JP2011209243A - 電磁流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、アースリングを不要とし、且つ、アースの成形が容易に行える電磁流量計を提供することを目的とする。
【解決手段】被測定流体を流し、その両端部にフランジ1aを有する測定管1と、測定管の内面に樹脂を内張りしたライニング材4と、測定管の管軸と直交する平面と、測定管の管軸方向の中心の管壁内面とが交差する位置で、前記被測定流体に接液して対向して設けられる一対の検出電極5と、測定管の内面に複数の箇所で固定され、モールド成形される前記ライニング材に埋設されて前記ライニング材を係止する円筒型の補強材3とを備え、補強材は、その両端部内周において、測定管の管軸中心方向に突起したアース用凸部3bを備え、ライニング材は、アース用凸部が接液可能な位置に埋設し、測定管からアースを取り出すようにしたことを特徴とする電磁流量計。
【選択図】 図1
【解決手段】被測定流体を流し、その両端部にフランジ1aを有する測定管1と、測定管の内面に樹脂を内張りしたライニング材4と、測定管の管軸と直交する平面と、測定管の管軸方向の中心の管壁内面とが交差する位置で、前記被測定流体に接液して対向して設けられる一対の検出電極5と、測定管の内面に複数の箇所で固定され、モールド成形される前記ライニング材に埋設されて前記ライニング材を係止する円筒型の補強材3とを備え、補強材は、その両端部内周において、測定管の管軸中心方向に突起したアース用凸部3bを備え、ライニング材は、アース用凸部が接液可能な位置に埋設し、測定管からアースを取り出すようにしたことを特徴とする電磁流量計。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電磁流量計に関し、特に、アースリングを改良した電磁流量計検出器に関する。
従来の電磁流量計検出器の測定管は、第4図に示すように、測定管21の内面から測定管フランジ21a端面の半径方向途中位置にわたってライニング材22をライニングし、測定管フランジ21aに沿ったライニングフレア部22aを、測定管フランジ21aにねじ止めされたアースリング23で押えるようにしていた。
しかしながら、この従来技術では、測定管21の口径が大きくなるとアースリング23を厚くしてライニングフレア22aを十分押えるようにしないとアースリング23とライニングフレア部22a間のシールが難しかった。
そのため、口径が大きくなる程、大寸法のステンレス材からの切削加工になり、材料費および加工コストの両面からアースリングが高価なものになる問題点があった。
一般に、アースリングは、リング状の接液電極、アースプレート、接液電極等を総称し、通常は、電磁流量計検出器とこの相手配管との間に介在するものを言う。
このようなアースリング23の問題点を解決するために、図5に示すように測定管21の端末寄り位置のライニング材22表面にアース用電極28を液密に装着し、このアース用電極28に接続したリード線25を、ライニング材22を貫通させ、ライニング材22と測定管21内面の間を経由させて測定管フランジ21a端面に沿ってその外周面まで導出するように構成した電磁流量計がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、特許文献1に開示された電磁流量計のライニング材22の成形方法については、測定管21の管内が大気圧以下になった場合に測定管21から剥離することがあるため、ライニング材22内に埋設される補強材の成形方法を改良した技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許文献1に開示されたアース用電極を用いて設置電位とする構造の場合、従来のアースリングが不要とできるものではあるが、ライニング材を貫通させるアース用電極とこの電極に接続されるリード線を測定間とライニング材との間を測定管に沿って引き出す構造であるため、新たなアース部材とその成形工程が必要となるだけでなく、シールを要するアース用電極部の成形が難しくなる問題点がある。
また、アース用電極による接液面は、その接液面積が小さくなるため、電気伝導度が低くなるほどアース抵抗が大きくなり、電磁流量計の検出電極に対するアースとしての性能が劣化する問題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、アースリングを不要とし、且つ、アースの成形が容易に行える電磁流量計を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電磁流量計は、被測定流体を流し、その両端部にフランジを有する測定管と、前記測定管の内面に樹脂を内張りしたライニング材と、前記測定管の管軸と直交する平面と、前記測定管の管軸方向の中心の管壁内面とが交差する位置で、前記被測定流体に接液して対向して設けられる一対の検出電極と、前記測定管の内面に複数の箇所で固定され、モールド成形される前記ライニング材に埋設されて前記ライニング材を係止する円筒型の補強材とを備え、前記補強材は、その両端部内周において、前記測定管の管軸中心方向に突起したアース用凸部を備え、前記ライニング材は、前記アース用凸部が接液可能な位置に埋設し、前記測定管からアースを取り出すようにしたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、アースリングを不要とし、且つ、アース用電極の成形が容易に行える電磁流量計を提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図1に本発明の実施例1の電磁流量計検出器の構造を示す。本発明の電磁流量計検出器は、被測定流体を流し、その両端部にフランジ1aを有する測定管1と、測定管1の内面に樹脂を内張りしたライニング材4と、測定管1の管軸と直交する平面と、測定管1の管軸方向の中心の管壁内面とが交差する位置で、被測定流体に接液して対向して設けられる一対の検出電極5と、測定管1の内面に複数の箇所で固定され、モールド成形されるライニング材4に埋設されてライニング材4を係止する円筒型の補強材3とを備える。
さらに、図示しない測定管1の外部管壁から検出電極及び管軸方向に直交する方向に磁界を印加する励磁部と、検出電極5間で検出される起電力を増幅する検出回路部とを備える。
図1のライニング前の断面図上部、及び図1A部詳細に示すように、円筒型補強材3は、測定管1の内壁面の複数箇所を固定する測定管固定部3aと溶補強材3の両端部内周において、測定管1の管軸中心方向に突起したアース用凸部3bとを備える。
そして、図1のライニング後の断面図下部及びB部詳細に示すように、ライニング材4は、アース用凸部3bが接液可能な位置に埋設し測定管1からアースを取り出すようにしている。
また、補強材3は、アース用凸部3bの接液面部を内周全周とし、従来のアースリングと同等の接液面積を備えるようにしておく。
また、各部の素材は、例えば、測定管1、補強材3、及び検出電極5は、SUS等の耐食性の良い非磁性体とし、ライニング材4は、ゴムや、テフロン(登録商標)などの樹脂とする場合が多い。
このような構成の電磁流量計検出器によれば、補強材3のアース用凸部3bの接液面部を内周全周が被測定流体に接液するとともに、複数箇所を固定する測定管固定部3aが測定管1に電気的に接続されるので、補強材3にアース用凸部3bを設けるのみで、従来のアースリングを不要とし、従来のアース性能を低下させることなく、また、従来のライニングの成形工程を変えることなく測定間1の任意の箇所からアースを取り出すことが可能となる。
また、図2に示すように、アース用凸部3bの接液部にチタンやセラミックスなどの耐食性金属をロウ付けすることで、被測定流体が腐食性の強い場合にも適応が可能となる。
本発明の実施例2について、図3を参照して説明する。図3に示す電磁流量計検出部の各部について、図1に示す電磁流量計の各部と同じ部分は同一の記号を付し、その説明を省略する。
図3に示す実施例2が、図1に示す実施例1と異なる点は、実施例1の円筒型の補強材3代えて、本実施例2は、2分割された補強材3としたことにある。
この場合、補強材3は、複数に分割された円筒型に成形し、アース用凸部3bの接液面部の断面形状が、一対の検出電極軸平面x1−x2に対して管軸方向の各点において面対称な形状としておく。
このような接液面部を補強材3のアース用凸部3bに形成することで、アースの基準電位となる測定管1に対し対称な位置に検出電極5が設けられるので検出信号に対する内部インピーダンスを等しくする効果がある。したがって、電磁流量計のコモンモードノイズの増大を防ぐことが出来る。
本発明は、上述したような実施例に何ら限定されるものではなく、補強材の分割数や形状はライニング材の成形工程に合わせて適宜変更して良く、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
1、21 測定管
1a、21a フランジ
3 補強材
3a 測定管固定部
3b アース用凸部
4、22 ライニング材
23 アースリング
25 リード線
28 アース用電極
1a、21a フランジ
3 補強材
3a 測定管固定部
3b アース用凸部
4、22 ライニング材
23 アースリング
25 リード線
28 アース用電極
Claims (4)
- 被測定流体を流し、その両端部にフランジを有する測定管と、
前記測定管の内面に樹脂を内張りしたライニング材と、
前記測定管の管軸と直交する平面と、前記測定管の管軸方向の中心の管壁内面とが交差する位置で、前記被測定流体に接液して対向して設けられる一対の検出電極と、
前記測定管の内面に複数の箇所で固定され、モールド成形される前記ライニング材に埋設されて前記ライニング材を係止する円筒型の補強材と
を備え、
前記補強材は、その両端部内周において、前記測定管の管軸中心方向に突起したアース用凸部を備え、前記ライニング材は、前記アース用凸部が接液可能な位置に埋設し、前記測定管からアースを取り出すようにしたことを特徴とする電磁流量計。 - 前記アース用凸部の接液面部を耐食性金属とした請求項1に記載の電磁流量計。
- 前記アース用凸部の接液面部を内周全周とした請求項1に記載の電磁流量計。
- 前記補強材は、複数に分割された円筒型に成形し、前記アース用凸部の接液面部の断面形状が、一対の前記検出電極軸平面に対して管軸方向の各点において対称な形状とした請求項1に記載の電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010079823A JP2011209243A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010079823A JP2011209243A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 電磁流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011209243A true JP2011209243A (ja) | 2011-10-20 |
Family
ID=44940447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010079823A Pending JP2011209243A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011209243A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2694804C1 (ru) * | 2018-12-28 | 2019-07-16 | ООО Научно-производственное предприятие "Электротех" | Электромагнитный расходомер |
RU195614U1 (ru) * | 2019-11-25 | 2020-02-03 | Алексей Анатольевич Воронцов | Расходомер электромагнитный |
US11501457B2 (en) | 2020-05-08 | 2022-11-15 | The Procter & Gamble Company | Methods for identifying dendritic pores |
US11776161B2 (en) | 2018-08-21 | 2023-10-03 | The Procter & Gamble Company | Methods for identifying pore color |
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2010
- 2010-03-30 JP JP2010079823A patent/JP2011209243A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11776161B2 (en) | 2018-08-21 | 2023-10-03 | The Procter & Gamble Company | Methods for identifying pore color |
RU2694804C1 (ru) * | 2018-12-28 | 2019-07-16 | ООО Научно-производственное предприятие "Электротех" | Электромагнитный расходомер |
RU195614U1 (ru) * | 2019-11-25 | 2020-02-03 | Алексей Анатольевич Воронцов | Расходомер электромагнитный |
US11501457B2 (en) | 2020-05-08 | 2022-11-15 | The Procter & Gamble Company | Methods for identifying dendritic pores |
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