JP2011239223A - 無線伝送制御システム及びこれを用いた無線伝送システム - Google Patents

無線伝送制御システム及びこれを用いた無線伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】送信側と受信側との間の伝送経路での障害物による影響を直ちに回避することを可能とし、常に良好な画質の映像を伝送可能とする。
【解決手段】アンテナ101,102で受信された映像・音声の信号は、受信回路104,PHY/MAC回路106で処理された後、データ入出力端子109に接続されたモニタに供給されて表示される。カメラなどからなる監視装置200は、この無線伝送端末装置100と図示しない送信機との間の無線伝送経路を監視しており、その撮像による映像信号がネットワーク通信処理回路108を介して補正情報生成回路110に供給される。この補正情報生成回路110は、監視装置200からの映像信号の映像に変化があると、この無線伝送経路上に障害物があるとして、補正情報を生成し、データ入出力端子109からモニタに供給して表示させる。これにより、ユーザに障害物があることを通知する。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信を行なうための無線伝送端末装置を備えた無線伝送制御システム及びこれを用いた無線伝送システムに係り、特に、良好な画質で映像を伝送することができるようにした無線伝送制御システム及びこれを用いた無線伝送システムに関する。
近年の無線伝送技術の発展に伴い、HD(High Definition)映像の無線伝送が可能になってきた。高い伝送速度を有する無線LAN(Local Area Network)の規格として、2.4GHz帯の電波を用いるIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11bや更なる伝送速度の高速化を図ったIEEE802.11g,5GHz帯の電波を用いるIEEE802.11aが知られている。これらの無線LAN規格では、映像を充分に扱えるだけの伝送速度を備えており、PC(Personal Computer)で用いるファイルなどのデータ転送以外に、映像を扱う民生機器などに組み込み、有線ケーブルの配線を不要として映像信号を無線伝送する用途に使用することが考えられる。
無線通信では、環境の変化によって受信機側の受信電力が一定せず、例えば、無線通信を行なっている無線伝送端末装置間に電波を遮蔽する障害物が存在する場合、受信機側の受信電力は減衰し、受信品質が劣化することになる。受信品質が劣化した信号から必要なデジタルデータを再生する場合には、誤りが多く含まれる確率が高くなり、その結果、受信特性が劣化し、同等の受信特性を得るためには、通信距離を短くする必要があるなどの問題が生じる。
従来、かかる問題を解消するために、自局と対向局との間の無線通信において、双方の出力パワーが異なる場合でも、対向局の受信パワー値を正しく把握し、対向局への伝送速度を適正に決定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005ー348336号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術によると、受信パワーに合わせて送信機側が伝送速度を制御する、即ち、送信機側は伝送速度を落としてデータを送信するので、受信品質の劣化を回避することができない。
本発明の目的は、かかる問題を解消し、送信側と受信側との間の伝送経路での障害物による影響を直ちに回避することを可能とし、常に良好な画質の映像を伝送可能とした無線伝送制御システム及びこれを用いた無線伝送システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による無線伝送制御システムは、データの送信あるいは受信のための少なくとも1つ以上のアンテナと、外部機器が接続されるデータ入出力端子と、信号をアンテナから送信する処理を行なう送信回路と、アンテナから信号を受信する処理を行なう受信回路と、補正情報生成回路と、有線あるいは無線ネットワークを介して他の機器とのデータの送受信を行なうネットワーク通信処理回路と、これら回路を制御する制御回路とを備えた無線伝送端末装置と、無線伝送端末装置におけるネットワーク通信処理回路を介して補正情報生成回路に接続されて、指定されたエリアの撮影を行なう監視装置とを備え、補正情報生成回路は、監視装置が撮影した映像信号を受信して映像信号の変化を解析し、解析結果に応じて生成した補正情報を、データ入出力端子に接続された外部機器に供給することを特徴とする。
本発明によると、受信側の無線伝送端末装置と有線或いは無線ネットワークで接続された監視装置が送信側の無線伝送端末装置と受信側の無線伝送端末装置との間の伝送経路上を監視し、かかる伝送経路上の障害物によって電波が遮蔽された場合には、その旨を示す補正情報を提示するものであるから、直ちに当該障害物の移動を制御することができ、常に良好な品質の画像を確保できる。
本発明による無線伝送制御システムの第1の実施形態を示したブロック構成図である。 図1に示す無線伝送制御システムを家庭内で用いた映像・音声を伝送する無線伝送システムの一実施形態を概略的に示すシステム図である。 図1における補正情報生成回路110の一具体例を示すブロック構成図である。 図3における記憶部に記憶されたフレーム映像を模式的に示す図である。 図2におけるモニタでの補正情報の表示の一具体例を示す図である。 本発明による本発明による無線伝送制御システムの第2の実施形態における補正情報生成回路の一具体例を示すプロック図である。 本発明による本発明による無線伝送制御システムの第2の実施形態での図6に示す補正情報生成回路の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明による本発明による無線伝送制御システムの第3の実施形態での図6に示す補正情報生成回路の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明による本発明による無線伝送制御システムの第4の実施形態での図6に示す補正情報生成回路の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は本発明による無線伝送制御システムの第1の実施形態を示したブロック構成図であって、100は無線伝送端末装置、101,102はアンテナ、103はアンテナスイッチ回路、104は受信回路、105は送信回路、106はPHY/MAC回路、107は制御回路、108はネットワーク通信処理回路、109はデータ入出力端子、110は補正情報生成回路、200は監視装置である。
同図において、この第1の実施形態は、無線伝送端末装置100と監視装置200とが有線或いは無線ネットワークで接続された構成をなしている。
無線伝送端末装置100は、2つのアンテナ101,アンテナ102やアンテナスイッチ回路103,受信回路104,送信回路105,PHY/MAC回路106,制御回路107,ネットワーク通信処理回路108,データ入出力端子109,補正情報生成回路110から構成されている。
この無線伝送端末装置100は、アンテナ101,102により、図示しない他の無線伝送端末装置(以下、相手側無線伝送端末装置という)に対して映像信号などのデータの送信や受信を行なう。アンテナスイッチ回路103は、制御回路107の制御のもとに、アンテナ101,102と受信回路104,送信回路105との接続を選択するものであって、ここでは、受信時には、アンテナ101,102が受信回路104に接続されてダイバシティ受信が行なわれ、送信時には、アンテナ101,102のいずれか一方、例えば、アンテナ102が送信回路105に接続される。勿論、アンテナ101,102のいずれか一方を受信用とし、他方を送信用としてもよいし、送受信用のアンテナを1つだけ設けるようにしてもよい。
受信回路104は、制御回路107の制御のもとに、相手側無線伝送端末装置からの受信信号の増幅などの受信処理を行なう。送信回路105は、制御回路107の制御のもとに、周波数変換やパワーアンプ(図示せず)によって送信信号を所定の送信電力に増幅などの処理を施し、アンテナ102から空中に送出させる。PHY/MAC回路106は、制御回路107の制御のもとに、送信時には、データ入出力端子109から入力されるデータに対し、無線規格に基づいて、パケット処理やヘッダ情報の付加など信号処理を施すMAC(Media Access Control)処理を行ない、受信時には、相手側無線伝送端末装置からの受信データに対し、無線規格に基づいて、パケット処理やヘッダ情報の削除など信号処理を施すMAC処理を行なう。
ネットワーク通信処理回路108は、制御回路107の制御のもとに、有線或いは無線ネットワークを介して宅内のネットワーク機器と接続され、かかるネットワーク機器との間でデータの送受信を行なうもので、この第1の実施例では、監視装置200と接続されているが、これに限らず、HDD(Hard Disc Drive)レコーダなどの他の機器とも接続される。
データ入出力端子109は、外部機器との信号のやり取りをする、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子やAV端子である。
監視装置200は、例えば、監視カメラやネットワークカメラなどの監視用のカメラを備えた撮影機能を有しており、有線或いは無線ネットワークを介して無線伝送端末装置100のネットワーク通信回路108に接続されている。
補正情報生成回路110は、監視装置200が撮影した映像を基に、補正情報を生成する処理を行なう。
次に、この無線伝送端末装置100の動作について説明するが、まず、送信機としての動作について説明する。
データ入出力端子109に入力されたデータはPHY/MAC回路106に供給される。PHY/MAC回路106は、データ入出力端子109から供給されたデータに、無線規格に基づいて、パケット処理やヘッダ情報の付加など信号処理を施し、送信信号として送信回路105に供給する。送信回路105では、パワーアンプ(図示せず)によって送信信号が必要な送信電力に増幅され、アンテナスイッチ回路103を介してアンテナ102から空中に送出する。
次に、無線伝送端末装置100の受信機としての動作について説明する。
相手側無線伝送端末装置からの送信信号はアンテナ101,アンテナ102のいずれか一方で受信されるが、これら2つのアンテナ101,102はダイバシティ受信動作を行なっており、制御回路107により、これらアンテナ101,102のいずれで受信されると、受信特性が良くなるかが判定する。判定方法としては、受信S/N(信号電力対雑音電力比)の評価結果、または、受信信号のBER(Bit Error Rate)の評価結果などが使用される。このような判定の結果をもとに、制御回路107がアンテナスイッチ回路103の動作を制御して、好適な受信特性を実現するアンテナが選択される。
上記したようにして選択されたアンテナ101または102で受信された受信信号は、受信回路104によって受信電力を適正値に調整された後、PHY/MAC回路106により、無線規格に基づいて、パケット処理やヘッダ情報の削除など信号処理が施されてデータ信号として再生される。このデータ信号は、データ入出力端子109から出力される。
図2は図1に示す無線伝送制御システムを家庭内で用いた映像・音声を伝送する無線伝送システムの一実施形態を概略的に示すシステム図であって、100Rは受信側の無線伝送端末装置、100Tは送信側の無線伝送端末装置、300はレコーダ、400はモニタ、500R,500Tは映像・音声伝送ケーブルであり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、この具体例は、家庭内に設置されたデータ発生装置としてのレコーダ300と、例えば、液晶テレビやプラズマテレビなどの表示装置としてのモニタ400との間を、図1に示す無線伝送制御システム100を用いた無線伝送路で接続するものであり、レコーダ300で再生された映像・音声のデータをモニタ400側で受信し、モニタ400で表示するようにしたものである。ここで、図示しないが、モニタ400側にリモコン(リモートコントローラ)が設けられており、ユーザがこのリモコンでレコーダ300に対する操作を行なうと、その操作信号がモニタ400側から上記の無線伝送路を介してレコーダ300に供給され、これにより、レコーダ300が録画や再生,早送り,巻き戻し、停止などのリモコン操作に応じた動作を行なう。
ここで、モニタ400側では、図1に示す無線伝送端末装置100が、受信側の無線伝送端末装置100R、即ち、受信機として用いられて、映像・音声伝送ケーブル500Rを介してモニタ400に接続され、また、レコーダ300側では、図1に示す無線伝送端末装置100が、送信側の無線伝送端末装置100T、即ち、送信機として用いられて、映像・音声伝送ケーブル500Tを介してレコーダ300に接続されている。これら映像・音声伝送ケーブル500R,500Tは、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルである。また、これら受信側の無線伝送端末装置100R,送信側の無線伝送端末装置100Tとの間は、無線LANやUWB(Ultra Wide Band),WirelessHDなどのデジタル映像を無線で伝送する技術で接続されている。
以上により、モニタ400,レコーダ300間に上記の無線伝送路が形成されており、レコーダ300から再生された映像・音声データは、映像・音声伝送ケーブル500Tを経由して送信側の無線伝送端末装置100Tに伝送され、上記したようにMAC処理などの信号処理が施されて空中に放出(送信)される。この送信信号は受信側の無線伝送端末装置100Rで受信されてMAC処理などの信号処理が施され、映像・音声伝送ケーブル500Rを介してモニタ400に供給される。これにより、モニタ400で映像・音声が表示される。
なお、映像・音声の送信側の装置としては、ここでは、レコーダ300を用いるものとしているが、映像・音声のデータを出力する装置であれば、特に、レコーダに限定するものではない。
また、監視装置200は、受信側の無線伝送端末装置100Rと図1に示す無線伝送制御システムを形成するものであって、リモコン操作によって送信側の無線伝送端末装置100Tに接続されたレコーダ300が起動すると、動作を開始して、受信側の無線伝送端末装置100Rと送信側の無線伝送端末装置100Tとの間の無線伝送経路を監視し、リモコン操作によってレコーダ300の動作を終了させると、動作を停止するものであり、撮影した映像を、監視情報として、受信側の無線伝送端末装置100Rに送る。受信側の無線伝送端末装置100Rでは、上記のように、図1において、補正情報生成回路110が、監視装置200が撮影した映像を基に、上記の無線伝送経路内に障害物があるか否かを判定し、障害物があるときには、補正情報を生成してデータ入出力端子109からモニタ400(図2)に供給し、そこに補正情報を表示させる。
図3は図1における補正情報生成回路110の一具体例を示すブロック構成図であって、1101は記録制御部、1102,1103は記憶部、1104は差分比較部、1105は補正情報生成部であり、図1に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、補正情報生成回路110は、記録制御部1101と2つの記憶部1102,1103と差分比較部1104と補正情報生成部1105とから構成されている。
監視装置200(図1,図2)から出力される映像信号が、ネットワーク通信処理回路108から記録制御部1101に供給される。記録制御部1101は、この映像信号から所定時間Tの時間間隔で1フレームずつ抽出し、記憶部1102と記憶部1103とに交互に供給して記憶させる。従って、いま、記憶部1102に1フレームの映像(以下、フレーム映像という)が記憶されると、この時点から所定時間Tだけ経過すると、次に、ネットワーク通信処理回路108からの映像信号のその時点でのフレーム映像が記憶部1103に記憶され、この時点から所定時間Tだけ経過すると、次に、ネットワーク通信処理回路108からの映像信号のその時点でのフレーム映像が記憶部1102に記憶され、以下、この動作が繰り返される。
このようにして、記憶部1102,1103には、上記の所定時間Tだけ異なる時点での映像信号のフレーム映像が記憶されていることになり、これら記憶部1102,1103でのフレーム映像の記憶がなされるとともに、これら記憶部1102,1103に記憶されているフレーム映像が読み出されて差分比較部1104で比較され、これらフレーム映像に差分が有るか否かの判定が行なわれる。受信側の無線伝送端末装置100Rと送信側の無線伝送端末装置100Tとの間の無線伝送経路内に障害物が無いときには、記憶部1102,1103から読み出されたフレーム映像に差分は無い。しかし、受信側の無線伝送端末装置100Rと送信側の無線伝送端末装置100Tとの間の無線伝送経路内に障害物が入り込むと、記憶部1102,1103から読み出されたフレーム映像に差分が生ずる。
図4は図3における記憶部1102,1103に記憶されたフレーム映像を模式的に示す図であって、同図(a)は記憶部1102に記憶されたフレーム映像を、同図(b)は記憶部1103に記憶されたフレーム映像を夫々示し、600は障害物の画像であり、図2,図3に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
障害物が無く、送信側の無線伝送端末装置100Tまで見通しのよい状態で、記憶部1102に図4(a)に示すフレーム映像1102Vが記憶され、この時点から上記の所定時間Tが経過するまでのうちに、受信側の無線伝送端末装置100Rと送信側の無線伝送端末装置100Tとの間の無線伝送経路内に、例えば、人間や家具など障害物が入り込み、そのままこの無線伝送経路内に存在するものとすると、この所定時間Tの経過後、記憶部1103には、図4(b)に示すフレーム映像1103Vが記憶される。これにより、記憶部1103に記憶されたフレーム映像1103Vには、障害物の画像600が混入していることになり、この点で図4(a)に示す記憶部1102のフレーム映像1102Vとは異なることになる。
このように、記憶部1103で映像フレーム1103Vが記憶されると、図3において、差分比較部1104が記憶部1102,1103からフレーム映像1102V,1103Vを読み出して比較するが、図4に示すように、映像1102V,1103Vに違いが有って差分が生ずると、これを認識し、その認識結果を補正情報生成部1105に供給する。補正情報生成部1105は、差分が有るとの差分比較部1104の認識結果を取得すると、ユーザが容易に理解できて対策できるような補正情報を生成し、データ入出力端子109からモニタ400(図2)に供給する。これにより、モニタ400はこの補正情報を表示し、このモニタ400の表示される映像・音声を視聴しているユーザに上記の無線伝送経路内に障害物が有ることを知らせる。
図5は図2におけるモニタ400での補正情報の表示の一具体例を示す図であって、401は表示画面、402は補正情報である。
同図において、モニタ400の表示画面401では、補正情報生成回路110(図3)が上記の無線伝送経路内で障害物を検出しないときには、レコーダ300(図2)からの再生映像を表示しているが、この無線伝送経路内で障害物が置かれ、補正情報生成回路110がこの障害物を検出して補正情報を生成し、モニタ400に供給すると、モニタ400の表示画面401に、例えば、メッセージ形式で補正情報402が表示される。
かかる補正情報402としては、表示画面401に表示される再生映像に重ねて表示されるようにしてもよいし、また、この再生映像の表示に代わって補正情報のみを表示させるようにしてもよい。この場合には、受信側の無線伝送端末装置100Rに関する図1において、制御回路107が、補正情報生成回路110から補正情報を生成して出力したことが通知されることにより、PHY/MAC回路106の動作を停止させ、受信映像・音声がデータ入出力端子109からモニタ400に供給されないようにする。
なお、上記のように、送信側の無線伝送端末装置100Tと受信側の無線伝送端末装置100Rとの間の無線伝送経路内に障害物が入り込み、このまま障害物がこの無線伝送経路内に残っていると、監視装置200から補正情報生成回路110に供給される映像信号は、常に図4(b)に示すようなフレーム映像からなるものとなり、図3に示す補正情報生成回路110において、記録制御部1101が記憶部1102,1103に交互にフレーム映像を記憶させる動作を継続させると、無線伝送経路内に障害物が存在するにもかかわらず、記憶部1102,1103に記憶されたフレーム映像は同じものとなり、差分比較部1104は差分を検出しなくなる。
かかる問題を解消するために、この第1の実施形態では、図3において、差分比較部1104が記憶部1102,1103に記憶されたフレーム映像の差分を検出すると、制御回路107(図1)は記録制御部1101の動作を変更させ、監視装置200からの映像信号の所定時間T毎のフレーム映像を、記憶部1102,1103のうちの最初に障害物を含むフレーム映像を記憶した側の記憶部に順次記憶するようにする。例えば、記憶部1102に図4(a)に示す障害物の画像600が無い映像フレーム1102Vが記憶された時点から所定時間Tの経過後に、記憶部1103に図4(b)に示す障害物の画像600が有る映像フレーム1103Vが記憶されたとすると、これ以後の障害物が除かれるまでの期間、監視装置200からの映像信号の所定時間T毎の障害物の画像600を含むフレーム映像は、この記憶部1103に順次記憶されるようにする。これにより、送信側の無線伝送端末装置100Tと受信側の無線伝送端末装置100Rとの間の無線伝送経路内に障害物が存在する限り、記憶部1102のフレーム映像1102Vと記憶部1103のフレーム映像1103Vとの間に常に差分が存在することになり、無線伝送経路内に障害物が存在するにもかかわらず、差分が存在しないとする誤った判定を回避することができる。
また、このようにすることにより、その後無線伝送経路内の障害物が除かれた場合には、これまで障害物の画像600が有る映像フレーム1103Vが記憶されていた記憶部1103では、記憶部1102のフレーム映像1102Vと同様の障害物の画像600が無い映像フレーム1103Vが記憶されることになり、差分比較部1104は記憶部1102,1103のフレーム映像に差分が無いとの正しい判定を行なうことになる。ここで、所定時間Tは適宜任意に設定することが可能である。
以上のことは、後述する他の実施形態においても、同様である。
以上のように、この第1の実施形態では、上記の監視装置200で撮影された所定時間Tの間隔で得られる2つの映像を常に比較し、無線伝送経路上に障害物が発生した場合には、これが検出されて補正情報を生成し、この補正情報をモニタ400に表示してユーザに通知するものであるから、無線伝送経路上に障害物が発生したことをユーザは容易にかつ確実に確認することができ、ユーザが対策を効率良く行なうことができて、良好な映像を視聴することが可能となる。
〔第2の実施形態〕
図6は本発明による本発明による無線伝送制御システムの第2の実施形態における補正情報生成回路の一具体例を示すプロック図であって、110aはこの第2の実施形態での補正情報生成回路であり、図3に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。他の構成は、図1に示す第1の実施形態と同様である。
送信側の無線伝送端末装置100Tと受信側の無線伝送端末装置100Rとの間の無線伝送経路(図2)内に障害物が有っても、受信側の無線伝送端末装置100Rで受信されるレコーダ300(図2)からの映像信号の映像に画質の劣化が生じない場合がある。このような場合には、モニタ400に図5に示すような補正情報402を表示させる必要がなく、そのままレコーダ300の再生動作を継続させてモニタ400での映像・音声の表示を継続させるようにすることができる。
この第2の実施形態の補正情報生成回路110aは、このように動作させるようにし、上記の無線伝送経路内に障害物がある場合、その障害物によって受信性能が劣化するものであるとき、補正情報をモニタ400で表示させるようにしたものであって、図1において、制御回路107が受信回路104から受信信号を取り込んで受信性能を監視し、その監視結果を補正情報生成回路110に供給するようにしたものである。ここで、受信性能の判定には、例えば、受信信号のスループットが用いられる。
図6において、記録制御部1101,記憶部1102,記憶部1103,差分比較部1104は上記の第1の実施形態と同様の動作を行なうものであるが、制御回路107でスループットによる受信性能の劣化の有無の判定が行なわれ、性能劣化が生じたことを判定すると、その判定結果を補正情報生成部1105に供給する。補正情報生成部1105は、差分比較部1104からの差分の認識結果と制御回路107からの受信性能の劣化の判定結果とに応じて、補正情報を生成し、データ入出力端子109からモニタ400に供給する。
図7はこの第2の実施形態での図6に示す補正情報生成回路110aの処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1,図6を参照して、この流れについて説明する。
図7において、監視装置200が上記の無線伝送経路上を撮影し、その撮像された映像信号が有線あるいは無線ネットワークを介して受信側の無線伝送端末装置100Rに供給される(S701)。
受信側の無線伝送端末装置100Rでは、この映像信号がネットワーク通信処理回路108で受信されて補正情報生成回路110aに供給され、記録制御部1101の制御のもとに、この映像信号の上記所定時間T毎のフレーム映像が記憶部1102,1103に交互に記憶される(S702)。そして、かかるフレーム映像が記憶部1102,1103のいずれかで記憶されると、直ちにこれら記憶部1102,1103からフレーム映像が読み出され、差分比較部1104で比較されて(S703)、フレーム映像の変化が監視される(S704)。補正情報生成部1105は、差分比較部1104からフレーム映像に変化が発生しないとの認識結果を受けた場合には(S704で“No”)、S701からの上記の動作を再開するが、先に図4で説明したようにフレーム映像に変化が生じたとの認識結果を受けた場合には(S704で“Yes”)、制御回路107による受信回路104からの受信データの受信性能の判定結果を観測する(S705)。
ここで、受信性能を、例えば、受信回路104が受信する受信データのスループットとするが、例えば、無線伝送経路上に障害物が無く、無線伝送端末装置100T,100R間が見通しの良い状態にあるときのスループットをA1(Mbps)とし、無線伝送経路上に障害物が存在している状態のときのスループットをB1(Mbps)とする。但し、A1>B1である。
スループットがB1に変化せず、制御回路107での受信性能の判断結果が受信性能の劣化が認められないものである場合には(S705で“No”)、S701に戻って上記の処理を繰り返す。
しかし、スループットがA1からB1となっていると、制御回路107は受信性能が劣化したと判断し(S705で“Yes”)、補正情報生成回路110a内の補正情報生成部1105にその判断結果を供給する。この判断結果を取得した補正情報生成部1105は、補正情報を生成して(S706)データ入出力端子109からモニタ400に供給する。これにより、モニタ400では、図5に示すように、補正情報402が表示され、ユーザに受信性能が劣化したことが通知される(S707)。
ユーザが、モニタ400で表示される補正情報402を見て、無線伝送経路上の障害物を取り除くなどして対処することにより(S708)、スループットがB1から正常なA1に変化して、受信性能の劣化がなくなると(S705で“No”)、S701からの動作を再開する。なお、S708からS701に戻るようにしてもよい。
なお、無線伝送経路上に障害物が無くて見通しの良い状態でも、スループットは常に増減を繰り返すため、ある所定の値C1(Mbps)(但し、A1>C1>B1)を閾値と定めることにより、スループットがA1を下回っても、閾値C1を下回らない限り、制御回路107は受信性能が劣化していないと判断し、スループットが閾値C1を下回わるB1となったとき、受信性能が劣化していると判断し、補正情報をモニタ400に表示してユーザに通知するようにしてもよい。
以上のように、この第2の実施形態では、監視装置200によって無線伝送経路上に障害物が存在していることを検知すると、制御回路107が受信回路104の受信性能を観測し、受信性能に劣化が発生している場合、補正情報生成回路110aで補正情報を生成してデータ入出力端子109からモニタ400に供給して表示させることにより、ユーザに通知する。これにより、ユーザが障害物による電波障害に対処することができ、良好な映像を視聴することが可能となる。
なお、この第2の実施形態では、無線伝送経路上に受信性能を劣化させる障害物が存在するときに、補正情報を生成し、これをモニタ400に表示させるようにするものであるが、補正情報生成回路110aでの補正情報生成部1105では、差分比較部1104からフレーム映像の変化の認識結果を取得するとともに、制御回路107から受信性能の劣化の判断結果も取得しているものであるから、この第2の実施形態の一変形例として、フレーム映像の変化が発生したときと受信性能の劣化が発生したときとで夫々、補正情報を作成し、これをモニタ400に表示させるようにしてもよい。受信性能の劣化としては、無線伝送経路上の障害物ばかりでなく、障害物がこの無線伝送経路から外れていても、送信側の無線伝送端末装置100Tからの送信信号の一部がこの障害物で反射し、この反射信号が受信側の無線伝送端末装置100Rで受信されて受信性能が劣化する場合があるが、この変形例では、かかる障害物があることもユーザに通知することができる。但し、この場合には、モニタ400に表示される補正情報に、いずれの障害物であるかを示す情報も表示する。また、フレーム映像の変化と受信性能の劣化とが同時に発生した場合には、補正情報としては、無線伝送経路上の障害物によるものとする。
〔第3の実施形態〕
本発明による無線伝送制御システムの第3の実施形態は、先の第2の実施形態と同様の構成をなすものであるが、図6に示す補正情報生成回路110aにおいて、補正情報生成部1105が、差分比較部1104からフレーム映像に変化があるとの認識結果が供給されると、制御回路107から判断結果を取得し、補正情報を生成するか否かを決めるものである。
図8はこの第3の実施形態での図6に示す補正情報生成回路110aの処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1,図6を参照して、この流れについて説明する。
図8でのS801〜S804の流れは、図7に示すフローチャートでのS701〜S704と同様であるので、その説明を省略する。
補正情報生成部1105は、差分比較部1104から先に図4で説明したようにフレーム映像に変化が生じたとの認識結果を受けた場合には(S804で“Yes”)、制御回路107から、受信回路104からの受信データの受信性能情報(ここでも、スループットB1とする)を取得し(S805)、補正情報生成部1105で予め設定されているスループットの閾値C1と比較する(S806)。ここで、閾値C1は、先に第2の実施形態で説明したスループットの閾値C1に相当する。
補正情報生成部1105は、その比較の結果、B1>C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より大きいときには(S806で“No”)、補正処理を行なわずに、S801に戻してS801からの動作を再開させるが、B1<C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より小さいときには(S806で“Yes”)、受信性能が劣化していると判断し、補正情報を生成して(S807)、データ入出力端子109からモニタ400に供給する。これにより、先に図5に示すように、モニタ400に補正情報402が表示され、無線伝送経路上に障害物が存在することをユーザに通知させる(S808)。
この補正情報402を見たユーザが障害物を移動させることにより(S809)、補正情報生成部1105が制御回路107で観測したスループットB1を取得して(S805)閾値C1と比較し(S806)、B1>C1のときには(S806の“No”)、補正処理を行なわずに、S801からの動作を繰り返す。B1<C1、即ち、制御回路107で観測したスループットB1が所定の値C1を満足していないときには(S806の“Yes”)、S805からS809までの動作を行なう。
以上のように、この第3の実施形態では、無線伝送経路上に障害物が存在した場合、制御回路107から取得するスループットB1(Mbps)が閾値C1(Mbps)以上となるまで、S805からS809までの動作を繰り返して行ない、これにより、制御回路107から取得するスループットB1が閾値C1以上を満足するようになり、良好な映像を視聴することが可能となる。
〔第4の実施形態〕
この第4の実施形態は、上記第3の実施形態の構成を備えたものであるが、さらに、図2において、受信側の無線伝送端末装置100Rから送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力を制御することができるようにしたものであり、受信側の無線伝送端末装置100Rの受信性能が劣化すると、受信側の無線伝送端末装置100Rからの指令情報により、送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力を高めて受信側の無線伝送端末装置100Rの受信性能の劣化を補正するようにするものである。そして、このようにして、送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力が最大となっても、受信側の無線伝送端末装置100Rの受信性能が劣化した状態にあるときには、先の実施形態と同様、モニタ400に補正情報402を表示させるものである。
なお、かかる指令情報は、図1において、制御回路107から送信回路105に出力され、送信回路105で処理されてアンテナ102から送信側の無線伝送端末装置100T(図2)に送信される。送信側の無線伝送端末装置100Tでは、図1において、この指令情報がアンテナ101,102のいずれか一方で受信され、アンテナスイッチ回路103から受信回路104を介して制御回路107に供給される。
制御回路107は、この受信した指令信号をもとに、送信回路105を制御してその送信電力を順次増加させ、送信電力が最大になっても、受信側の無線伝送端末装置100Rから増加停止の指令信号がないときには、増加動作を停止するとともに、送信電力が最大となったことを示す情報(最大電力通知情報)を送信回路105に供給し、アンテナ101もしくは102から受信側の無線伝送端末装置100Rに送信する。
図9はこの第4の実施形態での図6に示す補正情報生成回路110aの処理の流れを示すフローチャートである。以下、図1,図6を参照して、この流れについて説明する。
図9でのS901〜S904の流れは、図7に示すフローチャートでのS701〜S704と同様であるので、その説明を省略する。また、S905,S906も、図8でのS805,S806と同様である。
補正情報生成部1105は、差分比較部1104から先に図4で説明したようにフレーム映像に変化が生じたとの認識結果を受けた場合には(S904で“Yes”)、制御回路107から、受信回路104からの受信データの受信性能情報(ここでも、スループットB1とする)を取得し(S905)、補正情報生成部1105で予め設定されているスループットの閾値C1と比較する(S906)。ここで、閾値C1は、先に第2の実施形態で説明したスループットの閾値C1に相当する。
補正情報生成部1105は、その比較の結果、B1>C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より大きいときには(S906で“No”)、補正処理を行なわずに、S901に戻してS901からの動作を再開させるが、B1<C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より小さいときには(S906で“Yes”)、受信性能が劣化していると判断する。
この判断に基づいて、制御回路107は送信電力を上昇させる指令信号を送信側の無線伝送端末装置100Tに送り、この指令信号を送る毎にその送信電力を順次所定の値ずつ上昇させる。この送信電力が最大となるまでは(S908の“No”)、送信電力が所定の値上昇する毎に、補正情報生成部1105は、制御回路107から受信信号のスループットB1を取得し(S905)、B1<C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より小さいときには(S906で“Yes”)、かかる動作を繰り返し行なうが、B1>C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より大きくなると(S906で“No”)、補正処理を行なわずに、S901に戻してS901からの動作を再開させる。
B1<C1、即ち、制御回路107から取得したスループットB1が閾値C1より小さく(S906で“Yes”)、かつ送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力が最大(S908で“Yes”)となった場合には、受信側の無線伝送端末装置100Rは、送信側の無線伝送端末装置100Tから最大電力通知情報が送られてくると、制御回路107の制御のもとに、補正情報生成部1105が補正情報を生成し(S909)、これをデータ入出力端子109からモニタ400に供給する。これにより、先に図5に示したように、モニタ400に補正情報402が表示され、無線伝送経路上に障害物が存在することをユーザに通知させる(S910)。
この補正情報402を見たユーザが障害物を移動させることになるが(S911)、その間補正情報生成部1105は、差分比較部1104からフレーム映像に変化が生じたとの認識結果を取得するまで(S912の“No”)、モニタ400に補正情報402を表示させ、無線伝送経路上の障害物が除かれて差分比較部1104からフレーム映像に変化が生じたとの認識結果が得られると(S912の“Yes”)、制御回路107は送信側の無線伝送端末装置100Tに送信電力をもとに戻させる指令信号を送って送信電力をもとの状態に戻させ(S913)、S901に戻ってこのS901からの動作を再開させる。
以上のように、この第4の実施形態では、無線伝送経路上に障害物があることによって受信性能が劣化したときには、送信側の無線伝送端末装置100Tでの送信電力を上昇させることにより、受信性能の劣化を補正することができるものであって、これによって受信性能の劣化をなくすことができる場合には、無線伝送経路上から障害物を取り除くというユーザの手間が省けて、良好な映像を視聴することが可能となる。そして、送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力が最大となっても、受信性能の劣化を取り除くことができない場合には、先の実施形態と同様、補正情報をユーザに通知(S910)してユーザが障害物を取り除く(S911)ことにより、良好な映像を視聴することが可能となる。
なお、ここでは、受信性能を向上させるために、送信側の無線伝送端末装置100Tの送信電力を制御するものとしたが、受信性能を向上させる手段であれば、どのような方式でも構わない。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明した。これら実施形態においては、監視装置からの映像信号の映像に変化が発生しないときや、受信データのスループットが所定の値以上を満足しているときには、監視装置が無線伝送経路を撮影するものとしたが、処理を終了するようにしてもよい。但し、その後レコーダ300を起動させてその再生映像・音声をモニタ400で視聴する動作を新たに開始する場合には、監視装置200も起動開始し、送信側の無線伝送端末装置100Tと受信側の無線伝送端末装置100Rとの間の無線伝送経路を監視し、先の動作が開始されることになる。
また、無線伝送性能(受信性能)の判定については、スループットを用いるものとしたが、送信電力や受信電力など受信性能を評価する値を用いるようにすることもできる。
また、ユーザへの補正情報の通知手段として、モニタを使用し、これに補正情報を文字で表示するものとしたが、モニタに限らず他の映像表示装置やスピーカなどを使用して音声でユーザに通知するようにすることもできる。無線伝送端末装置100や監視装置200、無線伝送端末装置100の機能の一部あるいは全てを内蔵した映像出力装置や映像表示装置に設備されているランプの点灯や点滅,消滅でユーザに補正情報を通知するようにしてもよい。
さらには、上記各実施形態では、補正情報生成回路110は無線伝送端末装置100に内蔵されたものとしたが、監視装置200に内蔵されるようにしてもよく、その内蔵場所を問うものではない。
さらには、各実施形態では、無線伝送端末装置100や監視装置200は外付けの装置としたが、レコーダ300などの映像出力装置やモニタ400などの映像表示装置に内蔵するようにしてもよい。
さらには、監視装置200を映像の受信側に設置されたものとしたが、映像の送信側に設置して無線伝送経路上を撮影するようにしてもよい。
上記実施形態1〜4では、常に監視装置200で無線伝送経路上を撮影していても、映像が乱れたときにユーザがリモコンのボタンを押下するなどのタイミングで監視装置200が無線伝送経路上の撮影を開始して、図7〜図9に示す処理を行なうようにしてもよい。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記の実施形態は、本発明を分かり易く説明するために、詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることも可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
また、上記の各構成,機能,処理部,処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計するなどによってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成,機能などは、プロセッサが夫々の機能を実現するプログラムを解釈し、実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム,テーブル,ファイルなどの情報は、メモリやハードディスク,SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、ICカードやSDカード,DVDなどの記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 無線伝送端末装置
100R 受信側の無線伝送端末装置
100T 送信側の無線伝送端末装置
101,102 アンテナ
103 アンテナスイッチ回路
104 受信回路
105 送信回路
106 PHY/MAC回路
107 制御回路
108 ネットワーク通信処理回路
109 データ入出力端子
110 補正情報生成回路
1101 記録制御部
1101,1102 記憶部
1104 差分比較部
1105 補正情報生成部
200 監視装置
300 レコーダ
400 モニタ
401 表示画面
402 補正情報
500R,500T 映像・音声伝送ケーブル
600 障害物の画像

Claims (7)

  1. データの送信あるいは受信のための少なくとも1つ以上のアンテナと、外部機器が接続されるデータ入出力端子と、信号を該アンテナから送信する処理を行なう送信回路と、該アンテナから信号を受信する処理を行なう受信回路と、補正情報生成回路と、有線あるいは無線ネットワークを介して他の機器とのデータの送受信を行なうネットワーク通信処理回路と、これら回路を制御する制御回路とを備えた無線伝送端末装置と、
    該無線伝送端末装置における該ネットワーク通信処理回路を介して該補正情報生成回路に接続されて、指定されたエリアの撮影を行なう監視装置と
    を備え、
    該補正情報生成回路は、該監視装置が撮影した映像信号を受信して該映像信号の変化を解析し、該解析結果に応じて生成した補正情報を、該データ入出力端子に接続された外部機器に供給する
    ことを特徴とする無線伝送制御システム。
  2. 請求項1において、
    前記監視装置は、前記アンテナを介して無線通信する機器との間の無線伝送経路を撮影し、
    前記補正情報生成回路は、前記監視装置から順次受信した映像信号に変化が生じたとき、前記補正情報を生成して前記データ入出力端子に接続された外部機器に供給する
    ことを特徹とする無線伝送制御システム。
  3. 請求項1において、
    前記監視装置は、前記アンテナを介して無線通信する機器との間の無線伝送経路を撮影し、
    前記制御回路は、前記受信回路で処理される受信信号によって得られる受信性能を解析し、
    前記補正情報生成回路は、前記監視装置から順次受信した映像信号に変化が生じて、前記制御回路により解析した結果、受信性能が劣化していると判定した場合に、前記補正情報を生成して前記データ入出力端子に接続された外部機器に供給する
    ことを特徹とする無線伝送制御システム。
  4. 請求項1において、
    前記監視装置は、前記アンテナを介して無線通信する機器との間の無線伝送経路を撮影し、
    前記制御回路は、所定の受信性能を設定し、該所定の受信性能と前記受信回路で処理される受信信号によって得られる受信性能を解析し、
    前記補正情報生成回路は、前記監視装置から順次受信した映像信号に変化が生じて、前記制御回路により解析した結果、所定の受信性能よりも前記受信回路から得た該受信性能が劣化しているときには、前記補正情報を生成して前記データ入出力端子に接続された外部機器に供給する
    ことを特徹とする無線伝送制御システム。
  5. 請求項1において、
    前記監視装置は、前記アンテナを介して無線通信する機器との間の無線伝送経路を撮影し、
    前記制御回路は、所定の受信性能を設定し、該所定の受信性能と前記受信回路で処理される受信信号によって得られる受信性能を解析し、
    前記補正情報生成回路は、前記監視装置から順次受信した映像信号に変化が生じて、前記制御回路により解析した結果、該所定の受信性能よりも前記受信回路から得た該受信性能が劣化しているときには、前記アンテナを介して無線通信する機器の送信電力を制御する
    ことを特徹とする無線伝送制御システム。
  6. 請求項5において、
    前記アンテナを介して無線通信する前記送信側の機器の送信電力が最大となったときには、前記補正情報生成回路が前記補正情報を生成して前記データ入出力端子に接続された外部機器に供給する
    ことを特徹とする無線伝送制御システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の無線伝送制御システムを受信側の機器として、該受信側の機器が前記アンテナを介して前記送信側の機器と無線通信する無線伝送システムであって、
    前記送信側の機器に映像・音声データを発生するデータ発生装置が接続され、かつ該受信側の機器に前記データ入出力端子で映像・音声の表示装置が接続されており、
    前記送信側の機器から該データ発生装置で発生された映像・音声データが送信されて、該受信側の機器で該映像・音声データが受信されて該表示装置で表示され、
    該受信側の機器での前記補正情報生成回路で生成された前記補正情報が該表示装置で表示される
    ことを特徴とする無線伝送システム。
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