JP2011213398A - ブリスターパッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、強度を高めつつ、台紙に印刷されたアイキャッチャの高い視認性を維持しつつ、表面及び裏面に収納部を形成可能なブリスターパッケージを提供する。
【解決手段】ブリスターパッケージ1は、表面側方向と裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部(表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111)を有するように形成されているブリスター101を有し、収納部に収納される被収納物を保持する台紙201が、ブリスター101の両面に接着され、ブリスター101の収納部の周辺を切れ目無く囲むように、台紙201が接着されている。
【選択図】図3
【解決手段】ブリスターパッケージ1は、表面側方向と裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部(表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111)を有するように形成されているブリスター101を有し、収納部に収納される被収納物を保持する台紙201が、ブリスター101の両面に接着され、ブリスター101の収納部の周辺を切れ目無く囲むように、台紙201が接着されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、製品、付属品等を収納する収納部を複数有する構造のブリスターパッケージに関する。
特許文献1及び特許文献2には、パッケージの片側に複数の収納部を有する構造を有するブリスターパッケージが開示されている。
また、図14において示される技術では、ブリスターで全体をカバーし、裏表両面に収納部を持つ構造を有するブリスターパッケージが開示されている。この技術では、周辺部において接着、熱着、ホチキス止め等の方法で固定されている。
さらに、図15において示される技術では、ブリスターの収納部を表用裏用に2つ設け、それを台紙で挟んで固定する構造を有するブリスターパッケージが開示されている。
また、図14において示される技術では、ブリスターで全体をカバーし、裏表両面に収納部を持つ構造を有するブリスターパッケージが開示されている。この技術では、周辺部において接着、熱着、ホチキス止め等の方法で固定されている。
さらに、図15において示される技術では、ブリスターの収納部を表用裏用に2つ設け、それを台紙で挟んで固定する構造を有するブリスターパッケージが開示されている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の方法においては、収納部は全て片側に設けられている為に、陳列の際に確実に見せたい物と、あまり見せたくない物とを同時にパッケージすることはできないという不利益があった。
ここで、たとえば、陳列の際に確実に見せたい物とは製品の本体部等が、あまり見せたくない物とは付属品が該当する。
さらに、この複数の収納部を顧客に見せる側に設けると、顧客にアピールするための宣伝文、ロゴ、図柄等(以下、「アイキャッチャ」という)を形成(印刷、成形等)するための面積が不足するという不利益があった。
ここで、たとえば、陳列の際に確実に見せたい物とは製品の本体部等が、あまり見せたくない物とは付属品が該当する。
さらに、この複数の収納部を顧客に見せる側に設けると、顧客にアピールするための宣伝文、ロゴ、図柄等(以下、「アイキャッチャ」という)を形成(印刷、成形等)するための面積が不足するという不利益があった。
本発明は、強度を高めつつ、台紙に印刷されたアイキャッチャの高い視認性を維持しつつ、表面及び裏面に収納部を形成可能なブリスターパッケージを提供することにある。
本発明のブリスターパッケージは、表面側方向と裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部を有するように形成されているブリスターを有し、前記収納部に収納される被収納物を保持する台紙が、前記ブリスターの両面に接着され、前記ブリスターの前記収納部の周辺を切れ目無く囲むように、前記台紙が接着されている。
本発明によると、強度を高めつつ、台紙に印刷されたアイキャッチャの高い視認性を維持しつつ、表面及び裏面に収納部を形成可能なブリスターパッケージを提供することができる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施形態とする)について説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態の説明
2.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての組み立て方法の説明
3.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の説明
4.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態の説明
5.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態についての組み立て方法の説明
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態の説明
2.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての組み立て方法の説明
3.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の説明
4.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態の説明
5.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態についての組み立て方法の説明
<1.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態の説明>
図1は、本発明のブリスターパッケージ1の外観の斜視図である。
図1は、本発明のブリスターパッケージ1の外観の斜視図である。
ブリスターパッケージ1は、その内部に被収納物(製品、各種の付属品、説明書、保証書等)を収納して、店頭にて陳列(多くは、陳列フックにフック用穴部13を通すことによって架下されて陳列)される。
ここで、顧客に製品をアピールすることが主目的である面側を表面側方向といい、その反対側を裏面側方向という。図1においては、紙面左方向が表面側方向に該当し、紙面右方向が裏面側方向に該当する。
ブリスターパッケージ1の表面側方向の面には、アイキャッチャが形成されている。
このアイキャッチャは顧客の目に止まるように意匠を凝らされており、このアイキャッチャが汚れ、すれ、不必要な反射(てかり)等によって視認性が悪くなることは、製品の売れ行きを左右する重大事項である。
また、アイキャッチャの外部方向位置に後述するブリスター101によるアイキャッチャが外部に認識される変色、すれ、不必要な反射(てかり)等も同様に重大事項である。
さらに、保護シート等の透明部材(半透明部材)等が設けられている場合には、透明部材(半透明部材)によるアイキャッチャが外部に認識される変色、すれ、不必要な反射(てかり)等も同様に重大事項である。
ここで、顧客に製品をアピールすることが主目的である面側を表面側方向といい、その反対側を裏面側方向という。図1においては、紙面左方向が表面側方向に該当し、紙面右方向が裏面側方向に該当する。
ブリスターパッケージ1の表面側方向の面には、アイキャッチャが形成されている。
このアイキャッチャは顧客の目に止まるように意匠を凝らされており、このアイキャッチャが汚れ、すれ、不必要な反射(てかり)等によって視認性が悪くなることは、製品の売れ行きを左右する重大事項である。
また、アイキャッチャの外部方向位置に後述するブリスター101によるアイキャッチャが外部に認識される変色、すれ、不必要な反射(てかり)等も同様に重大事項である。
さらに、保護シート等の透明部材(半透明部材)等が設けられている場合には、透明部材(半透明部材)によるアイキャッチャが外部に認識される変色、すれ、不必要な反射(てかり)等も同様に重大事項である。
ブリスターパッケージ1は、台紙201の表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205にブリスター101が挟まれている。
そして、ブリスター101は表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111を有している。
表面側方向収納部109は、表面側方向台紙203を貫通して表面側方向に凸形状に突出している。
裏面側方向収納部111は、裏面側方向台紙205を貫通して裏面側方向に凸形状に突出している。
そして、ブリスター101は表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111を有している。
表面側方向収納部109は、表面側方向台紙203を貫通して表面側方向に凸形状に突出している。
裏面側方向収納部111は、裏面側方向台紙205を貫通して裏面側方向に凸形状に突出している。
表面側方向収納部109には、表面側方向被収納物309が収納されている。
裏面側方向収納部111には、裏面側方向被収納物311が収納されている。
通常、表面側方向被収納物309は製品であり、裏面側方向被収納物311は付属品が該当する。もっとも、表面側方向被収納物309と裏面側方向被収納物311をこれに限定する趣旨ではない。
また、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111の形状は、被収納物の形状に合わせて、又は、アイキャッチャとしての機能を向上させるために適宜変更可能である。
さらに、ブリスターパッケージ1の形状も、適宜変更可能である。
裏面側方向収納部111には、裏面側方向被収納物311が収納されている。
通常、表面側方向被収納物309は製品であり、裏面側方向被収納物311は付属品が該当する。もっとも、表面側方向被収納物309と裏面側方向被収納物311をこれに限定する趣旨ではない。
また、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111の形状は、被収納物の形状に合わせて、又は、アイキャッチャとしての機能を向上させるために適宜変更可能である。
さらに、ブリスターパッケージ1の形状も、適宜変更可能である。
ここで、アイキャッチャは、表面側方向台紙203に印刷されるものが通常であるが、例えば、表面側方向台紙203の表面の厚さを変えること等によっても形成される。
さらに、ブリスターパッケージ1の形状及び表面側方向収納部109を一定の形状にしてアイキャッチャとして機能させることも可能である。
なお、表面側方向被収納物309も顧客に製品を展示して誘引する機能を有していることから、表面側方向被収納物309もアイキャッチャとしての機能を有している。
さらに、ブリスターパッケージ1の形状及び表面側方向収納部109を一定の形状にしてアイキャッチャとして機能させることも可能である。
なお、表面側方向被収納物309も顧客に製品を展示して誘引する機能を有していることから、表面側方向被収納物309もアイキャッチャとしての機能を有している。
なお、ブリスター101は通常透明又は半透明に形成されている。そして、ブリスター101はプラスチック性の材料によって形成されている。もっとも場合によっては、ブリスター101は不透明に形成されていても良いし、プラスチック以外の材料によって形成されていても良い。
台紙201は、表面がコーティングされた紙によって形成されている。もっとも、台紙201の材料は紙に限定する趣旨ではなく、たとえば、プラスチック等の材料で形成されていても良い。
台紙201は、表面がコーティングされた紙によって形成されている。もっとも、台紙201の材料は紙に限定する趣旨ではなく、たとえば、プラスチック等の材料で形成されていても良い。
図2は、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1の各構成要件の展開図である。
図2(a)はブリスター101の展開図であり、図2(b)は台紙201の展開図である。
図2(a)はブリスター101の展開図であり、図2(b)は台紙201の展開図である。
図2(a)のように、ブリスター101は、表面側方向に配置される表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105から構成される。
表面側方向ブリスター103は長方形形状を有している。裏面側方向ブリスター105は、表面側方向ブリスター103の短手方向の長さよりも短い辺からなる、略正方形形状を有している。
そして、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とは、表面側方向ブリスター103の長手方向の辺において接続している。
この表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105との接続部をブリスター山折線107という。
ブリスターパッケージ1を組み立てる際に、このブリスター山折線107を山折りする(具体的には、図3の説明を参照のこと)。
また、表面側方向ブリスター103の長手方向のブリスター山折線107とは反対側の辺を表面側方向ブリスター上方端部103aという。
表面側方向ブリスター103は長方形形状を有している。裏面側方向ブリスター105は、表面側方向ブリスター103の短手方向の長さよりも短い辺からなる、略正方形形状を有している。
そして、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とは、表面側方向ブリスター103の長手方向の辺において接続している。
この表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105との接続部をブリスター山折線107という。
ブリスターパッケージ1を組み立てる際に、このブリスター山折線107を山折りする(具体的には、図3の説明を参照のこと)。
また、表面側方向ブリスター103の長手方向のブリスター山折線107とは反対側の辺を表面側方向ブリスター上方端部103aという。
表面側方向ブリスター103のブリスター山折線107とは反対側の位置に、ブリスターフック用穴部113が形成されている。
表面側方向ブリスター103の中央付近には、表面側方向収納部109が形成されている。
表面側方向収納部109は、角柱形状を有しており表面側方向に凸状の突起が突出して形成されている。この凸状の突起は断面形状がコ字形状を有している。
また、裏面側方向ブリスター105の中央付近には、裏面側方向収納部111が形成されている。
裏面側方向収納部111は、角柱形状を有しており表面側方向に凸状の突起が突出して形成されている。この凸状の突起は断面形状がコ字形状を有している。
表面側方向ブリスター103の中央付近には、表面側方向収納部109が形成されている。
表面側方向収納部109は、角柱形状を有しており表面側方向に凸状の突起が突出して形成されている。この凸状の突起は断面形状がコ字形状を有している。
また、裏面側方向ブリスター105の中央付近には、裏面側方向収納部111が形成されている。
裏面側方向収納部111は、角柱形状を有しており表面側方向に凸状の突起が突出して形成されている。この凸状の突起は断面形状がコ字形状を有している。
なお、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105の接続は、表面側方向ブリスター103の長手方向位置で接続されている必要はなく、短手方向の全辺又は辺の一部で接続されていても良い。
また、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105の大きさも、表面側方向ブリスター103が裏面側方向ブリスター105よりも大きく形成されている必要はなく、任意に変更可能である。
また、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105の大きさも、表面側方向ブリスター103が裏面側方向ブリスター105よりも大きく形成されている必要はなく、任意に変更可能である。
図2(b)のように、台紙201は表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを有している。
そして、表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とは、長方形の略同一の形状を有している。
表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とは、それぞれの長手方向において接続されている。
そして、この接続されている部分を台紙山折線207といい、この位置から山折りされる。
また、表面側方向台紙203の形状は表面側方向ブリスター103とほぼ同一の形状で又は大きく形成されており、裏面側方向台紙205の形状は裏面側方向ブリスター105よりも大きく形成されている。
つまり、台紙201の大きさは、ブリスター101の大きさと同等又はそれ以上である。これによって、台紙201は完全にブリスター101を挟み込み、かつ、固定することが可能となっている。
そして、表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とは、長方形の略同一の形状を有している。
表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とは、それぞれの長手方向において接続されている。
そして、この接続されている部分を台紙山折線207といい、この位置から山折りされる。
また、表面側方向台紙203の形状は表面側方向ブリスター103とほぼ同一の形状で又は大きく形成されており、裏面側方向台紙205の形状は裏面側方向ブリスター105よりも大きく形成されている。
つまり、台紙201の大きさは、ブリスター101の大きさと同等又はそれ以上である。これによって、台紙201は完全にブリスター101を挟み込み、かつ、固定することが可能となっている。
表面側方向台紙203には、表面側方向ブリスター103に形成された表面側方向収納部109に対応する位置に表面側方向収納部用穴部209が形成されている。
この表面側方向収納部用穴部209は抜け穴構造となっており、表面側方向収納部109の外周よりも僅かに大きく形成されている。
また、ブリスター山折線107から表面側方向収納部109までの距離と、台紙山折線207から表面側方向収納部用穴部209までの位置とはほぼ等しい。
この表面側方向収納部用穴部209は抜け穴構造となっており、表面側方向収納部109の外周よりも僅かに大きく形成されている。
また、ブリスター山折線107から表面側方向収納部109までの距離と、台紙山折線207から表面側方向収納部用穴部209までの位置とはほぼ等しい。
裏面側方向台紙205には、裏面側方向ブリスター105に形成された裏面側方向収納部111に対応する位置に裏面側方向収納部用穴部211が形成されている。
この裏面側方向収納部用穴部211は抜け穴構造となっており、裏面側方向収納部111の外周よりも僅かに大きく形成されている。
また、ブリスター山折線107から裏面側方向収納部111までの距離と、台紙山折線207から裏面側方向収納部用穴部211までの位置とはほぼ等しい。
この裏面側方向収納部用穴部211は抜け穴構造となっており、裏面側方向収納部111の外周よりも僅かに大きく形成されている。
また、ブリスター山折線107から裏面側方向収納部111までの距離と、台紙山折線207から裏面側方向収納部用穴部211までの位置とはほぼ等しい。
表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205の台紙山折線207とは反対側方向の位置には、それぞれ表面側方向台紙フック用穴部213aと裏面側方向台紙フック用穴部213bとが設けられている。
表面側方向台紙フック用穴部213aと裏面側方向台紙フック用穴部213bとは、台紙山折線207からほぼ同距離の位置に形成されている。
表面側方向台紙フック用穴部213a、裏面側方向台紙フック用穴部213b及びブリスターフック用穴部113によって、フック用穴部13が形成される。
表面側方向台紙フック用穴部213aと裏面側方向台紙フック用穴部213bとは、台紙山折線207からほぼ同距離の位置に形成されている。
表面側方向台紙フック用穴部213a、裏面側方向台紙フック用穴部213b及びブリスターフック用穴部113によって、フック用穴部13が形成される。
表面側方向台紙203の台紙山折線207とは反対方向の端面を表面側方向台紙上方端部203aといい、裏面側方向台紙205の台紙山折線207とは反対方向の端面を裏面側方向台紙上方端部205aという。
図3は、第1の実施形態のブリスターパッケージ1を構成する各構成部材の位置関係の説明図である。
図3のように、ブリスター101の収納部に被収納物が挿入される。
より具体的には、表面側方向ブリスター103に形成されている表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。また、裏面側方向ブリスター105に形成されている裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
なお、図3のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、ブリスター101の同一面側に構成されている。
ブリスター101はブリスター山折線107で表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111が形成されている側に山折りされる。
台紙201も同じく山折されて、山折りされたブリスター101は台紙201の間に挟み込まれる。
より具体的には、台紙201の表面側方向台紙203は表面側方向ブリスター103側に、裏面側方向台紙205は裏面側方向ブリスター105側に、位置する様に挟み込まれる。
台紙201は、台紙山折線207において山折りされる。
なお、この際に、表面側方向ブリスター103の表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通するように組み立てられる。同様に、裏面側方向ブリスター105の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通するように組み立てられる。
より具体的には、表面側方向ブリスター103に形成されている表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。また、裏面側方向ブリスター105に形成されている裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
なお、図3のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、ブリスター101の同一面側に構成されている。
ブリスター101はブリスター山折線107で表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111が形成されている側に山折りされる。
台紙201も同じく山折されて、山折りされたブリスター101は台紙201の間に挟み込まれる。
より具体的には、台紙201の表面側方向台紙203は表面側方向ブリスター103側に、裏面側方向台紙205は裏面側方向ブリスター105側に、位置する様に挟み込まれる。
台紙201は、台紙山折線207において山折りされる。
なお、この際に、表面側方向ブリスター103の表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通するように組み立てられる。同様に、裏面側方向ブリスター105の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通するように組み立てられる。
図4は、図3のIV−IVにおける断面図である。
図4のように、ブリスターパッケージ1は、表面側方向から(紙面左側から)表面側方向台紙203、表面側方向ブリスター103、裏面側方向ブリスター105、裏面側方向台紙205の順に形成されている。
また、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103との間には、表面側方向接着材部403が形成されており、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103とを接合している。
同様に、裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105との間には、裏面側方向接着材部405が形成されており、裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105とを接合している。
なお、表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405は、接着が可能であればどのようなものであっても良い。
さらになお、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103との間及び裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105との間を接合可能であれば、接着材料を用いる必要はない。たとえば、表面側方向台紙203若しくは表面側方向ブリスター103のいずれかを溶かす等して、圧着、熱着、溶着しても良い。裏面側方向台紙205若しくは裏面側方向ブリスター105との関係についても同様である。
また、ブリスター101及び台紙201を特定の形状にして接合させても良い。
また、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103との間には、表面側方向接着材部403が形成されており、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103とを接合している。
同様に、裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105との間には、裏面側方向接着材部405が形成されており、裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105とを接合している。
なお、表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405は、接着が可能であればどのようなものであっても良い。
さらになお、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103との間及び裏面側方向台紙205と裏面側方向ブリスター105との間を接合可能であれば、接着材料を用いる必要はない。たとえば、表面側方向台紙203若しくは表面側方向ブリスター103のいずれかを溶かす等して、圧着、熱着、溶着しても良い。裏面側方向台紙205若しくは裏面側方向ブリスター105との関係についても同様である。
また、ブリスター101及び台紙201を特定の形状にして接合させても良い。
なお、図4のように、表面側方向ブリスター103の表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通している。
また、裏面側方向ブリスター105の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通している。
さらに、図4のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111との間にも裏面側方向接着材部405が形成されている。
この表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111との間に形成された裏面側方向接着材部405は、図4のように、裏面側方向ブリスター105の端部位置において、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とを接合している。
また、裏面側方向ブリスター105の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通している。
さらに、図4のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111との間にも裏面側方向接着材部405が形成されている。
この表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111との間に形成された裏面側方向接着材部405は、図4のように、裏面側方向ブリスター105の端部位置において、表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とを接合している。
図5は、表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405が形成されている部分の説明図である。
図5のように、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111よりも外側位置に表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405が形成されている(図8の説明も参照のこと)。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は表面側方向収納部109に製品本体を収納しつつ、裏面側方向収納部111に付属品等を収納することが可能となる。
つまり、特許文献1及び特許文献2では、表面側方向にしか被収納物を収納する収納部が存在しなかったが、第1の実施形態では、表面側方向及び裏面側方向の両方に被収納物を収納することが可能となる。
そして、このことによって、表面側方向に製品本体を収納して商品をアピールすることが可能となり、さらに、アイキャッチャを形成(印刷等)するスペースを十分に確保することが可能となる。
つまり、特許文献1及び特許文献2では、表面側方向にしか被収納物を収納する収納部が存在しなかったが、第1の実施形態では、表面側方向及び裏面側方向の両方に被収納物を収納することが可能となる。
そして、このことによって、表面側方向に製品本体を収納して商品をアピールすることが可能となり、さらに、アイキャッチャを形成(印刷等)するスペースを十分に確保することが可能となる。
以上のように構成したことから、図14及び図15に記載された技術よりも、強度を高めることが可能となっている。
つまり、図14の技術では接着を行っていないので、簡単に、ブリスター101の表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105との接合を引き離して、表面側方向収納部109又は裏面側方向収納部111の被収納物を取り出すことができる。
一方、第1の実施形態では図5のように、接着材部401の面積が極めて大きいので、容易に表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とを引き離すことができない。
また、図15では、接着材部401による接着を行っているとはいえ、その接合は表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205との接合はあくまで紙と紙との接合であり、強度が十分とはいえない。その結果、ブリスターパッケージ1が容易に破かれて、盗難に有ってしまうというおそれも有る。
一方、第1の実施形態では、表面側方向台紙203と強度の高い表面側方向ブリスター103とが表面側方向接着材部403で接合され、裏面側方向台紙205と強度の高い裏面側方向ブリスター105とが裏面側方向接着材部405で接合されている。そして、このことによって、ブリスターパッケージ1全体の強度を上げることが可能となっている。
以上のことから、ブリスターパッケージ1の強度が上がり、容易に被収納物が取り出されてしまう等の盗難を防止する効果が有る。
つまり、図14の技術では接着を行っていないので、簡単に、ブリスター101の表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105との接合を引き離して、表面側方向収納部109又は裏面側方向収納部111の被収納物を取り出すことができる。
一方、第1の実施形態では図5のように、接着材部401の面積が極めて大きいので、容易に表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とを引き離すことができない。
また、図15では、接着材部401による接着を行っているとはいえ、その接合は表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205との接合はあくまで紙と紙との接合であり、強度が十分とはいえない。その結果、ブリスターパッケージ1が容易に破かれて、盗難に有ってしまうというおそれも有る。
一方、第1の実施形態では、表面側方向台紙203と強度の高い表面側方向ブリスター103とが表面側方向接着材部403で接合され、裏面側方向台紙205と強度の高い裏面側方向ブリスター105とが裏面側方向接着材部405で接合されている。そして、このことによって、ブリスターパッケージ1全体の強度を上げることが可能となっている。
以上のことから、ブリスターパッケージ1の強度が上がり、容易に被収納物が取り出されてしまう等の盗難を防止する効果が有る。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は被収納物を確実に保持することが可能となる。
つまり、図14の技術では、台紙201とブリスター101、あるいは、ブリスター101の表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105、とは周辺部でしか固定されていないので、被収納物を確実に保持することができない。
その結果、表面側方向収納部109又は裏面側方向収納部111に収納される被収容物(製品、付属品等)との固定が不十分になり易く、輸送中に外力が加わった場合に被収納物の位置がずれてしまうおそれが有る。
また、ずれが生じ無いとしても、輸送中に被収納物が振動し、ブリスター101又は台紙201と擦れてしまい、被収納物、ブリスター101又は台紙201に傷が生じてしまうおそれが有る。
そして、被収納物に傷が生じてしまうと商品価値が著しく低下してしまうし、ブリスター101又は台紙201に傷が生じてしまうとアイキャッチャとしての機能が著しく低下してしまう。
また、図15の技術では表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111とがオーバーラップしていることから、被収納物の保持が十分ではなかった。
一方、第1の実施形態では図5のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111とがオーバーラップしていないことから、被収納物の保持をより確実にすることができる。
つまり、図14の技術では、台紙201とブリスター101、あるいは、ブリスター101の表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105、とは周辺部でしか固定されていないので、被収納物を確実に保持することができない。
その結果、表面側方向収納部109又は裏面側方向収納部111に収納される被収容物(製品、付属品等)との固定が不十分になり易く、輸送中に外力が加わった場合に被収納物の位置がずれてしまうおそれが有る。
また、ずれが生じ無いとしても、輸送中に被収納物が振動し、ブリスター101又は台紙201と擦れてしまい、被収納物、ブリスター101又は台紙201に傷が生じてしまうおそれが有る。
そして、被収納物に傷が生じてしまうと商品価値が著しく低下してしまうし、ブリスター101又は台紙201に傷が生じてしまうとアイキャッチャとしての機能が著しく低下してしまう。
また、図15の技術では表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111とがオーバーラップしていることから、被収納物の保持が十分ではなかった。
一方、第1の実施形態では図5のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111とがオーバーラップしていないことから、被収納物の保持をより確実にすることができる。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1はブリスター101による不必要な反射(てかり)を生じない構成とすることができる。
つまり、図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては台紙201が全てブリスター101(表面側方向ブリスター103等)によっておおわれている。その為、ブリスター101によって不必要な反射が生じてしまい、台紙201に印刷されたアイキャッチャが見えにくく(てかる)なってしまうという不利益があった。
つまり、ブリスター101によって光が反射してしまい、台紙201に印刷されたアイキャッチャが見えにくくなってしまっていた。
さらに、この図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては、アイキャッチャが変色して見えてしまうという不利益もあった。
つまり、ブリスター101は透明(半透明)に形成されているもののその光の透過率は100%ではない為に、アイチャッチャの色彩が変わってしまう、又は、アイキャッチャの色が暗くなってしまうという不利益が有る。
一方、第1の実施形態では台紙201の外側方向にはブリスター101が配置されていないのであるから、ブリスター101によって不必要な反射(てかり)及びアイキャッチャが変色して見える等の事態は生じない。
つまり、図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては台紙201が全てブリスター101(表面側方向ブリスター103等)によっておおわれている。その為、ブリスター101によって不必要な反射が生じてしまい、台紙201に印刷されたアイキャッチャが見えにくく(てかる)なってしまうという不利益があった。
つまり、ブリスター101によって光が反射してしまい、台紙201に印刷されたアイキャッチャが見えにくくなってしまっていた。
さらに、この図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては、アイキャッチャが変色して見えてしまうという不利益もあった。
つまり、ブリスター101は透明(半透明)に形成されているもののその光の透過率は100%ではない為に、アイチャッチャの色彩が変わってしまう、又は、アイキャッチャの色が暗くなってしまうという不利益が有る。
一方、第1の実施形態では台紙201の外側方向にはブリスター101が配置されていないのであるから、ブリスター101によって不必要な反射(てかり)及びアイキャッチャが変色して見える等の事態は生じない。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は材料コスト及び環境負荷を軽減することが可能となる。
図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては、高価なブリスター101を大量に使用するため、コストが高くなってしまう。
また、ブリスター101に使用される材料は石油から生成されるプラスチックであることが多く、そして、石油は再生可能資源ではない。そのような、再生可能ではない資源を大量に使う構造は、それ自体欠点を有していると言える。さらに、製品購入後すぐに捨てられる可能性の高いブリスターパッケージ1に再生不可能な材料を大量に使っていることは、消費者に対する企業イメージを害する可能性も否定できない。
一方、第1の実施形態ではブリスター101の使用量を低減しているため、材料コスト及び環境負荷を軽減することが可能となっている。
図14に記載されている技術のブリスターパッケージ1においては、高価なブリスター101を大量に使用するため、コストが高くなってしまう。
また、ブリスター101に使用される材料は石油から生成されるプラスチックであることが多く、そして、石油は再生可能資源ではない。そのような、再生可能ではない資源を大量に使う構造は、それ自体欠点を有していると言える。さらに、製品購入後すぐに捨てられる可能性の高いブリスターパッケージ1に再生不可能な材料を大量に使っていることは、消費者に対する企業イメージを害する可能性も否定できない。
一方、第1の実施形態ではブリスター101の使用量を低減しているため、材料コスト及び環境負荷を軽減することが可能となっている。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は部品点数の削減を可能としている。
図15に記載されている技術では、台紙201(表面側方向台紙203及び裏面側方向台紙205)、表面側方向ブリスター103、裏面側方向ブリスター105の3つの部品が必要である。
一方、第1の実施形態では、台紙201とブリスター101の2つの部品のみで構成されている。
したがって、部品点数を削減することができ組立コストを削減することができ、その結果、トータルコストの削減が可能となる。
図15に記載されている技術では、台紙201(表面側方向台紙203及び裏面側方向台紙205)、表面側方向ブリスター103、裏面側方向ブリスター105の3つの部品が必要である。
一方、第1の実施形態では、台紙201とブリスター101の2つの部品のみで構成されている。
したがって、部品点数を削減することができ組立コストを削減することができ、その結果、トータルコストの削減が可能となる。
ブリスター101は、同一面側に突出した凸状の複数の収納部を有し、ブリスター101が複数の収納部の間位置において折り返されることによって、ブリスター101には表面側方向及び裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部が形成される。
このように構成したことから、容易に組み立てることが可能となっている。
このように構成したことから、容易に組み立てることが可能となっている。
<2.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての組み立て方法の説明>
以上の、第1の実施形態は、図14及び図15に記載されている従来技術よりも容易に組み立てを行うことが可能となる。
以下、まずは従来技術である図15のブリスターパッケージ1の組み立て手順を説明する。
以上の、第1の実施形態は、図14及び図15に記載されている従来技術よりも容易に組み立てを行うことが可能となる。
以下、まずは従来技術である図15のブリスターパッケージ1の組み立て手順を説明する。
図16は、図15に記載された技術におけるブリスターパッケージ1を組み立てる方法の説明図である。
図16のように、ブリスターパッケージ1は、第1のステップとして、台紙201の表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209に、表面側方向収納部109が挿入される。同様に、台紙201の裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211に、表面側方向収納部109と同一の方向に凸上の突起がくるようにして裏面側方向収納部111が挿入される。
第2のステップとして、表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。同様に、裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わせる。
この際、表面側方向台紙203の台紙山折線207とは反対側の端部である表面側方向台紙上方端部203aと、裏面側方向台紙205の台紙山折線207とは反対側の端部である裏面側方向台紙上方端部205aとが一致するように折り合わせる。
なお、後述する図6の場合と異なる点は、表面側方向収納部109の収納部長手方向端部109aは、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aとは一致していない点で有る。
このような方法では、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを折り合わせる際に、裏面側方向収納部111に収納されている裏面側方向被収納物311が落ちないように手等で抑えながら折りたたむ必要が生じてしまう。
このような欠点は、図14の技術においても同様である。
図16のように、ブリスターパッケージ1は、第1のステップとして、台紙201の表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209に、表面側方向収納部109が挿入される。同様に、台紙201の裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211に、表面側方向収納部109と同一の方向に凸上の突起がくるようにして裏面側方向収納部111が挿入される。
第2のステップとして、表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。同様に、裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わせる。
この際、表面側方向台紙203の台紙山折線207とは反対側の端部である表面側方向台紙上方端部203aと、裏面側方向台紙205の台紙山折線207とは反対側の端部である裏面側方向台紙上方端部205aとが一致するように折り合わせる。
なお、後述する図6の場合と異なる点は、表面側方向収納部109の収納部長手方向端部109aは、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aとは一致していない点で有る。
このような方法では、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを折り合わせる際に、裏面側方向収納部111に収納されている裏面側方向被収納物311が落ちないように手等で抑えながら折りたたむ必要が生じてしまう。
このような欠点は、図14の技術においても同様である。
図6は、第1の実施形態のブリスターパッケージ1を組み立てる方法の説明図である。
第1の実施形態にように表面側方向ブリスター103と裏面側方向ブリスター105とが一体となっておりブリスター101をブリスター山折線107で山折りする場合には、落ちないように手等で抑えながら折りたたむ必要がなくなる。
以下、第1の実施形態のブリスターパッケージ1の組み立て手順を説明する。
図6のように、第1のステップとして、表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109が挿入され、裏面側方向収納部用穴部211に裏面側方向収納部111が挿入されるようにして、ブリスター101と台紙201とを組み合わせる。その際、図6のように、表面側方向収納部用穴部209及び裏面側方向収納部用穴部211が下になるようにして組み合わされる。
第2のステップとして、表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。他方、裏面側方向収納部111へは裏面側方向被収納物311を挿入せずに、次の第3のステップによって台紙201及びブリスター101が折り合わされて裏面側方向収納部111が位置する場所に裏面側方向被収納物311を配置する。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わされる。
以上の説明したように、ブリスターパッケージ1を第1の実施形態のように構成したことから、裏面側方向被収納物311が落ちないように手等で抑えながら組み立てる必要がなくなる。
そして、それによって、ブリスターパッケージ1の組み立てが極めて容易になるという特段の効果を発揮することが可能となる。
以下、第1の実施形態のブリスターパッケージ1の組み立て手順を説明する。
図6のように、第1のステップとして、表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109が挿入され、裏面側方向収納部用穴部211に裏面側方向収納部111が挿入されるようにして、ブリスター101と台紙201とを組み合わせる。その際、図6のように、表面側方向収納部用穴部209及び裏面側方向収納部用穴部211が下になるようにして組み合わされる。
第2のステップとして、表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。他方、裏面側方向収納部111へは裏面側方向被収納物311を挿入せずに、次の第3のステップによって台紙201及びブリスター101が折り合わされて裏面側方向収納部111が位置する場所に裏面側方向被収納物311を配置する。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わされる。
以上の説明したように、ブリスターパッケージ1を第1の実施形態のように構成したことから、裏面側方向被収納物311が落ちないように手等で抑えながら組み立てる必要がなくなる。
そして、それによって、ブリスターパッケージ1の組み立てが極めて容易になるという特段の効果を発揮することが可能となる。
ところで、第1の実施形態のブリスターパッケージ1は、図6のように、第1のステップにおいて、表面側方向ブリスター上方端部103aと表面側方向台紙上方端部203aを合わせている(図6(a)参照のこと)。
その後、ブリスター101及び台紙201を折り合わせて、表面側方向ブリスター上方端部103a及び表面側方向台紙上方端部203aと裏面側方向台紙上方端部205aとを合わせている(図6(c)参照のこと)。
このことによって、表面側方向ブリスター103に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
同様に、裏面側方向ブリスター105に形成されている裏面側方向収納部111の位置を裏面側方向台紙205に形成されている裏面側方向収納部用穴部211に正確に位置決めすることができる。
より詳しく、図7を用いて説明する。なお、図7は、図6のA部分の拡大図である。
図15に示される技術では図16のように、表面側方向収納部109の収納部長手方向端部109aは表面側方向台紙上方端部203aとは一致させていない。
その結果、表面側方向収納部109と表面側方向収納部用穴部209との位置決めは、図7の表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとの接触によってなされる。なお、図7は本実施例における拡大図であり図15に示される技術における拡大図ではないが、図15における技術とこの部分は同一であることから、ここでは図7を用いて説明している。
ここで、表面側方向収納部側面109bとは表面側方向収納部109の側面であり、表面側方向穴部側面209aとは表面側方向収納部用穴部209の表面側方向収納部側面109bに対向した側面をいう。
しかし、表面側方向収納部109は図7のようにアールを有していることから、表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとを完全に接触させることはできない。
その結果、表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとの間に隙間が生じ、表面側方向収納部109と表面側方向収納部用穴部209との位置決めを正確にすることができないという問題点が生ずる。
一方、第1の実施形態では、表面側方向ブリスター上方端部103a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせていることから、より正確に位置決めをすることが可能となっている。
また、表面側方向ブリスター上方端部103a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせることは比較的容易であり、図15における技術に比べて製造時のコストの低下を図ることができる。
なお、裏面側方向収納部111と裏面側方向収納部用穴部211との関係についても同様である。
その後、ブリスター101及び台紙201を折り合わせて、表面側方向ブリスター上方端部103a及び表面側方向台紙上方端部203aと裏面側方向台紙上方端部205aとを合わせている(図6(c)参照のこと)。
このことによって、表面側方向ブリスター103に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
同様に、裏面側方向ブリスター105に形成されている裏面側方向収納部111の位置を裏面側方向台紙205に形成されている裏面側方向収納部用穴部211に正確に位置決めすることができる。
より詳しく、図7を用いて説明する。なお、図7は、図6のA部分の拡大図である。
図15に示される技術では図16のように、表面側方向収納部109の収納部長手方向端部109aは表面側方向台紙上方端部203aとは一致させていない。
その結果、表面側方向収納部109と表面側方向収納部用穴部209との位置決めは、図7の表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとの接触によってなされる。なお、図7は本実施例における拡大図であり図15に示される技術における拡大図ではないが、図15における技術とこの部分は同一であることから、ここでは図7を用いて説明している。
ここで、表面側方向収納部側面109bとは表面側方向収納部109の側面であり、表面側方向穴部側面209aとは表面側方向収納部用穴部209の表面側方向収納部側面109bに対向した側面をいう。
しかし、表面側方向収納部109は図7のようにアールを有していることから、表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとを完全に接触させることはできない。
その結果、表面側方向収納部側面109bと表面側方向穴部側面209aとの間に隙間が生じ、表面側方向収納部109と表面側方向収納部用穴部209との位置決めを正確にすることができないという問題点が生ずる。
一方、第1の実施形態では、表面側方向ブリスター上方端部103a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせていることから、より正確に位置決めをすることが可能となっている。
また、表面側方向ブリスター上方端部103a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせることは比較的容易であり、図15における技術に比べて製造時のコストの低下を図ることができる。
なお、裏面側方向収納部111と裏面側方向収納部用穴部211との関係についても同様である。
<3.ブリスターパッケージ1の第1の実施形態についての表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の説明>
第1の実施形態は、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19が設けられているとより好適である。
つまり、前述したが本実施例において表面側方向収納部109に収納されている表面側方向被収納物309及び裏面側方向収納部111に収納されている表面側方向被収納物309が容易に取り出されないことも一つの効果としている。
この効果は、表面側方向台紙203と強度の高い表面側方向ブリスター103とが表面側方向接着材部403で接合され、裏面側方向台紙205と強度の高い裏面側方向ブリスター105とが裏面側方向接着材部405で接合されている事によって達成されている。
しかし、このような効果が有るということは、換言すればユーザが購入した後に、製品本体及び付属品等をブリスターパッケージ1から取り出すことが困難ということをも意味している。
この問題点を解決するために表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19が必要とされる。もっとも、好適な実施形態に過ぎず、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は必須ではないことはいうまでもない。
なお、ここで問題としている製品本体及び付属品等をブリスターパッケージ1から取り出すことが困難というのは第1の実施例のように接着材部401を用い、かつ、その範囲が広範囲である場合での問題点に過ぎず、本発明自体に内在する問題点ではない。
第1の実施形態は、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19が設けられているとより好適である。
つまり、前述したが本実施例において表面側方向収納部109に収納されている表面側方向被収納物309及び裏面側方向収納部111に収納されている表面側方向被収納物309が容易に取り出されないことも一つの効果としている。
この効果は、表面側方向台紙203と強度の高い表面側方向ブリスター103とが表面側方向接着材部403で接合され、裏面側方向台紙205と強度の高い裏面側方向ブリスター105とが裏面側方向接着材部405で接合されている事によって達成されている。
しかし、このような効果が有るということは、換言すればユーザが購入した後に、製品本体及び付属品等をブリスターパッケージ1から取り出すことが困難ということをも意味している。
この問題点を解決するために表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19が必要とされる。もっとも、好適な実施形態に過ぎず、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は必須ではないことはいうまでもない。
なお、ここで問題としている製品本体及び付属品等をブリスターパッケージ1から取り出すことが困難というのは第1の実施例のように接着材部401を用い、かつ、その範囲が広範囲である場合での問題点に過ぎず、本発明自体に内在する問題点ではない。
図8は、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の説明図である。
図8は、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19と、接着材部401(表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405)との位置関係を表している。
図8(a)で、斜めにハッチングしている部分は、接着材部401が形成されている部分で有る。また、図8(b)では、接着材部401が形成されている部は表面側方向接着材部403又は裏面側方向接着材部405として黒塗りされている。
また、一点鎖線で表されている線(表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19)は現実に切取線として、裏面側方向台紙205に印刷されている。
この印刷された表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は、製品を購入したユーザがハサミ等を入れるためのガイドとしての役割を有している。
図8のように、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19とある程度の間隔を有して、接着材部401(表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405)が形成されている。
また、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は、接着材部401の内部側にのみ形成されており、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の内部側には接着材部401は一切形成されていない。
その為、表面側方向用切取線17に沿ってブリスターパッケージ1をハサミ等で切り取れば、表面側方向収納部109については裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを接合する部材がなくなる。
その結果、ユーザは裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを容易に引きはなして表面側方向収納部109の内部の表面側方向被収納物309を容易に取り出すことが可能となる。
同様に、裏面側方向用切取線19に沿ってブリスターパッケージ1をハサミ等で切り取れば、裏面側方向収納部111については裏面側方向ブリスター105と表面側方向ブリスター103とを対向した位置関係に保持する部材がなくなる。
その結果、ユーザは裏面側方向ブリスター105と表面側方向ブリスター103とを容易に引きはなして裏面側方向収納部111の内部の裏面側方向被収納物311を容易に取り出すことが可能となる。
図8(a)で、斜めにハッチングしている部分は、接着材部401が形成されている部分で有る。また、図8(b)では、接着材部401が形成されている部は表面側方向接着材部403又は裏面側方向接着材部405として黒塗りされている。
また、一点鎖線で表されている線(表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19)は現実に切取線として、裏面側方向台紙205に印刷されている。
この印刷された表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は、製品を購入したユーザがハサミ等を入れるためのガイドとしての役割を有している。
図8のように、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19とある程度の間隔を有して、接着材部401(表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405)が形成されている。
また、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19は、接着材部401の内部側にのみ形成されており、表面側方向用切取線17及び裏面側方向用切取線19の内部側には接着材部401は一切形成されていない。
その為、表面側方向用切取線17に沿ってブリスターパッケージ1をハサミ等で切り取れば、表面側方向収納部109については裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを接合する部材がなくなる。
その結果、ユーザは裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを容易に引きはなして表面側方向収納部109の内部の表面側方向被収納物309を容易に取り出すことが可能となる。
同様に、裏面側方向用切取線19に沿ってブリスターパッケージ1をハサミ等で切り取れば、裏面側方向収納部111については裏面側方向ブリスター105と表面側方向ブリスター103とを対向した位置関係に保持する部材がなくなる。
その結果、ユーザは裏面側方向ブリスター105と表面側方向ブリスター103とを容易に引きはなして裏面側方向収納部111の内部の裏面側方向被収納物311を容易に取り出すことが可能となる。
図9は、図8のB部分の拡大図である。
図9は、表面側方向収納部109における接着材部401が形成されている部分をより詳細に説明している。
図9のように、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103とは表面側方向接着材部403によって接着されている。
また、表面側方向ブリスター103と裏面側方向台紙205は、裏面側方向接着材部405によって接着されている。
以上によって、表面側方向台紙203、表面側方向ブリスター103及び裏面側方向台紙205は一体化しており、表面側方向収納部109に収納されている表面側方向被収納物309をそのままでは取り出すことはできない。
取り出すためには、裏面側方向台紙205又は表面側方向ブリスター103の一部を切り裂くか、裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを接合している裏面側方向接着材部405の接合を無理やり剥がすかしかない。
しかし、裏面側方向台紙205又は表面側方向ブリスター103の一部を切り裂くのは困難である。同様に、裏面側方向接着材部405の接合を剥がすのも裏面側方向接着材部405の接合は広範囲を接合しているのであるから同じく困難である。
そこで、表面側方向用切取線17に沿って、切り取れば容易に裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを引き離すことが可能となっている。
その為に、表面側方向収納部109の外周方向に、順に、表面側方向収納部側面109b、表面側方向穴部側面209a、表面側方向用切取線17、表面側方向接着材部端面403a(裏面側方向接着材部端面405a)が位置するように形成している。
なお、この構成は裏面側方向用切取線19についても同様である。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は より容易に被収容物を取り出すことが可能となっている。
図9のように、表面側方向台紙203と表面側方向ブリスター103とは表面側方向接着材部403によって接着されている。
また、表面側方向ブリスター103と裏面側方向台紙205は、裏面側方向接着材部405によって接着されている。
以上によって、表面側方向台紙203、表面側方向ブリスター103及び裏面側方向台紙205は一体化しており、表面側方向収納部109に収納されている表面側方向被収納物309をそのままでは取り出すことはできない。
取り出すためには、裏面側方向台紙205又は表面側方向ブリスター103の一部を切り裂くか、裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを接合している裏面側方向接着材部405の接合を無理やり剥がすかしかない。
しかし、裏面側方向台紙205又は表面側方向ブリスター103の一部を切り裂くのは困難である。同様に、裏面側方向接着材部405の接合を剥がすのも裏面側方向接着材部405の接合は広範囲を接合しているのであるから同じく困難である。
そこで、表面側方向用切取線17に沿って、切り取れば容易に裏面側方向台紙205と表面側方向ブリスター103とを引き離すことが可能となっている。
その為に、表面側方向収納部109の外周方向に、順に、表面側方向収納部側面109b、表面側方向穴部側面209a、表面側方向用切取線17、表面側方向接着材部端面403a(裏面側方向接着材部端面405a)が位置するように形成している。
なお、この構成は裏面側方向用切取線19についても同様である。
以上のように構成したことから、第1の実施形態におけるブリスターパッケージ1は より容易に被収容物を取り出すことが可能となっている。
<4.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態の説明>
上記してきたブリスターパッケージ1の第1の実施形態では、ブリスター101はブリスター山折線107において折りたたまれていたが、ブリスター101はこのような形態である必要は必ずしもない。
本発明の本質は、ブリスター101の表面側方向及び裏面側方向に台紙201が配置されることである。
そこで、以下に、ブリスター101の形状が異なる第2の実施例について説明する。
上記してきたブリスターパッケージ1の第1の実施形態では、ブリスター101はブリスター山折線107において折りたたまれていたが、ブリスター101はこのような形態である必要は必ずしもない。
本発明の本質は、ブリスター101の表面側方向及び裏面側方向に台紙201が配置されることである。
そこで、以下に、ブリスター101の形状が異なる第2の実施例について説明する。
図10は、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1の各構成要件の展開図である。
図10(a)のように、ブリスター101は、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111が一枚板に形成されている。つまり、第1の実施形態のように山折されることはない。
そして、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、それぞれ異なる方向に凸状に突起して形成されている。
図10(b)は、台紙201の図であるが図2のところで説明した内容と全く同一であるので省略する。
また、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1が組み立てられた後の外観は第1の実施形態(図1参照)と基本的に同一である。
そして、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、それぞれ異なる方向に凸状に突起して形成されている。
図10(b)は、台紙201の図であるが図2のところで説明した内容と全く同一であるので省略する。
また、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1が組み立てられた後の外観は第1の実施形態(図1参照)と基本的に同一である。
図11は、第2の実施形態のブリスターパッケージ1を構成する各構成部材の位置関係の説明図である。
図11のように、ブリスター101の収納部に被収納物が挿入される。
より具体的には、表面側方向に形成されている表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。また、裏面側方向に形成されている裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
なお、図11のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、ブリスター101の表面側方向及び裏面側方向にそれぞれ構成されている。
台紙201は、台紙山折線207において山折りされる。
なお、この際に、表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通するように組み立てられる。同様に、裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通するように組み立てられる。
より具体的には、表面側方向に形成されている表面側方向収納部109に表面側方向被収納物309が挿入される。また、裏面側方向に形成されている裏面側方向収納部111に裏面側方向被収納物311が挿入される。
なお、図11のように、表面側方向収納部109と裏面側方向収納部111は、ブリスター101の表面側方向及び裏面側方向にそれぞれ構成されている。
台紙201は、台紙山折線207において山折りされる。
なお、この際に、表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通するように組み立てられる。同様に、裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通するように組み立てられる。
図12は、図11のXII−XIIにおける断面図である。
図12のように、ブリスターパッケージ1は、表面側方向から(紙面左側から)表面側方向台紙203、ブリスター101、裏面側方向台紙205の順に形成されている。
また、表面側方向台紙203とブリスター101との間には、表面側方向接着材部403が形成されており、表面側方向台紙203とブリスター101とを接合している。
同様に、裏面側方向台紙205とブリスター101との間には、裏面側方向接着材部405が形成されており、裏面側方向台紙205とブリスター101とを接合している。
なお、表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405は、接着が可能であればどのようなものであっても良い。
さらになお、表面側方向台紙203とブリスター101との間及び裏面側方向台紙205とブリスター101との間を接合可能であれば、接着材料を用いる必要はない。たとえば、表面側方向台紙203若しくはブリスター101のいずれかを溶かす等して、圧着、熱着、溶着しても良い。裏面側方向台紙205若しくはブリスター101との関係についても同様である。
また、表面側方向台紙203とブリスター101との間には、表面側方向接着材部403が形成されており、表面側方向台紙203とブリスター101とを接合している。
同様に、裏面側方向台紙205とブリスター101との間には、裏面側方向接着材部405が形成されており、裏面側方向台紙205とブリスター101とを接合している。
なお、表面側方向接着材部403及び裏面側方向接着材部405は、接着が可能であればどのようなものであっても良い。
さらになお、表面側方向台紙203とブリスター101との間及び裏面側方向台紙205とブリスター101との間を接合可能であれば、接着材料を用いる必要はない。たとえば、表面側方向台紙203若しくはブリスター101のいずれかを溶かす等して、圧着、熱着、溶着しても良い。裏面側方向台紙205若しくはブリスター101との関係についても同様である。
なお、図12のように、ブリスター101の表面側方向収納部109が表面側方向台紙203の表面側方向収納部用穴部209を貫通している。
また、ブリスター101の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通している。
また、ブリスター101の裏面側方向収納部111が裏面側方向台紙205の裏面側方向収納部用穴部211を貫通している。
以上のように構成したことから、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1は表面側方向収納部109に製品本体を収納しつつ、裏面側方向収納部111に付属品等を収納することが可能となる。
つまり、特許文献1及び特許文献2では、表面側方向にしか被収納物を収納する収納部が存在しなかったが、第2の実施形態では、表面側方向及び裏面側方向の両方に被収納物を収納することが可能となる。
そして、このことによって、表面側方向に製品本体を収納して商品をアピールすることが可能となり、さらに、アイキャッチャを形成(印刷等)するスペースを十分に確保することが可能となる。
つまり、特許文献1及び特許文献2では、表面側方向にしか被収納物を収納する収納部が存在しなかったが、第2の実施形態では、表面側方向及び裏面側方向の両方に被収納物を収納することが可能となる。
そして、このことによって、表面側方向に製品本体を収納して商品をアピールすることが可能となり、さらに、アイキャッチャを形成(印刷等)するスペースを十分に確保することが可能となる。
<5.ブリスターパッケージ1の第2の実施形態についての組み立て方法の説明>
このように構成した第2の実施形態においては、第1の実施形態よりもより容易に組み立てることが可能となる。
以下に、説明する。
このように構成した第2の実施形態においては、第1の実施形態よりもより容易に組み立てることが可能となる。
以下に、説明する。
図13、第2の実施形態のブリスターパッケージ1を組み立てる方法の説明図である。
以下、第2の実施形態のブリスターパッケージ1の組み立て手順を説明する。
図13のように、第1のステップとして、ブリスター101の表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109を挿入する。同時に、表面側方向台紙203の山折りされた際に内部側になる面で、かつ、ブリスター101の裏面側方向収納部111が位置する場所に対応する位置に、裏面側方向被収納物311を配置する。
第2のステップとして、既に表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109が挿入された状態のブリスター101を、表面側方向収納部109が表面側方向収納部用穴部209に挿入されるようにして、台紙201に組み付ける。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わせる。
以上の説明したように、ブリスターパッケージ1を第2の実施形態のように構成し、ブリスター101を第1の実施形態のように山折しなくてよくなるため、より容易に組み立てることが可能となっている。
図13のように、第1のステップとして、ブリスター101の表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109を挿入する。同時に、表面側方向台紙203の山折りされた際に内部側になる面で、かつ、ブリスター101の裏面側方向収納部111が位置する場所に対応する位置に、裏面側方向被収納物311を配置する。
第2のステップとして、既に表面側方向収納部用穴部209に表面側方向収納部109が挿入された状態のブリスター101を、表面側方向収納部109が表面側方向収納部用穴部209に挿入されるようにして、台紙201に組み付ける。
第3のステップとして、台紙山折線207から表面側方向台紙203と裏面側方向台紙205とを、表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111が突出している側とは反対側の面が対向するように折り合わせる。
以上の説明したように、ブリスターパッケージ1を第2の実施形態のように構成し、ブリスター101を第1の実施形態のように山折しなくてよくなるため、より容易に組み立てることが可能となっている。
また、第1のステップにおいてブリスター上方端部101aと表面側方向台紙上方端部203aを合わせている(図13(a)参照のこと)。
その後、ブリスター101及び台紙201を折り合わせて、ブリスター上方端部101a及び表面側方向台紙上方端部203aと裏面側方向台紙上方端部205aとを合わせている(図13(c)参照のこと)。
このことによって、ブリスター101に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
同様に、ブリスター101に形成されている裏面側方向収納部111の位置を裏面側方向台紙205に形成されている裏面側方向収納部用穴部211に正確に位置決めすることができる。
また、ブリスター上方端部101a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせることは比較的容易であり、第1の実施形態におけるよりもさらに製造時のコストの低下を図ることができる。
その後、ブリスター101及び台紙201を折り合わせて、ブリスター上方端部101a及び表面側方向台紙上方端部203aと裏面側方向台紙上方端部205aとを合わせている(図13(c)参照のこと)。
このことによって、ブリスター101に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
同様に、ブリスター101に形成されている裏面側方向収納部111の位置を裏面側方向台紙205に形成されている裏面側方向収納部用穴部211に正確に位置決めすることができる。
また、ブリスター上方端部101a、表面側方向台紙上方端部203a及び裏面側方向台紙上方端部205aを合わせることは比較的容易であり、第1の実施形態におけるよりもさらに製造時のコストの低下を図ることができる。
以上の実施形態によれば、本発明のブリスターパッケージ1は、表面側方向と裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部(表面側方向収納部109及び裏面側方向収納部111)を有するように形成されているブリスター101を有している。
そして、収納部に収納される被収納物を保持する台紙201が、ブリスター101の両面に接着され、ブリスター101の収納部の周辺を切れ目無く囲むように、台紙201が接着されている。
以上のように構成されていることから、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1は表面側方向収納部109に製品本体を収納しつつ、裏面側方向収納部111に付属品等を収納することが可能となる。
また、以上のように構成したことから、強度を高めることが可能となっている。
さらに、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1は被収納物を確実に保持することが可能となる。
加えて、以上のように構成したことからブリスターパッケージ1はブリスター101による不必要な反射(てかり)を生じない構成とすることができる。
そして、収納部に収納される被収納物を保持する台紙201が、ブリスター101の両面に接着され、ブリスター101の収納部の周辺を切れ目無く囲むように、台紙201が接着されている。
以上のように構成されていることから、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1は表面側方向収納部109に製品本体を収納しつつ、裏面側方向収納部111に付属品等を収納することが可能となる。
また、以上のように構成したことから、強度を高めることが可能となっている。
さらに、第2の実施形態におけるブリスターパッケージ1は被収納物を確実に保持することが可能となる。
加えて、以上のように構成したことからブリスターパッケージ1はブリスター101による不必要な反射(てかり)を生じない構成とすることができる。
ブリスター101は、表面側方向及び裏面側方向に突出した複数の凸状の収納部を有する。
このように構成したことから、さらに容易に組み立てることが可能となっている。
このように構成したことから、さらに容易に組み立てることが可能となっている。
ブリスター101の両面方向に接着される台紙201の大きさは、ブリスター101の大きさと同等又はそれ以上であり、台紙201には、それぞれ収納部が突出するための穴部(表面側方向収納部用穴部209及び裏面側方向収納部用穴部211)を有する。
このような構成によって、台紙201は完全にブリスター101を挟み込み、かつ、確実に固定することが可能となっている。
このような構成によって、台紙201は完全にブリスター101を挟み込み、かつ、確実に固定することが可能となっている。
台紙201は、一体で、折り曲げられることによって、ブリスター101の両面に接着される。
このように構成する事によって、より容易にブリスターパッケージ1を組み立てることが可能となっている。
このように構成する事によって、より容易にブリスターパッケージ1を組み立てることが可能となっている。
ブリスター101と、表面側方向台紙203又は裏面側方向台紙205とは、少なくとも一辺の端面が揃えられて接着されている。
このことによって、ブリスター101に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
このことによって、ブリスター101に形成されている表面側方向収納部109の位置を表面側方向台紙203に形成されている表面側方向収納部用穴部209に正確に位置決めすることができる。
ブリスター101の収納部の周囲に接着部の内側に非接着部分を有する。
このように構成したことから、ブリスターパッケージ1の強度を確保しつつより容易に被収納物を取り出すことが可能となる。
このように構成したことから、ブリスターパッケージ1の強度を確保しつつより容易に被収納物を取り出すことが可能となる。
台紙201上に、被収納物を取り出すための台紙201の非接触部分を切り出すための目印を有する。
このように構成したことから、ブリスターパッケージ1の強度を確保しつつより容易に被収納物を取り出すことが可能となる。
このように構成したことから、ブリスターパッケージ1の強度を確保しつつより容易に被収納物を取り出すことが可能となる。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
ブリスターパッケージ1は、様々な製品を被収納物として収納することが可能である。
また、ブリスター101及び台紙201の形状、材料は必要に応じて変化可能である。
ブリスター101と台紙201の結合は必要に応じて様々な方法をとることが可能である。
また、ブリスター101及び台紙201の形状、材料は必要に応じて変化可能である。
ブリスター101と台紙201の結合は必要に応じて様々な方法をとることが可能である。
1…ブリスターパッケージ、13…フック用穴部、17…表面側方向用切取線、19…裏面側方向用切取線、101…ブリスター、101a…ブリスター上方端部、103…表面側方向ブリスター、103a…表面側方向ブリスター上方端部、105…裏面側方向ブリスター、107…ブリスター山折線、109…表面側方向収納部、109a…収納部長手方向端部、109b…収納部側面、111…裏面側方向収納部、111a…裏面側方向収納部側面、113…ブリスターフック用穴部、201…台紙、203…表面側方向台紙、203a…表面側方向台紙上方端部、205…裏面側方向台紙、205a…裏面側方向台紙上方端部、207…台紙山折線、209…表面側方向収納部用穴部、209a…表面側方向穴部側面、211…裏面側方向収納部用穴部、213a…表面側方向台紙フック用穴部、213b…裏面側方向台紙フック用穴部、309…表面側方向被収納物、311…裏面側方向被収納物、401…接着材部、403…表面側方向接着材部、403a…表面側方向接着材部端面、405…裏面側方向接着材部、405a…裏面側方向接着材部端面
Claims (8)
- 表面側方向と裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部を有するように形成されているブリスターを有し、
前記収納部に収納される被収納物を保持する台紙が、前記ブリスターの両面に接着され、
前記ブリスターの前記収納部の周辺を切れ目無く囲むように、前記台紙が接着されている
ブリスターパッケージ。 - 前記ブリスターは、同一面側に突出した凸状の複数の収納部を有し、
前記ブリスターが前記複数の収納部の間位置において折り返されることによって、前記ブリスターには前記表面側方向及び裏面側方向のそれぞれに突出した凸状の収納部が形成される
請求項1に記載のブリスターパッケージ。 - 前記ブリスターは、表面側方向及び裏面側方向に突出した複数の凸状の収納部を有する
請求項1に記載のブリスターパッケージ。 - 前記ブリスターの両面方向に接着される台紙の大きさは、前記ブリスターの大きさと同等又はそれ以上であり、
前記台紙には、それぞれ前記収納部が突出するための穴部を有する
請求項2又は3に記載のブリスターパッケージ。 - 前記台紙は、一体で、折り曲げられることによって、前記ブリスターの両面に接着される
請求項4に記載のブリスターパッケージ。 - 前記ブリスターと、表面側方向の前記台紙又は裏面側方向の前記台紙とは、少なくとも一辺の端面が揃えられて接着されている
請求項4又は5に記載のブリスターパッケージ。 - 前記ブリスターの前記収納部の周囲に接着部の内側に非接着部分を有する
請求項1〜6いずれか1項に記載のブリスターパッケージ。 - 前記台紙上に、前記被収納物を取り出すための前記台紙の前記非接触部分を切り出すための目印を有する
請求項7に記載のブリスターパッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010084289A JP2011213398A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | ブリスターパッケージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=44943560
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015147605A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | 任天堂株式会社 | 包装容器および包装体 |
JP2015171912A (ja) * | 2015-04-13 | 2015-10-01 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 薬剤ブリスタ |
JP2017149464A (ja) * | 2016-02-25 | 2017-08-31 | 小林製薬株式会社 | 商品収容体 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010084289A patent/JP2011213398A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2015171912A (ja) * | 2015-04-13 | 2015-10-01 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 薬剤ブリスタ |
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