JP2011247218A - シリンダブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルポンプの負荷を増大させることなくオイルの温度を早期に上昇させることができるシリンダブロックを提供する。
【解決手段】シリンダブロック100はオイル経路50を備える。オイル経路50は、シリンダボア30と熱交換可能な位置に設けられるオイル溜め52と、オイルを上方のシリンダヘッド10からオイル溜め52へと導くオイル落とし通路51と、オイルをオイル溜め52から下方のクランクケース21内へと導くサブオイルリターン通路53とを含み、重力の作用によってオイルを上方から下方に導く。
【選択図】図1

Description

この発明はシリンダブロックに関し、とくにシリンダヘッドから下方へのオイル経路に関する。
内燃機関の暖気促進のために、オイルをシリンダブロック内に循環させる通路を設け、この通路にオイルを循環させて加熱する構成が知られている。
このような構成の例は特許文献1に記載される。特許文献1の図6、図8および図9に示されるように、オイルポンプ34から、シリンダヘッド潤滑系の経路であるヘッドギャラリ35と、オイル加熱用の通路であるメインギャラリ36とに、オイルが別々に供給される。そして、図2および図7に示されるように、メインギャラリ36はシリンダボアの近傍に設けられており、オイルを加熱する構成となっている。
特許第3171032号明細書
しかしながら、従来の技術では、オイルポンプの負荷を増大させることなくオイルの温度を早期に上昇させることが困難であるという問題があった。
たとえば、特許文献1のようにオイル加熱専用の経路を設けてそこにオイルを循環させる構成では、この経路のために圧力損失が発生し、オイルポンプの負荷が増加するため燃費が悪化する。
また、オイル加熱専用の経路を設けない構成の場合、シリンダヘッドを潤滑したオイルが下方に還流する際には速やかにシリンダブロックを通過するので、熱交換の機能はほとんどなく、オイルの温度を早期に上昇させることができない。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、オイルポンプの負荷を増大させることなくオイルの温度を早期に上昇させることができるシリンダブロックを提供することを目的とする。
この発明に係るシリンダブロックは、重力の作用によってオイルを上方から下方に導く、オイル経路を備えるシリンダブロックであって、オイル経路は、シリンダボアと熱交換可能な位置に設けられるオイル貯留空間と、オイルを上方からオイル貯留空間へと導く第1のオイル通路と、オイルをオイル貯留空間から下方へと導く第2のオイル通路とを備える。
このような構成によれば、オイルは重力によって導かれ、オイル経路を下に向かって流れるので、オイルポンプの負荷は増加しない。また、オイル貯留空間はシリンダボアと熱交換可能な位置に設けられるので、オイルはシリンダボアから熱を回収して温度が上昇する。
第1のオイル通路はシリンダヘッドに連通し、第2のオイル通路はクランクケースに連通してもよい。
第1のオイル通路および第2のオイル通路は、それぞれ複数設けられ、オイル貯留空間は、複数の第1のオイル通路および複数の第2のオイル通路と連通してもよい。
熱交換可能な位置は、シリンダボアを画定するシリンダライナに隣接する位置であってもよい。
シリンダブロックはさらにウォータジャケットを備え、オイル貯留空間および第1のオイル通路の少なくとも一方は、ウォータジャケットと熱交換可能な位置に設けられてもよい。
第1のオイル通路の断面積は、第2のオイル通路の断面積よりも大きいものであってもよい。
オイル経路は、さらに、オイルをオイル貯留空間から下方へと導くオーバーフロー通路を備え、オーバーフロー通路のオイル貯留空間側開口は、第2のオイル通路のオイル貯留空間側開口よりも高い位置に設けられ、オーバーフロー通路の断面積は、第2のオイル通路の断面積よりも大きいものであってもよい。
この発明に係るシリンダブロックによれば、重力の作用によってオイルをシリンダヘッドから下方に導くオイル経路を用いるので、オイルポンプの負荷が増大しない。また、このオイル経路においてシリンダボアと熱交換可能な位置にオイル溜めが設けられるので、熱交換を促進してオイルの温度を早期に上昇させることができる。
この発明の実施の形態1に係るシリンダブロックを含む内燃機関の一部の構成を示す断面図である。 図1のシリンダブロックを矢印IIの方向から見た側面図である。 図1のシリンダブロックを矢印IIIの方向から見た上面図である。 実施の形態2に係るシリンダブロックの構成を示す側面図である。 実施の形態3に係るシリンダブロックの構成を示す上面図である。 実施の形態4に係るシリンダブロックの構成を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るシリンダブロック100を含む内燃機関の一部の構成を示す断面図である。シリンダブロック100の上面にはシリンダヘッド10が取り付けられ、シリンダブロック100の下方にはクランクケース21およびオイルパン20が設けられる。
図2は、シリンダブロック100を側方すなわち図1における矢印IIの方向から見た側面図である。図2では簡明のため図1に示される構成の一部を省略している。また、図1の断面図は図2のI−I線に沿った断面によるものである。
図3は、シリンダブロック100を上方すなわち図1における矢印IIIの方向から見た上面図である。また、図1の断面図は図3のI−I線に沿った断面によるものである。
以下、図1〜3に基づいてシリンダブロック100の構成を説明する。
シリンダブロック100は円筒面状のシリンダライナ31を備え、シリンダライナ31がシリンダボア30を画定する。すなわち、シリンダライナ31の内側の空間がシリンダボア30となる。本実施形態では3つのシリンダライナ31により3つのシリンダボア30が設けられている。また、シリンダライナ31の径方向外側には、隔壁61を挟んでウォータジャケット40が設けられる。ウォータジャケット40には冷却水が循環し、これによってウォータジャケット40の周辺を冷却する。
また、シリンダブロック100はオイル経路50を備える。オイル経路50は、シリンダヘッド10内を潤滑したオイルを、重力の作用によって、下方すなわちオイルパン20に向かう方向に導く経路である。オイル経路50は、第1のオイル通路であるオイル落とし通路51と、オイル貯留空間であるオイル溜め52と、第2のオイル通路であるサブオイルリターン通路53とを含む。
オイル落とし通路51は、シリンダヘッド10内の空間に連通しており、オイルを上方のシリンダヘッド10からオイル溜め52へと導く通路である。オイル落とし通路51はたとえば断面長方形状であり、その長辺はたとえば30mmであり、短辺はたとえば15mmである。本実施形態ではオイル落とし通路51は鉛直方向に延びている。
オイル溜め52は、オイル落とし通路51の下方に設けられ、オイル落とし通路51から流入するオイルを一時的に貯留する空間である。オイル溜め52の容積は、オイル落とし通路51の容積およびサブオイルリターン通路53の容積の合計よりも大きく、これによってオイルを貯留するようになっている。
サブオイルリターン通路53は、クランクケース21内の空間に連通しており、オイルをオイル溜め52から下方のクランクケース21へと導く通路である。サブオイルリターン通路53はたとえば円筒状であり、その径はたとえば2mmまたは3mmである。本実施形態ではサブオイルリターン通路53は鉛直方向に延びている。
オイル落とし通路51は複数設けられる。本実施形態では、図2および図3に示すように、3本のオイル落とし通路51が、シリンダボア30のそれぞれに対応する位置に形成されている。
ここで、図3に示すようにシリンダブロック100はシリンダヘッド10を固定するための複数のボルト孔70を有するが、オイル落とし通路51はそれぞれ2つのボルト孔70の間に形成されており、ボルト孔70に干渉しない位置となっている。
オイル落とし通路51と同様に、サブオイルリターン通路53も複数設けられ、本実施形態では、3本のサブオイルリターン通路53が、シリンダボア30のそれぞれに対応する位置に形成されている。また、オイル落とし通路51およびサブオイルリターン通路53は、それぞれ対応する位置に形成される。たとえば図3に示すように、上から見て、1つのオイル落とし通路51と、これに対応する1つのサブオイルリターン通路53とは少なくとも一部が重複する位置となっている。
オイル溜め52は、複数のオイル落とし通路51および複数のサブオイルリターン通路53に連通している。本実施形態では、1つのオイル溜め52が、すべてのオイル落とし通路51およびすべてのサブオイルリターン通路53と連通している。
上述のようにオイル溜め52は所定の容積を有し、オイル経路50を循環するオイルを一時的に貯留する構造となっている。上述のように1つのオイル落とし通路51の断面積は、1つのサブオイルリターン通路53の断面積よりも大きくなっており(あるいは、すべてのオイル落とし通路51の断面積の合計が、すべてのサブオイルリターン通路53の断面積の合計よりも大きくなっていてもよい)、オイル落とし通路51におけるオイルの流量が一定量以上であれば、オイル落とし通路51からオイル溜め52に流入するオイルの量は、オイル溜め52からサブオイルリターン通路53に流出するオイルの量よりも多くなり、結果としてオイル溜め52にオイルが貯留される。
オイル溜め52はシリンダボア30と熱交換可能な位置に設けられる。シリンダボア30と熱交換可能な位置とは、たとえばシリンダライナ31と隣接する位置である。図1では、オイル溜め52は隔壁62を挟んでシリンダライナ31の側方に隣接している。ただし、オイル溜め52の全体がシリンダボア30と効率的に熱交換できる位置にある必要はなく、オイル溜め52の少なくとも一部(たとえば図1ではシリンダボア30側の側面)がシリンダボア30と熱交換可能であればよい。そのような構成であれば、オイル溜め52内の貯留されたオイルをシリンダボア30との熱交換により加熱することができる。
ここで、上述のようにオイル落とし通路51の断面積はサブオイルリターン通路53の断面積よりも大きいので、オイルはある程度の時間オイル溜め52内に留まり、これによってシリンダボア30との熱交換が促進される。このため、オイルが比較的低温である暖気運転時であっても早期にオイルの温度を上昇させることができる。
また、オイル経路50はさらにオーバーフロー通路54を備える。オーバーフロー通路54は、オイル溜め52に一定量を超えるオイルが貯留された場合に、余剰のオイルをオーバーフローとして下方のクランクケース21へと導くための通路であり、オイル溜め52とクランクケース21とを連通させている。
図2に示すように、オーバーフロー通路54の上側開口(オイル溜め側開口54a)には段差部54bが設けられ、オイル溜め側開口54aの下端はオイル溜め52の底面よりも高い位置となっている。ここで、サブオイルリターン通路53の上側開口(オイル溜め側開口53a)はオイル溜め52の底面に設けられるので、オイル溜め側開口54aの下端は、サブオイルリターン通路53のオイル溜め側開口53aよりも、段差部54bの高さだけ、高い位置に設けられることになる。
このような構成により、オイルがオイル溜め52において段差部54bに相当する高さにまで蓄積されていない状態では、オイル溜め52のオイルはサブオイルリターン通路53のみを介してオイル溜め52から流出することになる。この場合にはオイル溜め52からのオイルの流出量は比較的少なく、ある程度のオイルを比較的長時間オイル溜め52に貯留しておくことができる。このため、オイル溜め52内におけるオイルの加熱が促進される。
一方、オイルがオイル溜め52において段差部54bに達する高さにまで蓄積されると、オイル溜め52のオイルはオーバーフロー通路54からも流出することになるので、流出量が比較的多くなり、オイルの循環を妨げない。
オーバーフロー通路54は、サブオイルリターン通路53よりも大量のオイルを流通させることができる。すなわち、オーバーフロー通路54の断面積は、1つのサブオイルリターン通路53の断面積よりも大きい(あるいは、すべてのサブオイルリターン通路53の断面積の合計より大きくなっていてもよい)。このため、段差部54bを超える量のオイルを効率的に循環させることができる。
そのために、オーバーフロー通路54はシリンダヘッド10を潤滑してクランクケース21へ戻るオイル量の最大量に対して余裕のある断面積とし、大量のオイルがオイル溜め52に流入する場合であってもオイルの循環を妨げずにクランクケース21に排出できるようにする。
なお本実施の形態においては、すべてのサブオイルリターン通路53と、オーバーフロー通路54の断面積との合計は、すべてのオイル落とし通路51の断面積よりも大きくしてある。
なお、オーバーフロー通路54の断面積と、サブオイルリターン通路53それぞれの断面積との比を大きくすることにより、クランクケース21内からオイル溜め52に向かうブローバイガスの大部分を、オーバーフロー通路54に誘導することができる。このため、サブオイルリターン通路53内を上昇するブローバイガスの量が減少し、上から下へ向かうオイルの流れ(サブオイルリターン通路53)と、下から上へ向かうブローバイガスの流れ(オーバーフロー通路54)とを分離して、これらを効率的に流動させることができる。
オイル落とし通路51およびオイル溜め52は、ウォータジャケット40とも熱交換可能な位置に設けられる。図1および図3に示すように、オイル落とし通路51およびオイル溜め52はそれぞれ、隔壁63および隔壁64を挟んでウォータジャケット40に隣接している。したがって、暖気時にはオイルはシリンダボア30のみならずウォータジャケット40からも熱を回収するので、より早期に温度が上昇する。一方、高負荷時にはウォータジャケット40によってオイルが冷却されるので、油温の過度の上昇が回避できる。
なお、オイル溜め52はウォータジャケット40の下方に設けられる(図1)。このような構成とすることで、シリンダボア30のうち比較的高温となる上部についてはウォータジャケット40によって効率的に冷却を行いつつ、下部においてオイルとシリンダボア30との熱交換を行うことができるので、シリンダボア30の冷却を阻害することがない。なお、図1ではオイル溜め52の全体がウォータジャケット40よりも下方に設けられているが、オイル溜め52の少なくとも一部がウォータジャケット40の下端よりも下方に設けられれば同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1に係るシリンダブロック100によれば、オイル経路50において、シリンダボア30と熱交換可能な位置にオイル溜め52が設けられるので、オイルの熱交換を促進して温度を早期に上昇させることができる。このため内燃機関のフリクションを低減することができ、燃費を向上させることができる。
また、オイル経路50は、オイルポンプ等のようにエネルギーを消費する手段によらず、重力の作用によってオイルを上方のシリンダヘッド10から下方のオイルパン20に導く。このためオイルポンプの負荷が増大せず、燃費を向上させることができる。
なお、オイル溜め52に流入したオイルは時間の経過とともにサブオイルリターン通路53から流出し、オイルパン20に回収されるので、オイル交換作業時等であってもオイル経路50内部に劣化したオイルが残ることがない。
また、燃焼により発生したブローバイガスは、クランクケース21内からオイル経路50を上方向に通過してシリンダヘッド10へと向かうが、この際、ブローバイガスに含まれるオイルミストはオイル経路50中でオイルにトラップされるので、オイルミストの量を低減することができる。
上述の実施の形態1ではオイル溜め52は直方体状の空間であるが、これは他の形状であってもよい。たとえば円筒状であってもよく、その場合には図1に示す断面が円形となるように形成されてもよい。このようにするとオイル溜め52の形成工程を簡素にし、製造コストを低減することができる。
また、実施の形態1ではオイル落とし通路51およびサブオイルリターン通路53は鉛直方向に延びるが、これは厳密に鉛直方向でなくともよく、重力の作用によってオイルを下方に導くことができる形状であればよい。たとえば傾斜あるいは湾曲していてもよい。
また、実施の形態1ではオイル落とし通路51およびオイル溜め52の双方がウォータジャケット40とも熱交換可能な位置に設けられる。変形例として、オイル落とし通路51およびオイル溜め52の一方のみがウォータジャケット40と熱交換可能な位置に設けられてもよく、または、これらのいずれもがそのような位置に設けられなくともよい。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、オーバーフロー通路を複数設けるものである。以下、実施の形態1との相違点を説明する。
図4に、実施の形態2に係るシリンダブロック200の構成を示す。図4は実施の形態1の図2に相当する図である。オイル経路250は2本のオーバーフロー通路254を備える。オーバーフロー通路254は、オイル溜め252の両側に1本ずつ、対向して形成される。このような構成によれば、オイルの循環量が大きい場合であっても、オイル溜め252の複数の位置からオイルを排出することができるので、オイル戻し量を増加させて循環を促進することができる。
なお、この構成では、クランクケース内からオイル溜め252に流入するブローバイガスのうち、サブオイルリターン通路253でなくオーバーフロー通路254を通過するものの割合が実施の形態1に比較して大きくなるので、オイルミストの低減効果は実施の形態1よりも小さくなる可能性がある。すなわち、実施の形態2に係る構成が効果的となる状況の一例として、オイルミストの低減よりもオイルの戻し量増加を優先する場合が挙げられる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1および2において、オイル経路を複数設けるものである。以下、実施の形態1および2との相違点を説明する。
図5に、実施の形態3に係るシリンダブロック300の構成を示す。図5は実施の形態1の図3に相当する図である。シリンダブロック300は2つのオイル経路350を備える。オイル経路350は、シリンダボア30の配列を挟んで対向する位置に設けられる。なお、図5ではオイル経路350の形状は実施の形態1のオイル経路50と同様に1本のオーバーフロー通路354のみを備えるが、これは実施の形態2のようにそれぞれ2本のオーバーフロー通路を備えてもよい。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1〜3において、サブオイルリターン通路の構成を変更するものである。以下、実施の形態1〜3との相違点を説明する。
図6に、実施の形態4に係るシリンダブロック400の構成を示す。図6は実施の形態1の図2に相当する図である。オイル経路450のサブオイルリターン通路453は、途中に分岐を有する形状となっており、複数(図6では3つ)のオイル溜め側開口453aと、1つのオイルパン側開口453bとを有する。このような構成によれば、クランクケース21内の開口の数および面積を抑制しつつ、オイル溜め452側の開口の数および面積を大きくすることができる。
なお、図6ではオイル経路450の形状はサブオイルリターン通路453を除き実施の形態1のオイル経路50と同様であるが、これは実施の形態2のオイル経路250または実施の形態3のオイル経路350と同様としてもよい。
10 シリンダヘッド、20 オイルパン、21 クランクケース、30 シリンダボア、31 シリンダライナ、40 ウォータジャケット、
50,250,350,450 オイル経路、
51 オイル落とし通路(第1のオイル通路)、
52,252,452 オイル溜め(オイル貯留空間)、
53,253,453 サブオイルリターン通路(第2のオイル通路)、
53a,453a オイル溜め側開口(第2のオイル通路のオイル溜め側開口)、
54,254,354 オーバーフロー通路、
54a オイル溜め側開口(オーバーフロー通路のオイル溜め側開口)、
100,200,300,400 シリンダブロック。

Claims (7)

  1. 重力の作用によってオイルを上方から下方に導く、オイル経路を備えるシリンダブロックであって、
    前記オイル経路は、
    シリンダボアと熱交換可能な位置に設けられるオイル貯留空間と、
    前記オイルを上方から前記オイル貯留空間へと導く第1のオイル通路と、
    前記オイルを前記オイル貯留空間から下方へと導く第2のオイル通路と
    を備える、シリンダブロック。
  2. 前記第1のオイル通路はシリンダヘッドに連通し、
    前記第2のオイル通路はクランクケースに連通する
    請求項1に記載のシリンダブロック。
  3. 前記第1のオイル通路および前記第2のオイル通路は、それぞれ複数設けられ、
    前記オイル貯留空間は、複数の前記第1のオイル通路および複数の前記第2のオイル通路と連通する
    請求項1または2に記載のシリンダブロック。
  4. 前記熱交換可能な位置は、前記シリンダボアを画定するシリンダライナに隣接する位置である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
  5. 前記シリンダブロックはさらにウォータジャケットを備え、
    前記オイル貯留空間および前記第1のオイル通路の少なくとも一方は、前記ウォータジャケットと熱交換可能な位置に設けられる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
  6. 前記第1のオイル通路の断面積は、前記第2のオイル通路の断面積よりも大きい、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
  7. 前記オイル経路は、さらに、前記オイルを前記オイル貯留空間から下方へと導くオーバーフロー通路を備え、
    前記オーバーフロー通路のオイル貯留空間側開口は、前記第2のオイル通路のオイル貯留空間側開口よりも高い位置に設けられ、
    前記オーバーフロー通路の断面積は、前記第2のオイル通路の断面積よりも大きい
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のシリンダブロック。
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