JP2011230552A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の制御装置において、変速時における適正な同期制御が可能となると共に製品コストの増加を抑制可能とする。
【解決手段】エンジン11にクラッチ12を介して多段変速機13の入力軸37を駆動連結可能とすると共に、モータジェネレータ14に多段変速機13の入力軸37を駆動連結し、多段変速機13の出力軸38に最終減速装置15を介して駆動輪16を駆動連結し、ハイブリッドECU100は、多段変速機13の入力軸37の回転数が、この多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)に応じた規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
内燃機関と手動式の歯車式有段変速機と電動機を駆動連結したハイブリッド車両が提案されている。このようなハイブリッド車両の変速機にて、運転者が変速操作を行うとき、シンクロメッシュ機構により入力軸と出力軸とを同期させ、両者の回転数差がなくなってからこの入力側と出力側とを連結している。
例えば、下記特許文献1に記載されたハイブリッド自動車の変速制御方法及び変速制御装置では、エンジンからのトルクが伝達されるクラッチ装置と、モータジェネレータと、変速機と、変速機の入力側と出力側の回転数を同期させるための変速制御装置とを設け、変速機の変速前の変速段及び目標変速段を検出し、変速機の回転数を検出すると共に、目標変速段における変速機の目標回転数を演算し、変速機の回転数を目標回転数に調節するようにしている。
特開2003−335152号公報
上述した従来のハイブリッド自動車の変速制御方法及び変速制御装置にあっては、変速機の変速前の変速段及び目標変速段を検出し、変速機の回転数を目標回転数に調節している。そのため、変速機の目標変速段を検出するためのセンサ等が必要となり、部品コストが増加してしまうという問題がある。特に、変速機の目標変速段を検出するためには、シフトレバーが目標変速段の操作位置に操作される直前の状態を検出する必要があり、検出精度の高いセンサが必要であり、更なるコスト増となってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、変速時における適正な同期制御が可能となると共に製品コストの増加を抑制可能とする車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の車両の制御装置は、内燃機関と、電気モータと、入力軸に前記内燃機関及び前記電気モータが駆動連結されると共に出力軸に駆動輪が駆動連結される変速機と、前記内燃機関と前記駆動輪との間で動力を伝達可能な接続状態と動力を遮断可能な切断状態とに切替可能な動力伝達切断機構と、前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御する回転数制御部と、を備えることを特徴とする。
上記車両の制御装置にて、前記回転数制御部は、前記変速機における最高変速段と現在の車両速度に基づいて前記規定入力軸回転数を求めることが好ましい。
上記車両の制御装置にて、前記回転数制御部は、前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御するとき、該電気モータのトルクが0以上となるように制御することが好ましい。
上記車両の制御装置にて、前記動力伝達切断機構は、前記内燃機関と前記変速機との間に配置されるクラッチであり、該クラッチの切断状態を検出可能な検出センサを設け、該検出センサが前記クラッチの切断状態を検出したら、前記回転数制御部は、前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御することが好ましい。
本発明に係る車両の制御装置は、変速機における入力軸の回転数が変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように電気モータを制御するので、変速時における適正な同期制御を行うことができると共に、高精度なセンサを不要として製品コストの増加を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置を表す概略構成図である。 図2は、本実施形態の車両の制御装置における変速制御の処理を表すフローチャートである。 図3は、変速時における入力軸回転数と入力軸トルクを表すグラフである。 図4は、第5速から第4速への変速時における入力軸回転数を表すグラフである。 図5は、第3速から第4速への変速時における入力軸回転数を表すグラフである。
以下に、本発明に係る車両の制御装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
〔実施形態〕
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の制御装置を表す概略構成図、図2は、本実施形態の車両の制御装置における変速制御の処理を表すフローチャート、図3は、変速時における入力軸回転数と入力軸トルクを表すグラフ、図4は、第5速から第4速への変速時における入力軸回転数を表すグラフ、図5は、第3速から第4速への変速時における入力軸回転数を表すグラフである。
本実施形態のハイブリッド車両は、図1に示すように、動力源としてエンジン(内燃機関)11と、手動式のクラッチ12と、手動式の多段変速機13と、モータジェネレータ(電気モータ)14と、最終減速装置(動力伝達装置)15と、駆動輪16とを有している。また、クラッチ12は、ケーブルなどを介してクラッチペダル51が連結され、多段変速機13は、ケーブルなどを介して変速操作装置52が連結されている。
エンジン11としては、燃焼室内で燃料を燃焼させ、これにより発生した熱エネルギを機械的エネルギに変換する熱機関たる内燃機関であって、ガソリンを燃料とし、ピストンの往復運動によって出力軸(クランクシャフト)21から機械的な動力を出力可能となっている。このエンジン11は、燃料噴射装置及び点火装置を有しており、この燃料噴射装置及び点火装置は、動作がエンジン用の電子制御装置(以下、エンジンECUと称する。)101により制御される。このエンジンECU101は、燃料噴射装置の燃料噴射量や燃料噴射時期等を制御すると共に、点火装置の点火時期を制御して、エンジン11の出力軸21から出力される機械的な動力(エンジン出力トルク)の大きさを調整することができる。
このエンジンECU101は、CPU(中央演算処理装置)、所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM(Read Only Memory)、そのCPUの演算結果を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、予め用意された情報等を記憶するバックアップRAM等で構成されている。
モータジェネレータ14は、供給された電力を機械的な動力(モータ出力トルク)に変換して出力軸22から出力するモータ(電動機)としての機能と、出力軸22に入力された機械的な動力を電力に変換して回収するジェネレータ(発電機)としての機能とを兼ね備えている。このモータジェネレータ14は、例えば、永久磁石型交流同期電動機として構成されており、インバータ23から三相の交流電力が供給されて回転磁界を形成するステータ24と、その回転磁界に引き付けられて回転する回転子としてのロータ25とを有している。そのロータ25は、出力軸22と一体になって回転する。また、このモータジェネレータ14は、ロータ25の回転角位置を検出する回転センサ(レゾルバ)が設けられており、その回転センサが検出信号をモータジェネレータ用の電子制御装置(以下、モータECUと称する。)102に送信する。このモータECU102は、CPU、所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM、そのCPUの演算結果を一時記憶するRAM、予め用意された情報等を記憶するバックアップRAM等で構成されている。
また、モータジェネレータ14は、インバータ23を介してバッテリ(二次電池)26が接続されている。このバッテリ26からの直流電力は、インバータ23で交流電力に変換されてモータジェネレータ14に供給される。この交流電力が供給されたモータジェネレータ14は、モータとして作動して、出力軸22からモータ出力トルクを出力する。一方、このモータジェネレータ14をジェネレータとして作動させたときは、このモータジェネレータ14からの交流電力をインバータ23で直流電力に変換してバッテリ26に回収、または、電力の回生を行いながら駆動輪16に制動力(回生制動)を加えることができる。この場合、このモータジェネレータ14は、多段変速機13から出力された機械的な動力(出力トルク)が出力軸22を介してロータ25に入力され、この入力トルクを交流電力に変換する。このインバータ23の動作は、モータECU102によって制御される。
バッテリ26は、その充電状態(SOC:State of Charge)などを管理するバッテリ用の電子制御装置(以下、バッテリECUと称する。)103が接続されている。このバッテリECU103は、SOCセンサが検出したバッテリ26の充電状態に応じた信号として、充電状態量(SOC量)に関する信号をバッテリECU103に送信する。そのバッテリECU103は、この信号に基づいてバッテリ26の充電状態の判定を行い、充電及び放電の要否を判定する。
多段変速機13は、エンジン11やモータジェネレータ14の動力(エンジン出力トルクやモータ出力トルク)を駆動力とし、最終減速装置15を介して左右の駆動輪16に伝達するものである。
この手動式の多段変速機13は、前進5段、後退1段の変速段を有するものであって、前進用の変速段として第1速ギア段31、第2速ギア段32、第3速ギア段33、第4速ギア段34、第5速ギア段35を有し、後退用の変速段として後退ギア段36を有している。前進用の変速段は、変速比が第1速ギア段31、第2速ギア段32、第3速ギア段33、第4速ギア段34、第5速ギア段35の順に小さくなるよう構成されている。また、この多段変速機13は、互いに間隔を空けて平行をなすように配置された入力軸37と出力軸38を有している。入力軸37は、エンジン11のエンジン出力トルクが伝達可能であると共に、モータジェネレータ14のモータ出力トルクが伝達可能である。出力軸38は、最終減速装置15を介して左右の駆動輪16に出力トルクが伝達可能である。なお、この多段変速機13は、その構成を簡易的に説明しており、各変速段の数や配置については、図1のものに限るものではない。
ここで、第1速ギア段31は、互いに噛み合い状態にある第1速ドライブギア31aと第1速ドリブンギア31bとで構成され、第1速ドライブギア31aは入力軸37上に配置され、第1速ドリブンギア31bは出力軸38上に配置される。第2速ギア段32は、互いに噛み合い状態にある第2速ドライブギア32aと第2速ドリブンギア32bとで構成され、第2速ドライブギア32aは入力軸37上に配置され、第2速ドリブンギア32bは出力軸38上に配置される。第3速ギア段33は、互いに噛み合い状態にある第3速ドライブギア33aと第3速ドリブンギア33bとで構成され、第3速ドライブギア33aは入力軸37上に配置され、第3速ドリブンギア33bは出力軸38上に配置される。第4速ギア段34は、互いに噛み合い状態にある第4速ドライブギア34aと第4速ドリブンギア34bとで構成され、第4速ドライブギア34aは入力軸37上に配置され、第4速ドリブンギア34bは出力軸38上に配置される。第5速ギア段35は、互いに噛み合い状態にある第5速ドライブギア35aと第5速ドリブンギア35bとで構成され、第5速ドライブギア35aは入力軸37上に配置され、第5速ドリブンギア35bは出力軸38上に配置される。
後退ギア段36は、後退ドライブギア36aと後退ドリブンギア36bと後退中間ギア36cとで構成される。後退ドライブギア36aは入力軸37上に配置され、後退ドリブンギア36bは出力軸38上に配置され、後退中間ギア36cは、後退ドライブギア36a及び後退ドリブンギア36bと噛み合い状態にあり、入力軸37及び出力軸38と平行をなす回転軸39上に配置される。
なお、実際の多段変速機13の構成においては、各変速段のドライブギアのうちの何れかが、入力軸37と一体回転するように配設される一方、残りのドライブギアが入力軸37に対して相対回転するように配設される。また、各変速段のドリブンギアは、そのうちの何れかが出力軸38と一体回転するように配設される一方、残りが出力軸38に対して相対回転するように配設される。
また、入力軸37や出力軸38は、運転者による変速操作装置52の変速操作により、軸線方向に移動するスリーブを有している。このスリーブは、変速操作装置52を運転者が操作したときに軸線方向へ移動し、移動された方向に位置する相対回転可能なドライブギアやドリブンギアを入力軸37や出力軸38と一体回転させる。この手動式の多段変速機13は、スリーブが運転者の変速操作に対応した方向に移動し、変速操作に応じた変速段への切り替えやニュートラル位置への切り替えを行うことができる。この変速操作装置52は、運転者の操作により、シフトレバーをニュートラル位置(N)と第1速位置、第2速位置、第3速位置、第4速位置、第5速位置、後退位置との間で切替操作することができる。
クラッチ12は、エンジン11と多段変速機13との間に介装され、このエンジン11と多段変速機13との間で、動力を伝達可能な接続状態と、動力の伝達を遮断可能な切断状態とに切替可能となっている。このクラッチ12は、乾式または湿式の単板クラッチ、多板クラッチであって、円板状の摩擦板を有し、この摩擦板の摩擦力によりエンジン11のエンジン出力トルクを出力軸21から多段変速機13の入力軸37に伝達することができる。クラッチ12は、運転者によるクラッチペダル51の踏込み操作により、その作動状態の切替動作(接続状態と切断状態の切替動作)を行うことができる。
この場合、エンジン11の出力軸21と多段変速機13の入力軸37とモータジェネレータ14の出力軸22は、一直線上に配置されている。そして、多段変速機13の出力軸37は、クラッチ12を介してエンジン11の出力軸21と接続及び切断可能であり、モータジェネレータ14の出力軸22とは一体回転可能に連結されている。
最終減速装置15は、多段変速機13の出力軸38から入力された入力トルクを減速して、左右の駆輪16に分配するものである。この最終減速装置15は、出力軸38の端部に固定されたピニオンギア41と、このピニオンギア41に噛み合って回転トルクを減速させながら回転方向を直交方向へと変換するリングギア42と、このリングギア42を介して入力された回転トルクを左右の駆動輪16に分配する差動機構43とを有している。
更に、このハイブリッド車両は、車両全体の動作を統括的に制御する電子制御装置(以下、ハイブリッドECUと称する。)100が設けられている。このハイブリッドECU100は、CPU、所定の制御プログラム等を予め記憶しているROM、そのCPUの演算結果を一時記憶するRAM、予め用意された情報等を記憶するバックアップRAM等で構成されており、エンジンECU101、モータECU102、バッテリECU103との間で各種センサの検出信号や制御指令等の情報の授受ができる。
このハイブリッドECU100は、運転者の駆動要求、バッテリ26の充電状態、車両走行状態などの情報に基づいて、エンジン運転モードとハイブリッド運転モードとモータ運転モードとの切り替えを行うことができる。
即ち、ハイブリッドECU100がエンジン運転モードを選択した場合、エンジン11のエンジン出力トルクのみで原則として運転者の駆動要求に応じた要求駆動力を発生させるように、エンジンECU101とモータECU102とバッテリECU103に制御指令を送る。エンジンECU101は、そのエンジン出力トルクを発生させるようにエンジン11の燃料噴射量等の制御を行う。一方、モータECU102及びバッテリECU103は、モータジェネレータ14をモータとしてもジェネレータとしても作動させないように、モータジェネレータ14とバッテリ26を制御する。
また、ハイブリッドECU100がハイブリッド運転モードを選択した場合、エンジン11のエンジン出力トルクとモータジェネレータ14のモータまたはジェネレータとしての出力で原則として運転者の駆動要求に応じた要求駆動力を発生させるように、エンジンECU101とモータECU102とバッテリECU103に制御指令を送る。エンジンECU101は、所定のエンジン出力トルクを発生させるようにエンジン11の燃料噴射量等の制御を行い、モータECU102は、所定のモータ出力トルクを発生させるようにインバータ23を制御してモータジェネレータ14への給電量を制御する。また、バッテリECU103は、バッテリ26の充電量と放電量を管理する。
また、ハイブリッドECU100がモータ運転モードを選択した場合、モータジェネレータ14のモータ出力トルクのみで運転者の駆動要求に応じた要求駆動力を発生させるように、エンジンECU101とモータECU102とバッテリECU103とに制御指令を送る。モータECU102は、そのモータ出力トルクを発生させるようにインバータ23を制御してモータジェネレータ14への給電量を制御する。このとき、エンジンECU101は、燃費性能を向上させるべく、エンジン11の動作を停止させる制御指令が送られる。
なお、ハイブリッドECU100がモータ運転モードからハイブリッド運転モードに移行するとき、エンジン11を始動する必要がある。このとき、ハイブリッドECU100は、クラッチ12が接続された状態で、運転者の駆動要求に応じた要求駆動力を確保した上で、エンジン11を始動するため、エンジンECU101とモータECU102とバッテリECU103に制御指令を送る。また、エンジン11の出力や駆動輪16からの回生力によりモータジェネレータ14をジェネレータとして機能させるとき、ハイブリッドECU100は、モータECU102とバッテリECU103に制御指令を送る。
このように構成された本実施形態の車両の制御装置にて、ハイブリッド車両が、ハイブリッドECU100によりエンジン運転モードやハイブリッド運転モードにあるとき、運転者は、変速操作装置52を操作することで、多段変速機13を用いて変速操作を行い、ハイブリッド車両の走行速度や出力トルクを調節している。この場合、多段変速機13は、入力軸37と出力軸38とを同期させるシンクロメッシュ機構(図示略)を有している。このシンクロメッシュ機構は、入力軸37と出力軸38の回転数差がなくなってから、入力軸37と出力軸38とを連結、具体的には、入力軸37と各変速段のドライブギアとの連結、出力軸38と各変速段のドリブンギアとの連結を行うものである。
ところで、この多段変速機13のシンクロメッシュ機構では、入力軸37と出力軸38の回転を同期させる所定時間が必要となり、この同期時に入力軸37の回転数が低下し、連結時にシンクロメッシュ機構の負担が大きくなることが考えられる。
そのため、本実施形態にて、本発明の回転数制御部としてのハイブリッドECU100は、多段変速機13の入力軸37の回転数が、この多段変速機13における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御するようにしている。
本実施形態にて、多段変速機13は、前進5段、後退1段の変速段を有するものであることから、多段変速機13における最高変速段とは、第5速の変速段であり、入力軸37の回転数が、第5速の変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御する。
この最高変速段(第5速の変速段)に応じた規定入力軸回転数は、車両速度に応じて設定されるものであることから、ハイブリッドECU100は、多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)と現在の車両速度に基づいて規定入力軸回転数を求める。本実施形態では、車速センサ61が設けられ、検出したハイブリッド車両の走行速度(車速)がハイブリッドECU100に出力される。ハイブリッドECU100は、多段変速機13における第5速の変速段にて、現在の車速に応じた規定入力軸回転数を求める。なお、この車速センサ61は、加速度センサや車輪速センサなどを用いればよく、また、車両における各種の走行データや運転データから推定してもよい。
なお、ハイブリッドECU100は、第5速の変速段にて、車速と規定入力軸回転数との関係を表すマップを予め設定し、この回転数マップを用いて検出した車速に応じた規定入力軸回転数を採用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、多段変速機13における入力軸37の回転数を検出する入力軸回転数センサ62が設けられ、検出した入力軸37の回転数がハイブリッドECU100に出力される。ハイブリッドECU100は、この入力軸37の回転数が規定入力軸回転数以上となるように、つまり、入力軸37の回転数が規定入力軸回転数より低下しないようにモータジェネレータ14を制御する。なお、この入力軸回転数センサ62の代わりに、エンジン11の制御に用いられるエンジン回転数センサ(図示略)を用いたり、車両における各種の走行データや運転データから推定したりしてもよい。
ここで、本実施形態の車両の制御装置における変速制御の処理を図2のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
本実施形態の車両の制御装置における変速制御において、図2に示すように、ステップS11にて、ハイブリッドECU100は、車速センサ61が検出したハイブリッド車両の車速に応じて設定された多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)の規定入力軸回転数Nin1を求める。この場合、検出した車速と上述した回転数マップに基づいて規定入力軸回転数Nin1を求めることが好ましい。
ステップS12にて、ハイブリッドECU100は、入力軸回転数センサ62が検出した入力軸37の回転数Ninが規定入力軸回転数Nin1より低いかどうかを判定する。ここで、入力軸37の回転数Ninが規定入力軸回転数Nin1より低くないと判定(No)されたら、何もしないでこのルーチンを抜ける。
一方、ステップS12にて、入力軸37の回転数Ninが規定入力軸回転数Nin1より低いと判定(Yes)されたら、ステップS13にて、多段変速機13における入力軸37の回転数Ninが規定入力軸回転数Nin1以上となるようにモータECU102に指令を出力し、モータECU102は、インバータ23を用いてモータジェネレータ14を制御する。即ち、モータジェネレータ14を駆動し、駆動力を出力軸22から多段変速機13の入力軸37に伝達することで、入力軸37の回転数が大きく低下することを阻止する。
この場合、モータECU102は、モータジェネレータ14の出力トルクが0以上、つまり、正のトルクを出力するようにインバータ23を制御する。即ち、モータジェネレータ14が負の出力トルクを出力すると、多段変速機13におけるシンクロメッシュ機構が入力軸37と出力軸38を同期させるとき、不要な力が作用し、シンクロメッシュ機構に負担がかかると共に、同期に長時間を要してしまう。つまり、図3に示すように、多段変速機13が変速を行うとき、入力軸37の回転数が変動しても、入力軸37の回転数が規定入力軸回転数以上となるように制御することで、このときの入力軸37のトルク(モータジェネレータ14の出力トルク)が0となることで、適正な変速制御が実行されているものと推定される。
以下、上述した本実施形態の車両の制御装置における変速制御において、図4に示すように、ハイブリッド車両の走行中に、運転者がクラッチペダル51を踏込んで変速操作装置52を操作することで、多段変速機13の変速段を第5速から第4速に変更する場合の処理について説明する。
時間t1にて、運転者がクラッチペダル51を踏込んで、クラッチ12を切断状態に切り替え、時間t2にて、変速操作装置52を操作して第5速状態からニュートラル状態に変更すると、従来は、図4に点線で示すように、多段変速機13の入力軸37の回転数Nin0は、大きく低下する。一方、本実施形態では、多段変速機13の入力軸37の回転数Ninが、この多段変速機13における最高変速段に応じた規定入力軸回転数Nin1(図4における一点鎖線)以上となるようにモータジェネレータ14を制御することから、図4に実線で示すように、多段変速機13の入力軸37の回転数Ninは、従来のように大きく低下することはない。
その後、時間t3にて、運転者が変速操作装置52を操作してニュートラル状態から第4速状態に変更すると共に、クラッチペダル51を戻していくと、シンクロメッシュ機構の作用により、この多段変速機13の入力軸37の回転数Ninは上昇し、クラッチ12が接続状態となって多段変速機13がニュートラル状態から第4速状態に変更される。
また、多段変速機13の変速段を第3速から第4速に変更する場合、図5に示すように、時間t11にて、運転者がクラッチペダル51を踏込んでクラッチ12を切断状態に切り替え、時間t12にて、変速操作装置52を操作して第3速状態からニュートラル状態に変更すると、従来は、図5に点線で示すように、多段変速機13の入力軸37の回転数Nin0は、低下する。一方、本実施形態では、多段変速機13の入力軸37の回転数Ninが、この多段変速機13における最高変速段に応じた規定入力軸回転数Nin1(図5における一点鎖線)以上となるようにモータジェネレータ14を制御することから、図5に実線で示すように、多段変速機13の入力軸37の回転数Ninは、従来のように低下せずに規定入力軸回転数に維持される。
その後、時間t13にて、運転者が変速操作装置52を操作してニュートラル状態から第4速状態に変更すると共に、クラッチペダル51を戻していくと、シンクロメッシュ機構の作用により、この多段変速機13の入力軸37の回転数Ninは上昇し、クラッチ12が接続状態となって多段変速機13がニュートラル状態から第4速状態に変更される。
このように本実施形態の車両の制御装置にあっては、エンジン11にクラッチ12を介して多段変速機13の入力軸37を駆動連結可能とすると共に、モータジェネレータ14に多段変速機13の入力軸37を駆動連結し、多段変速機13の出力軸38に最終減速装置15を介して駆動輪16を駆動連結し、ハイブリッドECU100は、多段変速機13の入力軸37の回転数が、この多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)に応じた規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御する。
従って、運転者が変速操作装置52によりニュートラル状態とすると共に、クラッチペダル51によりクラッチ12が切断状態としても、多段変速機13の入力軸37の回転数が規定入力軸回転数よりも低下することはない。その結果、変速時における適正な同期制御を行うことができると共に、シンクロメッシュ機構により多段変速機13の入力軸37の回転数と出力軸38の回転数を同期するときに、このシンクロメッシュ機構における各種部材の磨耗が軽減され、シンクロメッシュ機構を保護して耐久性を向上して寿命を延長することができる。また、多段変速機13の入力軸37の回転数を制御するとき、変速操作装置52の操作位置などを検出する高精度なセンサなどを不要とすることができ、製品コストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態の車両の制御装置では、ハイブリッドECU100は、多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)と現在の車速に基づいて規定入力軸回転数を求める。従って、多段変速機13の装置構成として最高変速段が、例えば、第5速の変速段と決まっていれば、現在の車速に基づいて多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)に応じた規定入力軸回転数を容易に設定することができる。
また、本実施形態の車両の制御装置では、ハイブリッドECU100は、多段変速機13における入力軸37の回転数が多段変速機13における最高変速段(第5速の変速段)に応じた規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御するとき、このモータジェネレータ14の出力トルクが0以上となるように制御する。従って、モータジェネレータ14が負の(0よりも小さい)出力トルクを出力することがなく、多段変速機13におけるシンクロメッシュ機構が入力軸37と出力軸38を同期させるときに不要な力が作用せず、シンクロメッシュ機構の負担を軽減することができると共に、同期時間を短縮することができる。
なお、上述した実施形態では、上述した車両の制御装置における変速制御を常時実行しているが、多段変速機13の変速時にだけ行うように構成してもよい。即ち、クラッチ12にその切断状態を検出可能な検出センサを設け、この検出センサがクラッチ12の切断状態を検出したら、ハイブリッドECU100は、多段変速機13の入力軸37の回転数が規定入力軸回転数以上となるようにモータジェネレータ14を制御することとなる。この場合、検出センサは、クラッチペダル51の近傍に設けられて、運転者のよるこのクラッチペダル51の踏込みを検出するスイッチでよく、簡素で安価な検出センサ(スイッチ)により構成することが可能となる。
また、クラッチ12の切断状態を検出可能な検出センサに代えて、変速操作装置52に設けられて、運転者の変速操作装置52によるシフトレバーのニュートラル位置への操作を検出するスイッチでよく、簡素で安価な検出センサ(スイッチ)により構成することが可能となる。
また、上述した実施形態では、多段変速機13を、前進5段、後退1段の変速段を有するものとしたことから、多段変速機13における最高変速段が第5速の変速段となるが、この最高変速段は、有段変速機の構成に応じて設定されるものであり、前進4段であれば最高変速段が第4速の変速段となり、前進6段であれば最高変速段が第6速の変速段となる。
以上のように、本発明に係る車両の制御装置は、変速機の入力軸の回転数がこの変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように電気モータを制御することで、変速時における適正な同期制御が可能となると共に製品コストの増加を抑制可能とするものであり、いずれの車両を制御する装置にも有用である。
11 エンジン(内燃機関)
12 クラッチ(動力伝達切替装置)
13 多段変速機(動力伝達装置)
14 モータジェネレータ(電気モータ)
15 最終減速装置(動力伝達装置)
16 駆動輪
37 入力軸
38 出力軸
51 クラッチペダル
52 変速操作装置
61 車速センサ
62 入力軸回転数センサ
100 ハイブリッドECU(回転数制御部)
101 エンジンECU
102 モータECU
103 バッテリECU

Claims (4)

  1. 内燃機関と、
    電気モータと、
    入力軸に前記内燃機関及び前記電気モータが駆動連結されると共に出力軸に駆動輪が駆動連結される変速機と、
    前記内燃機関と前記駆動輪との間で動力を伝達可能な接続状態と動力を遮断可能な切断状態とに切替可能な動力伝達切断機構と、
    前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御する回転数制御部と、
    を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記回転数制御部は、前記変速機における最高変速段と現在の車両速度に基づいて前記規定入力軸回転数を求めることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記回転数制御部は、前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御するとき、該電気モータのトルクが0以上となるように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記動力伝達切断機構は、前記内燃機関と前記変速機との間に配置されるクラッチであり、該クラッチの切断状態を検出可能な検出センサを設け、該検出センサが前記クラッチの切断状態を検出したら、前記回転数制御部は、前記変速機における前記入力軸の回転数が前記変速機における最高変速段に応じた規定入力軸回転数以上となるように前記電気モータを制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の車両の制御装置。
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