JP2011246015A - 無線踏切制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】連動駅など連動装置が存在する停車場から至近距離に存在する踏切において、警報時間を短縮し、かつ安全に列車を走行させる。
【解決手段】 連動装置15は、進路開通状態に遷移し、進路開通情報35を踏切制御装置13に送信する(S105)。踏切制御装置13は、進路開通情報35を受信している場合(S202のYes)、踏切到達予測時間が設計警報時間よりも短いかどうか(S203)、BP(ブレーキパターン)到達予測時間が遮断完了時間よりも短いかどうか(S204)を確認し、所定の条件を満たす場合には警報を開始し(S206)、警報開始時点からの経過時間および踏切到達予測時間の和が、設計警報時間を超えている場合(S207のYes)、進行現示の許可情報を連動装置15に送信する(S208)。連動装置15は、進行現示許可情報36を受信している場合(S106のYes)、進行信号を現示する(S107)。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線を利用して踏切制御を行う無線踏切制御システムに関するものである。
現在広く普及している踏切制御子等を利用した踏切制御方法では、地上固定位置に設定する警報開始点と終了点の列車検知により警報制御を行っている。警報開始点は、線区の最高速度によって固定的に決定されている。
特別なケースとして、「駅、信号場、操車場等」(以下、「停車場」という。)の構内の出発進路内方に踏切が存在する場合、踏切制御子等を利用した踏切制御方法では、現示時素を必要とする。
現示時素とは、「進行を指示する信号」(以下、「進行信号」という。)の現示を遅らせる時間のことである。「連動装置が存在する駅」(以下、「連動駅」という。)では、一般に、進路開通と同時に、連動装置が進行信号を現示し、出発を許可する。しかし、踏切までの距離が短い場合、「踏切警報機による警報の開始から踏切遮断機による踏切動作の終了までの時間、および踏切遮断機による遮断動作の終了から列車等の到達までの時間」(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第62条第1項に関する解釈基準によれば、15秒、および20秒を標準とする。)を確保するため、連動装置は、進路開通から相当時分後に進行信号を現示し、出発を許可する。
このように、踏切制御子等を利用した踏切制御方法では、連動装置が踏切の安全確保の役割の一部を担っている。
一方、近年、無線通信を利用して列車制御を行う無線式列車制御システムの研究開発が盛んに行われている(特許文献1、非特許文献1乃至3参照)。
例えば、特許文献1では、運転制御装置は、列車の位置および速度を検出し、検出される位置および速度と、記憶している踏切位置とをもとに踏切を制御する適切なタイミング時刻を求め、踏切停止走行制御パターンは踏切に接近した時に発生させ、踏切制御装置に対し無線装置を介して踏切制御指令を送信する。踏切制御装置では、踏切制御指令を受信すると踏切の制御を行い、応答信号と踏切正常信号を運転制御装置に対して無線装置を介して送信する。運転制御装置は、応答信号と踏切正常信号を受信すれば、先に発生させた踏切停止走行制御パターンを解除する。
踏切制御子等を利用した踏切制御方法では、前述の通り、警報開始点が線区の最高速度によって固定的に決定されているため、低速列車に対して不要な警報時間が生じることになる。
一方、特許文献1等に記載の無線式列車制御システムにおける踏切制御方法では、前述の通り、列車の速度に応じて踏切制御を行う為、低速列車に対して、警報時間を短縮する効果がある。
特公平7−10667号公報
熊谷敏雄、平尾裕司、長谷川豊著、「次世代踏切制御方式」、鉄道総研報告、Vol.4、No.11、pp42〜49、1990年 平尾裕司、西堀典幸、南博幸、長谷川豊著、「次世代運転制御システム(CARAT)における踏切制御」、鉄道総研報告、Vol.7、No.5、pp25〜31、1993年 池田昌俊、齋藤元子著、「GPSを利用した踏切定時間制御システム」、鉄道技術連合シンポジウム、J−RAIL2001講演論文集、pp325〜328、2001年
しかしながら、特許文献1、非特許文献1乃至3等に記載の無線式列車制御システムにおける踏切制御方法では、連動駅での進路の条件に関連付けた制御方法について言及されていない。従って、例えば、停車場の構内の出発進路内方に存在する踏切では、依然として現示時素を必要とし、停車場から出発する列車に対する警報時間の短縮効果を減殺する恐れがあった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、連動装置が存在する停車場から至近距離に存在する踏切において、警報時間を短縮し、かつ安全に列車を走行させることができる無線踏切制御システムを提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、車上装置と踏切制御装置とが無線通信し、連動装置と前記踏切制御装置とが無線通信または有線通信して踏切制御を行う無線踏切制御システムであって、前記車上装置は、列車の位置および速度を前記踏切制御装置に送信する第1の送信手段、を具備し、前記踏切制御装置は、前記車上装置から受信する列車の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出する算出手段と、予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始する警報開始手段と、を具備するものであり、更に、前記連動装置は、進路開通情報を前記踏切制御装置に送信する第2の送信手段と、前記踏切制御装置から進行現示許可情報を受信すると、進行信号を現示する現示手段と、を具備し、前記踏切制御装置は、前記連動装置から前記進路開通情報を受信すると、前記警報開始手段による処理を実行し、警報開始時点からの経過時間および前記踏切到達予測時間の和が、前記設計警報時間を超えると、前記連動装置に前記進行現示許可情報を送信する第3の送信手段、
を具備することを特徴とする無線踏切制御システムである。
第1の発明における前記算出手段は、前記車上装置から列車の位置および速度を受信するごとに、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間を再度算出することが望ましい。
第2の発明は、車上装置と踏切制御装置とが無線通信し、連動装置と前記踏切制御装置とが無線通信または有線通信して踏切制御を行う無線踏切制御システムであって、前記車上装置は、列車の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出し、前記踏切制御装置に送信する第1の送信手段、を具備し、前記踏切制御装置は、予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、前記車上装置から受信する前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始する警報開始手段、を具備するものであり、更に、前記連動装置は、進路開通情報を前記踏切制御装置に送信する第2の送信手段と、前記踏切制御装置から進行現示許可情報を受信すると、進行信号を現示する現示手段と、を具備し、前記踏切制御装置は、前記連動装置から前記進路開通情報を受信すると、前記警報開始手段による処理を実行し、警報開始時点からの経過時間および前記踏切到達予測時間の和が、前記設計警報時間を超えると、前記連動装置に前記進行現示許可情報を送信する第3の送信手段、を具備することを特徴とする無線踏切制御システムである。
第2の発明における前記第1の送信手段は、前記車上装置から列車の位置および速度を検出するごとに、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間を算出し、前記踏切制御装置に送信することが望ましい。
本発明により、連動装置が存在する停車場から至近距離に存在する踏切において、警報時間を短縮し、かつ安全に列車を走行させることができる無線踏切制御システムを提供することができる。
無線踏切制御システム1の概要図 無線踏切制御システム1におけるデータの流れを示す図 動作周期ごとの処理を示すフローチャート 第1の例に対する進路未設定時の図 第1の例に対する進行信号を直ちに現示した場合の踏切制御を説明する図 第1の例に対する本発明の実施の形態による踏切制御を説明する図 第2の例に対する進路未設定時の図 第2の例に対する進行信号を直ちに現示した場合の踏切制御を説明する図 第2の例に対する本発明の実施の形態による踏切制御を説明する図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、無線踏切制御システム1の概要図である。
無線踏切制御システム1では、列車3内に車上装置11が設置され、踏切5の周辺に踏切制御装置13が設置され、駅7の構内に連動装置15が設置される。車上装置11は、無線装置12等と接続されている。踏切制御装置13は、無線装置14、警報機21、遮断機22等と接続されている。連動装置15は、無線装置16、進路制御装置23、転てつ装置24等と接続されている。
尚、図示はしていないが、連動装置15は、駅7の地上信号機とも通信可能に接続されている。また、地上信号機に代えて、車内信号機を利用する場合、連動装置15は、レール、または無線装置16、12を介して車上装置11と通信可能に接続されている。また、連動装置15は、踏切制御装置13と有線網を通じて通信可能に接続されていても良い。
無線踏切制御システム1では、車上装置11と踏切制御装置13とが無線通信し、連動装置15と踏切制御装置13とが無線通信または有線通信して踏切制御を行う。車上装置11と踏切制御装置13の無線通信は、無線装置12、14を介して行い、連動装置15と踏切制御装置13の無線通信は、無線装置16、14を介して行う。
図2は、無線踏切制御システム1におけるデータの流れを示す図である。尚、データの流れとともに図示されている処理の詳細については、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
列車3が踏切5に接近すると、車上装置11は、自らの列車3の位置・速度情報31a〜31h(以下、総称するときは、「位置・速度情報31」とする。)を所定の間隔で踏切制御装置13に送信する。車上装置11は、踏切5を通過するまで位置・速度の送信を継続する。
尚、位置・速度の送信間隔は、図2の例に限定されるものではない。例えば、警報開始判定44と警報制御45との間は、位置・速度情報31の送信回数が0回でも良いし、複数回でも良い。同様に、警報制御45と進行信号現示許可判定46との間は、位置・速度情報31の送信回数が0回でも良いし、複数回でも良い。
進路制御装置23は、所定のプログラム(運行計画)に従って自動的に進路を設定するPRC(Prgorammed Route Control:プログラム進路制御装置)や、多数の信号設備を遠隔制御するCTC(Centralized Traffic Control:列車集中制御装置)などである。進路制御装置23は、所定の条件を満たすと、進路設定要求32を連動装置15に送信する。
連動装置15は、複数の線路が配線されている停車場構内において、列車3を安全に制御する為、信号機相互間、信号機と当該進路に関係する転てつ器間、競合する進路間、当該進路に関連する制御上の区間における列車在線と、信号機や転てつ器との間などに連鎖を設け、フェールセーフに構成されている信号保安装置である。連動装置15は、進路設定要求32を受信すると、進路設定可否確認41、分岐器転換制御42の処理を行い、転てつ装置24に転換制御33を送信する。
転てつ装置24は、転換鎖錠装置であり、分岐器を転換し、鎖錠する装置である。転てつ装置24は、転換制御33に従って転換、鎖錠動作を行い、終了すると、連動装置15に開通方向34を送信する。
連動装置15は、開通方向34を受信すると、進路開通43の処理を行い、進路開通情報35を踏切制御装置13に送信する。
踏切制御装置13は、進路開通情報35を受信すると、警報開始判定44、警報制御45、進行信号現示許可判定46の処理を行い、進行現示許可情報36を連動装置15に送信する。
連動装置15は、進行現示許可情報36を受信すると、進行信号現示47の処理を行う。
図3は、連動装置15と踏切制御装置13による踏切制御処理であって、動作周期ごとの処理を示すフローチャートである。
図3のフローチャートでは、連動装置15と踏切制御装置13は内部タイマーを備え、所定の動作周期を計時し、動作周期ごとに処理を実行するものとする。但し、外部からのデータ受信処理は、常に実行されるものとする。
最初に、連動装置15の処理について説明する。
S101では、連動装置15は、進路設定要求32を受信済みかどうか確認する。
受信済みの場合(S101のYes)、S102に進む。受信済みでない場合(S101のNo)、処理を終了する。
S102では、連動装置15は、進路設定が可能かどうか確認する。例えば、他の列車が進路内に存在しないか、あるいは他の設定された進路と重なっていないかなどを確認する。
進路設定が可能な場合(S102のYes)、S103に進む。進路設定が不可能な場合(S102のNo)、処理を終了する。
S103では、連動装置15は、全分岐器の開通方向34が進路の条件(進路制御装置23から受信する進路設定要求32)に合致しているかどうか確認する。
合致している場合(S103のYes)、S105に進む。合致していない場合(S103のNo)、連動装置15は、合致していない分岐器の転換を命令するため、転てつ装置24に転換制御33を送信し(S104)、処理を終了する。
S105では、連動装置15は、進路開通状態に遷移し、進路開通情報35を踏切制御装置13に送信し、S106に進む。
S106では、連動装置15は、進行現示許可情報36を踏切制御装置13から受信しているかどうか確認する。
受信している場合(S106のYes)、連動装置15は、進行信号を現示して(S107)、処理を終了する。受信していない場合(S106のNo)、連動装置15は、進路開通状態で待機し(S108)、処理を終了する。
次に、踏切制御装置13の処理について説明する。
S201では、踏切制御装置13は、制御対象の列車3から位置・速度情報31を受信する。
S202では、踏切制御装置13は、進路開通情報35を受信しているかどうか確認する。
受信している場合(S202のYes)、S203に進む。受信していない場合(S202のNo)、処理を終了する。
S203では、踏切制御装置13は、踏切到達予測時間が、設計警報時間よりも短いかどうか確認する。
「踏切到達予測時間」とは、列車3が現在位置から、予め記憶する踏切5の位置に到達するまでの予測時間である。踏切制御装置13は、受信した列車3の位置・速度情報31に基づいて踏切到達予測時間を算出する。本発明の実施の形態のように、無線によって列車3から位置・速度情報31をリアルタイムに受信できる場合、踏切到達予測時間は、例えば、接近中の列車3が現在位置と現在速度から、「最大加速度αmax(線区または列車3ごとに定められた値)で加速し、最高速度Vmax(線区または列車3ごとに定められた値)の制約の範囲内」(以下、「最大加速パターン」という。)で踏切5に接近すると仮定した場合の到達可能な最速時間である。
「設計警報時間」とは、警報機21による警報の開始から遮断機22による遮断動作の終了までの時間、および遮断機22による遮断動作の終了から列車3が踏切5に到達するまでの時間(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第62条第1項に関する解釈基準によれば、15秒、および20秒を標準とする。)を確保するために、無線踏切制御システム1の設計時に予め定義される時間である。設計警報時間は、遮断機22の数、および単線、複線または複々線の別などによって最適値が異なる為、踏切5ごとに定義されることが望ましい。設計警報時間は、踏切制御装置13に記憶される。
踏切到達予測時間が設計警報時間よりも短い場合(S203のYes)、S205に進む。踏切到達予測時間が設計警報時間以上の場合(S203のNo)、S204に進む。
S204では、踏切制御装置13は、BP(ブレーキパターン)到達予測時間が、遮断完了時間よりも短いかどうか確認する。
「ブレーキパターン到達予測時間」とは、列車3が現在位置から、踏切5の手前に停止するブレーキパターンとの交差点に到達するまでの予測時間である。踏切制御装置13は、ブレーキパターンを発生させ、ブレーキパターン到達予測時間を算出する。踏切到達予測時間と同様、最大加速パターンでブレーキパターンに接近すると仮定した場合の到達可能な最速時間である。
「遮断完了時間」とは、警報機21による警報の開始から遮断機22による踏切動作の終了までの時間(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第62条第1項に関する解釈基準によれば、15秒を標準とする。)を確保するために、無線踏切制御システム1の設計時に予め定義される時間である。遮断完了時間は、設計警報時間と同様、踏切5ごとに定義されることが望ましい。遮断完了時間は、踏切制御装置13に記憶される。
踏切5の手前で停止するブレーキパターン適用の要否を判断するためには、「遮断棹の降下不良や支障物の残留の有無の判定結果」が必要である。また、遮断棹の降下不良や支障物の残留の有無の判定をするためには、「遮断完了」が必要である。従って、ブレーキパターン適用の要否を判断するための前提条件は、列車3がブレーキパターンに到達する前に踏切5の遮断が完了することである。
ブレーキパターン到達予測時間が遮断完了時間よりも短い場合(S204のYes)、S205に進む。ブレーキパターン到達予測時間が遮断完了時間以上の場合(S204のNo)、処理を終了する。
S205では、踏切制御装置13は、警報中かどうか確認する。例えば、対向車が踏切5を通過予定の為、既に警報を開始しているかどうかを確認する。既に警報中であれば、新たに警報開始する必要がないからである。
警報中の場合(S205のYes)、S207に進む。警報中ではない場合(S205のNo)、踏切制御装置13は、警報機21に対して警報開始を指示し(S206)、S207に進む。尚、踏切制御装置13は、警報開始を指示すると同時に、警報開始からの経過時間の計時を開始する。
S207では、踏切制御装置13は、警報開始時点からの経過時間および踏切到達予測時間の和が、設計警報時間を超えているかどうか確認する。
超えている場合(S207のYes)、踏切制御装置13は、進行現示の許可情報を連動装置15に送信し(S208)、処理を終了する。超えていない場合(S207のNo)、踏切制御装置13は、警報状態で待機し(S209)、処理を終了する。
S207の判定、およびS106の判定によって、警報機21および遮断機22が正常に動作している場合には、列車3が踏切5に到達する前に遮断が完了し、かつ列車3が踏切5に到達するまでに設計警報時間以上の時間、警報機が鳴動していることが保障される。
図3のフローチャートでは、連動装置15と踏切制御装置13が所定の動作周期ごとに処理を行うものとしたが、本発明の実施の形態はこれに限定されない。例えば、連動装置15と踏切制御装置13は、所定の条件(進路設定要求32の受信、位置・速度情報31の受信など)を満たすと処理を開始して一連の動作を行うものとしても良い。
連動装置15と踏切制御装置13が、図3に示すフローチャートを実行することで、駅7から至近距離に存在する踏切5において、警報時間を短縮することが可能となる。
以下では、図4〜図9を参照しながら、駅7から至近距離に存在する踏切5の例を2つ示し、警報時間が短縮できる理由について説明する。
第1の例では、駅7(停車場)内の出発進路の内方に踏切5が存在する。この場合、従来方式では踏切制御子によって警報を開始する地点(警報開始点)が、駅7よりも手前に設置される。このような踏切5で警報開始点のみで制御を行うと、駅7に長時間停車する場合や留置する場合、踏切5が警報し続けることになるので、通常、出発進路が未開通のときには、踏切5の警報を抑止する制御を行っている。
但し、列車3が出発してから警報を開始した場合、設計警報時間を確保できない場合がある為、出発進路の開通をトリガに踏切5の警報を開始し、進路開通後から一定時間、進行信号の現示を保留する必要がある。
この保留時間のために運転能率が低下しており、運転能率の低下が警報時間の延長に繋がる場合もある。例えば、長いプラットホームの後方に短い編成の列車3が停車している場合、列車3が走行を開始してから出発進路の内方や踏切に到達するまでに時間を要するので、その分、警報時間が延長される。
図4〜図6は、それぞれ、第1の例に対する進路未設定時の図、進行信号を直ちに現示した場合の踏切制御を説明する図、本発明の実施の形態による踏切制御を説明する図である。
図4〜図6は、横軸が列車3、踏切5、ホーム8等の位置を示し、縦軸が列車3の速度を示している。速度の上限は、最高速度Vmax(線区または列車3ごとに定められた値)である。
図4は、列車3がホーム8に到着して間もない状態である。
曲線51(実線)は、無遮断防止用非常制動曲線である。「無遮断防止用非常制動曲線」とは、列車3が踏切5に到達したときの遮断機22の無遮断を防止するため、遮断機22の遮断が完了していないときに非常制動(非常ブレーキ)をかけ始めなければならない列車3の位置、速度の組み合わせを示す曲線である。
領域61(斜線部)は、進入に踏切5の遮断完了が必須な領域である。
図4では、連動装置15は、列車3の進路を設定していない。また、踏切制御装置13も、警報を開始していない。
図5は、列車3に対する進路を設定した進路開通状態であり、かつ警報を開始して直ちに進行信号が現示された状態である。
曲線52(実線)は、警報開始曲線である。「警報開始曲線」とは、少なくとも設計警報時間を確保でき、かつ遮断機22が遮断されないときに列車3を踏切5の手前で停止させることができるように警報を開始する列車3の位置、速度の組み合わせを示す曲線である。
曲線52は、具体的には、図3のS203〜S204の判定式を示している。すなわち、曲線52は、列車3の現在位置S、現在速度Vが、「踏切到達予測時間(S、V)>設計警報時間」(図3のS203参照)、かつ「ブレーキパターン到達予測時間(S、V)>遮断完了時間」(図3のS204参照)を満たす場合は警報を開始せず、それ以外の場合は警報を開始することを示している。
曲線53(点線)は、遮断完了保障曲線である。「遮断完了保障曲線」とは、警報開始曲線の位置、速度から、最大加速パターンで遮断完了時間経過したときの列車3の位置、速度の組み合わせを示す曲線である。従って、曲線53も、列車3が駅7に停車することや留置することを考慮したものではない。
領域62(水平線部)は、曲線51よりも踏切5から離れており、かつ曲線52よりも踏切5に近い領域であり、踏切警報遮断制御を行う領域である。
領域63(無地部)は、曲線52よりも踏切5から離れている領域であり、踏切警報遮断制御を行わない領域である。
図5では、列車3は、領域62(踏切警報遮断制御を行う領域)に進入していることから、出発進路の開通をトリガに踏切5の警報を開始することになる。
ここで、図5では、警報を開始して直ちに進行信号が現示され、列車3が出発した場合を示している。
曲線71(点線)は、列車3の現在位置(図5ではホーム8の所定停止位置)、現在速度(図5では速度0)から、遮断完了時間だけ最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移を示している。
曲線72(実線)は、曲線71の終点の位置、速度から、踏切到達予測時間だけ最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移を示している。
警報を開始して直ちに進行信号が現示され、列車3が出発した場合、列車3の停車位置に応じて、
(1)列車3の停車位置が踏切5に接近していると、遮断完了前に曲線51に抵触する(曲線51と曲線71が交わる)、
(2)列車3の停車位置が踏切5からやや離れていると、遮断は完了するが、所定の警報時間を確保できない(曲線71が曲線51とも曲線52とも交わらないが、曲線53と交わる)、
の2通りの状況が考えられる。
図5は、曲線51と曲線71が交わり、(1)の状況を示しているから、列車3は、曲線51(無遮断防止用非常制動曲線)で非常制動を開始することになり、結果的に警報時間は延長されてしまう。
また、(2)の状況では、曲線72は踏切5の位置を超えて、警報時間の不足時間73が発生してしまうことになる。
図6は、列車3に対する進路を設定した進路開通状態であり、かつ本発明の実施の形態による踏切制御を行った状態である。
図6では、列車3は、領域62(踏切警報遮断制御を行う領域)に進入していることから、出発進路の開通をトリガに踏切5の警報を開始することになる。
ここで、図6では、踏切制御装置13は、警報開始からの経過時間が設計警報時間と踏切到達予測時間との差を越えると、進行信号許可情報36を連動装置15に送信し(図3のS207〜S209参照)、連動装置15は進行信号許可情報36を受信すると進行信号を現示する(図3のS106〜S108参照)。
図6において、最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移から、警報時間の過不足が無いように曲線72の終点を踏切5の位置とすると、警報を開始してから遮断が完了するまでの曲線71a(点線)が、遮断完了時間に満たなくなる。そこで、列車3の現在位置(図6ではホーム8の所定停止位置)、現在速度(図6では速度0)のまま、警報を開始し、進行信号現示の「保留時間」(=設計警報時間−踏切到達予測時間)が経過するまで停止状態で待機して、所定の警報時間を確保する。
以上の通り、第1の例に対して本発明の実施の形態による踏切制御を行うことで、警報時間を短縮し、かつ安全に列車3を走行させることができる。
第2の例では、駅7の場内進路の内方に踏切5が存在する。この場合、先行列車の遅延等によって場内進路の開通が遅れると、状況によっては機外停止が発生する。このとき、踏切制御子による制御では、場内内方の踏切5が警報を続けてしまう。そこで、場内進路未開通時には警報を行わなければ、機外停止発生時の警報継続を回避することができる。
尚、第1の例では、列車3は停車中(現在速度が0)であったが、第2の例では、列車3は走行中(現在速度が0ではなく、時々刻々と変化する。)である。
図7〜図9は、それぞれ、第2の例に対する進路未設定時の図、進行信号を直ちに現示した場合の踏切制御を説明する図、本発明の実施の形態による踏切制御を説明する図である。
図7は、進路未設定時の状態である。
曲線81(実線)は、第1の例における曲線51と同様、無遮断防止用非常制動曲線である。
曲線82(実線)は、冒進防止用非常制動曲線である。「冒進防止用非常制動曲線」とは、先行列車が進出していないにも関わらず列車3が進路境界9に進入することを防止するため、先行列車が進出していないときに非常制動(非常ブレーキ)をかけ始めなければならない列車3の位置、速度の組み合わせを示す曲線である。
曲線83(実線)は、列車3の現在位置、現在速度から、進路境界9より余裕距離だけ手前の位置に停車するときの位置、速度の推移を示している。
領域91(斜線部)は、第1の例における領域61と同様、進入に踏切5の遮断完了が必須な領域である。
図7では、連動装置15は、列車3の進路を設定していない。また、踏切制御装置13も、警報を開始していない。
図8は、列車3に対する進路を設定した進路開通状態であり、かつ警報を開始して直ちに進行信号が現示された状態である。
曲線84(実線)は、第1の例における曲線52と同様、警報開始曲線である。
曲線85(点線)は、第1の例における曲線53と同様、遮断完了保障曲線である。
領域92(水平線部)は、第1の例における領域62と同様、曲線81よりも踏切5から離れており、かつ曲線84よりも踏切5に近い領域であり、踏切警報遮断制御を行う領域である。
領域93(無地部)は、第1の例における領域63と同様、曲線84よりも踏切5から離れている領域であり、踏切警報遮断制御を行わない領域である。
図8では、列車3は、領域92(踏切警報遮断制御を行う領域)に進入していることから、出発進路の開通をトリガに踏切5の警報を開始することになる。
ここで、図8では、警報を開始して直ちに進行信号が現示され、列車3が直ちに加速した場合を示している。
曲線101(点線)は、列車3の現在位置、現在速度から、遮断完了時間だけ最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移を示している。
曲線102(実線)は、曲線101の終点の位置、速度から、踏切到達予測時間だけ最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移を示している。尚、図8では、曲線101の終点において最高速度Vmaxに到達していることから、曲線102は直線となっている。
警報を開始して直ちに進行信号が現示され、列車3が加速した場合、列車3の現在位置に応じて、
(1)進路境界9が踏切5に接近していると、列車3の位置、速度によっては遮断完了前に曲線81に抵触する(曲線101と曲線81が交わる)、
(2)進路境界9が踏切5からやや離れていると、列車3の位置、速度によって遮断は完了するが、所定の警報時間を確保できない(曲線101が曲線81とも曲線84とも交わらないが、曲線85と交わる)、
の2通りの状況が考えられる。
図8は、曲線101と曲線81が交わり、(1)の状況を示しているから、列車3は、曲線101(無遮断防止用非常制動曲線)で非常制動を開始することになり、結果的に警報時間は延長されてしまう。
また、(2)の状況では、曲線102は踏切5の位置を超えて、警報時間の不足時間103が発生してしまうことになる。
図9は、列車3に対する進路を設定した進路開通状態であり、かつ本発明の実施の形態による踏切制御を行った状態である。
図9では、列車3は、領域92(踏切警報遮断制御を行う領域)に進入していることから、出発進路の開通をトリガに踏切5の警報を開始することになる。
ここで、図9では、踏切制御装置13は、警報開始からの経過時間が設計警報時間と踏切到達予測時間との差を越えると、進行信号許可情報36を連動装置15に送信し(図3のS207〜S209参照)、連動装置15は、進行信号許可情報36を受信すると、進行信号を現示する(図3のS106〜S108参照)。
但し、第2の例では、列車3は走行中(現在速度が0ではなく、時々刻々と変化する。)であるから、踏切制御装置13は、図3のS201に明示されているように、車上装置11から列車3の位置・速度情報31を定期的に受信し、受信するごとに、踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を再度算出する。そして、踏切制御装置13は、図3のS203、S204、S207において、再度算出された踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を用いて判定を行う。
図9において、進行信号現示後に最大加速パターンで走行したときの位置、速度の推移から、警報時間の過不足が無いように曲線102の終点を踏切5の位置とすると、警報を開始してから遮断が完了するまでの曲線101a(点線)が、遮断完了時間に満たなくなる。そこで、列車3は警報を開始してから進行信号現示の保留時間104(=設計警報時間−踏切到達予測時間)が経過するまで、曲線83(実線)に沿って走行(減速走行)し、所定の警報時間を確保する。
以上の通り、第2の例に対して本発明の実施の形態による踏切制御を行うことで、警報時間を短縮し、かつ安全に列車3を走行させることができる。
尚、前述の説明では、車上装置11が列車3の位置および速度を踏切制御装置13に送信し、踏切制御装置13が、列車3の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出し、連動装置15から進路開通情報35を受信すると、予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始することとしたが、本発明の実施の形態は、これに限定されない。
例えば、車上装置11が列車3の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出し、踏切制御装置13に送信し、踏切制御装置13が、連動装置15から進路開通情報35を受信すると、予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、車上装置11から受信する踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始するものとしても良い。
ここで、踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間の算出には、最大加速度αmax(線区または列車3ごとに定められた値)、および最高速度Vmax(線区または列車3ごとに定められた値)が必要である為、車上装置11は、最大加速度αmaxと最高速度Vmaxを予め記憶しておく。
尚、この場合、車上装置11は、自らの踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間のみを算出すれば良いので、最大加速度αmaxと最高速度Vmaxは列車3ごとに定められた値を記憶しておくことが望ましい。これによって、列車3ごとの性能に合致した踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出することが可能となる。
また、前述の第2の例に対しても適用できるように、車上装置11は、列車3の位置および速度を検出するごとに、踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を再度算出し、踏切制御装置13に送信しても良い。
以上、本発明の実施の形態に係る無線踏切制御システムによれば、連動駅など連動装置が存在する停車場から至近距離に存在する踏切において、警報時間を短縮し、かつ安全に列車を走行させることができる。
従来、現示時素が必要であった踏切に本発明を適用することで、警報時間短縮が実現できるようになり、対向列車による警報がなされている場合や、通過列車待避直後の出発、駅のホームでの停車位置等に応じて、きめ細かく踏切制御を行うことができる。また、場内進路にも本発明を適用することで、機外停止発生時などの警報停止と所要の警報時間の確保を両立することができる。
特に、本発明の実施の形態では、ATACS(Advanced Train Administration and Communication System)のように、自動列車保安装置、連動装置、および踏切制御装置を全て内包している保安装置の設置を前提とせず、現在広く利用されている自動列車保安装置、連動装置をそのまま利用することが可能となる。一方、ATACSでは既設連動装置をそのまま利用することができない。これは、ATACSでは移動閉そくを前提としており、現在広く利用されている固定閉そくを前提とした既設連動装置との接続を想定していないからである。
従って、本発明の実施の形態に係る無線踏切制御システムでは、無線装置付きの踏切制御装置を導入することで、既設の連動装置を利用して、踏切の警報時間を短縮することができるというメリットがある。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る無線踏切制御システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………無線踏切制御システム
3………列車
5………踏切
7………駅
8………ホーム
9………進路境界
11………車上装置
12、14、16………無線装置
13………踏切制御装置
15………連動装置
21………警報機
22………遮断機
23………進路制御装置
24………転てつ装置
31、31a〜31h………位置・速度情報
32………進路設定要求
33………転換制御
34………開通方向
35………進路開通情報
36………進行現示許可情報

Claims (4)

  1. 車上装置と踏切制御装置とが無線通信し、連動装置と前記踏切制御装置とが無線通信または有線通信して踏切制御を行う無線踏切制御システムであって、
    前記車上装置は、
    列車の位置および速度を前記踏切制御装置に送信する第1の送信手段、
    を具備し、
    前記踏切制御装置は、
    前記車上装置から受信する列車の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出する算出手段と、
    予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始する警報開始手段と、
    を具備するものであり、
    更に、
    前記連動装置は、
    進路開通情報を前記踏切制御装置に送信する第2の送信手段と、
    前記踏切制御装置から進行現示許可情報を受信すると、進行信号を現示する現示手段と、
    を具備し、
    前記踏切制御装置は、
    前記連動装置から前記進路開通情報を受信すると、前記警報開始手段による処理を実行し、
    警報開始時点からの経過時間および前記踏切到達予測時間の和が、前記設計警報時間を超えると、前記連動装置に前記進行現示許可情報を送信する第3の送信手段、
    を具備することを特徴とする無線踏切制御システム。
  2. 前記算出手段は、前記車上装置から列車の位置および速度を受信するごとに、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間を再度算出することを特徴とする請求項1に記載の無線踏切制御システム。
  3. 車上装置と踏切制御装置とが無線通信し、連動装置と前記踏切制御装置とが無線通信または有線通信して踏切制御を行う無線踏切制御システムであって、
    前記車上装置は、
    列車の位置および速度に基づいて踏切到達予測時間およびブレーキパターン到達予測時間を算出し、前記踏切制御装置に送信する第1の送信手段、
    を具備し、
    前記踏切制御装置は、
    予め記憶する設計警報時間および踏切遮断完了時間と、前記車上装置から受信する前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間とを比較し、所定の条件を満たす場合には警報を開始する警報開始手段、
    を具備するものであり、
    更に、
    前記連動装置は、
    進路開通情報を前記踏切制御装置に送信する第2の送信手段と、
    前記踏切制御装置から進行現示許可情報を受信すると、進行信号を現示する現示手段と、
    を具備し、
    前記踏切制御装置は、
    前記連動装置から前記進路開通情報を受信すると、前記警報開始手段による処理を実行し、
    警報開始時点からの経過時間および前記踏切到達予測時間の和が、前記設計警報時間を超えると、前記連動装置に前記進行現示許可情報を送信する第3の送信手段、
    を具備することを特徴とする無線踏切制御システム。
  4. 前記第1の送信手段は、前記車上装置から列車の位置および速度を検出するごとに、前記踏切到達予測時間および前記ブレーキパターン到達予測時間を算出し、前記踏切制御装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の無線踏切制御システム。
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