JP2011204151A - 車車間通信方法および車車間通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な地図データベースを搭載したりすることなく、車車間通信を用いて、直接には通信できない車両を含む自車の周囲の各車両の相対的な位置関係を、自車だけでなく周囲の他の車両も極力正確に把握できるようにする。
【解決手段】車両検知部5およびレーザレーダ6、車載カメラ7により周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を精度よく形成し、形成した位置情報および車車間通信によって車車間受信機9が受信した位置情報を、車車間送信機13から送信して車車間通信により周囲の他の車両に渡し、各車両の外界検出手段により形成した精度の高い位置情報を自車および周囲の他の車両によって共有し、共有した位置情報に基づいて周囲の各車両の相対的な位置関係を把握する。
【選択図】図1
【解決手段】車両検知部5およびレーザレーダ6、車載カメラ7により周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を精度よく形成し、形成した位置情報および車車間通信によって車車間受信機9が受信した位置情報を、車車間送信機13から送信して車車間通信により周囲の他の車両に渡し、各車両の外界検出手段により形成した精度の高い位置情報を自車および周囲の他の車両によって共有し、共有した位置情報に基づいて周囲の各車両の相対的な位置関係を把握する。
【選択図】図1
Description
この発明は、各車両が相互に位置情報をやり取りする車車間通信方法および車車間通信装置に関する。
従来、車両の性能・仕様・装備は様々であり、車車間通信機能を備えた車両の場合も、GPS(Global Positioning System)の受信機を搭載しているものや、さらには、外界を検出するレーダ(レーザレーダ、ミリ波レーダ等)や車載カメラを搭載しているものもある。
そして、車車間通信により、GPSの測位情報を用いて得た自車の位置情報を車車間通信で互いにやり取りし、自車のGSPの位置情報と受信したGSPの位置情報とによって周囲の車両との相対的な位置関係(車間距離等)を把握すると、GPSの測位状況によっては位置情報の誤差が数m〜10数m以上となるため、接近する車両との相対的な位置関係を正確に把握することはできない。
図4は見通しの悪いT字路の交差点での車車間通信の例を示し、図中のAは例えば南北の道路100から交差点200に進む車両であり、B、C、Dは東西の道路101を東から交差点200に進む一群の車両であり、車両Bが先頭車両、車両Dがつぎの車両、車両Cが最後尾の車両である。
そして、車両Aに注目すると、従来は、車車間通信により、他の車両B〜Dが送信したそれぞれの位置情報を別々に受信して収集し、自車(車両A)の位置情報と受信した各車両B〜Dの位置情報とに基づいて車両B〜Dそれぞれとの車間距離を求め、交差点200に接近する車両B〜Dとの相対的な位置関係を把握している。
このとき、車車間通信でやり取りする位置情報が位置精度の悪いGPSの位置情報であれば、自車(車両A)と車両B〜Dそれぞれとの車間距離の誤差が大きく、交差点200に接近して自車に近づく車両B〜Dとの相対的な位置関係の把握に誤りが生じる。
図5は上記の位置関係の把握の誤りの例を示し、この例の場合、交差点200に近いほうから車両B、車両D、車両Cの順であって、車両B、Cは右寄り、車両Dは左寄りに走行しているが、車間距離の誤差が大きく、誤って、車両D、車両B、車両Cの順であって、車両D、Cは右寄り、車両Sは左寄りに走行していると把握する。
そして、このような誤りが生じると、衝突可能性の判断等の走行支援に支障が生じる。
また、図4の車両Dについては、路側の建物等によって車車間通信の電波が車両Aに届きにくくなり、場合によっては車両Aと位置情報のやり取りができない事態も発生し、このような場合には、車両Aは車両Dの存在すら把握できない。
そして、車両B〜Dについても、周囲の車両との相対的な位置関係の把握に誤りが生じると、車両Aの場合と同様の問題が発生する。
そこで、交差点の情報を受信し、受信した交差点の位置を地図データベースを参照して特定し、交差点の位置を基準にして自車の位置情報を精度よく形成することが提案されている(例えば、特許文献1(段落[0027]−[0070]、図1〜図6等)参照)。
車車間通信を行なう各車両が特許文献1に記載のようにして自車の位置情報の精度を高めると、前記した位置関係の把握の誤りを防止できる。しかしながら、交差点の情報を受信し、受信した交差点の位置を地図データベースを参照して特定するため、交差点の位置情報を有する特殊な地図データベースを用意しなければならず、車両にそのような特殊な地図データベースを搭載することはコスト等の面から困難であり、実用的でない。
本発明は、自律センサとしてのレーダや車載カメラ等の外界検出手段を搭載する車両の場合、レーダの測距データや車載カメラの前方の撮影画像データ等から得られる車間距離の精度は高く、周囲の車両の相対的な位置関係を正確に把握することが可能であることに着目してなされたものであり、特殊な地図データベースを搭載したりすることなく、車車間通信を用いて、直接には通信できない車両を含む自車の周囲の各車両の相対的な位置関係を、自車だけでなく周囲の他の車両も極力正確に把握できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車車間通信方法は、各車両が相互に位置情報を通信する車車間通信方法であって、各車両は、外界検出手段により周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を形成し、前記外界検出手段により形成した位置情報および受信した位置情報を送信して車両間で共有することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明の車車間通信装置は、周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を形成する外界検出手段と、前記外界検出手段が形成した他の車両の位置情報および受信した自車の位置情報を車車間通信により送信する通信手段とを備え、前記外界検出手段が形成した位置情報および前記通信手段が受信した位置情報に基づいて周囲の他の車両との位置関係の位置情報を認識し、認識した位置情報を車両間で共有することを特徴としている(請求項2)。
請求項1、2の発明の場合、外界検出手段により周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を精度よく形成できる。さらに、外界検出手段により形成した位置情報および車車間通信によって受信した位置情報を、車車間通信によって周囲の他の車両に渡すことができる。その結果、自車および周囲の他の車両は、外界検出手段が形成した位置情報および通信手段が受信した自車の位置情報に基づいて周囲の他の車両との位置関係の位置情報を高い精度で認識して共有することができる。
そのため、例えば新たな車両が現われた場合、この新たな車両は各車両から別々に精度の低い位置情報を受信するのではなく、各車両が共有している精度の高い位置関係の位置情報を一括して受信することができるので、誤った位置関係で各車両を認識してしまうことを防止できる。また、自車および周囲の他の車両は、外界検出手段では検出できない周囲の他の車両についても、周囲の他の車両との位置関係の位置情報を認識し、認識した位置情報を車両間で共有することができ、車車間通信で受信した位置情報から相対的な位置関係を正確に把握できる。また、外界検出手段を搭載していない周囲の他の車両も、外界検出手段の高い精度の位置情報に基づいて、周囲の他の車両の相対的な位置関係を極力正確に把握できる。
したがって、特殊な地図データベースを搭載したりすることなく、車車間通信を用いて、直接には通信できない車両を含む自車の周囲の各車両の相対的な位置関係を、自車だけでなく周囲の他の車両も極力正確に把握できる。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、一実施形態について、図1〜図3を参照して詳述する。
図1は車両1が搭載する車車間通信装置の構成を示し、2は自車情報管理部であり、例えばGPS受信部3により受信した自車位置のGPSの測位情報および、CAN(Controller Area Network)通信部4により受信した速度センサ、舵角センサ、ヨーレートセンサ等の自車内の走行に関連する各種自律センサの検出情報を収集し、それらを自車の車両情報として管理する。
5は車両検知部であり、自車前方を探査するレーザレーダ6および自車前方を撮影する単眼CCDカメラ構成の車載カメラ7とともに本発明の外界検出手段を形成し、レーザレーダ6の測距データおよび車載カメラ7の撮影データに基づく周知のセンサフュージョンの処理により、自車前方の一または複数の他の車両を検知して他の各車両の車間距離や車速、進行方向を含む相対的な位置情報を精度よく形成する。
8はフラッシュメモリ等の書き換え自在の固体情報記憶素子あるいはHDDにより形成された検知車両データ記憶部であり、車両検知部8が管理する最新の一定時間分の周囲の他の各車両の相対的な位置情報を検出位置情報として書き換え自在に記憶する。
9は本発明の車車間通信手段の受信機(車車間受信機)であり、同様の車車間通信手段を備えた送受信可能距離内の他の車両の送信機からの車車間通信の情報を受信する。
10は検知車両データ記憶部8と同様の構成の受信他車データ記憶部であり、受信機9が受信した他の車両からの車間距離や車速、進行方向を含む相対的な位置情報を受信位置情報として書き換え自在に記憶する。
11は車両確認部であり、検知車両データ記憶部8の各検出位置情報および受信他車データ記憶部10の各受信位置情報が入力され、それらの位置情報から、後述するようにして、自車の前、後の各方向から接近する他の各車両の相対的な位置関係を極力正確に把握して確認する。
12は送信制御部であり、自車情報管理部2の自車の車両情報および、車両確認部11を介した検知車両データ記憶部5の各検出位置情報、受信他車データ記憶部10の各受信位置情報(それらの情報に基づく後述の車両認識部の認識した位置情報を含む)に、自車に設定された識別情報(ID)を付した送信情報を本発明の車車間通信手段の送信機(車車間送信機)13に送り、送信機13から所定の電波で送信する。
14は位置情報出力部であり、自車情報管理部2の自車の車両情報および、車両確認部11が確認した周囲の他の各車両の位置情報を車両1内の図示省略した衝突防止支援処理部等に出力する。
つぎに、車両間の位置情報のやり取りおよび、車両確認部11による自車の周囲の他の各車両の相対的な位置情報の確認について説明する。
図2は図4と同じ見通しの悪いT字路の走行状況を模式的に示し、説明を簡単にするため、車両A〜Dはいずれも図1の構成であって外界検出手段を備えているものとする。
この場合、東西の道路101を東から交差点200に進む車両B〜Dの一群において、最も後ろの車両Cは、その前の車両B、Dとの車間距離Lcb、Lcdや車両B、Dの車速、進行方向等を、自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出し、車間距離Lcb、Lcd等の情報に車両Cの固有の識別情報(ID)を付して形成した位置情報を送信機13から送信する。
車両Dは、同様にして、その前の車両Bとの車間距離Ldbや車両Bの車速、進行方向等を検出し、車間距離Ldbの検出位置情報を形成する。また、受信機9により車両Cが送信した車間距離Lcb、Lcdの受信位置情報を受信する。そして、車間距離Lcb、Lcd、Ldbの情報に固有の識別情報を付して形成した位置情報を自車の送信機13から送信する。
車両Bは、車両Aを自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出する前は、車両Cが送信した車間距離Lcb、Lcdの位置情報および車両Dが送信した車間距離Lcb、Lcd、Ldbを受信し、受信した車間距離Lcb、Lcd、Ldbの受信位置情報に固有の識別情報を付して形成した位置情報を自車の送信機13から送信する。
そして、車両B〜Dは車車間通信可能な距離範囲内の一群として走行しているので、車車間通信の送受信を繰り返すことにより、結局、車両B〜Dはそれぞれの受信機9により、他の車両(車両Bについては車両C,D、車両Cについては車両B、D、車両Dについては車両B、C)が送信した車間距離Lcb、Lcd、Ldbの受信位置情報を得て車間距離Lcb、Lcd、Ldbの位置情報を共有する。
この状態で車両Bが交差点200に接近し、車両Bが車両Aを自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出すると、同時に、車両Aも車両Bを自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出する。
そして、車両Bは、自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから車両Aの車間距離Lbaを検出して車間距離Lbaの検出位置情報を形成し、車間距離Lba(=Lab)、Lcb、Lcd、Ldbの位置情報を得、自車の送信機13から、車間距離Lbaの検出位置情報も加えて送信する。また、車両Aも、自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから車両Bの車間距離Lab(=Lba)を検出して車間距離Labの検出位置情報を形成し、自車の送信機13から車間距離Labの検出位置情報を送信する。
このとき、車両C、Dと車両Aとが車車間通信可能な距離まで接近していないとすると、車両C,Dは、車両Bが送信した車間距離Lbaの検出位置情報を加えた送信情報を受信することにより、車両A〜Dが自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データにより実測して検出した車間距離Lba(=Lab)、Lcb、Lcd、Ldbの位置情報を共有する。車両Aも車両Bの送信情報を受信することにより、車間距離Lab(=Lba)、Lcb、Lcd、Ldbの位置情報を共有する。
さらに、車両C、Dと車両Aとが車車間通信可能な距離まで接近すると、車両Bが送信した情報は他の車両A、C、Dが受信し、他の車両A、C、Dが送信した情報についても同様であり、車車間通信可能な範囲の各車両A〜Dは、車両A〜Dが自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データにより実測して検出した車間距離Lba(=Lab)、Ldb、Lcb、Lcdの位置情報を等しく共有する。
ここで、車両A〜Dの車両認識部11は、自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出できる他の車両については、受信位置情報と検出位置情報の車間距離や進行方向等のマッチングから車両を特定(同定)して相対的な位置関係を正確に把握して確認し、自車のレーザレーダ6の測距データ、撮影カメラ7の撮影データから検出できない他の車両についても、車間距離Lba(=Lab)、Ldb、Lcb、Lcdの受信位置情報および車速、進行方向等から相対的な位置関係を正確に把握して確認する。具体的には、車両Aの車両認識部11は、検出した車間距離Labの位置情報から車両Bの相対的な位置関係を把握し、検出した車間距離Labの位置情報と受信した車間距離Ldbの位置情報とから車両Dの相対的な位置関係を把握し、車間距離Lab、Lcbの位置情報または車間距離Lab、Ldb、Lcdの位置情報から車両Cの相対的な位置関係を把握する。車両B〜Dの車両認識部11も同様にして周囲の他の車両の相対的な位置関係を把握する。この場合、路側の建物等によって車車間通信の電波が車両Aに届きにくく、場合によっては車両Aと位置情報のやり取りができなくなる車両Dも、車両B、Cからの受信位置情報に基づき、車両Aを含む周囲の他の車両の相対的な位置関係を把握することができる。
そして、自車情報管理部2、車両検知部5、車両確認部10、送信制御部11、位置情報出力部13は、マイクロコンピュータのソフトウェア処理によって形成される。
図3は上記車車間通信装置の車車間通信方法の処理手順を示し、レーザレーダ6の測距データ、車載カメラ7の撮影データから車両検知部5が新たな車両を前方に検知したり、受信機9が車車間通信の情報電波を受信すると、ステップS1をYESで通過してステップS2に移行する。
そして、レーザレーダ6の測距データ、車載カメラ7の撮影データから車両検知部5が新たな車両を前方に検知したときは、ステップS2をYESで通過し、車両検知部8により当該車両の位置情報を検出他車両位置情報として検知車両データ記憶部8に追加記憶する(ステップS3)。また、受信機9が車車間通信の情報電波を受信したときは、ステップS2のNOまたはステップS3からステップS4に移行し、ステップS4をYESで通過して受信した他の車両からの受信自車位置情報を受信他車データに書き換え自在に記憶する(ステップS5)。
ステップS3、S5で情報を記憶した後、または、ステップS4をNOで通過した後、ステップS6に移行し、車両認識部11により、検知車両データ記憶部5の各検出位置情報、受信他車データ記憶部10の各受信位置情報に基づき、前記したようにして自車の前、後の各方向から接近する他の各車両の相対的な位置関係を正確に把握して確認する。
さらに、ステップS6からステップS7に移行し、送信制御部12の制御により、自車情報管理部2の自車の車両情報および、検知車両データ記憶部5の各検出位置情報、受信他車データ記憶部10の各受信位置情報に、自車に設定された識別情報(ID)を付した送信情報を、送信機13から送信し、ステップS1に戻る。なお、送信機13から送信する検知車両データ記憶部5の各検出位置情報、受信他車データ記憶部10の各受信位置情報は、詳しくは、それらの位置情報に基づいて車両認識部11が周囲の他の車両との位置関係の位置情報を認識し、認識した位置情報である。
ところで、ステップS1において、車両検知部5が新たな車両を前方に検知したり、受信機9が車車間通信の情報電波を受信するまでは、ステップS1をNOで通過してステップS7に移行し、送信機13からの情報の送信を繰り返す。
したがって、前記実施形態の場合、車両1は、レーザレーダ6、車載カメラ7および車両検知部5が形成する外界検出手段により周囲の他の車両を検出して他の車両の相対的な位置情報を精度よく形成することができる。さらに、外界検出手段により形成した位置情報および、車車間通信の受信機9によって受信した位置情報を、車車間通信の送信機13にから送信して周囲の他の車両に渡すことができ、それらの位置情報に基づいて周囲の他の車両との位置関係の位置情報を認識し、認識した位置情報を車両間で共有することができる。そのため、例えば図2の走行状況において、車両Bの手前に新たな車両Aが現われた場合、新たな車両Aが現われた場合、この新たな車両Aは、他の各車両B〜Dから別々に精度の低い位置情報を受信するのではなく、各車両B〜Dが共有している精度の高いお互いの位置関係の位置情報(車群の位置関係)を一括して受信することができるので、誤った位置関係で各車両B〜Dを認識してしまうことを防止できる。また、車車間通信する車両1およびその周囲の車両は、自車および周囲の各車両の精度の高い情報を、車車間通信で直接得ることができないときにも共有することができ、他の車両の外界検出手段により形成された精度の高い位置情報を用いて、特殊な地図データベースを搭載することなく、しかも、通信できない車両についても、周囲の他の車両の相対的な位置関係を極力正確に把握でき、位置情報出力部14の周囲の他の各車両の精度の高い位置情報に基づいて衝突防止支援等を行なうことができる。
また、例えば図2の車両Dが、車両検知部5、レーザレーダ6、車載カメラ7の外界検知手段を備えていない場合、車両A〜Dのいずれも車間距離Ldbの位置情報は得られないが、車両Dは車車間通信によって、他の車両A〜Cと同じ車間距離Lba(=Lab)、Lcb、Lcdの位置情報を等しく共有することができ、自車に接近する車両の相対的な位置関係を極力正確に把握できる。他の車両A〜Cが、車両検知部5、レーザレーダ6、車載カメラ7の外界検知手段を備えていない場合も同様である。
そして、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、外界検出手段は、レーザレーダ6、車載カメラ7のいずれか一方を備えていてもよく、それ以外の自律センサを備えていてもよい。また、共有する位置情報は、車両だけでなく種々の交通インフラの設備や施設で利用することも可能である。
つぎに、図1の各部の構成は前記実施形態の構成に限るものではないのは勿論である。
そして、本発明は、衝突防止支援等を行なう種々の車両の車車間通信に適用することができる。
1、A〜D 車両
5 車両検知部
6 レーザレーダ
7 車載カメラ
8 検知車両データ記憶部
9 車車間受信機
10 受信他車データ記憶部
13 車車間送信機
5 車両検知部
6 レーザレーダ
7 車載カメラ
8 検知車両データ記憶部
9 車車間受信機
10 受信他車データ記憶部
13 車車間送信機
Claims (2)
- 各車両が相互に位置情報を通信する車車間通信方法であって、
各車両は、外界検出手段により周囲の他の車両を検出して位置情報を形成し、前記外界検出手段により形成した位置情報および受信した位置情報を送信して車両間で共有することを特徴とする車車間通信方法。 - 周囲の他の車両を検出して位置情報を形成する外界検出手段と、
前記外界検出手段が形成した位置情報および受信した位置情報を車車間通信により送信する通信手段とを備え、
前記外界検出手段が形成した位置情報および前記通信手段が受信した位置情報に基づいて周囲の他の車両との位置関係の位置情報を認識し、認識した位置情報を車両間で共有することを特徴とする車車間通信装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130604 |