましい。なお、これらの元素は、いずれかを単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。
これらの元素は、いずれも切削加工時の被削性改善元素として有用である。このような作用を有効に発揮させるため、Ca、Zr、Sb、PbおよびBiの好ましい含有量の下限を、それぞれCa:0.0005%、Zr:0.001%、Sb:0.0005%、Pb:0.001%、Bi:0.001%とする。より好ましくは、Ca:0.001%、Zr:0.005%、Sb:0.002%、Pb:0.01%、Bi:0.005%である。ただし、過剰に添加すると、疲労寿命が低下するため、各元素の上限を0.1%(より好ましくは0.05%)とすることが好ましい。なお、これらの元素は、いずれかを単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。
式中、[ ]は各元素の含有量(%)である。
上述したように本発明では、部品表面の固溶Alによって摩擦係数の低減化を図るものであり、このような作用を有効に発揮させるため、表面固溶Al量を0.15%以上とする。好ましくは0.18%以上であり、より好ましくは0.20%以上である。但し、表面固溶Al量が過剰になると熱間加工した場合に割れが発生するため、上限を0.5%とすることが好ましい。
下記表1に示す化学成分組成の鋼(残部:鉄、およびP、S、O以外の不可避的不純物)150kgを真空誘導炉で溶解し、上面:φ245mm×下面:φ210mm×長さ:480mmのインゴットに鋳造し、鍛造(ソーキング:1250℃×3時間程度、鍛造加熱:1100℃×1時間程度)および切断し、一辺150mm×長さ680mmの四角材形状を経由して、鍛造材(φ80mm、長さ350mmの丸棒材)に加工した。
切削加工して得られたNo.1〜7、9、12〜15の試験片を920℃に昇温し、この温度で5時間保持して、カーボンポテンシャル(CP)0.85にて、プロパンガスを変性させたCOを含む混合ガス(プロパン変性ガス)の還元性雰囲気下でガス浸炭を行なった。その後、850℃で30分間保持してから70℃の油浴に入れて焼入れ、190℃で30分間焼戻した後、表面を砥石で研磨して仕上げ加工を行った。ガス浸炭した後、900℃から800℃までの平均冷却速度を上記表2に示す。また、本実施例では、表面粗さRaの摩擦係数に対する影響を調べるため、砥石の粗さを変化するなどして表面粗さRaを変化させた。
切削加工して得られたNo.11の試験片を930℃に昇温し、この温度で4時間保持して、カーボンポテンシャル(CP)0.85、圧力0.005MPa以下にて、プロパンガスの還元性雰囲気下でガス浸炭を行なった。その後、850℃で30分間保持してから70℃の油浴に入れて焼入れ、190℃で30分間焼戻した後、表面を砥石で研磨して仕上げ加工を行った。真空浸炭した後、900℃から800℃までの平均冷却速度を上記表2に示す。
切削加工して得られたNo.10の試験片を1000℃に昇温し、この温度で5時間保持して、カーボンポテンシャル(CP)1.5にて、プロパンガスの還元性雰囲気下で高濃度浸炭(高炭素浸炭)を行なった。その後、850℃で30分間保持してから70℃の油浴に入れて焼入れ、190℃で30分間焼戻した後、表面を砥石で研磨して仕上げ加工を行った。高濃度浸炭した後、900℃から800℃までの平均冷却速度を上記表2に示す。
切削加工して得られたNo.8の試験片を960℃に昇温し、この温度で5間保持して、カーボンポテンシャル(CP)0.5にて、プロパン変成ガスとアンモニアの混合ガスの還元性雰囲気下にて浸炭窒化を行なった。
一方、表面硬化処理時の温度の影響を調べるため、No.19の試験片を、960℃に昇温し、この温度で10間保持して、上記No.8と同様の浸炭窒化を行なった。
その後、上記No.8および19の試験片について、いずれも850℃で30分間保持してから70℃の油浴に入れて焼入れ、190℃で30分間焼戻した後、表面を砥石で研磨して仕上げ加工を行った。浸炭窒化した後、900℃から800℃までの平均冷却速度を上記表2に示す。
このようにして得られた肌焼鋼部品の表面に存在する固溶Al量を測定するため、表面から100μm深さまでの間を旋盤で切削除去し、その切粉を採取して固溶Al量を算出した。詳細には、上記切粉中のトータルAl量およびAl化合物量(Al2O3)を以下の方法で測定し、下式に基づいて表面固溶Al量を算出した。これらの結果を表1に併記する。
Al化合物量:ハロゲン・メタノール抽出(臭素メタノール10%溶液使用,フィルターサイズ:0.1μm)→ICP発光分光分析法
固溶Al量=(トータルAl量)−(Al化合物量)
上記のようにして得られた肌焼鋼部品の表面粗さRaを、前述した方法に基づいて測定した。これらの結果を表1に併記する。
上記のようにして得られた肌焼鋼部品を用い、トラクション試験機を用いて図1に示す摩擦測定試験を行った。詳細には、図2に示す形状に加工した試験ローラーと、図3に示す相手ローラーを用い、市販のトランスミッションオイル(カトロール製のMTF−S)を110℃に加熱して潤滑しながら、試験ローラーの回転速度764rpm(周速1.0m/s)、相手ローラーの回転速度764rpm(周速2.0m/s)、面圧2.0GPaにて30分間摺動させた時点での摩擦係数を測定した。これらの結果を表2に併記する。
Claims (5)
- 浸炭層または浸炭窒化層を表面に有する肌焼鋼部品であって、
鋼中成分は、
C :0.1〜0.5%(質量%、以下同じ)、
Si:0.03〜2%、
Mn:0.2〜1.8%、
Cr:3%以下(0%を含まない)、
P :0.03%以下(0%を含まない)、
S :0.2%以下(0%を含まない)、
Al:0.16〜0.5%、
B :0.0005〜0.008%、
N :0.002〜0.015%、
O :0.002%以下を含有し、
残部:鉄および不可避不純物であって、
下式(1)および(2)を満足すると共に、
[N]−1.3×[B]≧0.0010% ・・・ (1)
式中、[ ]は各元素の含有量(%)である。
表面固溶Al≧0.15% ・・・ (2)
表面粗さRaが0.16μm以下であることを特徴とする摺動特性に優れた肌焼鋼部品。 - 更に、Mo:1%以下を含有する請求項1に記載の肌焼鋼部品。
- 更に、Cu:1%以下、および/またはNi:2.5%以下を含有する請求項1または2に記載の肌焼鋼部品。
- 更に、Nb、Ti、およびVよりなる群から選択される少なくとも一種の元素をそれぞれ1%以下含有する請求項1〜3のいずれかに記載の肌焼鋼部品。
- 更に、Ca、Zr、Sb、PbおよびBiよりなる群から選択される少なくとも一種の元素をそれぞれ0.1%以下含有する請求項1〜4のいずれかに記載の肌焼鋼部品。
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JP2015127435A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 浸炭後の曲げ疲労特性に優れた鋼材およびその製造方法並びに浸炭部品 |
JP2016120704A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | トヨタ自動車株式会社 | 摺動部材およびその製造方法 |
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