JP2011208826A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内熱交換器を通過した空気が当たる壁とその壁に貼付される断熱材との間から軋み音が生じることを防止した空調室内機を提供することにある。
【解決手段】空調室内機2では、底フレーム11と断熱材90とが隙間形成部91を介して接着されることによって、底フレーム11と断熱材90との接着位置が限定される。その接着位置以外では底フレーム11と断熱材90との間に空気層が形成されるので、底フレーム11と断熱材90とは接触しない。接着位置においては、底フレーム11と断熱材90とが熱膨張などによって伸縮しても底フレーム11と断熱材90とは擦れ合わない。
【選択図】図2

Description

本発明は、空調室内機に関する。
空調室内機の本体内部に設置されている底フレームは、室内熱交換器および室内ファンを支持し、吸込口から吸い込まれた空気を吹出口に導く風路を構成する。冷房運転時、底フレームは、蒸発器(室内熱交換器)を通過した空気によって冷却されるので、冷却空気が当たる壁の裏面が結露する可能性がある。それ故、壁の裏面には断熱材が貼付されている。なお、底フレームに限らず、空調室内機の内壁に結露防止用の断熱材を貼付することは、例えば、特許文献1(特開2008−224085号公報)にも開示されている。
しかしながら、壁の材質と断熱材の材質とは膨張率が異なるため、伸縮時に接触部分が互いに擦れ合って軋み音を発生させ、ユーザーに不快感を与える可能性がある。
本発明の課題は、室内熱交換器を通過した空気が当たる壁とその壁に貼付される断熱材との間から軋み音が生じることを防止した空調室内機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、室内熱交換器を通過した空気が当たる隔壁の裏面に断熱材が取り付けられる空調室内機であって、隙間形成部が、隔壁と断熱材との間に設けられている。隙間形成部は、隔壁の裏面と断熱材との間に隙間をもたせる。隔壁と断熱材とは隙間形成部を介して接着される。
この空調室内機では、隔壁と断熱材とが隙間形成部を介して接着されることによって、隔壁と断熱材との接着位置が限定され、その接着位置以外では隔壁と断熱材との間に空気層が形成されるので隔壁と断熱材とは接触しない。接着位置においては、隔壁と断熱材とが熱膨張などによって伸縮しても隔壁と断熱材とは擦れ合わないので、軋み音の発生は防止される。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点に係る空調室内機であって、隙間成形部が、隔壁または断熱材のいずれか一方に一体に成形されている。
隔壁と断熱材とを張り合わせる作業において、隙間形成部が隔壁および断熱材から分離独立している場合には隙間形成部の位置決め作業を伴うが、この空調室内機では、隙間形成部が隔壁または断熱材のいずれか一方に設けられているので、その位置決め作業を省くことができ、その分、作業性が良い。また、隙間形成部が隔壁または断熱材のいずれかと一体成形されることによって、製造コストが削減される。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第2観点に係る空調室内機であって、隙間形成部には、接着後も弾性が維持される弾性接着剤が塗布される。
この空調室内機では、弾性接着剤が隙間形成部と被接着面(隔壁の裏面または断熱材)との間に介在して緩衝材の機能を果たすので、隔壁と断熱材とが熱膨張などによって相対移動した場合でも直接擦れ合うことが抑制されるので、軋み音の発生がさらに抑制される。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点に係る空調室内機であって、隙間成形部が、隔壁の裏面または裏面と対峙する断熱材の面のいずれか一方から他方に向かって突出する突出部である。
この空調室内機では、隔壁の裏面と断熱材の面との間には、突出部の突出量に見合った隙間が形成されるので、隙間寸法が安定する。また、寸法の安定した隙間によって安定した空気層が形成されるので、安定した断熱効果が得られる。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第4観点に係る空調室内機であって、隙間成形部が複数の細長いリブ状突出部であって、少なくとも2つの隙間形成部が互いに交差するように配置されている。
この空調室内機では、隔壁と断熱材との軋み音の発生が防止されるだけでなく、断熱材が隔壁の裏面に押し付けられるような荷重が作用したときにリブ状突出部が断熱材を支えるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第6観点に係る空調室内機は、第4観点に係る空調室内機であって、隙間形成部が複数の山状突出部であって、少なくとも3つの隙間形成部が配置され、1つの隙間形成部は他の2つの隙間形成部を結ぶ仮想直線上から外れている。
この空調室内機では、3つの隙間形成部が仮想直線上に並ばないので、隔壁の裏面に対峙する断熱材の面がその裏面に対して平行な姿勢を維持することができ、隙間形成部はシンプルな形状で隙間寸法を安定させることができる。また、隙間形成部の形状がシンプルになるので、隔壁および断熱材のいずれに設けられても加工が容易である。
本発明の第7観点に係る空調室内機は、第4観点に係る空調室内機であって、隙間成形部は、細長いリブ状突出部と山状突出部との組合せである。
この空調室内機では、軋み音の発生が防止されるだけでなく、断熱材が隔壁の裏面に押し付けられるような荷重が作用したときにリブ状突出部が断熱材を支えるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第8観点に係る空調室内機は、第1観点から第7観点のいずれか1つに係る空調室内機であって、隔壁の裏面と断熱材との間に形成される隙間に緩衝部が設けられている。緩衝部は、隔壁の裏面と断熱材との衝突を防止する。また、緩衝部は、断熱材の厚み方向に沿った長さが上記隙間よりも小さく設定されている。
この空調室内機では、断熱材が厚み方向に押されたとき、緩衝部が存在することによって断熱材が隔壁に接触するまで変形することが防止されるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第9観点に係る空調室内機は、第8観点に係る空調室内機であって、緩衝部が、隔壁の裏面またはその裏面と対峙する断熱材の面のいずれか一方に設けられる。
この空調室内機では、緩衝部が隔壁または断熱材のいずれか一方と一体成形されることも可能になり、製造コストの削減が図れる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、隔壁と断熱材との接着位置において、隔壁と断熱材とが擦れ合わないので、軋み音の発生が防止される。
本発明の第2観点に係る空調室内機では、隙間形成部の位置決め作業を省くことができ、作業性が良い。また、隙間形成部が隔壁または断熱材のいずれかと一体成形されることによって、製造コストが削減される。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、隔壁と断熱材とが熱膨張などによって相対移動した場合でも直接擦れ合うことが抑制されるので、軋み音の発生がさらに抑制される。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、隔壁の裏面と断熱材の面との隙間寸法が安定するので、安定した断熱効果が得られる。
本発明の第5観点に係る空調室内機では、断熱材を隔壁の裏面に押し付けるような荷重が作用したときにリブ状突出部が断熱材を支えるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第6観点に係る空調室内機では、隔壁の裏面に対峙する断熱材の面がその裏面に対して平行な姿勢を維持することができ、隙間寸法を安定させることができる。また、隔壁および断熱材のいずれに設けられても加工が容易である。
本発明の第7観点に係る空調室内機では、軋み音の発生が防止されるだけでなく、断熱材を隔壁の裏面に押し付けるような荷重が作用したときにリブ状突出部が断熱材を支えるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第8観点に係る空調室内機では、緩衝部が存在することによって断熱材が隔壁に接触するまで変形することが防止されるので、断熱材の損傷が防止される。
本発明の第9観点に係る空調室内機では、緩衝部が隔壁または断熱材のいずれか一方と一体成形されることも可能となり、製造コストの削減が図れる。
本発明の第1実施形態に係る空調室内機の断面図。 図1における底フレームと断熱材との合わせ面の拡大断面図。 図2における底フレームと断熱材との合わせ面の部分拡大断面図。 3つの隙間形成部が一体成形された断熱材の概略平面図。 4つの隙間形成部が一体成形された断熱材の概略平面図。 第1の変形例に係る隙間形成部が成形された断熱材の概略平面図。 第2の変形例に係る隙間形成部が成形された断熱材の概略平面図。 第3の変形例に係る隙間形成部が成形された断熱材の概略平面図。 第4の変形例に係る隙間形成部が成形された断熱材の概略平面図。 本発明の第2実施形態に係る空調室内機の底フレームと断熱材との合わせ面の拡大部分断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
<空調室内機の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る空調室内機の断面図である。図1において、空調室内機2は壁掛けタイプであり、その本体20には、ケーシング10、底フレーム11、室内熱交換器12、室内ファン13、及びフィルタ21が搭載されている。
ケーシング10は、前面グリル10a、前面パネル10b及び背面板10cによって立体空間を形成し、その立体空間内に底フレーム11、室内熱交換器12、室内ファン13、及びフィルタ21が収まっている。前面パネル10bは、前面グリル10aの前面開口部を覆っており、上端が前面グリル10aに回動自在に支持され、ヒンジ式に動作することができる。
室内熱交換器12及び室内ファン13は、底フレーム11に取り付けられている。室内熱交換器12は、通過する空気との間で熱交換を行う。室内熱交換器12は、側面視において両端が下方に向いて屈曲する逆V字状の形状を成し、その下方に室内ファン13が位置する。室内ファン13は、室内から取り込んだ空気を、室内熱交換器12に当てて通過させた後、室内に吹き出す。
ケーシング10の下面部には、吹出口15が設けられており、吹出口15から吹き出される空気を案内する水平フラップ17が、吹出口15に設けられる。水平フラップ17は、モータ(図示せず)によって駆動し、空気の吹出方向を変更するだけでなく、吹出口15を開閉することもできる。
ケーシング10の前面グリル10aと室内熱交換器12との間にはフィルタ21が配置されている。フィルタ21は、室内熱交換器12に向って流入してくる空気に含まれる塵埃を除去する。
(底フレーム11と断熱材90)
図1に示すように、底フレーム11は室内ファン13から吹出口15に至る風路の隔壁としての機能を兼ね、室内熱交換器12を通過した空気が当たってから滑らかに吹出口15に向かうように円弧状に湾曲する壁面(以後、底フレーム正面11aとよぶ)が形成されている。冷房運転時など冷却された空気が底フレーム正面11aに当たるような運転モードのときは、底フレーム11はその冷却された空気によって温度が低下するので、底フレーム正面11aの反対側の面(以後、底フレーム裏面11bとよぶ)には、結露防止用の断熱材90が張り合わされている。
図2は、図1における底フレームと断熱材との合わせ面の拡大断面図である。図2において、底フレーム裏面11b、その底フレーム裏面11bに対峙する断熱材90の面90aとは密着しておらず、両者の間には隙間100が存在する。その隙間100を形成するために、隙間形成部91が、底フレーム11と断熱材90との間に設けられている。
隙間成形部91は、断熱材90の面90aから底フレーム裏面11bに向かって突出するように断熱材90と一体に成形されている。隙間形成部91は、接着剤や両面テープなどによって底フレーム裏面11bに接着される。
(接着剤80)
図3は、図2における底フレームと断熱材との合わせ面の部分拡大断面図である。図3において、隙間形成部91は、全面に接着剤80が塗布され底フレーム裏面11bに接着される。本実施形態では、接着剤80は、ホットメルト、ホットボンドのような接着後も弾性が維持される弾性接着剤が採用されている。なぜなら、底フレーム11と断熱材90とが直接擦れ合うことが防止されるうえに、底フレーム11と断熱材90とが熱膨張などによって相対移動した場合でも接着剤80がその相対移動に応じて伸縮するので、隙間形成部91に作用する応力が緩和されるからである。
このように、底フレーム11と断熱材90との接着位置が隙間形成部91に限定され、隙間形成部91以外では、底フレーム11と断熱材90との間に空気層が形成される。それゆえ、底フレーム11と断熱材90とが熱膨張などによって伸縮しても、底フレーム11と断熱材90とは擦れ合わず、軋み音の発生が防止される。
(隙間形成部91の形状と配置)
図1〜図3に示すように、隙間形成部91は、接着の相手側に向かって突出する突出部である。この突出部の形状は、円錐状、角錐状、ドーム状および円柱状などが選択されるが、これらを総称して山状突出部とよぶ。底フレーム11と断熱材90との間には、隙間形成部91の突出量に見合った隙間が形成され、隙間寸法が安定する。隙間寸法の安定は、安定した空気層の形成をもたらし、空気層の安定は、安定した断熱効果をもたらす。
図4Aは3つの隙間形成部が配置された断熱材の概略平面図であり、図4Bは4つの隙間形成部が配置された断熱材の概略平面図である。図4A及び図Bにおいて、隙間形成部91は山状突出部である。図4Aでは、3つの隙間形成部91それぞれが仮想三角形の頂点を占めるように配置され、図4Bでは、4つの隙間形成部91それぞれが仮想四角形の頂点を占めるように配置されている。
両者とも、3つの隙間形成部91が仮想直線上に並ばないので、断熱材90が底フレーム裏面11bに張り合わされた際、断熱材90の面90aが底フレーム裏面11bに対して平行な姿勢を維持し、隙間寸法を安定させる。また、隙間形成部91の形状がシンプルになるので加工が容易である。
なお、隙間成形部91は、底フレーム裏面11bから断熱材90の面90aに向かって突出するように底フレーム11と一体に成形されてもよい。どちら側に成形されても、製造コストが削減されるうえに、組立作業者は隙間形成部91の位置決め作業を省くことができる。
<第1実施形態の特徴>
(1)
空調室内機2では、底フレーム11と断熱材90とが隙間形成部91を介して接着されることによって、底フレーム11と断熱材90との接着位置が限定され、その接着位置以外では底フレーム11と断熱材90との間に空気層が形成されるので底フレーム11と断熱材90とは接触しない。接着位置においては、底フレーム11と断熱材90とが熱膨張などによって伸縮しても底フレーム11と断熱材90とは擦れ合わないので、軋み音の発生は防止される。
(2)
底フレーム11と断熱材90とが張り合わされる作業において、隙間形成部91が底フレーム11および断熱材90から分離独立している場合には隙間形成部91の位置決め作業を伴うが、隙間形成部91が底フレーム11または断熱材90のいずれか一方に設けられているので、その位置決め作業を省くことができる。また、隙間形成部91が底フレーム11または断熱材90のいずれかと一体成形されているので、製造コストが削減される。
(3)
接着剤80が隙間形成部91と底フレーム裏面11bとの間に介在して緩衝材の機能を果たすので、底フレーム11と断熱材90とが熱膨張などによって相対移動した場合でも直接擦れ合うことが防止される。
(4)
底フレーム裏面11bと断熱材90の面90aとの間には、隙間形成部91の突出量に見合った隙間100が形成されるので、隙間寸法が安定する。また、寸法の安定した隙間100によって安定した空気層が形成されるので、安定した断熱効果が得られる。
<第1変形例〜第4変形例>
上記実施形態では、隙間形成部91が、同一仮想直線上に点在しないように配置される山状突出部であったが、もちろん、それだけに限定されるものではない。
図5A〜図5Dは、第1変形例〜第4変形例に係る隙間形成部が成形された断熱材の概略平面図である。図5A、図5B及び図5Cにおいて、隙間形成部91は細長いリブ状の突出部である。
図5Aでは、2つの隙間形成部91が、四角形の対角線を成すよう交差している。図5Bでは、6つの隙間形成部91が三角波状に配置されている。図5Cでは、1つの長い隙間形成部91とそれより短い隙間形成部91とがH文字状に配置されている。
いずれの変形例でも軋み音の発生が防止されるだけでなく、断熱材90が底フレーム裏面11bに押し付けられるような荷重が作用したときにリブ状の隙間形成部91が断熱材90を支えるので、撓みによる断熱材90の損傷が防止される。
もちろん、図5Dに示すような、山状突出部を成す隙間形成部91、とリブ状突出部を成す隙間形成部91との組合せであっても、軋み音の発生防止と断熱材の損傷防止とが達成される。
〔第2実施形態〕
図6は、本発明の第2実施形態に係る空調室内機の底フレームと断熱材との合わせ面の拡大部分断面図である。なお、第1実施形態と同じ部材および部位には、同一の名称および符号を付与して、説明を省略する。
図6において、底フレーム裏面11bと断熱材90の面90aとの間に形成される隙間100に、底フレーム11と断熱材90との衝突を防止する緩衝部110が設けられている。緩衝部110の厚み、すなわち断熱材90の厚み方向に沿った長さは、隙間100よりも小さく設定されている。
製造ラインにおいて、底フレーム11に断熱材90が張り合わされる際、断熱材90の隙間形成部91が形成されていない領域に荷重が作用することがあり、このとき、隙間形成部91が支点となって断熱材90が撓み、底フレーム11に当たる。また、断熱材90が底フレーム11に張り合わされた後のサブアセンブリの状態であっても、組立作業者の持ち方によって同様の荷重が作用して撓むことがある。隙間100は3〜4mm程度であるが、繰り返しの撓みは断熱材90に機械的ダメージを与える可能性が高い。
したがって、本実施形態では、緩衝部110を隙間100に介在させることによって、断熱材90が厚み方向に押されたとき、底フレーム裏面11bに接触するまで撓むことが防止されるので、断熱材90への機械的ダメージは減少する。
また、緩衝部110は、断熱材90に接触して底フレーム11には接触していないので、底フレーム11と擦れて軋み音を発生させることはない。なお、緩衝部110は、底フレーム裏面11b側に設けられても、同様の効果が得られる。
<第2実施形態の特徴>
(1)
断熱材90が厚み方向に押されたとき、緩衝部110は、断熱材90が底フレーム11に接触するまで変形することを防止し、断熱材90の損傷を防止する。
(2)
緩衝部110は、底フレーム11または断熱材90のいずれか一方と一体成形されることも可能である。
以上のように、本発明によれば、断熱材の張り合わせ面から軋み音が発生することが防止されるので、空調室内機に限らず、断熱材が使用される機器に有用である。
11 底フレーム(隔壁)
11b 底フレーム裏面
80 接着剤
90 断熱材
90a 面
91 隙間形成部
100 隙間
110 緩衝部
特開2008−224085号公報

Claims (9)

  1. 室内熱交換器を通過した空気が当たる隔壁(11)の裏面(11b)に断熱材(90)が取り付けられる空調室内機であって、
    前記隔壁(11)の前記裏面(11b)と前記断熱材(90)との間に隙間(100)をもたせる隙間形成部(91)が、前記隔壁(11)と前記断熱材(90)との間に設けられ、
    前記隔壁(11)と前記断熱材(90)とは前記隙間形成部(91)を介して接着される、
    空調室内機。
  2. 前記隙間成形部(91)は、前記隔壁(11)または前記断熱材(90)のいずれか一方に一体に成形されている、
    請求項1に記載の空調室内機。
  3. 前記隙間形成部(91)には、接着後も弾性が維持される弾性接着剤(80)が塗布される、
    請求項2に記載の空調室内機。
  4. 前記隙間成形部(91)は、前記隔壁(11)の前記裏面(11b)または前記裏面(11b)と対峙する前記断熱材(90)の面(90a)のいずれか一方から他方に向かって突出する突出部である、
    請求項1に記載の空調室内機。
  5. 前記隙間成形部(91)は複数の細長いリブ状突出部であって、少なくとも2つの前記隙間形成部(91)が互いに交差するように配置されている、
    請求項4に記載の空調室内機。
  6. 前記隙間形成部(91)は複数の山状突出部であって、少なくとも3つの前記隙間形成部(91)が配置され、1つの前記隙間形成部(91)は他の2つの前記隙間形成部(91)を結ぶ仮想直線上から外れている、
    請求項4に記載の空調室内機。
  7. 前記隙間成形部(91)は、細長いリブ状突出部と山状突出部との組合せである、
    請求項4に記載の空調室内機。
  8. 前記隔壁(11)の前記裏面(11b)と前記断熱材(90)との間に形成される前記隙間(100)に、前記隔壁(11)の前記裏面(11b)と前記断熱材(90)との衝突を防止する緩衝部(110)が設けられ、
    前記緩衝部(110)は、前記断熱材(90)の厚み方向に沿った長さが前記隙間(100)よりも小さく設定されている、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の空調室内機。
  9. 前記緩衝部(110)は、前記隔壁(11)の前記裏面(11b)または前記裏面(11b)と対峙する前記断熱材(90)の面(90a)のいずれか一方に設けられる、
    請求項8に記載の空調室内機。
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