JP2011250404A - 通信装置及びメッセージの送信制御方法 - Google Patents

通信装置及びメッセージの送信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011250404A
JP2011250404A JP2011112604A JP2011112604A JP2011250404A JP 2011250404 A JP2011250404 A JP 2011250404A JP 2011112604 A JP2011112604 A JP 2011112604A JP 2011112604 A JP2011112604 A JP 2011112604A JP 2011250404 A JP2011250404 A JP 2011250404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
threshold
transmission
communication device
unique
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011112604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5510390B2 (ja
Inventor
Schmid Robert
シュミッド ロバート
Linemuller Tim
ラインミュラー ティム
Sheppard Gunther
シェファー グンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JP2011250404A publication Critical patent/JP2011250404A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5510390B2 publication Critical patent/JP5510390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/021Services related to particular areas, e.g. point of interest [POI] services, venue services or geofences
    • H04W4/022Services related to particular areas, e.g. point of interest [POI] services, venue services or geofences with dynamic range variability
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/021Services related to particular areas, e.g. point of interest [POI] services, venue services or geofences

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】移動体通信装置間のメッセージの送信を制御する方法を提供する。
【解決手段】メッセージが複数の通信装置間で交換され、通信装置は、メッセージの内部送信順位を決定し、そして、メッセージに閾値(T)を割り当てるものであり、その閾値は、伝達媒体における負荷との比較に向けられる。メッセージの送信は、伝達媒体に現存する負荷レベル(LL)に応じて実行される。
【選択図】図13

Description

本発明は、多数の通信装置が相互にメッセージの交換を行う伝達媒体において、メッセージの送信を制御する方法に関する。本発明は、さらに、そこに用いられる通信装置に関する。
実際に、典型的にはIEEE802.11標準規格に準拠した、通信装置のネットワーク構造が知られている。通信装置は、可能な限り高いデータスループットレートが達成されるように、メッセージの送信を制御すべく最適化される。
図1において、一例として、対応するネットワーク構造が図示されている。送信エリア(2)内に、多数の通信装置(1)が存在する。それらは、主として、ユニキャスト送信(特定した単一の受信者への送信)5によってメッセージの交換が実行されるように設計されており、概して、アクセスポイント(3)に近接した位置にある。ユニキャスト送信の場合、送られるべきメッセージは、別の通信装置に対するアドレス情報を含み、メッセージは、その別の通信装置に向けられたものである。その一方で、マルチキャスト送信(特定の複数の受信者への送信)も知られており、一連のアドレスがメッセージに対して決められている。さらに、ブロードキャスト送信(不特定多数への送信)も知られており、メッセージは、明確なアドレスの指示がなされることなく送信される。
通信装置(1)は、メッセージの送信のために、共通の伝達媒体にアクセスする。上述したネットワーク構造の場合、メッセージの送信は、無線通信を介して行われ、伝達媒体は、通信装置(1)の周囲の空域にある。
IEEE−802.11標準規格に従うネットワークにおける通信は、一般的に、1つ以上の通信装置(1)がアクセスポイント(3)にログオンし、このアクセスポイント(3)に論理的接続を行い、それが、長期間継続されることによって特徴付けられる。いわゆるアドホックネットワークでは、1つの通信装置(1)がアクセスポイント(3)の機能の肩代わりもする。
接続のセットアップのため、多数の個別のメッセージが、通信装置(1)とアクセスポイント(3)との間で交換される。アクセスポイント(3)は、伝達媒体へのアクセスがどのように調停されるべきかに関して、その周囲の通信装置(1)と合意する。
大抵の場合、通信装置(1)は、アクセスポイント(3)から空間的に短い距離範囲に位置し、アクセスポイント(3)と協働して島(4)を形成する。概して、公知のネットワークにおける島(4)の形成は、1セットの通信装置(1)が互いに或いはアクセスポイント(3)に結び付けられ、その結びつきがある期間継続することによって行われる。図1では、一例として、送信エリア(2)に2つの島(4)が示されており、それらの各々にアクセスポイント(3)が含まれ、アクセスポイント(3)は、その周囲に位置する3つの通信装置(1)とユニキャスト送信5によってメッセージの交換を行う。
IEEE802.11標準規格によれば、送信されるべき単一のメッセージは、いわゆるプリアンブルと、フレーム本体とからなる。フレーム本体は、使用される実際のコンテンツ(ペイロード)を表し、その一方、プリアンブルには、データ送信のための情報が含まれている。プリアンブルとフレーム本体とは、大抵、異なる方法で変調される。このために、図2では、一例として、送信を行う通信装置(1)から異なる距離においてメッセージ信号の受信を行う際に、どのような効果が生ずるかが示されている。
図2は、障害物のない空間にメッセージを無線信号によって送信する通信装置(1)を示している。通信装置(1)の回りには、送信範囲の輪郭が円で描かれている(遠近法によって楕円として描かれている)。円の上方には、メッセージ信号の分析可能性(S)が、通信装置(1)からの距離(X)に応じたグラフとして示された図がある。メッセージの分析可能性(S)は、第1義的に、メッセージ信号の正確な受信性に依存する。しかしながら、その他にも、例えば変調方法、外乱もしくは信号ひずみなどのように、分析可能性(S)に影響を及ぼすさらなる依存関係がある。分析可能性(S)は、図2の、概念的及び単純化された様式において、メッセージ信号の受信成功の可能性、及びデジタル的に処理可能である、メッセージの分離(例えば、復調やデコード)を特徴付けるものであり、“分析可能性(S)”との用語には、いくつかの影響を及ぼす要素の全体が包含されている。
1点鎖線(11)により、プリアンブルの分析可能性(S)の輪郭が描かれ、実線(12)により、フレーム本体の分析可能性(S)の輪郭が描かれている。分析可能性(S)の限界が、水平破線で描かれ、Sminとして示されている。
おおまかな傾向として、メッセージ信号の分析可能性(S)は、通信装置(1)からの距離(X)の2乗値に応じてほぼ減少すると考えられる。ここにおいて、フレーム本体(12)の分析可能性(S)は、プリアンブル(11)の分析可能性よりも、大きく減少している。通信装置(1)からの距離(r1)において、フレーム本体(12)の分析可能性(S)は、分析可能性限界(Smin)以下に減少している。このように、距離(r1)は、通信装置(1)の信号範囲(13)を制限するものであり、その範囲において、メッセージ信号は、完全に分析され、処理されることができる。通信装置(1)からの距離(r2)において、プリアンブル(11)の分析可能性(S)も分析可能性限界(Smin)に達する。
従って、通信装置(1)から、距離(r1)と距離(r2)との間に位置する受信機は、メッセージ信号のプリアンブル(11)を分析することはできるかもしれないが、フレーム本体(12)における、使用コンテンツを分析することはできない。距離(r2)よりも遠い、通信装置(1)からの距離では、メッセージ信号は受信され得るかもしれないが、それから、プリアンブル(11)もフレーム本体(12)も分析され得ない。従って、この距離において、メッセージ信号は単に外乱として認められるだけである。距離(r3)は、外乱範囲(14)として示され、通信装置(1)からの距離がその距離以上では、もはや外乱さえ生じない範囲を図示している。通信装置(1)の外乱範囲(14)は、通常、信号範囲(13)よりもかなり大きい。
図2に示された、対応する距離(r1、r2、r3)による範囲(13,14)は、単に概念的なものであり、スケール的に実際のものとは異なる。
2つの通信装置(1)が、共通に使用される伝達媒体上で、同時にメッセージを送信したとき、それらのメッセージ信号は、重なり合い、互いに妨害し合う。信号間の干渉が起こると、最悪の場合、いずれのメッセージも分析不可能となる結果を招く。同時に信号を送信する通信装置(1)が多くなるほど、干渉の影響はより重大になる。さらに、干渉発生は、それぞれの場所で異なる。他の干渉源による影響を受けることも考えられる。
実際のところ、特に、いわゆる隠れノード問題が知られており、それが、図3に示されている。図3には、A,B,及びCで示される3つの通信装置(1)が図示されている。通信装置(A)は、信号範囲(13a)と外乱範囲(14a)とを有する。そして、信号範囲(13a)の境界に位置する通信装置(B)があり、ある程度離れた、外乱範囲(14a)の境界に位置する通信装置(C)がある。通信装置(A)と通信装置(C)とは、両方とも、通信装置(B)の信号範囲(13b)内に位置している。もし、通信装置(A)がメッセージを送信したとすると、通信装置(B)は、そのメッセージを分析することができ、通信装置(A)が存在することを知ることができる。しかしながら、通信装置(C)は、通信装置(A)のメッセージを外乱信号としてのみ受信し、それを分析することができない。従って、通信装置(C)から見ると、通信装置(A)はいわゆる隠れノードであり、隠れた送信源となる。通信装置(C)は、通信装置(A)と通信することができず、そのため、対話により伝達媒体へのアクセスを調停することができない。その逆に、通信装置(C)も、同様に、通信装置(A)から見れば隠れノードとなる。
IEEE802.11標準規格に従う上述したネットワークにおいて、通信装置が、いわゆる送信要求(Request-to-Send)情報及び送信準備完了(Clear-to-Send)情報を互いに交換することによって、多数の通信装置の送信行為に関する合意を求め、それによって隠れノード問題を解決することが試みられている。しかしながら、この方法は、一つ以上のログオンプロセスを実行し、かつメッセージを交換するために必要とされる、少なくとも特定の期間、相互に影響を及ぼしあう範囲内の通信装置の数が一定に保たれ、通信装置が互いに相手を確認することができる場合にのみ成功する。もし、相互に影響を及ぼし合う通信装置の数が素早く変化したり、もしくは、ログオンプロセスを実行するために利用できる十分な時間がなかったりすると、上述の方法は、効果のないものとなる。
本発明の目的は、移動通信装置間の通信にも適した、通信装置及びメッセージの送信を制御する方法を提供することにある。
本発明は、独立請求項に記載した特徴により、この目的を達成する。
本発明による通信装置、及びメッセージの送信を制御する方法は、例えば高速で移動する車両間の通信に用いることができるものである。それらの通信装置は、自動車、トラック、バス、あるいは建築用車両などいろいろな種類の車両に搭載され、車両は、それらの通信装置を介して、ステータス情報やその他のメッセージコンテンツを互いの間で交換する。例えば、通信が行われる状況は、異なる速度で走行する多くの車両が、頻繁に往来する自動車道路の交差点のエリアにおいて互いに出会うようにして形成される。車両は、0km/hから250km/h以上までの速度を有し、あらゆる方向に移動する。例えば、1kmの移動距離の状況において、通信装置の信号範囲内には、多数の他の通信装置が存在し、それらの各々は、考慮している通信装置と予測できない時間で出会う。本発明による通信装置及びメッセージの送信制御方法は、そのような状況にも適したものである。
本発明による通信装置は、送信されるべきメッセージのための内部送信順位を決定し、そして、メッセージに閾値を割り当て、それが、伝達媒体における負荷との比較に向けられる。メッセージの送信は、伝達媒体における実際の負荷のレベルに依存して、通信装置によって実行される。これにより、各通信装置が、伝達媒体においてできる限り僅かな干渉しか生じず、全体として、できる限り多くの送信メッセージが、それぞれ他の通信装置によって受信され、分析されるように、送信されるべきメッセージと、伝達媒体において実際に現存している負荷レベルとに依存して、それぞれの送信行為を制御する。
通信装置は、伝達媒体における負荷レベルを検出する。メッセージの送信は、好ましくは、伝達媒体における現存する負荷レベルが、メッセージに割り当てられ、すなわちあてがわれた閾値以下であるときのみに実行される。従って、通信装置は、伝達媒体における負荷レベルが十分に低い場合にのみメッセージを送信する。負荷レベルが高すぎる場合には、メッセージの送信は猶予(延期)される。
通信装置における、メッセージの内部送信順位の決定は、種々の手法により実行されえる。例えば、通信装置は、メッセージの分類インデックスに依存して、送信順位を決定しても良い。分類インデックスは、例えば、優先度の尺度内で外部アプリケーションによって、もしくはメッセージのタイプによって与えられる値であっても良い。これにより、より高い分類のメッセージは、通信装置によってより高い内部送信順位を与えられ、それにより、より低い分類のメッセージよりも優先して送信されるということが実現される。より高く分類されたメッセージが、より低く分類されたメッセージよりも、より高い負荷レベルから送信されるという事実によって、本発明によるメッセージの送信は、局所的に存在する全てのシステムに広がり、メッセージに対する送信順位の割り当てが、全体で、チャンネル上で重要メッセージを優先する結果をもたらす。
代わりに、或いは追加として、内部送信順位は、メッセージに対する持分の内部賦課に応じて決定されても良い。例えば、メッセージに閾値を割り当て、つまりあてがうために、通信装置は、有限の持分から、そのために必要とされるトークン量を引き落としても良い。それにより、利用可能なトークンの総量が減少される。必要とされるトークン量は、例えば、伝達媒体が高い負荷であるときに送信するための高い閾値の割り当ての方が、低い閾値の割り当てよりも大きくなる。これにより、伝達媒体の負荷が高いとき、各通信装置は、その時々で、利用可能な持分に従ってメッセージを送信し、それにより、通信装置は、持分減少のため、高負荷状況において、個々に送信レートを低下させるということが実現される。このため、全体としてみると、多数の通信装置の間で、バランスされた送信行動がもたらされ、干渉が減少もしくは回避され、可能な限り多くの通信装置において、送信メッセージの正しい受信が首尾よく生じる可能性を高めることができる。
好ましくは、高い閾値は、高い内部送信順位を有するメッセージに割り当てられ、その結果、このメッセージは、伝達媒体における負荷レベルが比較的高くても送信される。従って、高い送信順位を有するメッセージに関して、平均の待機時間は、かなり低減される。低い内部順位を有するメッセージは、低い負荷レベルにおいてのみ送信される。これにより、伝達媒体へのアクセスが調停される。さらに、送信のロバストネスが、低い送信順位を有するメッセージに対して増加される。
内部送信順位の決定及び閾値の割り当てによって、多数の通信装置間における、ダイアログベースの調停情報の交換を行わずに済むという利点が得られる。多数の通信装置間における伝達媒体へのアクセスの調停は、このように、非常にシンプル、迅速、かつ効率的な手法により行われる。
送信順位の割り当てから、伝達媒体へのアクセスの調停に、内部優先作用、外部局所優先作用、及び外部一時優先作用の、3つのタイプの作用が生じる。
通信装置内において、優先の内部順位が、送信されるべき複数のメッセージの中での、送信順位の決定によって形づくられる。これにより、内部優先作用が、高い送信順位を有するメッセージに対して生じる。
高い送信順位が割り当てられたメッセージは、比較的高い負荷レベルでも送信され、それは、少なくとも近接した範囲内の他の通信装置により、高い確度で、正確に受信され、分析される。このようにして、外部局所優先作用が生じる。
それぞれ、高い閾値を有する複数のメッセージの送信を望む、多くの通信装置が存在する状況が起こりえる。メッセージに対する持分の賦課を用いることにより、各々の持分量が消失されるまで、すなわち、それらが残されている限り、まだ高い持分量を有する通信装置のみが、高閾値のメッセージを送信する。低い持分量しか持たない通信装置は、より低い負荷レベルとなるか、もしくは各々の持分量が再び増加するまで、メッセージの送信を待機しなければならない。これにより、外部一時優先作用が生じる。
本発明による通信装置の実施形態によれば、内部及び外部優先作用を、それぞれ単独で、又は組み合わせて得ることができ、それらは互いにバランスされる。特に、負荷レベル(LL)の上昇時に、通信装置の送信の積極さが、たおやかに低減されるということが達成される。すなわち、通信装置は、まず、比較的ゆっくりと送信レートを低下させ、その送信レートにおいて、低い送信順位を有するメッセージが、最初に遅延される。負荷レベル(LL)がさらに増加すると、送信レートの強制的な減少が実行される。
通信装置のさらなる実施形態では、所定のシーケンスに従って、一意のメッセージに1つの閾値が割り当てられる。一意のメッセージは、例えば、他の車両に車両のステータス情報を永続的に繰り返し通知するために使用され、場合によって、一定間隔で発生される。相互に影響を及ぼし合うエリアに、通信装置を備えた多数の車両が存在する場合、過度の干渉が発生するリスクが生じ、それは、主要部のため、多くの、もしくは多すぎる一意のメッセージが送信されることに基づく。
割り当てシーケンスは、例えば、一意のメッセージへの割り当てのため、異なる頻度で、いくつかの定義されたレベルの閾値を与えるようにしても良い。そのシーケンスは、特に、低いエネルギーレベルにおいてのみメッセージの送信が許される、低い閾値が頻繁に割り当てられ、その一方で、より高い閾値が、それぞれより少ない頻度で割り当てられることを提供するものであっても良い。それゆえ、1つの割り当てシーケンスの継続期間の時間間隔内に、最も多数の一意のメッセージが低い閾値を与えられ、より少ない数の一意のメッセージが、それぞれ、より高い閾値を与えられる。
このように、シーケンスは、より低い割り当て頻度で、それぞれ、より高い閾値を与える。さらに、可能な最も高い閾値が、最もまれに割り当てられる。この種の閾値の割り当ては、チャンネルの負荷レベルの上昇時に、きちんとより少ない一意のメッセージが通信装置によって送信されるという有利さをもたらす。例えば、負荷レベルが、特定の期間、持続的に最も低い閾値の値を超えた場合、そのような最も低い閾値が割り当てられた、一意のメッセージは送信されえない。従って、通信装置において、顕著な数のメッセージが留保される。しかし、シーケンスに従って、通信装置は、断続的に、より高い閾値さらには最も高い閾値もいくつかの一意のメッセージに割り当てるので、その結果、全体としてみれば、各通信装置は、断続的に1つもしくはいくつかの一意のメッセージを送信する。これにより、伝送のロバストネスが、急激な負荷レベルの上昇時にも維持される。最も高い負荷レベルの発生時には、メッセージ、特に一意のメッセージの送信頻度が、最も高い閾値の割り当て頻度の値に後退する。
所定のシーケンスに従う一意のメッセージへの閾値の割り当ては、それ自身に基づき、あるいは持分の賦課との組み合わせにおいて実行される。持分の賦課は、発生したより高い又は最も高い閾値の割り当て頻度の、追加の、かつ好ましい滑らかな減少をもたらす。
閾値の割り当ての上述した形式の代わりに、或いは追加として、割り当てられた閾値を超える負荷レベルのため送信できないメッセージに対して、定期的により高い閾値が割り当てられても良い。あるいは、そのような(閾値の)増加が、時間の経過とともに絶えず、または所定の関数に従って実行されても良い。次のように、それらの実現性のために、ステップ状の増加が実行されることが、一般的かつ典型的であると考えられる。
このように、メッセージに割り当てられる閾値は増加されても良い。これにより、より長い期間、すでに送信を待機しているメッセージに関して、送信行為をより積極的なものとすることが達成される。閾値の増加は、各メッセージに対して個別に、場合によっては、分類インデックスまたはメッセージのタイプに依存してさらに実行されうる。閾値の増加は、特にステップ的に生じ、場合によっては、持分の賦課を必要とする。持分の賦課は、十分な持分が残されている場合にのみ、閾値のステップ状の増加をそれぞれ可能とする。もし、持分の賦課がトークンの管理によって実行されたならば、より高い閾値の割り当ては、例えば、増加に必要なトークン量が、トークンバケット(トークン記憶部)に現存するという事実を条件とされる。
持分の賦課を通じて、持分が使い果たされるまでの間、特定の量のメッセージのみが増加された閾値を与えられることが達成される。これにより、伝達媒体における負荷レベルの上昇時に、最初に、通信装置の送信行為が、円滑に減少されることが達成される。十分な持分が利用可能である限り、通信装置は、各々のメッセージが送信されるまで、定期的に又はステップ的に、送信されるべきメッセージの閾値を増加する。そこにおいて、メッセージの送信に、特定の時間に関連する遅延が生じる。持分がより大きく減少するほど、閾値の増加はよりまれに実行され、メッセージの送信に、より長い遅延が生じる。
多数の通信装置が存在し、それらの各々が、送信行為を減少させる場合、各通信装置の送信頻度は、メッセージの堅牢な伝送が確保されるレベルまで、円滑に、かつ素早く低下される。伝送媒体におけるエネルギーレベルが再び低下したならば、各通信装置は、素早くより高い送信レートに逆戻りする。
従属項においては、本発明のさらに有利な実施形態の特徴が記載されている。
また、本発明、及び最新技術についての説明情報が、代表例をもって概念的に図面に描かれている。
最新技術によるネットワークの状況を示す図である。 メッセージの分析可能性と通信装置から受信機までの距離との関係を説明するための図である。 隠れノード問題を説明するための図である。 多数の移動通信装置同士における通信状況を示す図である。 車両への通信装置の配置を概念的に示した図である。 本発明の第1実施形態による通信装置の構成と機能性とを説明するためのブロック図である。 本発明の第2実施形態における、図6と同様の図である。 本発明による方法の処理ステップを示す第1のフローチャートである。 本発明による方法の処理ステップを示す第2のフローチャートである。 本発明による方法の処理ステップを示す第3のフローチャートである。 本発明の第3実施形態における、図6と同様の図である。 本発明の第4実施形態における、図6と同様の図である。 本発明の第3実施形態による方法の処理ステップを示す第1のフローチャートである。 閾値(T)の決定のための第1の手法を示すフローチャートである。 閾値(T)の決定のための別の手法を示すフローチャートである。 閾値(T)の決定のための、さらに別の手法を示すフローチャートである。 必要とされるトークン量の決定のための参照テーブルの一例を示す図である。 メッセージ、特に一意のメッセージに閾値を割り当てるための所定のシーケンスの一例を示す図である。 割り当てシーケンス(33)を発生する関数の一例を示す図である。 一意のメッセージに閾値の割り当てを行う方法を実行した場合の一例を示す図である。 メッセージの閾値のステップ的に増加する方法の一例を示した図である。
以下に、本発明による通信装置及びメッセージの送信を制御するための方法に関するいくつかの実施形態が、図面を参照しつつ説明される。
図4は、通信の状況の一例を示している。考察対象のエリア(2)内には、多数の通信装置(2)が分布しており、そのスナップショット(ある時点の様子)を示している。各々の通信装置(1)は、各時間に各ポイントを、場合によっては、非常に高速に移動し、相互に影響を及ぼし合うエリアにおいて、各瞬間に、通信装置(1)の参入、退出に加え、予測できない局所的な密度の増加が起こる。このようにして、ある通信装置(1)が別の通信装置(1)と出会う遭遇時間、つまり、通信装置(1)同士が、各々の信号範囲(13)内においてメッセージを交換できる時間は、非常に短くなるかもしれない。従って、2つの通信装置(1)は、互いの遭遇時間の間に、僅かな数のメッセージの交換しか行い得ない状況が生じるかもしれない。
図示された4つの通信装置(1)は、図示された状況の瞬間に、ブロードキャスト(7)によるメッセージ送信を実行する。これは、それらの通信装置(1)が、共通使用される伝達媒体を介してメッセージをそれぞれ実際に送信することを意味する。それらのメッセージの各々は、それらを受信可能な、すべての通信装置(1)にそれぞれ向けられたものである。
考察対象のエリア(2)に描かれた全ての通信装置(1)が、互いに外乱範囲内にあり、そのようにして、相互に影響を及ぼしあうエリア内に位置していると仮定する。この場合、信号は、送信を行う通信装置(1)の各々から出て、伝達媒体に拡がり、その結果、各信号は互いに重なりあい、信号間で干渉を生じるかもしれない。単純化すれば、干渉の発生がより激しくなるほど、より多くの通信装置(1)が同時に送信を行っているものと考えることができる。
通信装置(1)は、伝達媒体における負荷を検出する。このため、通信装置(1)は、例えば、適切な計測手段又は受信手段によって伝達媒体にアクセスし、時間の経過とともに受信された信号イメージを分析する。実際のところ、種々の検出方法及び信号の分析方法が知られており、ここでは、その内の1つのみが、例示のために説明される。
通信装置(1)は、例えば、信号イメージにおいて、ノイズから分析可能な信号を識別する。これによって、伝達媒体における負荷は、信号ノイズ比の形態で検出され、代表パラメータを用いて評価される。もしくは、通信装置(1)は、負荷のための尺度として、伝達媒体におけるエネルギーレベルを検出し、それを評価しても良い。以下においては、“負荷レベル”との用語は、いかなる方法であれ、決定された伝達媒体における実際の負荷を代表するものとして使用される。このように、負荷レベルは、伝達媒体における負荷に相関性を持つ代表パラメータであり、通信装置(1)において処理可能であり、評価可能なものである。負荷レベルは、基準エネルギーレベルに対して、チャンネルにおける現在のエネルギーレベルの比を示すものであり、デシベル(dB)によって表現されるものであっても良い。
負荷レベル(LL)は、特に、CSMA/CA方法から知られている、また空きチャンネル判定(CCA)の実行に用いられる伝達媒体のエネルギーレベルのための代表値であっても良い。
より簡単に読み易くするため、以下においては、負荷レベル(LL)は、他の可能性を排除することなく、伝達媒体におけるエネルギーレベルを代表するものとされる。
本発明による通信装置(1)は、データ処理装置(9)からのあらゆるメッセージの送信に使用されうるものであり、データ処理装置(9)と接続されている。好ましくは、通信装置(1)は、車両(8)間におけるメッセージの交換のために用いられる。ここで、通信装置(1)は車両(8)のいずれかの場所に搭載され、車両(8)のデータ処理装置(9)とデータ接続ライン(10)を介して接続されている。データ処理装置(9)では、いかなるアプリケーション及び処理でも実行され、それは、送信されるべきメッセージ(15)の発生をもたらす。そのような配置が図5に描かれている。
図6において、本発明の第1実施形態の通信装置(1)が示されている。ここで、通信装置(1)は、象徴的に表されており、通信装置(1)の機能要素が、ブロック図の形態で略図に示されている。通信装置(1)は入力インターフェース(16)及び出力インターフェース(17)を有する。インターフェース(16,17)を介して、通信装置(1)は、例えば、データ接続ライン(10)を通じて外部アプリケーションから、送信されるべきメーセージを取得し、また、通信装置(1)は、すでに受信したメッセージを外部アプリケーションに出力する。
通信装置(1)は、メッセージ記憶部(18)、リリース装置(22)、及び送受信ユニット24を有する。図示された機能ブロックは、単独でもしくは組み合わされてハードウエア又はソフトウエアにより実現される。ここで、通信装置(1)は、好ましくは、1以上のプロセッサ、記憶装置、及び実際に知られている類似の部品を含む。通信装置(1)は、集積化された又は分散された回路として実現されても良いし、及び完全にあるいは部分的にホストシステムに組み込まれても良い。もしくは、通信装置(1)はモジュールアッセンブリとして、あるいは、分離して別個に実現されても良い。
メッセージ記憶部(18)は、例えば、仕分装置(19)と、記憶手段に格納される待ち行列(20)とを含む。待ち行列(20)は、先頭要素(21)を有する。リリース装置(22)は、ルール記憶集合体(23)に優先的に接続されている。送受信ユニット(24)は、メモリ(25)、送信部(26)、受信部(27)、及び伝送手段(28)を含む。送信部(26)及び受信部(27)は、例えばともに変調装置を形成し、その変調装置において、メモリ(25)に保持されているメッセージ(15)が変調され、伝送手段(28)によってメッセージ信号として送信され、また、伝送手段(28)によって受信された外部のメッセージ信号が復調され、入力メッセージに変換される。入力メッセージは、例えば、出力インターフェース(17)を介して、伝えられる。
伝達媒体は、チャンネルを形成する。それは、特に、1つ以上の所定の無線チャンネルである。伝達媒体における、1つもしくはいくつかのチャンネルが車両(8)間の通信のために確保されている。
本発明による方法は、メッセージ(15)を送信するためのものであり、実例の助けにより、最も良く理解されるであろう。ここで、適用される方法の各ステップの部分が、図8〜図10及び図13〜図16に示されている。
データ処理装置(9)によって生成されたメッセージ(15)は、例えば、入力インターフェース(16)を介して通信装置(1)に達する。そのメッセージ(15)は、仕分装置(19)によって受信される。図8に示されるように、仕分装置(19)は、第1のステップ(S100)において、入力インターフェース(16)から受信したメッセージ(15)を精査する。そして、仕分装置(19)は、待ち行列(20)にアクセスする。ステップ(S101)に従い、仕分装置(19)は、待ち行列(20)にメッセージを整列させる(並び変える)。ここで、静的な、もしくは動的に影響が及ぼされうる仕分基準が参照される。
本発明の第1実施形態では、仕分装置(19)が、メッセージ(15)に割り当てられた分類インデックス(CI)に依存して、待ち行列(20)にメッセージ(15)を整列させるように、仕分基準が関連付けられている。分類インデックス(CI)は、外部のアプリケーションによって設定され、通信装置(1)の使用に応じて、種々に定義される。分類インデックス(CI)は、例えば、送信されるべきメッセージの異なるデータコンテンツを示すものであっても良い。代わりに、又は追加的に、分類インデックスは、メッセージの重要性または緊急性のための、優先順位の値を表すものであっても良い。分類インデックス(CI)は、また、いくつかの特徴を組み合わせたものであっても良い。
仕分装置(19)は、好ましくは、より高い分類インデックスを持つメッセージを待ち行列(20)の先頭により近づけ、また、より低い分類インデックスを持つメッセージを待ち行列(20)の後尾により近付けるように、メッセージを並べ替える(整列させる)。仕分装置(19)は、追加的に、例えば、待ち行列(20)への入力の時間、及び/又はメッセージの所定の存続期間などのさらなる仕分基準を考慮に入れて、メッセージを整列させるようにしても良い。図示された例においては、仕分け後に、待ち行列(20)に5つのメッセージがあり、待ち行列(20)の先頭要素(21)には、分類インデックス(CI=1)を有するメッセージがあり、それに続いて、分類インデックス(CI=2)を有する2つのメッセージ、さらに、分類インデックス(CI=3)を有する2つのメッセージが並んでいる。
仕分装置(19)の機能は、例えば、新しいメッセージ(15)が入力インターフェース(16)に受信される度に実行される。代わりに、あるいは追加的に、仕分装置(19)の機能が、定期的に実行され、待ち行列(20)に含まれるメッセージを再度整列させるようにしても良い。
もし何も特別に言及されていなければ、以下の説明において、“受信された一意のメッセージ(32、32’,32’’)”によって、そのような一意のメッセージ(32、32’,32’’)が意味され、それは、入力インターフェース(16)を介して通信装置(1)に達する。
メッセージの中には、いわゆる一意のメッセージ(32)も含まれている。一意のメッセージは、通信装置(1)、特に待ち行列(20)において、同時に1つだけ存在することが定めされたメッセージ(15)である。
一例として、図9は、仕分装置(19)の機能のための代わりのフローチャートを示している。ここで、ステップ(S102’)において、入力インターフェース(16)から受信されたメッセージが一意のメッセージ(32)であるかどうか検査される。これが正しければ(S102’:YES)、待ち行列(20)に同じタイプの一意のメッセージ(32)がすでに存在しているか否かが確認される(S103’)。これも正しければ(S103’:YES)、ステップ(S104’)において、待ち行列(20)内の一意のメッセージ(32’)が削除され、新たに受信された一意のメッセージ(32’’)が仕分基準に従って待ち行列(20)に格納される。ここで、仕分基準は、事前に待ち行列(20)に含まれていた他の一意のメッセージ(32’)の場所に、新たに受信された一意のメッセージ(32’’)がセットされるように規定される。あるいは、新たに受信された一意のメッセージ(32’’)は、普遍的な仕分基準に従って、全ての他のメッセージ(15)と同様に取り扱われても良い。
分類インデックス(CI)に従う待ち行列(20)におけるメッセージ(15)の整列は、通信装置(1)において、送信順位(SO)の決定の第1の可能性を表している。メッセージ(15)の集合の中で、特定のメッセージ(15)が、優先的にあるいは下位の順位として取り扱われるように使用されることも好都合であるかもしれない。これにより、内部優先作用が生じる。
図6に示されるように、リリース装置(22)は、待ち行列(20)の先頭要素から優先的にメッセージを取り出し、それに閾値(T)を割り当てる。閾値(T)は、伝達媒体における負荷との比較に向けられるパラメータである。閾値(T)は、例えば、検出された負荷レベルと直接に比較可能な値である。また、閾値(T)は、例えば、限界エネルギーレベルである。ここにおいて、閾値(T)は、基準エネルギーレベルに対する割合として決定され、デシベル(DB)によって示される。閾値(T)が関連する基準エネルギーレベルは、好ましくは、負荷レベル(LL)が関連する基準エネルギーレベルと同じである。そのような場合、閾値(T)と負荷レベル(LL)とは、直接、互いに比較されることが可能である。
閾値(T)の割り当ては、好ましくは、リリース装置(22)によって処理されるメッセージの分類インデックスに依存して実行される。リリース装置(22)は、所定の間隔で、ルール記憶の集合体(23)に格納された参照リストに従って、あるいは参照関数に従って、所定の離散的な複数の閾値(T)のセットから1つの閾値(T)を選択する。その選択は、例えば、高い分類インデックス(CI)を有するメッセージに高い閾値(T)が割り当てられ、低い分類インデックス(CI)を有するメッセージに対して低い閾値(T)が割り当てられるように実行される。
リリース装置(22)は、割り当てられた閾値(T)を持つメッセージを送受信ユニット(24)に渡す。送受信ユニット(24)内では、メッセージが一時的にメモリ(25)に格納される。送信部(26)は、送信されるべきメッセージの変調を行い、伝送手段(28)に転送する。メッセージ(15)に応じて生成されたメッセージ信号は、伝送手段(28)に置かれ、当該伝達手段によって送信される。送受信ユニット(24)は、伝達媒体における現存する負荷レベル(LL)に依存して、メッセージ(15)の送信を実行する。このため、送受信ユニット(24)は、好ましくは、閾値(T)と負荷レベル(LL)の比較を行う。その比較は、好ましくは、伝達媒体において実際に検出された負荷レベルがメッセージに割り当てられた閾値よりも小さい、場合によっては、その閾値以下であるときに、メッセージの送信が行われるように、実施される。これにより、閾値(T)と負荷レベル(LL)との比較に従って開放されるときにのみ、メッセージの送信が行われることが達成される。送受信ユニット(24)は、任意の送信開放の方法、及び/又は、変調方法を利用することができる。メッセージの送信のため、特に、送受信ユニット(24)は、CSMA/CAプロシージャー(Carrier Sense Multiple Access / Collision Avoidance - procedure)に従って動作しても良い。この場合、チャンネルが空いているか、使用されているかの判定のために(空きチャンネル判定)、送受信ユニット(24)は、メッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)と負荷レベル(LL)との比較を行っても良い。この閾値(T)は各メッセージに個別に設定されるもので、それは、メッセージごとに変化する。
第1の実施形態では、高い分類インデックス(CI)を有するメッセージ(15)に対して、高い閾値(T)が割り当てられる。これは、そのようなメッセージ(15)が、高い負荷レベル(LL)においてさえ送信されるという結果をもたらす。一方、低い分類インデックス(CI)を有するメッセージ(15)に対しては、低い閾値(T)が割り当てられるので、そのようなメッセージ(15)は、伝達媒体における負荷レベル(LL)が低いときにのみ送信される。これは、本実施形態において、高い分類インデックス(CI)を有するメッセージ(15)に対しては、低い分類インデックス(CI)を有するメッセージ(15)に対するよりも、一層積極的な送信行為が生じるということを意味する。例えば、送受信ユニット(24)に送信準備のために保持されている低い分類インデックス(CI)と低い閾値(T)とを有するメッセージ(15)があった場合、送受信ユニット(24)は、それに相当する、伝達媒体における低い負荷レベルが判定されるまでの間は、メッセージの送信を待機しなければならない。通信装置(1)の送信行為の積極さは、各メッセージに対して個別に設定され、従って、メッセージごとに変動する。このため、特に、迅速なかつコンテンツに適合制御される送信行為が実行される。
より良い理解のために、伝達媒体により高い負荷レベル(LL+)が現存している状況が考慮され、そこにおいて、多数の通信装置(1)が、それぞれ、割り当てられた異なる閾値を有するメッセージ(15)の送信を望んでいるものとする。送信されるべきメッセージ(15)が、割り当てられた低い閾値(T−)又は(T−−)を持つ、通信装置(1)は、実際の負荷レベル(LL+)がその低い閾値(T−)又は(T−−)よりも高いため、かなり注意深く行動し、メッセージの送信を行わない。しかしながら、高い閾値(T++)が割り当てられたメッセージを送信準備のために保持している通信装置(1)は、より積極的に行動し、判定された負荷レベル(LL+)にも係らず、メッセージ(15)を送信する。通信装置(1)の振る舞い、特にその送信行為の積極さは、このように、少なくとも負荷レベル(LL)と現に送信されるべきメッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)とに応じて制御される。
分類インデックス(CI)に応じた、メッセージ(15)への閾値(T)の割り当ては、送信順位(SO)を割り当てる第2の可能性を表している。それは、待ち行例(20)における上述されたメッセージの整列とともに、又はそれとは独立して実行されても良い。
上に説明した手法で、送信順位(SO)を割り当てることにより、伝達媒体でのあらゆる増加した負荷レベル(LL)においても、高い送信順位(SO)を有するメッセージは、低い送信順位(SO)を有するメッセージに優先して送信される。本発明を使用する手法に依存して、例えば、伝達媒体の負荷レベルが高い場合、高い優先度のメッセージ又は特定のタイプのメッセージのみが優先的に送信されるようになり、その一方で、低い優先度のメッセージは後回しにされる。
異なる閾値を有するメッセージの送信は、既に高くなっているとみなされる負荷レベル(LL)によらず、さらなるメッセージ(15)が通信装置(1)によって送信されるとの効果をもたらす。検出された十分に高い負荷レベル(LL)によって、既に他のメッセージ信号か、あるいは妨害信号が、まさに送信を行おうとしている通信装置(1)の周囲に現存していると考えられるならば、新たに出力されるメッセージ信号は、既に存在しているメッセージ信号に重畳されると考えられる。しかしながら、そのような重畳は、各々の送信を行う通信装置(1)からの距離に依存して、種々の形態で起こる。
図4において、通信装置(A)は、現にメッセージ信号を送信していると仮定される。別の通信装置(B)は、通信装置(A)からある距離に位置しており、通信装置(A)のメッセージ信号によって引き起こされる伝達媒体の負荷レベル(LL)を判定するが、そのメッセージ信号を分析することはできない。通信装置(B)の送受信ユニット(24)において、高い閾値(T)を有するメッセージの送信が準備されている。さて、通信装置(B)によって判定された負荷レベル(LL)が、送信されるべきメッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)よりも低いと仮定する。そのため、通信装置(B)は自身のメッセージ(15)の送信を開始し、対応するメッセージ信号を送出する。この時点から、通信装置(A)のメッセージ信号と通信装置(B)のメッセージ信号の両方が、それぞれ、通信装置(A),(B)から出力され、共通に使用される伝達媒体に拡散する。
通信装置(C)は、通信装置(A)よりも通信装置(B)の近くにに位置している。図示された例においては、通信装置(C)は、通信装置(B)に比較してより遠くにある通信装置(A)のメッセージ信号によって引き起こされる妨害を受けるが、同時に、通信装置(B)のメッセージ信号を受信し、分析することができるという現象が起こる。しかしながら、通信装置(A)と(B)との間に位置している別の通信装置(D)は、図示された状況において、強い局所的な干渉による効果を受け、通信装置(A)のメッセージ信号も通信装置(B)のメッセージ信号も分析することができない。
それ故、高い閾値(T)を設定することにより、少なくとも送信を行う通信装置(1)の周辺において、ある特定の、検出された伝達媒体の負荷レベルが存在しても、メッセージが受信され分析可能となることが達成できることが明らかである。このため、少なくとも短い距離範囲において、高い送信順位(SO)を有するメッセージの送受信が、成功裏に実行されることが実現される。このように、送信順位(SO)の割り当てにより、外部局所優先作用が現れる。一方、低い送信順位(SO)を持つメッセージは、相対的に低い閾値(T)が割り当てられているので、後回しにされる。
本発明の第2実施形態が、図7に示されている。この第2実施形態は、第1実施形態の変形例を表しており、変更された部品及びフローチャートのステップの説明のみが以下に与えられる。
第2実施形態の通信装置(1)は、ルール記憶の集合体(23’)と接続されたリリース装置(22’)を含んでいる。さらに、通信装置(1)は、トークン記憶部(30)とトークン生成部(31)とを含む持分賦課ユニット(29)を有している。持分賦課ユニット(29)によって、メッセージ(15)に対する持分の賦課の実現性が与えられる。メッセージに対する持分の賦課は、メッセージ(15)の送信順位(SO)の判定のためのさらなる実現性を表しており、それは、上述した送信順位(SO)の割り当ての実現と別個に、あるいは一緒に適用されうるものである。
持分の賦課は、例えば、リリース装置(22’)において、メッセージ(15)への閾値(T)の割り当てのために、それぞれ必要とされるトークン量(TA)が、トークン記憶部(30)から引き落とされるようにして実行される。トークン記憶部(30)は、トークンを削除したり、登録したりする。そして、トークン記憶部(30)は、記憶可能なトークンの所定の最大数を有している。トークン生成部(31)は、例えば、周期的に新しいトークンを生成し、トークン記憶部(30)にそれを配置するように設計されている。
リリース装置(22’)において、メッセージ(15)への閾値(T)の割り当ては、トークン記憶部(30)に現在入れられている利用可能なトークンの数に依存して実行される。トークン記憶部(30)に入れられているトークンに応じた閾値(T)の割り当ては、分類インデックス(CI)に応じた閾値(T)の割り当てに代えて、あるいは追加的に実行されえる。
リリース装置(22’)における、持分賦課の好ましい形態及びメッセージ(15)に対する閾値(T)の割り当ての好ましい形態が、図10のフローチャートに説明されている。最初に、ステップ(S200)において、リリース装置(22’)は、待ち行列(20)の先頭要素(21)にあるメッセージ(15)の分類インデックス(CI)を判定する。続いて、リリース装置(22’)は、判定された分類インデックス(CI)に従い、またこの分類インデックス(CI)からメッセージに対して割り当て可能な最も高い閾値(T)に従い、必要とされるトークン量を判定する。このため、リリース装置(22’)は、分類インデックス(CI)と閾値(T)とに依存して、必要とされるトークン量を判定するために、例えば、ルール記憶集合体(23’)に記憶された参照ルールにアクセスする。
ルール記憶集合体(23’)では、各分類インデックスに対する、いくつかの実測的な、割り当て可能な閾値(T)の組、及び必要とされる各トークン量(TA)が記憶されたテーブルが格納されている。図17は、そのような参照テーブルがどのようなものかを示したものである。リリース装置(22’)は、図示された例において、分類インデックス(CI2)からメッセージ15に対して最も高い閾値(T+)を決定する。その際、その閾値(T+)の割り当てのためには、8トークンのトークン量が必要とされるものとする。ステップ(S202)では、リリース装置(22’)は、現在、トークン記憶部(30)に十分なトークン、すなわち少なくとも8トークンが含まれているかを判定する。十分なトークンが含まれているならば(S202:YES)、リリース装置(22’)は、トークン記憶部(30)から、8トークンの必要とされるトークン量(TA)を引き落とす。これにより、トークン記憶部(30)に含まれるトークンの総量は減少される。続いて、リリース装置(22’)は、ステップ(S206)において、選択された閾値(T+)をメッセージ(15)に割り当て、送信のため、ステップ(S207)において、メッセージをリリースする(送受信部24へ渡す)。
もし、選択された閾値(T)の割り当てのために、参照ルールに従いおのおの必要とされるトークン量に対して、十分なトークンがトークン記憶部(30)になかったならば(S202:NO)、リリース装置(22’)は、参照ルールに従い、次に低い閾値(T)の割り当てが可能であるかをチェックする。このため、リリース装置(22’)は、ルール記憶集合体(23’)の参照ルールに再度アクセスする。事前に概説された例では、トークン記憶部(30)に6トークンしかなったとすると、分類インデックス(CI2)からの、最も高い閾値(T+)をメッセージ(15)に割り当てることができないことになる。図17のテーブルに従うと、ここで必要とされるのは4トークンのトークン量であり、それで次に低い閾値(T−)の割り当てが可能となる。これは、図10のステップ(S203)を実行することに相当する。そして、リリース装置(22’)は、新しく選択された閾値(T−)に対して、トークン記憶部(30)に十分なトークンがあるかを再度チェックする。概説された例では、その通りの状況である。そのため、リリース装置(22’)は、メッセージ(15)に閾値(T−)を割り当て、4トークンをトークン記憶部(30)から引き落とす。もし、トークン記憶部(30)に十分なトークンがなく(S202:NO)、さらに、参照ルールに従い、より低い閾値の選択もできなかった(S203:NO)ケースが発生すると、リリース装置(22’)は、メッセージ(15)を待ち行列(20)に戻す(S208)。すると、メッセージ(15)は、仕分装置(19)によって、再度、待ち行列(20)に整列される。
トークンを用いた持分の賦課に代えて、適用されるべき持分の賦課の別の方法もある。メッセージ(15)における持分の賦課は、送信順位(SO)を割り当てるためのさらなる実現性を表している。説明された手法での持分の賦課によって、例えば、トークン記憶部(30)に多量のトークンがあると、数回は、高い閾値(T)がメッセージ(15)に割り当てられることが可能であるが、そうすると、トークン記憶部(30)のトークンの備蓄は急減する。トークン記憶部(30)に利用可能な十分なトークンがなくなるやいなや、通信装置(1)は、メッセージ(15)の送信のために、より低い閾値(T)を割り当てることを余儀なくされる。これにより、相互に妨害し合う多数の通信装置(1)の中で、メッセージ送信が高頻度でなされる間、各通信装置(1)は、自身の送信行為を抑制する。その結果、高い送信順位(SO)を持つメッセージのみが首尾よく送信され、その一方、より低い送信順位(SO)を持つメッセージが後回しにされるという公算が高まる。このようにして、外部一部優先作用が、送信順位(SO)の割り当てから生じる。
もし、通信装置(1)が、送受信ユニット(24)に、低い閾値(T−)または(T−−)を持ったメッセージを準備のために保持している状況を想定し、さらに、より長い期間に渡って、比較的高い負荷レベルが継続的に検出された状況を想定すると、通信装置(1)は、その長い期間の間、送信が妨げられるということが起こる。これは、低い閾値(T−)を持ったメッセージ(15)が、対応する低い負荷レベルが検出されるまでの間、送受信ユニット(24)にとどまるという事実によるものである。しかしながら、高い負荷レベルの期間の間に、高い分類インデックス(CI)を有する新しいメッセージ(15)が生成されることが起こりえる。この新しいメッセージ(15)の送信が、低い閾値(T)を持ったより古いメッセージ(15)によって妨げられないようにするとの目的のため、本発明の範囲において、交換ユニット(図示せず)が送受信ユニット(24)に入っているメッセージ(15)を待ち行列(20)に戻す。
メッセージの戻しは、いかなるイベントに依存して実行されても良い。例えば、メッセージの戻しは、明確な所定期間の経過の後に実行されても良いし、新しいメッセージ(15)の到着ごとに実行されても良い。その戻しは、さらに、新しいトークンがトークン記憶部(30)に加えられるごとに実行されても良い。
送受信ユニット(24)からのメッセージ(15)の戻し時に、おのおのの閾値(T)の割り当てのために消費されたトークン量(TA)が、元の値となるように(トークン記憶部(30)に)書き戻される。或いは、持分、または消費されたトークンが書き戻されても良いし、なにも書き戻されなくとも良い。
仕分装置(19)、リリース装置(22)、トークン生成部(31)、及び送受信ユニット(24)の機能の管理は、各々、他の装置から独立して、又は調和された態様で実行される。その管理は、共通の、又は別々の時間間隔に対する時間制御により、又はイベント制御により実行されても良い。特に、仕分装置(19)の機能は、メッセージ(15)が入力インターフェース(16)において受信されるごとに、又はメッセージ(15)が待ち行列(20)に戻されるごとに実行されても良い。リリース装置(22)の管理は、送受信ユニット(24)が、メッセージ(15)を送信完了するごとに、又は新しい要素が待ち行列(20)に整列されるごとに、実行されても良い。送受信ユニット(24)の機能は、リリース装置(22)によるメッセージ(15)の各々の引渡しの後に実行されても良い。その代わりに、あるいは追加的に、時間制御が実行されても良く、例えば、各々の送信の試みが不調に終わった後に、送受信ユニット(24)が、その次の行動まで、ランダムに決定された時間間隔の間、待機する。また、メッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)の考慮の下に、CSMA/CAプロシージャーに従って実行されても良い。
上述された2つの実施形態は、まさに第1の好ましい実現性を表しているが、本発明の特徴はどのように適用されても、また組み合わされても良い。図11、図12には、第3及び第4の実施形態が、別の代表的なやり方で、本発明の特徴を発揮するように示されている。
図11の通信装置(1)は、入力インターフェース(16)と、出力インターフェース(17)と、仕分装置(19)、待ち行列(20)、リリース装置(22)及びルール記憶集合体(23)を備えたメッセージ記憶部18とを有している。通信装置(1)は、さらに、伝送手段(28)に加えて、送信部(26)と受信部(27)とを有する送受信ユニット(24)を備えている。
入力インターフェース(16)を介して、メッセージ(15)が、直接、待ち行列(20)に記憶される。仕分装置(19)は、例えば周期的にコールされ、仕分基準に応じて、例えば、分類インデックス(CI)に従って、待ち行列(20)に含まれているメッセージ(15)を並べ替える(整列させる)。図示された実施形態では、リリース装置(22)は、待ち行列(20)の先頭要素(21)にアクセスする。第3実施形態における、通信装置(1)でのメッセージ(15)の取り扱いは、図13のフローチャートに示されている。
最初にステップ(S300)において、待ち行列(20)内のメッセージ(15)の整列が行われる。続いて、ステップ(S301)にて、リリース装置(22)が待ち行列(20)の先頭要素(21)にあるメッセージ(15)を選択する。ステップ(S302)では、リリース装置(22)が伝送媒体における負荷レベルを判定する。ステップ(S303)及び(S304)では、リリース装置(22)が、メッセージ(15)の送信が、現在のところ、可能であるかどうかを判定する。このために、リリース装置(22)は、ステップ(S303)において、最も間近にリリースされたメッセージが、現在、送受信ユニット(24)によってまだ送信されているところであるかをチェックする。そのような状況でない場合には(S303:NO)、リリース装置(22)は、ステップ(S304)において、現在、外部メッセージ(15)が送受信ユニット(24)によって受信されているかどうかをチェックする。もし、そのような状況でもなければ(S304:NO)、リリース装置(22)は、選択されたメッセージ(15)に閾値(T)を割り当てる(S305)。閾値(T)の割り当ては、種々の方法で実行されえるものであり、後述される。
閾値(T)がメッセージ(15)に割り当てられた後、リリース装置(22)は、ステップ(S306)において、伝達媒体における負荷レベル(LL)がメッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)よりも小さいかどうかをチェックする。もし、そのような状況であれば(S306:YES)、リリース装置(22)は、ステップ(S307)において、送信のためにメッセージ(15)をリリースし、待ち行列(20)からそのメッセージを除去する。ここで、そのメッセージは、送信部(26)に直接的に与えられ、変調され、伝送手段(28)によって伝達媒体に出力される。
ステップ(S305)における閾値(T)の割り当ては、図14に、第1の可能性が示されている。ここで、ステップ(S320)において、選択されたメッセージ(15)のための分類インデックス(CI)が、リリース装置(22)によって判定され、続いて、閾値(T)が、分類インデックス(CI)に応じて、参照ルールに従いメッセージ(15)に割り当てられる。
逆に、図15は、閾値(T)の決定のため、代わりの、又は追加の可能性を与えるものであり、フローチャートのステップ(S305’)として示されている。再び、リリース装置(22)は、ステップ(S320’)において、最初に選択されたメッセージ(15)の分類インデックスを判定する。そして、リリース装置(22)は、ステップ(S321’)において、メッセージ(15)の分類インデックス(CI)に応じて、かつ伝達媒体において検出された負荷レベル(LL)に応じて、閾値(T)を決定する。閾値(T)の割り当て又は選択は、またも、静的な参照リスト、参照関数、あるいはその他の全く別の参照ロジックに従って実行される。参照テーブルは、例えば、最初に、閾値が分類インデックスに対する低い基本レベルを与えられることを規定する。そして、もし、特定の期間の間、選択された閾値で、送信ができないならば、参照テーブルは、より高い分類インデックスを持つメッセージのための基本レベルの増加を行う。
図12は、本発明の第4実施形態を示しており、図11の第3実施形態と大部分で一致し、それを拡張したものである。第4実施形態における通信装置(1)は、例えば、トークン記憶部(30)とトークン生成部(31)とを備えたメッセージ記憶部(18)の一構成要素として、持分賦課ユニット(29)を有する。第4実施形態の通信装置(1)も、図13に示されたフローチャートに従い、メッセージ(15)を送信する。そこにおいて、選択されたメッセージ(15)のための閾値(T)の決定が、ステップ(S305’’)と表示された、図16に描かれたフローチャートに従って実行される。
ステップ(S330)では、リリース装置(22)が、参照ルールに従い、かつ伝達媒体における、検出された負荷レベルに応じて、選択されたメッセージ(15)のために必要とされるトークン量(TA)を決定する。必要とされるトークン量(TA)の決定は、代わりに、あるいは追加的に、メッセージ(15)の分類インデックス(CI)に応じて、さらに、割り当て可能な閾値(T)の見込みのある等級区分に応じて、実行される。
閾値(T)の選択は、例えば、最初に、低いトークン量が必要とされる、より低い閾値(T)を規定することが試みられるようにして行われる。もし、そのようなより低い閾値(T)が、検出された負荷レベル(LL)に対して十分でなければ、次に高い閾値(T)が選択される。次に高い閾値のために、それぞれ、より多くのトークン量(TA)が必要とされる。
閾値(T)の選択の後に、リリース装置(22)は、ステップ(S331)において、その閾値(T)の割り当てのために、トークン記憶部(30)に利用可能な十分なトークンがあるかをチェックする。もし十分なトークンがあれば(S331:YES)、リリース装置(22)は、ステップ(S332)及び(S333)に進み、必要とされるトークン量(TA)を、トークン記憶部(30)から引き落とすとともに、メッセージ(15)に閾値(T)を割り当てる。もし、トークン記憶部(30)に十分なトークンが含まれていなければ(S331:NO)、リリース装置(22)は閾値(T)を最小値にセットする。それは、メッセージが送信されない結果を招く。
さらに、通信装置(1)の好ましい実施形態においては、一意のメッセージ(32)が、例えば、周期的なステータス情報のために使用される。そのような一意のメッセージ(32)は、待ち行列(20)において1つのみ存在し、通信装置(1)の別の場所で発生するように定められている。もし、新しい一意のメッセージ(32’’)が、入力インターフェース(16)に受信されたならば、同じタイプの以前の一意のメッセージ(32’)と置き換えられる。それにより、前の一意のメッセージ(32’)は、消去される。
周期的に発生する一意のメッセージ(32)は、それぞれ、通信装置(1)の高い送信頻度をもたらし、干渉のリスクの主要な要素の理由となるかもしれない。干渉の過度の発生は、一意のメッセージ(32)の送信に関する通信装置(1)の送信行為を制御することにより、場合によっては、制限することによって特に効果的に相殺されうる。さらに、種々のレベルの閾値(T)の割り当てにより、メッセージ(15)、特に一意のメッセージ(32)の送信が、伝送媒体における負荷レベル(LL)の偶発的な増加によらず、確保されえる。従って、送信行為の完全な停止をできる限り防ぐことができる。
好ましくは、通信装置(1)において、所定のシーケンスに従って、閾値(T)が一意のメッセージ(32)に割り当てられる。そのようなシーケンスは、好ましくは、それぞれ、低い閾値(T)に対して高い割り当て頻度を与え、より高い閾値(T)に対して低い割り当て頻度を与える。
所定のシーケンスに従っての閾値(T)を割り当てることは、メッセージ(15)、特に一意のメッセージ(32)への、送信順位(SO)の割り当てのためのさらなる可能性を構成する。
割り当てシーケンス(33)は、任意に設計されうる。それは、所定のシーケンスとして記憶されたり、又は、例えば、関数から発生されたりすることが可能である。
図18は、4つのレベルの閾値(T−−,T−,T+、T++)を割り当てる、一例として割り当てシーケンス(33)を示しており、それは周期的に繰り返される。そのシーケンス(33)は、連続した8個の閾値の割り当てを行う{T−−;T−;T−−;T+;T−−;T−;T−−;T++}。これは、入力インターフェース(16)にて受信された、最初の一意のメッセージ(32’)に対して、k=1において、閾値(T−−)が割り当てられ、一意のメッセージ(32’)が送信のためにリリースされる(送受信ユニット(24)に出力される)、ことを意味している。負荷レベル(LL)が閾値(T−−)よりも低くなければ、一意のメッセージ(32’)は送信されえない。もし、負荷レベル(LL)が高ければ、メッセージの送信は控えられる。
次の一意のメッセージ(32’’)が入力インターフェース(16)にて受信されたk=2において、シーケンスに従って、閾値(T−)が割り当てられる。また、次の一意のメッセージ(32’’’)が入力インターフェース(16)にて受信されたk=3において、シーケンスに従って、閾値(T−−)が割り当てられ、以下、同様に繰り返される。最終的に、k=8において、シーケンス(33)により用意された最も高い閾値(T++)が割り当てられる。その後は、割り当てシーケンス(33)が新しく開始される。
もし、以前の一意のメッセージ(32’)が送信されなかったならば、新しい一意のメッセージ(32’’)が、以前の一意のメッセージ(32’)と置き換えられる。
変数kは、好ましくは、カウントを行う変数であり、シーケンス(33)の一回りごとにリセットされる。もしくは、変数kは時間変数であっても良い。以下では、変数kがカウントを行う変数であり、変数kの増加が、新しい一意のメッセージ(32)の受信によってトリガされるものとする。
一意のメッセージ(32)は、特定の規則性、例えば、25msec毎、50msec毎、あるいは125msec毎に発生されるものであっても良い。後者の場合、図18に示されたシーケンスを一通り終えるためには、1秒かかることになる。ただし、一意のメッセージの発生が、周期的に実行されるということは、必ずしも必要とされない。不規則に発生されたり、バッチ処理で発生されたり、あるいはイベント制御により発生されたり、これらの方法が、すべて同様に一意のメッセージのために適用されうる。また、その方法は、異なるクラスの一意のメッセージに対して、それぞれ、異なるまたは同じ割り当てシーケンス(33)及び変数kを与えるものであっても良い。
割り当てシーケンス(33)は、静的に与えられても良いし、任意にデザインされても良い。あるいは、割り当てシーケンス(33)は、関数に従って発生されても良い。そのような関数も、任意にデザインされえる。図19は、割り当てシーケンス(33)を構成する関数の一例を示している。
図19の上半分には、木構造が描かれている。これは、互いに重なるいくつかの層において、分岐点(34)及び終点(35)を与える。最下層は閾値(T−−)を与え、その上に置かれる層はそれぞれ、より高い閾値(T−、T+、T++、T+++、…)を与える。最下層において、木構造の終点(35)が配列されている。各終点(35)から、上方向に向かって、1つの枝が、次に高い層にある分岐点(34)に伸びている。この分岐点(34)は、同じく、上方にある別の分岐点(34)に伸びる枝を有しており、それが、それぞれ最も高い分岐点(34)まで同様に繰り返される。下方向においては、各分岐点(34)から、2本の枝が、下にある分岐点(34)または終点(35)まで伸びている。
下方左側の第1の終点(35)から始まり、そのような木構造が、任意に延ばされており、それにより、次に高い分岐点(34)の追加毎に、木構造の別の層が追加される。そのように配列された層から、木構造の右への方向において、さらなる分岐点(34)又は終点(35)を引き出すことができる。
割り当てシーケンス(33)は、好ましくは、そのような木構造から得ることができる。何層の閾値(T)の層が含まれるべきかに依存して、他の、特に、より長い割り当てシーケンス(33)が出現する。図示された例では、左から右の順に、n=1から選択された最も高い分岐点(34)まで、割り当てシーケンス(33)が、それぞれの分岐点(34)及び終点(35)の全ての閾値(T)を採用するようにしている。最も高い分岐点(34)は、ただ1つであり、それは、下にある分岐点(34)や終点(35)への下方向に向かって、ただ1つの枝(図においては左側への枝)を有している。
最小の例から始めて、引き続き、それぞれ、より多数に渡る閾値の層を持つ、より大きな割り当てシーケンス(33)の発生について説明する。
初めの例では、割り当てシーケンス(33)は、最も低い2つの閾値の層(T−−、T−)に及び、n=2までのシーケンス(最も細い線で描かれた木構造の部分)が上述したスキームに従って現れるものとする。そのような最小のシーケンスは、{T−−;T−}の遷移を与える。次に高い閾値の層(T+)が含まれる場合、n=4までの次の木構造部分(次に太い、実線で描かれている)が追加される。このシーケンス(33)は、{T−−;T−;T−−;T+}の遷移を与える。
さらに閾値の層(T++)に及ぶ場合も、類似したやり方で、n=8までの割り当てシーケンスが現れ、それは、{T−−;T−;T−−;T+;T−−;T−;T−−;T++}の遷移を与える。これも、図18に、採用されている。
図19の下方部分において、さらに、n=16又はn=32までで、より高い閾値(T+++、T++++)をカバーするそれぞれのシーケンス(33)が現れている。同様にして、上述した関数により、いかなる任意の長い割り当てシーケンスも、任意の多数の閾値の層の下に、発生させることができる。
説明された関数の変形例として、各分岐点(34)から、下方向に向かって、下にある分岐点(34)又は終点(35)に伸びる3又は4本の枝を発生させても良い。
図19に表示された関数に従って、シーケンスを発生させる利点は、構造が閾値の割り当てにおいて現れ、次に高い閾値のレベルが、その下にある閾値レベルのただ半分の頻度で割り当てられることにある。ただし、最も高い及び2番目に高い閾値のレベルだけは、シーケンス(33)において等しい頻度で発生し、それは、それぞれ1度だけである。説明された関数の別の選択として、最も高い及び2番目に高い閾値(T)の割り当て頻度は異なっていても良い。これは、特に、n=2までのシーケンスの場合に当てはまる。もしくは、基本として、最も高い分岐点(34)までの木全体が、常に選択されるようにしても良い。この場合、より高い閾値の層の割り当て頻度は、その下にある閾値の層の割り当て頻度のちょうど半分となる。さらに、1つの分岐点(34)から下方向に3又は4本の枝が伸びる類似の木構造を採用することも可能であり、それにより、割り当て頻度の他の比率が生じる。
割り当てシーケンス(33)は静的なものであり、いつも同様に繰り返される。もしくは、シーケンス(33)の選択及び/又は発生は、負荷レベル(LL)に依存するものであっても良い。これにより、ある状況下において、シーケンス(33)が、1つ多い閾値の層に及ぶ別のシーケンスによって、それぞれ置き換えられるとの利点が与えられる。もし、図19に従い、4つの層に及ぶ、n=8までのシーケンス(33)によっては、長期間、メッセージが送信されないか、あるいは非常に僅かな数のメッセージのみしか送信されない場合、このシーケンス(33)は、例えば、次に高い閾値の層にも及ぶ、n=16までのシーケンスによって置き換えられても良い。同様にして、それぞれ、より多くの閾値の層に及ぶ、より長い割り当てシーケンス(33)による置換も可能である。このようにして、通信装置(1)の送信行為は、伝達媒体における、永続的な、特に高い負荷レベル(LL)においても、採用されえる。
その一方、シーケンスは、より少ない閾値の層に及ぶとともに、場合によっては、より短いシーケンスによって置き換えられても良い。そのため、例えば、もし、長期間に渡って、全てのメッセージ(15)が、即座に送信され、及び/又は、長期間に渡り、低い負荷レベル(LL)しか現れないならば、図19の通り、4つの閾値の層に及ぶ、n=8までのシーケンス(33)が、n=4までのシーケンスによって置き換えられても良い。その他にも、シーケンス(33)が、場合により、異なる構造を有する別のシーケンスによって置き換えられも良いことはもちろんである。結局のところ、1セットの予め定義されたシーケンス(33)があり、その中で、予め定義されたルールに従って変更されれば良い。
図19に示され、前述された関数に従って、構成される割り当てシーケンスは、好都合にも、何度も何度も、最も低い閾値(T−−)の割り当てに戻る。より高い閾値の頻度は、より低い閾値の頻度に対して、非常に強く減少する。その結果として、伝達媒体において、永続的に増加された負荷レベル(LL)において、送信率の適切な減少が生じる。しかし、負荷レベル(LL)の突然の低下が生じれば、送信レートは、即座に再び上昇する。このように、割り当てシーケンス(33)に従って閾値(T)の割り当てを制御する通信装置(1)が、その送信行為を、負荷レベル(LL)における強い変動に対して非常に素早く調整を行うとともに、永続的に増加する負荷レベル(LL)にも適切に反応する。このように、通信装置(1)は、ロバストな情報送信が確保され、伝達媒体における干渉が防止されるように、各メッセージ(15)のための、特に、一意のメッセージ(32)の送信のための、カウント間隔(k)からカウント間隔(k+1)にかけて、その送信行為の積極さを調整する。
定められた割り当てシーケンス(33)に従う閾値(T)の割り当ては、メッセージ(15)に対して、送信順位(SO)の割り当てのさらなる可能性を構成し、それは、既述された方法とともにまたは独立して使用することができる。
一意のメッセージ(32)の非送信時において、通信装置(1)は、追加的に、補足の方法を適用しても良い。この追加的な方法は、もし以前の一意のメッセージ(32’)が送信できず、この以前の一意のメッセージ(32’)と置き換えられる、現在の一意のメッセージ(32’’)が受信されたならば、シーケンス(33)に従って、あるいは、以前の一意のメッセージ(32’)からの閾値(T)の引継ぎに従い、それぞれ最も高い閾値の割り当てを行う。別のやり方として、その方法は、シーケンス(33)に従って現在の一意のメッセージ(32’’)に対して想定される閾値(T)よりも高いものであるならば、より古い一意のメッセージ(32’)を置き換えた現在の一意のメッセージ(32’’)に対して、その、より古い一意のメッセージ(32’)の送信順位(SO)及び/又は閾値(T)が割り当てられても良い。その結果、この方法も、メッセージ(15)に対する送信順位(SO)の割り当ての可能性を構成することができる。
上述のように、以前の一意のメッセージ(32’)が現在の一意のメッセージ(32’’)によって置き換えられるならば、その現在の一意のメッセージに対して、以前の一意のメッセージ(32’)の送信順位(SO)及び/又は閾値(T)が割り当てられても良い。そのようなケースにおいて、現在の一意のメッセージ(32’’)に対する閾値(T)の割り当てのために、シーケンス(33)に従う割り当て、もしくは、以前の一意のメッセージ(32’)の閾値(T)の割り当てのいずれかを行うことが考えられる。この場合、それぞれ、より高い閾値(T)が割り当てられることが好ましい。この点が、図20において、一例を用いて説明される。
図20は、上述した方法のための、図示された例を概略的に示しており、ここにおいて、5つの一意のメッセージ(A,B,C,D,E)が連続的に入力インターフェース(16)に受信される。通信装置(1)内で、それらの一意のメッセージ(A,B,C,D,E)に対して、閾値(T)が割り当てられ、それにより、現在の負荷レベル(LL)に依存して、伝送手段(28)において送信が実行され、または、一意のメッセージ(B,C,E)の送信が保留される。
k=1において、最初の一意のメッセージ(A)が入力インターフェース(16)に受信される。その時には、以前の一意のメッセージ(32’)は、通信装置(1)に存在せず、そのため、現在の一意のメッセージ(A,32’’)に対して、シーケンス(33)に従って閾値(T)が割り当てられる。本例では、一時的な低い負荷レベル(LL)のため、一意のメッセージ(A)は送信されることが可能である。
k=2において、さらなる一意のメッセージ(B)が、入力インターフェース(16)に受信され、それに対しても、シーケンス(33)に従って、閾値(T)が割り当てられる。この一意のメッセージ(B)は、しかしながら、増加した負荷レベル(LL>T−)のため、送信されることができない。従って、一意のメッセージ(B)は、通信装置(1)において保留される。
k=3において、さらなる一意のメッセージ(C)が受信される。シーケンス(33)に従い、この一意のメッセージ(C)は閾値(T−−)を与えられる。しかしながら、このとき、より高い閾値(T−)を有し、かつ送信されなかった、以前の一意のメッセージ(B)が存在する。現在の一意のメッセージ(C,32’’)は、以前の一意のメッセージと置き換えられる。そうする際に、シーケンス(33)に従う閾値(T−−)は、(×印がつけられるように)廃棄される。
しかしながら、本例における一意のメッセージ(C)は、k=3において、過度に高い負荷レベル(LL>T−)が存在するので、閾値(T−)にも係らず送信されることができない。
k=4において、新しい一意のメッセージ(D)が入力インターフェース(16)に受信される。同時期に、以前の一意のメッセージ(C,32’)が、いまだ通信装置(1)に存在する。今回、シーケンス(33)に従って想定される閾値(T+)が、以前の一意のメッセージ(C,32’)の閾値(T−)よりも高い。従って、現在の一意のメッセージ(D,32’’)に対して、シーケンス(33)に従う閾値(T+)が割り当てられ、以前の一意のメッセージ(C,32’)の閾値(T)は、消滅する。本例では、この時点での負荷レベル(LL)が閾値より小さい(LL<T+)ので、一意のメッセージ(D)は送信されることができる。
k=5において、最後に、一意のメッセージ(E)が受信され、それに対して、シーケンス(33)に従い閾値(T−−)が割り当てられる。その一意のメッセージ(E)は、一時的な負荷レベル増加により(LL>T−−)、送信されることができない。
上述した例において、通信装置(1)は、カウント数k毎に、それぞれの現在のメッセージ(32’’)の送信を試みることが明らかである。このように、現在の一意のメッセージ(32’’)は、以前の一意のメッセージ(32’)によって妨げられない。しかしながら、通信装置(1)は、伝達媒体における一時的な負荷レベル(LL)が、メッセージ(15)に割り当てられた閾値よりも小さいか、等しい場合にのみ送信を行う。もし、メッセージ(15)、特に一意のメッセージ(32)が、長期間に渡って送信されないならば、通信装置(1)の送信の積極性が増加される。
割り当てシーケンス(33)に従う、前述した閾値(T)の割り当ては、さらに、持分の賦課に依存して実行されても良い。持分の賦課は、例えば、第2及び第4実施形態において例示されたようにして、実行されれば良い。また、持分の負荷への依存は、以前の一意のメッセージ(32’)の非送信時に、現在の一意のメッセージ(32’’)に対して、割り当てシーケンス(33)に従って、又は以前の一意のメッセージ(32’)からの引継ぎに従って、それぞれより高い閾値(T)が割り当てられる、追加の方法に対してのみ適用されても良い。そのような持分の賦課は、負荷レベル(LL)の上昇時に、最初に閾値(T)がより強く増加されるという有利さを有している。しかしながら、もし負荷レベル(LL)が長期間に渡って増加されたままであるならば、持分は使い尽くされ、そのとき、送信の積極性は、割り当てシーケンス(33)に従うことになる。
代わりに、又は追加的に、前述の方法に対して、メッセージ(15)の非送信時において、その閾値(T)が、時間の経過とともに、徐々に、又はステップ的に増加されることが与えられても良い。そのような閾値(T)の増加は、全てのメッセージ(15)に対して実行されても良いし、特定のメッセージ、例えば一意のメッセージ(32)に対してのみ実行されても良い。それは、割り当てのためのさらなる可能性を構成し、場合に応じて、送信順位(SO)の向上の可能性も構成する。そして、それは、それ自身のみが適用されても良いし、1つ又はいくつかの送信順位(SO)の割り当てのための既述の方法とともに適用されても良い。
図21は、そのような徐々の、又はステップ的な閾値(T)の増加を示している。閾値(T)のステップ的な増加は、好ましくは、常により短い間隔(t)で実行される。そのような間隔(t)は、さらなる一意のメッセージ(32)の発生のための発生サイクルよりも非常に短い。図21は、閾値(T)の徐々の増加のための(t=4)までの間隔(t)の軸の上方に、カウント変数(k)での一意のメッセージの発生のための追加の軸を示すことによって、その時間的な関係を示している。
それによれば、例えば、一意のメッセージ(32)の周期的な発生において、(k=1)で発生された一意のメッセージ(32’)の閾値(T)は、次の一意のメッセージ(32’’)が(k=2)で発生される前に、4回増加される。
増加の4つのステップ数は、ほとんど代表として選ばれたもので、1つのみ、2つ、3つ、あるいは他のいかなる増加のステップ数が与えられても良い。また、メッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加は、他のいかなるメッセージ(15)はもちろん、周期的でなく発生される一意のメッセージに対しても同様に与えられても良い。
メッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加によって、短期的にのみ増加された伝達媒体の負荷レベルにおいて、メッセージの送信が、遅ればせながら、非常に素早くなされるということが、都合良く達成される。つまり、メッセージのための送信の積極性が、短期間に渡って非常に強く増加され、メッセージの素早い送信を促進する。
閾値(T)を増加するための時間間隔(t)の間、増加された閾値によって、メッセージの送信を行おうとする幾回かの試みがなされる。メッセージの送信は、特に、CSMA/CA標準規格に従って実行され、そこにおいて、メッセージに割り当てられた閾値(T)は、伝達媒体が空いているか否か(空きチャンネル評価)を判定するために考慮される。
閾値のステップ的な増加、及び、それによって起こるより高い閾値(T)の割り当ては、持分の負荷を条件とすることが好ましい。持分の賦課は、第2及び第4実施形態において、説明されたのと同様のやり方で実行されれば良い。あるいは、それは、他のいかなる任意のやり方で実行されても良い。特に、最初の割り当てのためよりも、閾値(T)の増加のために、より高いトークン量(TA)が想定される場合に、同じ持分の賦課が用いられても良い。あるいは、閾値(T)の増加のためと、閾値(T)の最初の割り当てのためとで、別々の持分が用いられても良い。
メッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加のための持分の賦課は、最も高い閾値(T)が、各メッセージ(15)に割り当てられることを、好ましくも防ぐことができる。これにより、急速な、あるいは過度の干渉の発生のリスク、特にチャンネルの過負荷のリスクが軽減される。
持分の賦課は、例えば、閾値(T)のステップ的な増加のため、持分の非常に大きな割合、例えば高いトークン量(TA)の消費を与える。伝達媒体における負荷レベル(LL)の短期間ではあるが、急峻な上昇が生じた場合(その上昇は、その後、素早く、下降する)、閾値(T)のステップ的な増加が、メッセージ(15)の素早い送信を促進し、そこにおいて、干渉の急な発生が、持分の賦課によって防止される。このように、メッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加と、持分の賦課との組合わせは、通信装置(1)が、付加レベル(LL)の強い変動と、より永続的な変化との両方に適合することを可能にし、そこにおいて、干渉が同時に起こることが低減され、干渉の発生によらず、メッセージの送信が確保される。
本発明は、上述された実施形態に制限されるものではない。本発明の特徴は、どのようにも、組み合わされ、交換され、あるいは省略されることが可能である。
閾値(T)のステップ的な増加のための方法及びその特徴はもちろん、送信順位(SO)の割り当てのため、閾値(T)の割り当てのため、持分の賦課のための上述された方法及びそれらの特徴は、任意に、相互に組合わせ可能である。それらの方法及び特徴は、全てのメッセージ(15)のために、等しく又は異なるように利用されても良い。特に、一意のメッセージ(32)のために、別個の方法が使われても良い、そして、その方法は、他のメッセージ(15)も対して、任意の組合せにおいて、又は部分的にだけ適用されても良いし、あるいは全く適用されなくとも良い。
例えば、閾値(T)のステップ的な増加は、送信の積極性を増すために、一意のメッセージ(32)ではない、メッセージ(15)に対してのみ与えられても良い。その代替案として、閾値(T)のステップ的な増加は、特定のクラスの一意のメッセージ(32)に対して、実行されないか、もしくは独占的に実行されても良い。同様に、上述された各方法と、それらの特徴とは、常に、分類インデックス(CI)に依存して実行されるものであっても良い。当業者であれば、通信装置(1)の目的、送信されるべきメッセージ(15)の種類や数に従い、また、それぞれの上述された利点を考慮して、各方法及びそれらの特徴の適切な組合せを選択できる。
通信装置(1)は、静止した、又は移動する通信参加者間での、又はそれらの通信参加者との通信にも用いることができるものである。さらに、それは、例えば、船舶、インフラ設備、あるいは人に持ち運ばれて移動する通信手段など、いかなる静止した、又は移動する通信参加者に適用されても良い。例えば、無線、光波、赤外線、超音波、圧力脈動など、いかなる種類の、普通の使用される伝達媒体及び対応する選択された通信手段も、利用可能である。
1 通信装置
2 考察対象のエリア
3 アクセスポイント
4 島
5 ユニキャストによるメッセージ交換
6 移動
7 ブロードキャストによるメッセージ交換
8 車両
9 データ処理装置/外部装置
10 データ接続ライン
11 プリアンブルの分析可能性
12 フレーム本体の分析可能性
13 信号範囲
14 外乱範囲
15 メッセージ
16 入力インターフェース
17 出力インターフェース
18 メッセージ記憶部
19 仕分装置
20 仕分装置/待ち行列
21 先頭要素
22 リリース装置
23 ルール記憶集合体
24 送受信ユニット
25 メモリ
26 送信部/変調部
27 受信部/復調部
28 伝送手段/無線
29 持分賦課ユニット
30 トークンバケット
31 トークン発生器
32 一意のメッセージ
32’ 古い一意のメッセージ/以前の一意のメッセージ
32’’ 現在の一意のメッセージ
33 シーケンス、割り当てシーケンス
34 分岐点
35 終点
LL 負荷レベル
CI 分類インデックス
ri 範囲
S 分析可能性
Smin 分析可能性限界
SO 送信順位
TA トークン量
T 閾値
X 距離

Claims (31)

  1. メッセージ(15)が複数の通信装置(1)間で交換され、通信装置(1)は、メッセージ(15)の内部送信順位(SO)を決定し、そして、メッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるものであり、その閾値(T)は、伝達媒体における負荷との比較に向けられ、メッセージ(15)の送信は、伝達媒体に現存する負荷レベル(LL)に応じて実行されることを特徴とする、伝達媒体においてメッセージ(15)の送信を制御する方法。
  2. 伝達媒体における負荷レベル(LL)は、通信装置(1)によって検出されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. メッセージ(15)の送信は、伝達媒体に現存する負荷レベルが、メッセージ(15)に割り当てられた閾値(T)よりも小さいか、それ以下である場合にのみ実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 送信順位(SO)は、メッセージ(15)の分類インデックス(CI)に依存して決定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
  5. 送信順位(SO)は、メッセージに対する持分の内部賦課に依存して決定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 持分の賦課は、閾値(T)の割り当てのためのトークンを管理するものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. メッセージ(15)への閾値(T)の割り当てのために必要とされるトークン量(TA)が、メッセージ(15)の分類インデックス(CI)に依存して決定されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. メッセージ(15)への閾値(T)の割り当てのために必要とされるトークン量(TA)が、割り当てられるべき閾値(T)の大きさに依存して決定されることを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
  9. トークン発生部(31)がトークンを生成し、それらを、トークン記憶部(30)に記憶させることを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  10. メッセージ(15)への閾値(T)の割り当てが、トークン記憶部(30)において利用可能なトークンの量に依存して実行されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. メッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるために必要とされるトークン量(TA)が、トークン記憶部(30)から引き出されることを特徴とする請求項9又は10に記載の方法。
  12. 複数の通信装置(1)が、相互に使用される伝達媒体において、送信及び/又は受信を行うことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
  13. メッセージ(15)に割り当てられる閾値(T)は、所定の間隔で、所定の離散的な複数の閾値(T)のセットから選択されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の方法。
  14. 閾値(T)は、メッセージ(15)の各リリースプロシージャーごとに、個別に決定されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の方法。
  15. 送信されるべきメッセージのセットが、待ち行列(20)に整列されることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. メッセージ(15)の整列が、分類インデックスに従って実行されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. メッセージ(15)の整列が、古い一意のメッセージ(32’)を、現在の一意のメッセージ(32’’)によって置き換えることにより実行されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 閾値(T)は、所定のシーケンス(33)に従って、一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)に割り当てられることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の方法。
  19. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるためのシーケンス(33)は、それぞれ、低い閾値(T)に対して高い割り当て頻度を与え、より高い閾値(T)に対してより低い割り当て頻度を与えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるためのシーケンス(33)は、所定のシーケンスとして、ルール記憶集合体(23)に記憶されていることを特徴とする請求項18又は19に記載の方法。
  21. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるためのシーケンス(33)は、関数によって構成されることを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の方法。
  22. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)に閾値(T)を割り当てるためのシーケンス(33)は、判定された負荷レベル(LL)に依存して構成されることを特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の方法。
  23. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)の閾値(T)は、メッセージ(15)が送信できない場合、それぞれ、より高い閾値(T)がメッセージ(15)に割り当てられるようにして、徐々に増加されることを特徴とする請求項18乃至22のいずれかに記載の方法。
  24. 一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加のために、閾値(T)の割り当てが行われることを特徴とする請求項6,7,8,10,11,13,14,及び18〜20のいずれかに記載の方法。
  25. 持分の賦課は、一意のメッセージ(32)を含むメッセージ(15)の閾値(T)のステップ的な増加のため、トークンを管理するものであることを特徴とする請求項1乃至24のいずれかに記載の方法。
  26. シーケンス(33)に従って現在の一意のメッセージ(32’’)に対して想起される閾値(T)よりも古い一意のメッセージ(32’)の閾値が高い場合、古い一意のメッセージ(32’)を置き換えた、現在の一意のメッセージ(32’’)に対して、その古い一意のメッセージ(32’)の送信順位(SO)及び/又は閾値(T)を割り当てることを特徴とする請求項1乃至25のいずれかに記載の方法。
  27. 他の通信装置(1)と共用される伝達媒体において、メッセージ(15)の送受信を行う通信装置であって、
    メッセージ記憶部(18)と、
    送受信ユニット(24)と、
    内部送信順位(SO)を決定するとともに、送信されるべきメッセージ(15)に閾値を割り当てるように構成されたリリース装置(22)と、を備え、
    その閾値(T)は、伝達媒体における負荷との比較に向けられることを特徴とする通信装置。
  28. 内部賦課ユニット(29)をさらに備えることを特徴とする請求項27に記載の通信装置。
  29. 前記リリース装置(22)は、トークン記憶部(30)におけるトークンの量に依存して、メッセージ(15)の送信のための閾値(T)を決定するように構成されていることを特徴とする請求項27又は28に記載の通信装置。
  30. さらに、仕分基準及び/又は割り当てシーケンスのための、ルール記憶集合体(23)を備えることを特徴とする請求項27乃至29のいずれかに記載の通信装置。
  31. 請求項1乃至26のいずれかに記載の方法を実行するように構成されていることを特徴とする通信装置。
JP2011112604A 2010-05-24 2011-05-19 通信装置及びメッセージの送信制御方法 Active JP5510390B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010017069.0 2010-05-24
DE102010017069 2010-05-24
DE102011001004.1 2011-03-01
DE102011001004.1A DE102011001004B4 (de) 2010-05-24 2011-03-01 Kommunikationseinrichtung und Verfahren zur Steuerung des Versendens von Nachrichten

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011250404A true JP2011250404A (ja) 2011-12-08
JP5510390B2 JP5510390B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=44900586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011112604A Active JP5510390B2 (ja) 2010-05-24 2011-05-19 通信装置及びメッセージの送信制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5510390B2 (ja)
DE (1) DE102011001004B4 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012103335A1 (de) 2012-04-17 2013-10-31 Denso Corporation Verfahren zur Steuerung des Kommunikationsverhaltens einer Kommunikationsvorrichtung
DE102012103345A1 (de) 2012-04-17 2013-10-17 Denso Corporation Verfahren zur Steuerung des Kommunikationsverhaltens einer Kommunikationsvorrichtung

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142722A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Mitsubishi Electric Corp 無線通信機および無線通信方法
WO2009107297A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 三菱電機株式会社 車載通信装置
JP2010016570A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置
JP2010087701A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 車々間通信装置、及び車々間通信装置によるアクセス制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7941175B1 (en) 1999-12-20 2011-05-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Signal prioritization in a communications system
US6985089B2 (en) 2003-10-24 2006-01-10 Palo Alto Reserach Center Inc. Vehicle-to-vehicle communication protocol
JP2008507884A (ja) 2004-07-22 2008-03-13 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コントローラユニット、通信装置及び通信システム並びに移動ノード間での通信方法
KR101047829B1 (ko) 2005-07-15 2011-07-08 임팩트 코팅스 에이비 접촉 소자 및 접촉 장치
US8255537B2 (en) 2007-02-14 2012-08-28 Mitsubishi Electric Corporation Vehicle communication device
US8509764B2 (en) 2007-09-24 2013-08-13 Kapsch Trafficcom Ag Method and system for broadcast message rate adaptation in mobile systems
US8045977B2 (en) * 2007-11-01 2011-10-25 Honeywell International Inc. Method for maintaining datalink network throughput by delaying lower priority messages
WO2010040372A1 (en) 2008-10-09 2010-04-15 Nec Europe Ltd. Method for controlling the load of a wireless channel in a network and network with wireless channel load control functionality

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007142722A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Mitsubishi Electric Corp 無線通信機および無線通信方法
WO2009107297A1 (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 三菱電機株式会社 車載通信装置
JP2010016570A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置
JP2010087701A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Oki Electric Ind Co Ltd 車々間通信装置、及び車々間通信装置によるアクセス制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102011001004B4 (de) 2020-08-06
JP5510390B2 (ja) 2014-06-04
DE102011001004A1 (de) 2011-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9380577B2 (en) Method and device for collaborative data communication in a radio network
Wang et al. A novel sensing coordination framework for CR-VANETs
US20220304055A1 (en) Wireless message collision avoidance with high throughput
KR101225639B1 (ko) 피어 투 피어 네트워크에서 서비스 품질을 제공하기 위한 방법들 및 장치
EP2523522B1 (en) Contention media access control for telecommunications
CN103974440B (zh) 一种车联网中时隙资源的处理方法及装置
CA2547000A1 (en) Quality of service scheduler for a wireless network
KR100813884B1 (ko) 우선순위를 지원하는 확률 기반 매체 접근 방법 및 이를실현시키기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 판독 가능한기록 매체
CN107006000B (zh) 用于传输消息的方法和用户设备
WO2017036272A1 (zh) 一种资源选择方法及装置
JP6025428B2 (ja) 発信元デバイスから受信デバイスに対して発行されるトランザクション要求のための動的リソース割り当て
CN109391667B (zh) 一种车联网的资源控制方法及终端
CN106658609B (zh) 一种数据传输资源预约方法及装置
GB2493594A (en) Mapping quality of service parameters in a transaction to priority levels to allocate resources to service transaction requests.
CN108024283A (zh) 资源池分配方法及装置
US20170055250A1 (en) Communication resource allocation in wireless networks
WO2019095978A1 (zh) 信息上报方法、资源分配方法、用户设备及基站
CN107211442A (zh) 用于事件触发型传送的无线网络中的抢先资源分配
WO2007034387A2 (en) Method for communicating between a plurality of nodes using a wireless communication protocol, inter-vehicle network
JP5510390B2 (ja) 通信装置及びメッセージの送信制御方法
CN110536362A (zh) 通信配置、通信配置方法、装置、终端、基站及通信***
CN109862534B (zh) 资源配置方法和装置
JP5207903B2 (ja) 周波数帯域割当装置および周波数帯域割当方法
CN108419271A (zh) 一种车联网资源分配方法
KR102298650B1 (ko) Wave 서비스 메시지 전송을 위한 서비스 채널 할당 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140310

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5510390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250