JP2011218998A - ワイパ制御装置及びワイパ装置制御方法 - Google Patents

ワイパ制御装置及びワイパ装置制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイパ装置が途中停止した場合の再始動時に、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうのを防止し、急なワイパ動作によるユーザの違和感を解消する。
【解決手段】ワイパ装置1では、電動モータ6は、ワイパアームの位置に対応して設定された基準モータ速度Vaに基づいて駆動される。反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、電動モータ6の実際の回転速度と基準モータ速度Vaとを比較し、モータ実速度と基準モータ速度Vaとの差が、閾値SV1を超えている場合には、基準モータ速度Vaよりも遅い滑らか起動速度Vsにて電動モータ6を始動する。基準モータ速度Vaが現在減速状態にある場合には、滑らか起動速度Vsよりもさらに遅い減速時上限速度Vhにて電動モータ6を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータを正逆回転させてワイパアームを駆動するリバーシングワイパシステムにおけるワイパ制御技術に関し、特に、スタータON時などに一旦停止したワイパ装置を再始動させる際のワイパ動作に関する。
近年、自動車用のワイパ装置として、モータを正逆回転させてワイパアームを駆動する、いわゆるリバーシングワイパシステムが多く使用されている。リバーシングワイパシステムでは、マイコン搭載のコントローラによってモータの動作を制御しており、走行時の外乱に応じて、払拭動作を一定に保ったり、ブレードを格納したりなど、様々なワイパ動作の制御が行われる。
コントローラは、モータユニットのウォームホイール側に設けられたセンサにて、ワイパアームの絶対位置を検出し、モータのアマチュアシャフト側に設けられたセンサにて、ワイパアームの相対位置を検出する。そして、絶対位置と相対位置のデータを用いて、払拭動作時の反転位置や格納位置などを制御する。また、コントローラは、アマチュアシャフト側センサからの信号の入力周期から、モータの速度を算出する。算出されたモータ速度は、コントローラのROM内に予め記憶させてある基準モータ速度(目標速度MAP)と比較される。そして、現在のモータ速度を基準モータ速度に合わせるべく、例えば、PIDによるDuty制御により、モータへの給電電圧を可変させ、モータ速度を制御する。
特開2004−130876号公報
一方、前述のようなリバーシングワイパシステムでは、例えばスタータON時などでは、一方向回転モータを用いた通常のワイパシステムと同様に、一旦払拭動作を停止させ、スタータOFFにて再始動させる場合がある。ところが、再始動時における基準モータ速度が高い場合、コントローラは、モータ速度をこの基準モータ速度を目標として、モータ速度を急激に上昇させる。図10は、途中停止後のワイパ再始動時のモータ動作を示す説明図である。
図10に示すように、途中停止後のワイパ再始動では、ソフトスタート(PID制御を行わずにDutyを徐々に上昇させてモータの急動を抑える処理)によりモータが始動し、定速制御(PIDによる通常制御)に移行すると、モータ速度を基準モータ速度に合わせるためにモータが急加速する。モータが急加速すると、それに伴って、ワイパブレードの動きも急となるため、ワイパ装置が突然高速で動き出したような状態となり、運転者等のユーザに違和感を与える可能性がある。特に、アイドルストップを行う車両では、信号待ちからのスタートの際、このような現象が発生し易いという問題があり、その改善が求められていた。
本発明の目的は、ワイパ装置が途中停止した場合、その後の再始動の際に、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうのを防止し、急なワイパ動作によるユーザの違和感を解消することにある。
本発明のワイパ制御装置は、所定の反転位置間を往復動するワイパアームと、前記ワイパアームを駆動する電動モータと、を備えたワイパ装置の駆動制御を行うワイパ制御装置であって、前記電動モータの回転速度の目標として、前記ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度を格納する目標速度格納部と、前記反転位置間にて途中停止した前記ワイパアームを再始動する場合、前記第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動する始動制御部と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、スタータON時など、反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、通常の払拭動作の際に使用される第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて電動モータを駆動する。再始動時におけるモータ速度の目標となる第1目標速度が高いと、モータ速度を目標速度に合わせるべく、モータ速度が急激に上昇し、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうが、本発明では、第1目標速度よりも遅い第2目標速度に基づいて電動モータを駆動するので、モータ速度が急激に上昇せず、ワイパアームの急作動が抑えられる。
前記ワイパ制御装置において、該ワイパ制御装置に、前記電動モータの実際の回転速度を検出する実速度検出部と、前記実速度検出部にて検出された前記電動モータの実際の回転速度と、前記第1目標速度とを比較する速度比較部と、をさらに設け、前記速度比較部において算出された前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度との差が、予め定められた閾値を超えている場合には、前記始動制御部は、前記第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動するようにしても良い。
また、前記第1目標速度が現在減速状態にある場合には、前記始動制御部は、前記第2目標速度よりも低い速度に設定された第3目標速度に基づいて前記電動モータを駆動するようにしても良い。
本発明のワイパ制御方法は、所定の反転位置間を往復動するワイパアームと、前記ワイパアームを駆動する電動モータと、を備え、前記電動モータが、前記ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度に基づいて駆動されるワイパ装置の制御方法であって、前記反転位置間にて途中停止した前記ワイパアームを再始動する場合、前記第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とする。
本発明にあっては、スタータON時など、反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、通常の払拭動作の際に使用される第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて電動モータを駆動する。再始動時におけるモータ速度の目標となる第1目標速度が高いと、モータ速度を目標速度に合わせるべく、モータ速度が急激に上昇し、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうが、本発明では、第1目標速度よりも遅い第2目標速度に基づいて電動モータを駆動するので、モータ速度が急激に上昇せず、ワイパアームの急作動が抑えられる。
前記ワイパ制御方法において、前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度とを比較し、前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度との差が、予め定められた閾値を超えている場合には、前記第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動するようにしても良い。
また、前記第1目標速度が現在減速状態にある場合には、前記第2目標速度よりも低い速度に設定された第3目標速度に基づいて前記電動モータを駆動するようにしても良い。
前記ワイパ制御装置は、電動モータの回転速度の目標として、ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度を格納する目標速度格納部と、反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動する始動制御部と、を設けたので、スタータON時など、反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、通常の払拭動作の際に使用される第1目標速度よりも遅い第2目標速度に基づいて電動モータが始動される。従って、再始動時に、モータ速度が急激に上昇せず、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうのを防止でき、ワイパアームの急作動に伴うユーザの違和感をなくすことができる。
前記ワイパ制御方法は、ワイパアームを再始動する場合、電動モータの回転速度の目標として、ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて電動モータを駆動するようにしたので、スタータON時など、反転位置間にて途中停止したワイパアームを再始動する場合、通常の払拭動作の際に使用される第1目標速度よりも遅い第2目標速度に基づいて電動モータが始動される。従って、再始動時に、モータ速度が急激に上昇せず、ワイパアームが急速度でスタートしてしまうのを防止でき、ワイパアームの急作動に伴うユーザの違和感をなくすことができる。
本発明が適用されるリバーシングワイパシステムの構成を示すブロック図である。 本発明のワイパ制御方法が実行されるコントローラの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明のワイパ制御方法における処理手順の大枠を示すフローチャートである。 目標速度変更判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 MAP加減判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 目標速度設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 滑らか起動を実行した場合のワイパ再始動時のモータ動作を示す説明図である。 実速度と目標速度との差が小さい場合のワイパ再始動時のモータ動作を示す説明図である。 (a)は、モータ減速時に「滑らか起動」をそのまま実行した場合のモータ動作を示す説明図、同(b)は、モータの減速を考慮した「滑らか起動」を実行した場合のモータ動作を示す説明図である。 従来の制御形態における途中停止後のワイパ再始動時のモータ動作を示す説明図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用されるリバーシングワイパシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、ワイパ装置1は、運転席側と助手席側のワイパアーム2a,2bを備えており、ワイパアーム2a,2bは、リンク機構3にて接続されている。各ワイパアーム2a,2bには、ガラス面を払拭するためのワイパブレード4a,4bが取り付けられている。リンク機構3はモータユニット5に接続されており、ワイパ装置1は、モータユニット5によって駆動される。
モータユニット5は、電動モータ6(以下、モータ6略記する)とギアボックス7とから構成されている。モータ6側には、ワイパアーム2a,2bの相対位置を検出するセンサが、ギアボックス7側には、ワイパアーム2a,2bの絶対位置(例えば、下反転位置)を検出するセンサがそれぞれ設けられている。相対位置検出用のセンサからは、モータの回転に伴ってパルス信号が発せられる。また、絶対位置検出用のセンサからは、ワイパアーム2a,2bが下反転位置に来たときに単発信号が発せられる。
モータユニット5はコントローラ(ワイパ制御装置)8に接続されており、モータ6は、コントローラ8によって制御される。コントローラ8には、制御プログラムがインストールされたCPU11と、制御用の各種データが格納されたROM12が設けられている。コントローラ8は、各センサから出力される信号に基づき、ワイパアーム2a,2bの位置情報(現在位置)を算出する。そして、ROM12内の制御データを参照しつつ、CPU11内の制御プログラムに従って、払拭動作時の反転位置や格納位置などを制御する。
また、コントローラ8は、相対位置検出用センサからのパルス信号の入力周期から、モータ6の速度を算出する。算出されたモータ速度は、コントローラ8のROM12内に予め記憶させてある基準モータ速度Va(目標速度MAP値)と比較される。モータ6の目標速度である基準モータ速度Vaは、ワイパアーム2a,2bの位置と対応して設定されている。コントローラ8は、現在のアーム位置に基づいて、現在のモータ速度をその位置における基準モータ速度Vaに合わせるべく、モータ速度を制御する。この際、コントローラ8は、例えば、PID方式によるDuty制御により、モータ6への給電電圧を変化させてモータ速度を制御する。
このように、ワイパ装置1では、現在のモータ速度を基準モータ速度Vaに合わせるべく、モータ6を制御する。このため、コントローラ8は、ワイパ装置1が途中停止し、その後の再始動する場合には、その停止位置における目標速度である基準モータ速度Vaまでモータ速度を一気に上げようとする。前述のように、従来のワイパ装置では、このような制御形態により、ワイパブレードが急作動してしまう弊害があった。これに対し、本発明による制御形態では、現在のモータ速度と基準モータ速度Vaとの差に着目し、その差に応じてモータ6の制御形態を変化させ、速度の急変を緩和する「滑らか起動」を実行して、ワイパブレード4a,4bの急作動を防止している。
図2は、本発明のワイパ制御方法が実行されるコントローラ8の制御系の構成を示すブロック図である。図2に示すように、CPU11内には、実速度検出部13と、速度比較部14、始動制御部15が設けられている。実速度検出部13は、相対位置検出用センサからのパルス信号を受信し、その入力周期から、モータ6の現在の回転速度(実速度)を検出する。速度比較部14は、実速度検出部13にて検出したモータ6の現在の回転速度と、ROM12内に、目標速度MAP16として格納されている基準モータ速度Va(第1目標速度)とを比較する。始動制御部15は、速度比較部14における比較結果に基づいて、モータの急加速を防止すべく、モータ始動時の制御形態を変更する。すなわち、現在速度と基準モータ速度Vaとの差が予め設定された閾値を超えている場合、本来的な目標速度である基準モータ速度Vaよりも低く設定された緩行速度にてモータ6を始動させ、ワイパブレード4a,4bの急作動を防止する。
図3〜6は、本発明のワイパ制御方法の処理手順を示すフローチャートであり、図3は処理手順の大枠を、図4〜6は個別の処理手順をそれぞれ示している。また、図3〜6の処理は、図2に示した制御系にて実行され、図2に示すように、目標速度変更判定処理(S1)、MAP加減判定処理(S3)、目標速度設定処理(S4)の各処理が実行される。また、図7は、「滑らか起動」を実行した場合における、ワイパ再始動時のモータ動作を示す説明図である。
ステップS1の目標速度変更判定処理では、ソフトスタートから定速制御への切り替わり時に、現在のモータ速度と基準モータ速度Vaとを比較し、その差に基づいて「滑らか起動」を実行するか否かを決定する。そして、ステップS2にて、「滑らか起動」のON/OFFを判定し、ONの場合にはステップS3以下に進む。一方、OFFの場合にはステップS5に進み、MAP値(基準モータ速度Va)を目標モータ速度Vbとする通常の払拭制御を選択してルーチンを抜ける。
ステップS3のMAP加減判定処理では、基準モータ速度Vaを示すMAP値が、加速状況(あるいは一定状態)か減速状況かを判断し、S4の目標速度設定処理中にて実行される「減速時抑制制御」の要否を判断する条件を判定する。ステップS4の目標速度設定処理は、滑らか起動を行う場合に、具体的にモータの速度を設定する処理である。ステップS4では、滑らか起動により始動したモータの速度が、MAP値以上となったか否かを判断し、MAP値以上の場合には、滑らか起動の終了を決定する「滑らか起動終了判定」も併せて行われる。
このようなS1〜S4の処理により、図7に破線にて示したように、モータ6の速度目標(目標モータ速度Vb)が、MAP値よりも小さな値(滑らか起動速度Vs)に補正され、モータ実速度が実線のように抑えられる。これにより、モータ6が「滑らか起動」による緩行速度にて駆動され、急加速することなく、徐々にMAP値に近付いて行く。そして、MAP値に到達した後は定速制御が実施され、通常のPID制御によるワイパ動作に戻る。
そこで、S1,S3,S4の各処理について、図4〜6に従って説明する。まず、図4に示すように、ステップS1の「目標速度変更判定処理」では、ワイパスイッチがONされると処理が開始され、ステップS11にて、モータの制御形態をソフトスタートから定速制御に切り替えるタイミングが到来しているか否かが判断される。ソフトスタートから定速制御へは、モータを要求の回転方向に駆動させた後、相対位置検出用センサから、パルス信号が1パルス分(2エッジ)入力されたとき、制御形態が切り替えられる。制御形態の切り替えは、始動制御部15にて行われ、始動制御部15は、パルス信号の入力状態を確認し、1パルス分の信号入力を確認したときは、ステップS12に進み、確認されない場合には、ステップS1の処理を抜ける。
ステップS11にて、ソフトスタートから定速制御への切り替り時期到来、と判断し、ステップS12に進むと、モータ6の実速度と、現在のワイパアーム2a,2bの位置に対応した基準モータ速度Vaとが比較される。モータ実速度は、パルス信号に基づいて実速度検出部13にて算出され、モータ実速度と基準モータ速度Vaとの差は、ROM12内の目標速度MAP16に基づいて、速度比較部14にて求められる。ステップS12では、モータ実速度と基準モータ速度Vaとの差が、ROM12内に予め格納された閾値と比較される。
前述のように、実速度と基準モータ速度Vaとの差が大きい場合、そのままソフトスタートから定速制御に切り替えると、モータ6が急加速する(図10参照)。閾値SV1(第1閾値)は、この急加速を防止すべく、モータ始動時に「滑らか起動」を行うか否かを判断するための基準値として設定されている。従って、図7のように、実速度と基準モータ速度Vaとの差が大きい場合(閾値SV1以上の場合)には、緩行速度での始動が必要と判断し、ステップS13に進んで「滑らか起動」をONさせ、ルーチンを抜ける。これに対し、実速度と基準モータ速度Vaとの差が小さい場合(閾値SV1未満の場合)は、図8に示すように、急加速領域が小さいため、「滑らか起動」は不要となる。従って、その場合にはステップS14に進み、「滑らか起動」はOFF状態とされ、ルーチンを抜ける。
このようにステップS1にて、「滑らか起動」の要否が判断された後、ステップS2にて「滑らか起動:ON」が確認されると、ステップS3に進み、「MAP加減判定処理」が実行される。当該制御処理において、このようなMAP加減判定処理を行うのは、モータ減速時に、目標モータ速度Vbの緩行補正をMAP値まで行うと、実速度がMAP値をオーバーしてしまうおそれがあるためである。図9(a)は、モータ減速時に「滑らか起動」をそのまま実行した場合のモータ動作を示す説明図、同(b)は、モータの減速を考慮した「滑らか起動」を実行した場合のモータ動作を示す説明図である。
図9(a)に示すように、モータ減速時に「滑らか起動」を実行し、目標モータ速度Vbの補正をMAP値まで行うと、MAP値に至った時点で「滑らか起動」を終了しても、それまでモータ速度が上昇状態にあったため、制御応答性やモータ自体の慣性等により、モータ速度がMAP値に収束するまで、MAP値をオーバーしてしまう現象が生じる。このため、ワイパブレード4a,4bの挙動が不安定になったり、ワイパブレード4a,4bが反転位置からオーバーランしてしまったりするおそれがある。
そこで、本発明による制御形態では、モータの加減速を検出し、モータ減速時には、MAP値よりも手前の時点で目標モータ速度Vbの上昇を止める「減速時抑制制御」を実行し、MAP値のオーバーを防止している。すなわち、「滑らか起動」を実施する際に、モータの減速が検出された場合は、図9(b)に示すように、MAP値が所定の上限値に達した段階で目標モータ速度Vbを一定に変更する。これにより、モータ実速度がMAP値に至った時点で「滑らか起動」を終了しても、モータ速度は、MAP値をほとんどオーバーすることなく、円滑にMAP値に収束する。従って、不安定なブレード動作や反転位置でのオーバーランのような、ユーザが違和感を覚える現象を防止でき、円滑なワイパ制御が可能となる。
ステップS3のMAP加減判定処理は、このような「減速時抑制制御」の実行に必要な判定条件を得るため実行され、ここではまず、図5に示すように、ステップS31にて、先にステップS12にて求めた基準モータ速度Vaの今回のMAP値と、前回の処理でのMAP値とが比較される。なお、ここで言う「前回」,「今回」は、図3の制御処理1サイクル毎に識別される。ステップS31にて、今回のMAP値が前回のMAP値よりも小さい場合、つまり、MAP値が下降している場合は、ステップS32に進んで、今回のMAP値と、滑らか起動がONとなった時点のMAP値とが比較される。
ステップS32にて、今回のMAP値が、滑らか起動ON時のMAP値未満の場合には、滑らか起動スタート時よりもMAP値が減少している状態であるため、さらに、ステップS33に進んで両者の差と所定の閾値SV2(第2閾値)とが比較される。滑らか起動ON時のMAP値から今回のMAP値を減じた差値が、所定の閾値SV2以上の場合には、ステップS34に進み、基準モータ速度VaのMAP値が減速状態にある、と判断して、ルーチンを抜ける。
これに対し、ステップS32にて、今回のMAP値が、滑らか起動ON時のMAP値以上の場合には、MAP値が滑らか起動スタート時と変わらないか、増加している状態であり、図9(a)のような現象は生じないため、ステップS35に進み、基準モータ速度VaのMAP値は加速状態又は一定状態にある、と判断して、ルーチンを抜ける。また、ステップS33にて、滑らか起動ON時のMAP値から今回のMAP値を減じた差値が、所定の閾値SV2未満の場合は、滑らか起動スタート時よりもMAP値が減少しているが、減少量が少ないため、当該制御では、ステップS35に進み、MAP値は加速状態又は一定状態、というカテゴリに含ませて、ルーチンを抜ける。
一方、ステップS31にて、今回のMAP値が前回のMAP値以上の場合は、ステップS36に進んで、改めて、今回のMAP値と前回のMAP値が比較される。S36にて、今回のMAP値が前回のMAP値を超えている場合、つまり、MAP値が上昇している場合は、ステップS37に進み、MAP値は加速状態にある、と判断する。そして、ステップS38に進み、滑らか起動ON時のMAP値を今回のMAP値に更新し、ルーチンを抜ける。ここでMAP値の更新を行うのは、ワイパ動作が、モータ加速領域から減速領域に移行したとき、その切り替わりを認識し、「減速時抑制制御」の開始判定(S33)にて、閾値SV2と比較される「MAP値の減少量」を、ワイパ装置の動作状況に合わせるためである。
これに対し、ステップS36にて、今回のMAP値が前回のMAP値を超えていない場合は、ステップS31との関係から、今回のMAP値が前回のMAP値と等しいことを示している。従って、ステップS39に進み、MAP値は一定状態にある、と判断して、ルーチンを抜ける。
ステップS3にて「MAP加減判定処理」が実行された後、ステップS4に進み、図6の「目標速度設定処理」が実行される。この目標速度設定処理では、まず、「滑らか起動終了判定処理」が実行され、その後、目標モータ速度Vbの設定が行われる。滑らか起動終了判定処理では、図6に示すように、まずステップS41にて、現在のモータ速度(滑らか起動中)と今回のMAP値が比較される。滑らか起動中のモータ速度が今回のMAP値未満の場合には、速度未達と判断し、滑らか起動ONを維持し、ルーチンを抜ける。これに対し、滑らか起動でのモータ速度が今回のMAP値以上となった場合は、基準モータ速度Vaに達し「滑らか起動」の役割は終えた、と判断し、ステップS42に進み、滑らか起動を終了(OFF)する。そして、ステップS43にて、MAP値を基準モータ速度Vaとする通常の払拭制御を選択してルーチンを抜ける。
ステップS41にて「滑らか起動」の継続が決定されると、ステップS51以下に進み、目標モータ速度設定が行われる。ここではまず、ステップS51にて、モータ減速時における上限速度が設定される。この減速時上限速度Vh(第3目標速度)は、今回のMAP値と予め定めた設定値Tとの差の絶対値であり、モータ減速領域にて滑らか起動が実施される際、基準モータ速度VaとMAP値との差がある値(設定値T)未満となったときは、目標モータ速度Vbをそれ以上大きくせずに一定とするために設けられている。
ステップS51にて減速時上限速度Vhを設定した後、ステップS52に進み、モータの加減速状況が判断される。すなわち、先のS3の処理にて把握されたMAP値の推移状態に基づき、MAP値が加速状態にある場合、または、一定状態にある場合、あるいは、MAP値が減速状態にあり、且つ、前回の滑らか起動速度Vs(滑らか起動における前回のモータ速度)が減速時上限速度Vh未満の場合、の何れかであるか否かが判断される。
S52の条件に該当する場合は、ステップS53に進み、滑らか起動速度Vs(第2目標速度)として、初期付加値N+動作開始位置Kからのパルスカウント値P×所定の上昇値M(1パルス当たりの速度上昇値:上昇係数)を設定する(図7参照)。すなわち、滑らか起動速度Vsは、初期付加値Nを切片とする一次関数値として設定され、図7に破線にて示すように、初期付加値Nに、K点からのパルスカウント値Pに上昇値Mを乗じた値を加えた値が、新たな滑らか起動速度Vsとして設定される。
ここで、モータ実速度と基準モータ速度Vaとの差が閾値SV1以上となり「滑らか起動」を行う場合、速度0又はその近傍から緩行速度にて駆動すると、基準モータ速度Vaへの到達に時間が掛かり過ぎる場合がある。そこで、本発明による制御処理では、滑らか起動を行いつつ、モータ速度を目標値にできるだけ早く収束させるため、滑らか起動速度Vsに予め「ゲタを履かせる」趣旨にて、初期付加値Nを設定している。なお、滑らか起動時も、起動当初は、初期付加値Nに追いつく分だけモータ速度が急上昇するが(図7(b)のX部)、図8の場合と同等の僅かな時間であり、ユーザに違和感を与えるほどのものではない。
ステップS53にて滑らか起動速度Vsを新たに設定した後、ステップS54に進み、滑らか起動速度Vsと現在のMAP値(ワイパアームの位置に対応した現在の基準モータ速度Va=第1目標速度)が比較される。S54にて、設定した滑らか起動速度Vsが、現在のMAP値以上の場合には、現在のモータ速度は既に目標値に達しており、滑らか起動を行う必要はない。従って、その場合には、ステップS55に進み、目標モータ速度VbをMAP値に設定してルーチンを抜ける。つまり、通常の払拭制御が実施される。
これに対して、滑らか起動速度Vsが現在のMAP値未満の場合には、モータ速度を緩行補正すべく、ステップS56に進み、新たな滑らか起動速度Vsを目標モータ速度Vbに設定してルーチンを抜ける。これにより、図7に破線で示したような形にモータ速度が制御され、モータ6の急加速が抑えられる。従って、図10のような、モータ急加速によるワイパブレード4a,4bの急作動を防止することができ、ユーザに違和感を与えることなく、ワイパ装置1を再始動することが可能となる。
一方、S52の条件に該当しないとき、つまり、MAP値が減速状態にあるが、前回の滑らか起動速度Vsが減速時上限速度Vh以上となっている場合は、ステップS57に進む。S52の条件に該当しない場合とは、モータ速度が、図9(b)におけるA点に達した状態を示しており、当該制御では、この時点で目標モータ速度Vbを一定とし、MAP値オーバーを防止する。従って、ステップS57では、前回の滑らか起動速度Vsを目標モータ速度Vbとし、減速時上限速度Vhが滑らか起動速度Vsの上限値となるように制御し、ルーチンを抜ける。
このように、本発明の制御形態では、スタータON時など、反転位置間にて途中停止したワイパアーム2a,2bを再始動する場合、通常の払拭動作の際に使用される基準モータ速度Vaよりも遅い「滑らか起動速度Vs」にてモータ6を始動する。このため、途中停止からの再始動時においても、モータ速度が急激に上昇せず、ワイパアームの急作動が抑えられる。特に、アイドリングストップ車のように、スタータONを頻繁に行う車両では、途中停止からの再始動時にワイパアームが急作動せず、ユーザの違和感を大幅に軽減することができる。また、再始動の際、モータが減速する状態では、滑らか起動速度Vsが減速時上限速度Vhに抑えられるので、モータ速度がMAP値をオーバーすることなく円滑にMAP値に収束し、ワイパの挙動が不安定になることもない。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、ソフトスタートから定速制御への切り替わり時に、現在のモータ速度と基準モータ速度Vaとを比較して「滑らか起動」を実行するか否かを決定しているが、停止状態(速度=0)における基準モータ速度Va(MAP値)との差によって、「滑らか起動」の要否を判断しても良い。但し、通常払拭時のワイパアーム反転時(モータ正逆転切替時)では、停止と判断される以前にアームが反転している場合があるため、ソフトスタートから定速制御への切り替わり時を「滑らか起動」の実行判定の基準時とした方が、安定した制御を行う上で好ましい。
1 ワイパ装置
2a,2b ワイパアーム
3 リンク機構
4a,4b ワイパブレード
5 モータユニット
6 電動モータ
7 ギアボックス
8 コントローラ
11 CPU
12 ROM
13 実速度検出部
14 速度比較部
15 始動制御部
16 目標速度MAP
Va 基準モータ速度(第1目標速度)
Vb 目標モータ速度
Vs 滑らか起動速度(第2目標速度)
Vh 減速時上限速度(第3目標速度)
SV1 閾値
SV2 閾値
N 初期付加値
K 動作開始位置
P 動作開始位置からのパルスカウント値
M 上昇値
T 設定値

Claims (6)

  1. 所定の反転位置間を往復動するワイパアームと、前記ワイパアームを駆動する電動モータと、を備えたワイパ装置の駆動制御を行うワイパ制御装置であって、
    前記電動モータの回転速度の目標として、前記ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度を格納する目標速度格納部と、
    前記反転位置間にて途中停止した前記ワイパアームを再始動する場合、前記第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動する始動制御部と、を有することを特徴とするワイパ制御装置。
  2. 請求項1記載のワイパ制御装置において、該ワイパ制御装置は、
    前記電動モータの実際の回転速度を検出する実速度検出部と、
    前記実速度検出部にて検出された前記電動モータの実際の回転速度と、前記第1目標速度とを比較する速度比較部と、をさらに備え、
    前記始動制御部は、前記速度比較部において算出された前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度との差が、予め定められた閾値を超えている場合には、前記第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とするワイパ制御装置。
  3. 請求項1又は2記載のワイパ制御装置において、前記始動制御部は、前記第1目標速度が現在減速状態にある場合には、前記第2目標速度よりも低い速度に設定された第3目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とするワイパ制御装置。
  4. 所定の反転位置間を往復動するワイパアームと、前記ワイパアームを駆動する電動モータと、を備え、前記電動モータが、前記ワイパアームの位置に対応して設定された第1目標速度に基づいて駆動されるワイパ装置の制御方法であって、
    前記反転位置間にて途中停止した前記ワイパアームを再始動する場合、前記第1目標速度よりも低い速度に設定された第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とするワイパ制御方法。
  5. 請求項4記載のワイパ制御方法において、
    前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度とを比較し、前記電動モータの実際の回転速度と前記第1目標速度との差が、予め定められた閾値を超えている場合には、前記第2目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とするワイパ制御方法。
  6. 請求項4又は5記載のワイパ制御方法において、前記第1目標速度が現在減速状態にある場合には、前記第2目標速度よりも低い速度に設定された第3目標速度に基づいて前記電動モータを駆動することを特徴とするワイパ制御方法。
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