JP2011205473A - 画像読み取り装置及びこれを用いた印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読み取り装置によって、原稿内の所望領域を閉ループで囲んで指定された特定領域を抽出する方法があるが、この場合、特定領域を閉ループで囲むマーキングを行うため、マーキング作業に手間がかかり、特に多くの原稿を処理したい場合などには作業効率の点で問題があった。
【解決手段】前記読み取り原稿の画像形成面の所定の矩形領域の画像を読み込んで、読み込んだ画像の画像データを送信する画像データ送信部(100,101)と、この画像データから、矩形領域の一方向に延在する連続線を検出する連続線検出部102と、連続線に隣接し、連続線の長さと連続線に直交する方向の抽出幅によって定まる矩形状の抽出ブロックを生成する抽出ブロック生成部105と、画像データから抽出ブロックの範囲内の画像を抽出して画像データを加工処理し、印刷するための印刷データを生成する画像加工部107とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像読み取り装置に関し、特に読み取り原稿の特定領域を抽出する技術に関するものである。
従来、画像読み取り装置によって原稿内の指定された特定領域を抽出する方法として、原稿内の所望領域を閉ループで囲むように専用マーカー等でマーキングした後、マーキングした原稿を読み取らせることによって、マーキングした特定領域を抽出する方法があった(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−133150号公報(第4頁、図4)
しかし、従来の方法では、原稿内の抽出したい特定領域を閉ループで囲むマーキングを行うため、マーキング作業に手間がかかり、特に多くの原稿を処理したい場合などには作業効率の点で問題があった。
本発明は、これらの問題点を解消し、作業性に優れた特定領域の抽出方法を提供することを目的とする。
本発明による画像読み取り装置は、読み取り原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り装置であって、
前記読み取り原稿の画像形成面の所定の矩形領域の画像を読み込んで、読み込んだ画像の画像データを送信する画像データ送信部と、前記画像データから、前記矩形領域の一方向に延在する連続線を検出する連続線検出部と、前記連続線に隣接し、前記連続線の長さと該連続線に直交する方向の抽出幅によって定まる矩形状の抽出ブロックを生成する抽出ブロック生成部と、前記画像データから前記抽出ブロックの範囲内の画像を抽出して前記画像データを加工処理し、印刷するための印刷データを生成する画像加工部とを有することを特徴とする。
本発明による別の画像読み取り装置は、読み取り原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り装置であって、
前記読み取り原稿の画像形成面の所定の矩形領域の画像を読み込んで、読み込んだ画像の画像データを送信する画像データ送信部と、前記所定の矩形領域内で、用紙端余白領域と該用紙端余白領域に囲まれた原稿複写領域とを区別し、前記画像データから、前記用紙端余白領域の画像データを分離して送信する原稿複写範囲検出部と、前記用紙端余白領域の画像データから、前記矩形領域の一方向に延在する第1のマーカー線を検出するマーカー線検出部と、前記用紙端余白領域の画像データから、前記第1のマーカー線と直交する方向に延在する第2のマーカー線を検出し、前記第1のマーカー線によって定まる、前記第1のマーカー線と平行な座標軸の領域と、前記第2のマーカー線によって定まる、前記第2のマーカー線と平行な座標軸の領域とが交差する領域に相当する抽出ブロックを生成する抽出ブロック生成部と、前記画像データから前記抽出ブロックの範囲内の画像を抽出して前記画像データを加工処理し、印刷するための印刷データを生成する画像加工部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、読み取り原稿から抽出したい所望の画像領域を特定する際に、対応する領域に延在する連続線を記述するだけで所望の画像領域を特定し、抽出することが可能となる。
本発明による実施の形態1の画像読み取り装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態1において、スキャナで読み取る読み取り原稿と、スキャナの読取り位置との関係、及び画像読み取り装置による読み取り動作を説明するための動作説明図である。 実施の形態1において、判断条件入力部によって表示される表示画面例を示す動作説明図である。 実施の形態1において、抽出条件設定部によって表示される表示画面例を示す動作説明図である。 実施の形態1において、補助線を伴って書き込まれた連続線の形状を示す図である。 (a)は、実施の形態1の画像読み取り装置が読み取る読み取り原稿の画像であり、(b)は、抽出モードを「切り出し」モードとして印刷したときの印刷画像を示す図であり、(c)は、抽出モードを「マスク」モードとして画像抽出し、印刷した時の印刷画像を示す図である。 本発明による実施の形態2の画像読み取り装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2において、スキャナで読み取る読み取り原稿と、スキャナの読取り位置との関係、及び画像読み取り装置による読み取り動作を説明するための動作説明図である。 実施の形態2において、判断条件入力部によって表示される表示画面例を示す動作説明図である。 実施の形態2において、抽出条件設定部によって表示される表示画面例を示す動作説明図である。 (a)は、実施の形態2の画像読み取り装置が読み取る読み取り原稿の画像であり、(b)は、抽出モードを「切り出し」モードとして印刷したときの印刷画像を示す図であり、(c)は、抽出モードを「マスク」モードとして画像抽出し、印刷した時の印刷画像を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1の画像読み取り装置の要部構成を示す機能ブロック図である。
画像読み取り装置1は、スキャナ100、画像読み取り部101、連続線検出部102、補助線判断部103、判断条件入力部104、抽出ブロック生成部105、抽出条件設定部106、及び画像加工部107を備える。スキャナ100は、任意サイズの原稿のカラー画像を読み取り、読み取ったカラー画像のカラーデジタル画像データを画像読み取り部101に送信する。画像読み取り部101は、後述するように、このカラーデジタル画像データをライン単位で、原稿のサイズ情報と共に後段の、連続線検出部102及び画像加工部107に送信する。尚、スキャナ100と画像読み取り部101は、画像データ送信部に相当する。
連続線検出部102は、ライン単位で入力するラインデータを逐次スキャンしながら後述する連続線55(図2)を探索する。補助線判断部103は、後述する補助線65(図5)を特定し、判断条件入力部104は、連続線検出部101において連続線55を判断するための線幅や線の色等の判断条件を、ユーザ指示に基づいて入力して設定し、抽出ブロック生成部105は、検出された連続線55の情報をもとに抽出ブロック56(図2)を生成する。
抽出条件設定部106は、補助線判断部103の動作のオン/オフや抽出ブロック56の生成条件を入力するユーザ指示に基づいて設定し、画像加工部107は、画像読み取り部101で得られたカラーデジタル画像データと抽出ブロック生成部105で生成された抽出ブロック情報とから後述するようにカラーデジタル画像データを加工した印刷データを生成し、外部装置のプリンタ110に送信する。印刷手段としてのプリンタ110は、画像加工部107から出力された印刷データを所定媒体へ印刷する。
以上の構成において、画像読み取り装置1の動作について以下に説明する。
図2は、スキャナ100で読み取る読み取り原稿60と、スキャナ100の読取り位置との関係、及び画像読み取り装置1による読み取り動作を説明するための動作説明図である。
読み取り基準位置50は、読み取り時における読み取り原稿60の読み取り開始位置に相当する。便宜上、ここで、この読み取り基準位置50を原点として、スキャナヘッド(CCDセンサなどを用いた画像データ取り込み機構部品)の配列方向と平行にX軸をとり、読み取り原稿60の移動方向である矢印A方向と平行にY軸をとり、読み取りピッチ(例えば、読み取り解像度が300dot/inchの場合には、1/300inch)を単位としたX−Y座標を想定する。ここでは、スキャナヘッドが固定で、読み取り原稿60が矢印A方向に移動する装置を想定し、Y軸のプラス方向を矢印Aと逆方向に設定しているため、読み取り方向はY軸のプラス方向となる。尚、読み取り原稿60が固定でスキャナヘッドがY軸のプラス方向に移動する構成を想定しても良い。
ここでは簡単のため、読み取り基準位置50を読み取り原稿60の端部に対応する位置に想定し、X軸方向の最大読み取り座標位置xm及びY軸方向の最大読み取り座標位置ymが、それぞれ読み取り原稿60の長さ及び幅と一致するように想定する。従って、ここでは、読み取り基準位置50(原点)及び座標位置xm、ymで定まる矩形領域、即ち読み取り原稿60の全領域の画像がスキャナ100によって読み込まれる。
後述するように、画像読み取り装置1が、読み取り原稿60の各オブジェクト(文字、図形、写真データなどのデータ)が存在する位置を認識する場合、すべてこのX−Y座標に基づいて認識する。
連続線55a,55b,55c(特に区別する必要がない場合には連続線55と称す場合がある)は、特定色の線で後述する抽出ブロック(連続線55と点線で囲まれた領域)56a,56b,56c(特に区別する必要がない場合には抽出ブロック56と称す場合がある)の位置を特定するため、例えばユーザによって読み取り原稿60に書き込まれるマーキング情報である。連続線55は、連続線検出部102によってその色及び太さが他と区別されることにより検出されるため、読み取り原稿60に頻繁に現れる色の成分と異なる色、及び原稿中の各オブジェクトと容易に区別が可能な程度の太さでマーキングされる必要がある。連続線検出部102は、後述するように、ユーザによって選択設定された色及び太さに基づいて連続線55を検出する。
従って、連続線55の色材の種類、線の太さは、連続線検出部102で正しく検出できるものを予め選定しておく。この場合、特定色材、特定形状のみの組合せに限定されるものではない。例えば、連続線検出部102が指定された太さの線だけではなく、それ以上の太さの線を連続線の対象として検出するものであってもよい。このようにして、一般的な文書原稿中のオブジェクトが、連続線の一部と偶発的に合致する頻度をより低く抑えるものを適宜選択しておけばよい。説明の簡単化のため、以降の説明における連続線55は、読み取り原稿60のオブジェクトと偶発的に合致することのない特定色と線幅を有しているものとして説明する。
抽出ブロック56は、ユーザが抽出したい画像領域を囲むように連続線55に隣接して形成され、各抽出ブロック56のX方向の長さは連続線の長さに一致し、Y方向の長さd(pix)は、後述するように予めユーザによって選択設定される。
所望の位置に適切な連続線55をマーキングした読み取り原稿60が、ユーザによって、スキャナ100の図示しないセット位置にセットされ、スキャナ100による画像読み込みが開始されると、スキャナ100が、X軸に平行に配置した図示しないスキャンヘッドによって読み取り基準位置50から読み取り原稿60の読み取りを開始する。このとき、スキャンヘッドは、X軸に平行で、Y軸方向に所定の読み取りピッチで設定する複数の読み取りラインをY軸のプラス方向に走査し、各ライン上の画像を所定の読み取りピッチ(X軸方向)で読み込み、読み込んだカラーデジタル画像データを順次画像読み取り部101に送信する。画像読み取り部101は、受信したカラーデジタル画像データを1ラインずつ、連続線検出部102及び後述の画像加工部107へ、原稿のサイズ情報とともに全ラインの画像データを送出する。
連続線検出部102は、画像読み取り部101から送られたライン毎に各画素値の分析処理を行って連続線55の要素の有無を判断する。この分析処理では、1ラインの各画素の画素値が特定色成分相当の値か否かを判定し、特定色成分相当であると判断された場合その画素のX座標値を一時保存する。1ライン分の画素値の分析が終了した段階で、一時保存されていたX座標値xのうち連続するものがあった場合、その始点座標値xa及び終点座標値xbと、該当ラインのY座標値yを1組のデータ対としてメモリに保存する。
以上の処理を全ラインについて実行した後、メモリに保存された各データ対から、X座標の始点座標値xaと終点座標値xbが一致するデータ対であって、かつY座標値yがya〜(ya+n)までnだけ連続するデータ対が存在するか否かを判断する。即ち、ここでは、線の色が連続線として予め設定した特定色であって、Y座標の座標値yaからライン数n分の線幅を有し、更にその長さが始点座標値xa〜終点座標値xbまでの長さを有する連続線55の存在が判定される。ここで連続線の線幅に相当するn(y方向の連続性しきい値)、及び連続線の特定色は、判断条件入力部104から設定されるものを使う。
尚、ここでは、メモリに保存された各データ対からX座標の始点座標値xaと終点座標値xbが一致するデータ対を連続線の候補として選択したが、連続線の端部のばらつきを考慮して、始点、終点の各X座標値が、連続して所定の範囲に収まるデータ対を検索して得られたデータ対を連続線の候補として選択しても良い。
連続線検出部102は、以上のようにして検出した連続線55の連続線情報として、連続線55の最も基準位置50側のY座標に相当する位置座標値ya、X座標の始点座標値xa及び終点座標xbの3つの座標値情報と線幅nを抽出ブロック生成部105に送出し、その後、次の読み取り原稿60の連続線検出に備え、すでにメモリに保存している連続線に関する情報を消去する。
判断条件入力部104は、連続線55の検出条件を設定するため、設定項目を表示し、ユーザが選択した内容を入力するインターフェースを有する設定画面をスキャナLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスに表示すると共に、適宜ユーザによる特定条件値の入力手段を提供する。図3に、判断条件入力部104による表示画面例を示す。ここで示す例は、連続線と判断するための線幅(太さ)、及び連続線と判断するための特定色を指定するためのユーザインターフェース例であり、ユーザによって、連続線55の線幅の連続性しきい値N(mm)を任意に指定/変更し、更に連続線55の特定色を選択することができる。
ここでユーザが入力する連続性しきい値N(mm)は、読み取りピッチ単位の数値n(pix)、即ち、
n=N・(25.4)/DPI
(DPIは読み取り解像度(ドット数/1インチ)、小数点以下は切捨てで換算)
に換算されて連続線検出部104に提供される。またユーザが選択した特定色成分は、連続線の検出時の対象特定色成分とすることを指示する。本ユーザインターフェースによる連続性しきい値の入力タイミングは、該当原稿のスキャン開始前に適宜表示し設定するものである。
抽出ブロック生成部105は、連続線検出部102から送られた連続線55の座標値情報(ya、xa、xb)及び線幅n、後述する抽出条件設定部106で設定された各種抽出条件及び抽出モードから、抽出ブロック56の位置を特定するX−Y座標値を算出し、得られた抽出ブロック56の位置・範囲情報(X−Y座標値情報)、及び抽出条件設定部106で設定された抽出カラー指定、抽出モード情報を、画像加工部107に適宜送出する。抽出ブロック56の位置を特定するX−Y座標値の算出方法については後で説明する。
抽出条件設定部106は、各種抽出条件を設定するため、設定項目を表示し、ユーザが選択した内容を入力するインターフェースを有する設定画面をスキャナLEDなどの表示デバイスに表示すると共に、適宜ユーザによる特定条件値の入力手段を提供する。図4に抽出条件設定部106による表示画面例を示す。
ここでは、印刷時に該当抽出範囲のみ残す「切り出し」モードとするか或いは該当抽出範囲のみ消去する「マスク」モードとするかの抽出モード、及び抽出範囲内の情報をカラーで取得するかモノクロで取得するかの抽出カラーが、ユーザによって任意に指定/変更できる。更に、抽出ブロック56を抽出する際に後述する補助線65(図5)を使用するか否かのオン(ON)、オフ(OFF)選択と、補助線65を使用しない選択がおこなわれた場合に、図2に示すような、連続線55に隣接する抽出ブロック56のY軸方向の抽出幅D(mm)とを、ユーザによって任意に指定/変更できる。
ここでユーザが入力する抽出ブロック56のY軸方向の抽出幅D(mm)は、読み取りピッチ単位の数値d(pix)、即ち、
d=D・(25.4)/DPI
(DPIは読み取り解像度(ドット数/1インチ)、小数点以下は切捨てで換算)
に換算されて抽出ブロック生成部105に提供される。本ユーザインターフェースによる各種抽出条件の入力タイミングは、該当原稿のスキャン開始前に適宜表示し設定するものである。
補助線判断部103は、抽出ブロック生成部105から連続線情報が通知された場合、連続線検出部102に対して、連続線判断条件及びライン単位データの転送要求を行い、連続線55からY軸方向に延在する補助線65(図5)の検出処理を行う。図5は、補助線65を伴って書き込まれた連続線55の形状を示す図である。同図に示すように、補助線65は、連続線55の一端からY軸プラス方向に延在して描かれ、その長さdがそのまま、抽出ブロック56の抽出幅dとなる。従って、図4において補助線を使用するオン(ON)が選択された場合、連続線55と補助線65によって確定される領域(図5の網掛け領域)が抽出ブロック56となる。
補助線65の検出は、先にX座標の画素並びからX軸方向の連続線55を検出したのと同じ検出条件、方法をY座標方向の画素並びに適用することでなされる。従って補助線65の線幅も連続線55と同じn(pix)である場合に検出されるため、補助線65も連続線55と同じ線幅で描く必要がある。
ここで連続線検出部102は、少なくとも補助線判断部103からラインデータの転送要求がある間は、画像読み取り部101から受信したラインデータを補助線判断部103にも転送する。以上の方法により要求された補助線65の終端ライン座標(補助線の終点Y座標値yh)が検出された場合、該当するY座標値yhを抽出ブロック生成部105に返信する。この時、抽出ブロック生成部105では、Y座標の抽出範囲を、Y座標値(ya+n)からyh(=(ya+n+d))までの範囲とする。もし、他の連続線の補助線判断要求が残っていなければ連続線検出部102に要求していたラインデータの転送要求を解除して処理を終了する。
抽出ブロック生成部105は、連続線検出部102、補助線判断部103、及び抽出条件設定部106から送られてきた各種情報から、図2に示す各抽出ブロック56の位置・範囲情報(X−Y座標値情報)としての始点71a,71b,71c(特に区別する必要がない場合には始点71と称す場合がある)及び終点72a,72b,72c(特に区別する必要がない場合には終点72と称す場合がある)の座標を得る。各座標は以下の通りである。
始点71の座標(x1、y1)及び終点72の座標(x2、y2)は、
補助線オフ(OFF)の場合、x1=xa、y1=ya+n
x2=xb、y2=ya+n+dであり、
補助線オン(ON)の場合、x1=xa、y1=ya+n
x2=xb、y2=yh(=ya+n+d)である。
画像加工部107は、抽出ブロック生成部105から得られた各抽出ブロック56の位置・範囲情報(X−Y座標値情報)、抽出モード、抽出カラー指定情報をもとに画像読み取り部101から伝送されたカラーデジタル画像データから必要な部分の画像データのみを切出す。
抽出モードが「切り出し」モードであった場合、抽出ブロック56の範囲内の画像データのみを、プリンタ108へ出力するデータを一時保存する出力ページメモリに書き出す。このとき抽出カラー指定がモノクロであった場合、更に抽出画像中のグレー成分(RGBデータの場合、例えば、R=G=Bがグレー成分として検出可能)のみを選択的に抽出する。一方、抽出モードが「マスク」であった場合、抽出ブロック56の範囲内の画像データを消去して出力ページメモリに書き出す。このとき抽出カラー指定がモノクロであった場合、更に抽出画像中のグレー成分のみを出力ページメモリに残す。
以上のようにして、1頁分の全ての画像データに対して上記した画像抽出処理を行った後、得られた画像データをプリンタ110に送出する。プリンタ110は、伝送された画像データを別途印刷設定として適宜指定された印刷条件に従って所定の印刷用紙へ印刷する。
図6は、この時画像加工部107で出力ページメモリに書き出され、プリンタ110によって印刷される印刷画像例を示す。同図(a)は、画像読み取り装置1が読み取る読み取り原稿60の画像であり、この原稿に図2で説明した各連続線55a,55b,55cをマーキングして抽出ブロック56a,56b,56cを指定し、抽出モードを「切り出し」モードとして画像抽出し、印刷したときの印刷画像を同図(b)に示し、抽出モードを「マスク」モードとして画像抽出し、印刷した時の印刷画像を同図(c)に示す。
尚、上記説明では、補助線判断部103が、Y軸方向にのびる補助線65(図5)を検出してY軸方向の抽出幅dを決定する例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、文字認識処理を組み合わせ、連続線55に隣接する文字のサイズを読み取り、この文字サイズに基づいて、例えば連続線に隣接する一行の文字が含まれる幅に、Y軸方向の抽出幅dを決定しても良いなど、種々の方法を採用することが可能である。
以上のように、本実施の形態の読み取り装置によれば、読み込み原稿の読み取り範囲を閉ループでマーキングすることなく、直線状の連続線をマーキングするだけで、読み込み範囲を指定できるため、マーキング作業が単純となり、特に多くの原稿を処理したい場合などには作業効率を向上することが可能となる。
実施の形態2.
図7は、本発明による実施の形態2の画像読み取り装置の要部構成を示す機能ブロック図である。
画像読み取り装置2は、スキャナ200、画像読み取り部201、原稿複写範囲検出部202、マーカー線検出部203、判断条件入力部204、処理モード切換え部205、抽出ブロック生成部206、抽出条件設定部207、及び画像加工部208を備える。スキャナ200は、任意サイズの原稿のカラー画像を読み取り、読み取ったカラー画像のカラーデジタル画像データを画像読み取り部201に送信する。画像読み取り部201は、このカラーデジタル画像データをライン単位で、原稿のサイズ情報と共に後段の、原稿複写範囲検出部202及び画像加工部208に送信する。スキャナ200と画像読み取り部201は、画像データ送信部に相当する。
原稿複写範囲検出部202は、読み取り原稿サイズ情報から、読み取ったカラーデジタル画像データの原稿複写範囲252と用紙端余白257を設定し、用紙端余白257の画像データをマーカー線検出部203に送信する。マーカー線検出部203は、この用紙端余白257の画像データをもとに後述するマーカー線221,222を探索し、判断条件入力部204は、マーカー線検出部203に対してマーカー線を検出するための検出判断条件を、ユーザ指示に基づいて入力して設定する。
抽出ブロック生成部206は、原稿複写範囲検出部202、マーカー線検出部203と協調して抽出ブロック256(図8)を生成する。抽出条件設定部207は、抽出ブロック生成部206における抽出ブロック256の抽出条件を、入力するユーザ指示に基づいて設定し、処理モード切換え部205は、マーカー線検出部203からの情報に基づいて抽出ブロック生成部206による抽出処理を指示する。
画像加工部208は、画像読み取り部201で得られたカラーデジタル画像データと抽出ブロック生成部206で生成された抽出ブロック情報とから後述するようにカラーデジタル画像データを加工した印刷データを生成し、外部装置のプリンタ210に送信する。印刷手段としてのプリンタ210は、画像加工部208から出力された画像データを所定媒体へ印刷する。
以上の構成において、画像読み取り装置2の動作について以下に説明する。
図8は、スキャナ200で読み取る読み取り原稿260と、スキャナ200の読取り位置との関係、及び画像読み取り装置2による読み取り動作を説明するための動作説明図である。
読み取り基準位置250は、読み取り時における読み取り原稿260の読み取り開始位置に相当する。便宜上、ここで、この読み取り基準位置250を原点として、スキャナヘッド(CCDセンサなどを用いた画像データ取り込み機構部品)の配列方向と平行にX軸をとり、読み取り原稿260の移動方向である矢印A方向と平行にY軸をとり、読み取りピッチ(例えば、読み取り解像度が300dot/inchの場合には、1/300inch)を単位としたX−Y座標を想定する。
ここでは、スキャナヘッドが固定で、読み取り原稿260が矢印A方向に移動する装置を想定し、Y軸のプラス方向を矢印Aと逆方向に設定しているため、読み取り方向はY軸のプラス方向となる。尚、読み取り原稿260が固定でスキャナヘッドがY軸のプラス方向に移動する構成を想定しても良い。
ここでは簡単のため、読み取り基準位置250を読み取り原稿260の端部に対応する位置に想定し、X軸方向の最大読み取り座標位置xm及びY軸方向の最大読み取り座標位置ymが、それぞれ読み取り原稿260の長さ及び幅と一致するように想定する。従って、ここでは、読み取り基準位置250(原点)及び座標位置xm、ymで定まる矩形領域、即ち読み取り原稿260の全領域の画像がスキャナ200によって読み込まれる。
後述するように、画像読み取り装置2が、読み取り原稿260の各オブジェクト(文字、図形、写真データなどのデータ)が存在する位置を認識する場合、すべてこのX−Y座標に基づいて位置を認識する。
マーカー線221、222は、ユーザが、抽出したい画像領域である後述する抽出ブロック256の位置を指定するために引く特定色の線である。マーカー線検出部203は、後述するように、ユーザによって選択設定された色及び太さに基づいてマーカー線221、222を検出する。従って、マーカー線221、222の色材の種類、線幅は、実施の形態1で説明した連続線検出部102(図1)で検出される連続線55と同様に、マーカー線検出部203で正しく検出できるものを予め選定しておく。
マーカー線221、222は、常に原稿複写範囲252の外側の用紙端余白257に配置される。原稿複写範囲252は、用紙サイズ毎に設定する、用紙端から内側p(mm)の幅に設けた用紙端余白257の内側領域に相当する。原稿複写範囲252の画像は、画像データとして読み取られ、その画像データは、最終的に印刷の対象となりえるデータとして処理されるが、用紙端余白257の画像は、読み取り時には画像データとして読み取られるものの、最終的に印刷されない。
抽出ブロック256は、ユーザが抽出したい矩形画像領域であり、読み取り原稿260の用紙端余白257の、X軸方向に配置されるマーカー線221及びY軸方向に配置されるマーカー線222の各始点と終点によって定まる。即ち、抽出ブロック256は、マーカー線221によって定まるX座標軸の領域と、マーカー線222によって定まるY座標軸の領域とが交差する領域に相当する。
従って、マーカー線221のX座標の始点座標値をxm、終点座標値をxnとし、マーカー線222のY座標の始点座標値をym、終点座標値をynとしたとき、抽出ブロック256の始点256a及び終点256bの各座標は座標(xm、ym)及び座標(xn、yn)となるが、この抽出ブロック256は、ユーザの目に見える形で読み取り原稿260上に存在するものではない。以後、X軸に沿って延在するマーカー線221をX座標マーカー線と称し、Y軸に沿って延在するマーカー線222をY座標マーカー線と称す場合がある。
ユーザは、特定領域の抽出を行いたい場合、抽出したい特定領域に対応する抽出ブロック256を特定するマーカー線221,222を用紙端余白257にマーキングした読み取り原稿260を事前に準備し、スキャナ200で読み取らせる。この時のスキャナ200による読み取りは、前記した実施の形態1で説明したスキャナ100(図1)と同様に行われるものとし、ここでの説明は省略する。画像読み取り部201は、受信したカラーデジタル画像データを1ラインずつ、原稿複写範囲設定部202及び後述の画像加工部208へ、原稿のサイズ情報と一緒に送出する。
原稿複写範囲検出部202は、画像読み取り部201から送られてきたライン毎の画素データと原稿サイズ情報から、用紙端余白部257の画素データと原稿複写範囲252内の画素データとを分離し、抽出した用紙端余白257の画素データのみをマーカー線検出部203に送出する。従って、原稿複写範囲252を含まないY座標の領域W1及びW3にある各ラインの画素データは、X座標の全領域の画素データが送出されるが、原稿複写範囲252を含むY座標の領域W2にある各ラインでは、原稿複写範囲252に相当するX座標のデータが省かれ、2つ用紙端余白部に相当する画素データのみが送出される。
マーカー線検出部203は、送られてきた用紙端余白画素データの分析処理を行って、原稿複写範囲252を含まないY座標の領域W1及びW3にあるラインの画素データから、この領域に形成されるX座標マーカー線221の有無を判断する。X座標マーカー線221の構成は実施の形態1で説明した連続線71(図2)と同じであるため、X座標マーカー線221の分析処理自体は実施の形態1で詳細に説明した連続線検出部102の分析処理と同じ方法が適用可能である。
即ち、マーカー線検出部203では、ライン毎に、各画素の画素値がマーカー線として予め規定されている特定色成分相当の値か否かを判定し、特定色成分相当であると判断され画素のX座標値を一時保存する。1ライン分の画素値の分析が終了した段階で、一時保存されていたX座標値xのうち連続するものがあった場合、その始点座標値xa及び終点座標値xbと、該当ラインのY座標値yを1組のデータ対としてメモリに保存する。
以上の処理をY座標の領域W1及びW3の全ラインについて実行した後、メモリに保存された各データ対から、X座標の始点座標値xaと終点座標値xbが一致するデータ対であって、かつY座標値yがya〜(ya+n)までnだけ連続するデータ対が存在するか否かを判断する。即ち、ここでは、線の色がマーカー線として予め設定した特定色であって、Y座標の位置座標値yaからライン数n分の線幅を有し、更にその長さが始点座標値xa〜終点座標値xbまでの長さを有するX座標マーカー線221の存在が判定される。ここでマーカー線の線幅に相当するn(y方向の連続性しきい値)、及び連続線の特定色は、後述する判断条件入力部204から設定されるものを使う。
マーカー線検出部203は、以上のようにして検出したX座標マーカー線221のマーカー線情報として、Y座標の位置座標値ya、X座標の始点座標値xa及び終点座標xbの3つの座標値情報を抽出ブロック生成部206及び処理モード切替え部205に送出し、その後、次の読み取り原稿260のX座標マーカー線検出に備え、すでにメモリに保存しているマーカー線に関する保存情報を消去する。もし、X座標マーカー線221が検出されなかった場合、Y座標の領域W1及びW3にあるラインにはX座標マーカー線221がないことを、処理モード切替え部205に通知する。
判断条件入力部204は、マーカー線検出条件を設定するため、設定項目を表示し、ユーザが選択した内容を入力するインターフェースを有する設定画面をスキャナLCDなどの表示デバイスに表示すると共に、適宜ユーザによる特定条件値の入力手段を提供する。図9に、判断条件入力部204による表示画面例を示す。ここで示す例は、マーカー線と判断するための線幅(太さ)、及び連続線と判断するための特定色を指定するためのユーザインターフェース例であり、ユーザによって、マーカー線221、222の線幅の連続性しきい値N(mm)を任意に指定/変更し、更にマーカー線221、222の特定色を選択することができる。
抽出ブロック生成部206は、マーカー線検出部203から送られたX座標マーカー線221のマーカー線情報、即ち位置座標値ya、始点座標値xa及び終点座標xbの3つの座標値情報を得て、抽出ブロック256の始点座標値256a及び終点座標256bの各X座標xm(=xa)及びxn(=xb)を認識すると共に、原稿複写範囲検出部202から送出される用紙端余白画素データを入信して、原稿複写範囲252を含むY座標の領域W2にあるラインの画素データから、この領域に形成されるY座標マーカー線222の有無を判断する。
Y座標マーカー線222の検出は、先にX座標の画素並びからX座標マーカー線221を検出したのと同じ検出条件、方法をY座標方向の画素並びに適用することでなされる。従ってY座標マーカー線222の線幅もX座標マーカー線221と同じn(pix)である場合に検出されるため、Y座標マーカー線222もX座標マーカー線221と同じ線幅で描く必要がある。
抽出ブロック生成部206は、Y座標マーカー線222の始点座標値ya及び終点座標ybを検出すると、抽出ブロック256の始点座標値256a及び終点座標256bの各Y座標ym(=ya)及びyn(=yb)を認識し、得られた抽出ブロック256の位置・範囲情報(X−Y座標値情報)、即ち抽出ブロック256の、始点256aの座標(xm、ym)及び終点256bの座標(xn、yn)、抽出条件設定部207で設定された抽出カラー指定及び抽出モード情報を、画像加工部208に送出する。
抽出条件設定部207は、各種抽出条件を設定するため、設定項目を表示し、ユーザが選択した内容を入力するインターフェースを有する設定画面をスキャナLEDなどの表示デバイスに表示すると共に、適宜ユーザによる特定条件値の入力手段を提供する。図10に抽出条件設定部207による表示画面例を示す。
ここでは、印刷時に該当抽出範囲のみ残す「切り出し」モードとするか或いは該当抽出範囲のみ消去する「マスク」モードとするかの抽出モード、及び抽出範囲内の情報をカラーで取得するかモノクロで取得するかの抽出カラーが、ユーザによって任意に指定/変更できる。本ユーザインターフェースによる各種抽出条件の入力タイミングは、該当原稿のスキャン開始前に適宜表示し設定するものである。
処理モード切替え部205は、マーカー線検出部203より送られたマーカー線221のマーカー線情報を内部メモリに保存し、初めてマーカー線221の検出が通知されたとき、抽出ブロック生成部206に対して、上記した抽出処理開始を指示する。これにより、抽出ブロック生成部206は、マーカー線221が検出された後に、抽出処理を始めることができるため、抽出ブロック生成部206の不必要な信号処理動作が行われるのを防ぎ、結果として全体の信号処理速度をアップすることができる。
画像加工部208は、抽出ブロック生成部206から得られた抽出ブロック256の位置・範囲情報(X−Y座標値情報)、抽出モード、抽出カラー指定情報をもとに画像読み取り部201から伝送されたカラーデジタル画像データから必要な部分の画像データのみを切出す。
抽出モードが「切り出し」モードであった場合、抽出ブロック256の範囲内の画像データのみを、プリンタ208へ出力するデータを一時保存する出力ページメモリに書き出す。このとき抽出カラー指定がモノクロであった場合、更に抽出画像中のグレー成分(RGBデータの場合、例えば、R=G=Bがグレー成分として検出可能)のみを選択的に抽出する。一方、抽出モードが「マスク」であった場合、抽出ブロック256の範囲内の画像データを消去して出力ページメモリに書き出す。このとき抽出カラー指定がモノクロであった場合、更に抽出画像中のグレー成分のみを出力ページメモリに残す。
以上のようにして、1頁分の全ての画像データに対して上記の画像抽出処理を行った後、得られた画像データをプリンタ210に送出する。プリンタ210は、伝送された画像データを別途印刷設定として適宜指定された印刷条件に従って所定の印刷用紙へ印刷する。
図11は、この時画像加工部208で出力ページメモリに書き出され、プリンタ210によって印刷される印刷画像例を示す。同図(a)は、画像読み取り装置2が読み取る読み取り原稿260の画像であり、この原稿に図8で説明した各マーカー線221,222で抽出ブロック256を指定し、抽出モードを「切り出し」モードとして画像抽出し、印刷したときの印刷画像を同図(b)に示し、抽出モードを「マスク」モードとして画像抽出し、印刷した時の印刷画像を同図(c)に示す。
尚、本実施の形態では、図8に示すように、抽出ブロック256を1つ設定する例を示したが、これに限定されるものではなく、X座標マーカー線221、Y座標マーカー線22で指定する領域を適宜設定することによって、複数設定できることは勿論である。また本実施の形態では、読み取り基準位置250に近い側の用紙端余白257にX座標マーカー線221、Y座標マーカー線222を設けた例を示したが、図8にX座標マーカー線223、Y座標マーカー線224として示すように、マーカー線を読み取り基準位置250から遠い側の用紙端余白257に設けることも可能である。
以上のように、本実施の形態の読み取り装置によれば、読み込み原稿の読み取り範囲を閉ループでマーキングすることなく、直線状のマーキング線をマーキングするだけで、読み込み範囲を指定できるため、マーキング作業が単純となり、特に多くの原稿を処理したい場合などには作業効率を向上することが可能となる。更にマーキング線を原稿複写範囲外に描くことができるため、読み取り原稿の原稿複写範囲内の画像状態がマーキングにより劣化するのを防止できる。
前記した各実施の形態では、画像読み取り装置として記載したが、画像読み取り装置と出力装置を組合せた印刷システム、ファクシミリやデータ出力装置との組合せにも適用可能である。
1 画像読み取り装置、 2 画像読み取り装置、 50 読み取り基準位置、 55 連続線、 56 抽出ブロック、 60 読み取り原稿、 65 補助線、 71 始点、 72 終点、 100 スキャナ、 101 画像読み取り部、 102 連続線検出部、 103 補助線判断部、 104 判断条件入力部、 105 抽出ブロック生成部、 106 抽出条件設定部、 107 画像加工部、 110 プリンタ、 200 スキャナ、 201 画像読み取り部、 202 原稿複写範囲検出部、 203 マーカー線検出部、 204 判断条件入力部、 205 処理モード切換え部、 206 抽出ブロック生成部、 207 抽出条件設定部、 208 画像加工部、 210 プリンタ、 221、222 マーカー線、 250 読み取り基準位置、 252 原稿複写範囲、 256 抽出ブロック、 256a 始点、 256b 終点、 257 用紙端余白、 260 読み取り原稿。

Claims (14)

  1. 読み取り原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り装置において、
    前記読み取り原稿の画像形成面の所定の矩形領域の画像を読み込んで、読み込んだ画像の画像データを送信する画像データ送信部と、
    前記画像データから、前記矩形領域の一方向に延在する連続線を検出する連続線検出部と、
    前記連続線に隣接し、前記連続線の長さと該連続線に直交する方向の抽出幅によって定まる矩形状の抽出ブロックを生成する抽出ブロック生成部と、
    前記画像データから前記抽出ブロックの範囲内の画像を抽出して前記画像データを加工処理し、印刷するための印刷データを生成する画像加工部と
    を有することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. ユーザによって、前記連続線検出部が検出する連続線の幅及び/又は色を定めるための判定条件入力部を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記連続線の端部から該連続線に直交する方向に延在する補助線を検出する補助線判断部を有し、該補助線判断部が検出した前記補助線の長さを前記抽出幅とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  4. ユーザによって、前記抽出幅を定めるための抽出条件設定部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  5. ユーザによって前記抽出幅を定めるための数値を入力する入力部と、前記補助線判断部で検出する補助線の長さを前記抽出ブロックの前記抽出幅とするか、前記入力部に入力する数値を前記抽出ブロックの前記抽出幅とするかを選択する選択部とを有する抽出条件設定部を備えたことを特徴とする請求項3記載の画像読み取り装置。
  6. 文字サイズ認識処理部を備え、前記抽出幅を前記連続線に隣接する一行の文字が含まれる幅に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の画像読み取り装置。
  7. 前記抽出条件設定部は、前記抽出ブロック内の画像データを前記印刷データとするか、前記抽出ブロック以外の画像データを前記印刷データとするかを選択する抽出モード選択部を有することを特徴とする請求項4又は5記載の画像読み取り装置。
  8. 前記抽出条件設定部は、前記抽出ブロックの画像データをカラーで処理するか、モノクロで処理するかを選択する色選択部を有することを特徴とする請求項4,5,7の何れか一項に記載の画像読み取り装置。
  9. 読み取り原稿に記録された画像を読み取る画像読み取り装置において、
    前記読み取り原稿の画像形成面の所定の矩形領域の画像を読み込んで、読み込んだ画像の画像データを送信する画像データ送信部と、
    前記所定の矩形領域内で、用紙端余白領域と該用紙端余白領域に囲まれた原稿複写領域とを区別し、前記画像データから、前記用紙端余白領域の画像データを分離して送信する原稿複写範囲検出部と、
    前記用紙端余白領域の画像データから、前記矩形領域の一方向に延在する第1のマーカー線を検出するマーカー線検出部と、
    前記用紙端余白領域の画像データから、前記第1のマーカー線と直交する方向に延在する第2のマーカー線を検出し、前記第1のマーカー線によって定まる、前記第1のマーカー線と平行な座標軸の領域と、前記第2のマーカー線によって定まる、前記第2のマーカー線と平行な座標軸の領域とが交差する領域に相当する抽出ブロックを生成する抽出ブロック生成部と、
    前記画像データから前記抽出ブロックの範囲内の画像を抽出して前記画像データを加工処理し、印刷するための印刷データを生成する画像加工部と
    を有することを特徴とする画像読み取り装置。
  10. 前記マーカー線検出部によって前記第1のマーカー線が検出されたとき、前記抽出ブロック生成部による抽出ブロックの生成を指示する処理モード切換え部を備えたことを特徴とする請求項9記載の画像読み取り装置。
  11. ユーザによって、前記マーカー線検出部が検出する前記第1のマーカー線の幅及び/又は色を定めるための判定条件入力部を備えたことを特徴とする請求項9又は10記載の画像読み取り装置。
  12. 前記抽出ブロックの画像データをカラーで処理するか、モノクロで処理するかを選択する色選択部を有する抽出条件設定部を備えたことを特徴とする9乃至11の何れか一項に記載の画像読み取り装置。
  13. 前記抽出条件設定部は、前記抽出ブロック内の画像データを前記印刷データとするか、前記抽出ブロック以外の画像データを前記印刷データとするかを選択する抽出モード選択部を有することを特徴とする請求項12記載の画像読み取り装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか一項に記載の画像読み取り装置と、前記加工部で生成された印刷データを記録媒体に印刷するプリンタとを有する印刷システム。
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DE102012017748A1 (de) 2011-09-21 2013-03-21 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Dichtungsanordnung für eine elektronische Steuerungsvorrichtung

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