JP2011217996A - ヘアードライヤ - Google Patents

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直樹 鶴見
Takashi Matsuda
隆 松田
Naomi Ogami
奈緒美 尾上
Sachiko Nishigaki
幸子 西垣
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Abstract

【課題】髪の乾燥とボリュームアップを同時に行うことができる櫛型のアタッチメント付きヘアードライヤを提供すること。
【解決手段】熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端の空気吐き出し口に櫛形アタッチメント16が取り付けられたヘアードライヤで、櫛形アタッチメント16は、空気吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板16bと、前面基板16bから突出した複数本の櫛の歯16c、16dとを備え、これらの櫛の歯のうち一部は中空円筒形状で櫛の歯16cの途中から先端に至る割り溝16eが形成された送風用のノズルピンであり、他の櫛の歯16dはブラッシング用のピンとされている。ノズルピン16cは前面基板16bの中央部分に配置され、ブラッシングピン16dはノズルピン16cより長く、ノズルピン16cの外側周囲に配置されている。
【選択図】 図5

Description

この発明はヘアードライヤに関し、詳しくは、ヘアードライヤ本体の先端に装着する温風の吐出ノズルを櫛形アタッチメントとした、毛髪の乾燥、ボリュームアップのための適切な機能を有するヘアードライヤに関する。
従来、ヘアードライヤ、ヘアーブロッサ、あるいはハンドドライヤなどと呼ばれるヘアードライヤ類(以下まとめて「へアードライヤ」という)のうち、カール機能を重視した、いわゆるカールドライヤにおいては、カールドライヤ本体の風の吐出し口に吐き出される熱風を絞って毛髪の乾燥、セットを行えるように吐出ノズルを設けている。しかし、ノズルの開口面積を変化させて絞るだけでは、整風された熱風を得ることはできても、毛を梳かす場合に一方の手でドライヤを、他方の手で櫛を保持して梳かす必要があった。そこで、カールドライヤ本体に着脱される櫛形アタッチメントとして、ブローブラシ、ボリュームアップ用のロールブラシ、乾燥用のブラシなど必要な機能に対応したそれぞれのブラシが提供されていた。
この種のドライヤとして、下記特許文献1には、基体の上部パネル側に,テーパを持つ長い外部歯の列と、これよりも短い内部歯の列とを有し、基体の下部パネル側に把持エレメント(ハンドル)を有する髪の毛のグルーミング(毛繕い)装置が開示されている。下記特許文献1のこのグルーミング装置は、上記のような構造を有することによって、構成が簡潔で、ブラッシングすること、カールすること、毛を摘み上げること、逆毛をたてることなどの毛繕いを簡便に行うことができるものである。
また、下記特許文献2には、熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端の空気吐き出し口に櫛形アタッチメントを取り付けたヘアードライヤが開示されている。その櫛形アタッチメントは、アタッチメントの前面基板から突出した複数の中空円筒形状の歯にその歯を分割するように歯の途中から先端に至る割り溝が形成された櫛の歯を有している。そして、櫛形アタッチメントは、その櫛の歯がアタッチメントの前面基板の中央部分に複数列配置され、歯の周囲は風の吹き出し孔で囲まれた構成を有している。
このような下記特許文献2に開示されている櫛形アタッチメントによれば、その櫛の歯が、前面基板から突出した複数の中空円筒形状の歯に、その歯を分割する歯の中間部から先端に至る割り溝が設けられているので、櫛の歯の先端を十分に丸めることができ、弾力性もよく、頭皮をいためるおそれが少なく、かつ勢いのよい快適な風が得られるという効果を奏する。そして、この櫛形アタッチメントにおいては、毛髪の根元や頭皮に刺激を与え、あるいは毛髪の根元や頭皮に付着したゴミや埃、あるいは頭皮から分泌される臭いの元を除去することもできるとされている。
特開平6−38824号公報 特開2007−89642号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているグルーミング装置の上部パネルにおいては、櫛の歯が植えられた基体の中心には高温の空気を通すための孔を設けているが、この孔は上部パネルの基体面に開口しているので、整髪時に櫛の歯の先端部が捉えている頭髪の中にまで十分な温風を行渡らせることができない。そのためにブラッシングにはよいが、カールやボリュームアップに時間が掛かるので、髪の毛をいため、また風を強くする必要を生じて快適さが損なわれ、ファンの負荷を大きくするとカールドライヤが過熱するおそれも生じる。
また、上記特許文献2に開示されている吐出ノズルにおいては、櫛の歯に割り溝を設けているので、温風は十分に行渡るものの、櫛の歯に貫通孔があるために各櫛の歯の太さをあまり小さくできないこと、そのためにカール用としてはよいが、ブラッシング用の歯としては、やや太めになりがちであることなどの問題があった。
本発明者等は、前記のような従来技術の問題点を解決すべく種々検討を行った結果、ヘアードライヤの吐出ノズルにおいて、アタッチメントの櫛の歯として割り溝を形成した送風用のノズルピンと割り溝の無い整髪用のブラッシングピンを併設すると、1個のアタッチメントで髪の乾燥とボリュームアップが容易にできるヘアードライヤを提供できることを見出し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明は、1個のアタッチメントで快適なブラッシングと髪の乾燥とボリュームアップとが容易にできるヘアードライヤを提供することを目的とする。
また、本発明は、髪のカールの際にブラッシングピンに巻きつけられた髪毛の途中から先端まで送風が十分に行渡り、乾燥や加熱が速やかに行なわれる効率のよいヘアードライヤを提供することを目的とする。
また、本発明はブラッシングの際に髪毛がブラッシングピンに絡みつくことが少なく、髪にブラシの通りがよいヘアードライヤを提供することを目的とする。
請求項1の発明に係るヘアードライヤは、熱源、ファン及び前記ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端に設けた空気吐き出し口に櫛形アタッチメントが取り付けられたヘアードライヤにおいて、前記櫛形アタッチメントは、前記空気吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板と前記前面基板から突出した複数本の櫛の歯とを備え、前記櫛の歯のうち少なくとも一部は、中空円筒形状で途中から先端に至る割り溝が形成された送風用のノズルピンであって、前記前面基板の中央部分に配置され、他の櫛の歯は、整髪用のブラッシングピンであって、前記ノズルピンより長く形成されて前記ノズルピンの外側周囲に配置されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係るヘアードライヤは、請求項1に記載のヘアードライヤにおいて、前記ブラッシングピンには、側面に複数の凹部が形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るヘアードライヤは、請求項1又は2に記載のヘアードライヤにおいて、前記前面基板の前記ブラッシングピンの外側周囲は風の吹き出し孔で囲まれていることを特徴とする。
請求項4の発明に係るヘアードライヤは、請求項1〜3のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記複数本の櫛の歯は、前記前面基板に連結した基部から前記先端にかけて先細に形成され、前記先端部が丸められていることを特徴とする。
請求項5の発明に係るヘアードライヤは、請求項1〜4のいずれかに記載のヘアードライヤにおいて、前記櫛形アタッチメントは、前記前面基板にヘアードライヤ本体と連結する基部を備え、前記基部が前記空気吐き出し口に着脱可能に付けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、櫛形アタッチメントは空気吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板とその前面基板から突出した複数本の櫛の歯とを備え、前記櫛の歯のうち少なくとも一部は中空円筒形状でその途中から先端に至る割り溝が形成された送風用のノズルピンであって前面基板の中央部分に配置され、他の櫛の歯は整髪用のブラッシングピンであって送風用のノズルピンより長い寸法に形成されてノズルピンの外側周囲に配置されたことによって、髪のカールの際にブラッシングピンにからげられた髪毛の根元までノズルピンから風を送ることができる。櫛形アタッチメントがこのような構成を持つので、1本のブラシで快適なブラッシングと髪の乾燥とボリュームアップが容易にできるヘアードライヤを提供することができる。また、カールの際にブラッシングピンに巻きつけられた髪毛の途中から先端まで送風が十分に行渡り乾燥や温風による加熱が速やかに行なわれるので、効率よくカールさせることができるヘアードライヤを提供することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、ブラッシングピンは、ピンの側面に複数の凹部が形成されていることによって、ブラッシングの際に髪毛がブラッシングピンに絡みつくことが少なく、髪毛に通りがよいヘアードライヤを提供することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、前面基板のブラッシングピンの外側周囲は風の吹き出し孔で囲まれていることにより、吹き出す風に対する抵抗を小さくすることができ、ファンに対する負荷が小さくでき、効率が良く、毛根の刺激効果に優れた快適な風が得られるヘアードライヤを提供できる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、前記複数本の櫛の歯(ノズルピン及びブラッシングピン)は、前面基板に連結した基部から先端にかけて先細に形成され、その先端部が丸められていることによって、櫛の歯の弾力性もよく、その先端で頭の皮膚を傷めたりするおそれが無く、ブラッシングで髪毛の根元や皮膚に対して快適で大きな刺激を与えることができ、また髪毛の根元や皮膚に付着したゴミや埃、あるいは皮膚から分泌される臭いの元を除去することができる。
請求項5の発明によれば、櫛形アタッチメントは、前面基板にヘアードライヤ本体と連結する基部を備え、その基部が空気吐き出し口に着脱可能に取り付けられるようにしてあるので、ブラッシングや整髪の後でブラシの清掃をするのに便利であり、清潔な弾力性に優れた櫛の歯を備えて毛髪の乾燥、セットを行うことができる櫛形アタッチメントを提供することができる。
図1は、本発明の一実施例に係るカールドライヤの平面図である。 図2は、図1のカールドライヤ本体にとりつけられる櫛形アタッチメントの正面図である。 図3は、図1のカールドライヤ本体にとりつけられる櫛形アタッチメントの側面図である。 図4は、櫛形アタッチメントの上面図である。 図5は、櫛形アタッチメントの斜視図である。
以下、実施例及び図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのヘアードライヤの一例を例示するものであって、本発明をこのヘアードライヤに特定することを意図するものではない。本発明は、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
以下は、ヘアードライヤのうち特にカールドライヤを例として説明する。図1は、本発明に係るカールドライヤの一実施例の平面図である。図2は、図1のカールドライヤの本体にとりつけられる櫛形アタッチメントの正面図である。図3は、図2のカールドライヤの櫛形アタッチメントの側面図である。図4は、櫛形アタッチメントの上面図である。図5は、櫛形アタッチメントの斜視図である。
図1に示すカールドライヤ1は、図示しない熱源、ファン及びファンを駆動するモータを内蔵したカールドライヤ本体11の先端空気吐き出し口12に櫛形アタッチメント16を取り付けたものである。カールドライヤ1は、筒型をしたカールドライヤ本体11を備えている。カールドライヤ本体11表面には、電源スイッチと、通常の送風を行なうヘルシースイッチと、強風を送風するターボスイッチとの切替えスイッチ14が設けられている。また、カールドライヤ本体11には、送風のホットとクールとを切替えるスイッチ13と、櫛形アタッチメントの着脱ボタン15も設けられている。
このカールドライヤ本体11のケースは、図1に示すように、前部カバー11aと後部カバー11bから構成され、その先端に櫛形アタッチメント16が着脱自在に取り付けられる。ケースの前部カバー11a及び櫛形アタッチメント16は、ポリカーボネートや耐熱性ABS樹脂等の耐熱性プラスチックスの成型品により構成される。
ケースは、前部カバー11aの前部において縦断面の輪郭が前方に向けやや先細になった略円筒形をなしている。ケースの内部は、図示を省略したが、2つの部分からなる。カールドライヤ本体11の後端、すなわちケースの後端は吸気口であり、外気を導入するための複数の孔を設けた後部カバー11bが、多数の蜂の巣状の孔を備えた金属板の円形ドーム形状をなして取り付けられている。カールドライヤ本体11のケースの前端開口部12は風の吹き出し口となっており、そこに櫛形アタッチメント16が着脱自在に取り付けられている。一方、カールドライヤ本体11のケースの後部カバー11bの中心からは給電用の電気コードが、カールドライヤ本体11を回転させてももつれないようにして、引き出されている。
図示を省略したが、このカールドライヤ本体11のケース内部には、熱風発生室を配置している。すなわち、円筒形に形成された熱風発生室は、カールドライヤ本体11の外壁の中に絶縁外筒が配置され、熱風発生室の先端の外部へ熱風を吹き出す位置に吹き出し口グリルが取り付けられ、絶縁外筒の内部にニクロム線などの熱源を、さらに熱源の後方には風を送るファンモータを収納し、その後に送風室を設けモータに連結されたファンを設けている。送風室はファンにより、後部カバー11bの吸気口から取り込んだ空気を熱風発生室に送りこむ。
モータに連結された送風室内のファンの風は、熱風発生室の放熱板の間を前方の櫛形アタッチメント16に向かって送られる。なお、熱風発生室の先端部には、カールドライヤ本体11の先端から櫛形アタッチメント16内に突出するイオン発生のための放電装置が設けられていてもよい。
次に、櫛形アタッチメント16について説明する。櫛形アタッチメント16は、基部16a、前面基板16b、前面基板から突出する複数のピン状の櫛の歯を備えている。櫛の歯は、ピン状のものであるので、総称を櫛の歯と呼び、個別にはその形態によりノズルピン16c又はブラッシングピン16dと呼ぶことにする。
図2と図3に示したように、カールドライヤ本体11の先端に着脱自在に嵌めこまれる櫛形アタッチメント16の基部16aは、その背面は取り付けられるカールドライヤ本体11の先端に対応して円形の取付け部を備え、基部16aの上面は突出する複数の櫛の歯であるノズルピン16c、ブラッシングピン16dを備えた前面基板16bとして扁平な円形に形成されている。櫛形アタッチメント16は、カールドライヤ本体11の空気吐き出し口12にその基部16aが着脱可能な取り付け手段によって保持される。この取り付け手段は、この実施例では、空気吐き出し口12に嵌め合わせてフックにより係合し固定されるようになっているが、カールドライヤ本体11に櫛型アタッチメント16を着脱自在に装着できるものであれば、ねじ込み等であってもよく、特に限定されず、従来公知の手段を用いることができる。
櫛形アタッチメント16のノズルピン16cは、図4、図5に示したように、前面基板16bの中央部に3本の中空のノズルピン16cが突出している。ノズルピン16cには、前面基板16bに連続する中空円筒形状のピンの基部16hを残して、分割するようにピンの途中から先端に至る割り溝16eが設けられている。先端まで割り溝16eが形成され分割された形態のため、ノズルピン16cは弾力性があり、また、割り溝16eで分割された各部分の先端部16fが先細に形成されていて、先端は丸く滑らかに仕上げることができる。ノズルピン16cは中空であるため、その先端まで風を通すことができるので、使用に際しては頭髪の毛の中まで風を送り込むことができる。
櫛形アタッチメント16には、ブラッシングなどで整髪するためのブラッシングピン16dが、図4に示したように、前面基板16bの中央部にある送風用のノズルピン16cの周りにそのノズルピン16cを取り巻くように突出している。ブラッシングピン16dは、前面基板16b中央部にあるノズルピン16cの間にも設けてある。ブラッシングピン16dは、ノズルピン16cよりも寸法が長く、髪毛を持ち上げて分けることができる直径の小さいピン状のものであり、弾力性に富むピンである。その先端は丸く滑らかに仕上げるような成形が施してあるので肌をいためることなく、櫛としても、使い心地のよいものが得られる。したがって、ブラッシングピン16dはブラッシングに適しており、またブラッシングピン16dにより螺旋状の巻き毛を作ることができる。さらに、ブラッシングピン16dには、櫛形アタッチメント16の外周に面したその外側面に多数の凹み17が設けられている。この凹み17を設けると、ブラッシングのときに髪の通りがよくなるので好ましい。
櫛形アタッチメント16は、このような櫛の歯、すなわちノズルピン16c及びブラッシングピン16dが前面基板16bの中央部分とその周りに所定間隔で複数列(図では2列)配置され、ノズルピン16cとブラッシングピン16dの列の間には複数の多角形の風の吹き出し孔16gが設けられている。さらに、外側のブラッシングピン16dの外側にも前面基板16bの周囲に沿って複数の多角形の風の吹き出し孔16gが設けられている。ブラッシングピン16dの基部周囲に設けた風の吹き出し孔16gがあって、風の吹き出しに対する抵抗が少ないので、ファンに対する負荷は比較的小さくなり、風量の損失が少ない。
櫛形アタッチメント16の基部16a内には、ドライヤ先端の吐き出し口12からノズルピン16cの基部16hの開口及びブラッシングピン16dの基部周囲の風の吹き出し孔16gに連続する風の流路が形成される。一方、ノズルピン16cには、その途中から先端部に至る割り溝16eが形成され、流路に連通する貫通孔となっている。このような構成の櫛型アタッチメント16においては、カールドライヤ本体11から供給された空気は、流路を通り櫛形アタッチメント16の前面基板16b側でノズルピン16c周辺の風の吹き出し孔16gから流出するとともに、前面基板16bに設けた各ノズルピン16cの基部16hの貫通孔を通って、各歯の先端部16fから櫛の歯の長手方向外方に噴出する。
このようなドライヤによれば、毛髪の手入れがスムースにできる。例えば、濡れた髪毛を乾燥させる場合には、ブラッシングピン16dで髪毛をブラシしながらノズルピン16cの先端部から噴出される温風により髪毛の根元部まで乾燥させることができる。加えて、ブラッシングピン16dで髪毛の根元付近の皮膚を刺激したり、あるいは髪毛の根元や皮膚に付着したゴミや埃、あるいは皮膚から分泌される臭いの元を除去したりすることもできる。髪毛の根元や頭部の皮膚に対して刺激を与え、また髪毛の根元や皮膚に付着したゴミや埃または皮膚から分泌される臭いを除去するためには、カールドライヤ本体11からの空気供給量を増加させ、あるいはノズルピン16cの先端部16fから噴出する空気速度を速くすればよく、このためには、ノズルピン16cに形成する貫通孔の断面積を歯の先端部に向かって連続的に小さくすればよい。なお、カールドライヤ本体11から供給される空気には、温風、冷風のみならずスチームも含まれるようにしてもよい。
ブラッシングピン16dは、ノズルピン16cよりも寸法が長く、髪毛を持ち上げて分けることができ、ブラッシングのみならず巻き毛を作ることが容易である。持ち上げた髪毛をカールドライヤを回転させてブラッシングピン16dに巻きつけカールすると、中央部のノズルピン16cの割り溝16eからの送風が巻きつけられた髪毛の根元にまで温風を送るので、これにより螺旋状の巻き毛を容易に作ることができる。
このように、ノズルピン16cが、風の吹き出し方向と同軸方向に配列されていてかつその割り溝16eがあることによって空気の流れを妨げることが少ないので、ファンに与える負荷が少なくてすむ。ノズルピン16cによって熱風発生室からの風に整流効果が得られ、吹き出す風に勢いを与えることができる。したがって、快適な風が得られ、弾力あるブラッシングピン16dで梳かしながら毛髪の乾燥やカールが容易に行えるカールドライヤを提供できる。
ノズルピン16c及びブラッシングピン16dの本数、立設する間隔および長さについては特に限定されるものではない。しかしながら、特にブラッシングピン16dの本数はあまりに少ないと効果がないので、所望の効果がある数を選べばよい。また立設する間隔は、髪毛を梳かす作用が得られる範囲において適宜決定すればよい。長さについても、髪毛を梳かす作用を達成する限り特に限定はなく、一種類の長さ、大きさの歯だけでなく二種類以上の長さや大きさの歯を混ぜてもよい。
製造に当たって、前面基板16bとノズルピン16c及びブラッシングピン16dとは、アタッチメント基部16aとは別体に成形した後、アタッチメント基部16aに固着するのが容易であるが、アタッチメント基部16aと一体に成形してもよい。
櫛形アタッチメント16の成形加工は、透明あるいは不透明な耐熱性プラスチックスの成形により形成するので、その製造は容易簡単である。耐熱性プラスチックスの場合は、材質としては特に限定はなく、従来公知の材料を用いることができる。このような材料としては、例えばポリカーボネートや耐熱性ABS樹脂等の耐熱性プラスチックスがあり、また、ポリイミド樹脂は耐熱性とともに長い歯の成形に適する。それらの成型品により櫛形アタッチメント16を構成することができる。
上記実施例は、カールドライヤを例として説明したが、本発明の櫛形アタッチメントはカールドライヤに用途を限定するものではなく、他の方式のヘアードライヤにも適用できるものである。また、以上には、電熱式のカールドライヤを例として説明したが、本発明の櫛形アタッチメントはヘアードライヤの構造や熱源の形式を限定するものではない。電熱式に限らず、例えばブタンやバッテリなど他の加熱方式のヘアードライヤにも適用できる。
1 カールドライヤ
11 カールドライヤ本体
11a ケースの前の部分
11b 後部カバー
12 空気吐き出し口
13 スイッチ
14 切替えスイッチ
15 表示ランプ
16 櫛形アタッチメント
16a 基部
16b 前面基板
16c ノズルピン
16d ブラッシングピン
16e 割り溝
16f 歯の先端部
16g 風の吹き出し孔
16h 櫛の歯の基部
17 凹み


Claims (5)

  1. 熱源、ファン及び前記ファンを駆動するモータを内蔵したヘアードライヤ本体の先端に設けた空気吐き出し口に櫛形アタッチメントが取り付けられたヘアードライヤにおいて、
    前記櫛形アタッチメントは、前記空気吐き出し口の延在方向に設けられた板状の前面基板と前記前面基板から突出した複数本の櫛の歯とを備え、
    前記櫛の歯のうち少なくとも一部は、中空円筒形状で途中から先端に至る割り溝が形成された送風用のノズルピンであって、前記前面基板の中央部分に配置され、
    他の櫛の歯は、整髪用のブラッシングピンであって、前記ノズルピンより長く形成されて前記ノズルピンの外側周囲に配置されていることを特徴とするヘアードライヤ。
  2. 前記ブラッシングピンには、側面に複数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアードライヤ。
  3. 前記前面基板の前記ブラッシングピンの外側周囲は風の吹き出し孔で囲まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアードライヤ。
  4. 前記櫛の歯は、前記前面基板に連結した基部から前記先端にかけて先細に形成され、前記先端部が丸められていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヘアードライヤ。
  5. 前記櫛形アタッチメントは、前記前面基板にヘアードライヤ本体と連結する基部を備え、前記基部が前記空気吐き出し口に着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のヘアードライヤ。
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